JP3141339B2 - エンジンのマウントブラケット取付構造 - Google Patents

エンジンのマウントブラケット取付構造

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  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸・排気バルブが上下
2段のチェーンによって駆動されるツインカム(DOH
C)型式のバルブシステムを有する4サイクルエンジン
におけるマウントブラケットの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】シリンダの上方において吸気バルブ側と
排気バルブ側のそれぞれにカムシャフトを配設し、中間
回転軸によって連係される上下2段のチェーン(タイミ
ングベルトのようなものも含む)によって、2本のカム
シャフトをクランクシャフトの出力軸の回転に連動させ
ることにより、ロッカーアームを使用することなく吸・
排気バルブの開閉を行うツインカム(DOHC)型式の
バルブシステムを有する4サイクルエンジンは、従来か
ら自動車用のエンジンとして広く一般的に使用されてい
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な上下2段のチェーンによって2本のカムシャフトを駆
動する従来の4サイクルエンジンでは、マウントブラケ
ットを介してエンジンを車体に取付けようとする場合、
上段のカムチェーンが邪魔になってマウントブラケット
の取付け位置が制限されることとなるため、適正な位置
にマウントブラケットを固定することによって取付けの
剛性を高めるということが困難であり、また、上段のカ
ムチェーンに配設するテンショナーのスペースを確保す
る必要があるため、エンジン本体を幅方向でコンパクト
なものとすることが困難であるという問題がある。
【0004】本発明は、上記のような従来の上下2段の
チェーンによるツインカム型式のエンジンの持つ不都合
を解消することを目的としており、より具体的には、上
段のカムチェーンの位置を変えることにより、マウント
ブラケットの取付けの自由度を大きくして、より軽量な
マウントブラケットにより高い剛性でエンジンを車体に
取付けることができると共に、エンジン全体をコンパク
トにすることができるエンジンのマウントブラケット取
付構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決しかつ目的を達成するために、上記の請求項1に記
載したように、吸・排気バルブの開閉のためにシリンダ
の上方に配置されている2本のカムシャフトが、中間回
転軸によって連係される上下2段のチェーンによって、
クランクシャフトの出力軸に連結されているエンジンに
おいて、上下2段のチェーンの中間回転軸が、シリンダ
の軸線に対して一方にオフセットされており、この中間
回転軸のオフセット方向と反対の側に、マウントブラケ
ットの取付部が形成されていることを特徴とするもので
ある。
【0006】また、そのようなエンジンのマウントブラ
ケット取付構造において、上記の請求項2に記載したよ
うに、中間回転軸のオフセット方向と反対の側に、上段
チェーンのテンショナーが配置されており、このチェー
ンテンショナーのピボット部の位置にマウントブラケッ
トの取付部が位置していることを特徴とするものであ
る。
【0007】さらに、そのようなエンジンのマウントブ
ラケット取付構造において、上記の請求項3に記載した
ように、チェーンテンショナーのピボット部を覆う盲栓
がマウントブラケットの取付ボルトを兼ねていることを
特徴とするものである。
【0008】
【作 用】上記のような構成により、上段のカムチェー
ンの位置が一方に片寄り、それによって空いたスペース
がマウントブラケットの取付部として使用できるように
なるため、マウントブラケットの取付けの自由度が大き
くなり、マウントブラケットを適切な位置で固定するこ
とができて、マウントブラケット自体を大きくしなくて
も高い剛性でエンジンを車体に取付けるということが可
能となる。
