JP2918176B2 - エンジンの補機駆動装置 - Google Patents
エンジンの補機駆動装置Info
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- JP2918176B2 JP2918176B2 JP2262122A JP26212290A JP2918176B2 JP 2918176 B2 JP2918176 B2 JP 2918176B2 JP 2262122 A JP2262122 A JP 2262122A JP 26212290 A JP26212290 A JP 26212290A JP 2918176 B2 JP2918176 B2 JP 2918176B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- idler
- camshaft
- driven
- cap portion
- Prior art date
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
- F02B67/04—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
- F02B67/06—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ディストリビュータ等のエンジンの補機を
駆動するための装置に関するものである。
駆動するための装置に関するものである。
従来、自動車等に搭載されるエンジンの中には、例え
ば実開昭62−184149号公報に示されるように、クランク
シャフトに取付けられたタイミングプーリとカムプーリ
とをタイミングベルトで連結するとともに、このタイミ
ングベルトを前方からヘッドカバーで覆うようにしたも
のがある。
ば実開昭62−184149号公報に示されるように、クランク
シャフトに取付けられたタイミングプーリとカムプーリ
とをタイミングベルトで連結するとともに、このタイミ
ングベルトを前方からヘッドカバーで覆うようにしたも
のがある。
このようなエンジンでは、ディストリビュータ等の補
機をエンジンフロント側に設けようとすると、このフロ
ント側で上記ディストリビュータの存在によりベルトの
取回しが難しくなる。従って、上記ディストリビュータ
等はエンジンのリヤ側に取付けるのが好ましく、この位
置でディストリビュータ等をカムシャフトに連結し、回
転駆動する構造が一般に用いられている。
機をエンジンフロント側に設けようとすると、このフロ
ント側で上記ディストリビュータの存在によりベルトの
取回しが難しくなる。従って、上記ディストリビュータ
等はエンジンのリヤ側に取付けるのが好ましく、この位
置でディストリビュータ等をカムシャフトに連結し、回
転駆動する構造が一般に用いられている。
各種エンジンの中には、上記ディストリビュータ等の
補機をリヤ側でなくカムプーリ(カム駆動部材)ととも
にフロント側に取付けるのが好ましいものがある。
補機をリヤ側でなくカムプーリ(カム駆動部材)ととも
にフロント側に取付けるのが好ましいものがある。
例えば、近年、DOHCエンジンにおいては、例えば実開
昭63−150008号公報に示されるように両カムシャフトを
歯車等を介して連動されるとともに、一方のカムシャフ
ト(駆動側カムシャフト)にのみ、その前端に位相調整
装置を介してカムプーリを取付け、このカムプーリを上
記カムシャフトとの位相差を上記位相調整装置で変える
ことにより、バルブの開閉時期を制御できるようにした
ものが知られるに至っている(実開昭62−69005号公報
等)。このようなエンジンでは、前記と同様にディスト
リビュータをリヤ側に取付けると、上記位相調整装置の
調整動作によって、実際のカムプーリの回転位相、換言
すればクランクシャフトの回転位相と、ディストリビュ
ータで検出される回転位相との間に差が生じ、クランク
角が正常に検出されなくなる不都合がある。
昭63−150008号公報に示されるように両カムシャフトを
歯車等を介して連動されるとともに、一方のカムシャフ
ト(駆動側カムシャフト)にのみ、その前端に位相調整
