JPH0517194Y2 - - Google Patents

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JPH0517194Y2
JPH0517194Y2 JP1986167911U JP16791186U JPH0517194Y2 JP H0517194 Y2 JPH0517194 Y2 JP H0517194Y2 JP 1986167911 U JP1986167911 U JP 1986167911U JP 16791186 U JP16791186 U JP 16791186U JP H0517194 Y2 JPH0517194 Y2 JP H0517194Y2
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JP
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tip
applicator
valve
coating liquid
opening
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JP1986167911U
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JPS6372084U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は、修正液、塗料、化粧料、インキ等の
塗布液を収容した弁付塗布具に関し、特に一定な
線巾の線状の塗布を行うのに好適な弁付塗布具に
関する。 (従来の技術) 従来の弁付塗布具は、実開昭60−63480号公報、
実開昭61−56087号公報などに開示されているよ
うに、先体の外観は略円錐形状であり、先体先端
流出用の開口の近傍に、先体及び塗布体とより構
成される弁機構を有しており、内蔵される塗布液
としては50〜150cpsの比較的高粘度のものが使用
されている。 (考案が解決しようとする問題点) 上記したように、従来の弁付塗布具の先体形状
は略円錐形状であるので、線状の塗布を行なうに
当つて、例えば定規などに先体を当接させたまま
移動した場合、定規などの端面と先体との接触部
は点接触であるため塗布先が不安定となり、特に
細い線を描く場合、美しい線が描き難いという問
題があつた。 そこで、本考案者は上記問題を解決し、線状の
塗布を行なう際に塗布先が安定であり美しい線が
描ける弁付塗布具を提供するために、先体先端に
円筒部を設け、更に塗布液の粘度が50〜150cpsと
比較的高く流動性に乏しいため、乾燥による目詰
まり防止として塗布液流出弁機構を、前記円筒部
先端内壁の座部と前記塗布体に設けた弁部とより
構成したところ、前記円筒部内壁と前記塗布体外
壁との間の微小な間隙である塗布液流出部が塗布
液流出量の規制部となり、実際に描いた線の太さ
が円筒部外径に対し細すぎたり、太すぎたりして
しまうという問題、即ち、均一な巾の線が描けな
いという問題が生じた。 (問題点を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するためになしたも
のであり、粘度50〜150cpsの塗布液を内蔵する本
体の開口部に、先端に塗布液流出用の開口を形成
し、この開口の後方に座部を形成し、この座部の
後方に円筒部を形成してなる液非浸透性材よりな
る先体を固着し、この先体4内に、前記開口よ
り、その先端を突出させると共に、前記座部にそ
の弁部が当接し得る液非浸透性材よりなる塗布体
を摺動自在に配置してなる弁付塗布具において、
前記先体の円筒部が、前記塗布体を押圧後退させ
前記先体の座部に対する前記塗布体の弁部の圧接
を解除した状態で下記一般式を満足することを特
徴とする弁付塗布具。 S=A×D S:円筒部内の塗布液流出部断面積 [mm2] D:円筒部の外径[mm] A:0.03〜0.15 (実施例) 以下、図面に示す実施例に基づいて説明する。 第1図は第1実施例で示し、参照符号1は可撓
性材からなる本体であつて、この本体1には開口
部1aと修正液、塗料、化粧料、インキなどの塗
布液を収容する塗布液室2が形成されている。 3は筒体であつて、この筒体3は前記本体1の
開口部1aに圧入されており、更にこの筒体3の
鍔部3a前端は螺合・圧入・接着などの適宜手段
により本体1の先部に固定される先体4(後述)
の内面段部4aにより押圧されるよう、又、鍔部
3aの後端は本体1の開口部1aの前端に当接す
るよう配置されている。 5は先部に錐状の弁部5aが、後部に筒部5b
が形成された合成樹脂成形物や金属などの液非浸
透性材よりなる塗布体であつて、この塗布体5
は、その鍔部5cの後端と筒体3の前端との間に
張設されたコイルスプリング等の弾撥体6により
前方に付勢されており、塗布体5の弁部5aを先
体4の前端に形成した座部4bに圧接し、筒部5
bを前記筒体3の開口部3bに遊挿されて先体4
内に配置されている。 4は本体1先部に固定された液非浸透性材より
なる先体であつて、この先体4先端に円筒部4c
が一体に成形されている。 ここで、本考案の目的の一つである円筒部4c
外径と実際に描いた線の太さとを一致させるよう
塗布液を吐出させるためには、先体4の円筒部4
cが、前記塗布体5を押圧後退させ前記先体4の
