JP4777627B2 - スクリーン昇降装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スクリーン昇降装置においてスクリーンの摺動性能を向上する技術に関する。
従来より、火災の発生時にスクリーンによって建物内の壁などの構造物に設けられた開口部を閉鎖し、炎や煙が開口部を通過するのを防止するスクリーン昇降装置が知られている。
このようなスクリーン昇降装置では、構造物の開口部を閉鎖可能なスクリーンと、スクリーンを開口部に沿って案内する一対のガイドレールと、を備えている。
また、このようなスクリーン昇降装置の中には、火災発生時にスクリーンの左右端がガイドレールから抜けるのを防止するよう構成されたものがある。具体的には、スクリーンの左右端には、抜け止め部がスクリーンの左右端を挟み込むよう取り付けられており、一方、ガイドレールには、スクリーンの左右端に取り付けられた抜け止め部に係止する係止部が設けられている。このことにより、スクリーンの左右端にガイドレールから抜けようとする力が作用しても、係止部が抜け止め部を係止することによりスクリーンの左右端がガイドレールから抜けるのを防止する(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−247383号公報(第6頁、図2)
しかし、上述のようなスクリーン昇降装置においては、スクリーンを移動させる際に、スクリーンの左右端に取り付けられた抜け止め部がガイドレールの内部に直接接触するため、スクリーンの摺動性能が悪くなるという問題があった。また、抜け止め部によってガイドレールの内部を傷つけてしまい、このことが原因でスクリーンの摺動性能が悪くなるおそれもある。
本発明は、このような不具合に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、スクリーン昇降装置において、スクリーンの摺動性能を向上させる技術を提供することにある。
上記課題を解決するための手段の1つとして、スクリーン昇降装置(1:この欄においては、発明に対する理解を容易にするため、必要に応じて「発明を実施するための最良の形態」欄で用いた符号を付すが、この符号によって請求の範囲を限定することを意味するものではない。)は、構造物の開口部を閉鎖可能なスクリーン(10)と、スクリーンを開口部に沿って案内する一対のガイドレール(30,40)と、を備えるスクリーン昇降装置であって、ガイドレールは、スクリーンの左右端(11c)を内包した状態で開口部に沿って案内するガイド溝(31d)を有する内レール(31)と、内レールを収納して構造物に固定される外レール(32,33)と、を備え、ガイド溝は、その入口の開口幅がその内部よりも狭く形成されており、スクリーンの左右端には、その先端部を折り返すことによりガイド溝からスクリーンの左右端が外れるのを防止するための抜け止め部(11c)が形成され、抜け止め部には線状物が内包されている構成がある。
このような手段によれば、スクリーンの左右端にはその先端部を折り返すことによりガイド溝から外れるのを防止するための抜け止め部が形成されているので、従来の抜け止め部よりも摩擦係数が小さい素材をスクリーンに採用すれば、従来のように抜け止め部がガイドレールの内部に接触する場合と比べて、スクリーンの摺動性能を向上させることができる。
また、このような手段によれば、スクリーンの移動時にスクリーンの生地がガイドレールに接触するので、従来のように抜け止め部によってガイドレールの内部を傷つけてしまうことが原因でスクリーンの摺動性能が悪くなる、というおそれがない。
こで、上述の線状物については、柔軟に曲げることができるとともに、引っ張り強度が強い素材にて構成されることが望ましく、その具体例としては、ワイヤなどの線材や、線状のゴム材、線状の発泡材などが挙げられる。このようにすれば、抜け止め部の強度を高めることができ、スクリーンの左右端がガイドレールのガイド溝から抜けにくくすることができる。
ところで、スクリーンの下端部に錘を取り付けることより、火災時などにスクリーンを落下させて開口部を閉鎖させるのに要する所要時間をスクリーンの下端部に錘を取り付けない場合に比べて短縮することができる。その際、スクリーン昇降装置が設置される場所に応じて錘の重量を調整できることが好ましい。そこで、スクリーンが、追加用錘を収納可能な錘を備えることが考えられる。
具体的には、請求項のように、構造物の開口部を閉鎖可能なスクリーンと、スクリーンを開口部に沿って案内する一対のガイドレールと、を備えるスクリーン昇降装置であって、スクリーンがその下端付近に錘を備えており、その錘が、錘本体と、錘本体を被覆する錘本体被覆部と、その内部に追加用錘を収納可能な追加錘収納部と、を有し、錘本体被覆部は、錘本体に対して着脱可能に構成されており、追加錘収納部は、錘本体と錘本体被覆部との間に形成されていることが考えられる。このようにすれば、スクリーン昇降装置が設置される場所に応じて錘の重量を調整することできる。また、スクリーンの摺動性能が向上するよう錘の重量を調整することできる。
の場合、錘本体被覆部を取り外して追加用錘を追加錘収納部に収納することや、錘本体被覆部の上部や側部などに開口部を設定し、その開口部から追加用錘を収納することなどが考えられる。このようにすれば、錘の重量を容易に調整することできる。
また、上述の錘本体被覆部については、他の部位と接触することを考慮して、樹脂などの柔らかい素材にて構成することが望ましい。
ところで、例えば火災時にスクリーンを落下させて開口部を閉鎖させた場合において取り残された人が存在するときには、その取り残された人を脱出させるためにスクリーンを持ち上げて開口部を開放させる必要がある。そこで、利用者がスクリーンを上方向へ移動させるための取手をスクリーンに設けることが考えられる。また、このような取手については、例えば帯状の生地の両端をスクリーンに対して縫製することによりループ状に形成することも考えられる。しかし、このようなループ状の取手は厚み寸法が大きいため、スクリーンを巻き取ったり折り畳んだりして収納する際にその取手が邪魔となるおそれがある。
そこで、請求項のように、上述の取手については、スクリーンと同一素材の生地をスクリーンに対して縫製することにより下向きに開放された袋状に形成され、開口部を閉鎖した状態にあるスクリーンの左右方向の中央付近における利用者が屈んだ際に掴みやすい位置に形成されていることが考えられる。このようにすれば、従来のループ状に形成した取手に比べてその厚み寸法が小さくなるので、スクリーンを巻き取ったり折り畳んだりして収納する際に取手が邪魔にはならず、スクリーンの摺動性能を向上させることができる。
また、このようにすれば、利用者の利便性を向上させることができる。
ところで、上述のスクリーンについては、複数のシート材を縫製した構成を有することが考えられる。このようにすれば、所定間隔でシート材を重ね合わせて縫製した部分が形成されるので、この縫製部分によってスクリーンの強度を増加させるとともに、スクリーンに弛みが発生しにくくすることができる。
なお、上述のスクリーン昇降装置が、スクリーン収納部から引き出されたスクリーンに当接することによりそのスクリーンの進行方向を変更させ、一対のガイドレールへ案内するスクリーン支持部(21)を備える場合において、複数のシート材のうち下側のシート材の上端部が、上側のシート材の下端部におけるスクリーン支持部側に位置するよう縫製されているときには、上側のスクリーンの下端部が、スクリーン収納部(20)から引き出されたスクリーンを挟んでスクリーン支持部に対向する構成部位(50)に引っ掛かってスクリーンの移動が妨げられるおそれがある。
そこで、請求項のように、スクリーンについては、複数のシート材のうち下側のシート材の上端部が、上側のシート材の下端部におけるスクリーン支持部とは反対側に位置するよう縫製されて構成されていることが考えられる。このようにすれば、上側のスクリーンの下端部が上述のような構成部位に引っ掛かりにくくすることができ、スクリーンの摺動性能を向上させることができる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[第一実施形態]
図1は第一実施形態のスクリーン昇降装置1の正面図である。また、図2はスクリーン10を示す説明図であり、図3はスクリーン10のウェイト13を示す説明図であり、図4はスクリーン10の取手14を示す説明図であり、図5および図6はガイドレール30を示す説明図であり、図7はスクリーン係止部34を示す説明図であり、図8は目板50を示す説明図であり、図9はガイドレール固定具90を示す説明図である。また、図12はスクリーン昇降装置1が取り付けられる構造物の開口面および壁面を示す説明図である。
なお、以降、このスクリーン昇降装置1において、スクリーン10に対して右ガイドレール30が配置されている側を「右側」とし、その反対側を「左側」とする(図1参照)。また、スクリーン昇降装置1において、スクリーンに対して目板50が配置されている側を「上側」とし、その反対側を「下側」とする(図1参照)。また、スクリーン昇降装置1において、右側から左側を見た場合における右側を「前側」とし、その反対側を「後側」とする(図2(b)参照)。
[スクリーン昇降装置1の構成の説明]
図1に示すように、本第一実施形態のスクリーン昇降装置1は、建物内に設置された壁などの構造物の開口部(図12(a)参照)を閉鎖可能なスクリーン10、スクリーン10を収納可能なスクリーン収納部20、ガイドローラ21(図2(b)参照)、遮煙ローラ22(図2(b)参照)、スクリーン10を構造物の開口部に沿って上下方向に案内する右ガイドレール30および左ガイドレール40、目板50、ラッチ60、手動操作部80およびガイドレール固定具90を備えており、構造物の開口面(図12(a)参照)や壁面(図12(b)参照)に取り付けられる。
[スクリーン10の構成の説明]
このうちスクリーン10は、図2(a)に示すように、複数の耐火シート11から構成されている。具体的には、スクリーン10は、幅約1200mmの細長い耐火シート11をスクリーン昇降装置1の左右幅に合わせて裁断し、その裁断した耐火シート11を横向きにして端部同士を、下側の耐火シート11の上端部11aが上側の耐火シート11の下端部11bの後側になるよう縫製した構造を有している(図2(b)参照)。また、スクリーン10の端部11cは、断面が略円形であるワイヤなどの線材12を包み込むよう折り返されて縫製されている(図2(c)参照)。なお、スクリーンの端部11cは、抜け止め部に該当する。
また、図1に示すようにスクリーン10の下部には、錘としてのウェイト13が取り付けられている。このウェイト13は、図3に示すように、2つの板状のウェイトベース13aおよび2つのウェイトカバー13bから構成されている。2つのウェイトベース13aは、板材であり、スクリーン10の下部へ両側から挟み込むよう取り付けられている。また、ウェイトカバー13bは、断面が略コの字状の長尺材であり、スクリーン10の下部へ取り付けられた2つのウェイトベース13aを両側から覆うようにスクリーン10へビスなどによって取り付けられている。また、ウェイトカバー13bについては、他の部位と接触することを考慮して、樹脂などの柔らかい素材にて構成されている。なお、ウェイトベース13aとウェイトカバー13bとの間には、空間が形成されており、この空間に錘を追加することにより、ウェイト13の重さを調節することができる。この場合、ウェイトカバー13bの横側から錘を挿入してもよいし、ウェイトカバー13bに開口部を設け、その開口部から錘を挿入するようにしてもよい。また、施工時にウェイトカバー13bをスクリーン10から取り外しておけば、ウェイトカバー13bに傷や汚れが付くのを防ぐことができる。なお、施工時にウェイトカバー13bとともにウェイトベース13aを取り外してもよい。
なお、ウェイトベース13aは錘本体に該当し、ウェイトカバー13bは錘本体被覆部に該当し、ウェイトベース13aとウェイトカバー13bとの間に形成される空間は追加錘収納部に該当する。
また、図1に示すようにスクリーン10におけるウェイト13の上方の中央部には、取手14が形成されている。具体的には、この取手14は、図4(a)および図4(b)に示すように、スクリーン10と同一素材の生地である略長方形の耐火シート15をスクリーン10に縫製することにより袋状に形成されている。なお、この取手14の位置については、スクリーン10を閉鎖した状態において使用者が屈んだ際にその取手14に手を差し入れやすい高さに設定されている(図1参照)。なお、本第一実施形態では、取手14は、スクリーン10の下端から約40cmの場所に形成されている。
[右ガイドレール30の構成の説明]
図5(a)に示すように右ガイドレール30は、内レールとしてのコア31、外レールの取付部材としてのベース32、外レールの被覆部材としてのカバー33、スクリーン係止部34(図7参照)、目板支持用ブラケット35などから構成されている。
[コア31の構成の説明]
コア31は、図5(c)に示すように、断面が略コの字状のステンレス製の長尺材であり、中央部31a、翼部31b,31cから構成されており、その内部には、スクリーン10の端部11cをスクリーン昇降装置1の上下方向に案内するガイド溝31dが形成されている。なお、ガイド溝31dは、スクリーン10の端部11cとコア31との気密性を高めて火災時に煙が構造物の開口部を通過するのを防ぐためになるべく深く形成することが望ましい。また、コア31の翼部31b,31cの各先端部には、図6(b)に示すように、ガイド溝31dの内部へ向けて直角よりも若干大きく折り曲げることによりベース係止部31eおよびカバー係止部31fがそれぞれ形成されている。このことによりガイド溝31dは、その入口の開口幅がその内部よりも狭く形成されている。そして、ベース係止部31eおよびカバー係止部31fの各先端部には、ガイド溝31dの内側へ向けて折り返されることにより折り返し部31g,31hがそれぞれ形成されている。なお、折り返し部31gと折り返し部31hとの間の距離は、スクリーン10の端部11cとコア31との気密性を高めて火災時に煙が開口部を通過するのを防ぐために、スクリーン10の端部11cの厚みよりも若干狭く設定されている。また、翼部31bには複数のビス取付孔31iが穿孔されており、翼部31cには複数のビス取付孔31jが穿孔されている。なお、このコア31については、コア31のガイド溝31dを移動するスクリーン10の端部11cの摺動性能を確保するため、塗装は施されてはいない。
なお、ベース係止部31eは、取付部材係止部に該当し、カバー係止部31fは被覆部材係止部に該当する。
[ベース32の構成の説明]
ベース32は、図5(b)に示すように、断面が略コの字状のステンレス製の長尺材であり、中央部32a、翼部32b,32cから構成されている。このうち中央部32aには、図6(c)に示すように、コア31を支持するための複数のブラケット32dが溶接などにより取り付けられている。また、翼部32b,32cの各先端部には、ベース32の内部へ向けて直角に折り曲げることにより前側コア係止部32e,後側コア係止部32fが形成されている。また、中央部32aには、複数の挿通孔32gが穿孔されており、翼部32cには、複数のビス取付孔32hが穿孔されている。また、翼部32bの前側コア係止部32eには、スクリーン係止部34を取り付けるための長孔32iが穿孔されている(図7(a)参照)。また、翼部32bの外表面には塗装が施されている。
[カバー33の構成の説明]
カバー33は、図5(d)に示すように、断面が略L字状のステンレス製の長尺材であり、平板33a,33bから構成されている。このうち平板33aの先端部には、図6(d)に示すように、カバー33の内部へ向けて直角に折り曲げることにより折り返し部33cが形成されている。また、折り返し部33cの先端部には、さらにカバー33の内部へ向けて直角に折り曲げることにより前側コア係止部33dが形成されている。また、平板33aには、コア31のビス取付孔31iに連通する複数の挿通孔33eが穿孔されており、平板33bには、ベース32のビス取付孔32hに連通する複数の挿通孔33fが穿孔されている。また、カバー33の外表面には塗装が施されている。
[スクリーン係止部34の構成の説明]
また、図7に示すように、ベース32の下部には、落下したスクリーン10が持ち上げられるのを防止するスクリーン係止部34が取り付けられている。具体的には、スクリーン係止部34は、略くの字状の弾性体であり、その一端34aがベース32の中央部32aに固定され、中央部34bが翼部32bの前側コア係止部32eに穿孔された長孔32iから外部へ突出し、他端34cが翼部32bの前側コア係止部32eの内面側に当接する姿勢でベース32に取り付けられている。
[目板支持用ブラケット35の構成の説明]
また、図8(a)に示すように、上述のベース32の上部には、目板50を支持するための目板支持用ブラケット35が、ベース32の翼部32bから、左ガイドレール40へ向けて突出するようビスなどによって取り付けられている。また、目板支持用ブラケット35には、ビス取付孔35aが穿孔されている。
なお、図8では、右ガイドレール30の目板支持用ブラケット35の参考例として左ガイドレール40の目板支持用ブラケット45を例示し、右ガイドレール30の目板支持用ブラケット35については、左ガイドレール40の目板支持用ブラケット45とは左右対称であるので図示を省略する。また、目板支持用ブラケット35は支持部に該当する。
[コア31、ベース32およびカバー33の組み立て手順の説明]
以上のような右ガイドレール30のコア31、ベース32およびカバー33については、次のように組み立てられている。すなわち、まずベース32を、挿通孔32gを貫通させたビスなどで構造物の開口面や壁面へ取り付ける。次に、コア31を、コア31の翼部31bがベース32の中央部32aに対向する姿勢とし、コア31の翼部31bがベース32のブラケット32dに当接するまでコア31をベース32の方へ移動させる。このとき、コア31のベース係止部31eが、ベース32の前側コア係止部32eに当接し、ベース32の後側コア係止部32fが、コア31の中央部31aに当接する。さらに、カバー33を、カバー33の翼部33aの内表面がコア31の翼部31cに対向する姿勢とし、カバー33の翼部33aの内表面がコア31の翼部31cに当接するまでカバー33をコア31の方へ移動させる。このとき、コア31のカバー係止部31fが、カバー33の前側コア係止部33dに当接する。そして、カバー33の挿通孔33eを貫通させたビスなどをコア31のビス取付孔31iに取り付け、カバー33の挿通孔33fを貫通させたビスなどをベース32のビス取付孔32hに取り付ける(図5(a)および図6(a)参照)。この際、ベース係止部31eが、ベース32を係止することによりベース32がコア31から離間するのを防止し、カバー係止部31fが、カバー33を係止することによりカバー33がコア31から離間するのを防止する。このことにより外レールと内レールとが互いに係止し合う。
[スクリーン収納部20の構成の説明]
図1に示すようにスクリーン収納部20は、スクリーン10を巻き取り可能なドラムを備え、このドラムを回転させることによりスクリーン10を収納可能に構成されている。
また、スクリーン収納部20に収納されたスクリーン10は、ドラムを回転させることにより引き出すことも可能である。なお、スクリーン収納部20の各部構成については、公知技術にしたがっているのでここでは詳細な説明は省略する。
[左ガイドレール40の構成の説明]
左ガイドレール40は、右ガイドレール30と同様に、コア、ベース、カバー、スクリーン係止部、目板支持用ブラケットなどから構成されている。なお、左ガイドレール40の各部については、右ガイドレール30の各部とは左右対称に構成されているので、ここでは詳細な説明は省略する。
[目板50の構成の説明]
図8(b)に示すように目板50は、ステンレス製の長尺材であり、その両端が右ガイドレール30のベース32とカバー33との間に形成された空間、および左ガイドレール40のベース42とカバー43との間に形成された空間に挿入されている。また、目板50の両端は、右ガイドレール30の目板支持用ブラケット35および左ガイドレール40の目板支持用ブラケット45によって支持されている。また、図8(a)に示すように、目板50には、目板支持用ブラケット35に穿孔されたビス取付孔35aに連通する2つの挿通孔51が穿孔されており、これら挿通孔51を貫通したビスなどが目板支持用ブラケット35のビス取付孔35aに取り付けられることにより、この目板50によって右ガイドレール30と左ガイドレール40が連結されている(図8(b)参照)。なお、目板50は連結部材に該当する。
[ガイドローラ21および遮煙ローラ22の構成の説明]
図2(b)に示すようにガイドローラ21は、目板50に対向して配置され、スクリーン収納部20から引き出されたスクリーン10に当接して支持することによりそのスクリーン10の進行方向を変更してガイドレールへ案内する。
また、遮煙ローラ22は、ガイドローラ21の下方に配置され、スクリーン収納部20から引き出されたスクリーン10に当接して支持することにより煙が構造物の開口部を通過するのを防止する。
なお、ガイドローラ21は、スクリーン支持部に該当する。
[ラッチ60の構成の説明]
また、図1に示すように目板50の前面にはラッチ60が取り付けられている。このラッチ60は、スクリーン収納部20に収納されたスクリーン10の落下を阻止するよう構成されている。また、ラッチ60は、遠隔操作用ケーブルなどによって手動操作部80に接続されており、手動操作部80が使用者によって操作された場合には、スクリーン収納部20に収納されたスクリーン10を落下させるよう構成されている。なお、ラッチ60の各部構成については、公知技術にしたがっているのでここでは詳細な説明は省略する。
[手動操作部80の構成の説明]
図1に示すように手動操作部80は、フレキシブルコンジットの内部にワイヤーロープを通した構造を有する遠隔操作用ケーブル(図示省略)を介してラッチ60を操作することができる。なお、手動操作部80の各部構成については、公知技術にしたがっているのでここでは詳細な説明は省略する。
[ガイドレール固定具90の構成の説明]
また、ガイドレール固定具90は、図9(a)に示すように、平板91の上面に断面が略コの字状のブラケット92を取り付けることで構成されている。このうち平板91の両端部には2つの挿通孔91aが穿孔されており、ビスなどによって床面に固定することができる。また、ブラケット92は、右ガイドレール30のコア31や左ガイドレール40のコアに下方から挿入可能に形成されている。
以上のように構成されたガイドレール固定具90は、右ガイドレール30および左ガイドレール40が設置される床面にビスなどによって予め取り付けておき、ブラケット92を右ガイドレール30および左ガイドレール40のコア31,41に挿入することにより、右ガイドレール30および左ガイドレール40の設置に用いられる。
なお、ガイドレール固定具90は、図9(a)に示すように右ガイドレール30用のものと左ガイドレール40用のものとを別体に構成してもよいし、図9(b)に示すように一体に構成してもよい(図9(b)のガイドレール固定具190を参照。)。
[スクリーン昇降装置1の動作の説明]
次に、スクリーン昇降装置1の動作を、図1を参照して説明する。なお、以下の説明において、左ガイドレール40については、右ガイドレール30と同様なので詳細な説明は省略する。
まず、スクリーン10がスクリーン収納部20に収納された場合において手動操作部80を使用者が操作すると、遠隔操作用ケーブル70を介してラッチ60が解除され、スクリーン10が右ガイドレール30および左ガイドレール40のコア31に案内されて落下する。落下するスクリーン10のウェイト13がスクリーン係止部34に当接し、そのスクリーン係止部34を一時的に変形させて乗り越え、スクリーン10の下部が床面に到達すると、建物内に設置された壁などの開口部がスクリーン10によって閉鎖され、火災時の煙を遮断することができる。また、火災時の気流や炎などが壁などの開口部を通過しようとしてスクリーン10に圧力が作用しても、スクリーンのウェイト13がスクリーン係止部34によって当接するので、スクリーン10が上昇するのを防ぐことができる。
一方、建物内に設置された壁などの開口部を開放する場合には、スクリーン10の取手14を利用してスクリーン10を持ち上げる。すると、スクリーン10は、右ガイドレール30コア31に案内されて上昇し、スクリーン収納部20に収納される。上昇するスクリーン10のウェイト13がスクリーン係止部34に当接し、スクリーン係止部34を一時的に変形させて乗り越え、スクリーン10の下部がラッチ60に到達したらラッチ60を復帰させてスクリーン10が落下しないようにする。また、手動操作部80を復帰させて次の操作に備える。
[効果]
このような第一実施形態のスクリーン昇降装置1によれば、スクリーン10の端部11cが、断面が略円形であるワイヤなどの線材12を包み込むよう折り返されて縫製されているので、従来の抜け止め部よりも摩擦係数が小さい素材をスクリーンに採用すれば、従来のように抜け止め部がガイドレールの内部に接触する場合と比べて、スクリーンの摺動性能を向上させることができる。
また、第一実施形態のスクリーン昇降装置1によれば、スクリーン10の移動時にはスクリーン10の生地がガイドレール30,40(なお、以下の説明では、図5に示された右ガイドレール30に関する符号を付す。)のガイド溝31dに接触するので、従来のような抜け止め部によってガイドレールの内部を傷つけてしまうことが原因でスクリーンの摺動性能が悪くなる、というおそれがない。
また、第一実施形態のスクリーン昇降装置1によれば、スクリーン10については、幅約1200mmの細長い耐火シート11をスクリーン昇降装置1の左右幅に合わせて裁断し、その裁断した耐火シート11を横向きにして端部同士を、下側の耐火シート11の上端部11aが上側の耐火シート11の下端部11bの後側になるよう縫製した構造を有している。このことにより、所定間隔で耐火シート11を重ね合わせて縫製した部分が形成されるので、この縫製部分によってスクリーン10の強度を増加させるとともに、スクリーン10に弛みが発生しにくくすることができる。
また、第一実施形態のスクリーン昇降装置1によれば、スクリーン10については、上述のように裁断した耐火シート11を横向きにして端部同士を、下側の耐火シート11の上端部11aが上側の耐火シート11の下端部11bの後側になるよう縫製しているので、上側の耐火シート11の下端部11bが、スクリーン収納部20から引き出されたスクリーン10を挟んでガイドローラ21に対向する目板50に引っ掛かりにくくすることができ、スクリーン10の摺動性能を向上させることができる。
また、第一実施形態のスクリーン昇降装置1によれば、スクリーン10の下部にはウェイト13が取り付けられているので、火災時などにスクリーン10を落下させて開口部を閉鎖させるのに要する所要時間をスクリーン10の下端部にウェイト13を取り付けない場合に比べて短縮することができ、スクリーン10の摺動性能を向上させることができる。
また、第一実施形態のスクリーン昇降装置1によれば、ウェイト13が、2つの板状のウェイトベース13aおよび2つのウェイトカバー13bから構成されており、ウェイトベース13aとウェイトカバー13bとの間には、空間が形成されているので、この空間に錘を追加することにより、スクリーン昇降装置1が設置される場所に応じてウェイト13の重さを調節することができる。また、スクリーン10の摺動性能が向上するようウェイト13の重さを調整することできる。
また、ウェイトカバー13bが、断面が略コの字状の長尺材であり、スクリーン10の下部へ取り付けられた2つのウェイトベース13aを両側から覆うようにスクリーン10へ取り付けられている。このことにより、ウェイトカバー13bを取り外して追加用錘をウェイトベース13aとウェイトカバー13bとの間の空間に収納することができ、ウェイト13の重量を容易に調整することができる。
また、このように第一実施形態のスクリーン昇降装置1によれば、取手14がスクリーン10の中央部に形成されているので、利用者が片手でもスクリーン10をこじることなくスムーズに持ち上げることができ、利用者の利便性を向上させることができる。
また、このように第一実施形態のスクリーン昇降装置1によれば、取手14が、スクリーン10と同一素材の生地である略長方形の耐火シート15をスクリーン10に縫製することにより袋状に形成されているので、従来のループ状に形成した取手に比べてその厚み寸法が小さくなり、スクリーン10をスクリーン収納部20へ収納する際に取手14が邪魔にはならず、スクリーン10の摺動性能を向上させることができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のような様々な態様にて実施することが可能である。
(1)上記第一実施形態の各ガイドレールにおいては、コア、ベースおよびカバーを、ビスなどを用いて組み立てるよう構成されているが、これには限られず、図11に例示する右ガイドレール130のように、ビスなどを用いずに組み立てるよう構成してもよい。以下に右ガイドレール130の各部の構成について説明する。なお、左ガイドレール140の各部については、右ガイドレール130の各部とは左右対称に構成されているので、ここでは詳細な説明は省略する。
[右ガイドレール130の構成の説明]
図11(a)に例示するように右ガイドレール130は、内レールとしてのコア31(図5(c)および図11(c)参照)、外レールの取付部材としてのベース132、外レールの被覆部材としてのカバー133、スクリーン係止部34(図7参照)、目板支持用ブラケット35(図8参照)などから構成されている。なお、コア31、スクリーン係止部34および目板支持用ブラケット35については、上記第一実施形態と同様なのでここでは詳細な説明は省略する。
[ベース132の構成の説明]
ベース132は、図11(b)に示すように、上記第一実施形態のベース32と同様に、断面が略コの字状のステンレス製の長尺材であり、中央部132a、翼部132b,132cから構成されている。このうち中央部132aには、コア31を支持するための複数のブラケット132dが溶接などによって取り付けられている。また、翼部132b,132cの各先端部には、ベース132の内部へ向けて直角に折り曲げることにより前側コア係止部132e,後側コア係止部132fが形成されている。また、中央部132aと翼部132cとの境界部分には、カバー係止部132iが形成されている。また、翼部132bの前側コア係止部132eには、スクリーン係止部34を取り付けるための長孔が穿孔されている(図示省略)。また、翼部132bの外表面には塗装が施されている。
[カバー133の構成の説明]
カバー133は、図11(d)に示すように、上記第一実施形態のカバー33と同様に断面が略L字状のステンレス製の長尺材であり、平板133a,133bから構成されている。このうち平板133aの先端部には、カバー133の内部へ向けて直角に折り曲げることにより折り返し部133cが形成されている。また、折り返し部133cの先端部には、さらにカバー133の内部へ向けて直角に折り曲げることにより前側コア係止部133dが形成されている。また、平板133bの先端部には、さらにカバー133の内部へ向けて直角に折り曲げることによりベース係止部133gが形成されている。また、カバー33の外表面には塗装が施されている。
[コア31、ベース132およびカバー133の組み立て手順の説明]
以上のような右ガイドレール130のコア31、ベース132およびカバー133については、次のように組み立てられている。すなわち、まずベース132を、挿通孔132gを貫通させたビスなどで構造物の開口面や壁面へ取り付ける。次に、コア31を、コア31の翼部31bがベース132の中央部132aに対向する姿勢とし、コア31の翼部31bがベース132のブラケット132dに当接するまでコア31をベース132の方へ移動させる。このとき、コア31のベース係止部31eが、ベース132の前側コア係止部132eに当接し、ベース132の後側コア係止部132fが、コア31の中央部31aに当接する。さらに、カバー133を、カバー133の翼部133aの内表面がコア31の翼部31cに対向する姿勢とし、カバー133の翼部133aの内表面がコア31の翼部31cに当接するまでカバー133をコア31の方へ移動させ、カバー133のベース係止部133gをベース132のカバー係止部132iに係止させる。このとき、コア31のカバー係止部31fがカバー133の前側コア係止部133dに当接し、カバー133のベース係止部133gがベース132のカバー係止部132iと係合する。この際、ベース係止部31eが、ベース132を係止することによりベース132がコア31から離間するのを防止し、カバー係止部31fが、カバー133を係止することによりカバー133がコア31から離間するのを防止する。この際、ベース係止部31eが、ベース132を係止することによりベース132がコア31から離間するのを防止し、カバー係止部31fが、カバー133を係止することによりカバー133がコア31から離間するのを防止する。
このことにより、各ガイドレールが内レールと外レールとに分割され、外レールがベース32とカバー33とに分割されていてもこれら各部材が互いに係止し合うので、施工時などにガイドレールに作用するねじり応力に対する強度を高めることができる。また、ビスなどを用いない分部品加工工数や組立て工数を低減することができる。
(2)上記第一実施形態では、スクリーン10の端部11cには、断面が略円形であるワイヤなどの線材12が包み込まれているが、これには限られず、柔軟に曲げることができるとともに、引っ張り強度が強い素材であれば、他の線状物でもよい。一例を挙げると、線状のゴム材や線状の発泡材などである。このように構成しても上記第一実施形態と同様の作用効果を奏する。
(3)上記第一実施形態では、ウェイトカバー13bが、スクリーン10の下部へ取り付けられた2つのウェイトベース13aを両側から覆うようにスクリーン10へ取り付けられているが、これには限られず、追加用錘をウェイトベース13aとウェイトカバー13bとの間の空間に収納することができれば、他の構造としてもよい。一例を挙げると、ウェイトカバー13bの上部や側部などに開口部を設定し、その開口部から追加用錘を収納するといった具合である。このように構成しても上記第一実施形態と同様の作用効果を奏する。
(4)上記第一実施形態では、取手14がスクリーン10の中央部に形成されているが、これには限られず、図4(c)に例示するように、スクリーン10の中央部以外の場所に、上述の耐火シート15を縫製することにより2つの取手114を形成するようにしてもよい。また、図4(d)に例示するように、上述のようにスクリーン10の中央部に形成された取手115を、縦方向に形成された縫い目115aによって2つの袋115bに分割するよう構成してもよい。また、図4(e)に例示するように、上述のようにスクリーン10の中央部に形成された取手116を、横方向に形成された縫い目116aによって2つの袋116bに分割するよう構成してもよい。
(5)また、図10に示すように、右ガイドレール130の内部に手動操作部80を収納するための空間を確保することにより、右ガイドレール130に手動操作部80を取り付けることもできる。具体的には、この手動操作部80は、その操作部81が右ガイドレール130のカバー133に設けられた開口部134から外部に露出するよう右ガイドレール130の内部に設置されている。このようにすれば、手動操作部80全体を右ガイドレールの外部に配置する場合に比べて、外観を向上させることができる。