装置を介してカムプーリを取付け、このカムプーリを上
記カムシャフトとの位相差を上記位相調整装置で変える
ことにより、バルブの開閉時期を制御できるようにした
ものが知られるに至っている(実開昭62−69005号公報
等)。このようなエンジンでは、前記と同様にディスト
リビュータをリヤ側に取付けると、上記位相調整装置の
調整動作によって、実際のカムプーリの回転位相、換言
すればクランクシャフトの回転位相と、ディストリビュ
ータで検出される回転位相との間に差が生じ、クランク
角が正常に検出されなくなる不都合がある。
このような不都合を解消する手段としては、上記カム
プーリにタイミングプーリ等を介してアイドルプーリを
連結し、このアイドルプーリにディストリビュータを連
結してこのディストリビュータをカムプーリおよびクラ
ンクシャフトとともに連動駆動することが考えられる。
しかし、このようにアイドルプーリやディストリビュー
タ等をカムプーリと同じ側に取付ける場合、前述のよう
に設置スペースに問題が生じ易いため、構造のコンパク
ト化が要求される。しかも、他方のカムシャフト(被駆
動側カムシャフト)等の回転軸の潤滑油が回転中のアイ
ドルプーリ等に付着し易いので、これにより潤滑油が散
乱することのないよう留意することが必要である。ま
た、上記アイドルプーリには比較的重厚な構造の補機が
連結されるので、その支持剛性を十分に保つことも望ま
れる。
プーリにタイミングプーリ等を介してアイドルプーリを
連結し、このアイドルプーリにディストリビュータを連
結してこのディストリビュータをカムプーリおよびクラ
ンクシャフトとともに連動駆動することが考えられる。
しかし、このようにアイドルプーリやディストリビュー
タ等をカムプーリと同じ側に取付ける場合、前述のよう
に設置スペースに問題が生じ易いため、構造のコンパク
ト化が要求される。しかも、他方のカムシャフト(被駆
動側カムシャフト)等の回転軸の潤滑油が回転中のアイ
ドルプーリ等に付着し易いので、これにより潤滑油が散
乱することのないよう留意することが必要である。ま
た、上記アイドルプーリには比較的重厚な構造の補機が
連結されるので、その支持剛性を十分に保つことも望ま
れる。
本発明は、このような事情に鑑み、コンパクトな構造
で、補機を不都合なくクランクシャフトと連動して駆動
することができるエンジンの補機駆動装置を提供するこ
とを目的とする。
で、補機を不都合なくクランクシャフトと連動して駆動
することができるエンジンの補機駆動装置を提供するこ
とを目的とする。
本発明は、クランクシャフトと同期して回転駆動され
るアイドラを備え、このアイドラに補機を連結したエン
ジンの補機駆動装置であって、エンジンに支持された回
転軸の端部をその軸方向および半径方向から覆う形状の
キャップ部を有し、かつこのキャップ部の裏側にアイド
ラ支持部が突設された支持部材を、エンジン壁面におい
て上記キャップ部が上記回転軸端部を覆う位置に固定
し、この支持部材のアイドラ支持部に上記アイドラを回
転可能に取付けたものである(請求項1)。
るアイドラを備え、このアイドラに補機を連結したエン
ジンの補機駆動装置であって、エンジンに支持された回
転軸の端部をその軸方向および半径方向から覆う形状の
キャップ部を有し、かつこのキャップ部の裏側にアイド
ラ支持部が突設された支持部材を、エンジン壁面におい
て上記キャップ部が上記回転軸端部を覆う位置に固定
し、この支持部材のアイドラ支持部に上記アイドラを回
転可能に取付けたものである(請求項1)。
さらに、エンジンの壁面に支持部材のキャップ部が嵌
入可能な嵌入部を設け、この嵌入部にキャップ部を嵌入
固定すれば、より効果的である(請求項2)。
入可能な嵌入部を設け、この嵌入部にキャップ部を嵌入
固定すれば、より効果的である(請求項2)。
より具体的な態様としては、カム駆動部材が連結され
た駆動側カムシャフトと、この駆動側カムシャフトと連
動するように構成された被駆動側カムシャフトとを回転
可能に支持するエンジンにおいて、支持部材をそのキャ
ップ部が上記被駆動側カムシャフトの端部を覆う位置に
固定したもの等が好ましい(請求項3)。
た駆動側カムシャフトと、この駆動側カムシャフトと連
