JPH0617050U - グロメット - Google Patents

グロメット

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JPH0617050U
JPH0617050U JP5535092U JP5535092U JPH0617050U JP H0617050 U JPH0617050 U JP H0617050U JP 5535092 U JP5535092 U JP 5535092U JP 5535092 U JP5535092 U JP 5535092U JP H0617050 U JPH0617050 U JP H0617050U
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JP
Japan
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wire harness
grommet
panel
fixing portion
harness fixing
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Pending
Application number
JP5535092U
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English (en)
Inventor
正行 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半割り構造のグロメットにおいて、ワイヤー
ハーネスの挿通作業を容易にし、しかもパネル貫通孔に
対する嵌合密着性を良好にすることのできるグロメット
を提供する。 【構成】 パネルに形成された貫通孔の内周縁に嵌合す
るパネル嵌合部13と、ワイヤーハーネスWの外周に密
着嵌合し小径部を構成するワイヤーハーネス固定部14
と、を有した筒状のグロメットにおいて、前記パネル嵌
合部13とワイヤーハーネス固定部14とを互いに連結
可能に分割し、更にワイヤーハーネス固定部14を互い
に連結可能な半割体14a、14aに分割した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ワイヤーハーネスのパネル貫通部に装着され、ワイヤーハーネスの 保護及び前記パネル貫通部からの水の侵入を防止するグロメットに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ワイヤーハーネスのパネル貫通部には、ワイヤーハーネスの保護及び 同貫通部からの水の侵入を防止する目的で、例えば実公昭61−28339号公 報に記載のようにグロメットが装着されている。
【0003】 図6、図7に示すように、この種のグロメットG1は、パネル1に形成された 貫通孔2の内周縁に嵌合する大径のパネル嵌合部3と、ワイヤーハーネスWの外 周に嵌合する小径のワイヤーハーネス固定部4とを有した筒状のもので、ゴム等 の弾性材料あるいは軟質樹脂等で構成されている。
【0004】 ワイヤーハーネス固定部4は、ワイヤーハーネスWの外周に密着嵌合して防水 機能を果たすように、通常、その内径寸法d1が、ワイヤーハーネスWの外径寸 法d2よりも小さく形成されている。
【0005】 したがって、特にワイヤーハーネスWの先端にコネクタが装着されている場合 等においては、そのままではグロメットG1にコネクタを通すことができないた め、ワイヤーハーネス固定部4を治具を用いて拡開させ、その状態でコネクタC の付いたワイヤーハーネスWをグロメットG1に挿通させている。
【0006】 図8は、拡開治具8を用いてワイヤーハーネス固定部4を拡開させている状態 を示している。グロメット拡開治具8は、この例のように複数本の爪9を有して おり、これらの爪9をグロメットG1の内部に通した上で外側(拡開方向)へ移 動することにより、ワイヤーハーネス固定部4を拡開させる。
【0007】 ところで、このように一体構造のグロメットG1では、拡開治具を用いなけれ ば、その内部にワイヤーハーネスWを通すことができない場合があり、取付作業 が面倒であった。しかも、拡開治具8の爪9などでグロメットG1を傷付けるお それがあり、また、拡開によりワイヤーハーネス固定部4の復元性の低下を招い てシール性能に障害を及ぼすこともあった。
【0008】 そこで、このように治具を用いて拡開させずに済むグロメットとして、実開昭 64−45420号公報に記載されているような半割り構造のグロメットが提供 されている。
【0009】 図9にその例を示す。このグロメットG2は、グロメット全体が直径に沿った 切断面で半割りに構成されており、同形の半割体G2a同士を互いに係合機構1 0、11で連結することにより、筒状の組立体を構成するようになっている。
【0010】 これによれば、分割した状態でワイヤーハーネスWの外周に装着することがで きるので、治具により拡開する必要がないという利点がある。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、グロメットを半割り構造にした場合、両者の係合を強固にするため には、ある程度の硬質材料を用いるのが望ましい。しかし、全体を硬質材料にす るとパネル嵌合部までもが硬質となってパネル貫通孔に対する嵌合密着性が悪化 し、取付作業に困難を来す上、パネルに対するシール性能の低下を招くという問 題がある。
【0012】 本考案は、上記事情を考慮し、ワイヤーハーネスの挿通作業が容易であり、か つパネル貫通孔に対する嵌合密着性を良好にすることが可能なグロメットを提供 することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案は、パネルに形成された貫通孔の内周縁に嵌合するパネル嵌合部と、ワ イヤーハーネスの外周に密着嵌合し小径部を構成するワイヤーハーネス固定部と を有した筒状のグロメットにおいて、前記パネル嵌合部とワイヤーハーネス固定 部とを互いに連結可能に分割し、更にワイヤーハーネス固定部を互いに連結可能 な少なくとも半割体に分割したことを特徴としている。
【0014】
【作用】
上記構成のグロメットでは、パネル嵌合部とワイヤーハーネス固定部とが分割 されているので、両者の材質を異ならせることができる。例えば、パネル嵌合部 は、パネル貫通孔に対する嵌合性を良好にするため主に軟質材料で構成し、ワイ ヤーハーネス固定部は、半割体同士の係合を強固にするため主に硬質材料で構成 する。これにより、径の大きなパネル嵌合部にワイヤーハーネスを先に通し、そ の後半割体としてのワイヤハーネス固定部を連結することができる。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0016】 図1は本考案の一実施例のグロメットGの内部に、先端にコネクタCの付いた ワイヤーハーネスWを挿通させている状態を示している。
【0017】 このグロメットGは、組み立てた状態で、図2に示すような筒状体を構成する もので、パネル1に形成された貫通孔2の内周縁に嵌合する環状のパネル嵌合部 13と、ワイヤーハーネスWの外周に密着嵌合し小径部を構成するワイヤーハー ネス固定部14とを有しており、これら2つの部分に分割されている。
【0018】 前記パネル嵌合部13は、図2、図4に示すように、軟質樹脂で構成された本 体部15の外周に、パネル貫通孔2の内周縁に嵌合する嵌合溝16を有し、また 、その本体部15の端部に、該本体部15よりも硬質な樹脂で構成された連結筒 17を一体に有している。この場合、本体部15と連結筒17は、二重成形によ り一体化されているが、勿論、別に成形した後で接合してもよい。
【0019】 そして、連結筒17の端部外周には、ワイヤーハーネス固定部14を連結する ための係合突起18が全周に渡って設けられている。
【0020】 前記ワイヤーハーネス固定部14は、図1に示すように、直径に沿う切断面で 2つの半筒状の半割体14a、14aに分割されている。
【0021】 ワイヤーハーネス固定部14を構成する2つの半割体14a、14aは、図1 及び図3に示すように、同形のものとして構成されており、それぞれに互いに連 結するための係合爪25及び係合枠26を一体に有している。
【0022】 このようにして、半割体14a、14a同士を互いに合わせることで構成され る前記ワイヤーハーネス固定部14は、硬質樹脂で構成されており、パネル嵌合 部13の連結筒17の外周に嵌合する大径部19と、ワイヤーハーネスWの外周 に嵌合する小径部20とからなる。大径部19の端部には、前記連結筒17の係 合突起18と係合する係合爪21が全周に渡って一体形成されている。
【0023】 また、小径部20の内周面、及び該小径部20と大径部19間の連結壁22の 内面には、連続したシール部材23が配設されている。このシール部材23は、 小径部20の内周に沿う筒状部23aと連結壁22の内面に沿うフランジ状部2 3bとからなるもので、図3に示すように半割体14aと同様に半割りされて、 各半割体14aの内周に装着されている。このシール部材23は、ゴムなどの弾 性材料より構成されている。
【0024】 このように構成されたグロメットGを、ワイヤーハーネスWのパネル貫通部に 装着する場合は、まず図1に示すように、ワイヤーハーネスWをグロメットGの パネル嵌合部13に貫通させる。パネル嵌合部13はワイヤーハーネスWの外径 、及びコネクタCの大きさよりも内径が大きく形成されているので、拡開する必 要はない。
【0025】 次に、内部にシール部材23を設けた一対の半割体14a、14aを、ワイヤ ーハーネスWの外側に互いに向かい合うようにして位置決めし、半割体14a、 14a相互を、内部にワイヤーハーネスWを収容した状態で互いに合わせ、その 上で係合爪25及び係合枠26を用いて互いに連結する。
【0026】 そして最後に、筒状に組合わせたワイヤーハーネス固定部14の大径部19を パネル嵌合部13の連結筒17に嵌合させ、その状態で、係合突起18と係合爪 21を係合させて、ワイヤーハーネス固定部14をパネル嵌合部13に対し連結 する。パネル嵌合部13をパネル1の貫通孔2の内周縁へ嵌合させるのは、この 最後の工程の前にパネル嵌合部13単独で行ってもよいし、この最後の工程の後 で行ってもよい。
【0027】 このようにワイヤーハーネス固定部14とパネル嵌合部13とを一体的に連結 した状態では、連結筒17の先端がシール部材23のフランジ状部23bに密着 することで、ワイヤーハーネス固定部14とパネル嵌合部13との隙間がシール される。また、シール部材23がワイヤーハーネスWの外周に密着することで、 ワイヤーハーネスWの外周とワイヤーハーネス固定部14との間の隙間がシール される。
【0028】 本実施例のグロメットGは、パネル嵌合部13の本体部15を軟質樹脂で構成 しているので、パネル1の貫通孔2に対する嵌合性を良好に保つことができる。 したがって、取付作業が楽であり、しかも確実なシール性能を保持することがで きる。また、半割り構造としたワイヤーハーネス固定部14を硬質樹脂で構成し ているので、半割体14a、14a同士を組み合わせた際に、両者を強固に連結 することができ、高い一体性を確保することができる。
【0029】 また、本実施例のグロメットGでは、パネル嵌合部13に硬質樹脂製の連結筒 17を設け、この連結筒17に対してワイヤーハーネス固定部14を連結してい るので、パネル嵌合部13とワイヤーハーネス固定部14との連結強度が高く、 グロメットG全体の一体性が高まる。
【0030】 なお、図5に示すように、シール部材として、筒状部33aの内部に空間34 を形成したシール部材33を用いれば、ワイヤーハーネスWの径が異なる場合に も、より柔軟に対応することができる。この場合のシール部材33では、空間3 4が端面から形成され、筒状部33aが二重構造になっている。そして、内側の 筒体の内周にワイヤーハーネスWとの密着性を増す凸条35が形成され、外側の 筒体の外周に、ワイヤーハーネス固定部14の小径部20の内周に形成した凹条 36に係合する凸条37が形成されている。
【0031】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のグロメットによれば、パネル嵌合部とワイヤー ハーネス固定部とが分割されているので、両者の材質を異ならせることができ、 それによりパネル貫通孔に対する良好な嵌合密着性と、ワイヤーハーネスの挿通 作業の容易性の向上を共に満足することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のグロメットGにワイヤーハ
ーネスWを挿通させている状態を示す分解斜視図であ
る。
【図2】本考案の一実施例のグロメットGの組立状態の
半断面図である。
【図3】本考案の一実施例のグロメットGにおけるワイ
ヤーハーネス固定部14の半割体14aの一方を示す斜
視図である。
【図4】本考案の一実施例のグロメットGにおけるパネ
ル嵌合部13の詳細を示す一部切欠いた斜視図である。
【図5】本考案の他の実施例の一部側断面図である。
【図6】従来の一体形のグロメットの半断面図である。
【図7】図6に示したグロメットの使用状態を示す断面
図である。
【図8】図6に示した一体形のグロメットの取付作業時
の問題の説明に供する斜視図である。
【図9】従来の半割式グロメットの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 パネル 2 貫通孔 13 パネル嵌合部 14 ワイヤーハーネス固定部 14a 半割体 G グロメット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルに形成された貫通孔の内周縁に嵌
    合するパネル嵌合部と、ワイヤーハーネスの外周に密着
    嵌合し小径部を構成するワイヤーハーネス固定部とを有
    した筒状のグロメットにおいて、 前記パネル嵌合部とワイヤーハーネス固定部とを互いに
    連結可能に分割し、更に該ワイヤーハーネス固定部を互
    いに連結可能な少なくとも半割体に分割したことを特徴
    とするグロメット。
JP5535092U 1992-08-06 1992-08-06 グロメット Pending JPH0617050U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5535092U JPH0617050U (ja) 1992-08-06 1992-08-06 グロメット

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JP5535092U JPH0617050U (ja) 1992-08-06 1992-08-06 グロメット

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Publication Number Publication Date
JPH0617050U true JPH0617050U (ja) 1994-03-04

Family

ID=12996056

Family Applications (1)

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JP5535092U Pending JPH0617050U (ja) 1992-08-06 1992-08-06 グロメット

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JP (1) JPH0617050U (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000040433A (ja) * 1998-07-22 2000-02-08 Sumitomo Wiring Syst Ltd グロメット
JP2009219259A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Yazaki Corp ワイヤハーネスへのグロメット取り付け構造
JP2012222978A (ja) * 2011-04-11 2012-11-12 Yazaki Corp グロメット構造
JP2013154679A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Sumitomo Wiring Syst Ltd グロメット
JP2014161164A (ja) * 2013-02-20 2014-09-04 Yazaki Corp ワイヤハーネス導出部

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