JP2878221B2 - 耐火スクリーン装置 - Google Patents
耐火スクリーン装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐火スクリーン装置
に係り、火災時に煙りの拡散と延焼を防止するものに関
する。
に係り、火災時に煙りの拡散と延焼を防止するものに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の耐火スクリーン装置とし
ては、たとえば、図6に示すように、幅方向の両側縁部
を重ね代として互いに重なり合う状態に並設して下端部
を自由端部とした複数の耐火シート片aにて開口部bを
開閉する耐火シート体Aを構成し、この耐火シート体A
の前記複数の耐火シート片aの下端部に沿ってこの複数
の耐火シート片aの下降時に前記開口部bの床面cに着
床する着床板dをそれぞれ取り付ける構成のものがあ
る。
ては、たとえば、図6に示すように、幅方向の両側縁部
を重ね代として互いに重なり合う状態に並設して下端部
を自由端部とした複数の耐火シート片aにて開口部bを
開閉する耐火シート体Aを構成し、この耐火シート体A
の前記複数の耐火シート片aの下端部に沿ってこの複数
の耐火シート片aの下降時に前記開口部bの床面cに着
床する着床板dをそれぞれ取り付ける構成のものがあ
る。
【0003】また、図7に示すように、開口部bを開閉
する耐火シート体Aを一枚仕立てにて形成し、この耐火
シート体Aの下端部に沿ってこの耐火シート体Aの下降
時に前記開口部bの床面cに着床する着床板dを取り付
ける構成のものがある。
する耐火シート体Aを一枚仕立てにて形成し、この耐火
シート体Aの下端部に沿ってこの耐火シート体Aの下降
時に前記開口部bの床面cに着床する着床板dを取り付
ける構成のものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記図6及び図7に示
す構成では、耐火シート体Aの下降時にこの耐火シート
体Aの下端部の着床板dが床面cに衝突し、その衝撃に
よって床面cを損傷することがある。また、着床板dが
床面cに着床した際には、図6に示す構成では、図6の
(ロ)に示すように各着床板dが実線に示す状態に連続
することなく一部の着床板dが鎖線に示す状態に位置ず
れすることが少なくなく、また、着床板dが着床する床
面c上に小さな障害物があった場合には着床板dが簡単
に位置ずれし、このような場合には隣接する耐火シート
片a間に隙間ができ、その隙間から火災時の煙り等が流
出することになる不安定さがある。
す構成では、耐火シート体Aの下降時にこの耐火シート
体Aの下端部の着床板dが床面cに衝突し、その衝撃に
よって床面cを損傷することがある。また、着床板dが
床面cに着床した際には、図6に示す構成では、図6の
(ロ)に示すように各着床板dが実線に示す状態に連続
することなく一部の着床板dが鎖線に示す状態に位置ず
れすることが少なくなく、また、着床板dが着床する床
面c上に小さな障害物があった場合には着床板dが簡単
に位置ずれし、このような場合には隣接する耐火シート
片a間に隙間ができ、その隙間から火災時の煙り等が流
出することになる不安定さがある。
【0005】また、図7に示す構成では、着床板dが着
床する床面c上に小さな障害物eがあった場合にはその
障害物eによって着床板dが下降を疎外されて傾き、そ
の着床板dと床面cとの間に比較的大きな隙間ができ、
その隙間から火災時の煙り等が流出することになる不安
定さがある。
床する床面c上に小さな障害物eがあった場合にはその
障害物eによって着床板dが下降を疎外されて傾き、そ
の着床板dと床面cとの間に比較的大きな隙間ができ、
その隙間から火災時の煙り等が流出することになる不安
定さがある。
【0006】さらに、前記図6及び図7に示す構成で
は、耐火シート体Aの下端部に着床板dが取り付けられ
ているので、開口部bを閉じた状態の耐火シート体Aを
潜り抜けて脱出する際には着床板dにつまずいたり、衝
突して負傷し易い危険がある。という前記各問題があ
る。
は、耐火シート体Aの下端部に着床板dが取り付けられ
ているので、開口部bを閉じた状態の耐火シート体Aを
潜り抜けて脱出する際には着床板dにつまずいたり、衝
突して負傷し易い危険がある。という前記各問題があ
る。
【0007】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、簡単な構成によって床面を損傷することなく被
遮蔽部を確実に遮蔽することができ、火災時の煙り等の
流出を確実に防止でき、脱出や救助活動等が容易で、つ
まずく危険がなく、したがって、避難、誘導、救助活動
等を迅速かつ円滑に行うことに十分に寄与できる耐火ス
クリーン装置を提供することを目的とするものである。
もので、簡単な構成によって床面を損傷することなく被
遮蔽部を確実に遮蔽することができ、火災時の煙り等の
流出を確実に防止でき、脱出や救助活動等が容易で、つ
まずく危険がなく、したがって、避難、誘導、救助活動
等を迅速かつ円滑に行うことに十分に寄与できる耐火ス
クリーン装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の耐火スク
リーン装置は、被遮蔽部の両側部に相対して固定された
上下方向のガイドレールと、この両側部のガイドレール
に沿って昇降自在に設けられ下降して前記被遮蔽部を遮
蔽した際に下端部を前記被遮蔽部の床面に湾曲して着床
する可撓性の着床片部とする難燃性耐火シート体と、前
記着床片部の上方に位置して前記難燃性耐火シート体に
この難燃性耐火シート体の幅方向に沿って取り付けられ
