JP2960028B2 - 耐火スクリーン装置 - Google Patents
耐火スクリーン装置Info
- Publication number
- JP2960028B2 JP2960028B2 JP4261197A JP4261197A JP2960028B2 JP 2960028 B2 JP2960028 B2 JP 2960028B2 JP 4261197 A JP4261197 A JP 4261197A JP 4261197 A JP4261197 A JP 4261197A JP 2960028 B2 JP2960028 B2 JP 2960028B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fire
- flame
- retardant
- heat
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Audible And Visible Signals (AREA)
- Alarm Systems (AREA)
- Fire Alarms (AREA)
Description
に係り、火災時に煙りの拡散と延焼を防止するものに関
する。
ては、たとえば、特開平8−164218号公報に記載
されているように、巻取軸を水平状に設置し、この巻取
軸に相互に幅方向の両側端部が接して隣り合うように一
端が巻き付けられて下方に垂れ下がる多数の帯状シート
を設け、この各帯状シートの下端部にこの帯状シートの
幅と略同じ長さの棒状錘を取り付け、この各棒状錘の両
端部に隣接する棒状錘の両端部を吸着する磁石を取り付
けるとともに、この各棒状錘の下面に床面に設置された
金属プレートを吸着する磁石を取り付ける構成が知られ
ている。
構成では、火災時は多数の帯状シートからなるスクリー
ンにて被遮蔽部を遮蔽するとともに、この開口部の床面
に設置された磁石に各帯状シートの下端部の棒状錘を吸
着させて被遮蔽部を閉塞するものであるが、このスクリ
ーンにて被遮蔽部が閉塞されると、このスクリーンの手
前側から反対側の火災状況を確認することができず、こ
のスクリーンの所定位置の帯状シートを押し拡げた際に
手前側と反対側が予想外の状態であったり、その押し拡
げた帯状シートにより開口された開口部から手前側に熱
風等が流入することにもなり兼ねない、という問題があ
る。
もので、火災時に難燃性耐火シート体の表面に火災が発
生していることを確実に表示でき、この火災表示により
手前側から反対側の状況を容易に確認でき、誤って手前
側から反対側に脱出したり避難することを防止でき、し
たがって、避難活動、誘導活動等を迅速にかつ円滑に行
なうことに十分に寄与できる耐火スクリーン装置を提供
することを目的とするものである。
リーン装置は、被遮蔽部を遮蔽する難燃性耐火シート体
を備え、前記被遮蔽部を遮蔽した遮蔽時の前記難燃性耐
火シート体の表面に火災熱を感熱して火災を表示する文
字または絵等を発色表示する火災表示体を形成したもの
である。
面に火災熱を感熱して発色表示される火災表示体にて手
前側から反対側が火災発生中であることを容易に確認さ
れ、避難活動、誘導活動等が迅速に行なわれる。
求項1記載の耐火スクリーン装置において、火災表示体
は、火災熱を感熱して発色する感熱発色剤にて形成した
ものである。
ート体の表面に火災を表示する文字や絵等の火災表示体
を簡単に形成することができる。
面を参照して説明する。
ぞれ相対して垂直状に固定された上下方向の左右のガイ
ドレールで、この左右のガイドレール1は相対する内側
面にガイド溝3をそれぞれ開口して断面略コ字形状に形
成されている。
部4に前記左右のガイドレール1の上端部をそれぞれ挿
入したスクリーンボックス5が固定され、このスクリー
ンボックス5は下端部に前記左右のガイドレール1のガ
イド溝3にそれぞれ連通して開口した左右方向の案内溝
6を有している。前記被遮閉部2は出入口、非常口及び
通路等の開口部をいう。
方向の巻取ドラム7を有する巻取軸8が回転自在に軸架
され、この巻取軸8の一端部にこの巻取軸8を回転駆動
する回転輪9が固着されている。また、前記スクリーン
ボックス5内に正逆転可能なモータ10が固定され、この
モータ10の出力軸11に前記回転輪9に対向する位置に駆
動輪12が固着され、この駆動輪12と前記回転輪9との間
に無端回行体13が回行自在に懸架されている。そして、
前記モータ10の出力は減速されて前記巻取軸8に伝達さ
れるようになっている。
2を遮蔽する昇降自在の難燃性耐火シート体14の一端部
(上端部)が固着されて巻き付けられ、この難燃性耐火
シート体14は前記巻取ドラム7の巻き戻しにより前記左
右のガイドレール1に案内されて下降され前記被遮蔽部
2を遮蔽するようになっている。前記難燃性耐火シート
体14はガラスクロス、シリカクロス等からなる一枚仕立
ての被透過性の難燃性布地等にてシート状に形成されて
いる。
にこの難燃性耐火シート体14の幅方向の略全長に亘って
前記被遮蔽部2の床面15に着床する難燃性着床体16が一
体に取り付けられている。
に、すなわち、前記被遮蔽部2を遮蔽した遮蔽時の前記
難燃性耐火シート体14の表面に火災時の火災、熱風等に
より雰囲気温度が所定の高さに上昇した火災熱を感熱し
て発色する感熱発色剤にて火災熱を感熱して火災を表示
する文字、絵、記号等を発色表示する火災表示体17が形
成されている。すなわち、感熱発色剤を用いて難燃性耐
火シート体14に火災を表示する文字、絵、記号等を記
入、含浸、塗着して、難燃性耐火シート体14に火災熱を
感熱して発色表示する火災表示体17が形成されている。
キ、たとえば、ダイサーモDI,ダイサーモDR(大日
精化工業株式会社製)、感熱発泡型耐火塗料等が用いら
れる。そして、たとえば、ダイサーモDIの場合は、難
燃性耐火シート体14に塗着することにより、火災熱が所
定の温度に上昇すると徐々に発色し始め、火災熱が一定
の温度に上昇し、たとえば、スプリンクラが作動し始め
る火災熱で発色して難燃性耐火シート体14に火災表示体
17が形成される。また、感熱発泡型耐火塗料の場合は、
ポリリン酸アンモニウム等を含有し、難燃性耐火シート
体14に塗着し、火災熱が所定の温度に上昇することによ
り発泡して難燃性耐火シート体14に火災表示体17が形成
される。
発色反応を示さず難燃性耐火シート体14の表面に火災表
示体17が発色表示されず、視覚的に確認することが困難
な状態になっている。また、前記火災表示体17は、火災
時に所定の温度に上昇した火災熱を感熱することにより
発色反応を示し、難燃性耐火シート体14の表面に火災を
表示する文字、絵、記号等の火災表示体17があぶり出さ
れて浮き出る状態に発色表示され、視覚的に十分に確認
できるようになっている。
る。
からの出力により巻取軸8が難燃性耐火シート体14を巻
き戻す方向に回転駆動されると、すなわち、図示しない
制御手段により火災信号によってモータ10のブレーキが
解放され、巻取軸8の巻取ドラム7にて難燃性耐火シー
ト体14が順次巻き戻す方向に回転駆動されると、この難
燃性耐火シート体14が左右のガイドレール1のガイド溝
3に案内されて下降される。
連設された難燃性着床体16が被遮蔽部2の床面15に着床
された時点で制御手段が作動され、この制御手段にてモ
ータ10の作動が停止される。したがって、難燃性耐火シ
ート体14及び難燃性着床体16にて被遮蔽部2が遮蔽され
て全閉され、この難燃性耐火シート体14及び難燃性着床
体16にて被遮蔽部2が手前側と反対側が気密状態に仕切
られ、煙りの拡散と延焼が防止される。
床体16にて被遮蔽部2が全閉された状態で、難燃性耐火
シート体14の表面の火災表示体17が所定の温度に上昇し
た火災熱を感熱することにより発色反応を示し、難燃性
耐火シート体14の表面に火災を表示する文字、絵、記号
等の火災表示体17があぶり出されて浮き出る状態に発色
表示される。
耐火シート体14の表面に発色表示された火災表示体17に
よる火災表示により難燃性耐火シート体14の手前側にお
いて難燃性耐火シート体14の反対側が火災発生中である
ことが視覚的に容易に確認される程度に十分に告知表示
される。これにより、難燃性耐火シート体14の手前側に
おいて避難活動、誘導活動等を迅速に行なうことに十分
に寄与できる。
発色する感熱発色剤にて形成することにより、この感熱
発色剤を用いて難燃性耐火シート体14の表面に火災を表
示する文字や絵等の火災表示体17が簡単に形成される。
の難燃性耐火シート体14の表面に火災表示体17を形成す
る場合について説明したが、これに限らず、難燃性耐火
シート体14は、それぞれの幅方向の両側端部を重ね代と
して相互に重ね合わせた複数枚の難燃性耐火シートにて
形成し、この複数枚の難燃性耐火シートにて被遮蔽部2
が全閉した状態でこの複数枚の難燃性耐火シートの全体
を一面としてその表面に火災表示体17を形成するように
してもよい。
難燃性耐火シートにて被遮蔽部2を全閉した火災時に前
記実施の形態の場合と同様に火災表示体17が所定の温度
に上昇した火災熱を感熱することにより発色反応を示
し、複数枚の難燃性耐火シートの全体を一面とした表面
に火災を表示する文字、絵、記号等の火災表示体17があ
ぶり出されて浮き出る状態に発色表示される。
により複数枚の難燃性耐火シートの手前側においてこの
複数枚の難燃性耐火シートの反対側が火災発生中である
ことが視覚的に容易に確認される程度に十分に告知表示
される。
ての難燃性耐火シート体14及び複数枚の難燃性耐火シー
トを有する難燃性耐火シート体14は巻取ドラム7にて被
遮蔽部2に対して上下方向に昇降自在に設ける場合につ
いて説明したが、これに限らず、一枚仕立ての難燃性耐
火シート体14及び複数枚の難燃性耐火シートを有する難
燃性耐火シート体14は被遮蔽部2に対して左右方向に開
閉自在に設け、これらの難燃性耐火シート体14の表面に
前記各実施の形態の場合と同様に感熱発色剤にて火災表
示体17を形成するようにしてもよい。
イヤまたはベルトを巻き取って燃性耐火シート体14を引
き上げて折り畳む折畳み式の難燃性耐火シート体14に形
成するようにしてもよい。
蔽する難燃性耐火シート体を備え、前記被遮蔽部を遮蔽
した遮蔽時の前記難燃性耐火シート体の表面に火災熱を
感熱して火災を表示する文字または絵等を発色表示する
火災表示体を形成したので、火災時に難燃性耐火シート
体にて被遮蔽部を遮蔽した状態で火災表示体が火災熱を
感熱することにより確実に発色表示され、この火災表示
体にて難燃性耐火シート体の表面に火災が発生している
ことを確実に表示でき、この火災表示にて手前側から反
対側が火災発生中であることを容易に確認でき、誤って
手前側から反対側に脱出したり避難することを防止で
き、したがって、避難活動、誘導活動等を迅速にかつ円
滑に行なうことに十分に寄与できる耐火スクリーン装置
を提供できる。
の効果に加え、火災表示体は、火災熱を感熱して発色す
る感熱発色剤にて形成したので、この感熱発色剤を用い
て難燃性耐火シート体の表面に火災を表示する文字や絵
等の火災表示体を簡単に形成することができる。
置の要部の斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 被遮蔽部を遮蔽する難燃性耐火シート体
を備え、前記被遮蔽部を遮蔽した遮蔽時の前記難燃性耐
火シート体の表面に火災熱を感熱して火災を表示する文
字または絵等を発色表示する火災表示体を形成したこと
を特徴とする耐火スクリーン装置。 - 【請求項2】 火災表示体は、火災熱を感熱して発色す
る感熱発色剤にて形成したことを特徴とする請求項1記