動するように構成された被駆動側カムシャフトとを回転
可能に支持するエンジンにおいて、支持部材をそのキャ
ップ部が上記被駆動側カムシャフトの端部を覆う位置に
固定したもの等が好ましい(請求項3)。
この場合、上記カム駆動部材が上記クランクシャフト
及びアイドラと同期して回転駆動されるように構成する
とともに、このカム駆動部材と上記駆動側カムシャフト
との位相を調節する位相調節装置を設けるようにしても
よい(請求項4)。
及びアイドラと同期して回転駆動されるように構成する
とともに、このカム駆動部材と上記駆動側カムシャフト
との位相を調節する位相調節装置を設けるようにしても
よい(請求項4)。
まず、請求項1記載の装置によれば、支持部材のアイ
ドラ支持部に支持され、かつクランクシャフトと連動駆
動されるアイドラに補機が連結されることにより、この
補機がアイドラとともに回転駆動される。しかも、上記
支持部材のキャップ部で回転軸の端部が覆われることに
より、この回転軸の潤滑油の漏れが防がれるとともに、
上記キャップ部の存在によって支持部材自体の剛性、す
なわちアイドラの支持剛性が高められる。
ドラ支持部に支持され、かつクランクシャフトと連動駆
動されるアイドラに補機が連結されることにより、この
補機がアイドラとともに回転駆動される。しかも、上記
支持部材のキャップ部で回転軸の端部が覆われることに
より、この回転軸の潤滑油の漏れが防がれるとともに、
上記キャップ部の存在によって支持部材自体の剛性、す
なわちアイドラの支持剛性が高められる。
さらに、請求項2記載の装置によれば、キャップ部自
体がエンジン壁面の嵌入部に嵌入されることにより、上
記支持剛性はさらに高まる。
体がエンジン壁面の嵌入部に嵌入されることにより、上
記支持剛性はさらに高まる。
また、請求項3記載の装置によれば、カム駆動部材が
連結されていない被駆動側カムシャフト近傍のデッドス
ペースに支持部材およびアイドラが配されることにな
る。そして、請求項4記載の装置では、位相調節装置に
よりカム駆動部材と駆動側カムシャフトとの位相が調整
されるにもかかわらず、カム駆動部材及びクランクシャ
フトと連動して補機が駆動されることになる。
連結されていない被駆動側カムシャフト近傍のデッドス
ペースに支持部材およびアイドラが配されることにな
る。そして、請求項4記載の装置では、位相調節装置に
よりカム駆動部材と駆動側カムシャフトとの位相が調整
されるにもかかわらず、カム駆動部材及びクランクシャ
フトと連動して補機が駆動されることになる。
本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本発明の一実施例におけるエンジンの断面
平面図である。ここに示されるエンジンブロック10内に
は、エンジンの前後方向(図では上下方向)に延びる吸
気側カムシャフト11および排気側カムシャフト12が回転
可能に支持されている。各カムシャフト11,12には、カ
ム13,14が形成されるとともに、適当な位置にスプロケ
ット15,16が各々固定され、両スプロケット15,16がチェ
ーン18で連結されており、両カムシャフト11,12は相互
連動して回転するようになっている。
平面図である。ここに示されるエンジンブロック10内に
は、エンジンの前後方向(図では上下方向)に延びる吸
気側カムシャフト11および排気側カムシャフト12が回転
可能に支持されている。各カムシャフト11,12には、カ
ム13,14が形成されるとともに、適当な位置にスプロケ
ット15,16が各々固定され、両スプロケット15,16がチェ
ーン18で連結されており、両カムシャフト11,12は相互
連動して回転するようになっている。
吸気側カムシャフト11の前端には、図略の内部構造を
もつ位相調整装置20を介してカムプーリ(カム駆動部
材)22が取付けられている。上記位相調整装置20は、吸
気側カムシャフト11とカムプーリ22との位相を適宜ずら
し、これによってバルブ開閉タイミングを適当なタイミ
ングに調整するためのものであり、例えば実開昭62−69
005号公報に示されるもの等、一般にエンジンで用いら
れている種々のものが適用可能である。
もつ位相調整装置20を介してカムプーリ(カム駆動部
