JPH08129918A - グロメット - Google Patents

グロメット

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JPH08129918A
JPH08129918A JP6265698A JP26569894A JPH08129918A JP H08129918 A JPH08129918 A JP H08129918A JP 6265698 A JP6265698 A JP 6265698A JP 26569894 A JP26569894 A JP 26569894A JP H08129918 A JPH08129918 A JP H08129918A
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diameter
wire harness
grommet
rib
reduced
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JP6265698A
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English (en)
Inventor
Masakatsu Seto
正勝 瀬戸
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
    • C04B28/10Lime cements or magnesium oxide cements

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 配索する車両によって相異するワイヤハーネ
スの直径に対応して取り付けることが出来、かつ、確実
な防水を図る。 【構成】 車両の隔壁2に設けた貫通穴2aに係合する
係合溝10cを備えると共にワイヤハーネスW/Hが遊
挿される第1挿通孔10dを有する拡径部10aと、該拡
径部の縮小側と連続し、ワイヤハーネスが密着状態で挿
通される第2挿通孔10fを有する円筒形状の縮径部1
0bとを備えたグロメットにおいて、縮径部の直径を、
拡径部と連続した基部10e側より先端側にかけて軸方
向に漸次縮小し、かつ、軸方向に所要間隔をあけて外周
部に厚肉としたリブ10gを突設し、挿通するワイヤハ
ーネスの直径に対して縮径部の小径側直径が小さい場合
には、所要位置のリブが先端に位置するように縮径部を
切断して用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の隔壁にワイヤハ
ーネスを貫通させる際に用いられるグロメットに関し、
特に、車両の種類やグレードにより相異するワイヤハー
ネスの直径に対応できるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の車室とエンジルルーム
とを仕切る車体パネル等の隔壁にワイヤハーネスを貫通
させる場合には、防水等を図るために、図6に示すグロ
メット1にワイヤハーネスを挿通させ、この挿通状態で
グロメット1を隔壁2の貫通穴2aに取り付けている。
上記グロメット1は、上記貫通穴2aに係合する係合溝
1aを備えた大径な円錐筒状の拡径部1bと、該拡径部1
bの縮小した端部と連続し、均一の内径で突出した円筒
状の縮径部1cとを備えている。
【0003】上記グロメット1にワイヤハーネスW/H
を挿通する場合、グロメット拡げ機(図示なし)により上
記縮径部1cを拡径させ、拡径部1bと縮径部1cの中空
部からなるワイヤハーネス挿通孔1dにワイヤハーネス
W/Hを挿通させ、ついで、縮径部1cとワイヤハーネ
スW/Hとを粘着テープ3で巻き付けて固定している。
ついで、必要に応じて、グロメット1とワイヤハーネス
W/Hとの固定位置の微調整を行う。この状態で、隔壁
2の貫通穴2aにグロメット1の係合溝1aを係合させて
車両に取り付けられる。
【0004】上記グロメット1は、ワイヤハーネスW/
Hの外径と上記縮径部1cの内径を同一あるいは縮径部
の内径を僅かに大きく形成し、該縮径部1cをワイヤハ
ーネスW/Hの外周に密着させて取り付けることが好ま
しい。しかし、上記ワイヤハーネスW/Hの外径は車種
により相異すると共に、同一車種であってもグレードに
より相異することが多い。
