JPH0541200Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、逆巻き等の異常を確実に検知してシ
ヤツターカーテンを緊急停止せしめることができ
る電動シヤツターの異常検知装置に関するもので
ある。

［従来技術および考案が解決しようとする課題］ 一般に、この種の建築用電動シヤツターにおい
ては、何らかの理由でシヤツターカーテンが逆巻
きされたり、シヤツターカーテン下降中、座板が
障害物に接当した等の異常が発生したり、あるい
はリミツトスイツチの破損を知らずにシヤツター
カーテンを上昇せしめて座板がまぐさ部に突き当
つてもまだ電動モータが作動し続けるような異常
が発生した場合に、これを検知して開閉機を自動
的に停止せしめる異常検知装置を設けているもの
がある。

そこで速度検知に基づいて異常判断をすること
が提唱される。ところで電動シヤツターは、シヤ
ツターカーテンの巻始めと巻終りで巻取りドラム
での巻径が異なること、および閉鎖作動時、開閉
機はシヤツターカーテンが障害物に突き当たつて
下降停止しても駆動し続けること等の理由によ
り、開閉機の速度検知では確実な異常検知ができ
ないものである。

このため電動シヤツターの場合には、シヤツタ
ーカーテン自体の移動速度に基づいて異常検知を
せざるを得ないことになる。そこでシヤツターカ
ーテンの移動速度を検知するための手段として
種々のものが考えられるが、そのもののなかに、
投受光器を設けた光検知方式を採用することが考
えられる。しかるにこの様にすると、シヤツター
カーテンを構成する全てのスラツトに反射シート
の如き物をいちいち貼着するなどしてスラツトに
光反射面を形成する必要が生じてくる。しかしな
がら、正確な速度検知を行うためには、貼着位置
がずれないよう細心の注意を払つて所定位置に反
射シートを貼着しなければならず、作業が面倒か
つ煩雑になつて作業性に劣る。ところが反射シー
トは、ガイドレールやガイドレール上端に続くシ
ヤツターガイドに当つて擦れることがないよう、
閉鎖時露出する位置に貼着することになるが、こ
うすると閉鎖時、反射シートが目立つて見苦しい
うえに、どうしても悪戯され易く、剥がされたり
汚されてしまうという問題が有り、そして一枚で
も反射機能が損なわれてしまえば、最早、使いも
のにならないという問題があつて信頼性に劣り、
到底採用できるものではない。

［課題を解決する手段］ 本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点
を一掃することができる電動シヤツターの異常検
知装置を提供することを目的として創案されたも
のであつて、複数のスラツトを一連状に連結して
形成されるシヤツターカーテンを、開閉機の正逆
駆動に基づいて開閉移動するように構成してなる
電動シヤツターにおいて、前記各スラツトは、移
動するシヤツターカーテンの一方のカーテン面に
対向するよう配設される投受光器の投光素子から
の投光が受光素子で高い出力として検知されるよ
う反射する第一反射部と、前記投光が受光素子で
低い出力として検知されるよう反射する第二反射
部とを形成すべく統一した凹凸形状にして、シヤ
ツターカーテンの移動で反復繰り返しされるカー
テン面の凹凸変化に基づいて高低出力信号が出力
されるよう構成する一方、該高低出力信号が入力
すべく投受光器に接続された異常検知機構には、
出力信号を増幅する増幅回路、該増幅された高低
出力信号をレベル調整して信号変化に対応した出
力信号を出力する出力レベル調整回路、該レベル
調整された出力信号から演算される出力速度信号
が予め設定される設定速度信号よりも遅いか否か
の判断をし、遅いと判断されたときに前記開閉機
の緊急停止指令を出力する演算回路を設けて、シ
ヤツターカーテン移動速度が設定速度よりも遅い
ことの異常検知を、前記反復繰り返しされるカー
テン面の凹凸変化で行うように構成したことを特
徴とするものである。