前記床面に湾曲して着床した前記着床片部を着床状態に
保持する難燃性重錘体と、を具備したものである。
リーン装置は、被遮蔽部の両側部に相対して固定された
上下方向のガイドレールと、この両側部のガイドレール
に沿って昇降自在に設けられ下降して前記被遮蔽部を遮
蔽した際に下端部を前記被遮蔽部の床面に湾曲して着床
する可撓性の着床片部とする難燃性耐火シート体と、前
記着床片部の上方に位置して前記難燃性耐火シート体に
この難燃性耐火シート体の幅方向に沿って取り付けられ
前記床面に湾曲して着床した前記着床片部を着床状態に
保持する難燃性重錘体と、を具備したものである。
【0009】そして、被遮蔽部を遮蔽する際には難燃性
耐火シート体を下降することにより、この難燃性耐火シ
ート体の下端部の着床片部が床面に向かって下降される
が、この際、難燃性耐火シート体の幅方向の難燃性重錘
体にて難燃性耐火シート体の下降が助勢され、この難燃
性耐火シート体がスムーズに下降される。
耐火シート体を下降することにより、この難燃性耐火シ
ート体の下端部の着床片部が床面に向かって下降される
が、この際、難燃性耐火シート体の幅方向の難燃性重錘
体にて難燃性耐火シート体の下降が助勢され、この難燃
性耐火シート体がスムーズに下降される。
【0010】そうして、難燃性耐火シート体の着床片部
の下端部が床面に当接されるとともに、この着床片部が
撓みながら下降され、この着床片部が難燃性重錘体にて
床面に隙間なく密接状態に湾曲して着床される。したが
って、難燃性耐火シート体にて被遮蔽部が気密状に遮蔽
される。
の下端部が床面に当接されるとともに、この着床片部が
撓みながら下降され、この着床片部が難燃性重錘体にて
床面に隙間なく密接状態に湾曲して着床される。したが
って、難燃性耐火シート体にて被遮蔽部が気密状に遮蔽
される。
【0011】この際、難燃性重錘体は着床片部の上方に
位置して難燃性耐火シート体に取り付けられていること
により、着床片部が床面に密接状態に湾曲して着床され
ても難燃性重錘体が床面に着床することがないので、こ
の難燃性重錘体が床面に衝突して床面を損傷するような
ことがない。
位置して難燃性耐火シート体に取り付けられていること
により、着床片部が床面に密接状態に湾曲して着床され
ても難燃性重錘体が床面に着床することがないので、こ
の難燃性重錘体が床面に衝突して床面を損傷するような
ことがない。
【0012】また、難燃性耐火シート体にて被遮蔽部を
遮蔽した際には、難燃性重錘体の重量にて難燃性耐火シ
ート体が緊張状態に保持され、かつ、この難燃性重錘体
の重量にて着床片部が床面に湾曲して着床し密接された
着床状態に保持され、したがって、この難燃性耐火シー
ト体にて被遮蔽部から火災時の煙り等が漏れて流出する
ことが防止される。
遮蔽した際には、難燃性重錘体の重量にて難燃性耐火シ
ート体が緊張状態に保持され、かつ、この難燃性重錘体
の重量にて着床片部が床面に湾曲して着床し密接された
着床状態に保持され、したがって、この難燃性耐火シー
ト体にて被遮蔽部から火災時の煙り等が漏れて流出する
ことが防止される。
【0013】つぎに、非常時の脱出や救助活動時には、
難燃性耐火シート体を押し開いて潜り抜けるが、この
際、難燃性重錘体は着床片部の上方に位置して難燃性耐
火シート体に取り付けられていることにより、難燃性重
錘体につまずいたり、衝突して負傷する危険がなく容易
に潜り抜けて脱出や救助活動を行うことができる。
難燃性耐火シート体を押し開いて潜り抜けるが、この
際、難燃性重錘体は着床片部の上方に位置して難燃性耐
火シート体に取り付けられていることにより、難燃性重
錘体につまずいたり、衝突して負傷する危険がなく容易
に潜り抜けて脱出や救助活動を行うことができる。
【0014】また、被遮蔽部を潜り抜けた後は、難燃性
重錘体の重量により難燃性耐火シート体が自動的に被遮
蔽部を遮蔽する方向に戻り、この難燃性耐火シート体の
下端部の着床片部が再び床面に密接状態に湾曲して着床
され、潜り抜け口が閉じられて被遮蔽部が全面的に遮蔽
される。
重錘体の重量により難燃性耐火シート体が自動的に被遮
蔽部を遮蔽する方向に戻り、この難燃性耐火シート体の
下端部の着床片部が再び床面に密接状態に湾曲して着床
され、潜り抜け口が閉じられて被遮蔽部が全面的に遮蔽
される。
【0015】したがって、火災状況等において、避難、
誘導、救助活動が迅速かつ円滑に行われるようになる。
誘導、救助活動が迅速かつ円滑に行われるようになる。
【0016】請求項2記載の耐火スクリーン装置は、請
求項1記載の耐火スクリーン装置において、難燃性重錘
体は、難燃性耐火シート体の幅方向に沿って取り付けら
れた難燃性袋状体と、この難燃性袋状体内に封入された
難燃性粒子状物と、からなるものである。
求項1記載の耐火スクリーン装置において、難燃性重錘
体は、難燃性耐火シート体の幅方向に沿って取り付けら
れた難燃性袋状体と、この難燃性袋状体内に封入された
難燃性粒子状物と、からなるものである。
【0017】そして、難燃性粒子状物は難燃性袋状体に
封入されていることにより、非常時の脱出や救助活動時
に難燃性重錘体につまずいたり、難燃性粒子状物に衝突
して負傷する危険がなく、金属棒状物のような危険を伴
うことなく潜り抜けて脱出や救助活動を行うことができ
る。
封入されていることにより、非常時の脱出や救助活動時
に難燃性重錘体につまずいたり、難燃性粒子状物に衝突
して負傷する危険がなく、金属棒状物のような危険を伴
うことなく潜り抜けて脱出や救助活動を行うことができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
面を参照して説明する。