【0005】上記ワイヤハーネスW/Hにそれぞれ対応
する内径を有するグロメット1を形成すると、それぞれ
対応した成形金型を必要とし、コスト高になる。また、
グロメット1の種類(部品点数)が増加するため、ワイヤ
ハーネスW/Hとの組立作業時に対応する径のグロメッ
ト1を選択する作業が増え、作業性が悪くなる。さら
に、複数種類のグロメット1を保存管理に手数がかかる
欠点がある。
【0006】よって、通常、単一径の1種類のグロメッ
ト1を用い、該グロメット1に、径の異なるワイヤハー
ネスW/Hを挿通させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記グ
ロメット1に、その縮径部1cの内径よりも外径の小さ
い小径ワイヤハーネスW/H−1を挿通させた場合、縮
径部1cの内部には小径ワイヤハーネスW/H−1が遊
挿された状態になる。この状態の縮径部1cと小径ワイ
ヤハーネスW/H−1に対して、上記のようにテープ巻
きをすると、図7(A)(B)に示すように、縮径部1cが
波状に折り返され、この折返部分の内周壁とワイヤハー
ネスW/Hとの間に隙間が生じるため、シール性が悪
く、確実な防水を図ることが出来ない問題がある。
【0008】これに対して、図8に示すように、小径ワ
イヤハーネスW/H−1の外周にウレタンフォーム5を
巻き付けて、該ウレタンフォーム5の外周と縮径部1c
の内径を一致させれば、テープ3の巻付時に縮径部1c
との間に隙間が生じる問題は解決できる。しかし、この
場合、ウレタンフォーム5を小径ワイヤハーネスW/H
−1に巻き付ける組付工程が増えるため、作業性が悪い
と共にコスト高となる。
【0009】一方、図9に示すように、グロメット1に
外形の大きな大径ワイヤハーネスW/H−2を挿通する
場合、縮径部1cを押し広げて無理入れした状態で挿通
するため、縮径部1cと大径ワイヤハーネスW/Hが密
着し、確実な防水を図ることが出来る。しかし、この場
合は、ワイヤハーネスW/Hがグロメット1に容易に挿
通できないため、作業性が悪いと共に、縮径部1cと大
径ワイヤハーネスW/H−2との密着性が高くなり過ぎ
て、グロメット1と大径ワイヤハーネスW/H−2との
固定位置を、図中Y方向に移動させて微調整する作業が
困難となる。
【0010】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、ワイヤハーネスの外径に対応させることが出来ると
共に、シール性が確保でき、防水を確実に図ることが出
来るグロメットを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、請求項1で、車両の隔壁に設けた貫通
穴に係合する係合溝を備えると共にワイヤハーネスが遊
挿される第1挿通孔を有する拡径部と、該拡径部の縮小
側と連続し、ワイヤハーネスが密着状態で挿通される第
2挿通孔を有する円筒形状の縮径部とを備えたグロメッ
トにおいて、上記縮径部の直径を、拡径部と連続した基
部側より先端側にかけて軸方向に漸次縮小し、かつ、軸
方向に所要間隔をあけて外周部に厚肉としたリブを突設
し、挿通するワイヤハーネスの直径に対して縮径部の小
径側直径が小さい場合には、所要位置のリブが先端に位
置するように縮径部を切断して用いるようにしているこ
とを特徴とするグロメットを提供するものである。
【0012】上記リブの突設部には、隣接する軸方向先
端側に切断用薄肉部を設けることが好ましい。(請求項
2)また、上記リブは、拡径部との基部側より所要間隔
をあけた位置に設けた第1リブと、該第1リブより所要
間隔をあけた先端側に設けた第2リブと、縮径部の先端
に設けた第3リブとからなり、第1リブで切断した時は
大径ワイヤハーネス挿通用、第2リブで切断した時は中
径ワイヤハーネス挿通用、切断しない時は小径ワイヤハ
ーネス挿通用とすることが好ましい。
【0013】
【作用】本発明の請求項1に記載のグロメットでは、挿
通させるワイヤハーネスの外径が、縮径部の小径側の内
径より大きい場合には、縮径部の外周部に形成した所要
位置のリブの軸方向先端側をハサミ等で切断して、ワイ
ヤハーネスの外径と縮径部の内径を一致させる。つい
で、縮径部をグロメット拡げ機により拡径させて、第1
挿通孔と第2挿通孔からなるワイヤハーネス挿通孔にワ
イヤハーネスを挿通させ、該ワイヤハーネスの外周に縮
径部を密着状態で取り付ける。ついで、グロメットとワ
イヤハーネスの取付位置を微調節すると共に、テープ巻
きをして固定し、グロメットを隔壁の貫通穴に取り付け
る。上記所要箇所で縮径部を切断したグロメットは、切
断端部にリブを有するため、該リブによりテープの脱落
防止が図れる。
【0014】請求項2に記載のグロメットでは、上記の
ように縮径部を切断する際に、薄肉部を設けているた
め、カッター等で切り込みを入れれば、切断する縮径部
の先端側とグロメット本体側を作業者が把持し、引き裂
くことにより薄肉部に沿って簡単に切断出来る。
【0015】請求項3に記載のグロメットでは、グロメ
ットに挿通させるワイヤハーネスが、直径の大きい大径
ワイヤハーネスの場合には、第1リブの先端側で縮径部
を切断することにより、大径ワイヤハーネスの外径に縮
径部の内径が略一致する大径ワイヤハーネス挿通用のグ
ロメットとすることができる。また、挿通するワイヤハ
ーネスが直径の小さい小径ワイヤハーネスの場合には、
縮径部を切断せずに用いることにより、小径ワイヤハー
ネスの外径と縮径部の内径が略一致する小径ワイヤハー
ネス挿通用のグロメットとすることが出来る。さらに、
挿通するワイヤハーネスが大径ワイヤハーネスと小径ワ
イヤハーネスの中間の直径を有する中径ワイヤハーネス
の場合には、第2リブの先端側で縮径部を切断すること
により、中径ワイヤハーネスの外径に縮径部の内径が略
一致する中径ワイヤハーネス挿通用のグロメットとする
ことが出来る。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照して
詳細に説明する。図1に示すように、第1実施例のグロ
メット10は、車両の室内側とエンジンルームを仕切る
車体パネル等の隔壁2(図3に示す)に取り付ける大径な
円錐筒状の拡径部10aと、該拡径部10aの縮小側の一
端に連続した小径の円筒状の縮径部10bとを備えてい
る。該グロメット10は、伸び率が高いCR(クロロプ
レンゴム)、EPDM(エチレン・プロピレンジエモンモ
ノマ)により形成されている。
【0017】上記拡径部10aは、上記縮径部10bが連
続していない開口側の外周に、上記隔壁2の貫通穴2a
の内周縁に係合する係合溝10cを設けると共に、内部
にワイヤハーネスW/Hを遊挿する第1挿通孔10dを
設けている。上記縮径部10bは、上記拡径部10aと連
続した基部10e側より先端側に向けて、直径が漸次縮
小する略円錐筒形状としている。また、縮径部10b
は、内部に上記第1挿通孔10dと連通した第2挿通孔
10fを設けると共に、外周部より軸方向に所要間隔を
あけて突出する厚肉のリブ10gを設けている。
【0018】上記第2挿通孔10fは、縮径部10bの形
状に対応して、先端側へ向けて漸次縮径している。該第
2挿通孔10fと第1挿通孔10dによりワイヤハーネス
挿通孔10hを形成している。
【0019】上記リブ10gは、拡径部10aと連続した
基部10e側より所要間隔L1をあけた位置に設けた第
1リブ10g−1と、該第1リブ10g−1より所要間隔
L2をあけた先端側に設けた第2リブ10g−2と、縮
径部10bの先端に設けた第3リブ10g−3とからな
る。上記第1リブ10g−1を設けた位置の縮径部10b
の内径d1は、ワイヤハーネスの内、大きい外径を有す
る大径ワイヤハーネスW/H−2の直径と略同一に設定
している。また、上記第2リブ10g−2を設けた位置
の縮径部10bの内径d2は、ワイヤハーネスのうち小さ
い外径の小径ワイヤハーネスW/H−1と上記大径ワイ
ヤハーネスW/H−2の中間の中径ワイヤハーネスW/
H−3の直径と略同一に設定している。さらに、上記第
3リブ10g−3を設けた縮径部10bの先端開口の内径
d3は、小径ワイヤハーネスW/H−1の直径と略同一
に設定している。
【0020】本実施例では、基部10eから第1リブ1
0g−1までの間隔L1を20mm、その内径d1を30mm
としている。また、基部10eから第2リブ10g−2ま
での間隔(L1+L2)を40mm、その内径d2を23mm
としている。さらに、基部10eから第3リブ10g−3
までの間隔(縮径部の全長)を60mm、その内径d3を1
6mmとしている。
【0021】次に、上記グロメット10の組付作業工程
を説明する。グロメット10は、図2に示すように、ま