材)22が取付けられている。上記位相調整装置20は、吸
気側カムシャフト11とカムプーリ22との位相を適宜ずら
し、これによってバルブ開閉タイミングを適当なタイミ
ングに調整するためのものであり、例えば実開昭62−69
005号公報に示されるもの等、一般にエンジンで用いら
れている種々のものが適用可能である。
排気側カムシャフト12の前端部は、エンジンブロック
10の前端面から前方に突出しており、この突出部分がア
イドラ支持部材24によって覆われている。
10の前端面から前方に突出しており、この突出部分がア
イドラ支持部材24によって覆われている。
このアイドラ支持部材24は、板状の本体部241を有
し、この本体部241がボルト25によってエンジンブロッ
ク10の前端面に固定されている。この本体部241の表側
面中央には軸状のアイドラ支持部242が突設されるとと
もに、裏側面中央には円筒状のキャップ部243が突設さ
れている。そして、このキャップ部243が、上記エンジ
ンブロック10の前側面に設けられた凹部(嵌入部)26に
嵌入されており、この状態で、上記キャップ部243と上
記本体部241の中央部とによりカムシャフト11の前端部
を収納する空間が形成されている。
し、この本体部241がボルト25によってエンジンブロッ
ク10の前端面に固定されている。この本体部241の表側
面中央には軸状のアイドラ支持部242が突設されるとと
もに、裏側面中央には円筒状のキャップ部243が突設さ
れている。そして、このキャップ部243が、上記エンジ
ンブロック10の前側面に設けられた凹部(嵌入部)26に
嵌入されており、この状態で、上記キャップ部243と上
記本体部241の中央部とによりカムシャフト11の前端部
を収納する空間が形成されている。
上記アイドラ支持部242の周囲には、軸受28を介して
アイドルプーリ(アイドラ)30のボス部31が装着され、
このアイドルプーリ30は上記アイドラ支持部242を中心
として回転可能となっている。
アイドルプーリ(アイドラ)30のボス部31が装着され、
このアイドルプーリ30は上記アイドラ支持部242を中心
として回転可能となっている。
一方、このエンジンでは、クランクシャフトの前端部
に第2図に示されるようなタイミングプーリ37が固定さ
れている。このタイミングプーリ37、上記アイドルプー
リ30、およびカムプーリ20にはタイミングベルト34が掛
け渡され、このタイミングベルト34にテンションプーリ
35,36により適当な張力が与えられており、このタイミ
ングベルト34は、エンジン前方に配されたエンジンカバ
ー38,39で覆われている。
に第2図に示されるようなタイミングプーリ37が固定さ
れている。このタイミングプーリ37、上記アイドルプー
リ30、およびカムプーリ20にはタイミングベルト34が掛
け渡され、このタイミングベルト34にテンションプーリ
35,36により適当な張力が与えられており、このタイミ
ングベルト34は、エンジン前方に配されたエンジンカバ
ー38,39で覆われている。
そして、上記アイドルプーリ30にディストリビュータ
(補機)40が連結されている。このディストリビュータ
40は、上記エンジンカバー38の取付穴に嵌入される嵌合
軸41を有し、この嵌合軸41とエンジンカバー38との間に
はOリング42が配されている。
(補機)40が連結されている。このディストリビュータ
40は、上記エンジンカバー38の取付穴に嵌入される嵌合
軸41を有し、この嵌合軸41とエンジンカバー38との間に
はOリング42が配されている。
一方、上記アイドルプーリ30のボス部31は筒状とさ
れ、このボス部31内に複数の取付板43〜45が固定されて
おり、これらの取付板43〜45に上記ディストリビュータ
40の回転軸46の一端部が固定されている。この回転軸46
の他端部にはプレート状の被検出部47が形成されてお
り、ディストリビュータ40内には上記被検出部47の回転
を検出するセンサ(クランク角センサ)が内蔵されてい
る。
れ、このボス部31内に複数の取付板43〜45が固定されて
おり、これらの取付板43〜45に上記ディストリビュータ
40の回転軸46の一端部が固定されている。この回転軸46
