JP3417221B2 - 自動車用ディーゼルエンジン - Google Patents
自動車用ディーゼルエンジンInfo
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
- F02B67/04—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
- F02B67/06—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
Description
ジンルーム内に横置状態(クランクシャフト軸方向が車
体の左右方向に沿った姿勢)で搭載される自動車用ディ
ーゼルエンジンに関し、特にそのカムシャフトや燃料噴
射ポンプを駆動するチェーン機構の改良に関する。
ように、補機として設けられる燃料噴射ポンプを、クラ
ンクシャフトの回転に正確に同期させつつ回転駆動する
必要がある。そのため、一般に、実開平1−17916
9号公報等に示されているように、タイミングチェーン
もしくはコグベルト等を用いてカムシャフトとともに駆
動する構成が一般に採用されている。
おける燃料噴射ポンプは、クランクシャフトの1/2の
回転速度で回転させる必要があるので、上記のようにタ
イミングチェーンを介して駆動する場合に、該燃料噴射
ポンプのスプロケットは、クランクスプロケットに比較
してほぼ2倍の直径を有する大径のものとなる。また、
上記燃料噴射ポンプは、一般にエンジン側部に取り付け
られている。そのため、仮に、クランクスプロケットと
燃料噴射ポンプスプロケットとカムスプロケットとの三
者に亙って一連のチェーンを巻き掛けたとすると、燃料
噴射ポンプスプロケットから上方のカムスプロケットへ
至るチェーンの軌跡が側方へ大きく張り出した構成とな
る。
体前部のエンジンルーム内にいわゆる横置状態に搭載し
ようとすると、エンジンルームと車室とを仕切るダッシ
ュパネルに取り付けられているブレーキ用マスターバッ
グとの相互のレイアウトが非常に困難となる。
中央部がチェーン室によって覆われてしまうため、エン
ジンマウントをシリンダブロックの前端中央部つまりエ
ンジンの重心に近い位置に配置することができない。
の潤滑は、上部に位置するシリンダヘッドからチェーン
室内を通して下方のクランクケースへ流れ落ちる潤滑油
によってなされるのが一般的であるが、燃料噴射ポンプ
のスプロケットが、シリンダヘッドの位置に対し大きく
側方へずれて位置していると、シリンダヘッドから流れ
落ちる潤滑油が該燃料噴射ポンプスプロケットに十分接
触せず、その潤滑が不十分となる、という不具合もあ
る。
体前部のエンジンルーム内に横置状態で搭載される自動
車用ディーゼルエンジンにおいて、クランクシャフトの
ほぼ直上に吸気側および排気側のカムシャフトが位置
し、かつ車体後方に向かうエンジン側部に燃料噴射ポン
プが配置されており、この燃料噴射ポンプの駆動軸端部
に大径の第1スプロケットと小径の第2スプロケットと
が2段に設けられているとともに、クランクシャフト端
部のクランクスプロケットと上記第1スプロケットとの
間に1次チェーンが巻き掛けられ、一対のカムシャフト
の中で車体の前方に位置するカムシャフトの端部に固定
されたカムスプロケットと上記第2スプロケットとの間
に2次チェーンが巻き掛けられていることを特徴として
いる。
て、1次チェーンを介して燃料噴射ポンプの第1スプロ
ケットが回転し、燃料噴射ポンプが駆動される。そし
て、第1スプロケットと一体に回転する第2スプロケッ
トによって、2次チェーンを介して一方のカムシャフト
が駆動される。尚、他方のカムシャフトは、他の歯車機
構やチェーン機構等を介して上記の一方のカムシャフト
に従動する。
2スプロケットとカムスプロケットの径がそれぞれ小径
となり、しかもカムスプロケットは車体前方に位置する
ため、2次チェーンがエンジンの側方(車体後方側)へ
大きく張り出すことがなく、小型に構成される。
の下方にパワーステアリング用オイルポンプが配置され
ており、その端部に設けられたオイルポンプスプロケッ
トに、上記1次チェーンが同時に巻き掛けられている。
そのポンプの特性から、一般にクランクシャフトと同じ
程度の速度でもって駆動すれば良い。そのため、このよ
