JP3073714B2 - スクリーン装置 - Google Patents

スクリーン装置

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JP3073714B2
JP3073714B2 JP09294375A JP29437597A JP3073714B2 JP 3073714 B2 JP3073714 B2 JP 3073714B2 JP 09294375 A JP09294375 A JP 09294375A JP 29437597 A JP29437597 A JP 29437597A JP 3073714 B2 JP3073714 B2 JP 3073714B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスクリーン装置に係
り、たとえば、火災時に煙りの拡散と延焼を防止するも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスクリーン装置として
は、たとえば、火災時に煙りの拡散と延焼を防止する耐
火スクリーン装置がある。この耐火スクリーン装置は、
たとえば、図5に示すように、両側部に相対して固定さ
れ互いに対向して挿入口aを上下方向に形成したガイド
レールbと、この両側部のガイドレールbの挿入口aに
幅方向の両側端部を挿入して巻取軸cにて昇降自在に設
けられ前記両側部のガイドレールb間を遮蔽する一枚仕
立ての耐火シートdと、この耐火シートdの下端部に取
り付けられこの耐火シートdにて前記両側部のガイドレ
ールb間を遮蔽する際にこの両側部のガイドレールb間
の床面に着床する重錘体eと、を具備した構成が採られ
ている
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記図5に示す耐火ス
クリーン装置では、一枚仕立ての耐火シートdにて両側
部のガイドレールb間を遮蔽した状態でこの耐火シート
dが火災時の熱風等の風圧を受けることがない場合は、
図6に示すように耐火シートdが撓むことなくこの耐火
シートdにて両側部のガイドレールb間を遮蔽し続ける
ことができる。
【0004】しかし、この耐火シートdが火災時の熱風
等の風圧を受けた場合は、図7に示すようにその風圧は
耐火シートdの中心部に集中し、この耐火シートdは中
心部が最大の撓み量となって大きく撓むとともに、この
耐火シートdの両側端部の中間部が両側部のガイドレー
ルbの挿入口aから抜け出し、この耐火シートdの両側
端部の中間部と両側部のガイドレールbとの間がそれぞ
れ開口され、この両側端部の開口部fから熱風等が流出
することがある、という問題がある。
【0005】そこで、両側部のガイドレールbの呑み込
み代を大きく形成して耐火シートdの両側端部を深く挿
入できるようにしたり、両側部のガイドレールbに耐火
シートdの両側端部を抜止めする抜止め機構を設ける必
要があったが、これらの構成では両側部のガイドレール
bの形態が大型化し、その構成も複雑になり、全体的に
コストアップになり易い、という問題がある。
【0006】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たもので、被遮蔽部を遮蔽するシート体を、幅方向の側
端部を重ね代として互いに重ね合わせて並設した複数枚
の帯状シートにて形成し、熱風等の風圧を受けた際は隣
接する帯状シートが撓みながら互いに重ね合わせた重ね
代がスライドして風圧を吸収し合い、シート体の両側端
部が両側部のガイドレールの挿入口から抜け出すことを
防止でき、したがって、ガイドレールを特殊な構成にす
ることなくシート体にて気密性の高いスクリーン装置を
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のスクリー
ン装置は、被遮蔽部の両側部に相対して固定され互いに
