JP3416677B2 - 塗布具 - Google Patents

塗布具

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JP3416677B2
JP3416677B2 JP17009394A JP17009394A JP3416677B2 JP 3416677 B2 JP3416677 B2 JP 3416677B2 JP 17009394 A JP17009394 A JP 17009394A JP 17009394 A JP17009394 A JP 17009394A JP 3416677 B2 JP3416677 B2 JP 3416677B2
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一幸 遊馬
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Pentel Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、墨液、絵の具、インキ
などの筆記液、アイライナー、リップカラーなどの化粧
液、筆跡修正液、接着剤、補修剤といった液体を内蔵し
た塗布具に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、先端内面に座部を形成したチップ
を有し、このチップの座部に対して、前記チップ内に配
置された塗布体が、この塗布体後方に配置されたスプリ
ングによって当接して弁機構を構成する塗布具は種々提
案されている。これらの塗布具において、スプリングの
形態には種々のものがある。 【0003】例えば、実開昭62−66780号公報に
は、棒状の塗布体を付勢するスプリングとして外径が均
一なコイルスプリングが開示されているし、特開平5−
116493号公報には、球状の塗布体を付勢するスプ
リングとして外径が均一なコイルスプリングが開示され
ている。また、実開平6−21772号公報には、棒状
の塗布体を付勢するスプリングとして塗布体側をストレ
ート部とし、このストレート部とコイル部とを一体に形
成したスプリングが開示されているし、実開平6−11
872号公報には、球状の塗布体を付勢するスプリング
として塗布体側を小径のコイル部とし、この小径のコイ
ル部と大径のコイル部とを一体に形成したスプリングが
開示されている。更に、実開平5−76567号公報に
は、塗布体に当接する棒状物を別体で連設してなる外径
が均一なコイルスプリングが開示されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なスプリングは、いずれも、スプリングの後端、即ち、
塗布具との係止部がスプリングの最大径である。このよ
うなスプリングを用いた場合、塗布体が作動不良となる
塗布具が発生することがあった。 【0005】これは、塗布具の組立時、スプリングの中
心と、スプリング保持部の中心とが一致していないと、
係止部がスプリングの最大径であるためスプリングがス
プリング保持部に入らなかったり、途中で引っ掛かり完
全に挿入されなかったり、曲がった状態でセットされた
りすることによって、塗布体にかかる付勢力が設計と異
なったものとなるためである。この場合、塗布体は、引
っ込み難くなったり、逆に引っ込んだ塗布体が出難くな
るという問題が発生する。 【0006】また、塗布体と直接当接する、外径が均一
なコイルスプリングを使用した場合には、塗布体の径に
対してコイルスプリングの径が小さい必要があるが、細
い筆跡を得るために細い塗布体を使用したとき、スプリ
ング自体の曲がりが発生したり、スプリングの弾性力が
小さく十分な弁機能を満足できない場合も発生する。ま
た、塗布体側を小径部としたスプリングを使用した場
合、コイルスプリングに方向性が生じるため、組立作業
性が悪いという欠点もあった。更に、塗布体に当接する
棒状物を別体で連設してなる外径が均一なコイルスプリ
ングを使用した場合、部品数の多さの為に、品質のバラ
ツキが発生し弁機能が不十分になったり、組立作業性も
悪くなるという欠点があった。 【0007】本発明は、塗布体の作動が良好であり、十
分な弁機能を奏し、しかも、組み立ても容易な塗布具を
提供することを課題した。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、先端内面に座
部を形成したチップを有し、このチップの座部に対し
て、前記チップ内に配置された塗布体が、この塗布体後
方に配置されたスプリングによって当接して弁機構を構
成する塗布具において、前記スプリングが両端に略同形
状のコイル状の小径部を有していることを特徴とする塗
布具を要旨とする。 【0009】 【実施例】実施例1 図1及び図2に実施例1を示す。参照符号11は球状の
塗布体であり、参照符号12は前記球状の塗布体11を
抱持するチップである。チップ12は、前部に前記球状
の塗布体11の抱持孔12bを形成し、先端をかしめて
座部12aを形成したものである。チップ12は、金属
製又は樹脂製が一般であるが、細い筆跡が得られるよう
に細いものを用いる場合には、金属を用いることが好ま
しい。チップ12は、棒状物を切削して形成したり、管
状物をしぼり加工して形成したりできるが、図1におい
ては、棒状物を切削加工したものを図示しており、図2
においては、管状物をしぼり加工して形成したものを図
示している。チップ12の抱持孔12b内には、球状の
塗布体11が抱持されている。球状の塗布体11は、金
属製または樹脂製であって、硬度の高い、耐摩耗性の優
れた材質が好ましい。この球状の塗布体11は、チップ
12の塗布液流通孔12c内部に配置されたスプリング
13によって前方に付勢され、前記座部12aに当接し
て弁機構を構成している。 【0010】金属製又は樹脂製のスプリング13は、両
端のコイル状小径部13aと、中央のコイル部よりなる
大径部13bとにより一体に形成されており、前方のコ
イル状小径部13aの端面は塗布体11に当接し、大径
部13bの後端は先体14のスプリング保持部14aに
当接し、更に、後方の小径部13aは先体14の中心孔
14c内に遊挿している。前記大径部13bのコイル部
は、その巻線のピッチを調整することによって中央部に
微小クリアランスを設けることにより、塗布液の出方を
抑制することも可能である。 【0011】先体14には、チップ保持部14bである
環状の溝が形成されており、このチップ保持部14bに
チップ12の後部が挿入固定されている。また、この先
体14は、塗布液室15を内部に形成した有底筒体であ
る塗布具本体16の先端開口に螺合、接着などの適宜手
段で固着されている。 【0012】塗布具本体16は、使用時、塗布液室15
の内圧を高めて塗布液を吐出させるために可撓性材料で
形成することが好ましいが、塗布液室15の内圧を高め
るための適宜手段を設けることによって硬質樹脂や金属
などの剛性材料で形成することもできる。参照符号17
は、金属製又は樹脂製などの球状の撹拌部材であって、
塗布液として修正液などのように沈降性物質を含むもの
を用いた場合に使用する。撹拌部材の形状は、球状以
外、棒状や亜鈴状など適宜形状のものが挙げられる。 【0013】次に、本塗布具の使用方法について説明す
る。使用時、塗布具を下向きにし、紙などの被塗布面に
塗布体11の先端を当接させる。塗布体11をスプリン
グ13の弾撥力に抗してチップ12内側に没入させる
と、弁が開放する。このとき、塗布具本体16に押圧力
を加えると、塗布液室15内の塗布液は、先体14の中
心孔14cを通り、チップ12の塗布液流通孔12cを
経由してチップ12の先端より外部に吐出する。尚、塗
布液の吐出量は、先体14のスプリング保持部14a
と、スプリング13の大径部13b後端との隙間を利用
したり、チップ12の抱持孔12bと塗布液流通孔12
cとの間の小径孔部とスプリング13のコイル状の小径
部13aとの間隙を利用したりして調整することができ
る。 【0014】本発明の塗布具においては、スプリング1
3が両端にコイル状の小径部13aを有しているので、
組立て時、スプリング13の大径部13bの後端がスプ
リング保持部14aと当接するとき、後方のコイル状の
小径部13aがガイドの役目をし、スプリング13の中
心と、スプリング保持部14aの中心とが一致して当接
するので、スプリング13が、誤った状態でセットされ
ることは無い。更に、塗布体11との当接部は、前方の
コイル状の小径部13aであるので、塗布体1として小
径のものを使用することもでき、また、中央のコイル部
は大径部13bとできるので弁機能を十分満足する弾撥
力も得られる。しかも、スプリング13は、前後が略同
形状となっているので方向性も無く、組立て性も優れて
いる。 【0015】実施例2 図3に実施例2を示す。実施例2は、実施例1に較べ、
大径のコイル部よりなる中央の大径部23bを中央部が
膨らんだ、略紡錘形状となしたものである点、およびチ
ップ22が切削加工によって形成したものである点が異
なっている以外は、実施例1と同様である。実施例2
は、スプリング23の中間部が最大径となっているの
で、スプリングに曲がりが発生してもチップ22内面へ
のスプリング23の接触は中間部のみとなり、接触個所
数が少ないので、塗布時の不快な音の発生を抑制すると
いう効果がある。 【0016】実施例3 図4に実施例3を示す。実施例3は、実施例1に比べ、
塗布体31が棒状であり、チップ32先端に切削加工で
形成した座部32aと当接して弁機構を形成するもので
ある点、および、スプリング33が大径部33bである
コイル部の中央に巻線のピッチをごく小さくした密着部
を設けたものである点が異なっている以外は、実施例1
と同様である。実施例3は、組立時のスプリング同士の
絡み付きを防止するという効果がある。なお、チップ3
2の外径を細く形成しているのは、塗布時の塗布面の確
認をしやすくするためである。 【0017】実施例4 図5に実施例4を示す。実施例4は、実施例1において
スプリング43の線材として中央が太く、両端にかけて
細いものを用いた点、および、チップ42を切削加工で
形成したものである点が異なっている以外は、実施例1
と同様である。実施例4におけるスプリング43は、両
端部の巻き加工性が良好であるので、加工精度の高いス
プリングを得易い。 【0018】 【発明の効果】本発明による塗布具は、組立て時、スプ
リングに方向性が無く組立て性に優れ、正しくセットし
易いので、塗布体は、動作不良が発生せず、塗布体が動
かなくて塗布ができなかったり、押し込んだ塗布体が、
押圧力を取り去っても戻らず、塗布液が漏れてしまうと
いった問題の発生しないものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】 実施例1の塗布具の縦断面図である。 【図2】 実施例1の要部縦断面図である。 【図3】 実施例2の要部縦断面図である。 【図4】 実施例3の要部縦断面図である。 【図5】 実施例4の要部縦断面図である。 【符号の説明】 11、31 塗布体 12、22、32、42 チップ 12a、32a 座部 12b 抱持孔 12c、22c 塗布液流通孔 13、23、33、43 スプリング 13a 小径部 13b、23b、33b 大径部 14 先体 14a スプリング保持部 14b チップ保持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B43L 19/00 B43L 19/00 G (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A45D 34/04 540 B05C 17/00 - 17/005 B43K 1/08 B43K 7/00 - 7/12 B43L 19/00 F16F 1/00 - 6/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 先端内面に座部を形成したチップを有
    し、このチップの座部に対して、前記チップ内に配置さ
    れた塗布体が、この塗布体後方に配置されたスプリング
    によって当接して弁機構を構成する塗布具において、前
    記スプリングが両端に略同形状のコイル状の小径部を有
    していることを特徴とする塗布具。
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