JPH0714452A - グロメット - Google Patents

グロメット

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JPH0714452A
JPH0714452A JP5175950A JP17595093A JPH0714452A JP H0714452 A JPH0714452 A JP H0714452A JP 5175950 A JP5175950 A JP 5175950A JP 17595093 A JP17595093 A JP 17595093A JP H0714452 A JPH0714452 A JP H0714452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grommet
panel
bending
wire harness
bent
Prior art date
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Pending
Application number
JP5175950A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Yoneyama
博章 米山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Publication of JPH0714452A publication Critical patent/JPH0714452A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤーハーネスの屈曲に伴う屈曲力によ
り、パネルとの嵌合状態が損なわれないとともに、グロ
メット自体が曲げにより損傷を受けないグロメットを得
る。 【構成】パネル7と嵌合する大径部2と、ワイヤーハー
ネス8を貫通保持する小径筒部3と、前記大径部と前記
小径筒部とを連設する中間部4とからなり、少なくとも
前記中間部の外周面に、該中間部と一体成形されたリブ
状の環状厚肉部5を突設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車等の車両パネルに
設けた孔に、ワイヤーハーネス等を挿通させる場合に使
用するグロメットに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の電子機器類を相互に接続するワ
イヤーハーネス等は、配索空間等の制約から、車両パネ
ルに挿通された後、直角に屈曲して配索されることが多
い。
【0003】したがって、車両パネル等に嵌合され、挿
通されたワイヤーハネース等を保護するグロメットは、
ワイヤーハーネス等の屈曲に容易に追従できる構造に設
けられている。また、予め屈曲された構造のものが用い
られている。
【0004】係る従来のグロメット構造として、例えば
図5に示した構造のものや、図6に示す実開昭59−1
14717号公報に開示された構造のものがある。
【0005】すなわち、図5に示すものは、パネル11
に嵌合する厚肉の大径部10aと、この大径部10aに
連続してワイヤーハーネス12を貫通保持する小径筒部
10bとが可撓性材料によって一体的に設けられてお
り、グロメット10は、屈曲箇所で折り曲げられるワイ
ヤーハーネス12に対応して小径筒部10bが折り曲げ
られるとともに、ホルダ−14によって屈曲状態に固定
されるワイヤーハーネス12に従って屈曲状態に維持さ
れる。
【0006】また、図6に示すグロメット15は、一端
のパネル装着部15aと他端のパネル平行部15bとの
間に、パネル平行部15bの姿勢を維持する肉厚部15
cを形成して予め屈曲形状に設けてある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ものでは、グロメットは、その小径部が屈曲内周側では
常時圧縮され、屈曲外周側では常時引っ張られた状態と
なる。このため、経年使用において、特に屈曲外周側で
力の集中によって部材が延びきって塑性変形し、やがて
ひび割れ等の損傷を生じる問題があった。
【0008】また、後者のものでは、前者のようにホル
ダー等の屈曲状態を維持させる手段を設ける必要がない
ので、組立作業を一部省略できるが、反面、予め屈曲状
態に設けられているので、ワイヤーハーネス等の挿通作
業性に難点があった。また、このような構造のもので
は、パネル等の孔へ嵌合する取付作業が難しいという問
題点があった。さらに、屈曲構造が固定なので、適用さ
れる箇所或いは、適用するワイヤーハーネスが限定され
て汎用性に欠けた。
【0009】さらにワイヤーハーネス等に引張力が働く
と、その力が、直接パネル装着部にまで及ぶため、パネ
ル装着部とパネルとの間の密接状態が損なわれることも
あった。
【0010】本発明の目的は、上記事情に基づいてなさ
れたものであり、屈曲される小径筒部での屈曲ポイント
を所定部位に限定することで、ワイヤーハーネス等の屈
曲に伴う屈曲力をパネル装着部へ伝えないようにし、因
って、パネル装着部とパネルとの間の水密性を確保する
グロメットを提供することにある。また、曲げに伴う圧
縮力や引張力を実質的に吸収して損傷を防止できるグロ
メットを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、パ
ネル等の孔に嵌合する大径部と、ワイヤーハーネス等を
貫通保持する小径筒部と、可撓性を有し前記大径部およ
び前記小径筒部を連設する中間部とからなり、少なくと
も前記中間部には前記ワイヤーハーネスを前記パネルに
沿って屈曲させた際に屈曲ポイントとして作用するリブ
状の環状厚肉部が設けられたことを特徴とするグロメッ
トによって達成される。
【0012】
【作用】グロメットは、屈曲する部分に環状厚肉部を設
けているので、屈曲ポイントを実質的にこの環状厚肉部
に設定して屈曲できる。さらに、屈曲ポイントが設定さ
れていることにより、ワイヤーハーネス等の屈曲に伴う
屈曲力がこの屈曲ポイントで遮断されてパネル嵌合する
大径部まで伝えないため、グロメットとパネル間の密接
状態を維持できる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て詳説する。図1及び図2は本発明の一実施例に係わる
グロメットで、図1はグロメットの一部切欠正面図、図
2はグロメットの使用状態を示す縦断面図である。
【0014】可撓性を有する軟質ゴムまたは軟質合成樹
脂からなるグロメット1は、パネル7に透設した孔7a
(いずれも、図2参照)に嵌合される大径部2と、ワイ
ヤーハーネス8を貫通保持する小径筒部3と、前記大径
部2および前記小径筒部3を連設する中間部4とからな
って、全体として漏斗状に形成されている。
【0015】前記大径部2は、前記パネル7との嵌合力
を保持するための充分な厚肉形状に設けられており、前
記小径筒部3および前記中間部4は、略同じ肉厚の薄肉
形状に設けられている。
【0016】前記大径部2には、前記パネル7の孔7a
と係合する環状溝2aが外周面上に形成されており、前
記環状溝2aの開口縁2bは、前記パネル7とのシール
性を高めるためにリップ状に設けられている。
【0017】前記中間部4の略中央には、リブ状の環状
厚肉部5がそのテーパ状に設けられた外周面上に一体的
に突設されている。この環状厚肉部5は、グロメット1
に挿通されたワイヤーハーネス8を屈曲させた際に、実
質的に屈曲ポイントとして作用するもので、小径筒部3
より及ぶ屈曲力を遮断して大径部2へ伝えないものであ
る。
【0018】前記小径筒部3は、その開口端3aより切
り込まれた左右一対の切欠部6が設けられ、ワイヤーハ
ーネス8の挿通を容易にしている。
【0019】次に、上記構成のグロメット1の使用状態
について説明すると、グロメット1は、図示しない拡径
治具により小径筒部3を拡径した状態でワイヤーハーネ
ス8を挿通させた後、大径部2を圧縮状態にしてパネル
7の孔7aに通して環状溝2aを嵌合させることによ
り、パネル7に装着される。なお、図示してないけれど
も、グロメット1は小径筒部3とワイヤーハーネス8と
が一体的にテープ巻きされてワイヤーハーネス8に固着
される。
【0020】係る状態下において、ワイヤーハーネス8
の配索上の都合からパネル通過直後より該ワイヤーハー
ネス8をパネル7に沿って屈曲した場合、グロメット1
は、このワイヤーハーネス8の屈曲力に伴って屈曲する
が、その際、環状厚肉部5を曲げの屈曲基点として折り
曲げられ、中間部4が、屈曲内周側では環状厚肉部5を
境とする小径筒部3寄りの部分をグロメット内方へ押し
込むように折り曲げられ、他方、屈曲外周側では屈曲に
伴った引張力が働かない略定常状態に設けられている。
【0021】従って、グロメット1は、屈曲外周側では
屈曲に伴う圧縮力が吸収され、また屈曲外周側では、既
述したとおり、引張力が解消されて屈曲し、屈曲力の集
中による損傷が防止される。また、引張力や圧縮力が大
径部2に及ばないので、屈曲に伴って大径部2とパネル
7との嵌合状態を悪化させることがなく、従って、大径
部2とパネル7との間に高い密着性を確保できる。
【0022】図3および図4は、本発明の他の実施例に
よるグロメツトを示しており、このグロメット1Aで
は、先の図1および図2の実施例で述べた環状厚肉部5
に相当する第2の環状厚肉部5Aが、中間部3に設けた
環状厚肉部5に加えてさらに設けられている。なお、他
の構成部分は先の実施例と同様に設けられているので、
同一符号を用いてここでの説明は省略する。
【0023】この第2の環状厚肉部5Aは、中間部4に
近接する小径筒部3の基部に設けられている。
【0024】この第2の環状厚肉部5Aを設けることに
より、ワイヤーハーネス8の屈曲に伴ってグロメット1
Aが屈曲された際、この時の屈曲力が小径筒部3にも及
ぶがそれはこの第2の環状厚肉部5Aの剛性に阻まれて
低減する。因って、グロメット1Aは、屈曲領域が実質
的に中間部3に設けた環状厚肉部5とこの第2の環状厚
肉部5Aとの間に限定される。従って、屈曲に伴う引張
力や圧縮力による他の部位への作用を排除でき、特に大
径部2でのパネル7との密接状態を好適に確保できる。
なお、中間部3に設けた環状厚肉部5は、前記と同様、
屈曲ポイントとして作用する。
【0025】
【発明の効果】以上記載したように本発明のグロメット
によれば、屈曲ポイントを決める環状厚肉部が薄肉形状
に設けた中間部等に設けられているので、屈曲箇所に生
じる引張力や圧縮力を解消しているのでこの屈曲箇所で
のグロメットの損傷が防止される。また、グロメット
は、屈曲に伴う力を、屈曲箇所以外の他の部位に作用さ
せないので、例えば大径部とパネルとの嵌合において高
い密着状態を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるグロメットを示す一
部切欠正面図である。
【図2】図1のグロメットの使用状態を示す縦断面図で
ある。
【図3】本発明の他の実施例に係わるグロメットを示す
一部切欠正面図である。
【図4】図3のグロメットの使用状態を示す縦断面図で
ある。
【図5】従来のグロメットの使用状態を示す縦断面図で
ある。
【図6】従来の他のグロメットの使用状態を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
1,1A グロメット 2 大径部 3 小径筒部 4 中間部 5 環状厚肉部 5A 第2の環状厚肉部 6 切欠部 7 パネル 8 ワイヤーハーネス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル等の孔に嵌合する大径部と、ワイ
    ヤーハーネス等を貫通保持する小径筒部と、可撓性を有
    し前記大径部および前記小径筒部を連設する中間部とか
    らなり、少なくとも前記中間部には前記ワイヤーハーネ
    スを前記パネルに沿って屈曲させた際に屈曲ポイントと
    して作用するリブ状の環状厚肉部が設けられたことを特
    徴とするグロメット。
  2. 【請求項2】 前記環状厚肉部がさらに前記中間部に近
    接する前記小径筒部に設けられたことを特徴とする請求
    項1記載のグロメット。
JP5175950A 1993-06-24 1993-06-24 グロメット Pending JPH0714452A (ja)

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