【0009】また、上記の請求項2に記載したような構
成によれば、上段のカムチェーンを一方に寄せて空いた
スペースにチェーンテンショナーが配置されるため、チ
ェーンテンショナーのためにエンジンの幅方向で大きな
スペースをとることがなく、エンジン全体をコンパクト
にすることができる。
【0010】さらに、上記の請求項3に記載したような
構成によれば、部品点数を低減することができて、組立
が簡略化され、コストダウンを図ることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明のエンジンのマウントブラケッ
ト取付構造の一実施例について、図面に基づいて説明す
る。
【0012】図1は、上下2段のチェーンによるツイン
カムバルブシステムの多気筒4サイクルエンジンを前方
(クランク軸線方向)から見た状態を示すもので、エン
ジン本体1は、上方からシリンダヘッドカバー2とシリ
ンダヘッド3とシリンダブロック4とクランクケース5
とオイルパン6の各部分が連結され、シリンダブロック
4とクランクケース5の前面がフロントカバー7によっ
て覆われているもので、シリンダヘッドカバー2とシリ
ンダヘッド3に渡ってカム位相角度可変装置8が設置さ
れており、オイルパン6の外側に沿ってクランクケース
5の下面に、フィルターを内蔵したオイルクーラー9が
設置されている。
【0013】そして、エンジン本体1には、シリンダブ
ロック4とフロントカバー7によってウォーターポンプ
10が形成され、エンジン本体1の周辺に配置されたオ
ルタネーター11,パワーステアリング用ポンプ12,
エアコン用コンプレッサー13等の付属品が取付けられ
ていて、ウォーターポンプ10と各付属品11,12,
13のそれぞれの入力軸14,15,16,17の端部
には、それぞれプーリー18,19,20,21が固着
されている。
【0014】また、エンジンのクランクシャフトから延
びてフロントカバー7の外側に突出した出力軸22の端
部にもプーリー23が固着されていて、プーリー23と
各プーリー18,19,20,21には、出力軸22の
回転をウォーターポンプと各付属品のそれぞれの入力軸
14,15,16,17に伝動するために、1本のベル
ト24が掛け渡され、この補機駆動用のベルト24に
は、スプリングダンパーユニット26とアーム部27と
テンショナープーリー28からなるベルトテンショナー
25が配設されている。
【0015】ベルトテンショナー25は、スプリングダ
ンパーユニット26の一端が軸26aによりクランクケ
ース5に揺動可能に固定され、アーム部27の中心がピ
ボット部29によりシリンダブロック4のオルタネータ
ー支持部4aに揺動自在に固定されていて、スプリング
ダンパーユニット26の他端とアーム部27の一端が軸
26bにより回動自在に連結され、アーム部27の他端
にテンショナープーリー28が回転自在に軸着されてい
るもので、スプリングダンパーユニット26のスプリン
グによる伸長力によって、アーム部27を介してテンシ
ョナープーリー28を常にベルト24に押し付けるもの
である。
【0016】なお、ベルトテンショナー25は、図1に
示すように、ピボット部29とテンショナープーリー2
8の間,およびピボット部29とスプリングダンパーユ
ニット26の間でベルト24とアーム部27が交差する
ように、アーム部27の中心にあるピボット部29が循
環するベルト24の内側に位置し、図5に示すように、
アーム部27がベルト24よりも前方に位置していて、
ベルト24とスプリングダンパーユニット26のそれぞ
れの前後方向(クランクの軸線方向)の中心線Yが一致
するように配置されている。
【0017】そのため、循環するベルトの外側にテンシ
ョナーのピボット部が位置するようなものと比べて、エ
ンジンに対するベルトテンショナー25の配置の自由度
が大きくなって、狭いスペース内にベルトテンショナー
25を配置することが容易となり、また、アーム部27
をベルト24の前方に位置させることにより、エンジン
を前後方向(クランクの軸線方向)でコンパクトにする
ことができ、ベルト24とスプリングダンパーユニット
26の前後方向の中心線を一致させることにより、アー