の他端部にはプレート状の被検出部47が形成されてお
り、ディストリビュータ40内には上記被検出部47の回転
を検出するセンサ(クランク角センサ)が内蔵されてい
る。
従って、上記アイドルプーリ30とディストリビュータ
40の回転軸46とは相対回転不能に連結されており、両者
は一体に回転する。
40の回転軸46とは相対回転不能に連結されており、両者
は一体に回転する。
次に、このエンジンの作用を説明する。
第2図において、クランクシャフトに固定されたタイ
ミングプーリ37の回転力は、タイミングベルト34を介し
てカムプーリ22およびアイドルプーリ30に伝達され、こ
れにより両プーリ22,30は常に一定の位相差で連動駆動
される。カムプーリ22の回転は、位相調整装置20を介し
て吸気側カムシャフト11に伝達され、これによって両カ
ムシャフト11,12が連動駆動される。一方、上記アイド
ルプーリ30の回転に伴い、これに固定されたディストリ
ビュータ40の回転軸45がカムプーリ22と連動して回転駆
動されることとなる。
ミングプーリ37の回転力は、タイミングベルト34を介し
てカムプーリ22およびアイドルプーリ30に伝達され、こ
れにより両プーリ22,30は常に一定の位相差で連動駆動
される。カムプーリ22の回転は、位相調整装置20を介し
て吸気側カムシャフト11に伝達され、これによって両カ
ムシャフト11,12が連動駆動される。一方、上記アイド
ルプーリ30の回転に伴い、これに固定されたディストリ
ビュータ40の回転軸45がカムプーリ22と連動して回転駆
動されることとなる。
従って、この構造によれば、位相調整装置20の作動に
よるカムプーリ22とカムシャフト11との位相調整に拘ら
ず、常に上記カムプーリ22およびクランクシャフトと連
動してディストリビュータ40を駆動することができる。
しかも、アイドラ支持部材24をアイドルプーリ30の支持
部材および排気側カムシャフト12のカバーとして兼用し
ており、また排気側カムシャフト12近傍のデッドスペー
スを利用してアイドラ支持部材24を取付けているので、
コンパクトな構造で、上記アイドルプーリ30の支持およ
び排気カムシャフト12の潤滑油漏れ防止の双方の効果を
実現することができる。
よるカムプーリ22とカムシャフト11との位相調整に拘ら
ず、常に上記カムプーリ22およびクランクシャフトと連
動してディストリビュータ40を駆動することができる。
しかも、アイドラ支持部材24をアイドルプーリ30の支持
部材および排気側カムシャフト12のカバーとして兼用し
ており、また排気側カムシャフト12近傍のデッドスペー
スを利用してアイドラ支持部材24を取付けているので、
コンパクトな構造で、上記アイドルプーリ30の支持およ
び排気カムシャフト12の潤滑油漏れ防止の双方の効果を
実現することができる。
また、上記アイドラ支持部材24のキャップ部243がリ
ブの役割を担うことにより、アイドルプーリ30の支持剛
性を高めることができ、さらに、このキャップ部243を
シリンダブロック10側に設けられた嵌合穴に嵌合する構
造とすることにより、上記支持剛性をさらに高めること
ができる。
ブの役割を担うことにより、アイドルプーリ30の支持剛
性を高めることができ、さらに、このキャップ部243を
シリンダブロック10側に設けられた嵌合穴に嵌合する構
造とすることにより、上記支持剛性をさらに高めること
ができる。
なお、本発明はこのような実施例に限定されるもので
なく、例として次のような態様をとることも可能であ
る。
なく、例として次のような態様をとることも可能であ
る。
(1) 上記実施例では吸気側カムシャフト11にカムプ
ーリ22を取付けたものを示したが、本発明では、排気側
カムシャフト12にカムプーリが取付けられたものにおい
ても同様の効果を得ることができる。
ーリ22を取付けたものを示したが、本発明では、排気側
カムシャフト12にカムプーリが取付けられたものにおい
ても同様の効果を得ることができる。
また、請求項1記載の発明では、支持部材のキャップ
部を必ずしもエンジンの側壁側に嵌入固定しなくてもよ
く、両者を直接連結してもよい。ただし、上記のように