ず、挿通するワイヤハーネスW/Hの直径に応じて、縮
径部10bを所要のリブ10gの軸方向先端側で切断して
用いる。即ち、グロメット10に挿通するワイヤハーネ
スW/Hの外径が、縮径部10bの先端側の内径より大
きい場合には、所要位置のリブ10g−1あるいは10g
−2の先端側をハサミ11で切断し、ワイヤハーネスW
/Hの外径と縮径部10bの先端側の内径を一致させ
る。
【0022】上記グロメット10は、第1リブ10g−
1の先端側で縮径部10bを切断した場合、図3(A)に
示すように、大径ワイヤハーネス挿通用のグロメット1
0Aとなる。また、上記第2リブ10g−2の先端側で
縮径部10bを切断した場合、図3(B)に示すように、
中径ワイヤハーネス挿通用のグロメット10Bとなる。
さらに、縮径部10bを切断せずに用いた場合には、図
3(C)に示すように、小径ワイヤハーネス挿通用のグロ
メット10Cとなる。
【0023】ついで、上記グロメット10(グロメット
10A,10Bあるいは10C)に、ワイヤハーネスW
/H(W/H−1,W/H−2,W/H−3)を挿通す
る。このワイヤハーネスW/Hの挿通作業は、従来と同
様にグロメット拡げ機により第2挿通孔10fを拡径さ
せ、ワイヤハーネス挿通孔10h内にワイヤハーネスW
/Hを挿通する。尚、場合によってはグロメット拡げ機
を用いずに挿通させる場合もある。ついで、ワイヤハー
ネスW/Hとグロメット10との取付位置を微調節する
と共に、縮径部10bとワイヤハーネスW/Hの外周を
粘着テープ12で巻き付けて固定する。この時、リブ1
0gは、巻き付けた粘着テープ12が離脱するのを防止
する作用をする。上記のようにワイヤハーネスW/Hに
グロメット10を組みつけた状態で、車両組み立てライ
ンに搬入され、車両の隔壁2の貫通穴2aにグロメット
10の拡径部10aの係合溝10cを係合させ、組み付け
る。
【0024】上記のように、グロメット10はその縮径
部10bを切断して、その切断部の内径とワイヤハーネ
スW/Hの外径を一致させることが出来るため、縮径部
10bをワイヤハーネスW/Hに密着状態で取り付ける
ことが出来る。よって、ワイヤハーネスW/Hとグロメ
ット10の内周面の間に隙間が生じないようにしてシー
ル性を確保することが出来る。また、グロメット10の
縮径部の内径とワイヤハーネスW/Hの外径を略一致さ
せているため、その密着は過度にならず、グロメット1
0にワイヤハーネスW/Hを挿通した後に、グロメット
10とワイヤハーネスとの取付位置の微調節を容易に行
うことが出来る。
【0025】図4および図5は第2実施例のグロメット
10を示している。該グロメット10には、上記第1実
施例に示すグロメット10において、第1リブ10g−
1および第2リブ10g−2の軸方向先端側に隣接させ
て、切断用薄肉部10iを設けている。該切断用薄肉部
10iは、縮径部10bの内周壁を周方向に凹設して形成
している。本実施例では、縮径部10bの肉厚t1が2mm
で、薄肉部10iの肉厚t2を0.3mmに設定している。
【0026】上記グロメット10を切断して、大径ワイ
ヤハーネス挿通用のグロメット10Aあるいは中径ワイ
ヤハーネス挿通用のグロメット10Bとする場合、ま
ず、図5(A)に示すように、縮径部10bの外周よりカ
ッター15等で薄肉部10iに切り込みを入れて図5
(B)に示す状態とする。ついで、作業者が切断する先端
側とグロメット10本体を把持して、人手により引き裂
く。これにより、図5(C)に示すように、上記切断用薄
肉部10iに沿って縮径部10bが引き裂かれ、大径ワイ
ヤハーネス挿通用のグロメット10A、あるいは、中径
ワイヤハーネス挿通用のグロメット10Bが形成され
る。
【0027】上記グロメット10は、縮径部10bの内
周壁に薄肉部10iを設けているため、この薄肉部10i
の箇所の強度は他の箇所よりは弱くなるが、グロメット
自体が、伸び率の高い材料により形成されているため、
グロメット拡げ機により縮径部10bを拡径させても、
薄肉部10iで破れが発生することは無い。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1に記載のグロメットによると、挿通するワイ
ヤハーネスが縮径部の先端側の内径より大きい場合に
は、所要位置のリブの軸方向先端側を切断することによ