対向して挿入口を上下方向に形成したガイドレールと、
この両側部のガイドレールの挿入口に幅方向の両側端部
を挿入して上下方向に沿って昇降自在に設けられ前記被
遮蔽部を遮蔽するシート体と、このシート体にて前記被
遮蔽部を遮蔽する際にこの被遮蔽部の床面に着床する重
錘体とを具備し、前記シート体は、前記被遮蔽部を遮蔽
する状態に幅方向に沿って並設して昇降自在に設けられ
た複数枚の帯状シートにて形成され、これら複数枚の帯
状シートは、前記被遮蔽部の中間部に位置する中間部の
帯状シートを有し、該中間部の帯状シートは、この中間
部の帯状シートに隣接する右側の帯状シートおよびこの
中間部の帯状シートに隣接する左側の帯状シートに対し
て同方向からそれぞれ隣接する帯状シートの幅方向の側
端部を撓んだ際にも互いに重なった状態を維持する幅の
重ね代として互いに重ね合わせ、両側部に位置する帯状
シートの両外側端部を挿入縁部として前記両側部のガイ
ドレールの挿入口にそれぞれ挿入し、前記複数枚の帯状
シートの下端部に前記重錘体を取り付けるものである。
【0008】そして、被遮蔽部を遮蔽する場合には、複
数枚の帯状シートをそれぞれ同時に下降されるが、この
際、両側部に位置する帯状シートの両挿入縁部がそれぞ
れ両側部のガイドレールの挿入口に沿って、かつ、重錘
体の重量により複数枚の帯状シートからなるシート体が
スムーズに下降される。
【0009】また、重錘体が被遮蔽部の床面に着床され
ることにより、この複数枚の帯状シートからなるシート
体にて被遮蔽部が遮蔽されるが、この際、複数枚の帯状
シートは隣接する帯状シートの幅方向の側端部の重ね代
が互いに重なった状態を維持され、これら複数枚の帯状
シートからなるシート体にて被遮蔽部が確実に遮蔽され
る。
【0010】また、シート体にて被遮蔽部が遮蔽された
状態で、このシート体が温風、冷風等の風圧を受けた際
は隣接する帯状シートが撓みながら互いに重ね合わせた
重ね代がスライドして風圧を吸収し合いながら隣接する
帯状シートの幅方向の側端部の重ね代が互いに重なった
状態を維持され、シート体の両側端部が両側部のガイド
レールの挿入口から抜け出すことが防止される。
【0011】したがって、重錘体を下端部に取り付けた
シート体にて被遮蔽部が遮蔽された状態で、このシート
体が温風、冷風等の風圧を受けて煽られてもこのシート
体にて被遮蔽部が全面的に確実に遮蔽され、この被遮蔽
部の一方側から他方側に向かって温風、冷風等の気体の
流出が防止される。
【0012】請求項2記載のスクリーン装置は、請求項
1記載のスクリーン装置において、重錘体は、複数枚の
帯状シートの下端部に沿って取り付ける長さで一体に形
成され、その両端部に両側部のガイドレールの挿入口に
挿入した挿入部を有する、ものである。
【0013】そして、重錘体の両端部の挿入部が両側部
のガイドレールの挿入口に挿入されていることにより、
被遮蔽部を遮蔽する場合には、この重錘体にて複数枚の
帯状シートからなるシート体がスムーズに下降される。
【0014】また、シート体及び重錘体にて被遮蔽部が
遮蔽された状態で、このシート体が温風、冷風等の風圧
を受けた際はこの重錘体にて複数枚の帯状シートの下端
部が確実に支持され、これら複数枚の帯状シートの下端
部が煽られて撓んだり分離することはもとより、両側部
に位置する帯状シートの挿入端部の下端部がガイドレー
ルの挿入口から抜け出すことが防止される。
【0015】請求項3記載のスクリーン装置は、請求項
1または2記載のスクリーン装置において、複数枚の帯
状シートは、難燃性耐火シートにてそれぞれ形成され、
重錘体は、難燃性重錘体にて形成され、前記複数枚の難
燃性耐火シートの下端部に前記難燃性重錘体を取り付け
る、ものである。
【0016】そして、被遮蔽部を遮蔽する場合には、複
数枚の難燃性耐火シートをそれぞれ同時に下降される
が、この際、両側部に位置する難燃性耐火シートの両挿
