JP3526261B2 - 内燃機関の補機取付構造 - Google Patents
内燃機関の補機取付構造Info
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
機関本体に取付ける取付構造に関する。
の端面に沿って動弁機構に動力を伝達するタイミングベ
ルトが回動自在に配設され、このタイミングベルトを覆
うようにしてタイミングベルトカバーが同シリンダブロ
ックの端面に固着される一般的構造がある。
された例であるが、シリンダブロック01の端面(クラン
ク軸に垂直な端面)に部分的にオイルポンプボディ02が
固着され、シリンダブロック01からシリンダヘッドにか
けてタイミングベルトを覆うカバー03が被せられてお
り、同カバー03はオイルポンプボディ02の一部を部分的
に覆っている。
バー03を避けたオイルポンプボディ02に座面を設けて取
り付けられており、できるだけクランク軸方向の内燃機
関の全長を小さく抑えるようにしている。
はシリンダブロック01にオイルポンプボディ02を介して
取り付けられることになるので、オイルポンプボディ02
の幅分どうしても内燃機関の全長が大きくなっている。
油圧制御弁04を取付ける取付け座の剛性を確保しようと
するとオイルポンプボディ02の厚さが要求され、益々内
燃機関の全長が大きくなる。
プボディ02の取付け座に近接してあるカバー03の合わせ
面のカバーシール面も剛性を十分確保することが困難で
ある。またブラケットを介して補機を取付けるような場
合、部品点数が増加し、補機の取付け剛性が低下してし
まう。
その目的とする処は、内燃機関の全長を短縮でき、カバ
ーシール面の剛性を高くしてシール性の向上を図ること
ができ、また補機の取付け剛性も向上できる内燃機関の
補機取付構造を供する点にある。
を達成するために、本請求項1記載の発明は、内燃機関
におけるクランク軸に垂直なシリンダブロックの端面で
あって同端面に被せられるカバーとの合わせ面のカバー
シール面の外方でシール面に沿った位置に前記シリンダ
ブロックに形成されたブローバイガス通路内に張り出す
ように補機の取付け座を一体に形成し、同取付け座に補
機を取り付ける内燃機関の補機取付構造とした。
加させることなく十分な厚さの取付け座を容易に形成す
ることができ、同取付け座に直接補機が取付けられるの
で、補機を含めた内燃機関の全長を短縮することができ
る。
れるので剛性が高く、かかる取付け座に沿って設けられ
るカバーシール面も高い剛性が確保され、カバーを被せ
たときのシール性を向上させることができ、加えて補機
の取付け剛性も向上させることができる。
出すように形成されているので、ブローバイガス通路の
通路面積が部分的に変化してブローバイガスの気液分離
を促進する効果が期待できる。また取付け座がブローバ
イガス通路内に張り出しているので、内燃機関のコンパ
クト化にも効果がある。
燃機関の補機取付構造において、前記補機が、オートテ
ンショナーであることを特徴とする。オートテンショナ
ーは、シリンダブロックの端面に形成された高剛性の取
付け座に取付けられるので、常時付勢力の反力が掛かる
オートテンショナーを確固として固定することができ
る。
ついて図1ないし図5に基づき説明する。本実施の形態
に係る内燃機関1は、6気筒Vバンク型の4サイクル内
燃機関であり、クランク軸2を左右水平方向に指向させ
てフロント側の3気筒が前傾しリヤ側の3気筒が後傾し
てV型を形成し横置きに車体に搭載される。
び図3に示すように3気筒ごと並んだフロント側シリン
ダ3Fとリヤ側シリンダ3Rが前後V型に形成されてお
り、コネクティングロッドの配置の関係でフロント側シ
リンダ3Fとリヤ側シリンダ3Rは図3に示すように左
右方向にオフセットしており、フロント側シリンダ3F
が左側にリヤ側シリンダ3Rが右側にオフセットしてい
る。
3Fの右端部を利用してブローバイガス通路7が形成さ
れている。すなわちブローバイガス通路7は、フロント
側シリンダ3Fの右側のシリンダと右側端面との間にシ
リンダボアに沿った傾きを持って形成され、シリンダブ
ロックの上端合わせ面の開口7aとクランク室内部に開
いた開口7bとを連通している。
3Rにそれぞれシリンダヘッド4F,4R及びシリンダ
ヘッドカバー5F,5Rが順次重ね合わされ一体に締結
される(図1参照)。他方シリンダブロック3の下端に
は、オイルパン6が取付けられる。
端面には、クランク軸2周りにオイルポンプボディ8が
ボルト9により固着され、同オイルポンプボディ8の一
部を覆いながらシリンダブロック3の右側端面に前後の
シリンダに沿って側面視でV字形状をしたタイミングベ
ルトカバー10が周囲をボルト11で固着されて被せられ
る。
ロック3の右側端面に沿ってタイミングベルトが回動
し、クランク軸2の回転を前後の動弁機構に伝達するよ
うになっている。
突出したクランク軸2の端部に図1に示すようにドライ
ブプーリ20が嵌着され、同ドライブプーリ20と前後のシ
リンダヘッドカバー5F,5R間に配置されたパワース
テアリング用の油圧ポンプの回転軸21に嵌着されたドリ
ブンプーリ22、その他コンプレッサやACジェネレータ
等の補機類を駆動するドリブンプーリ等に、1本の無端
状の補機ベルト25が掛け渡されている。
プーリ20の回転が、補機ベルト25を回動させ、補機ベル
ト25の回動が複数のドリブンプーリ22,…,…を回転さ
せてポンプ等の補機を駆動させることができる。
えるオートテンショナー26がシリンダブロック3に取付
けられている。シリンダブロック3の左側にオフセット
したフロント側シリンダ3Fの右側端面に、図5に示す
ようにタイミングベルトカバー10を避けて略円形の取付
け座3aが形成されており、同取付け座3aには中央に
ねじ孔が形成された締結ボス部3bを有している。
トテンショナー26の扁平円筒状の固定円筒体28が長尺の
締結ボルト27の締結ボス部3bへの螺合により確固とし
て固着される。
でV字形状をしたタイミングベルトカバー10の前側傾斜
部の前側側縁10aからはみ出すように形成されており、
したがってタイミングベルトカバー10の前側側縁10aに
沿って形成されたシリンダブロック3側のカバーシール
面3dが取付け座3aに近接して形成されることになり
(図2参照)、剛性を高く維持して安定したシール面圧
を確保することができる。
トしたフロント側シリンダ3Fの右端部を利用して設け
られた前記ブローバイガス通路7に食い込むようにして
張り出しており(図2参照)、したがってブローバイガ
ス通路7が、側方から張り出した取付け座3aにより一
方の側壁7cが屈曲されて、同部分で通路が絞られてお
り、ブローバイガスの気液分離効果が促進される。
3に形成された取付け座3aにオートテンショナー26が
直付けされるので、オートテンショナー26は確固として
固定される。
めに、図4に示すように取付け座3aの背面にリブ3c
を容易に設けることができ、オートテンショナー26を取
付けるのに十分な剛性を確保することができる。
テンショナー26は、前記したように扁平円筒状の固定円
筒体28がボルト27により固着されるが、固定円筒体28は
中央の長尺の円筒ボス部28aをボルト27が貫通して取付
け座3aに固着している。そして固定円筒体28に重ねて
設けられる同径で中空有底の扁平円筒状の回動円筒体29
が円筒ボス部28aに中心を軸支されて回動自在に設けら
れている。
の内部にはトーションスプリング30が内蔵されていて、
回動円筒体29を一方向(図1において時計回り)に回動
するように付勢している。
に延出したアーム29aが一体に突出形成されており、同
アーム29aの先端に立設された支軸31にベアリング32を
介してアイドラプーリ33が回転自在に支持されている。
円筒体28と回動円筒体29の厚さ分シリンダブロック3の
右側端面から離れた位置をボルト27を中心に旋回し、ト
ーションスプリング30により図1において時計回りに付
勢される。
から離れた位置を旋回するアイドラプーリ33は、固定円
筒体28を避けてシリンダブロックの右側端面に被せられ
るタイミングベルトカバー10の外表面上を近接して旋回
する。
イドラプーリ33が、クランク軸2に嵌着されたドライブ
プーリ20とパワーステアリング用の油圧ポンプの回転軸
21に嵌着されたドリブンプーリ22との間に掛け渡される
補機ベルト25の部分を押圧して補機ベルト25に適当なテ
ンションを加え、弛みの発生を防止して補機類への確実
かつ円滑な動力伝達を行っている。
ングベルトカバー10からはみ出したシリンダブロック3
の端面(特に左側にオフセットしたフロント側シリンダ
3Fの右端部分を利用して同右端面)に形成された取付
け座3aに直接取付けることにより、補機ベルト25の位
置をシリンダブロック3に近づけることができ、内燃機
関1のクランク軸方向の機関全長を短縮することができ
る。
されているので剛性が高く、かかる取付け座3aに近接
して設けられるカバーシール面3dも高い剛性が確保さ
れ、タイミングベルトカバー10を被せたときのシール性
を向上させることができる。
図である。
ダブロックの平面図である。
を被せた状態を示す右側面図である。
る。
ク、3a…取付け座、3b…締結ボス部、3c…リブ、
3d…カバーシール面、3F…フロント側シリンダ、3
R…リヤ側シリンダ、4F,4R…シリンダヘッド、5
F,5R…シリンダヘッドカバー、6…オイルパン、7
…ブローバイガス通路、8…オイルポンプボディ、9…
ボルト、10…タイミングベルトカバー、11…ボルト、20
…ドライブプーリ、21…回転軸、22…ドリブンプーリ、
25…補機ベルト、26…オートテンショナー、27…ボル
ト、28…固定円筒体、29…回動円筒体、30…トーション
スプリング、31…支軸、32…ベアリング、33…アイドラ
プーリ。
Claims (2)
- 【請求項1】 内燃機関におけるクランク軸に垂直なシ
リンダブロックの端面であって同端面に被せられるカバ
ーとの合わせ面のカバーシール面の外方でシール面に沿
った位置に前記シリンダブロックに形成されたブローバ
イガス通路内に張り出すように補機の取付け座を一体に
形成し、同取付け座に補機を取り付けることを特徴とす
る内燃機関の補機取付構造。 - 【請求項2】 前記補機は、オートテンショナーである
ことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の補機取付構
造。
Priority Applications (8)
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