り、ワイヤハーネスの直径と縮径部の内径を一致させる
ことが出来るため、取付状態で、ワイヤハーネスの外周
と縮径部との間に隙間が生じることは無い。よって、そ
れぞれの径のワイヤハーネスに対応するグロメットを成
形するための金型を形成することなく、確実な防水を図
ることが出来る。また、従来例のようにウレタンフォー
ム等の別部材をワイヤハーネスに巻き付ける必要が無い
ため、作業工数が増加することが無いと共にコスト高と
ならない。
【0029】請求項2に記載のグロメットによると、縮
径部の外周に形成したリブの軸方向先端側に薄肉部を形
成しているため、縮径部を切断する際に、上記薄肉部に
切り込みを入れて、人手により引き裂くことにより簡単
に切断することが出来るため、組付作業性の向上を図る
ことが出来る。
【0030】請求項3に記載のグロメットによると、挿
通するワイヤハーネスの直径に応じ、切断すれば良いリ
ブを認識することが出来るため、更に作業性を向上させ
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例のグロメットを示す断面図であ
る。
【図2】 図1のグロメットの縮径部を切断する状態を
示す斜視図である。
【図3】 (A)は大径ワイヤハーネス挿通用のグロメッ
トを示す断面図、(B)は中径ワイヤハーネス挿通用のグ
ロメットを示す断面図、(C)は小径ワイヤハーネス挿通
用のグロメットを示す断面図である。
【図4】 (A)は第2実施例のグロメットを示す断面
図、(B)は(A)の要部拡大図である。
【図5】 (A)(B)(C)は図4のグロメットを切断する
作業工程を示す斜視図である。
【図6】 (A)は従来のグロメットを示す斜視図、(B)
は(A)のグロメットにワイヤハーネスを挿通して隔壁に
取り付けた状態を示す断面図である。
【図7】 (A)(B)は図6のグロメットに小径ワイヤハ
ーネスを挿通させた状態を示し、(A)は断面図、(B)は
斜視図である。
【図8】 小径ワイヤハーネスを他の方法でグロメット
に挿通させた状態を示す断面図である。
【図9】 従来のグロメットに大径ワイヤハーネスを挿
通させた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
2 隔壁 2a 貫通穴 10 グロメット 10A 大径ワイヤハーネス挿通用のグロメット 10B 中径ワイヤハーネス挿通用のグロメット 10C 小径ワイヤハーネス挿通用のグロメット 10a 拡径部 10b 縮径部 10c 係合溝 10d 第1挿通孔 10e 基部 10f 第2挿通孔 10g リブ W/H ワイヤハーネス W/H−1 小径ワイヤハーネス W/H−2 大径ワイヤハーネス W/H−3 中径ワイヤハーネス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の隔壁に設けた貫通穴に係合する係
    合溝を備えると共にワイヤハーネスが遊挿される第1挿
    通孔を有する拡径部と、該拡径部の縮小側と連続し、ワ
    イヤハーネスが密着状態で挿通される第2挿通孔を有す
    る円筒形状の縮径部とを備えたグロメットにおいて、 上記縮径部の直径を、拡径部と連続した基部側より先端
    側にかけて軸方向に漸次縮小し、かつ、軸方向に所要間
    隔をあけて外周部に厚肉としたリブを突設し、 挿通するワイヤハーネスの直径に対して縮径部の小径側
    直径が小さい場合には、所要位置のリブが先端に位置す
    るように縮径部を切断して用いるようにしていることを
    特徴とするグロメット。
  2. 【請求項2】 上記リブの突設部に隣接して軸方向先端
    側に切断用薄肉部を設けている請求項1に記載のグロメ
    ット。
  3. 【請求項3】 上記リブは拡径部との基部側より所要間
    隔をあけた位置に設けた第1リブと、該第1リブより所
    要間隔をあけた先端側に設けた第2リブと、縮径部の先
    端に設けた第3リブとからなり、第1リブで切断した時
    は大径ワイヤハーネス挿通用、第2リブで切断した時は
    中径ワイヤハーネス挿通用、切断しない時は小径ワイヤ
    ハーネス挿通用としている請求項1または請求項2に記
    載のグロメット。
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