入縁部がそれぞれ両側部のガイドレールの挿入口に沿っ
て、かつ、難燃性重錘体の重量により複数枚の難燃性耐
火シートからなるシート体がスムーズに下降される。
【0017】また、難燃性重錘体が被遮蔽部の床面に着
床されることにより、この複数枚の難燃性耐火シートか
らなるシート体にて被遮蔽部が遮蔽されるが、この際、
複数枚の難燃性耐火シートは隣接する難燃性耐火シート
の幅方向の側端部の重ね代が互いに重なった状態に維持
され、複数枚の難燃性耐火シートからなるシート体にて
被遮蔽部が確実に遮蔽される。
【0018】また、シート体にて被遮蔽部が遮蔽された
状態で、このシート体が火災時の熱風等の風圧を受けた
際は隣接する難燃性耐火シートが撓みながら互いに重な
った状態の重ね代がスライドして熱風等の風圧を吸収し
合いながら隣接する帯状シートの幅方向の側端部の重ね
代が互いに重なった状態を維持され、シート体の両側端
部が両側部のガイドレールの挿入口から抜け出すことが
防止される。
【0019】したがって、難燃性重錘体を下端部に取り
付けたシート体にて被遮蔽部が遮蔽された状態で、この
シート体が熱風等の風圧を受けて煽られてもこのシート
体にて被遮蔽部が全面的に遮蔽され、この被遮蔽部の一
方側から他方側に向かって火災時の熱風等の流出が防止
され、火災時に煙りの拡散と延焼が防止される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0021】1は被遮蔽部2の相対する両側壁部にそれ
ぞれ相対して垂直状に固定された上下方向の左右のガイ
ドレールで、この左右のガイドレール1は互いに対向し
て上下方向の挿入口3を開口して断面略コ字形状に形成
され、この相対する挿入口3は相対して平行状に設けら
れた前後の上下方向の案内片3a,3bにて形成されてい
る。前記被遮蔽部2は出入口、非常口及び通路等の開口
部を意味している。
【0022】また、前記被遮蔽部2の上框体等の上側壁
部4には前記左右のガイドレール1の上端部をそれぞれ
挿入したスクリーンボックス5が固定され、このスクリ
ーンボックス5は下端部に前記左右のガイドレール1の
挿入口3にそれぞれ連通して開口した左右方向の案内口
6が形成されている。
【0023】また、前記スクリーンボックス5内には左
右方向の巻取ドラム7を有する巻取軸8が回転自在に軸
架され、この巻取軸8の一端部にはこの巻取軸8を回転
駆動する回転輪9が固着されている。また、前記スクリ
ーンボックス5内には正逆転可能なモータ10が固定さ
れ、このモータ10の出力軸11には前記回転輪9に対向す
る位置に駆動輪12が固着され、この駆動輪12と前記回転
輪9との間には無端回行体13が回行自在に懸架されてい
る。
【0024】前記モータ10は図示しない制御手段からの
火災信号等の出力信号により作動され、このモータ10の
出力は減速されて前記巻取軸8に伝達されるようになっ
ている。また、前記モータ10は後述する重錘体が前記被
遮蔽部2の床面2aに着床することにより検知される検知
信号を入力した前記制御手段からの停止信号により作動
が停止されるようになっている。
【0025】つぎに、前記巻取ドラム7には前記被遮蔽
部2を遮蔽する上下方向に沿って昇降自在のシート体14
の一端部(上端部)が固着されて巻き付けられ、このシ
ート体14は前記巻取ドラム7の巻き戻しにより前記左右
のガイドレール1の挿入口3に幅方向の両側端部を挿入
した状態で下降され前記被遮蔽部2を遮蔽するようにな
っている。
【0026】前記シート体14は、前記被遮蔽部2を遮蔽
する状態に幅方向に沿って並設して前記巻取ドラム7に
上端部が固着されて巻き付けられる複数枚の帯状シート
15にてそれぞれ形成され、この複数枚の帯状シート15は
帯状の難燃性耐火シート16にてそれぞれ形成されてい
る。
【0027】前記複数枚の難燃性耐火シート16は、前記
被遮蔽部2の中間部に位置する中間部の難燃性耐火シー
