JP2513395Y2 - 筆記具 - Google Patents

筆記具

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JP2513395Y2
JP2513395Y2 JP1990034732U JP3473290U JP2513395Y2 JP 2513395 Y2 JP2513395 Y2 JP 2513395Y2 JP 1990034732 U JP1990034732 U JP 1990034732U JP 3473290 U JP3473290 U JP 3473290U JP 2513395 Y2 JP2513395 Y2 JP 2513395Y2
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JP
Japan
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ink
writing instrument
cap
shaft cylinder
ink tank
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JP1990034732U
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貴 田村
正幸 川崎
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Pentel Co Ltd
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Pentel Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) インキタンクに生インキ状態でインキを収容する筆記
具に関する。即ち、一般に生インキ式筆記具と呼ばれて
いる筆記具に関する。
(従来の技術とその課題) 生インキ式筆記具は、繊維収束体などよりなるインキ
吸蔵体を用いた一般に中綿式筆記具と呼ばれるものとと
もに広く世間に知られていおり、万年筆に代表されるよ
うに、「高価格・高級品」として受け止められている。
実際、複雑な形状の部品を精度よく使用することが必
要な生インキ式筆記具にあっては、製造コストの高いも
のとなることから、かつては、高価格商品とならざるを
得ない面もあった。
これに対し、近年の技術向上は、生インキ式のもので
あっても、通常の中綿式筆記具同様、使い捨て式のもの
として、十分に低価格な商品を市場導入するまでになっ
てきている。「高級品」としての使用者の認識はそのま
ま活きているので、これら商品は、現在のところ、好評
を博している。
しかし、一方においては、品質面での犠牲を余儀なく
されているのも確かである。
生インキ式筆記具としての高級感を裏付けているの
は、インキかすれを生じることなく長期にわたって使用
できるという思い入れにあり、これを満足させるために
は、多量のインキを収容させなければならない。
一見、多量のインキを収容できるインキタンクを用い
ればよいと考えられるこの問題を克服することが意外に
難しい。通常の万年筆のように、軸筒の内部にインキを
収容するインキタンクを更に収容するのでは、部品点数
が多くなることによるコスト増がある。また、インキタ
ンクと軸筒との間の空間も無駄になる。それゆえ、軸筒
の内孔を直接インキタンクとして用いることの方が都合
は良い。しかし、軸筒の径を大きくすることは把持する
上で自ずと限度がある。従って、軸筒、と言うより、イ
ンキタンクとしての軸筒の内孔を長いものとすることに
なる。ところが、このようなインキタンクとすると、イ
ンキが消費され少なくなってきたとき、インキタンクの
底部、即ち、ペン先側から離れたところに、インキが分
離状態に滞留しまう現象を発生し易くなる。この現象が
発生すると、インキが残存しているのに、また、特に強
い毛細管力が働いている訳でもないのに、筆記するには
何度か軸筒を振るなどしなければならなくなってしまう
という面倒なことになる。
(課題を解決するための手段) 本考案は、インキタンクに生インキ状態でインキを収
容する筆記具であって、インキタンクとして、軸筒の内
孔後部をそのまま用いるとともに、この軸筒の外側壁の
後部に、キャップとの乗越嵌合部を設けてなる筆記具を
要旨とする。
(実施例) 添付第1図に一例を示す。ペン先1は繊維収束体製の
ものを意識して描いてある。後部1aが小径化されてお
り、チップ2に圧入され後退防止されている。また、後
端はインキ誘導芯3と当接している。チップ2は、「ジ
ャバラ」などとしばしば称される一時的インキ溜め部材
4と一体品になっており、軸筒5の先端部に空気通路6
を確保するように圧入されている。これらは、よく知ら
れた構造であり、また、本考案の要旨外でもあるので、
詳細な説明は省略する。
軸筒5は、アルミニウム缶のような金属製などでもよ
いが、ポリエチレンやポリプロピレンといった合成樹脂
製の射出成形品を意識して描いてある。合成樹脂は、金