【0019】1は被遮蔽部2の相対する両側壁部にそれ
ぞれ相対して垂直状に固定された上下方向の左右のガイ
ドレールで、この左右のガイドレール1は相対する内側
面にガイド溝3をそれぞれ開口して断面略コ字形状に形
成されている。
ぞれ相対して垂直状に固定された上下方向の左右のガイ
ドレールで、この左右のガイドレール1は相対する内側
面にガイド溝3をそれぞれ開口して断面略コ字形状に形
成されている。
【0020】また、前記被遮蔽部2の上框体等の上側壁
部4には前記左右のガイドレール1の上端部をそれぞれ
挿入したスクリーンボックス5が固定され、このスクリ
ーンボックス5は下端部に前記左右のガイドレール1の
ガイド溝3にそれぞれ連通して開口した左右方向の案内
口6を有している。前記被遮蔽部2は出入口、非常口及
び通路等の開口部を意味している。
部4には前記左右のガイドレール1の上端部をそれぞれ
挿入したスクリーンボックス5が固定され、このスクリ
ーンボックス5は下端部に前記左右のガイドレール1の
ガイド溝3にそれぞれ連通して開口した左右方向の案内
口6を有している。前記被遮蔽部2は出入口、非常口及
び通路等の開口部を意味している。
【0021】また、前記スクリーンボックス5内には左
右方向の巻取ドラム7を有する巻取軸8が回転自在に軸
架され、この巻取軸8の一端部にはこの巻取軸8を回転
駆動する回転輪9が固着されている。また、前記回転輪
9の下方に位置して前記スクリーンボックス5内には正
逆転可能なモータ10が固定され、このモータ10の出力軸
11には前記回転輪9に対向する位置に駆動輪12が固着さ
れ、この駆動輪12と前記回転輪9との間には無端回行体
13が回行自在に懸架されている。そして、前記モータ10
の出力は減速されて前記巻取軸8に伝達されるようにな
っている。
右方向の巻取ドラム7を有する巻取軸8が回転自在に軸
架され、この巻取軸8の一端部にはこの巻取軸8を回転
駆動する回転輪9が固着されている。また、前記回転輪
9の下方に位置して前記スクリーンボックス5内には正
逆転可能なモータ10が固定され、このモータ10の出力軸
11には前記回転輪9に対向する位置に駆動輪12が固着さ
れ、この駆動輪12と前記回転輪9との間には無端回行体
13が回行自在に懸架されている。そして、前記モータ10
の出力は減速されて前記巻取軸8に伝達されるようにな
っている。
【0022】つぎに、前記巻取ドラム7には前記被遮蔽
部2を遮蔽する昇降自在の難燃性耐火シート体14の一端
部(上端部)が固着されて巻き付けられ、この難燃性耐
火シート体14は前記巻取ドラム7の巻き戻しにより前記
左右のガイドレール1に沿って下降され前記被遮蔽部2
を遮蔽するようになっている。
部2を遮蔽する昇降自在の難燃性耐火シート体14の一端
部(上端部)が固着されて巻き付けられ、この難燃性耐
火シート体14は前記巻取ドラム7の巻き戻しにより前記
左右のガイドレール1に沿って下降され前記被遮蔽部2
を遮蔽するようになっている。
【0023】前記難燃性耐火シート体14は、ガラスクロ
ス、シリカクロス等からなる一枚仕立ての難燃性布地等
にて所定の幅で短冊状に形成された上下方向の複数の難
燃性耐火シート片15からなり、この複数の難燃性耐火シ
ート片15は、その幅方向の両側縁部を所定の幅の重ね代
16として形成され、この両側縁部の重ね代16をそれぞれ
重ね合わせて略のれん状に取り付けられるようになって
いる。
ス、シリカクロス等からなる一枚仕立ての難燃性布地等
にて所定の幅で短冊状に形成された上下方向の複数の難
燃性耐火シート片15からなり、この複数の難燃性耐火シ
ート片15は、その幅方向の両側縁部を所定の幅の重ね代
16として形成され、この両側縁部の重ね代16をそれぞれ
重ね合わせて略のれん状に取り付けられるようになって
いる。
【0024】そして、前記複数枚の難燃性耐火シート片
15は、前記巻取ドラム7の長さ方向の一端部から他端部
に向かって一枚ずつ交互に前後方向に位置をずらしてそ
れぞれの重ね代16を互いに重なり合う状態に並設して固
着され、すなわち、前側に配置する前側シート片15a
と、この前側シート片15a の重ね代16の後側に重ね代16
を重ね合わせる後側シート片15b と、を一枚ずつ交互に
配置してそれぞれの重ね代16を互いに重なり合う状態に
並設され、この各難燃性耐火シート片15の上端部が前記
巻取ドラム7に固着されている。
15は、前記巻取ドラム7の長さ方向の一端部から他端部
に向かって一枚ずつ交互に前後方向に位置をずらしてそ
れぞれの重ね代16を互いに重なり合う状態に並設して固
着され、すなわち、前側に配置する前側シート片15a
と、この前側シート片15a の重ね代16の後側に重ね代16
を重ね合わせる後側シート片15b と、を一枚ずつ交互に
配置してそれぞれの重ね代16を互いに重なり合う状態に
並設され、この各難燃性耐火シート片15の上端部が前記
巻取ドラム7に固着されている。
【0025】また、前記各難燃性耐火シート片15は、そ
の自由端側の下端部をそれぞれ前記被遮蔽部2の床面17
に着床させる可撓性の着床片部18として形成され、この
各着床片部18は前記床面17に着床された際には撓んで湾
曲して前記床面17に密接状態に着床されるようになって
いる。そして、前記各難燃性耐火シート片15は着床片部
18が床面17に接して撓んで湾曲し床面17に密接状態に着
床される分だけ多く下降されるようになっている。また
前記各難燃性耐火シート片15は互いに反対方向に向かっ
て分離されるようになっている。
の自由端側の下端部をそれぞれ前記被遮蔽部2の床面17
に着床させる可撓性の着床片部18として形成され、この
各着床片部18は前記床面17に着床された際には撓んで湾