うに1次チェーンによって駆動するようにすれば、オイ
ルポンプスプロケットは、クランクスプロケットと同程
度に小径のものとなる。
ンは、その緩み側が張り側よりも上方に位置しており、
緩み側の外側縁に沿って配設される略円弧状をなすチェ
ーンガイドが、シリンダヘッド側のチェーン室から上記
第2スプロケットの上方位置に亙って設けられている。
滑油がチェーン室を通して下方のクランクケースへ戻
り、その際にチェーン室内で各チェーンを潤滑するので
あるが、上記構成では、シリンダヘッド側のチェーン室
上端開口から流れ込んだ潤滑油の一部がチェーンガイド
に付着し、かつこのチェーンガイドを伝わって側方へ案
内され、第2スプロケットに上方から滴下する。これに
より、第2スプロケット、さらにはこれに重なり合う第
1スプロケットが確実に潤滑される。
端面の中央部分が、上記1次チェーンおよび2次チェー
ンを囲むチェーン室の外部に露出しているとともに、こ
こにエンジンマウントボスが形成されている。
マウントが結合され、エンジンの重心近くの位置で車体
に支持されることになる。
ンプは、クランクシャフトとカムシャフトとの間の中間
の高さに位置しており、車体への搭載状態において、こ
の燃料噴射ポンプと自動車のドライブシャフトとの間
に、上記パワーステアリング用オイルポンプが配置され
ているとともに、上記燃料噴射ポンプの上方に生じる空
間に、車体のブレーキ用マスタバッグが位置するように
構成されている。
ジンにおいては、燃料噴射ポンプからカムシャフトへ至
るチェーンの軌跡が相対的に車体の前方に位置するもの
となり、その後方、つまり燃料噴射ポンプの上方に、大
きな空間を確保することができる。従って、ダッシュパ
ネルに設けられるブレーキ用マスタバッグとの干渉を容
易に回避することができ、エンジンルーム内でのレイア
ウトが容易となる。
プスプロケットの径を小さくでき、チェーン機構全体を
小型化できる。
ら流れ落ちる潤滑油の一部がチェーンガイドを介して燃
料噴射ポンプ側へ案内され、第1スプロケットおよび第
2スプロケットを確実に潤滑することができる。特に、
複雑な潤滑機構を用いる必要がない。
中心に近いシリンダブロック前端中央部分において支持
することが可能となる。
形態を図面に基づいて詳細に説明する。
ルエンジンの前端部の構成を示している。また、図2
は、そのチェーンのレイアウトのみを示した図である。
ば、直列4気筒エンジンであり、シリンダブロック1の
上部に、DOHC型動弁装置を備えたシリンダヘッド2
が固定されており、かつこれらのシリンダブロック1お
よびシリンダヘッド2の前端面に、両者に亙って、浅い
皿状をなすチェーンハウジング3が取り付けられてい
る。このチェーンハウジング3は、前面に図示せぬチェ
ーンカバーが取り付けられることにより、独立したチェ
ーン室4を構成している。
ジンルーム内にいわゆる横置状態で搭載されるものであ
って、クランクシャフト5の軸方向が車体の左右方向に
沿っている。尚、図の右方が車体前方に、図左方が車体
後方にそれぞれ相当する。従って、図1に示されている
エンジン前端部のチェーン機構は、車体の進行方向に向
かって右側に位置している。
ランクスプロケット6が固定されている。また、上記シ
リンダヘッド2には、吸気側カムシャフト7と排気側カ
ムシャフト8とが並列に配置されており、その一対のカ
ムシャフト7,8の中で車体の前方に位置する吸気側カ
ムシャフト7の前端部に、カムスプロケット9が固定さ
れている。上記吸気側カムシャフト7と排気側カムシャ
フト8とは、軸方向の中間部もしくは後端部に設けられ
た歯車機構あるいはチェーン機構からなる連動機構を介
して互いに連動している。尚、上記カムシャフト7,8
は、エンジンの車体搭載状態において、クランクシャフ
ト5のほぼ直上に位置している。つまり、このエンジン
は、各シリンダがほぼ直立した姿勢で搭載される。
くは車体後方に向かう一方の側面に、燃料噴射ポンプ1
1が固定されている。この燃料噴射ポンプ11は、エン
ジン下部に位置するクランクシャフト5と上部に位置す
るカムシャフト7,8との間の中間の高さに位置してい
る。上記燃料噴射ポンプ11の駆動軸の前端部には、大
径の第1スプロケット12と小径の第2スプロケット1
3とが二段に設けられている。これらの第1,第2スプ