ト16a と、この中間部の難燃性耐火シート16a の両側部
にそれぞれ位置してこの中間部の難燃性耐火シート16a
に並設される両側部の難燃性耐火シート16b ,16c と、
を有して構成されている。
【0028】そして、前記中間部の難燃性耐火シート16
a は、その幅方向の両側端部を所定の幅に亘って重ね代
17,18としてそれぞれ形成されている。また、前記両側
部の難燃性耐火シート16b ,16c において、その一方す
なわち右側の難燃性耐火シート16b は、その幅方向の内
側端部を所定の幅に亘って前記中間部の難燃性耐火シー
ト16a の右側の重ね代17と互いに重ね合わせる重ね代19
として形成され、その幅方向の外側端部を所定の幅に亘
って前記右側のガイドレール1の挿入口3に挿入する挿
入縁部20として形成されている。
【0029】また、前記両側部の難燃性耐火シート16b
,16c において、その他方すなわち左側の難燃性耐火
シート16c は、その幅方向の内側端部を所定の幅に亘っ
て前記中間部の難燃性耐火シート16a の左側の重ね代18
と互いに重ね合わせる重ね代21として形成され、その幅
方向の外側端部を所定の幅に亘って前記左側のガイドレ
ール1の挿入口3に挿入する挿入縁部22として形成され
ている。
【0030】しかして、前記中間部の難燃性耐火シート
16a の両側端部の重ね代17,18は、前記右側の難燃性耐
火シート16b の内側端部の重ね代19及び前記左側の難燃
性耐火シート16c の内側端部の重ね代21に対して同方向
からそれぞれ重ね合わされている。そして、この右側の
重ね代17と重ね代19との相互及び左側の重ね代18と重ね
代21との相互は、温風、冷風及び熱風等の気体の風圧を
受けて撓んだ際にもそれぞれ重なった状態を維持する幅
で重ね合わされるようになっている。
【0031】前記中間部の難燃性耐火シート16a 及び両
側部の難燃性耐火シート16b ,16cは、たとえば、ガラ
スクロス、シリカクロス等からなる一枚仕立ての難燃性
布地等にて所定の幅で形成されている。そして、前記シ
ート体14は、前記中間部の難燃性耐火シート16a 及び両
側部の難燃性耐火シート16b ,16c にて全体的に略のれ
ん状に配設されている。
【0032】つぎに、前記右側の重ね代17と重ね代19と
の相互及び左側の重ね代18と重ね代21との相互をそれぞ
れ風圧を受けない通常の常態に重ね合わせた状態で、前
記中間部の難燃性耐火シート16a の下端部及びこの中間
部の難燃性耐火シート16a の両側部の難燃性耐火シート
16b ,16c の下端部に、これらの各下端部に共通の長さ
で一体に形成された1本の左右方向の重錘体23が複数の
ボルト・ナット24にて取り付けられている。この1本の
重錘体23は1本の左右方向の難燃性重錘体25にて形成さ
れ、この難燃性重錘体25の両端部に前記左右のガイドレ
ール1の挿入口3内に上下動自在に挿入された挿入部26
をそれぞれ有している。
【0033】つぎに、前記実施の形態の作用を説明す
る。
【0034】被遮蔽部2を遮蔽する際、たとえば、被遮
蔽部2を遮蔽する火災時に制御手段からの火災信号によ
りモータ10が作動されると、このモータ10からの出力に
より巻取軸8がシート体14すなわち、各難燃性耐火シー
ト16a ,16b ,16c をそれぞれ巻き戻す方向に駆動回転
され、この巻取軸8の巻取ドラム7にて各難燃性耐火シ
ート16a ,16b ,16c が順次巻き戻されるとともに、両
側部の難燃性耐火シート16b ,16c の両挿入縁部20,22
が左右のガイドレール1にそれぞれ案内されて下降さ
れ、かつ、この各難燃性耐火シート16a ,16b ,16c が
これらの下端部に取り付けた共通の難燃性重錘体25の重
量によりスムーズに迅速に下降される。
【0035】この際、各難燃性耐火シート16a ,16b ,
