JP5694821B2 - 熱変色性ボールペン - Google Patents
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Description
又、前記特許文献2に記載の熱変色性筆記具は、キャップ後ろ差し時には摩擦体が外部に突出しており、熱変色性インキによる筆跡を摩擦することができるが、キャップを後ろ差しにしていない状態、例えばキャップを筆記具から外したままの状態で筆記した筆跡を摩擦しようとした場合などにおいては、摩擦体はキャップ内部に没入しており筆跡を摩擦することができない。
尚、本発明において、「前」とはペン先側を指し、「後」とはその反対側を指す。
本発明において、前記熱変色性インキは、可逆熱変色性インキが好ましい。前記可逆熱変色性インキは、発色状態から加熱により消色する加熱消色型、発色状態または消色状態を互変的に特定温度域で記憶保持する色彩記憶保持型、または、消色状態から加熱により発色し、発色状態からの冷却により消色状態に復する加熱発色型等、種々のタイプを単独または併用して構成することができる。
前記ボールペンチップに抱持されるボールは、超硬合金、ステンレス鋼、ルビー、セラミック等の外径0.1〜2.0mm、好ましくは0.3〜1.5mm、より好ましくは0.4〜1.0mmのボールが有効である。
前記弾発部材は、金属細線のスプリング、前記スプリングの一端にストレート部(ロッド部)を備えたもの、線状プラスチック加工体等を例示でき、10〜40gの弾発力により、押圧可能に構成して適用される。
又、前記インキ収容管は、2.5〜10mmの内径を有するものが好適に用いられる。
更に、前記インキ収容管として透明、着色透明、或いは半透明の成形体を用いることにより、インキ色やインキ残量等を確認できる。
前記インキ逆流防止体は不揮発性液体及び/又は難揮発性液体(基油)からなる。
具体的には、ワセリン、スピンドル油、ヒマシ油、オリーブ油、精製鉱油、流動パラフィン、ポリブテン、α−オレフィン、α−オレフィンオリゴマーまたはコオリゴマー、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、ポリエーテル変性シリコーンオイル、脂肪酸変性シリコーンオイル等があげられ、一種又は二種以上を併用することもできる。
前記インキ逆流防止体の基油としては、ポリブテン又はシリコーン油が好適に用いられ、増粘剤としては脂肪酸アマイド又はシリカが好適に用いられる。
なお、インキ逆流防止体には、樹脂製の固体栓を併用することもできる。
両端が開口されたキャップを用いることでキャップを後ろ差ししたときにおいても、ボールペン後端部に装着された摩擦部を用いて、熱変色性インキで形成された筆跡を擦過して熱変色させることができる。
前記固定手段が設けられていない場合、後ろ差ししたキャップを把持し、摩擦部を紙面に押し当てると、前記キャップが紙面方向に移動してしまい、筆跡の擦過ができなくなる。
この構成の固定手段においては、前記キャップの後ろ差し時に前記キャップ内面に設けられた凸部が、前記ボールペン本体外面に設けられた凸部を乗り越えて係止することにより前記キャップの移動を防止することができる。
前記凸部同士で構成される固定手段において該凸部は、環状凸部と環状凸部とからなる構成、或いは環状凸部と点状凸部とからなる構成から選択することが好ましい。
本実施の形態は、ボールペン本体2と、前記ボールペン本体2の後端に取り付けられる摩擦部3と、ペン先側に着脱自在に取付けられた両端が開口したキャップ4とからなる熱変色性ボールペン1である。前記ボールペン本体2は、ボールペンレフィルを内部に収容している。前記ボールペンレフィルは熱変色性インキが内蔵されたインキ収容管の一端にボールペンチップが嵌着され、前記熱変色性インキの後端にはインキ逆流防止体が配設されている。
本実施の形態の熱変色性ボールペン1は、キャップ後ろ差し時に、キャップ4内面に設けた凸部42と、前記ボールペン本体2外面に設けた凹部21との係合により前記キャップ4が固定され、擦過動作時のキャップ4の移動が防止される。
本実施の形態におけるキャップ固定手段は、前記キャップ4内面に周方向に等間隔に設けられた略半球形状の4個の点状凸部42と、前記ボールペン本体2に軸心に対して直角方向に設けられた環状の凹部21とから構成される。
上記構成以外にも、前記キャップ内面に設けた環状の凸部とボールペン本体に設けた環状の凹部とから構成されてもよい。
図3は本実施の形態の熱変色性ボールペン1のキャップ装着状態を示し、図4は本実施の形態の熱変色性ボールペン1のキャップ後ろ差し状態を示す。
本実施の形態の熱変色性ボールペン1は、キャップ後ろ差し時に、キャップ4内面に設けた凹部41と、前記ボールペン本体2外面に設けた凸部22との係合により前記キャップ4が固定され、擦過動作時のキャップ4の移動が防止される。
本実施の形態におけるキャップ固定手段は、前記キャップ4内面に、軸心に対して直角方向に設けられた環状の凹部41と、前記ボールペン本体2に、軸心に対して直角方向に設けられた環状の凸部22とから構成される。
上記構成以外にも、前記キャップ内面に設けた環状の凹部とボールペン本体に設けた点状の凸部とから構成されてもよい。
図5は本実施の形態の熱変色性ボールペン1のキャップ装着状態を示し、図6は本実施の形態の熱変色性ボールペン1のキャップ後ろ差し状態を示す。
本実施の形態において前記キャップ4の内面に周方向に等間隔に設けられた略半球形状の4個の凸部42と、前記ボールペン本体に、軸心に対して直角方向に設けられた環状の凸部22とから構成される。本実施の形態において、前記キャップ4を後ろ差ししたときに前記キャップ4の内面の凸部42と、前記ボールペン本体2外面に設けられた凸部22が乗越え係止することにより摩擦動作時に前記キャップ4の移動が防止される。
図7は本実施の形態の熱変色性ボールペン1のキャップ装着状態を示し、図8は本実施の形態の熱変色性ボールペン1のキャップ後ろ差し状態を示す。
本実施の形態において前記キャップ4のペン先挿入側の開口端にL字形状の溝43を設け、前記ボールペン本体2後部外面に凸部22を設ける。前記キャップ4の後ろ差し時に前記ボールペン本体2外面の凸部22を、前記キャップ4に設けた溝43に挿入後、前記キャップ4を周方向に回転することにより前記キャップ4が固定され、摩擦動作時のキャップ4の移動を防止することができる。
2 ボールペン本体
21 凹部(被係合部)
22 凸部(被係合部)
3 摩擦部
4 キャップ
41 凹部(係合部)
42 凸部(係合部)
43 溝(係合部)
Claims (5)
- 内部に熱変色性インキを収容し、且つ該熱変色性インキが吐出可能なボールペンチップを前端に備えたボールペン本体と、前記ボールペン本体の後端部に設けられ、熱変色性インキで形成された筆跡を擦過しその際に生じる摩擦熱で該筆跡を熱変色可能な摩擦部と、前記ボールペン本体の前部及び後部に着脱自在に装着されるキャップとからなる熱変色性ボールペンであって、
前記ボールペンチップは、チップ内にボールの後端を前方に弾発する弾発部材を配して、非筆記時にはチップ先端の内縁にボールを押圧させて密接状態とし、筆記時には筆圧によりボールを後退させてインキを流出可能に構成し、
前記キャップが両端を開口させた筒体よりなり、
前記キャップをボールペン本体の前部に装着したとき、前記ボールペンチップの前端が前記キャップの内部に位置し、
前記キャップをボールペン本体に後ろ差ししたとき、前記キャップの開口部から前記摩擦部が外部に突出し、
前記キャップを前記ボールペン本体に後ろ差しした状態で前記キャップを把持して前記摩擦部を紙面に押し当てたときの前記キャップの紙面方向の移動を防止するための固定手段を設け、前記固定手段が、前記キャップ内面に設けた係合部と、前記ボールペン本体に設けられ、該係合部と係合可能な被係合部とからなり、
前記キャップをボールペン本体に後ろ差ししたときに前記キャップ内面に設けた係合部はボールペン本体の被係合部と係合し、一方、前記キャップをボールペン本体の前部に装着したときに前記キャップ内面に設けた係合部はボールペン本体と係合しないことを特徴とする熱変色性ボールペン。 - 前記固定手段が前記キャップ内面に設けた凸部と、前記ボールペン本体の外面に設けられ、該凸部と係合可能な凹部とからなることを特徴とする請求項1に記載の熱変色性ボールペン。
- 前記固定手段が前記キャップ内面に設けた凹部と、前記ボールペン本体の外面に設けられ、該凹部と係合可能な凸部とからなることを特徴とする請求項1に記載の熱変色性ボールペン。
- 前記固定手段が前記キャップ内面に設けた凸部と、前記ボールペン本体の外面に設けられ、該凸部と係合可能な凸部とからなることを特徴とする請求項1に記載の熱変色性ボールペン。
- 前記固定手段が前記キャップに設けた溝と、前記ボールペン本体外面に設けられ、該溝と係合可能な凸部とからなることを特徴とする請求項1に記載の熱変色性ボールペン。
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