ム部27の軽量化や剛性の向上を図ることができる。
【0018】さらに、エンジン本体1には、シリンダヘ
ッド3とシリンダブロック4の両方に跨がるように、エ
ンジンを車体に固定するためのマウントブラケット30
が、取付部31,32,33でボルト締めにより固定さ
れていて、このマウントブラケット30には、車体への
固定部30aが形成され、オルタネーター2の上部が固
着部34でボルト締めにより固定されている。
【0019】図2は、エンジン上部に設置されている1
気筒当たり吸気3バルブ,排気2バルブの5バルブツイ
ンカム(図示していない)のバルブシステムを駆動する
ためのカムチェーンのエンジン本体1に対する配置状態
を示すものである。
【0020】カムチェーンは、吸気バルブ用カムシャフ
ト38の端部に固定された吸気側スプロケット41と排
気バルブ用カムシャフト39の端部に固定された排気側
スプロケット42に噛合する上段チェーン43と、クラ
ンクシャフトの出力軸22に固定された出力側スプロケ
ット44に噛合する下段チェーン45が、中間回転軸4
6に固定された各中間スプロケット47,48を介して
連係されて、上下2段のチェーンとして設置されてい
る。
【0021】中間回転軸46は、エンジンの幅方向で略
中央に位置するシリンダの軸線Xから一方にオフセット
されて配置され、シリンダヘッド3に対して回転自在に
固定されていて、中間回転軸46に固定された中間スプ
ロケット47と吸気側スプロケット41と排気側スプロ
ケット42とに上段チェーン43が掛け渡され、中間ス
プロケット48とクランクシャフトのカムシャフト側出
力スプロケット44とに下段チェーン45が掛け渡され
ている。
【0022】上段チエーン43には、チェーンの弛みが
生じる中間スプロケット47と吸気側スプロケット41
の間に上段チェーンテンショナー49が配置されてお
り、上段チェーンテンショナー49のテンションアーム
49aは、シリンダヘッド3に固定されたピボット部4
9bに枢支されていて、テンションアーム49aを押圧
するためのプッシュロッドを収納したロッドシリンダ4
9cは、外部からのメンテナンスが可能なように、シリ
ンダヘッド3の突出部3aに貫通された取付孔に固定さ
れている。
【0023】下段チエーン45には、チェーンの弛みが
生じる出力スプロケット44と中間スプロケット48の
間に下段チェーンテンショナー50が配置されており、
下段チェーンテンショナー50のテンションアーム50
aは、シリンダブロック4に固定されたピボット部50
bに枢支されていて、テンションアーム50aを押圧す
るためのプッシュロッドを収納したロッドシリンダ50
cは、外部からのメンテナンスが可能なように、シリン
ダブロック4のオルタネーター支持部4aの下方に貫通
された取付孔に固定されている。
【0024】なお、シリンダブロック4のオルタネータ
ー支持部4aは、オルタネーター11の下方を支持する
ためにシリンダブロック4から一体的に突出して形成さ
れているもので、支持部4aには、オルタネーター11
の下部をボルトで固定するため固着部35が形成されて
いる。
【0025】図3は、エンジンに設置されているウォー
ターポンプ,オイルポンプ,オイルクーラー,およびそ
れらに関連する各部材の配置状態を示すもので、ウォー
ターポンプ10とオイルポンプ52とオイルクーラー9
は、何れもエンジン本体1の前面側に配置されていて、
シリンダブロック3の部分に設置されている上方のウォ
ーターポンプ10と、オイルパン6の内部上方にクラン
クケース5に渡って設置されている下方のオイルポンプ
52とは、クランクシャフトの出力軸22を間にして略
対向した位置に配置されている。
【0026】なお、図2に示すように、オイルパン6に
溜まったオイルの油面は、オイルポンプ52の停止時に
はL1 の油面状態であり、オイルポンプ52の運転時に
はL2 の油面状態であって、このオイルの油面が水平基
準となるように、エンジン本体1は傾斜して設置される
ものである。
【0027】オイルクーラー9は、上記のように傾斜し
て設置されているエンジン本体1において、その冷却水
やオイルの入出部がウォーターポンプ10とオイルポン
プ52の略中間の高さで、ウォーターポンプ10とオイ
ルポンプ52を結ぶ線を底辺とする三角形の頂点に位置
するように配置されている。
【0028】ウォーターポンプ10は、図示していない
が、シリンダブロック4と、シリンダブロック4とクラ
ンクケース5の前面を覆うフロントカバー7と、フロン
トカバー7の前面を覆うアウターカバーによりポンプハ
ウジングが形成され(図3はフロントカバー7を取り除
いた状態を示すもので、フロントカバー7は図示されて
いない)、ポンプハウジング内にタービンが配置されて
いるものである。
【0029】このウォーターポンプ10は、図1に示す
ように、タービンの回転軸が入力軸14としてフロント
カバー7の外方にまで延ばされ、その先端にプーリー1
8が取り付けられているものであって、ウォーターポン
プ10の駆動により吐出される冷却水は、シリンダブロ
ックの冷却水ジャケット開口部66からシリンダブロッ
ク4内に送給されると共に、図示していないが、フロン
トカバー7に一体的に形成されている冷却水通路を通っ
てオイルクーラー9に送給され、クランクケース5とシ
リンダブロック4に形成されている冷却水通路を通って
オイルクーラー9からウォーターポンプ10に戻され
る。
【0030】オイルポンプ52は、クランクシャフトの
出力軸22にカムシャフト側出力スプロケット44(図
2に示されている)と並んでに固定されているオイルポ
ンプ側出力スプロケット53に噛合するチェーン54を
介して、クランクシャフトの出力軸22の回転に連動し
て駆動されるもので、オイルポンプ52の駆動により、
オイルパン6に溜まったオイルは、ストレーナー55を
通して吸い上げられ、オイル送給パイプ56によってオ
イルクーラー9に送給される。
【0031】オイルクーラー9は、図示していないが、
その内部にクーラー部分とフィルター部分を内蔵一体化
したもので、オイルパン6側面の内側に凹んだ箇所でオ
イルパン6の外面に沿って配置され、クランクケース5
の下面に直接取付けられている。
【0032】オイルポンプ52からオイルクーラー9に
送給されてきたオイルは、その内部のクーラー部分でウ
ォーターポンプ10から送給されてきた冷却水により冷
却されフィルター部分で濾過されてから、オイル通路5
7を通って上方のメインホール58に送給され、メイン
ホール58からエンジンの各部分に供給されて、その一
部はエンジン上方に配置されているカム位相角度可変装
置8にも送給されている。
【0033】上記のような構成を有する本実施例のエン
ジンにおいて、エンジンを車体に固定するためのマウン
トブラケット30は、図1に示すように、取付部31,
32,33でのボルト締めによって、シリンダヘッド3
とシリンダブロック4の両方に跨がるようにエンジン本
体1に固定されているが、特にエンジンの幅方向の中心
(シリンダの軸線X)に近く位置する取付部32は、前
方から見て上段チェーンテンショナー49のピボット部
49bと重なる位置にある。
【0034】なお、中間回転軸46がシリンダの軸線X
から一方にオフセットされているため、上段チェーン4
3の弛み側が中央に寄せられ、それに伴って上段チェー
ンテンショナー49のピボット部49bがエンジンの中
心(シリンダの軸線X)に近づき、上段チェーン43の
弛み側の部分と干渉しないように取付部32をピボット
部49bに重ねて配置しても、取付部32は、中間回転
軸46のオフセット方向と反対の側の位置で、エンジン
の中心(シリンダの軸線X)に近く位置している。
【0035】そして、図4に示すように、シリンダヘッ
ド3の外側からピボット部49bを螺着したりメンテナ
ンスできるように、ピボット部49bの位置に重なる孔
32aが開口され、この開口を塞ぐために盲栓32bが
孔32aに螺合されているが、本実施例では、このピボ
ット部用の孔32aが、マウントブラケット30の取付
孔となり、盲栓32bが、マウントブラケット30をシ
リンダヘッド3に固着するための取付ボルトとなってい
る。
【0036】以上に説明したような構成からなる本実施
例のエンジンによれば、上段チェーン43の位置がシリ
ンダの軸線Xに対して一方に片寄り、それによって空い
たスペースにマウントブラケット30の取付部32を上
段チェーン43に干渉することなく配置できるため、マ
ウントブラケット30の取付けの自由度が大きくなり、
マウントブラケット30を高い剛性でエンジンに取付け
るということが可能となる。
【0037】また、中間回転軸46が一方に片寄ること
により、上段チェーン43および下段チェーン45の弛
み側が何れも中央(シリンダの軸線X)に寄って、上段
チェーンテンショナー49および下段チェーンテンショ
ナー50が何れも中央(シリンダの軸線X)に寄せられ
るため、各チェーンテンショナー49,50がエンジン
全体の幅方向でのコンパクト化を妨げるということはな
い。
【0038】さらに、上段チェーンテンショナー49の
ピボット部49bのための孔32aがマウントブラケッ
ト30の取付孔を兼用しており、ピボット部用の孔32
aを塞ぐ盲栓32bがマウントブラケット30の取付ボ
ルトを兼用しているため、部品点数を低減することがで
き、組立作業を簡略化できて、コストダウンを図ること
ができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したような本発明のエンジンの
マウントブラケット取付構造によれば、マウントブラケ
ットの取付けの自由度を大きくすることができて、より
軽量なマウントブラケットにより高い剛性でエンジンを
車体に取付けることができると共に、エンジン全体をコ
ンパクトなものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンジンのマウントブラケット取付構
造の一実施例を示す正面図。
【図2】図1に示されたエンジンにおけるカムチェーン
の配置関係を示す説明図。
【図3】図1に示されたエンジンにおけるウォーターポ
ンプ,オイルポンプおよびオイルクーラーの配置関係を
示す説明図。
【図4】図1のA−A線に沿ったマウントブラケットの
取付部の断面図。
【図5】図1の矢印B方向から見たベルトテンショナー
の上面図。
【符号の説明】
1 エンジン 22 クランクシャフトの出力軸 30 マウントブラケット 32 マウントブラケットの取付部 32a ピボット部用の孔(マウントブラケット取付
孔) 32b 盲栓(マウントブラケット取付ボルト) 38 (吸気バルブ用)カムシャフト 39 (排気バルブ用)カムシャフト 43 上段チェーン 45 下段チェーン 46 中間回転軸 49 (上段チェーンの)チェーンテンショナー 49b (チェーンテンショナーの)ピボット部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02B 77/00 B60K 5/12 F01L 1/02 F02B 67/00 F02B 67/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸・排気バルブの開閉のためにシリンダ
    の上方に配置されている2本のカムシャフトが、中間回
    転軸によって連係される上下2段のチェーンによって、
    クランクシャフトの出力軸に連結されているエンジンに
    おいて、上下2段のチェーンの中間回転軸が、シリンダ
    の軸線に対して一方にオフセットされており、この中間
    回転軸のオフセット方向と反対の側に、マウントブラケ
    ットの取付部が形成されていることを特徴とするエンジ
    ンのマウントブラケット取付構造。
  2. 【請求項2】 中間回転軸のオフセット方向と反対の側
    に、上段チェーンのテンショナーが配置されており、こ
    のチェーンテンショナーのピボット部の位置にマウント
    ブラケットの取付部が位置していることを特徴とする請
    求項1に記載のエンジンのマウントブラケット取付構
    造。
  3. 【請求項3】 チェーンテンショナーのピボット部を覆
    う盲栓がマウントブラケットの取付ボルトを兼ねている
    ことを特徴とする請求項2に記載のエンジンのマウント
    ブラケット取付構造。
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