そして本考案は、この構成によつて、検知精度
を著しく向上させることができるようにしたもの
である。

［実施例］ 次に、本考案を図面に示された一実施例に基づ
いてさらに詳しく説明する。図面において１は電
動シヤツターであつて、該電動シヤツター１を構
成するシヤツターカーテン２は後述するように統
一した凹凸形状を有する複数のシヤツタースラツ
ト３を上下に一連状にインターロツク統合して形
成したものであるが、その左右両側部が建造物出
入口等の開口部左右両側に立設した案内レール４
に上下動自在に嵌入している。案内レール４の上
端部はシヤツターケース５に連結されており、該
シヤツターケース５に横架した巻取ドラム６には
シヤツターカーテン２が巻取り可能に構成してあ
る。巻取ドラム３の巻取軸７にはギア７ａが固定
されているが、該ギア７ａがチエン８を介して開
閉機９側のギア９ａに連動連結せしめられること
によつて、巻取ドラム６は、開閉機９の正逆駆動
に対応してシヤツターカーテン２を巻取りあるい
は巻戻すことができるようになつている。

５ａは前記シヤツターケース５の内底部左右両
端に形成されるガイド部であつて、該ガイド部５
ａは、上方先広がり状に対向する一対のガイド片
５ｂにより形成され、両ガイド片５ｂ間に挿通さ
れるシヤツターカーテン２の繰出しをガイドする
ようになつている。

開閉機９は第２図に示す制御回路機構に連結さ
れていて、上昇側スイツチ１０をONにすると正
駆動してシヤツターカーテン２を巻取り、また下
降側スイツチ１１をONにすると逆駆動してシヤ
ツターカーテン２を巻戻すべく作動するようにな
つている。尚、１２はシヤツターカーテン２が最
下降したことを検知してOFFとなり開閉機９の
正駆動を停止せしめるリミツトスイツチ、１３
は、シヤツターカーテン２が最上動したことを検
知してOFFとなり開閉機９の逆駆動を停止せし
めるリミツトスイツチである。

１４は本実施例では一種の反射型光電スイツチ
からなる投受光器であつて、該投受光器１４は、
シヤツターケース５の内底部にブラケツト５ｃを
介して設けられるものであるが、その取付け位置
は前記左右ガイド部５ａ間においてシヤツターカ
ーテン２に近接した位置となつている。そして、
投受光器１４の投光素子１４ａからはシヤツター
スラツト３側に向つて光が投光され、そして反射
した反射光を受光素子１４ｂによつて受光するも
のであるが、シヤツタースラツト３における幅方
向中央の平滑になつた第一反射部３ａでは前記投
光された光が効率良く光反射することになり、こ
れを受光素子１４ｂが受光検知することによつ
て、その受光素子１４ｂからはある高いレベルの
出力が得られる構成になつている。また幅方向両
端のインターロツク部は第二反射部３ｂとなつて
いる。つまり第二反射部３ｂでは、前記第一反射
部３ａに比して投受光器１４からの距離が遠くか
つ投光された光が乱反射して散乱するための受光
素子１４ｂから得られる出力は第一反射部３ａの
場合よりはかなり小さいレベルとなる。この様に
各スラツト３は、第一反射部３ａと第二反射部３
ｂとを有した凹凸形状になつており、そしてこの
凹凸形状が統一して施され、これによつてシヤツ
ターカーテン２が移動する場合に、この凹凸形状
が反復繰返しされるよう構成されている。

そして、本実施例では、この二種類の出力信号
が増幅回路１５で増幅された後、出力レベル調整
回路１６によつて、第一反射部３ａで得られた高
い出力信号は１の出力に変換され、第二反射部３
ｂで得られ小さい出力信号は０の出力信号に変換
され、この１または０の出力信号が一方のモノマ
ルチバイブレータ１７に入力する。さらに、この
モノマルチバイブレータ１７からの出力信号は他
のモノマルチバイブレータ１８及びフリツプフロ
ツプ回路を有する演算回路１９にそれぞれ入力
し、該演算回路１９からリレースイツチ２０のコ
イル２５用トランジスタ２１のベース端子側に後
述する切換指令を出し、リレースイツチ２０を
ON−OFF制御するようになつている。そして、
このリレースイツチ２０は前記開閉機９の制御回
路機構に配線され、リレースイツチ２０がOFF
となつたときにはスイツチ１０，１１がONであ
るにもかかわらず開閉機９が停止するようになつ
ている。

一方、第５図は、増幅回路１５、モノマルチバ
イブレータ１７，１８、演算回路１９等のタイム
チヤート図を示すものであるが、投受光器１４が
検知した受光信号は、シヤツタースラツト３の移
動に伴ない反射が大きい第一反射部３ａと反射が
少ない第二反射部３ｂとにより増幅回路１５から
は図に示す様にシヤツタースラツト３における第
一反射部３ａ及びインターロツク部３ｂの幅方向
の距離に比例した出力信号となる。この信号は出
力レベル調整回路１６によつて１または０の出力
信号に変換され、モノマルチバイブレータ１７は
第二反射部３ｂ毎に出力１の信号を立上りでトリ
ガされる。そして、モノマルチバイブレータ１７
からは、前記信号の入力によつて時間Ｔのあいだ
出力１が保持されるデータ信号Ｑと、該データ信
号Ｑの出力が０となつた時点から次の入力信号が
あるまで出力１が保持されるデータ反転信号Ｑと
が出される。また、他方のモノマルチバイブレー
タ１８は、前記モノマルチバイブレータ１７の立
上のでトリガされ、時間Ｕ（Ｕ＜Ｖ）のあいだ出
力が０となるデータ信号Ｑを出すように設定され
ている。さらに、演算回路１９には、両モノマル
チバイブレータ１７，１８からの各データ信号Ｑ
が入力して両データを演算し、切換指令を出すよ
うになつている。即ち、シヤツタースラツト３の
一枚分の移動時間Ｖ、即ち、シヤツターカーテン
２の移動に伴なう第二反射部３ｂに対応するモノ
マルチバイブレータ１７へのある入力信号から次
入力信号までの時間Ｖが、基準時間であるＴ＋Ｕ
に対して、Ｖ＜Ｔ＋Ｕのときは演算回路１９は正
常と判断して出力０のままとなり、一方、Ｖ＞Ｔ
＋Ｕのときは演算回路１９は異常と判断して出力
が１となるデータ信号Ｑを時間Ｗだけ出し、この
データ信号Ｑが切換指令となつてトランジスタ２
１のベース側に流れリレースイツチ２０はOFF
となり開閉機９は自動的に停止するようになつて
いる。

叙述の如く構成された本考案の実施例におい
て、シヤツターカーテン２の上下昇降物は、上昇
側スイツチ１０あるいは下降側スイツチ１１を
ONに操作することによつて行なわれることとな
る。そして、シヤツターカーテン２が最下降した
とき（閉口時）あるいは最上昇したとき（開口
時）にそれぞれ対応するリミツトスイツチ１２あ
るいは１３が作動して開閉機９を停止せしめ、シ
ヤツターカーテン２は停止する。

この様な電動シヤツター１の開閉作動におい
て、たとえば取付施工、点検整備などのためリミ
ツトスイツチ１２，１３が作動しないようになつ
ていた場合、シヤツターカーテン２が最下降位置
に下降したとしても開閉機９は停止しないから、
このまま開閉機９が作動し続けるとシヤツターカ
ーテン２は巻取ドラム６に逆巻状態で巻取られる
ことになる。