曲して前記床面17に密接状態に着床されるようになって
いる。そして、前記各難燃性耐火シート片15は着床片部
18が床面17に接して撓んで湾曲し床面17に密接状態に着
床される分だけ多く下降されるようになっている。また
前記各難燃性耐火シート片15は互いに反対方向に向かっ
て分離されるようになっている。
【0026】つぎに、前記各難燃性耐火シート片15の下
端部の着床片部18の上方に位置してすなわちこの着床片
部18の上部近傍に位置して前記各難燃性耐火シート片15
にはこの難燃性耐火シート片15の幅方向に沿って難燃性
重錘体19がそれぞれ取り付けられている。
端部の着床片部18の上方に位置してすなわちこの着床片
部18の上部近傍に位置して前記各難燃性耐火シート片15
にはこの難燃性耐火シート片15の幅方向に沿って難燃性
重錘体19がそれぞれ取り付けられている。
【0027】前記各難燃性重錘体19は、前記難燃性耐火
シート片15の幅方向に沿って難燃性縫着糸20にて縫着し
て取り付けられた難燃性袋状体21と、この難燃性袋状体
21内に封入された砂、鉛粒等の難燃性粒子状物22とによ
り略偏平棒状に形成されている。また、前記難燃性粒子
状物22は一体に固化されることなく流動性を有する状態
で封入されている。
シート片15の幅方向に沿って難燃性縫着糸20にて縫着し
て取り付けられた難燃性袋状体21と、この難燃性袋状体
21内に封入された砂、鉛粒等の難燃性粒子状物22とによ
り略偏平棒状に形成されている。また、前記難燃性粒子
状物22は一体に固化されることなく流動性を有する状態
で封入されている。
【0028】そして、前記各難燃性重錘体19は、前記各
前側シート片15a に対してはその前側に位置してそれぞ
れ取り付けられ、前記各後側シート片15b に対してはそ
の後側に位置してそれぞれ取り付けられている。そうし
て、各前側シート片15a と各後側シート片15b とにより
被遮蔽部2を遮蔽した際にはそれぞれ対向する重ね代16
の相互が十分に重なり合うようになっている。
前側シート片15a に対してはその前側に位置してそれぞ
れ取り付けられ、前記各後側シート片15b に対してはそ
の後側に位置してそれぞれ取り付けられている。そうし
て、各前側シート片15a と各後側シート片15b とにより
被遮蔽部2を遮蔽した際にはそれぞれ対向する重ね代16
の相互が十分に重なり合うようになっている。
【0029】前記難燃性耐火シート体14の各難燃性耐火
シート片15、難燃性重錘体19の難燃性袋状体21及び難燃
性粒子状物22並びに難燃性縫着糸20は火の熱に強く燃え
にくいものからなっている。
シート片15、難燃性重錘体19の難燃性袋状体21及び難燃
性粒子状物22並びに難燃性縫着糸20は火の熱に強く燃え
にくいものからなっている。
【0030】つぎに、前記実施の形態の作用を説明す
る。
る。
【0031】火災時にモータ10を作動してこのモータ10
からの出力により巻取軸8が各難燃性耐火シート片15を
巻き戻す方向に回転駆動されると、この巻取軸8の巻取
ドラム7にて各難燃性耐火シート片15が順次巻き戻され
ながら左右のガイドレール1のガイド溝3に案内されて
下降され、この各難燃性耐火シート片15の下端部の着床
片部18がそれぞれ同時に床面17に向かって下降される。
からの出力により巻取軸8が各難燃性耐火シート片15を
巻き戻す方向に回転駆動されると、この巻取軸8の巻取
ドラム7にて各難燃性耐火シート片15が順次巻き戻され
ながら左右のガイドレール1のガイド溝3に案内されて
下降され、この各難燃性耐火シート片15の下端部の着床
片部18がそれぞれ同時に床面17に向かって下降される。
【0032】この際、各難燃性耐火シート片15の幅方向
の難燃性重錘体19にて難燃性耐火シート片15の下降がそ
れぞれ助勢され、この各難燃性耐火シート片15がそれぞ
れスムーズに下降される。
の難燃性重錘体19にて難燃性耐火シート片15の下降がそ
れぞれ助勢され、この各難燃性耐火シート片15がそれぞ
れスムーズに下降される。
【0033】そして、各難燃性耐火シート片15の着床片
部18の下端部がそれぞれ床面17に当接されるとともに、
この各着床片部18が撓みながらそれぞれ下降され、この
各着床片部18が床面17に支えられてそれぞれ湾曲された
状態で、この各着床片部18がそれぞれの難燃性重錘体19
にて床面17に隙間なく密接状態に着床されるとともに、
モータ10の作動が停止される。
部18の下端部がそれぞれ床面17に当接されるとともに、
この各着床片部18が撓みながらそれぞれ下降され、この
各着床片部18が床面17に支えられてそれぞれ湾曲された
状態で、この各着床片部18がそれぞれの難燃性重錘体19
にて床面17に隙間なく密接状態に着床されるとともに、
モータ10の作動が停止される。
【0034】この際、各難燃性重錘体19は着床片部18の
上方近傍に位置してそれぞれの難燃性耐火シート片15に
取り付けられていることにより、各着床片部18が床面17
に密接状態に湾曲して着床されても各難燃性重錘体19が
床面17に着床することがないので、この各難燃性重錘体
19が床面17に衝突して床面17を損傷するようなことがな
い。
上方近傍に位置してそれぞれの難燃性耐火シート片15に
取り付けられていることにより、各着床片部18が床面17
に密接状態に湾曲して着床されても各難燃性重錘体19が
床面17に着床することがないので、この各難燃性重錘体
19が床面17に衝突して床面17を損傷するようなことがな
い。
【0035】また、各難燃性重錘体19は各前側シート片
15a に対してはその前側に位置してそれぞれ取り付けら
れ、各後側シート片15b に対してはその後側に位置して