ロケット12,13は、互いに一体に形成しても良く、
あるいはそれぞれ別体に形成したものを駆動軸にそれぞ
れ固定するようにしても良い。尚、小径の第2スプロケ
ット13が大径の第1スプロケット12の前面に重ねて
配置されている。そして、上記燃料噴射ポンプ11の下
方に、パワーステアリング用オイルポンプ14が配置さ
れている。このパワーステアリング用オイルポンプ14
は、図示せぬブラケットを介して燃料噴射ポンプ11と
ともにシリンダブロック1側面に固定されている。この
パワーステアリング用オイルポンプ14の駆動軸前端部
には、オイルポンプスプロケット15が固定されてい
る。このオイルポンプスプロケット15は、クランクス
プロケット6の径より僅かに小径に形成されている。
射ポンプ11の第1スプロケット12とオイルポンプス
プロケット15との間には、1次チェーン16が巻き掛
けられており、この1次チェーン16を介して燃料噴射
ポンプ11とパワーステアリング用オイルポンプ14と
が駆動されている。この1次チェーン16は、図1の矢
印ω1の方向に運動するものであり、その張り側となる
第1スプロケット12とクランクスプロケット6との間
に、固定チェーンガイド17が配設されているととも
に、緩み側となるクランクスプロケット6とオイルポン
プスプロケット15との間に、可動チェーンガイド18
が配設されている。上記固定チェーンガイド17は、1
次チェーン16を内周側および外周側の双方から挾持
し、1次チェーン16の軌跡を所定位置に保っている。
また上記可動チェーンガイド18は、1次チェーン16
の外周側に位置するものであって、硬質合成樹脂にて略
円弧状に形成されており、一端がピン19を介して回動
可能に支持され、かつ他端が油圧式チェーンテンショナ
20によって内周側へ付勢されるようになっている。
ケット13と上記カムスプロケット9との間には、2次
チェーン22が巻き掛けられており、この2次チェーン
22を介して吸気側カムシャフト7が駆動されるように
なっている。この2次チェーン22は、矢印ω2の方向
に運動するものであり、相対的に下方に位置する2次チ
ェーン22の張り側に、固定チェーンガイド23が配設
されているとともに、相対的に上方に位置する緩み側
に、可動チェーンガイド24が配設されている。上記固
定チェーンガイド23は、2次チェーン22を内周側お
よび外周側の双方から挾持し、2次チェーン22の軌跡
を所定位置に保持している。また上記可動チェーンガイ
ド24は、2次チェーン22の外周側に配設されるもの
であって、略円弧状に湾曲しているとともに、第2スプ
ロケット13側の一端部がピン25を介して回動可能に
支持されており、かつカムスプロケット9側の他端部
が、油圧式チェーンテンショナ26によって内周側へ付
勢される構成となっている。この可動チェーンガイド2
4は、帯状金属板24aの表面に硬質合成樹脂等からな
る摺動部材24bを取り付けたものであり、2次チェー
ン22の上縁のほぼ全体に亙って設けられている。すな
わち、そのチェーンテンショナ26側の先端は、シリン
ダヘッド2の排気側カムシャフト8付近の高さ位置まで
延びており、かつピン25側となる下方部分は、第1ス
プロケット12を横切って車体後方へ延びている。ま
た、このピン25付近の部分では、その湾曲の曲率が大
きくなっており、第2スプロケット13付近が最下点と
なっている。
22が巻き掛けられる各スプロケットの歯数は、例え
ば、クランクスプロケット6が24個、第1スプロケッ
ト12が48個、オイルポンプスプロケット15が17
個、第2スプロケット13およびカムスプロケット9が
23個となっている。従って、燃料噴射ポンプ11およ
びカムシャフト7は、クランクシャフト5の1/2の速
度で回転し、またパワーステアリング用オイルポンプ1
4は、クランクシャフト5よりも僅かに大きな速度で回
転する。
ハウジング3周縁のフランジ3aは、上述したように構
成されているチェーン機構(図2参照)の外側に沿うよ
うに形成されている。すなわち、チェーンハウジング3
の上部はシリンダヘッド2の前端面をほぼ覆っていると
ともに、下端部においては、シリンダブロック1のスカ
ート部前端面をほぼ覆っている。また、中央部分がエン
