JP3815109B2 - 船外機のエンジン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、4サイクルエンジンを搭載した船外機のエンジンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的な船外機では、エンジンがクランク軸を直立させる姿勢で平板状のエンジンホルダーの上に搭載され、クランク軸の下端に回転一体に連結されたドライブ軸が下方に延びてスクリュープロペラを回転駆動するようになっている。近年では、環境保全の観点から船外機のエンジンは2サイクルエンジンに代わり4サイクルエンジンが主流になりつつある。
【0003】
4サイクルエンジンの場合、クランク軸の回転をカム軸に伝達するカム軸駆動機構がエンジンの上部に設けられる。このカム軸駆動機構は、クランク軸がエンジン上面に突出した部分に回転一体に設けられるドライブプーリーと、カム軸がエンジン上面に突出した部分に回転一体に設けられるドリブンプーリーと、上記ドライブプーリーおよびドリブンプーリーの周囲に巻装されるコグドベルトとから成るベルト駆動方式のものが一般的である。
【0004】
ところが、このようにエンジン上部に設置されたカム軸駆動機構は、エンジン上部に多大なスペースを占有し、ここへの他部品の設置を困難にする。そればかりか、ドライブプーリー設置のためにエンジン上面からのクランク軸の突出量が長くなり、その先端に重量の大きなフライホイールが回転一体に設けられるので、回転振動の発生原因になりかねない。
【0005】
そこで、特開平10−339165号公報に見られるように、カム軸駆動機構をチェーン駆動方式に改めてエンジン下部に設けた船外機が発明された。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにチェーン駆動方式のカム軸駆動機構をエンジンの下部に設けた場合、カム軸駆動機構を構成するタイミングチェーンやチェーンテンショナー、チェーンガイド等の部材が、エンジン下面に開口する排気通路に干渉するのを避ける必要があり、排気通路の通路面積の縮小を余儀無くされたり、タイミングチェーンの走路レイアウトに無理が生じる場合が多い。また、いたずらに排気通路の通路面積を大きくすると、排気通路がエンジン側部に張り出してしまい、エンジンの横幅が増大して船外機の大型化に繋がるので好ましくない。
【0007】
本発明に係る船外機のエンジンは、上記問題点を解決するべく発明されたもので、その目的は、チェーン駆動方式のカム軸駆動機構および排気通路がエンジン下部に設けられる場合に、エンジンの横幅を拡げることなく排気通路面積を充分に大きく確保し、かつ無理の無いタイミングチェーン走路レイアウトを実現可能にするとともに、カム軸駆動機構の構造簡略化および信頼性の向上ならびに全高の短縮化と、チェーン騒音の軽減を図ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明に係る船外機のエンジンは、請求項1に記載したように、クランク軸が直立するように縦置きで、クランクケースとシリンダーブロックとシリンダーヘッドとヘッドカバーが前方から順に並ぶ向きで平板状のエンジンホルダーの上に搭載されるとともに、シリンダーブロックにシリンダーブロックの下面に開口する排気通路を一体に形成し、かつ上記クランク軸の回転をタイミングチェーンでカム軸に伝達するカム軸駆動機構が設けられた船外機のエンジンにおいて、上記カム軸駆動機構のチェーンテンショナーを、平面視でクランク軸とカム軸を結ぶ基準線に対し上記シリンダーブロックの下面に開口した排気通路の反対側に配置する一方、上記カム軸駆動機構のチェーンガイドを、平面視で前記基準線と前記排気通路との間に配置するとともに、チェーンガイドの中間部を上記基準線に近付くように湾曲させ、この湾曲させたチェーンガイドの中間部に上記排気通路を配設したことを特徴とする。
【0009】
上記のように構成すれば、カム軸駆動機構の中で最も大型な部品であるチェーンテンショナーが排気通路から離れた位置に配置されるので、エンジンの横幅を拡げることなく排気通路の通路面積を充分に大きく確保することができ、かつ無理の無いタイミングチェーン走路レイアウトを実現できる。また、排気通路をチェーンガイドに干渉することなくエンジン下面の幅方向中央部に寄せられるので、エンジンの横幅を拡げることなく排気通路の通路面積を大きくすることができる。