それぞれ取り付けられていることにより、各前側シート
片15a と各後側シート片15bとにより被遮蔽部2を遮蔽
した際には前後のシート片15a ,15b 間に難燃性重錘体
19が介在することなくこの前後のシート片15a ,15b の
対向する重ね代16の相互が十分に重なり合った状態で被
遮蔽部2が遮蔽される。
15a に対してはその前側に位置してそれぞれ取り付けら
れ、各後側シート片15b に対してはその後側に位置して
それぞれ取り付けられていることにより、各前側シート
片15a と各後側シート片15bとにより被遮蔽部2を遮蔽
した際には前後のシート片15a ,15b 間に難燃性重錘体
19が介在することなくこの前後のシート片15a ,15b の
対向する重ね代16の相互が十分に重なり合った状態で被
遮蔽部2が遮蔽される。
【0036】また、各難燃性耐火シート片15及びこの各
着床片部18にて被遮蔽部2を遮蔽した際には、各難燃性
重錘体19の重量にてそれぞれの難燃性耐火シート片15が
対向する重ね代16の相互を十分に重ね合せた状態で緊張
状態に保持され、かつ、この各難燃性重錘体19の重量に
て各着床片部18が床面17に湾曲して着床し密接された着
床状態に保持される。
着床片部18にて被遮蔽部2を遮蔽した際には、各難燃性
重錘体19の重量にてそれぞれの難燃性耐火シート片15が
対向する重ね代16の相互を十分に重ね合せた状態で緊張
状態に保持され、かつ、この各難燃性重錘体19の重量に
て各着床片部18が床面17に湾曲して着床し密接された着
床状態に保持される。
【0037】したがって、各難燃性耐火シート片15及び
この各難燃性耐火シート片15の着床片部18にて被遮蔽部
2が全面的に気密状に遮蔽され、この各難燃性耐火シー
ト片15にて手前側と反対側が気密状態に仕切られ、火災
時の煙り等が流出することが防止され、煙りの拡散と延
焼が防止される。
この各難燃性耐火シート片15の着床片部18にて被遮蔽部
2が全面的に気密状に遮蔽され、この各難燃性耐火シー
ト片15にて手前側と反対側が気密状態に仕切られ、火災
時の煙り等が流出することが防止され、煙りの拡散と延
焼が防止される。
【0038】つぎに、非常時の脱出や救助活動時には、
各難燃性耐火シート片15の中の選択した所定の位置の難
燃性耐火シート片15を押し開いて潜り抜けるが、この
際、その難燃性重錘体19は着床片部18の上方に位置して
難燃性耐火シート片15に取り付けられていることによ
り、その難燃性重錘体19につまずいたり、衝突して負傷
する危険がなく容易に潜り抜けて脱出や救助活動を行う
ことができる。
各難燃性耐火シート片15の中の選択した所定の位置の難
燃性耐火シート片15を押し開いて潜り抜けるが、この
際、その難燃性重錘体19は着床片部18の上方に位置して
難燃性耐火シート片15に取り付けられていることによ
り、その難燃性重錘体19につまずいたり、衝突して負傷
する危険がなく容易に潜り抜けて脱出や救助活動を行う
ことができる。
【0039】この際、前側シート片15a を押し開く場合
には手前側から反対側に向かって押し開き、後側シート
片15b を押し開く場合には反対側から手前側に向かって
押し開くことにより、この前側シート片15a または後側
シート片15b の重ね代16が隣接する重ね代16の抵抗を受
けることなく離間され、その前側シート片15a または後
側シート片15b が容易に押し開かれ、脱出や救助活動が
迅速に行われる。
には手前側から反対側に向かって押し開き、後側シート
片15b を押し開く場合には反対側から手前側に向かって
押し開くことにより、この前側シート片15a または後側
シート片15b の重ね代16が隣接する重ね代16の抵抗を受
けることなく離間され、その前側シート片15a または後
側シート片15b が容易に押し開かれ、脱出や救助活動が
迅速に行われる。
【0040】また、各難燃性重錘体19は、それぞれの難
燃性耐火シート片15の幅方向に沿って取り付けられた難
燃性袋状体21と、難燃性粒子状物22とからなり、その難
燃性粒子状物22は難燃性袋状体21に封入されていること
により、非常時の脱出や救助活動時に難燃性重錘体19に
つまずいたり、難燃性粒子状物22に衝突しても負傷する
危険がなく、金属棒状物のような危険を伴うことなく容
易に潜り抜けて脱出や救助活動を行うことができる。
燃性耐火シート片15の幅方向に沿って取り付けられた難
燃性袋状体21と、難燃性粒子状物22とからなり、その難
燃性粒子状物22は難燃性袋状体21に封入されていること
により、非常時の脱出や救助活動時に難燃性重錘体19に
つまずいたり、難燃性粒子状物22に衝突しても負傷する
危険がなく、金属棒状物のような危険を伴うことなく容
易に潜り抜けて脱出や救助活動を行うことができる。
【0041】また、被遮蔽部2を潜り抜けた後は、その
難燃性重錘体19の重量によりその難燃性耐火シート片15
が自動的に被遮蔽部2を遮蔽する方向に戻り、その難燃
性耐火シート片15の両側縁部の重ね代16が隣接する難燃
性耐火シート片15の重ね代16に重なり合い、かつ、この
難燃性耐火シート片15の下端部の着床片部18が再び床面
17に密接状態に湾曲して着床され、潜り抜け口が閉じら
れて被遮蔽部2が全面的に遮蔽される。
難燃性重錘体19の重量によりその難燃性耐火シート片15
が自動的に被遮蔽部2を遮蔽する方向に戻り、その難燃
性耐火シート片15の両側縁部の重ね代16が隣接する難燃
性耐火シート片15の重ね代16に重なり合い、かつ、この
難燃性耐火シート片15の下端部の着床片部18が再び床面
17に密接状態に湾曲して着床され、潜り抜け口が閉じら
れて被遮蔽部2が全面的に遮蔽される。