座部4cに対する前記塗布体5の弁部5aの圧接
を解除した状態における円筒部外径Dと塗布液流
出部断面積Sとの関係が最も大切であつて、その
関係式S=A×Dにおいて、Aが0.03〜0.15の値
であることが必要である。なぜならば、Aが0.15
より大きい場合は塗布液吐出量が多過ぎて線は場
が太くなつたり、にじみが発生したりし、Aが
0.03より小さい場合は塗布液吐出量が少なく、線
巾がやせたり、著しい場合筆跡にかすれが発生し
たりするという問題が現れるからである。 次に実施例1の作用について説明する。 使用時、被塗布面に例えば定規を置き、この定
規の端面に先体4前端の円筒部4cを密着させな
がら先体4先端より突出する塗布体5先端を被塗
布面に当接し、弾撥体6の弾撥力に抗して押圧す
る。すると、塗布体5は後方に移動するので、弁
座4bと弁部5aとの圧接により構成されていた
弁機構が開放される。そして本体1を押圧する
と、塗布液室2内の塗布液は先体4を通り先体4
先端の塗布液流出用の開口4dより流出するの
で、定規に円筒部4cを密接させながら移動する
ことにより直線状の塗布が行ない得る。 この時、先体4前端の円筒部4cと定規の端面
とは線接触をしているので、移動時に塗布先が不
安定になることはなく、更に、塗布液吐出量と円
筒部外径との関係が適正であるため、塗布線が太
くなつたり、細くなつたりすることもなく美しい
線を描くことが出来る。 第3図は本考案の第2実施例を示すもので、先
端内壁に座部402aを設けた液非浸透性材より
なる円筒部材402が先体401の先端に、又、
先端に弁部502aを有する液非浸透性材よりな
る塗布体先部502が塗布体501の前方部にそ
れぞれ圧入・接着などの適宜手段により別体物と
して固定した点以外は第1実施例と同様であり、
基本的な動作も第1実施例と同様であるが、極細
線引用として円筒部402や塗布体先部502を
金属などの硬質材料となし易く、これは、耐圧
性、耐摩耗性の観点から好ましい。 尚、上記実施例1,2とも本体1を可撓性材料
により形成したが、これは塗布液が修正液、塗
料、化粧料、インキなどのようにその粘度が50〜
150cpsと比較的高く流動性に乏しいので、塗布液
を流出させる時、内圧を高める必要があるためで
あつて、例えば、本体1の後部にノツク機構を設
けるなどの内圧を高める装置を取付けた場合は、
剛性材料により形成しても良い。 (考案の効果) 上記実施例1において、下表のように試験例1
〜5及び比較のための試験例1,2を組み立て塗
布液として修正液(ぺんてる(株)製、粘度80cps)
を充填し、JIS P 3201筆記用紙Aに定規を沿わ
せて直線を描き、その状態を観察した。
【表】 位はmm2である。
【表】 以上詳細に説明したように、本考案にかかる弁
付塗布具が、先縦先端に円筒を設けてあるので定
規と線接触をし、塗布先が不安定になることな
く、更に、塗布液吐出量と円筒外径との関係が適
正であるため、塗布線が太くなつたり細くなつた
りすることなく美しい線を描くことができるとい
う優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
弁付塗布具の正面図、第2図は第1図の−線
断面図、第3図は他の実施例を示す要部正断面図
である。 1……本体、1a……開口部、2……塗布液
室、4,401……先体、4b,402a……座
部、4c……円筒部、4d……開口、402……
円筒部材、5,501……塗布体、5a,502
a……弁部、6……弾撥体、D……円筒部外径、
S……塗布液流出部断面積。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 粘度50〜150cpsの塗布液を内蔵する本体1の開
    口部1aに、先端に塗布液流出用の開口4dを形
    成し、この開口4dの後方に座部4bを形成し、
    この座部4bの後方に円筒部4cを形成してなる
    液非浸透性材よりなる先体4を固着し、この先体
    4内に、前記開口4dより、その先端を突出させ
    ると共に、前記座部4bにその弁部5aが当接し
    得る液非浸透性材よりなる塗布体5を摺動自在に
    配置してなる弁付塗布具において、前記先体4の
    円筒部4cが、前記塗布体5を押圧後退させ前記
    先体4の座部4bに対する前記塗布体5の弁部5
    aの圧接を解除した状態で下記一般式を満足する
    ことを特徴とする弁付塗布具。 S=A×D S:円筒部内の塗布液流出部断面積 [mm2] D:円筒部の外径[mm] A:0.03〜0.15
JP1986167911U 1986-10-31 1986-10-31 Expired - Lifetime JPH0517194Y2 (ja)

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JPS6372084U JPS6372084U (ja) 1988-05-14
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JPH0626384Y2 (ja) * 1988-09-30 1994-07-20 ぺんてる株式会社 弁付塗布具の塗布先
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