JP2512055Y2 - 筆穂固定構造 - Google Patents

筆穂固定構造

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JP2512055Y2
JP2512055Y2 JP1989076115U JP7611589U JP2512055Y2 JP 2512055 Y2 JP2512055 Y2 JP 2512055Y2 JP 1989076115 U JP1989076115 U JP 1989076115U JP 7611589 U JP7611589 U JP 7611589U JP 2512055 Y2 JP2512055 Y2 JP 2512055Y2
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巧 黒河
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 墨液、絵具、インキなどの筆記液、アイライナー、リ
ップカラーなどの化粧液、機械油等の液体とか、ファン
デーション、研磨粉等の粉体とかといったように適宜の
ものを、内蔵、あるいは、付着して使用するようにした
筆型の筆記具や化粧具などの、軸筒に対する筆穂の固定
構造に関する。
(従来の技術) 筆穂を軸筒先端に固定するにあたり、筆穂を形成する
筆毛一本一本をばらばらのまま束にして軸筒に固定する
のではなく、予め、後端部を糸で結んだり、接着剤によ
って接着したり、あるいは、ナイロンなどの熱可塑性合
成樹脂よりなる筆毛が少なくとも一部に存在する場合な
ど、加熱による溶着をしたりして、固着一体化してか
ら、これを軸筒に固定するのが一般的である。また、こ
の筆穂を軸筒に固定するのに、単に、筆穂を軸筒に圧入
などなすだけとすることもあるが、しばしば固定管と呼
ばれる部材を使用することがある。この固定管は、筆穂
の固着一体化した後端部に前方から当接する当接部を有
し、また、筆穂の側部を覆うように軸筒先端部に取付け
られ、固定の確実性や美観上、あるいは、塗布機能上な
どの点で、様々に活用されている。
(考案が解決しようとする課題) 筆穂の固着一体化の手段がどのようなものであれ、長
さや径に関する寸法ばらつきが存在する。どれでも同様
であろうから、加熱溶着する場合を一例にして説明する
と、加熱のためにアイロンのようなものを筆毛の後端に
当接させるとき、当接時間が長かったり、当接移動距離
が大きかったりすると、溶着部は、長さも長くなるし、
また、鍔状、それも大きな径を有するものとなる。
そして、このような筆穂後端部の長さや径のばらつき
は、固定管を利用しての軸筒への固定のばらつきになっ
てしまう。
添付第4図と第5図とは、その一例を示したものであ
り、筆穂の後端部として鍔状となったものを利用し、こ
の鍔状部に固定管を当接させるようにしたものである
が、第4図では、筆穂1の後端部1aの長さのばらつきに
よって、固定管2が軸筒3との間で不必要な隙間Sを形
成しており、また、第5図では、筆穂1の後端部1aの鍔
状の径のばらつきによって、筆穂1の鍔状の後端部1aに
対する固定管2の当接が不十分となり、その結果、筆穂
1が固定管2から不必要に突出した状態を示している。
尚、参照符号4は筆穂1の後退を防止するためのストッ
パー、同5は、このストッパー4に取付けられたパイプ
体である。
このように、筆穂の後端部が長さや径のばらつきを有
することが、往々にして固定構造としての欠点を生じ
る。
そこで、本考案は、筆穂の後端部の寸法ばらつきを吸
収できる固定構造を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、複数の筆毛の後端部を固着することにより
筆穂を形成し、該筆穂の側部には固定管を取り付けると
ともに、該固定管を軸筒先端部に固定してなる筆穂の固
定構造であって、前記固定管の後方部に串状突起を複数
形成するとともに、該串状突起を前記筆穂の後端部であ
る固着部の前面に当接させたことを要旨とする。
(実施例) 添付第1図に第1実施例を示す。尚、前述した第4
図、第5図のものと基本的に同一の部位には同一の参照
符号を使用する(以下同様)。
本例のものも前述のもの同様、筆穂1の後端部1aを鍔
状に形成しておき、この鍔状の後端部1aを利用して固定
するようにしたものであるが、本例のものには、固定管
2の後端を突起2aとして形成してある。この突起2aは、
先端(図面右側端部)が鋭利となっている必要はない
が、筆穂1の後端部1aを変形させるか、あるいは、筆穂
1の後端部1aとの当接力によって自己変形するか、少な
くともいずれかを生じるような細さを有する。即ち、串
状のものとなっている。また、この突起2aは、望ましく
は、2以上の複数個のものが対称的配置となるように設
けられるのがよい。ここで、固定管2の材質としては適
宜金属やセラミックなども挙げられるが、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリアセタール、ナイロン、ABS
樹脂などの合成樹脂を、成形容易な観点からも好ましく
例示できる。
次に、第2図に第2実施例を示す。
本例のものは、筆穂1の後端部1aとして、鍔状になっ
ていないものを利用した一例であり、本例のものにおけ
る固定管2の突起2aは、後方に突出するだけでなく、内
方にも突出している。即ち、固定管2の突起2aは、固定
管2の内孔部2bに形成した突条2cの後方突出部に設けら
れており、筆穂1の外側部の筆毛を櫛梳くようにして筆
穂1の後端部1aに当接している。この固定管2の突起2a
が筆穂1の後端部1aを変形させるか自己変形するか、少
なくともいずれかを生じるような細さを有する点では前
例のものと同様である。
この本例のものは、筆穂1の後端部1aが鍔状となるも
のであって、その鍔径の管理を期待できないようなとき
などにも適用できる。また、そのために、軸筒3の筆穂
1挿入部の径を余裕のあるものとしておくこともでき
る。
次に、第3図に第3実施例を示す。
本例のものは、固定管2の後方からストッパー4を挿
入固定している。このような本例のものの場合、筆穂1
の後端部1aの長さのばらつきは外観となっては現れな
い。しかし、前述したように、固定管2の使用目的は様
々である。外に現れないこのようなばらつきも、例え
ば、塗布機能などに防げとなることがある。具体的一例
として、本考案の要旨外であるため図示を省略した全体
構造において、流体内蔵型弁構造のものとされることも
ある。そのような場合、例えば、弁杆の前後動の邪魔と
なって弁開閉の阻害を生じることもある。即ち、本例の
ものは、適宜の構造のものに適用できる一例を示してい
る。また、本例のものにおける固定管2の突起2aは、固
定管2の後端ではなく、固定管2の内孔部2bの中間部に
設けてある。このように突起2aの設ける位置も適宜であ
る。
以上3例を通じて説明したが、その外にも要旨を逸脱
しない範囲で種々なせる。例えば、パイプ体5の使用を
示したが、これは、流体内蔵型のものを意識したためで
あり、勿論、所謂、付け筆タイプのものとすることもで
きる。従って、ストッパー4として、軸筒3そのものを
利用することもできる。また、固定管2として、内孔部
2bに空気交換用の凹凸を形成したものとしたり、また、
筆穂1の外側にウレタンなどの液体を一時的に溜める部
材を配し、この部材から筆穂1に液体を導出するための
空間部を外側壁面と内孔部2bとの連通部として有するも
のとすることもできる。
(考案の効果) 複数の筆毛の後端部を固着することにより筆穂を形成
し、該筆穂の側部には固定管を取り付けるとともに、該
固定管を軸筒先端部に固定してなる筆穂の固定構造であ
って、前記固定管の後方部に串状突起を複数形成すると
ともに、該串状突起を前記筆穂の後端部である固着部の
前面に当接させたので、固定管の突起は、筆穂の後端部
を変形させるか自己変形するか、少なくともいずれかを
生じ、従って、筆穂の後端部の寸法ばらつきを吸収で
き、確実な固定構造たることができ、また、固定管の使
用目的を損なうこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す要部縦断面図、第2
図は第2実施例を示す要部縦断面図、第3図は第3実施
例を示す要部縦断面図、第4図と第5図とは考案が解決
しようとする課題を説明するための要部縦断面図。 1……筆穂、1a……後端部、2……固定管、2a……突
起、2b……内孔部、2c……突条、3……軸筒、4……ス
トッパー、5……パイプ体。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の筆毛の後端部を固着することにより
    筆穂を形成し、該筆穂の側部には固定管を取り付けると
    ともに、該固定管を軸筒先端部に固定してなる筆穂の固
    定構造であって、前記固定管の後方部に串状突起を複数
    形成するとともに、該串状突起を前記筆穂の後端部であ
    る固着部の前面に当接させたことを特徴とする筆穂固定
    構造。
JP1989076115U 1989-06-28 1989-06-28 筆穂固定構造 Expired - Lifetime JP2512055Y2 (ja)

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JPH0316292U JPH0316292U (ja) 1991-02-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011098471A (ja) * 2009-11-05 2011-05-19 Kuretake Co Ltd 筆ペン用筆穂保持部材及びこれを備えた筆ペン

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JP6868377B2 (ja) * 2016-11-29 2021-05-12 ぺんてる株式会社 液状化粧料容器

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JPS57147081U (ja) * 1981-03-11 1982-09-16
JPS6131872U (ja) * 1984-07-31 1986-02-26 ぺんてる株式会社 液体を内蔵した塗布具

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