JP2577544Y2 - 塗布具 - Google Patents
塗布具Info
- Publication number
- JP2577544Y2 JP2577544Y2 JP1992065430U JP6543092U JP2577544Y2 JP 2577544 Y2 JP2577544 Y2 JP 2577544Y2 JP 1992065430 U JP1992065430 U JP 1992065430U JP 6543092 U JP6543092 U JP 6543092U JP 2577544 Y2 JP2577544 Y2 JP 2577544Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- thin tube
- tip
- spring
- valve body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Pens And Brushes (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は誤字修正液、化粧液、イ
ンキ等、比較的高粘度の塗布液の塗布具に関する。さら
に詳細には、先端内壁に座部を有する細管を先端部に設
け、該細管内に弁体を配置し、該弁体が、スプリングに
よって前方に付勢されて前記座部に圧接されるととも
に、一部が細管先端より僅かに前方に突出されてなる塗
布具に関する。
ンキ等、比較的高粘度の塗布液の塗布具に関する。さら
に詳細には、先端内壁に座部を有する細管を先端部に設
け、該細管内に弁体を配置し、該弁体が、スプリングに
よって前方に付勢されて前記座部に圧接されるととも
に、一部が細管先端より僅かに前方に突出されてなる塗
布具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の塗布具は、(1)弁体を前
方に押圧するスプリングの全体を細管内に収容する構
成、あるいは(2)スプリングによって前方に付勢され
た押圧体を細管内に後方より挿通させ、該押圧体が弁体
を前方に押圧する構成が、実開平1−128875号公
報等に開示されている。
方に押圧するスプリングの全体を細管内に収容する構
成、あるいは(2)スプリングによって前方に付勢され
た押圧体を細管内に後方より挿通させ、該押圧体が弁体
を前方に押圧する構成が、実開平1−128875号公
報等に開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来の塗布具
(1)は、細管内にスプリング全体を収容させるため、
スプリングのコイル部外径を小さくする必要がある。そ
のため、スプリング全体が小さくなり、組立作業が細密
になって、生産性が低下する。また、スプリングの外径
に制約があるため、自由に所望の弾発力のスプリングを
設計し難い。
(1)は、細管内にスプリング全体を収容させるため、
スプリングのコイル部外径を小さくする必要がある。そ
のため、スプリング全体が小さくなり、組立作業が細密
になって、生産性が低下する。また、スプリングの外径
に制約があるため、自由に所望の弾発力のスプリングを
設計し難い。
【0004】また、前記従来の塗布具(2)は、スプリ
ングと押圧体の組立作業の手間を要すばかりか部品数が
増え、製造上コスト高となる。また、前記組立によって
弁体押圧力のばらつきが生じやすい。
ングと押圧体の組立作業の手間を要すばかりか部品数が
増え、製造上コスト高となる。また、前記組立によって
弁体押圧力のばらつきが生じやすい。
【0005】本考案は、前記従来の問題点を解決するも
のであって、スプリングの組立を簡略化するとともに、
製作が容易な比較的大きな外径のスプリングを採用で
き、その結果、ばらつきのない安定した弁体押圧力を有
する塗布具を提供しようとするものである。
のであって、スプリングの組立を簡略化するとともに、
製作が容易な比較的大きな外径のスプリングを採用で
き、その結果、ばらつきのない安定した弁体押圧力を有
する塗布具を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案塗布具1は、先端
内壁に座部21を有する細管2を先端部に設け、該細管
2内にボールよりなる弁体3を配置し、該弁体3が、ス
プリング4によって前方に付勢されて前記座部21に圧
接されるとともに、一部が細管2先端より僅かに前方に
突出されてなる塗布具であって、座部21後方の細管2
内壁に、塑性変形によりボール受け座22を突設し、前
記座部21と前記ボール受け座22の間において、弁体
3を僅かの軸方向の移動可能状態で抱持し、前記スプリ
ング4をコイル部42とストレート部41により一体に
形成し、前記コイル部42を細管2より後方に配置し、
前記ストレート部41を前記細管2内に挿通し、該スト
レート部41先端が前記弁体3を前方に押圧してなるこ
とを要件とする。
内壁に座部21を有する細管2を先端部に設け、該細管
2内にボールよりなる弁体3を配置し、該弁体3が、ス
プリング4によって前方に付勢されて前記座部21に圧
接されるとともに、一部が細管2先端より僅かに前方に
突出されてなる塗布具であって、座部21後方の細管2
内壁に、塑性変形によりボール受け座22を突設し、前
記座部21と前記ボール受け座22の間において、弁体
3を僅かの軸方向の移動可能状態で抱持し、前記スプリ
ング4をコイル部42とストレート部41により一体に
形成し、前記コイル部42を細管2より後方に配置し、
前記ストレート部41を前記細管2内に挿通し、該スト
レート部41先端が前記弁体3を前方に押圧してなるこ
とを要件とする。
【0007】スプリング4は、材料として、ステンレス
鋼等の金属、あるいはプラスチックなど挙げられる。ス
プリング4のコイル部42は、巻数は一巻乃至複数巻で
あり、形状は円柱、円錐、鼓形、たる形等、いずれであ
ってもよい。また、ストレート部41の先端は、弁体3
を前方に押圧しやすいように折り曲げたり、膨らませる
こともできる。
鋼等の金属、あるいはプラスチックなど挙げられる。ス
プリング4のコイル部42は、巻数は一巻乃至複数巻で
あり、形状は円柱、円錐、鼓形、たる形等、いずれであ
ってもよい。また、ストレート部41の先端は、弁体3
を前方に押圧しやすいように折り曲げたり、膨らませる
こともできる。
【0008】弁体3は、例えば、ボール、突出部31及
びその後部に弁部32を有する弁棒、あるいは弁部32
の後部に流量規制部を配設したもの等、有効である。
びその後部に弁部32を有する弁棒、あるいは弁部32
の後部に流量規制部を配設したもの等、有効である。
【0009】ストレート部41先端は、弁体3を前方に
押圧すればよく、弁体3に後方より当接、挿着、係止等
いずれの状態であってもよい。
押圧すればよく、弁体3に後方より当接、挿着、係止等
いずれの状態であってもよい。
【0010】
【作用】スプリング4がコイル部42とストレート部4
1により一体に形成されたので、部品数を減らして、組
立作業を簡略化できるとともに、その結果、ばらつきの
ない弁体3押圧力を得ることができる。また、コイル部
42を細管2内に収容させないため、コイル部42外径
の設計上の制約が解除され、製作が容易な比較的大きな
外径のスプリング4を採用できる。また、前記大径のス
プリング4の採用によって、組立作業がいっそうスムー
ズとなる。
1により一体に形成されたので、部品数を減らして、組
立作業を簡略化できるとともに、その結果、ばらつきの
ない弁体3押圧力を得ることができる。また、コイル部
42を細管2内に収容させないため、コイル部42外径
の設計上の制約が解除され、製作が容易な比較的大きな
外径のスプリング4を採用できる。また、前記大径のス
プリング4の採用によって、組立作業がいっそうスムー
ズとなる。
【0011】
【実施例】本考案実施例を図面に従って説明する。
【0012】図1乃至図3は第1実施例を示す。内部に
塗布液が収容された可撓性容器5の先端開口部には、首
部材6が螺着される。前記首部材6の先端は、先細形状
となり、先端孔61が開口され、該先端孔61に細管2
が装着されている。
塗布液が収容された可撓性容器5の先端開口部には、首
部材6が螺着される。前記首部材6の先端は、先細形状
となり、先端孔61が開口され、該先端孔61に細管2
が装着されている。
【0013】前記細管2は、先端に弁体3としてボール
(外径1mm)が収容されており、前記細管2先端内壁
にはテーパ状の座部21が形成され、その僅かに後方の
細管2内壁には塑性変形によりボール受座22が突設さ
れている。前記座部21と前記ボール受座22の間にお
いて、前記ボールが僅かの軸方向の移動可能状態(がた
つき約0.1mm)で抱持されている。
(外径1mm)が収容されており、前記細管2先端内壁
にはテーパ状の座部21が形成され、その僅かに後方の
細管2内壁には塑性変形によりボール受座22が突設さ
れている。前記座部21と前記ボール受座22の間にお
いて、前記ボールが僅かの軸方向の移動可能状態(がた
つき約0.1mm)で抱持されている。
【0014】塗布時、ボールを後方に押圧すると、該ボ
ールと前記座部21の間に隙間が形成され、塗布液が細
管2先端より流出される。また、塗布時、ボールは前記
ボール受座22によって、全てが細管2内に没入され
ず、一部を外部に露出している。つまり、細管2の先端
口元は被塗布面と非接触に設定され、ボールのみが被塗
布面と接触するため、滑らかな塗布感が得られる。
ールと前記座部21の間に隙間が形成され、塗布液が細
管2先端より流出される。また、塗布時、ボールは前記
ボール受座22によって、全てが細管2内に没入され
ず、一部を外部に露出している。つまり、細管2の先端
口元は被塗布面と非接触に設定され、ボールのみが被塗
布面と接触するため、滑らかな塗布感が得られる。
【0015】前記容器5開口部には、コイル部42と、
該コイル部42前方に延設のストレート部41が一体に
形成されてなるスプリング4(線径およそ0.3mm)
が取り付けられている。前記コイル部42は、外径が前
記細管2内径より大きく形成されて、前記細管2より後
方に配置され、容器5開口部に装着されたバネ座7によ
って軸方向に係止されている。一方、前記ストレート部
41は、細管2に後方より挿入され、その先端が前記ボ
ールを、当接状態で前方に押圧し、前記座部21に圧接
させている。
該コイル部42前方に延設のストレート部41が一体に
形成されてなるスプリング4(線径およそ0.3mm)
が取り付けられている。前記コイル部42は、外径が前
記細管2内径より大きく形成されて、前記細管2より後
方に配置され、容器5開口部に装着されたバネ座7によ
って軸方向に係止されている。一方、前記ストレート部
41は、細管2に後方より挿入され、その先端が前記ボ
ールを、当接状態で前方に押圧し、前記座部21に圧接
させている。
【0016】また、図3に示す如く、前記ストレート部
41の先端は、前記ボール受座22によって、前記ボー
ル中央を確実に押圧するよう細管2内の中心位置にガイ
ドされている。また、前記ボール受座22は、塗布液流
量規制部としても機能している。
41の先端は、前記ボール受座22によって、前記ボー
ル中央を確実に押圧するよう細管2内の中心位置にガイ
ドされている。また、前記ボール受座22は、塗布液流
量規制部としても機能している。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【考案の効果】本考案は前記構成にしたことにより、ス
プリングの組立が簡略化され、ばらつきのない安定した
弁体押圧力を有する塗布具を提供できる。また、製作が
容易な比較的大きな外径のスプリングを採用でき、組立
作業がいっそうスムーズとなる。
プリングの組立が簡略化され、ばらつきのない安定した
弁体押圧力を有する塗布具を提供できる。また、製作が
容易な比較的大きな外径のスプリングを採用でき、組立
作業がいっそうスムーズとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案第1実施例の要部縦断面図である。
【図2】本考案第1実施例の要部拡大縦断面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】先端内壁に座部(21)を有する細管
(2)を先端部に設け、該細管(2)内にボールよりな
る弁体(3)を配置し、該弁体(3)が、スプリング
(4)によって前方に付勢されて前記座部(21)に圧
接されるとともに、一部が細管(2)先端より僅かに前
方に突出されてなる塗布具において、座部(21)後方
の細管(2)内壁に、塑性変形によりボール受け座(2
2)を突設し、前記座部(21)と前記ボール受け座
(22)の間において、弁体(3)を僅かの軸方向の移
動可能状態で抱持し、前記スプリング(4)をコイル部
(42)とストレート部(41)により一体に形成し、
前記コイル部(42)を細管(2)より後方に配置し、
前記ストレート部(41)を前記細管2内に挿通し、該
ストレート部(41)先端が前記弁体(3)を前方に押
圧してなることを特徴とする塗布具(1)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992065430U JP2577544Y2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 塗布具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992065430U JP2577544Y2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 塗布具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0621772U JPH0621772U (ja) | 1994-03-22 |
JP2577544Y2 true JP2577544Y2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=13286878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992065430U Expired - Fee Related JP2577544Y2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 塗布具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2577544Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5853597B2 (ja) * | 2011-10-31 | 2016-02-09 | ぺんてる株式会社 | ボールペンチップ用コイルスプリング |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0558362U (ja) * | 1992-01-22 | 1993-08-03 | セーラー万年筆株式会社 | 塗布具 |
-
1992
- 1992-08-26 JP JP1992065430U patent/JP2577544Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0621772U (ja) | 1994-03-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4357117A (en) | Nib holder construction for writing implements | |
US4984923A (en) | Liquid applicator with axial value actuation | |
JP2577544Y2 (ja) | 塗布具 | |
JPH0618616Y2 (ja) | 筆記具、化粧具等の液体塗布具 | |
JP3416677B2 (ja) | 塗布具 | |
WO2015087852A1 (ja) | ボールペン | |
JPH061267Y2 (ja) | 塗布具 | |
JP2575720Y2 (ja) | 塗布具 | |
JP3604787B2 (ja) | 塗布具 | |
JPH07195025A (ja) | 塗布具および塗布具の製造方法 | |
JPH062788Y2 (ja) | 弁付塗布具の弁開放機構 | |
JP2577549Y2 (ja) | サイドノック式塗布具 | |
JPH0337748Y2 (ja) | ||
EP0829431A1 (en) | Fluid dispenser | |
JPH062782Y2 (ja) | 弁付塗布具 | |
JP3624335B2 (ja) | 筆記具 | |
JPH0440774Y2 (ja) | ||
JPH0335212Y2 (ja) | ||
JP2512055Y2 (ja) | 筆穂固定構造 | |
JPH0626383Y2 (ja) | 弁付塗布具 | |
JP2602464Y2 (ja) | 液体塗布具 | |
JP3605865B2 (ja) | 塗布具および塗布具のチップとコアとの接合構造 | |
JPS635913Y2 (ja) | ||
JP2577543Y2 (ja) | 弁付塗布具の先端部 | |
JPH0728942Y2 (ja) | 化粧具、筆記具等の液体塗布具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |