JP3417540B2 - グロメット - Google Patents

グロメット

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JP3417540B2
JP3417540B2 JP04332198A JP4332198A JP3417540B2 JP 3417540 B2 JP3417540 B2 JP 3417540B2 JP 04332198 A JP04332198 A JP 04332198A JP 4332198 A JP4332198 A JP 4332198A JP 3417540 B2 JP3417540 B2 JP 3417540B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グロメットに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図5および図6のようなグロメッ
ト60が提案されている。このグロメット60は、パネ
ル壁61に形成されたパネル孔62(図7(a)参照)
に嵌着される環状溝64を有するグロメット本体63
と、グロメット本体63内の挿通孔65に結合する挿通
筒66とから成る。
【0003】通常、グロメット本体63を拡張機の治具
(図示せず)で拡開した後、図7(a)に示すように、
挿通孔65から挿通筒66へワイヤハーネス67を通
し、ワイヤハーネス67と挿通筒66とをテープ巻きす
る。図7(b)の如くに、グロメット60をワイヤハー
ネス挿通方向(P方向)へ引っ張った状態で、パネル孔
62に挿入し、パネル孔62の周縁62aと環状溝64
との係合でパネル孔62にグロメット60を嵌着する
(7(c)参照)。また、グロメット本体63の伸縮壁
68が薄肉に設定されているので、グロメット本体63
が開き易くなる。
【0004】しかしながら、嵌着作業時にグロメット6
0へ作用する引っ張りが、薄肉の伸縮壁68に集中して
しまうため、嵌着する際の作業性が低下していた。そこ
で、嵌着作業性の低下を防止するために、グロメット本
体63の内面または外面に補強材としてリブを設けたグ
ロメットが提案されている(例えば、実開平1−686
25号公報)。しかしながら、グロメット本体を拡開し
た場合には、リブを設けたのが原因で伸縮壁が開き難く
なると共に、伸縮壁の伸びに斑ができる。そのため、ワ
イヤハーネスを挿通する作業性が低下する欠点あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した点に
鑑み、ワイヤハーネスを挿通する作業性を低下させず、
かつパネル孔に嵌着する作業性を向上させるグロメット
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、パネル壁のパネル孔に嵌着される環状溝
を、円筒状の周壁に周設し、該周壁の一端に伸縮自在な
伸縮壁を設けたグロメット本体を有し、該グロメット本
体を拡開してワイヤハーネスを挿通するグロメットにお
いて、前記グロメット本体の内面に複数の補強リブを、
拡開時に相互に干渉しないように設け、該補強リブの先
端部に前記ワイヤハーネスに当接可能な当接面を設け、
前記パネル孔に対する該グロメット本体の嵌着時に該
接面が前記ワイヤハーネスに当接し、嵌着後に該当接面
が該ワイヤハーネスから離間することを特徴とする(請
求項1)。前記補強リブが前記グロメット本体の中心軸
に対して放射状に配置されているグロメットを特徴とす
る(請求項2)。前記補強リブが等角度に配置されてい
るのが好ましい(請求項3)。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の具体
例を、図面を参照して説明する。図1〜図4は本発明に
係るグロメットの一実施例を示すものである。図1およ
び図2において、このグロメット1は、円筒状の周壁3
の外面に環状溝4を周設し、周壁3の一端側に伸縮自在
な伸縮壁5を連成してなるグロメット本体2に、周壁3
の内径より小径な挿通筒6を伸縮壁5に設け、伸縮壁5
の内面に補強リブ10を複数配置したものである。
【0008】グロメット本体2は、弾性を有するゴム製
である。環状溝4にはパネル壁61に形成されたパネル
孔62が嵌入される(図4(a)参照)。すると、環状
溝4の一方の溝側壁4aに設けられた防水リップ7がパ
ネル壁61の壁面に密着し、グロメット1とパネル壁6
1との防水性が保持される。挿通筒6にはワイヤハーネ
ス67が挿通され、挿通後にワイヤハーネス67が挿通
筒6にテープ(図示せず)で固着される。伸縮壁5は周
壁3に比較してやや薄肉に形成されている。
【0009】グロメット本体2の内面、即ち周壁3およ
び伸縮壁5の内面には複数の補強リブ10が設けられて
いる。図2および図3の如くに、補強リブ10は、グロ
メット本体2の中心軸Lから放射状に四つ配置され、周
壁3の他端から突き出ていない。本実施例では補強リブ
10は四つであるが、この個数に限定されるものではな
い。また、補強リブ10の形状は、グロメット本体2内
に挿通されたワイヤハーネス67と、グロメット本体2
との間の空間が埋まるような形状である。しかし、伸縮
壁5が僅かに伸びるように、補強リブ10とワイヤハー
ネス67との間には隙間(遊び)11がある(図4
(a)参照)。
【0010】つまり、グロメット1をパネル孔62に嵌
着する際には、図4(b)に示す如くに、伸縮壁5が伸
びて補強リブ10がワイヤハーネス67に当接する。こ
れによって、伸縮壁5の伸びが防止される。また、補強
リブ10の位置は、ワイヤハーネス67をグロメット本
体2に挿通する際に使用する拡張機の治具(図示せず)
と干渉しないような位置である。そのため、グロメット
本体2に補強リブを10設けたことが原因でグロメット
本体2を拡開し、ワイヤハーネス67を挿通する作業性
が低下しない。
【0011】また、補強リブ10を等角度にグロメット
本体2内に配置すれば(図3参照)、伸縮壁5が伸びた
際に、補強リブ10を略均等にワイヤハーネス67に当
接することができる。そのため、ワイヤハーネス67を
当接する補強リブ10の押圧力を略均等にすることがで
き、ワイヤハーネス67を傷めることがなく、また嵌着
時や嵌着後のグロメット1の変形を防止することができ
る。
【0012】次に、グロメット1をパネル孔62に嵌着
する場合について説明する。拡張機の治具をグロメット
本体に引っ掛け,グロメット本体を拡開してワイヤハー
ネスを、図4(a)に示すように、周壁3の他端から挿
通筒6へ挿通し、テープ等で挿通筒6とワイヤハーネス
67とを固着する。
【0013】パネル孔62にグロメット1を挿着するた
めに、図4(b)のように、グロメット本体2をP方向
へ押圧する。すると、グロメット本体2内に設けられた
補強リブ10の当接面10aがワイヤハーネス67の外
面67aに突き当たって接触する。そのため、伸縮壁
5′(伸縮壁5が伸びている状態を符号5′で示す)が
それ以上伸びないから、伸縮壁5′の伸びが防止され
る。更にグロメット本体2を押圧すると、パネル孔67
に挿通筒6とグロメット本体2とが順に挿入され、パネ
ル孔62と環状溝4とが嵌着される。嵌着後には、図4
(c)のように、パネル孔62の周縁62aと環状溝4
とが係合している。また、伸縮壁5′が縮小し、元の状
態に戻る。
【0014】このように、補強リブ10を設けること
で、嵌着作業時に伸縮壁5が過剰に伸びないから、従来
と比較して作業性を向上させることができる。それと共
に、ワイヤハーネス67を挿通するためにグロメット本
体2を拡開する作業性を維持できる。これによって、伸
縮壁5を肉厚にすることでパネル孔62への嵌着作業性
が向上するが、グロメット本体2の拡開性が低下する問
題、及び、伸縮壁5を薄肉にすることで後者が向上され
るが、前者が低下する問題を一辺に解決することができ
る。
【0015】
【発明の効果】以上の如くに、請求項1によれば、グロ
メット本体が、パネル孔に嵌着される環状溝を有する周
壁と、周壁の一端に伸縮自在に設けられた伸縮壁とを有
し、補強リブがグロメット本体内に設けられているか
ら、嵌着時に伸縮壁が伸びると、補強リブがグロメット
本体内に挿通されたワイヤハーネスに当接する。これに
より、伸縮壁の伸びが補強リブによって防止される。そ
のため、嵌着作業時に、伸縮壁を伸ばし過ぎることがな
くなり、作業性を向上させることができる。それと共
に、ワイヤハーネスをグロメット本体に挿通するためグ
ロメット本体を拡開する時に相互に干渉しないように、
補強リブが配置されているから、拡開時の作業性が低下
しない。これにより、グロメット本体の拡開性を維持し
たまま、パネル孔へのグロメット本体の嵌着作業性を向
上させることができる。
【0016】請求項2によれば、補強リブをグロメット
本体の中心軸に対して放射状に配置するから、複数の補
強リブを確実にワイヤハーネスに当接させることができ
る。これにより、伸縮壁の伸び過ぎを防止することがで
きる。請求項3によれば、補強リブを等角度に配置する
から、ワイヤハーネスに均等に補強リブを当接すること
ができる。これにより、グロメット本体の変形およびワ
イヤハーネスの傷みを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るグロメットの一実施例を示す斜視
図である。
【図2】図1のA−A線の断面図である。
【図3】図1をB方向から見た図である。
【図4】(a)はグロメットをパネル孔に嵌着する前の
状態、(b)は伸縮壁を伸ばした状態、(c)が嵌着後
の状態をそれぞれ示す。
【図5】従来のグロメットを示す斜視図である。
【図6】図5のG−G線の断面図である。
【図7】(a)はグロメットをパネル孔に嵌着する前の
状態、(b)は伸縮壁を伸ばした状態、(c)は嵌着後
の状態をそれぞれ示す。
【符号の説明】
1 グロメット 2 グロメット本体 3 周壁 4 環状溝 5 伸縮壁 10 補強リブ 61 パネル壁 62 パネル孔 67 ワイヤハーネス L 中心軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル壁のパネル孔に嵌着される環状溝
    を、円筒状の周壁に周設し、該周壁の一端に伸縮自在な
    伸縮壁を設けたグロメット本体を有し、該グロメット本
    体を拡開してワイヤハーネスを挿通するグロメットにお
    いて、 前記グロメット本体の内面に複数の補強リブを、拡開時
    に相互に干渉しないように設け、該補強リブの先端部に
    前記ワイヤハーネスに当接可能な当接面を設け、前記パ
    ネル孔に対する該グロメット本体の嵌着時に該当接面
    前記ワイヤハーネスに当接し、嵌着後に該当接面が該ワ
    イヤハーネスから離間することを特徴とするグロメッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記補強リブが前記グロメット本体の中
    心軸に対して放射状に配置されていることを特徴とする
    請求項1記載のグロメット。
  3. 【請求項3】 前記補強リブが等角度に配置されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載のグロメット。
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