載の耐火スクリーン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4261197A JP2960028B2 (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 耐火スクリーン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4261197A JP2960028B2 (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 耐火スクリーン装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10234878A JPH10234878A (ja) | 1998-09-08 |
JP2960028B2 true JP2960028B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=12640834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4261197A Expired - Fee Related JP2960028B2 (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 耐火スクリーン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2960028B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100745555B1 (ko) | 2005-11-19 | 2007-08-02 | 문정숙 | 주택 외벽 창호용 방화 스크린 장치 |
JP5322159B2 (ja) * | 2009-02-20 | 2013-10-23 | 文化シヤッター株式会社 | シャッターシステム |
JP5322160B2 (ja) * | 2009-02-20 | 2013-10-23 | 文化シヤッター株式会社 | シャッターシステム |
JP2012085683A (ja) * | 2010-10-15 | 2012-05-10 | Shimizu Corp | 消防活動支援システム |
JP7021112B2 (ja) * | 2016-12-26 | 2022-02-16 | カーリットホールディングス株式会社 | 信号炎管 |
JP6965177B2 (ja) * | 2018-02-15 | 2021-11-10 | ホーチキ株式会社 | 表示システム |
GB2608147A (en) * | 2021-06-23 | 2022-12-28 | Intumescent Systems Ltd | Fire curtain |
-
1997
- 1997-02-26 JP JP4261197A patent/JP2960028B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10234878A (ja) | 1998-09-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3007584B2 (ja) | 耐火スクリーン装置 | |
JP2960028B2 (ja) | 耐火スクリーン装置 | |
JP3470945B2 (ja) | スクリーン装置 | |
JP3752114B2 (ja) | 開閉装置 | |
JPH10314329A (ja) | 耐火スクリーン装置 | |
JP2878221B2 (ja) | 耐火スクリーン装置 | |
JP2878219B2 (ja) | 耐火スクリーン装置 | |
KR102027807B1 (ko) | 접이터널식 대피통로 시스템 | |
JP3007588B2 (ja) | 耐火スクリーン装置 | |
JP3007589B2 (ja) | 耐火スクリーン装置 | |
JPH10165532A (ja) | 耐火スクリーン装置 | |
JP2878218B2 (ja) | 耐火スクリーン装置 | |
JP3429640B2 (ja) | スクリーン装置 | |
JP3599302B2 (ja) | 耐火スクリーン装置 | |
JPH09313632A (ja) | 連装式防火シャッタ− | |
JP3639089B2 (ja) | スクリーン装置 | |
JP3048993B2 (ja) | 耐火スクリーン装置 | |
JPH11131943A (ja) | スクリーン装置 | |
JP2952225B2 (ja) | 耐火スクリーン装置 | |
JP2960030B2 (ja) | 耐火スクリーン装置 | |
JP2960025B2 (ja) | 耐火スクリーン装置 | |
JP4441216B2 (ja) | 防火区画用スクリーンシャッター装置 | |
JPH10305110A (ja) | 耐火スクリーン装置 | |
JP3311897B2 (ja) | ロールスクリーン | |
JP2001129108A (ja) | 防火区画用スクリーン装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080730 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110730 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140730 Year of fee payment: 15 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |