JPH0740074Y2 - 帯状シートシャッターの開度抑制装置 - Google Patents

帯状シートシャッターの開度抑制装置

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JPH0740074Y2
JPH0740074Y2 JP12801988U JP12801988U JPH0740074Y2 JP H0740074 Y2 JPH0740074 Y2 JP H0740074Y2 JP 12801988 U JP12801988 U JP 12801988U JP 12801988 U JP12801988 U JP 12801988U JP H0740074 Y2 JPH0740074 Y2 JP H0740074Y2
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shaped sheet
belt
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JP12801988U
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JPH0249490U (ja
Inventor
達雄 瀬戸
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三和シャッター工業株式会社
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、複数枚の帯状シートを交互に重ね合わせて
縦配列し、建物等の出入口に懸吊する帯状シートシャッ
ターに係り、詳しくは風の影響で帯状シートシャッター
がなびいたり、人や車輌などの出入りで形成される帯状
シート間の開口が大きく開くのを極力抑制する開度抑制
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
帯状シートシャッターは、工場,倉庫などの出入口とな
る間口開口部に配置して、出入口を略密封状にし、これ
ら内部の保温,保冷,防音や外部からの防塵,防虫用に
機能させつつ、帯状シートを押し分けることにより、作
業者や物品搬出入時の車輌の出入りを可能にするもので
ある。
従来の帯状シートシャッターを、第7図に基づいて説明
する。帯状シートシャッターSは、出入口の鴨居に横架
状に固定したシャフト1と、全光線透過率の高い複数枚
の透明なビニール製帯状シート2と、これら帯状シート
2を上記シャフト1に個々に取付ける固定具3で構成し
てある。この固定具3は、シャフト1を左右両側から挟
持する半円筒状のシャフト挟持部と、帯状シート2の上
端物を表裏両側から挟持してネジ,ワッシャ,ナットを
用いて締着する板状のシート挟持部を一体的に形成し、
左右一対の取付ヒンジとして構成してある。一方、帯状
シート2は、幅方向に僅かに湾曲しており、隣接する他
の帯状シートとはそれぞれの縦側部を交互に重ね合わせ
て、縦配列してある。しがって、各帯状シート2はそれ
ぞれの固定具3によってシャフト1に懸吊状態に支持さ
れ、このシャフト1を支点として揺動自在にしてある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の帯状シートシャッターは、風
の影響により、帯状シートの下部側がまくれ上がったり
バタつくので、人などの通過時以外にも帯状シート間に
開口が形成され、帯状シートシャッターの気密性に問題
があった。また、人やフォークリフトを始めとする車輌
などが通過する際には、特に、幅のあるものが通過する
と、帯状シートが押し分けられるため、通過するものの
上方に三角状に大きな開口が形成されるので、やはり温
度調整を行っている室内の保温,保冷状態などに影響を
与え、気密性に難があった。
この考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので、風の
影響や、車輌などの通過時に形成される開口が大きく広
がるのを極力抑制して、帯状シートシャッターの気密性
低下を最小限度に止める帯状シートシャッターの開度抑
制装置を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は上記目的を達成するために、帯状シートの縦
側部を交互に重ね合わせて縦配列し、間口開口部に懸吊
してなる帯状シートシャッターにおいて、上記帯状シー
トシャッターの前後両面近傍の全幅にわたる長さの規制
体を設け、上記規制体を昇降させる昇降機構を設けた帯
状シートシャッターの開度抑制装置を構成したものであ
る。
〔作用〕
この考案によれば、帯状シートシャッターの前後両面に
は昇降自在な規制体が位置しているので、例えば、人の
通過が可能な中途高さに規制体が位置するときには、風
が吹いて帯状シートシャッターの下部側がまくれあがり
傾向となっても、規制体の存在により、その部位の帯状
シートは規制体に当接して抵抗となり帯状シート全体が
撓み,揺れ動くのを防止し、それより上方の帯状シート
は密接状態で開口が形成されにくくなり、また規制体よ
り下方の帯状シートはその長さ範囲で、振幅を小さくし
てまくれ上がるので、形成される開口度合が抑制される
ことになる。さらに、上記中途高さ位置に規制体がある
ときに人が通過すれば、通過する付近の帯状シートは規