ジン側方(車体後方)へ大きく張り出しており、燃料噴
射ポンプ11およびパワーステアリング用オイルポンプ
14の前端を覆っている。そして、吸気側カムシャフト
7とクランクシャフト5との間においては、チェーンハ
ウジング3の車体前方側となるフランジ3aが燃料噴射
ポンプ11側に偏っており、これに伴って、シリンダブ
ロック1中央部分がチェーンハウジング3に覆われずに
露出している。このチェーンハウジング3に覆われてい
ないシリンダブロック1前端面中央部分には、ねじ孔を
有するエンジンマウントボス27が形成されている。ま
た、このエンジンマウントボス27よりも車体前方寄り
に、ウォータポンプ取付部28が形成されている。尚、
上記エンジンマウントボス27には、図示せぬチェーン
カバーとの間にまたがってエンジンマウントが取り付け
られる。また上記ウォータポンプ取付部28には、図示
せぬウォータポンプが取り付けられ、図示せぬベルトを
介してクランクシャフト5により駆動されるようになっ
ている。
図示せぬオイルパンが装着されている。
動車のエンジンルーム内に搭載した状態で示しており、
車体側の他の部材との位置関係を併せて示してある。す
なわち、この図1に示すように、前輪を駆動するドライ
ブシャフト31がパワーステアリング用オイルポンプ1
4の下方に位置しており、かつシリンダブロック1側面
に比較的近接した位置を通っている。一方、自動車の車
室とエンジンルームとを仕切るダッシュパネル32に
は、ブレーキ用のマスタバッグ33がマスタシリンダ3
4とともに取り付けられており、エンジンルーム内に大
きく突出している。ここで、このマスタバッグ33およ
びマスタシリンダ34は、図示するように、燃料噴射ポ
ンプ11の上方に生じる空間に配置されている。尚、上
記マスタバッグ33は、自動車の運転席側、つまり進行
方向に向かって右側に配設されているので、車体の幅方
向について見ると、エンジン前端部のチェーン機構にほ
ぼ対応する位置にある。
チェーン機構を、燃料噴射ポンプ11を駆動する1次チ
ェーン16と、カムシャフト7を駆動する2次チェーン
22との2ステージ型の構成とし、かつ車体前方に位置
する吸気側カムシャフト7をチェーン駆動するようにし
たため、燃料噴射ポンプ11からシリンダヘッド2に至
るチェーン軌跡が相対的に車体前方へ位置し、図示する
ように、マスタバッグ33およびマスタシリンダ34と
の干渉を避けてレイアウトすることができる。換言すれ
ば、エンジンをダッシュパネル32に一層近付けて搭載
することが可能となり、エンジンルーム部分の小型化に
寄与する。また、パワーステアリング用オイルポンプ1
4を1次チェーン16で駆動することにより、そのオイ
ルポンプスプロケット15が小径となり、チェーン機構
全体を小型化できる。また、その結果、図示するよう
に、パワーステアリング用オイルポンプ14の下方にド
ライブシャフト31を配置したレイアウトが可能とな
り、それだけドライブシャフト31とエンジンとを近接
させることができるとともに、パワーステアリング用オ
イルポンプ14からパワーステアリングへの油圧供給経
路を短くすることができる。
前端面の中央部にエンジンマウントボス27を配置すれ
ば、エンジンを、その重心近くで支持することができ、
振動,騒音の抑制の上で有利となる。
ド2から溢れ出た潤滑油が、チェーンハウジング3によ
って形成されるチェーン室4内部を通って下方のクラン
クケースへ戻されることになるが、シリンダヘッド2上
面からチェーン室4内へ流れ出た潤滑油の一部が、傾斜
した可動チェーンガイド24を伝わって燃料噴射ポンプ
11側へ案内され、該燃料噴射ポンプ11の第2スプロ
ケット13へ確実に供給される。そして、第2スプロケ
ット13に付着した潤滑油は、遠心力でもって外周側へ
飛散するので、第1スプロケット12にも付着する。従
って、これらの第1,第2スプロケット12,13が確
実に潤滑される。尚、第1スプロケット12は、2次チ
ェーン22の固定チェーンガイド23下方に位置する傾
斜したフランジ3a内壁面に沿って流れ落ちる潤滑油に
よっても潤滑される。
ルーム内に搭載した状態において示す側面図。
を示す説明図。
Claims (5)
- 【請求項1】 車体前部のエンジンルーム内に横置状態
で搭載される自動車用ディーゼルエンジンにおいて、ク
ランクシャフトのほぼ直上に吸気側および排気側のカム
シャフトが位置し、かつ車体後方に向かうエンジン側部
に燃料噴射ポンプが配置されており、この燃料噴射ポン
プの駆動軸端部に大径の第1スプロケットと小径の第2
スプロケットとが2段に設けられているとともに、クラ
ンクシャフト端部のクランクスプロケットと上記第1ス
プロケットとの間に1次チェーンが巻き掛けられ、一対
のカムシャフトの中で車体の前方に位置するカムシャフ
トの端部に固定されたカムスプロケットと上記第2スプ
ロケットとの間に2次チェーンが巻き掛けられているこ
とを特徴とする自動車用ディーゼルエンジン。 - 【請求項2】 上記燃料噴射ポンプの下方にパワーステ
アリング用オイルポンプが配置されており、その端部に
設けられたオイルポンプスプロケットに、上記1次チェ
ーンが同時に巻き掛けられていることを特徴とする請求
項1記載の自動車用ディーゼルエンジン。 - 【請求項3】 上記2次チェーンは、その緩み側が張り
側よりも上方に位置しており、緩み側の外側縁に沿って
配設される略円弧状をなすチェーンガイドが、シリンダ
ヘッド側のチェーン室から上記第2スプロケットの上方
位置に亙って設けられていることを特徴とする請求項1
または2に記載の自動車用ディーゼルエンジン。 - 【請求項4】 シリンダブロック前端面の中央部分が、
上記1次チェーンおよび2次チェーンを囲むチェーン室
の外部に露出しているとともに、ここにエンジンマウン
トボスが形成されていることを特徴とする請求項1〜3
のいずれかに記載の自動車用ディーゼルエンジン。 - 【請求項5】 上記燃料噴射ポンプは、クランクシャフ
トとカムシャフトとの間の中間の高さに位置しており、
車体への搭載状態において、この燃料噴射ポンプと自動
車のドライブシャフトとの間に、上記パワーステアリン
グ用オイルポンプが配置されているとともに、上記燃料
噴射ポンプの上方に生じる空間に、車体のブレーキ用マ
スタバッグが位置するように構成されていることを特徴
とする請求項2記載の自動車用ディーゼルエンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20685296A JP3417221B2 (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | 自動車用ディーゼルエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20685296A JP3417221B2 (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | 自動車用ディーゼルエンジン |
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JPH1047074A JPH1047074A (ja) | 1998-02-17 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP20685296A Expired - Fee Related JP3417221B2 (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | 自動車用ディーゼルエンジン |
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Families Citing this family (2)
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JP6780433B2 (ja) * | 2016-10-14 | 2020-11-04 | スズキ株式会社 | 車両のエンジン搭載構造 |
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1996
- 1996-08-06 JP JP20685296A patent/JP3417221B2/ja not_active Expired - Fee Related
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