【0042】したがって、火災状況等においては被遮蔽
部2が全面的に遮蔽されるが、避難、誘導、救助活動が
迅速かつ円滑に行われるようになる。
部2が全面的に遮蔽されるが、避難、誘導、救助活動が
迅速かつ円滑に行われるようになる。
【0043】つぎに、前記実施の形態において、各後側
シート片15b には手前側から反対側に向かって押し開く
非常口マークをそれぞれ表示し、各前側シート片15a に
は反対側から手前側に向かって押し開く非常口マークを
それぞれ表示し、すなわち、開き勝手側に非常口マーク
をそれぞれ表示することにより、避難、誘導、救助活動
等が更に迅速に混乱なく整然と行われるようになる。
シート片15b には手前側から反対側に向かって押し開く
非常口マークをそれぞれ表示し、各前側シート片15a に
は反対側から手前側に向かって押し開く非常口マークを
それぞれ表示し、すなわち、開き勝手側に非常口マーク
をそれぞれ表示することにより、避難、誘導、救助活動
等が更に迅速に混乱なく整然と行われるようになる。
【0044】つぎに、前記実施の形態では、難燃性耐火
シート体14は複数の難燃性耐火シート片15からなる場合
について説明したが、これに限らず、難燃性耐火シート
体14は図4及び図5に示すように一枚仕立てのシート体
23にて形成するようにしてもよい。この場合のシート体
23は前記実施の形態の場合と同様にガラスクロス、シリ
カクロス等からなる一枚仕立ての難燃性布地等にて左右
のガイドレール1に沿って昇降可能でかつ被遮蔽部2を
全面的に遮蔽可能な大きさで形成する。
シート体14は複数の難燃性耐火シート片15からなる場合
について説明したが、これに限らず、難燃性耐火シート
体14は図4及び図5に示すように一枚仕立てのシート体
23にて形成するようにしてもよい。この場合のシート体
23は前記実施の形態の場合と同様にガラスクロス、シリ
カクロス等からなる一枚仕立ての難燃性布地等にて左右
のガイドレール1に沿って昇降可能でかつ被遮蔽部2を
全面的に遮蔽可能な大きさで形成する。
【0045】また、前記シート体23は下端部を前記実施
の形態の場合と同様に幅方向の全長に亘って湾曲可能な
着床片部24とする。また、前記着床片部24の上方に位置
して前記シート体23にはこのシート体23の幅方向に沿っ
て前記実施の形態の場合と同様に難燃性重錘体25を取り
付ける。この難燃性重錘体25は前記実施の形態の場合に
同様にシート体23の幅方向に沿って取り付けられた難燃
性袋状体26と、難燃性粒子状物27とからなり、その難燃
性粒子状物27は難燃性袋状体26に封入する。
の形態の場合と同様に幅方向の全長に亘って湾曲可能な
着床片部24とする。また、前記着床片部24の上方に位置
して前記シート体23にはこのシート体23の幅方向に沿っ
て前記実施の形態の場合と同様に難燃性重錘体25を取り
付ける。この難燃性重錘体25は前記実施の形態の場合に
同様にシート体23の幅方向に沿って取り付けられた難燃
性袋状体26と、難燃性粒子状物27とからなり、その難燃
性粒子状物27は難燃性袋状体26に封入する。
【0046】その他の構成は前記実施の形態の場合と同
様であるから前記実施の形態と同一構成については前記
実施の形態に用いた符号を付して説明を省略する。
様であるから前記実施の形態と同一構成については前記
実施の形態に用いた符号を付して説明を省略する。
【0047】このように構成することにより、前記実施
の形態の場合と同様に火災状況等においては難燃性耐火
シート体14すなわち、一枚仕立てのシート体23及びこの
着床片部24にて被遮蔽部2が全面的に遮蔽され、かつ、
難燃性袋状体26にて一枚仕立てのシート体23が緊張状態
に保持されるとともに着床片部24が床面17に対して密着
状態に着床されて保持される。
の形態の場合と同様に火災状況等においては難燃性耐火
シート体14すなわち、一枚仕立てのシート体23及びこの
着床片部24にて被遮蔽部2が全面的に遮蔽され、かつ、
難燃性袋状体26にて一枚仕立てのシート体23が緊張状態
に保持されるとともに着床片部24が床面17に対して密着
状態に着床されて保持される。
【0048】また、避難、誘導、救助活動時には一枚仕
立てのシート体23を簡単に潜り抜けて避難、誘導、救助
活動が迅速かつ円滑に行われ、かつ、難燃性袋状体26に
よりつまずいたり、負傷する危険が防止される。
立てのシート体23を簡単に潜り抜けて避難、誘導、救助
活動が迅速かつ円滑に行われ、かつ、難燃性袋状体26に
よりつまずいたり、負傷する危険が防止される。
【0049】また、被遮蔽部2を遮蔽する際において、
シート体23が下降する位置の床面17上にシート体23の着
床片部24の下降を疎外する小さな障害物28がある場合に
はその障害物28に着床片部24が当接すると、その障害物
28に当接した部分の着床片部24が障害物28を覆い包む状
態に変形されながら引き続き下降される。
シート体23が下降する位置の床面17上にシート体23の着
床片部24の下降を疎外する小さな障害物28がある場合に
はその障害物28に着床片部24が当接すると、その障害物
28に当接した部分の着床片部24が障害物28を覆い包む状
態に変形されながら引き続き下降される。
【0050】そして、難燃性重錘体25は障害物28によっ
て下降が疎外されて傾くことなく下降され、その変形部
分24a を除く他の部分の着床片部24が床面17に対して密
着状態に着床される。したがって、障害物28によって変
形される着床片部24の変形部分24a と床面17との間に多
少の隙間17a が開く程度の状態で被遮蔽部2が遮蔽され
る。そして、障害物28によって難燃性重錘体25及び着床
片部24が全体的に傾き、その着床片部24と床面17との間
に被遮蔽部2の幅方向に亘って比較的大きな隙間が開く
ことがないので、火災時の煙り等が流出する不安定さが
ない。
て下降が疎外されて傾くことなく下降され、その変形部
分24a を除く他の部分の着床片部24が床面17に対して密
着状態に着床される。したがって、障害物28によって変
形される着床片部24の変形部分24a と床面17との間に多
少の隙間17a が開く程度の状態で被遮蔽部2が遮蔽され
る。そして、障害物28によって難燃性重錘体25及び着床
片部24が全体的に傾き、その着床片部24と床面17との間
に被遮蔽部2の幅方向に亘って比較的大きな隙間が開く
ことがないので、火災時の煙り等が流出する不安定さが
ない。
【0051】つぎに、前記各実施の形態では、複数の難
燃性耐火シート体14は巻取ドラム7に巻き取る巻取式の
難燃性耐火シート体14に設ける場合について説明した
が、これに限らず、複数の難燃性耐火シート体14は、巻
取ドラム7にワイヤまたはベルトを巻き取って燃性耐火
シート体14を引き上げて折り畳む折畳み式の難燃性耐火
シート体14に設けるようにしてもよい。
燃性耐火シート体14は巻取ドラム7に巻き取る巻取式の
難燃性耐火シート体14に設ける場合について説明した
が、これに限らず、複数の難燃性耐火シート体14は、巻
取ドラム7にワイヤまたはベルトを巻き取って燃性耐火
シート体14を引き上げて折り畳む折畳み式の難燃性耐火
シート体14に設けるようにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、着床片部の上
方に位置して難燃性耐火シート体に取り付けた難燃性重
錘体にて難燃性耐火シート体をスムーズに下降させるこ
とができるとともに、この難燃性重錘体にて難燃性耐火
シート体の下端部の着床片部を押圧して床面に確実に密
接状態に湾曲して着床した着床状態に保持することがで
き、この際、難燃性重錘体が床面上に落下することがな
いので、この難燃性重錘体にて床面を損傷することがな
く、床面上の小さな障害物に影響されることなく着床片
部を下降させて床面に確実に着床させることができる。
方に位置して難燃性耐火シート体に取り付けた難燃性重
錘体にて難燃性耐火シート体をスムーズに下降させるこ
とができるとともに、この難燃性重錘体にて難燃性耐火
シート体の下端部の着床片部を押圧して床面に確実に密
接状態に湾曲して着床した着床状態に保持することがで
き、この際、難燃性重錘体が床面上に落下することがな
いので、この難燃性重錘体にて床面を損傷することがな
く、床面上の小さな障害物に影響されることなく着床片
部を下降させて床面に確実に着床させることができる。
【0053】また、難燃性重錘体は難燃性耐火シート体
に着床片部の上方に位置して取り付けたので、脱出や救
助活動時に難燃性重錘体につまずく危険がなく、脱出や
救助活動等を容易にかつ迅速に行うことができる。
に着床片部の上方に位置して取り付けたので、脱出や救
助活動時に難燃性重錘体につまずく危険がなく、脱出や
救助活動等を容易にかつ迅速に行うことができる。
【0054】したがって、簡単な構成によって被遮蔽部
を確実に遮蔽でき、火災時の煙り等の流出を確実に防止
して煙りが拡散したり延焼することを防止できる一方、
避難、誘導、救助活動等を迅速に行うことに十分に寄与
できる耐火スクリーン装置を提供することができる。
を確実に遮蔽でき、火災時の煙り等の流出を確実に防止
して煙りが拡散したり延焼することを防止できる一方、
避難、誘導、救助活動等を迅速に行うことに十分に寄与
できる耐火スクリーン装置を提供することができる。
【0055】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、難燃性重錘体は、難燃性耐火シート体の
幅方向に沿って取り付けられた難燃性袋状体と、この難
燃性袋状体内に封入された難燃性粒子状物とからなり、
難燃性粒子状物は難燃性袋状体に封入されていることに
より、非常時の脱出や救助活動時に難燃性重錘体につま
ずいたり、難燃性粒子状物に衝突しても怪我をする危険
がなく、金属棒状物のような危険を伴うことなく難燃性
耐火シート体を潜り抜けて脱出や救助活動を行うことが
できる。
の効果に加え、難燃性重錘体は、難燃性耐火シート体の
幅方向に沿って取り付けられた難燃性袋状体と、この難
燃性袋状体内に封入された難燃性粒子状物とからなり、
難燃性粒子状物は難燃性袋状体に封入されていることに
より、非常時の脱出や救助活動時に難燃性重錘体につま
ずいたり、難燃性粒子状物に衝突しても怪我をする危険
がなく、金属棒状物のような危険を伴うことなく難燃性
耐火シート体を潜り抜けて脱出や救助活動を行うことが
できる。
【図1】本発明の一実施の形態を示す耐火スクリーン装
置の正面図である。
置の正面図である。
【図2】同上側面図である。
【図3】同上難燃性耐火シート体の重ね代を重ね合わせ
た状態の拡大断面図である。
た状態の拡大断面図である。
【図4】他の実施の形態を示す耐火スクリーン装置の正
面図である。
面図である。
【図5】同上難燃性耐火シート体の拡大断面図である。
【図6】従来例を示すもので(イ)は耐火スクリーンの
一部の正面図、(ロ)は同上横断平面図である。
一部の正面図、(ロ)は同上横断平面図である。
【図7】他の従来例を示す耐火スクリーンの正面図であ
る。
る。
1 ガイドレール 2 被遮蔽部 14 難燃性耐火シート体 17 床面 18,24 着床片部 19,25 難燃性重錘体 21,26 難燃性袋状体 22,27 難燃性粒子状物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A62C 2/10 A62C 2/24 E06B 9/02 E06B 9/17