16c は難燃性重錘体25の重量により緊張した状態で下降
されることにより、中間部の難燃性耐火シート16a の両
側端部の重ね代17,18は、右側の難燃性耐火シート16b
の内側端部の重ね代19及び左側の難燃性耐火シート16c
の内側端部の重ね代21に対して同方向からそれぞれ重ね
合わされた状態で下降される。
【0036】また、この際、難燃性重錘体25の両端部の
挿入部26が両側部のガイドレール1の挿入口3に挿入さ
れていることにより、この難燃性重錘体25にて各難燃性
耐火シート16a ,16b ,16c からなるシート体14がスム
ーズに下降される。
【0037】そして、各難燃性耐火シート16a ,16b ,
16c の下端部の難燃性重錘体25が被遮蔽部2の床面2aに
着床されるとともにモータ10は検知される検知信号を入
力した制御手段からの停止信号により作動が停止され、
この各難燃性耐火シート16a,16b ,16c 及び難燃性重
錘体25にて被遮蔽部2が遮蔽される。
【0038】また、難燃性重錘体25の着床で各難燃性耐
火シート16a ,16b ,16c が緊張した状態で下降が停止
されることにより、中間部の難燃性耐火シート16a の両
側端部の重ね代17,18と、これらの重ね代17,18に対向
した右側の難燃性耐火シート16b の内側端部の重ね代19
及び左側の難燃性耐火シート16c の内側端部の重ね代21
とはそれぞれ互いに重ね合わされて重なった状態を維持
して停止される。
【0039】したがって、図3に示すように、一方側に
撓むことなく略垂直状に下降停止された各難燃性耐火シ
ート16a ,16b ,16c 及び難燃性重錘体25にて被遮蔽部
2が全面的に確実に遮蔽される。そして、各難燃性耐火
シート16a ,16b ,16c 及び難燃性重錘体25にて火災時
に煙りの拡散と延焼が防止される。
【0040】つぎに、各難燃性耐火シート16a ,16b ,
16c 及び難燃性重錘体25にて被遮蔽部2が遮蔽された状
態で、各難燃性耐火シート16a ,16b ,16c が火災時の
熱風等の風圧を受けた際は、図4に示すように、隣接す
る難燃性耐火シート16a ,16b ,16c が撓みながら互い
に重ね合わせた重ね代17と重ね代19との相互及び重ね代
18と重ね代21との相互が重なった状態を維持してそれぞ
れスライドして熱風等の風圧を吸収し合いながら両側部
の難燃性耐火シート16b ,16c の挿入縁部20,22が両側
部のガイドレール1の挿入口3から抜け出すことが防止
される。
【0041】したがって、難燃性重錘体25を下端部に取
り付けた各難燃性耐火シート16a ,16b ,16c にて被遮
蔽部2が遮蔽された状態で、この各難燃性耐火シート16
a ,16b ,16c にて形成されたシート体14が熱風等の風
圧を受けて煽られてもこのシート体14にて被遮蔽部2が
全面的に遮蔽され、この被遮蔽部2の一方側から他方側
に向かって火災時の熱風等の流出が防止され、火災時に
煙りの拡散と延焼が防止される。
【0042】つぎに、複数枚の帯状シート15及び重錘体
23にて被遮蔽部2を遮蔽する場合は、複数枚の帯状シー
ト15をそれぞれ同時に下降されるが、この際、両側部に
位置する帯状シート15の両挿入縁部20,22がそれぞれ両
側部のガイドレール1の挿入口3に沿って、かつ、重錘
体23の重量により複数枚の帯状シート15からなるシート
体14がスムーズに下降される。
【0043】また、重錘体23が被遮蔽部2の床面2aに着
床されることにより、この複数枚の帯状シート15からな
るシート体14にて被遮蔽部2が遮蔽されるが、この際、
複数枚の帯状シート15は中間部の帯状シート15の幅方向
の一側端部の重ね代17と一側部の帯状シート15の重ね代
19との相互及び中間部の帯状シート15の幅方向の他側端
部の重ね代18と他側部の帯状シート15の重ね代21との相
互が互いに重なった状態に維持され、これら複数枚の帯
状シート15からなるシート体14にて被遮蔽部2が確実に
遮蔽される。
【0044】また、シート体14にて被遮蔽部2が遮蔽さ
れた状態で、このシート体14の複数枚の帯状シート15が
温風、冷風等の風圧を受けた際は隣接する帯状シート15
が撓みながら中間部の帯状シート15の幅方向の一側端部
の重ね代17と一側部の帯状シート15の重ね代19との相互
及び中間部の帯状シート15の幅方向の他側端部の重ね代
18と他側部の帯状シート15の重ね代21との相互が互いに
重なった状態を維持してそれぞれスライドして風圧を吸
収し合いながら両側部の帯状シート15の両挿入縁部20,
22が両側部のガイドレール1の挿入口3から抜け出すこ
とが防止される。
【0045】したがって、重錘体23を下端部に取り付け
たシート体14にて被遮蔽部2が遮蔽された状態で、この
シート体14の複数枚の帯状シート15が温風、冷風等の風
圧を受けて煽られてもこの複数枚の帯状シート15にて被
遮蔽部2が全面的に確実に遮蔽され、この被遮蔽部2の
一方側から他方側に向かって温風、冷風等の気体の流出
が防止される。
【0046】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、被遮蔽部を遮
蔽する際は両側部に位置する帯状シートの両挿入縁部が
それぞれ両側部のガイドレールの挿入口に沿って、か
つ、重錘体の重量により複数枚の帯状シートからなるシ
ート体がスムーズに下降され、この重錘体が被遮蔽部の
床面に着床されることにより、この複数枚の帯状シート
からなるシート体にて隣接する帯状シートの幅方向の側
端部の重ね代を互いに重なった状態を維持して被遮蔽部
を確実に遮蔽できる。
【0047】また、シート体にて被遮蔽部が遮蔽された
状態で、このシート体が温風、冷風等の風圧を受けた際
は隣接する帯状シートが撓みながら互いに重なった状態
を維持して重ね代がスライドして風圧を吸収し合いなが
らシート体の両側端部が両側部のガイドレールの挿入口
から抜け出すことを確実に防止できる。
【0048】したがって、重錘体を下端部に取り付けた
シート体にて被遮蔽部を遮蔽した状態で、このシート体
が温風、冷風等の風圧を受けて煽られてもこのシート体
にて被遮蔽部を全面的に確実に遮蔽でき、この被遮蔽部
の一方側から他方側に向かって温風、冷風等の気体の流
出を防止できる。
【0049】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、重錘体の両端部の挿入部が両側部のガイ
ドレールの挿入口に挿入されていることにより、被遮蔽
部を遮蔽する際はこの重錘体にて複数枚の帯状シートか
らなるシート体をスムーズに下降できる。
【0050】また、シート体及び重錘体にて被遮蔽部が
遮蔽された状態で、このシート体が温風、冷風等の風圧
を受けた際はこの重錘体にて複数枚の帯状シートの下端
部を確実に支持でき、これら複数枚の帯状シートの下端
部が煽られて分離することはもとより、両側部に位置す
る帯状シートの挿入端部の下端部がガイドレールの挿入
口から抜け出すことを確実に防止できる。
【0051】請求項3の発明によれば、請求項1または
2の発明の効果に加え、被遮蔽部を遮蔽する際は両側部
に位置する難燃性耐火シートの両挿入縁部がそれぞれ両
側部のガイドレールの挿入口に沿って、かつ、難燃性重
錘体の重量により複数枚の難燃性耐火シートからなるシ
ート体がスムーズに下降され、この難燃性重錘体が被遮
蔽部の床面に着床されることにより、この複数枚の難燃
性耐火シートからなるシート体にて隣接する難燃性耐火
シートの幅方向の側端部の重ね代が互いに重なった状態
を維持して被遮蔽部を確実に遮蔽できる。
【0052】また、シート体にて被遮蔽部が遮蔽された
状態で、このシート体が火災時の熱風等の風圧を受けた
際は隣接する難燃性耐火シートが撓みながら互いに重ね
合わせた重ね代が重なった状態を維持してスライドして
熱風等の風圧を吸収し合いながらシート体の両側端部が
両側部のガイドレールの挿入口から抜け出すことを確実
に防止できる。
【0053】したがって、難燃性重錘体を下端部に取り
付けたシート体にて被遮蔽部が遮蔽された状態で、この
シート体が熱風等の風圧を受けて煽られてもこのシート
体にて被遮蔽部を全面的に確実に遮蔽でき、この被遮蔽
部の一方側から他方側に向かって火災時の熱風等の流出
を防止でき、火災時に煙りの拡散と延焼を防止できるス
クリーン装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すスクリーン装置の
正面図である。
【図2】同上断面図である。
【図3】同上被遮蔽部を遮蔽した状態のシート体の説明
平面図である。
【図4】同上シート体が撓んだ状態を示すシート体の説
明平面図である。
【図5】従来のスクリーン装置を示す斜視図である。
【図6】同上被遮蔽部を遮蔽した状態のシート体の説明
平面図である。
【図7】同上シート体が撓んだ状態を示すシート体の説
明平面図である。
【符号の説明】
1 ガイドレール 2 被遮蔽部 2a 床面 3 挿入口 14 シート体 15 帯状シート 16 難燃性耐火シート 17,18,19,21 重ね代 20,22 挿入縁部 23 重錘体 25 難燃性重錘体 26 挿入部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI E06B 9/17 A 9/20 B (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 9/17 A62C 2/06 502 A62C 2/10 E06B 9/11 E06B 9/58

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被遮蔽部の両側部に相対して固定され互
    いに対向して挿入口を上下方向に形成したガイドレール
    と、この両側部のガイドレールの挿入口に幅方向の両側
    端部を挿入して上下方向に沿って昇降自在に設けられ前
    記被遮蔽部を遮蔽するシート体と、このシート体にて前
    記被遮蔽部を遮蔽する際にこの被遮蔽部の床面に着床す
    る重錘体とを具備し、 前記シート体は、前記被遮蔽部を遮蔽する状態に幅方向
    に沿って並設して昇降自在に設けられた複数枚の帯状シ
    ートにて形成され、 これら複数枚の帯状シートは、前記被遮蔽部の中間部に
    位置する中間部の帯状シートを有し、該中間部の帯状シ
    ートは、この中間部の帯状シートに隣接する右側の帯状
    シートおよびこの中間部の帯状シートに隣接する左側の
    帯状シートに対して同方向からそれぞれ隣接する帯状シ
    ートの幅方向の側端部を撓んだ際にも互いに重なった状
    態を維持する幅の重ね代として互いに重ね合わせ、両側
    部に位置する帯状シートの両外側端部を挿入縁部として
    前記両側部のガイドレールの挿入口にそれぞれ挿入し、
    前記複数枚の帯状シートの下端部に前記重錘体を取り付
    けることを特徴とするスクリーン装置。
  2. 【請求項2】 重錘体は、複数枚の帯状シートの下端部
    に沿って取り付ける長さで一体に形成され、その両端部
    に両側部のガイドレールの挿入口に挿入した挿入部を有
    することを特徴とする請求項1記載のスクリーン装置。
  3. 【請求項3】 複数枚の帯状シートは、難燃性耐火シー
    トにてそれぞれ形成され、重錘体は、難燃性重錘体にて
    形成され、前記複数枚の難燃性耐火シートの下端部に前
    記難燃性重錘体を取り付けることを特徴とする請求項1
    または2記載のスクリーン装置。
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