しかしながら本考案にあつては、この様な逆巻
現象が全く生じることはない。即ち、シヤツター
カーテン２は統一した凹凸形状を有したスラツト
３で形成されており、従つてシヤツターカーテン
２の移動に伴いこの凹凸形状は反復繰返しされる
ことになる。そしてこの凹凸形状によつて形成さ
れるシヤツタースラツト３の第一反射部３ａ及び
第二反射部３ｂからの反射光に対応した投受光器
１４での検知信号が、モノマルチバイブレータ１
７には時間Ｖの間隔の入力信号となつて入力され
る。このとき、シヤツタースラツト３の上下昇降
動が略設定された速度である場合、上記時間Ｖ
は、モノマルチバイブレータ１７からのデータ信
号Ｑの出力時間Ｔとモノマルチバイブレータ１８
からのデータ信号Ｑの出力時間Ｕとの和である基
準時間Ｔ＋Ｕよりも小さくなる（Ｖ＜Ｔ＋Ｕ）か
ら、演算回路１９はこれを正常と判断し、従つて
リレースイツチ２０はONのままとなつて開閉機
９は駆動し続けることになる。一方、シヤツター
カーテン２が前述したように最下降位置に達した
り座板が障害物に接当した等の場合にはシヤツタ
ースラツト３の下降動の速度が遅くなる。このた
め、基準時間Ｔ＋Ｕと移動時間Ｖとの関係がＶ＞
Ｔ＋Ｕとなるから演算回路１９はこれを異状と判
断して切換指令を出し、リレースイツチ２０は
OFFとなつて開閉機９は自動的に停止する。従
つて、シヤツターカーテン２は逆巻される等の不
都合は全くない。尚、シヤツタースラツト３に上
昇時にあつても下降時と全く同じであつて、リミ
ツトスイツチ１３が故障したことを知らずにシヤ
ツタースラツト３上昇せしめて座板がまぐさ部１
ａに接当しても開閉機９が停止しない様な異常の
際にも検知して開閉機９が焼き付いたりまぐさ部
が破損したりする以前で開閉機９を停止せしめる
ことになる。

この様に本考案にあつては、投受光器１４によ
るシヤツターカーテン２の移動速度検知に基づい
て異常を判断するものであるが、シヤツターカー
テン２を構成する各スラツトは、投受光器１４の
投光素子１４ａからの投光を受光素子１４ｂに向
けて効率よく反射する第一反射部３ａと、前記投
光を乱反射させて受光素子１４ｂには反射が少な
い第二反射部３ｂとを形成するよう、何れもが統
一した凹凸形状になつている。この結果、シヤツ
ターカーテン３が開閉機の駆動によつて移動する
と、そのカーテン面は、各スラツト３の凹凸形状
に基づいた第一反射部３ａおよび第二反射部３ｂ
が反復繰返しする状態で変化し、これが投受光器
によつて検地され、そしてシヤツターカーテンの
移動速度検知が成されることになる。従つて、い
ちいち反射シートの如き物を全てのスラツトに正
確に貼着するような手間が全く不要で、複数のス
ラツト３を一連状に連結するだけの通常工程で生
産されたシヤツターカーテン２をそのまま用い
て、精度の高い移動速度検知ができる。しかもこ
のものは、反射シートをいちいち貼着した場合の
ように、閉鎖時、反射シート部が外部に露出して
特別目立つこともないので、該部位を集中して悪
戯される惧れもないうえに、反射シートが剥離さ
れたり破損されたりするような反射機能を損なう
心配も殆どなく、もつて長期使用について極めて
信頼性の高いものにもなる。

尚、本考案は上記実施例に限定されるものでな
いことは勿論であつて、検知媒体としては単に光
だけでなく赤外線、超音波、レーザ光等一般に知
られた空中伝播性のある波を利用して行うことが
でき、また、この伝播性のある波の検知は、シヤ
ツタースラツトが金属板をロール成形しインター
ロツク結合したシヤツターカーテンに限らず、パ
イプシヤツターのようなものであつても良いので
ある。さらにシヤツタースラツトの移動速度の異
常検知は、前記実施例の如くモノマルチバイブレ
ータ１７，１８によつてあらかじめ設定された時
間Ｔ＋Ｕ内で次シヤツタースラツトが来るかどう
かを判断して検知するようにしたものに限らず、
例えば最初のシヤツタースラツトの移動時間をパ
ルスカウントして基準速度値とし、これを爾後の
シヤツタースラツトの移動時間のパスルカウント
と演算して許容誤差範囲を越えた時点で異常と判
断しリレースイツチをOFFとするようにしても
よく、また、モノマルチバイブレータ１７におけ
るデータ信号Ｑの出力時間Ｔを次シヤツタースラ
ツトが来る時間Ｖに対してある程度長くするとと
もにマルチバイブレータ回路１７に入力するパル
ス幅を長くし、上記出力時間Ｔの間に次シヤツタ
ースラツトによる入力があつたら正常と判断し、
これがなかつたら異常と判断するようにしてもよ
く、この場合にはモノマルチバイブレータ１８が
不用となる利点がある。