【0010】
また、本発明に係る船外機のエンジンは、請求項2に記載したように、クランク軸が直立するように縦置きで、クランクケースとシリンダーブロックとシリンダーヘッドとヘッドカバーが前方から順に並ぶ向きで平板状のエンジンホルダーの上に搭載されるとともに、シリンダーブロックにシリンダーブロックの下面に開口する排気通路を一体に形成し、かつ上記クランク軸の回転をタイミングチェーンでカム軸に伝達するカム軸駆動機構が設けられた船外機のエンジンにおいて、上記カム軸駆動機構のチェーンテンショナーを、平面視でクランク軸とカム軸を結ぶ基準線に対し上記シリンダーブロックの下面に開口した排気通路の反対側に配置するとともに、上記チェーンテンショナーを付勢するテンションアジャスターを、平面視でチェーンテンショナーに対し上記タイミングチェーンの反対側に設け、上記テンションアジャスターから延びる押圧子でチェーンテンショナーを直接押圧する一方、上記カム軸駆動機構のチェーンガイドを、平面視で前記基準線と前記排気通路との間に配置するとともに、チェーンガイドの中間部を上記基準線に近付くように湾曲させ、この湾曲させたチェーンガイドの中間部に上記排気通路を配設した。こうした場合、請求項1の特徴に加え、テンションアジャスターとチェーンテンショナーとの間にリンク等の連結部材を介在させる必要がなく、部品点数の削減によるカム軸駆動機構の構造簡略化および信頼性の向上と、全高の短縮化を図ることができる。
【0011】
さらに、本発明に係る船外機のエンジンは、請求項3に記載したように、請求項2の構成において、前記チェーンテンショナーと前記テンションアジャスターを同一のエンジン構成部材であるシリンダーブロックに取り付けた。こうすれば、チェーンテンショナーとテンションアジャスターの取付高さに段差が生じなくなるため、タイミングチェーンの走行がスムーズになり、チェーン騒音が軽減される。
【0013】
また、本発明に係る船外機のエンジンは、請求項4に記載したように、請求項1または2の構成において、前記カム軸駆動機構のチェーンガイドを、エンジン側へ締結される金属製のガイド本体と、このガイド本体に取着されて前記タイミングチェーンと摺動する合成樹脂製のガイドスライダーとを備えた複合構造とした。この構成により、チェーンガイドを小形化し、その分だけ排気通路面積を大きくすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態が適用された船外機の一例を示す左側図である。
【0015】
この船外機1の最上部に設置されているエンジン2は、例えば直列3気筒の4サイクルSOHCエンジンであり、そのクランク軸3を直立させる姿勢で縦向きに、かつクランクケース4とシリンダーブロック5とシリンダーヘッド6とヘッドカバー7が前方から順に並ぶ向きで平板状のエンジンホルダー8の上に搭載されている。また、エンジンホルダー8の下面にはオイルパン9が固定され、オイルパン9の下部にはドライブハウジング11とギヤハウジング12が順に固定されている。
【0016】
エンジン2とエンジンホルダー8とオイルパン9の部分は上下に分割可能なエンジンカバー13に覆われて防水される。このエンジンカバー13は、エンジンホルダー8やオイルパン9に固定されるロアーカバー13aと、その上に着脱可能に取着されるアッパーカバー13bとからなり、エンジン2の整備作業等はアッパーカバー13bを取り外して行う。
【0017】
エンジン2のクランク軸3下端にはドライブ軸14が回転一体に連結され、このドライブ軸14は下方に延びてエンジンホルダー8とオイルパン9とドライブハウジング11の内部を貫通してギヤハウジング12内に達する。また、ギヤハウジング12内にはプロペラ軸15が水平(前後)方向に軸支され、その後端にスクリュープロペラ16が回転一体に設けられている。
【0018】
ドライブ軸14がプロペラ軸15に交わる部分にはベベルギヤ機構17とクラッチシフター18が設けられ、ドライブ軸14の回転はベベルギヤ機構17を介してプロペラ軸15に伝達され、スクリュープロペラ16が回転して推進力が発生する。また、クラッチシフター18により、常に一定方向に回転するドライブ軸14の回転が正逆方向に切り換えられてプロペラ軸15に伝達され、船外機1(船体)の前進、後進が選定される。
【0019】
エンジンホルダー8とドライブハウジング11の前縁にそれぞれ設けられたマウント部21,22にはスイベル軸23の上端と下端が固定され、スイベル軸23はクランプブラケット24に左右回動自在に軸支され、クランプブラケット24が船体の尾部に固定される。船外機1はスイベル軸23を軸心に左右へ回動し、これにより船体の操舵がなされる。
【0020】
図2は、エンジン2とエンジンホルダー8とオイルパン9の拡大図であり、図3は図2のIII−III矢視によるエンジン2の下面図である。図3に示すように、エンジン2の下面には排気通路26が開口し、その周囲に冷却水通路27が形成されている。排気通路26は、エンジン2下面の前後方向中央付近、かつ左側に寄せて設けられている。
【0021】
また、エンジン2のシリンダーヘッド6内にはカム軸28が縦方向に軸支され、このカム軸28の回転により図示しない動弁機構が駆動される。カム軸28には、エンジン2の下部に設けられたチェーン駆動方式のカム軸駆動機構30によりクランク軸3の回転が2分の1に減速されて伝達される。カム軸駆動機構30は次のように構成されている。
【0022】
まず、エンジン2の下面に突出するクランク軸3の下端にはドライブスプロケット31が回転一体に設けられ、同じくエンジン2の下面に突出するカム軸28の下端にはドリブンスプロケット32が回転一体に設けられている。そして、ドライブスプロケット31とドリブンスプロケット32の周囲にタイミングチェーン33が巻装される。なお、ドリブンスプロケット32の歯数はドライブスプロケット31の歯数の2倍に設定されている。
【0023】
また、図3に示すように、タイミングチェーン33のテンション調整を行うチェーンテンショナー34およびテンションアジャスター35と、タイミングチェーン33の走行を案内するチェーンガイド36がエンジン2の下面に設けられている。
【0024】
チェーンテンショナー34は、弓状に湾曲した金属製のテンショナー本体38と、略「コ」字形の縦断面形状を有してテンショナー本体38の湾曲縁に沿って取着される合成樹脂製のテンションスライダー39とを備えて構成された複合構造であり、このチェーンテンショナー34は平面視でクランク軸3とカム軸28を結ぶ基準線Lに対し排気通路26の反対側(ここでは右側)に位置するように設けられている。
【0025】
即ち、テンショナー本体38の一端(クランク軸3側)に設けられた回動部41がピボットボルト42でシリンダーブロック5に締結されてクランク軸3の右側近傍に位置し、チェーンテンショナー34はピボットボルト42を軸に水平(左右)方向に回動自在に保たれる。そして、テンションスライダー39がタイミングチェーン33の緩み側のチェーンライン33aの外側に摺動自在に沿わされる。
【0026】
一方、テンションアジャスター35は、2本の固定ボルト44によりチェーンテンショナー34が締結されるエンジン構成部材と同一のエンジン構成部材、即ちシリンダーブロック5に締結固定され、平面視でチェーンテンショナー34に対しタイミングチェーン33の反対側(右側)に設けられている。そして、テンションアジャスター35から延びる押圧子45によってチェーンテンショナー34の自由端付近が適切な付勢力で押圧されるため、チェーンテンショナー34(テンションスライダー39)がタイミングチェーン33の緩み側のチェーンライン33aに圧接される。
【0027】
他方、チェーンガイド36は、金属製のガイド本体47と、略「コ」字形の縦断面形状を有してガイド本体47の湾曲縁に沿って取着される合成樹脂製のガイドスライダー48とを備えて構成された複合構造である。ガイド本体47の一端に設けられた固定片49は固定ボルト50でシリンダーブロック5に締結固定され、ガイド本体47の他端に設けられた固定片51は固定ボルト52でシリンダーヘッド6に締結固定され、これによりチェーンガイド36は平面視で前記基準線Lと排気通路26との間に位置している。
【0028】
チェーンガイド36は、その中間部が基準線Lに近付くように、浅く弓状に湾曲し、そのガイドスライダー48がタイミングチェーン33の張り側のチェーンライン33bの外側に摺動自在に沿わされる。また、排気通路26はチェーンガイド36の長手方向中央付近に並ぶように位置付けられている。
【0029】
エンジン2が作動すると、クランク軸3と共にドライブスプロケット31が回転し、その回転がタイミングチェーン33を経てドリブンスプロケット32とカム軸28に伝達され、カム軸28がクランク軸3の2分の1の回転速度で回転駆動される。
【0030】
タイミングチェーン33は、その緩み側のチェーンライン33aに緩みが発生するが、この緩みがチェーンテンショナー34により吸収される。また、タイミングチェーン33の張り側のチェーンライン33bはチェーンガイド36によりガイドされ、スムーズかつ安定的に摺動する。
【0031】
なお、図2に示すように、エンジンホルダー8の下面側に設置されたオイルポンプ54の主軸55が上方に延びてカム軸28の下端に回転一体に連結されており、オイルポンプ54からはオイル吸入管56がオイルパン9の底部に向かって延び、その下端にオイルストレーナー57が設けられている。そして、カム軸28の回転と共にオイルポンプ54が駆動されると、オイルパン9内に貯溜されたオイルがオイルストレーナー57とオイル吸入管56を経てオイルポンプ54に吸入され、エンジン2の内部潤滑に供される。エンジン2を潤滑し終わったオイルは、図3中に示す複数のオイル戻り孔58,59,60,61…からオイルパン9内に自然落下する。
【0032】
このエンジン2は、カム軸駆動機構30のチェーンテンショナー34を、平面視でクランク軸3とカム軸28を結ぶ基準線Lに対し排気通路26の反対側に配置したので、カム軸駆動機構30の中で最も大型な部品であるチェーンテンショナー34が排気通路26から離れた位置に配置されている。したがって、エンジン2の横幅を拡げることなく排気通路26の通路面積を充分に大きく確保して排気効率を最大限に高めることができ、タイミングチェーン33の走路レイアウトにも無理が生じない。また、排気通路26を張り側のチェーンライン33bに干渉させることなくエンジン下面の幅方向中央部に寄せられ、エンジン2の横幅を拡げることなく排気通路26の通路面積を大きくすることができる。
【0033】
また、テンションアジャスター35を、平面視でチェーンテンショナー34に対しタイミングチェーン33の反対側に設け、テンションアジャスター35から延びる押圧子45でチェーンテンショナー34を直接押圧する構造としたので、テンションアジャスター35とチェーンテンショナー34との間にリンク等の連結部材を介在させる必要がなく、部品点数の削減によるカム軸駆動機構30の構造簡略化および信頼性の向上と、全高の短縮化を図ることができ、ひいてはエンジン2の全高短縮(小形化)に貢献することができる。
【0034】
さらに、チェーンテンショナー34とテンションアジャスター35を同一のエンジン構成部材であるシリンダーブロック5に取り付けたため、チェーンテンショナー34とテンションアジャスター35の取付高さに段差が生じる懸念がなく、タイミングチェーン33の走行をスムーズにしてチェーン騒音の軽減を図ることができる。
【0036】
また、チェーンガイド36を、エンジン2側へ締結される金属製のガイド本体47と、このガイド本体47に取着される合成樹脂製のガイドスライダー48とを備えた複合構造としたので、チェーンガイド36を小形化し、その分だけ排気通路26の通路面積を拡張することができる。なお、チェーンテンショナー34も、金属製のテンショナー本体38と、合成樹脂製のテンションスライダー39とを備えた複合構造であるため、チェーンテンショナー34の小形化も達成されている。
【0037】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明に係る船外機のエンジンによれば、チェーン駆動方式のカム軸駆動機構および排気通路がエンジン下部に設けられたものにおいて、エンジンの横幅を拡げることなく排気通路面積を充分に大きく確保し、かつ無理の無いタイミングチェーン走路レイアウトを実現可能にするとともに、カム軸駆動機構の構造簡略化および信頼性の向上ならびに全高の短縮化と、チェーン騒音の軽減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が適用された船外機の一例を示す左側図。
【図2】エンジンとエンジンホルダーとオイルパンの部分を示す拡大図。
【図3】図2のIII−III矢視によるエンジンの下面図であり、本発明の一実施形態を示す図。
【符号の説明】
1 船外機
2 エンジン
3 クランク軸
4 クランクケース
5 シリンダーブロック
6 シリンダーヘッド
8 エンジンホルダー
9 オイルパン
26 排気通路
27 冷却水通路
28 カム軸
30 カム軸駆動機構
31 ドライブスプロケット
32 ドリブンスプロケット
33 タイミングチェーン
34 チェーンテンショナー
35 テンションアジャスター
36 チェーンガイド
45 押圧子
47 ガイド本体
48 ガイドスライダー
L 平面視でクランク軸とカム軸を結ぶ基準線
Claims (4)
- クランク軸が直立するように縦置きで、クランクケースとシリンダーブロックとシリンダーヘッドとヘッドカバーが前方から順に並ぶ向きで平板状のエンジンホルダーの上に搭載されるとともに、シリンダーブロックにシリンダーブロックの下面に開口する排気通路を一体に形成し、かつ上記クランク軸の回転をタイミングチェーンでカム軸に伝達するカム軸駆動機構が設けられた船外機のエンジンにおいて、上記カム軸駆動機構のチェーンテンショナーを、平面視でクランク軸とカム軸を結ぶ基準線に対し上記シリンダーブロックの下面に開口した排気通路の反対側に配置する一方、上記カム軸駆動機構のチェーンガイドを、平面視で前記基準線と前記排気通路との間に配置するとともに、チェーンガイドの中間部を上記基準線に近付くように湾曲させ、この湾曲させたチェーンガイドの中間部に上記排気通路を配設したことを特徴とする船外機のエンジン。
- クランク軸が直立するように縦置きで、クランクケースとシリンダーブロックとシリンダーヘッドとヘッドカバーが前方から順に並ぶ向きで平板状のエンジンホルダーの上に搭載されるとともに、シリンダーブロックにシリンダーブロックの下面に開口する排気通路を一体に形成し、かつ上記クランク軸の回転をタイミングチェーンでカム軸に伝達するカム軸駆動機構が設けられた船外機のエンジンにおいて、上記カム軸駆動機構のチェーンテンショナーを、平面視でクランク軸とカム軸を結ぶ基準線に対し上記シリンダーブロックの下面に開口した排気通路の反対側に配置するとともに、上記チェーンテンショナーを付勢するテンションアジャスターを、平面視でチェーンテンショナーに対し上記タイミングチェーンの反対側に設け、上記テンションアジャスターから延びる押圧子でチェーンテンショナーを直接押圧する一方、上記カム軸駆動機構のチェーンガイドを、平面視で前記基準線と前記排気通路との間に配置するとともに、チェーンガイドの中間部を上記基準線に近付くように湾曲させ、この湾曲させたチェーンガイドの中間部に上記排気通路を配設したことを特徴とする船外機のエンジン。
- 前記チェーンテンショナーと前記テンションアジャスターを同一のエンジン構成部材であるシリンダーブロックに取り付けた請求項2に記載の船外機のエンジン。
- 前記カム軸駆動機構のチェーンガイドを、エンジン側へ締結される金属製のガイド本体と、このガイド本体に取着されて前記タイミングチェーンと摺動する合成樹脂製のガイドスライダーとを備えた複合構造とした請求項1または2に記載の船外機のエンジン。
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ID=14012829
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JP09095299A Expired - Lifetime JP3815109B2 (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 船外機のエンジン |
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JP (1) | JP3815109B2 (ja) |
-
1999
- 1999-03-31 JP JP09095299A patent/JP3815109B2/ja not_active Expired - Lifetime
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