Claims (2)
- 【請求項1】 被遮蔽部の両側部に相対して固定された
上下方向のガイドレールと、この両側部のガイドレール
に沿って昇降自在に設けられ下降して前記被遮蔽部を遮
蔽した際に下端部を前記被遮蔽部の床面に湾曲して着床
する可撓性の着床片部とする難燃性耐火シート体と、前
記着床片部の上方に位置して前記難燃性耐火シート体に
この難燃性耐火シート体の幅方向に沿って取り付けられ
前記床面に湾曲して着床した前記着床片部を着床状態に
保持する難燃性重錘体と、を具備したことを特徴とする
耐火スクリーン装置。 - 【請求項2】 難燃性重錘体は、難燃性耐火シート体の
幅方向に沿って取り付けられた難燃性袋状体と、この難
燃性袋状体内に封入された難燃性粒子状物と、からなる
ことを特徴とする請求項1記載の耐火スクリーン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33116796A JP2878221B2 (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | 耐火スクリーン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33116796A JP2878221B2 (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | 耐火スクリーン装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10165533A JPH10165533A (ja) | 1998-06-23 |
JP2878221B2 true JP2878221B2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=18240641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33116796A Expired - Fee Related JP2878221B2 (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | 耐火スクリーン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2878221B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
JP2003013676A (ja) * | 1999-10-06 | 2003-01-15 | Bunka Shutter Co Ltd | 扉機構付きシャッター装置 |
JP2003003772A (ja) * | 1999-10-06 | 2003-01-08 | Bunka Shutter Co Ltd | 扉機構付きシャッター装置 |
ES2245229B1 (es) * | 2004-04-23 | 2006-10-01 | Jose Maria Gonzalez Ordoñez | Estructuras cortafuegos y cortahumos. |
JP2006046026A (ja) * | 2004-08-09 | 2006-02-16 | Bunka Shutter Co Ltd | 開閉装置 |
JP4777627B2 (ja) * | 2004-08-30 | 2011-09-21 | 中央発條株式会社 | スクリーン昇降装置 |
JP5059436B2 (ja) * | 2007-02-06 | 2012-10-24 | 小松電機産業株式会社 | シートシャッタ |
JP5275607B2 (ja) * | 2007-10-17 | 2013-08-28 | 文化シヤッター株式会社 | シャッター装置 |
JP5460117B2 (ja) * | 2009-05-12 | 2014-04-02 | 旭化成ホームズ株式会社 | 暖簾装置 |
CN110424881B (zh) * | 2019-08-09 | 2020-03-27 | 新昌冰银智能技术有限公司 | 一种智能安全逃生防盗窗 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS473476Y1 (ja) * | 1969-12-27 | 1972-02-05 | ||
JPS50144292A (ja) * | 1974-05-13 | 1975-11-20 | ||
JPS5193596A (ja) * | 1975-02-13 | 1976-08-17 | ||
JPS543850U (ja) * | 1977-06-11 | 1979-01-11 | ||
JPS62163296U (ja) * | 1986-04-07 | 1987-10-16 | ||
JPS6449589U (ja) * | 1987-09-22 | 1989-03-28 | ||
JPH0740074Y2 (ja) * | 1988-10-01 | 1995-09-13 | 三和シャッター工業株式会社 | 帯状シートシャッターの開度抑制装置 |
-
1996
- 1996-12-11 JP JP33116796A patent/JP2878221B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10165533A (ja) | 1998-06-23 |
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