JPH036984Y2 - - Google Patents

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JPH036984Y2
JPH036984Y2 JP1985053549U JP5354985U JPH036984Y2 JP H036984 Y2 JPH036984 Y2 JP H036984Y2 JP 1985053549 U JP1985053549 U JP 1985053549U JP 5354985 U JP5354985 U JP 5354985U JP H036984 Y2 JPH036984 Y2 JP H036984Y2
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JP
Japan
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grommet
mounting board
locking member
main body
ring
Prior art date
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JP1985053549U
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JPS61169912U (ja
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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車内のボデイあるいはパネルにワ
イヤハーネスを挿通させる場合等に使用されるグ
ロメツトの構造に関する。
(従来の技術) 従来、この種のグロメツトに関しては、例えば
実開昭55−120035号公報に従来のグロメツトとし
て開示されるようなものが知られている。
すなわち、従来のグロメツトは第3図に断面図
で示したように、中心軸方向にワイヤハーネス
(以下単にワイヤともいう)の挿通孔bを設け、
周面をテーパ面a1に形成した套体aの一端部にボ
デイへの装着基板cを周設し、他端にワイヤ挿通
筒d(図示の例では2個)を形成すると共に、套
体aと装着基板cとの間にボデイへの嵌合凹部e
を周設して構成され、天然ゴム材料等を使用して
一体成形されたものである。このグロメツトをボ
デイに装着するには、先ずワイヤを挿通孔b及び
挿通筒dに通した後、ボデイに嵌合凹部eを嵌合
することにより行なわれ、ボデイ内の防水、防音
あるいは冷風洩れ防止等の機能が発揮されるもの
である。
しかしながら、かかる従来のグロメツトにあつ
ては、ゴムの比重が比較的大きく、又、ワイヤハ
ーネスの外径に適合させるため形状的にも大きく
なり、グロメツト自体の重量がワイヤハーネス附
属部品の中でも大きなウエイトを占めることにな
り、ワイヤハーネスへの組付時における作業性が
悪く、又、グロメツト全体がゴム材質で形成され
ているため、ボデイへの嵌合の際の摩擦抵抗が大
きく、不完全嵌合による水洩れを生じ易い。さら
に嵌合時における爽快な節度感が得られないなど
の問題点がある。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は従来のグロメツトのかかる問題点に着
目してなされたもので、これらの問題点をすべて
解消したグロメツトを提供することを目的とす
る。
(問題点を解決するためのための手段) 前記の目的を達成するため、本考案のグロメツ
トは、発泡ゴム材から成り、かつ中心軸方向にワ
イヤ挿通孔を貫設した套体の一端に装着基板を周
設し、他端にワイヤ挿通筒を形成すると共に、該
ワイヤ挿通筒から該装着基板方向に膨出部を形成
し、該膨出部の該装着基板面と対向する端面に環
状溝を設けて成る本体と、硬質樹脂材から成り、
かつ接合端部において接合拡開可能なリング体外
周に可撓性アームを突設して成る係止部材とから
成り、該係止部材のリング体の一端縁を前記環状
溝に差し込んだ状態で係止部材を前記本体の装着
基板と膨出部間の套体に環着するとともに、ボデ
イの穴に押し込んだ本体の装着基板と前記可撓性
アームとでボデイを挾持した状態で係止される構
造としたことを特徴とする。
〔作用〕
本考案のグロメツトは、発泡ゴム材からなる本
体と、硬質樹脂材がなる係止部材との二部分に分
けて形成したことにより、全体として重量が軽減
し、ボデイの穴への取付作業性が向上するととも
に、套体に環着したリング体の可撓性アームによ
り適度の嵌合節度感が得られる。
また、グロメツトは、係止部材のリング体の一
端縁が本体の環状溝に差し込まれるとともに、ボ
デイを発泡ゴム材からなる装着基板と可撓性アー
ムで挾持する状態でボデイの穴に取付けられるか
ら、すぐれた防水シール性とともに防音、防塵効
果も大きい。
〔実施例〕
以下に本考案を実施例を示す添付の図面に基づ
いて詳細に説明する。
すなわち、第1図に本考案のグロメツトの半断
面図を、第2図に本考案のグロメツトを本体と部
品とに分離した斜視図を示す。
図において本考案のグロメツトは、発泡ゴム材
料で一体成形されたグロメツト本体Aと、硬質樹
脂材料で一体成形された係止部材Bとから構成さ
れる。
しかして、グロメツト本体Aは、中心軸方向に
ワイヤ挿通孔2を貫設した套体1の一端に装着基
板3を周設し、他端にワイヤ挿通筒4を形成する
と共に、該ワイヤ挿通筒4から装着基板3方向に
膨出部5を形成し、膨出部5の装着基板上面3a
と対向する端面5aに套体壁に接する環状溝6を
設けて構成される。この構成において膨出部5の
外周面はテーパ面に形成されることが望ましい。
又、グロメツト本体Aの成形材料としての発泡ゴ
ムは、成形時に発泡剤及び助剤等を混入して軽量
化したゴムで、例えばゴムラテツクスに発泡剤と
して炭酸水素ナトリウム、助剤としてステアリン
酸を配合し、加熱成形する等の方法で製造された
ものを使用することができる。
一方、係止部材Bは、軸方向に接合端部8を形
成したリング体7の外周にアーム9を軸方向に突
設して構成される。しかして、接合端部8はその
近傍に形成された係合片10を係合あるいは離脱
させることにより接合あるいは拡開し得るように
構成され、又、アーム9はリング体7の一方の周
端縁7aの側からリング体7の外方に向けて複数
個(図示では2個)対称位置に突設され、押圧に
より基部を支点として内側に撓むように形成され
る。又、アーム9の自由端部9aは内方に屈折さ
れ、リング体7の一方の周端縁7bとの間にグロ
メツトを装着すべきボデイCの厚さにほぼ対応す
る間隔が形成される。
かかる構成からなる係止部材Bをグロメツト本
体Aに組付けるには、係止部材Bの接合端部8を
拡開して本体Aの套体1外周に纒着し、アーム9
の基部側の周端縁7aを膨出部5の端面5aの環
状溝6に挿着し、次いで係止部材Bの係合片10
を係合させればよい。
次に本考案のグロメツトをボデイCに固定する
には、予めグロメツト本体の挿通孔2にテープ巻
きされたワイヤWを通した後、グロメツト本体A
の外周にリング体7の一端が環状溝6に差し込み
シールされた状態で環着された係止部材Bのアー
ム9が占める外径寸法より小径に穿設されたボデ
イCの穴C1にワイヤ挿通筒4側より押し込む。
するとグロメツト本体Aの膨出部5においては、
殆ど摩擦抵抗なく穴部C1を通過するが、係止部
材Bに至りアーム9は穴部C1に当接して内側に
撓み、アーム9の屈折された自由端部9aが穴部
C1を通過した時点でその反発弾性により元の位
置に復帰し、グロメツトのボデイへの係止が完了
する。この操作によつてグロメツト本体Aの装着
基板3の上面3aがボデイCの面に密接され、防
水、防音等の機能が達成される。
(考案の効果) 本考案のグロメツトは以上詳細に説明した構成
及び作用よりなり、グロメツト本体Aを発泡ゴム
材料で形成したからグロメツト全体の軽量化が図
られ、ワイヤハーネスへの組付け時における作業
性を向上させることができる。又、グロメツトの
係止部材Bを硬質樹脂材料で形成したから係止ア
ームとボデイ穴部との摩擦抵抗が大幅に減少し、
グロメツトのボデイ穴部への挿着が容易となると
共に、アームのボデイ装着時における反発復帰に
伴なう嵌合節度感が得られ、これによつて嵌合の
有無が察知され不完全嵌合を防止することができ
る等の効果が得られる。また、ボデイの穴に取付
けられたグロメツトは、前記本体の装着基板がボ
デイの片面に密着し、他面側は環状溝に差し込ま
れたリング体でシールする構造を有するから、す
ぐれた防水シール性とともに良好な防音、防塵効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のグロメツトの半断面図、第2
図は本考案をグロメツト本体と部品とに分離して
示した斜視図、第3図は従来のグロメツトの縦断
面図を示す。 A……グロメツト本体、B……係止部材、1…
…套体、2……ワイヤ挿通孔、3……装着基板、
4……ワイヤ挿通筒、5……膨出部、6……環状
溝、7……リング体、9……アーム、10……係
合片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 発泡ゴム材から成り、かつ中心軸方向にワイヤ
    挿通孔を貫設した套体の一端に装着基板を周設
    し、他端にワイヤ挿通筒を形成すると共に、該ワ
    イヤ挿通筒から該装着基板方向に膨出部を形成
    し、該膨出部の該装着基板面と対向する端面に環
    状溝を設けて成る本体と、硬質樹脂材から成り、
    かつ接合端部において接合拡開可能なリング体外
    周に可撓性アームを突設して成る係止部材とから
    成り、該係止部材のリング体の一端縁を前記環状
    溝に差し込んだ状態で係止部材を前記本体の装着
    基板と膨出部間の套体に環着するとともに、ボデ
    イの穴に押し込んだ本体の装着基板と前記可撓性
    アームとでボデイを挾持した状態で係止される構
    造としたことを特徴とするグロメツト。
JP1985053549U 1985-04-12 1985-04-12 Expired JPH036984Y2 (ja)

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JP1985053549U JPH036984Y2 (ja) 1985-04-12 1985-04-12

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JP1985053549U JPH036984Y2 (ja) 1985-04-12 1985-04-12

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Publication Number Publication Date
JPS61169912U JPS61169912U (ja) 1986-10-21
JPH036984Y2 true JPH036984Y2 (ja) 1991-02-21

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ID=30574521

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JP1985053549U Expired JPH036984Y2 (ja) 1985-04-12 1985-04-12

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JP2603525Y2 (ja) * 1991-11-30 2000-03-15 三菱自動車工業株式会社 ラバーグロメット
JP2576023Y2 (ja) * 1991-12-05 1998-07-09 株式会社カンセイ グロメット
JP4783141B2 (ja) * 2005-12-26 2011-09-28 矢崎総業株式会社 防水グロメット
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JPS5153499U (ja) * 1974-10-18 1976-04-23

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JPS61169912U (ja) 1986-10-21

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