(6)上記第一実施形態のスクリーン昇降装置1においては、各ガイドレールがスクリーン昇降装置1の左右に配置され、スクリーン10がガイドレールに案内されて上下方向に移動可能に構成されているが、これには限られず、各ガイドレールをスクリーン昇降装置1の上下に配置し、スクリーン10をガイドレールに案内されて左右方向に移動させるよう構成してもよい。なおこの場合、スクリーン10に対してガイドレールが配置されている方向を「スクリーンの幅方向」とし、「スクリーンの幅方向の端部」が、特許請求の範囲における「スクリーンの左右端」に該当するものとする。
第一実施形態のスクリーン昇降装置の正面図である。 (a)はスクリーンを示す説明図であり、(b)はスクリーンを構成する耐火シートの縫製状態を示す説明図であり、(c)はスクリーンの端部を示す説明図である。 スクリーンのウェイトを示す説明図である。 (a)はスクリーンの取手を示す説明図(1)であり、(b)はスクリーンの取手を示す説明図(2)であり、(c)はスクリーンの取手の他の実施形態を示す説明図(1)であり、(d)はスクリーンの取手の他の実施形態を示す説明図(2)であり、(e)はスクリーンの取手の他の実施形態を示す説明図(3)である。 (a)は第一実施形態のガイドレールを示す説明図(1)であり、(b)はベースを示す説明図(1)であり、(c)はコアを示す説明図(1)であり、(d)はカバーを示す説明図(1)である。 (a)はガイドレールを示す説明図(2)であり、(b)はコアを示す説明図(2)であり、(c)はベースを示す説明図(2)であり、(d)はカバーを示す説明図(2)である。 (a)はスクリーン係止部を示す説明図(1)であり、(b)はスクリーン係止部を示す説明図(2)である。 (a)は目板を示す説明図(1)であり、(b)は目板を示す説明図(2)である。 (a)はガイドレール固定具を示す説明図であり、(b)はガイドレール固定具の他の実施形態を示す説明図である。 手動操作部を他の実施形態のガイドレールに取り付けた様子を示す説明図である。 (a)は他の実施形態のガイドレールを示す説明図であり、(b)は他の実施形態のベースを示す説明図であり、(c)は他の実施形態のコアを示す説明図であり、(d)は他の実施形態のカバーを示す説明図である。 スクリーン昇降装置が取り付けられる構造物の開口面および壁面を示す説明図であり、(a)はスクリーン昇降装置が構造物の開口面に取り付けられた様子を示した図であり、(b)はスクリーン昇降装置が構造物の壁面に取り付けられた様子を示した図である。
符号の説明
1…スクリーン昇降装置、10…スクリーン、11…耐火シート、11c…耐火シートの端部、12…線材12、13…ウェイト、14…取手、20…スクリーン収納部、21…ガイドローラ、22…遮煙ローラ、30…右ガイドレール、31…コア、31d…ガイド溝、32…ベース、33…カバー、40…左ガイドレール、50…目板、60…ラッチ、80…手動操作部、90…ガイドレール固定具

Claims (3)

  1. 構造物の開口部を閉鎖可能なスクリーンと、
    前記スクリーンを前記開口部に沿って案内する一対のガイドレールと、
    を備えるスクリーン昇降装置であって、
    前記スクリーンは、その下端付近に錘を備えており、
    前記錘は、錘本体と、前記錘本体を被覆する錘本体被覆部と、その内部に追加用錘を収納可能な追加錘収納部と、を有し、
    前記錘本体被覆部は、前記錘本体に対して着脱可能に構成されており、
    前記追加錘収納部は、前記錘本体と前記錘本体被覆部との間に形成されていること
    を特徴とするスクリーン昇降装置。
  2. 構造物の開口部を閉鎖可能なスクリーンと、
    前記スクリーンを前記開口部に沿って案内する一対のガイドレールと、
    を備えるスクリーン昇降装置であって、
    前記スクリーンは、利用者が当該スクリーンを上方向へ移動させるための取手を備え、
    前記取手は、前記スクリーンと同一素材の生地を当該スクリーンに対して縫製することにより下向きに開放された袋状に形成され、前記開口部を閉鎖した状態にある前記スクリーンの左右方向の中央付近における利用者が屈んだ際に掴みやすい位置に形成されていること
    を特徴とするスクリーン昇降装置。
  3. 請求項1又は2に記載のスクリーン昇降装置において、
    さらに、
    前記スクリーンを収納可能なスクリーン収納部と、
    前記スクリーン収納部から引き出されたスクリーンに当接することによりそのスクリーンの進行方向を変更させ、前記一対のガイドレールへ案内するスクリーン支持部と、
    を備え、
    前記スクリーンは、複数のシート材のうち下側のシート材の上端部が、上側のシート材の下端部における前記スクリーン支持部とは反対側に位置するよう縫製されて構成されていること
    を特徴とするスクリーン昇降装置。
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