制体位置でこれに当接して、その部位より下方の帯状シ
ートが押し分けられ開口が形成されるので、帯状シート
の全長が押し分けられるのとは異なり、開口度合を小さ
くして気密性の保持を最低限度に抑制することが可能と
なる。
一方、フォークリフトなど高さがあるものが通過する場
合には、昇降機構によって規制体位置を上方に移動すれ
ば通過可能となるので、通過後に中途高さ位置に下降復
帰させれば、風の影響による帯状シートのまくれ上がり
などの抑制状態を維持可能にするものである。
〔実施例〕
この考案に係る一実施例を、図面に基づいて説明する。
図面の第1図は帯状シートシャッターに適用した開度抑
制装置の概略図、第2図は骨材端部の平面図、第3図は
骨材が所定位置にあるときの人の通過時を説明する説明
図、第4図はフォークリフト通過時の骨材の移動を説明
する説明図である。なお、実施例の説明にあたり、従来
技術と同一部位、同一部材には同一符号を付し、その構
成の説明は省略する。
第1図および第2図に示すように開度抑制装置Aは、帯
状シートシャッターSの前後両面に配した帯状シートシ
ャッターSの全幅より長さのある2本の骨材4と、この
骨材4を平行状に昇降自在にする昇降機構Bで構成され
ている。
上記骨材4は丸パイプ状をなし、帯状シート2の前後両
面に僅かな間隙をあけるように位置させるため、所定間
隔を残して両端部を連結プレート5でそれぞれ連結して
ある。この骨材4の存在が抵抗となって、風の影響によ
って帯状シート2全体が撓んだり、揺れ動くのを抑制す
るものである。
一方上記昇降機構Bは、帯状シートシャッターS両側端
にそれぞれ立設したガイドパイプ6と、このガイドパイ
プ6の前後方向から挟むように位置させた上記連結プレ
ート5の外側部に2個づつ突出状に軸着した鼓形ガイド
ローラ7と、帯状シートシャッターSの上方に取付けた
電動機8からの動力伝達で上記連結プレート5と接続し
たワイヤロープ9を巻き取り,繰り出し自在にするシャ
フト10で構成されている。上記電動機8からの動力は、
その出力軸に取付けたスプロケット11と、上記シャフト
10の軸端に取付けたスプロケット12間に巻装したローラ
チェーン13で伝達し、シャフト10に正逆の回転力を付与
してある。このシャフト10の両側にはそれぞれドラム14
を取付けて、上記両側の連結プレート5に接続したワイ
ヤロープ9とそれぞれ連結してあり、シャフト10の回転
でこのワイヤロープ9をドラム14に巻き取りあるいは繰
り出しながら、上記骨材4をガイドパイプ6にそって水
平状に昇降可能にしてある。そして、電動機8の停止
で、骨材4は任意の高さ位置に停止可能となるものであ
る。
上記開度抑制装置Aの作動形態としては、押ボタンスイ
ッチやプルスイッチによるもののほか、光電管,超音
波,マイクロ波などによる指令信号を自動制御盤を備え
た電動機8側に開閉指令として発信する車輌検知器15を
適用してもよい。
以上のように構成した開度抑制装置Aの作動を、第1
図,第3図および第4図に基づいて説明する。人が通過
可能な高さ、例えば、2mの高さに骨材4を位置させ、こ
の高さを所定位置とすれば、風の影響で帯状シート2が
撓み、まくれ上がろうとしても、所定位置の骨材4に当
接して抵抗となるので、所定位置より上方の帯状シート
2は密接状に保持されて帯状シート2間に開口が形成さ
れにくくなり、また骨材4より下方の帯状シート2は、
その長さ範囲で振幅を小さくしてまくれ上がる傾向とな
るので、形成される開口度合が抑制されることになる。
また、第3図に示すように所定位置に骨材4があるとき
に人が通過すると、通過する部位の帯状シート2は骨材
4位置に当接して抵抗となって、その部位より上方の帯
状シート2は密接状態となって開口が形成されにくくな
り、その部位より下方の帯状シート2は押し分けられて
開口が形成されるので、帯状シート2の全長が押し分け
られるのとは異なり、開口度合を小さくして気密性の低
下を最小限度に抑制することが可能となる。
さらに、第4図に示すようにフォークリフト16など高さ
があるものが通過する場合には、帯状シートシャッター
Sの手前で車輌検知器15が開指令信号を電動機8側に発
信するので、電動機8の作動によってワイヤロープ9を
巻き取り、仮想線の位置にあった骨材4を上昇させ、フ
ォークリフト16の通過を可能にする。帯状シートシャッ
ターSを挟んで反対側の車輌検出器15でフォークリフト
16の通過を確認した後は、タイマー作動で閉指令信号を
電動機8側に発信するので、電動機8がワイヤロープ9
を繰り出して骨材4を所定位置まで下降させ、リミット
スイッチの作動で自動閉鎖を可能にしてある。したがっ
て、フォークリフト16が通過するときだけ骨材4を上昇
しているので、その間を除いては骨材4が所定位置にあ
り、風の影響による帯状シート2の開口度合は抑制され
ることになる。
ところで、帯状シートの形態を第5図およびけ第6図に
示すように形成すれば、風による影響や車輌などの通過
に伴う帯状シート間の開口度合は一層小さなものになる
とともに、帯状シート同士のスリップ性が向上して、ス
リ傷が少なくなり透明度を維持可能にする。すなわち、
単一の帯状シート2′の形状を、図示するようにその両
側端部を略180度に湾曲して、先端部を水平状にしたフ
ック状の係合部2′aに形成する。これら帯状シート
2′をその係合部2′aの形成面同士を対面させ交互に
重ね合わせ、しかも隣接する帯状シート2′の係合部
2′a先端部同士の間に一定の間隙を残す態様で配列し
たものである。
以上のような帯状シート2′で構成した帯状シートシャ
ッターに、上記開度抑制装置Aを設ければ、次のような
効果がある。第5図に示すように、人やフォークリフト
などの車輌が通過する際には、帯状シートシャッターの
配列面に対して直交方向から直進して来るので、同配列
の片側の帯状シート2′だけに通過するものが当接し
て、当接範囲の両側帯状シート2′だけが部分的に押さ
れて、その部位のみの開口が形成され、開口度合を抑制
して最小限度に止めることができる。また第6図に示す
ように風に対しては、帯状シートシャッター全面に風圧
が作用して撓む傾向にあるので、帯状シート2′の係合
部2′a同士が互いに噛み合い引っ掛かり、全体に連結
した状態で撓み、開口部が形成されず気密性が堅持でき
るものである。加えて、帯状シート同士は係合部2′a
のみの接触であるので、接触部分が小さくスリップ性に
優れ、スリ傷がつきにくく帯状シート2′の透明度を長
く保つことができる。
なお、以上の実施例では昇降機構に電動機を用いたが、
チェーンブロックなど手動形態であってもよい。
〔考案の効果〕
この考案は以上のように構成したので、次のような効果
を奏する。
(a)帯状シートシャッターの前後両面に昇降自在な規
制体を位置させているので、中途高さに規制体を位置さ
せれば、風が吹いて帯状シートシャッターの下部側がま
くれあがり傾向となっても、その部位の帯状シートは規
制体に当接して抵抗となって、帯状シート全体が撓み,
揺れ動くのを防止し、それより上方の帯状シートは密接
した保持状態で開口が形成されにくくなり、また規制体
より下方の帯状シートはその長さ範囲で、振幅を小さく
してまくれ上がるので、形成される開口度合を極力抑制
して帯状シートシャッターの気密性低下を最小限度に止
めることが可能となる。
(b)また、上記中途高さ位置に規制体があるときに人
が通過すれば、帯状シートは規制体位置に当接して、そ
の部位より上方の帯状シートは密接状態に保持され、ま
たその部位より下方の帯状シートは押し分けられ開口が
形成されるので、帯状シートの全長が押し分けられるの
とは異なり、開口度合を小さくして気密性低下を最小限
度に抑制することが可能となる。
(c)さらに、フォークリフトなど高さがあるものが通
過する場合には、昇降機構によって規制体を昇降自在に
してあるので、通過時のみ規制体を上昇させて、通過後
に中途高さ位置に下降復帰させれば通過を可能にするも
のである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例に係り、第1図は帯状シート
シャッターに適用した開度抑制装置の概略図、第2図は
骨材端部の平面図、第3図は骨材が所定位置にあるとき
の人の通過状態を説明する説明図、第4図はフォークリ
フト通過時の骨材の移動を説明する説明図、第5図およ
び第6図は他の帯状シートを用いた帯状シートシャッタ
ーの動作を示す説明図である。第7図は従来の帯状シー
トシャッターを示す部分省略の斜視図である。 A……開度抑制装置、B……昇降機構 S……帯状シートシャッター 1……シャフト、2……帯状シート 2′……他の帯状シート 2′a……係合部、4……骨材(規制体) 5……連結プレート、6……ガイドパイプ 7……ガイドローラ、8……電動機 9……ワイヤロープ、10……巻取シャフト 14……ドラム、15……車輌検知器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状シートの縦側部を交互に重ね合わせて
    縦配列し、間口開口部に懸吊してなる帯状シートシャッ
    ターにおいて、 上記帯状シートシャッターの前後両面近傍の全幅にわた
    る長さの規制体を設け、上記規制体を昇降させる昇降機
    構を設けたことを特徴とする帯状シートシャッターの開
    度抑制装置。
JP12801988U 1988-10-01 1988-10-01 帯状シートシャッターの開度抑制装置 Expired - Lifetime JPH0740074Y2 (ja)

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JP12801988U JPH0740074Y2 (ja) 1988-10-01 1988-10-01 帯状シートシャッターの開度抑制装置

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JP12801988U JPH0740074Y2 (ja) 1988-10-01 1988-10-01 帯状シートシャッターの開度抑制装置

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JPH0249490U JPH0249490U (ja) 1990-04-05
JPH0740074Y2 true JPH0740074Y2 (ja) 1995-09-13

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JP2878221B2 (ja) * 1996-12-11 1999-04-05 文化シヤッター株式会社 耐火スクリーン装置

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