［作用効果］ 以上要するに、本考案は、叙述の如く構成され
たものであるから、スラツトに対向配設した投受
光器による受光に基づいてシヤツターカーテンの
移動速度を演算し、そして演算した移動速度が予
め設定される速度以下であるとき、異常であると
判断して緊急停止させるものであるが、この場合
に、シヤツターカーテンを構成する各スラツト
は、投受光器の投光素子からの投光を受光素子に
向けて効率良く反射する第一反射部と、前記投光
を乱反射させて受光素子には反射が少ない第二反
射部とを形成するよう、何れもが統一した凹凸形
状をしており、この結果、シヤツターカーテンが
移動すると、カーテン面は、凹凸形状に基づいた
第一反射部および第二反射部が反復繰返しする状
態で変化し、これが投受光器によつて確実に検知
され、カーテン移動速度の演算が成され、異常判
断が行われることになる。従つて、従来のように
いちいち反射シートの如きものを全てのスラツト
に正確に貼着するような手間が全く不要で、複数
のスラツトを一連状に連結するだけの通常工程で
生産されたシヤツターカーテンのカーテン面をそ
のまま用いて、精度の高い移動速度検知ができ、
しかもこのものは、反射シートをいちいち貼着し
た場合のように、閉鎖時、検出部が露出して特別
目立つこともないので、該部位を集中して悪戯さ
れる惧れもないうえに、反射シートが剥離された
り破損されたりするような反射機能を損なう心配
も殆どなく、もつて長期使用について極めて信頼
性の高いものになる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る電動シヤツターの異常検知
装置の一実施例を示したものであつて、第１図は
シヤツターケースを断面した電動シヤツターの全
体正面図、第２図は開閉機の制御回路機構の回路
図、第３図は要部縦断面図、第４図は検知回路機
構の回路図、第５図はタイムチヤート図である。 図中、１は電動シヤツター、２はシヤツターカ
ーテン、３はスラツト、３ａは平滑部、３ｂはイ
ンターロツク部、４は案内レール、５はシヤツタ
ーケース、５ａはガイド部、５ｂはガイド片、６
は巻取ドラム、７は巻取軸、８はチエン、９は開
閉機、１０は上昇側スイツチ、１１は下降側スイ
ツチ、１２，１３はリミツトスイツチ、１４は投
受光器、１４ａは投光素子、１４ｂは受光素子、
１５は増幅回路、１６は出力レベル調整回路、１
７，１８はモノマルチバイブレータ、１９は演算
回路、２０はリレースイツチ、２１はトランジス
タである。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 複数のスラツトを一連状に連結して形成される
   シヤツターカーテンを、開閉機の正逆駆動に基づ
   いて開閉移動するように構成してなる電動シヤツ
   ターにおいて、前記各スラツトは、移動するシヤ
   ツターカーテンの一方のカーテン面に対向するよ
   う配設される投受光器の投光素子からの投光が受
   光素子で高い出力として検知されるよう反射する
   第一反射部と、前記投光が受光素子で低い出力と
   して検知されるよう反射する第二反射部とを形成
   すべく統一した凹凸形状にして、シヤツターカー
   テンの移動で反復繰り返しされるカーテン面の凹
   凸変化に基づいて高低出力信号が出力されるよう
   構成する一方、該高低出力信号が入力すべく投受
   光器に接続された異常検知機構には、出力信号を
   増幅する増幅回路、該増幅された高低出力信号を
   レベル調整して信号変化に対応した出力信号を出
   力する出力レベル調整回路、該レベル調整された
   出力信号から演算される出力速度信号が予め設定
   される設定速度信号よりも遅いか否かの判断を
   し、遅いと判断されたときに前記開閉機の緊急停
   止指令を出力する演算回路を設けて、シヤツター
   カーテン移動速度が設定速度よりも遅いことの異
   常検知を、前記反復繰り返しされるカーテン面の
   凹凸変化で行うように構成したことを特徴とする
   電動シヤツターの異常検知装置。