属などより熱伝導性が小さいので、把持したときの熱膨
張によるインキ漏れを抑制する点で好ましい。また、成
形容易性を含めてコスト的にも好ましい。しかし、壁部
を透過して経時的にインキ減量することを抑制するため
に、ある程度の肉厚にすることが求められる。即ち、イ
ンキタンクとして、より長いものになりがちな材料でも
ある。しかも、前述したインキ溜留現象を発生し易い。
特に、一般的なインキである水性インキの場合に発生し
易い。合成樹脂製のものを意識したのは、このように好
適な適用対象であることによる。
この軸筒5は内孔7の後部をインキタンクとしてお
り、このインキタンク部分には、内壁8にリブ9が形成
されている(第2図参照)。リブ9はインキ滞留現象の
発生を抑制するための他の手段である。しかし、このよ
うなリブ形成だけでは、インキ滞留現象の発生を十分に
抑制することはできない。尚、リブ9として中央部が窪
んだものを図示したが、本考案にとっては必須のもので
はなく、適宜数、適宜形状、適宜配置であってよい。ま
た、インキタンクとしての先端部分も図示省略したが、
適宜であってよいことによる。
軸筒5の後端は閉じている。半球状の丸みのある外観
をしていて、肉厚は周りに比べると薄くなっている。そ
して、この半球状の形状の付け根に当たる部分に凹部10
が周状に形成されており、キャップ11の内孔に形成され
た凸部12がこの凹部10に嵌まっている。凹部10と凸部12
が、本例における乗越嵌合部である。キャップ11を軸筒
5の後端から挿着していくと、凸部12が丸みのある軸筒
後端部と斜めに当接し、すぐに、この当接部を乗り越え
るようにして凹部10に位置する。このとき、衝撃が生じ
る。尚、キャップ11の開口端側の内孔に形成した凸部13
は横振れ・がた防止のためのもので、キャップ11の内孔
の凸部12より奥方に配した部材14は、ペン先1側にキャ
ップ11を挿着するとき、軸筒5の先端面に当接し、内部
を密閉状態とする環状の弾性体であり、更に、軸筒5の
前側に形成した凹部15は、キャップ11をペン先1側から
挿着するとき、凸部12が嵌まる部分である。同じように
嵌合するものであっても、ペン先1側に嵌めたキャップ
11を外すときより、通常は、軸筒5後端側にキャップ11
を挿着するときのほうが大きな衝撃が生じる。
次に、第3図に他の一例を示す。尚、前例と基本的に
同一の部位には同一の参照符号を使用する。
本例のものは、軸筒5の後端に尾冠16を取付けてい
る。例えば、インキの透過減量を抑制するために箔片状
の無機体質材を分散させる場合や印刷の必要性から軸筒
5を不透明とするときなど、しばしば色表示や美観性の
向上などを目的に使用される。尚、尾冠16はインキタン
クとしての軸筒5の内孔7と独立になっているが、尾栓
を兼ねるものとすることもできるし、この尾冠16に凸部
12に相当するものを形成することも可能である。
また、本例のものにおける軸筒5の外側壁には段部17
が形成してあり、キャップ11の開口端がこの段部17に突
き当たるように嵌合している。「パチン」という快音を
生じることからパチン嵌合と称されることの多い嵌合の
一種である。音も衝撃の発生にほかならない。
以上のほかにも種々なせる。例えば、凹部と凸部とに
よるのでなく、凸部と凸部との組合せによる乗越嵌合部
とすることもできる。また、凸部12を環状に形成するこ
ともできる。乗越嵌合部とするには、適宜形状のものを
適宜組合せてなすことができる一例である。更に、キャ
ップをペン先側から嵌めるときの嵌合部も適宜であり、
例えば、螺合によるものとすることもできる。
(考案の効果) 使用にあたって、キャップをペン先側から外し軸筒の
後端側に挿着するという自然な操作だけで、乗越嵌合に
よる衝撃を軸筒からインキに伝えることができ、これに
より、インキ滞留した状態を破ることができるので、イ
ンキが無くなるまでスムースな筆記を継続することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の筆記具の一例を示す一部切欠縦断面
図、第2図は第1図のI−I線横断面図、第3図は他の
一例を示す要部縦断面図。 1…ペン先、1a…後部、2…チップ、3…インキ誘導
芯、4…一時的インキ溜め部材、5…軸筒、6…空気通
路、7…内孔、8…内壁、9…リブ、10…凹部、11…キ
ャップ、12…凸部、13…凸部、14…環状弾性体、15…凹
部、16…尾冠、17…段部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インキタンクに生インキ状態でインキを収
    容する筆記具であって、インキタンクとして、軸筒の内
    孔後部をそのまま用いるとともに、この軸筒の外側壁の
    後部に、キャップとの乗越嵌合部を設けてなる筆記具。
JP1990034732U 1990-03-30 1990-03-30 筆記具 Expired - Lifetime JP2513395Y2 (ja)

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