エンジンの側壁側に凹部等の嵌入部を設け、これにキャ
ップ部を嵌入するようにすれば、上記支持剛性をさらに
高めることができる効果がある。
部を必ずしもエンジンの側壁側に嵌入固定しなくてもよ
く、両者を直接連結してもよい。ただし、上記のように
エンジンの側壁側に凹部等の嵌入部を設け、これにキャ
ップ部を嵌入するようにすれば、上記支持剛性をさらに
高めることができる効果がある。
また、本発明において支持部材により覆う回転軸は上
記カムシャフトに限らず、例えば特開昭58−5553号公報
に示されるように、エンジンの振動レベルを下げるため
にバランスシャフトが設けられている場合には、このバ
ランスシャフトを覆う位置に上記支持部材を装着しても
上記と同様の効果を得ることができる。
記カムシャフトに限らず、例えば特開昭58−5553号公報
に示されるように、エンジンの振動レベルを下げるため
にバランスシャフトが設けられている場合には、このバ
ランスシャフトを覆う位置に上記支持部材を装着しても
上記と同様の効果を得ることができる。
以上のように本発明は、カム駆動部材と同期して回転
駆動されるアイドラに補機を連結するとともに、このア
イドラを支持する支持部材にキャップ部を設け、このキ
ャップ部で上記回転軸の端部を覆う位置に支持部材を装
着したものであるので、コンパクトな構造で、上記回転
軸の潤滑油漏れを防ぎながら、クランクシャフトと連動
して補機を駆動することができるとともに、上記キャッ
プ部の存在によりアイドラの支持剛性を高めることがで
きる効果がある。
駆動されるアイドラに補機を連結するとともに、このア
イドラを支持する支持部材にキャップ部を設け、このキ
ャップ部で上記回転軸の端部を覆う位置に支持部材を装
着したものであるので、コンパクトな構造で、上記回転
軸の潤滑油漏れを防ぎながら、クランクシャフトと連動
して補機を駆動することができるとともに、上記キャッ
プ部の存在によりアイドラの支持剛性を高めることがで
きる効果がある。
さらに、エンジンの壁面に支持部材のキャップが嵌入
可能な嵌入部を設け、この嵌入部にキャップ部を嵌入固
定したものによれば、このキャップ部の嵌入固定によっ
てアイドラの支持剛性をさらに高めることができる効果
がある。
可能な嵌入部を設け、この嵌入部にキャップ部を嵌入固
定したものによれば、このキャップ部の嵌入固定によっ
てアイドラの支持剛性をさらに高めることができる効果
がある。
また、カム駆動部材が連結された駆動側カムシャフト
と、この駆動側カムシャフトと連動するように構成され
た被駆動側カムシャフトとを回転可能に支持するエンジ
ンにおいて、支持部材をそのキャップ部が上記被駆動側
カムシャフトの端部を覆う位置に固定した上で、上記カ
ム駆動部材が上記クランクシャフト及びアイドラと同期
して回転駆動されるように構成するとともに、このカム
駆動部材と上記駆動側カムシャフトとの位相を調節する
位相調節装置を設けたものによれば、この位相調節装置
によりカム駆動部材と駆動側カムシャフトとの位相を調
整しながらも、カム駆動部材及びクランクシャフトと連
動して補機を駆動することができる。
と、この駆動側カムシャフトと連動するように構成され
た被駆動側カムシャフトとを回転可能に支持するエンジ
ンにおいて、支持部材をそのキャップ部が上記被駆動側
カムシャフトの端部を覆う位置に固定した上で、上記カ
ム駆動部材が上記クランクシャフト及びアイドラと同期
して回転駆動されるように構成するとともに、このカム
駆動部材と上記駆動側カムシャフトとの位相を調節する
位相調節装置を設けたものによれば、この位相調節装置
によりカム駆動部材と駆動側カムシャフトとの位相を調
整しながらも、カム駆動部材及びクランクシャフトと連
動して補機を駆動することができる。
第1図は本発明の一実施例におけるエンジンの断面平面
図、第2図は同エンジンの要部を示す正面図、第3図は
同エンジンの要部を示す断面平面図である。 11……吸気側カムシャフト(駆動側カムシャフト)、12
……排気側カムシャフト(被駆動側カムシャフト)、20
……位相調整装置、22……カムプーリ(カム駆動部
材)、24……アイドラ支持部材(支持部材)、242……
アイドラ支持部、243……キャップ部、30……アイドル
プーリ(アイドラ)、40……ディストリビュータ(補
機)。
図、第2図は同エンジンの要部を示す正面図、第3図は
同エンジンの要部を示す断面平面図である。 11……吸気側カムシャフト(駆動側カムシャフト)、12
……排気側カムシャフト(被駆動側カムシャフト)、20
……位相調整装置、22……カムプーリ(カム駆動部
材)、24……アイドラ支持部材(支持部材)、242……
アイドラ支持部、243……キャップ部、30……アイドル
プーリ(アイドラ)、40……ディストリビュータ(補
機)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02B 67/06 F02P 7/00 - 7/10 F16H 7/10 - 7/16
Claims (4)
- 【請求項1】クランクシャフトと同期して回転駆動され
るアイドラを備え、このアイドラに補機を連結したエン
ジンの補機駆動装置であって、エンジンに支持された回
転軸の端部をその軸方向および半径方向から覆う形状の
キャップ部を有し、かつこのキャップ部の裏側にアイド
ラ支持部が突設された支持部材を、エンジン壁面におい
て上記キャップ部が上記回転軸端部を覆う位置に固定
し、この支持部材のアイドラ支持部に上記アイドラを回
転可能に取付けたことを特徴とするエンジンの補機駆動
装置。 - 【請求項2】エンジンの壁面に支持部材のキャップ部が
嵌入可能な嵌入部を設け、この嵌入部にキャップ部を嵌
入固定したことを特徴とする請求項1記載のエンジンの
補機駆動装置。 - 【請求項3】カム駆動部材が連結された駆動側カムシャ
フトと、この駆動側カムシャフトと連動するように構成
された被駆動側カムシャフトとを回転可能に支持するエ
ンジンにおいて、支持部材をそのキャップ部が上記被駆
動側カムシャフトの端部を覆う位置に固定したことを特
徴とする請求項1または2記載のエンジンの補機駆動装
置。 - 【請求項4】上記カム駆動部材が上記クランクシャフト
及びアイドラと同期して回転駆動されるように構成する
とともに、このカム駆動部材と上記駆動側カムシャフト
との位相を調節する位相調節装置を設けたことを特徴と
する請求項3記載のエンジンの補機駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2262122A JP2918176B2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | エンジンの補機駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2262122A JP2918176B2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | エンジンの補機駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04140427A JPH04140427A (ja) | 1992-05-14 |
JP2918176B2 true JP2918176B2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=17371357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2262122A Expired - Fee Related JP2918176B2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | エンジンの補機駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2918176B2 (ja) |
-
1990
- 1990-09-28 JP JP2262122A patent/JP2918176B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04140427A (ja) | 1992-05-14 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |