JP2008273076A - 熱変色性筆記具 - Google Patents
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Abstract
【課題】熱変色性インキによる2種類の筆跡を1本の筆記具で得ることができる熱変色性筆記具を提供する。
【解決手段】軸筒4の一端にボールペンチップよりなる第1のペン先2Aを設け且つ軸筒4の他端に多孔質ペン体からなる第2のペン先2Bを設ける。軸筒4内に第1の熱変色性インキ3A及び第2の熱変色性インキ3Bを収容する。第1のペン先2A側に第1のキャップ9Aを装着可能に設け、前記第2のペン先2B側に第2のキャップ9Bを装着可能に設ける。第1のキャップ9Aの頂部または第2のキャップ9Bの頂部に摩擦部91A,91Bを設ける。第1のペン先2Aによる熱変色性インキの筆跡及び第2のペン先2Bによる熱変色性インキの筆跡の各々を前記摩擦部91A,91Bによって摩擦し、その際に生じる摩擦熱で前記筆跡の各々が熱変色可能である。
【選択図】 図1
【解決手段】軸筒4の一端にボールペンチップよりなる第1のペン先2Aを設け且つ軸筒4の他端に多孔質ペン体からなる第2のペン先2Bを設ける。軸筒4内に第1の熱変色性インキ3A及び第2の熱変色性インキ3Bを収容する。第1のペン先2A側に第1のキャップ9Aを装着可能に設け、前記第2のペン先2B側に第2のキャップ9Bを装着可能に設ける。第1のキャップ9Aの頂部または第2のキャップ9Bの頂部に摩擦部91A,91Bを設ける。第1のペン先2Aによる熱変色性インキの筆跡及び第2のペン先2Bによる熱変色性インキの筆跡の各々を前記摩擦部91A,91Bによって摩擦し、その際に生じる摩擦熱で前記筆跡の各々が熱変色可能である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、熱変色性筆記具に関する。詳細には、熱変色性インキを内蔵した熱変色性筆記具に関する。
従来、熱変色性インキを内蔵した熱変色性筆記具において、特許文献1には、熱変色性インキによる筆跡を摩擦熱で熱変色させるための摩擦体を、キャップの頂部に設ける構成や、軸胴の後端に設ける構成が記載されている。
前記従来の熱変色性筆記具は、1本の軸胴に1種類のペン先が軸胴に取り付けられている構成であり、2種類の筆跡(例えばペン先種類やインキ色の異なる筆跡)を得るには2本の筆記具が必要となるため、用意する筆記具の総本数が増加し、携帯や保管に不便である。
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、熱変色性インキによる2種類の筆跡を1本の筆記具で得ることができる熱変色性筆記具を提供しようとするものである。また、本発明は、熱変色性インキと非熱変色性インキによる2種類の筆跡を1本の筆記具で得ることができる熱変色性筆記具を提供しようとするものである。
本願の第1の発明は、軸筒4の一端にボールペンチップよりなる第1のペン先2Aを設け且つ軸筒4の他端に多孔質ペン体からなる第2のペン先2Bを設け、軸筒4内に第1の熱変色性インキ及び第2の熱変色性インキを収容し、前記第1のペン先2Aから前記第1の熱変色性インキが吐出可能であり、前記第2のペン先2Bから前記第2の熱変色性インキが吐出可能であり、前記第1のペン先2A側に第1のキャップ9Aを装着可能に設け、前記第2のペン先2B側に第2のキャップ9Bを装着可能に設け、前記第1のキャップ9Aの頂部または第2のキャップ9Bの頂部に摩擦部91A,91Bを設け、前記第1のペン先2Aによる熱変色性インキの筆跡及び前記第2のペン先2Bによる熱変色性インキの筆跡の各々を前記摩擦部91A,91Bによって摩擦し、その際に生じる摩擦熱で前記筆跡の各々が熱変色可能であることを要件とする。
前記第1の発明の熱変色性筆記具1は、ボールペンチップと多孔質ペン体とによる熱変色性インキによる2種類の筆跡を1本の筆記具で得ることができる。また、前記第1の発明の熱変色性筆記具1は、第1のペン先2Aによる第1の熱変色性インキの筆跡及び第2のペン先2Bによる第2の熱変色性インキの筆跡の各々が摩擦部91A,91Bによって熱変色可能であるため、第1のペン先2Aによる筆跡と第2のペン先2Bによる筆跡(即ち2種類の筆跡)を、摩擦部91A,91Bによって一度に熱変色させることができる。尚、前記摩擦部91A,91Bは、第1のキャップ9A、第2のキャップ9Bの両方に設けてもよいし、第1のキャップ9A、第2のキャップ9Bのいずれか一方に設けてもよい。
本願の第2の発明は、前記第1の発明において、前記第1の熱変色性インキの発色状態の色と前記第2の熱変色性インキの発色状態の色とが異なることを要件とする。
前記第2の発明の熱変色性筆記具1は、第1の熱変色性インキと第2の熱変色性インキによる発色状態の色が異なる2種類の筆跡を、摩擦部91A,91Bの摩擦熱により一度に熱変色させることができる。また、前記第2の発明の熱変色性筆記具1は、第1のペン先2Aによる筆跡と、第2のペン先2Bによる筆跡が重なった状態での場合でも、異なる発色状態の色によって前記2種類の筆跡を識別できる。
本願の第3の発明は、前記第1または第2の発明において、前記第1の熱変色性インキ及び第2の熱変色性インキの各々の、摩擦部91A,91Bの摩擦熱による変色温度を25℃〜95℃(好ましくは36℃〜90℃)に設定したことを要件とする。
前記第3の発明の熱変色性筆記具1は、摩擦部91A,91Bによる摩擦熱によって、第1のペン先2Aと第2のペン先2Bとによる2種類の筆跡を、確実に、一度に熱変色させることができる。もし、第1の熱変色性インキの変色温度と第2の熱変色性インキの変色温度のいずれかが、前記温度範囲から外れている場合、2種類の筆跡を、一度に熱変色できないおそれがある。
本願の第4の発明は、軸筒4の一端にボールペンチップよりなる第1のペン先2Aを設け且つ軸筒4の他端に多孔質ペン体からなる第2のペン先2Bを設け、軸筒4内に熱変色性インキ及び非熱変色性インキを収容し、前記第1のペン先2Aから前記熱変色性インキまたは非熱変色性インキの中の一方が吐出可能であり、前記第2のペン先2Bから前記熱変色性インキまたは非熱変色性インキの中の他方が吐出可能であり、前記第1のペン先2A側に第1のキャップ9Aを装着可能に設け、前記第2のペン先2B側に第2のキャップ9Bを装着可能に設け、前記第1のキャップ9Aの頂部または第2のキャップ9Bの頂部に摩擦部91A,91Bを設け、前記熱変色性インキの筆跡を前記摩擦部91A,91Bによって摩擦し、その際に生じる摩擦熱で前記筆跡が熱変色可能であることを要件とする。
前記第4の発明の熱変色性筆記具1は、ボールペンチップと多孔質ペン体とによる、熱変色性インキによる筆跡と非熱変色性インキによる筆跡の2種類の筆跡を1本の筆記具で得ることができる。また、前記第4の発明の熱変色性筆記具1は、熱変色性インキによる筆跡を、摩擦部91A,91Bによって熱変色可能であるため、熱変色性インキによる筆跡と非熱変色性インキによる筆跡とが重なった状態または近接した状態の場合でも、摩擦部91A,91Bによって熱変色性インキによる筆跡のみを熱変色させることができる。尚、前記摩擦部91A,91Bは、第1のキャップ9A、第2のキャップ9Bの両方に設けてもよいし、第1のキャップ9A、第2のキャップ9Bのいずれか一方に設けてもよい。
本願の第5の発明は、前記第4の発明において、前記熱変色性インキの、摩擦部91A,91Bの摩擦熱による変色温度を25℃〜95℃(好ましくは36℃〜90℃)に設定したことを要件とする。
前記第5の発明の熱変色性筆記具1は、摩擦部91A,91Bによる摩擦熱によって、熱変色性インキによる筆跡を、確実に、熱変色させることができる。もし、熱変色性インキの変色温度が、前記温度範囲から外れている場合、2種類の筆跡を、熱変色できないおそれがある。
・摩擦部
尚、本発明で、前記摩擦部91A,91Bは軟質材料からなることが好ましい。前記摩擦部91A,91Bを構成する軟質材料とは、弾性を有する樹脂(ゴム、エラストマー)が挙げられ、例えば、シリコーン樹脂、SBS樹脂(スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体)、SEBS樹脂(スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレン共重合体)、フッ素系樹脂、クロロプレン樹脂、ニトリル樹脂、ポリエステル系樹脂、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)等が挙げられる。前記摩擦部91A,91Bを構成する軟質材料は、高摩耗性の弾性材料(例えば、消しゴム等)からなるものよりも、低摩耗性の弾性材料からなるものが、消しカスが生じない点で有効である。前記摩擦部91A,91Bは、キャップの頂部に2色成形により一体に形成する構成、またはキャップと別部品からなる摩擦部91A,91Bをキャップ頂部に固着(例えば、嵌着、圧入、螺着、接着)する構成が挙げられる。
尚、本発明で、前記摩擦部91A,91Bは軟質材料からなることが好ましい。前記摩擦部91A,91Bを構成する軟質材料とは、弾性を有する樹脂(ゴム、エラストマー)が挙げられ、例えば、シリコーン樹脂、SBS樹脂(スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体)、SEBS樹脂(スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレン共重合体)、フッ素系樹脂、クロロプレン樹脂、ニトリル樹脂、ポリエステル系樹脂、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)等が挙げられる。前記摩擦部91A,91Bを構成する軟質材料は、高摩耗性の弾性材料(例えば、消しゴム等)からなるものよりも、低摩耗性の弾性材料からなるものが、消しカスが生じない点で有効である。前記摩擦部91A,91Bは、キャップの頂部に2色成形により一体に形成する構成、またはキャップと別部品からなる摩擦部91A,91Bをキャップ頂部に固着(例えば、嵌着、圧入、螺着、接着)する構成が挙げられる。
・ペン先
前記ボールペンチップは、チップ本体の前端に回転可能にボールが抱持された構成である。また、前記ボールペンチップは、ボールをチップ本体内から前方に弾発体により付勢し、ボールをチップ本体のカシメ部(前端縁部)内面に圧接させる構成が有効である。
前記ボールペンチップは、チップ本体の前端に回転可能にボールが抱持された構成である。また、前記ボールペンチップは、ボールをチップ本体内から前方に弾発体により付勢し、ボールをチップ本体のカシメ部(前端縁部)内面に圧接させる構成が有効である。
前記多孔質ペン体は、例えば、繊維加工体または多孔質気泡体からなるペン体が挙げられる。前記多孔質ペン体は、前端部が、チゼル形状、砲弾形状に形成される。
・熱変色性インキ
尚、本発明で、前記熱変色性インキは、可逆熱変色性インキが好ましい。前記可逆熱変色性インキは、発色状態から加熱により消色する加熱消色型、発色状態又は消色状態を互変的に特定温度域で記憶保持する色彩記憶保持型、又は、消色状態から加熱により発色し、発色状態からの冷却により消色状態に復する加熱発色型等、種々のタイプを単独又は併用して構成することができる。
尚、本発明で、前記熱変色性インキは、可逆熱変色性インキが好ましい。前記可逆熱変色性インキは、発色状態から加熱により消色する加熱消色型、発色状態又は消色状態を互変的に特定温度域で記憶保持する色彩記憶保持型、又は、消色状態から加熱により発色し、発色状態からの冷却により消色状態に復する加熱発色型等、種々のタイプを単独又は併用して構成することができる。
また、前記可逆熱変色性インキに用いられる色材は、従来より公知の(イ)電子供与性呈色性有機化合物、(ロ)電子受容性化合物、及び(ハ)前記両者の呈色反応の生起温度を決める反応媒体、の必須三成分を少なくとも含む可逆熱変色性組成物をマイクロカプセル中に内包させた可逆熱変色性マイクロカプセル顔料が好適に用いられる。
本発明では、図3に示すように、温度変化による着色濃度の変化をプロットした曲線の形状が、温度を変色温度域より低温側から上昇させていく場合と逆に変色温度域より高温側から下降させていく場合とで異なる経路を辿って変色し、完全発色温度(t1)以下の低温域での発色状態、又は完全消色温度(t4)以上の高温域での消色状態が、特定温度域〔t2〜t3の間の温度域(実質的二相保持温度域)〕で記憶保持できる色彩記憶保持型熱変色性インキが適用されることが好ましい。図3において、ΔHは、ヒステリシスの程度を示す温度幅(即ちヒステリシス幅)を示す。ΔHの値が小さいと、変色前後の両状態のうち一方の状態しか存在しえない。ΔHの値が大きいと、変色前後の各状態の保持が容易となる。
前記実質的二相保持温度域は、目的に応じて設定できるが、本発明では、前記高温側変色点〔完全消色温度(t4)〕を、25℃〜95℃(好ましくは、36℃〜90℃)の範囲に設定し、前記低温側変色点〔完全発色温度(t1)〕を、−30℃〜+20℃(好ましくは、−30℃〜+10℃)の範囲に設定することが有効である。それにより、常態(日常の生活温度域)で呈する色彩の保持を有効に機能させることができると共に、可逆熱変色性インキによる筆跡を摩擦部91A,91Bによる摩擦熱で容易に変色することができる。
前記可逆熱変色性マイクロカプセル顔料は、粒子径の平均値が0.5〜5.0μm、好ましくは1〜4μmの範囲にあることが好ましい。平均粒子径が5.0μmを越える系では、ボールペンチップや多孔質ペン体の毛細間隙からの流出性が低下し、平均粒子径が0.5μm以下の系では高濃度の発色性を示し難くなる。
前記可逆熱変色性マイクロカプセル顔料は、インキ組成物全量に対し、2〜50重量%(好ましくは3〜40重量%、更に好ましくは、4〜30重量%)配合することができる。2重量%未満では発色濃度が不充分であり、50重量%を越えるとインキ流出性が低下し、筆記性が阻害される。
本発明は、熱変色性インキによる2種類の筆跡を1本の筆記具で得ることができる。
また、本発明は、熱変色性インキと非熱変色性インキによる2種類の筆跡を1本の筆記具で得ることができる。
<第1の実施の形態>
本発明の熱変色性筆記具の第1の実施の形態を図1に示す。
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、軸筒4と、軸筒4の一端に設けたボールペンチップからなる第1のペン先2Aと、軸筒4の他端に設けた多孔質ペン体からなる第2のペン先2Bと、前記第1のペン先2A側の軸筒4に装着可能な第1のキャップ9Aと、前記第2のペン先2B側の軸筒4に装着可能な第2のキャップ9Bとからなる。前記軸筒4内には、第1のペン先2Aを備えたボールペンレフィルと、第2のペン先2Bが接続されたインキ吸蔵体7とが収容される。前記軸筒4の一端より前記第1のペン先2Aが突出され、前記軸筒4の他端より前記第2のペン先2Bが突出される。
本発明の熱変色性筆記具の第1の実施の形態を図1に示す。
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、軸筒4と、軸筒4の一端に設けたボールペンチップからなる第1のペン先2Aと、軸筒4の他端に設けた多孔質ペン体からなる第2のペン先2Bと、前記第1のペン先2A側の軸筒4に装着可能な第1のキャップ9Aと、前記第2のペン先2B側の軸筒4に装着可能な第2のキャップ9Bとからなる。前記軸筒4内には、第1のペン先2Aを備えたボールペンレフィルと、第2のペン先2Bが接続されたインキ吸蔵体7とが収容される。前記軸筒4の一端より前記第1のペン先2Aが突出され、前記軸筒4の他端より前記第2のペン先2Bが突出される。
前記軸筒4は、円筒状の軸筒本体41と、該軸筒本体41の両端に取り付けられる第1の先軸42A及び第2の先軸42Bとからなる。前記第1の先軸42A及び第2の先軸42Bは、螺合または圧入により軸筒本体41と着脱自在取り付けられる。前記軸筒本体41は、両端が開口され、内部に隔壁が形成される。
・ボールペンレフィル
前記ボールペンレフィルは、先端にボールペンチップからなる第1のペン先2Aを備え、内部に第1の熱変色性インキ3が収容される。前記第1の熱変色性インキ3が前記第1のペン先2Aより外部に吐出され、第1の熱変色性インキ3による筆跡を得ることができる。前記第1のペン先2A内には、弾発体(スプリング)が収容される。前記弾発体により、第1のペン先2Aのボールを、前方に付勢し且つ第1のペン先2Aの内向きのカシメ部内面(先端縁部内面)に圧接させ、非筆記時のペン先からのインキ漏出及び空気混入を防止する。
前記ボールペンレフィルは、先端にボールペンチップからなる第1のペン先2Aを備え、内部に第1の熱変色性インキ3が収容される。前記第1の熱変色性インキ3が前記第1のペン先2Aより外部に吐出され、第1の熱変色性インキ3による筆跡を得ることができる。前記第1のペン先2A内には、弾発体(スプリング)が収容される。前記弾発体により、第1のペン先2Aのボールを、前方に付勢し且つ第1のペン先2Aの内向きのカシメ部内面(先端縁部内面)に圧接させ、非筆記時のペン先からのインキ漏出及び空気混入を防止する。
前記第1のペン先2Aは、ペン先ホルダー5を介してインキ収容筒6に取り付けられる。具体的には、前記ペン先ホルダー5の一端に第1のペン先2Aが固着され、前記ペン先ホルダー5の他端が前記インキ収容筒6の開口部に固着される。前記ペン先ホルダー5は、外周面に鍔部を備え、該鍔部が、第1の先軸42A内面と、軸筒本体41の一端とにより挟持される。
・第1の熱変色性インキ
前記インキ収容筒6内に第1の熱変色性インキ3が収容される。前記第1の熱変色性インキ3は、低温側変色点(完全発色温度t1)が−30℃〜−10℃の範囲の任意の温度に設定され、高温側変色点(完全消色温度t4)が60℃〜80℃の範囲の任意の温度に設定され、ヒステリシス幅ΔHが40℃〜60℃の範囲を示す可逆熱変色性インキが採用される。
前記インキ収容筒6内に第1の熱変色性インキ3が収容される。前記第1の熱変色性インキ3は、低温側変色点(完全発色温度t1)が−30℃〜−10℃の範囲の任意の温度に設定され、高温側変色点(完全消色温度t4)が60℃〜80℃の範囲の任意の温度に設定され、ヒステリシス幅ΔHが40℃〜60℃の範囲を示す可逆熱変色性インキが採用される。
前記インキ収容筒6内の第1の熱変色性インキ3の後端には、追従体31が収容される。前記追従体31は、インキの消費に伴い前進し且つインキの後退(即ち逆流)を防止するものであり、例えば、高粘度流体、弾性材料よりなる可動栓、または高粘度流体中に固体物を収容させた構成等が挙げられる。
・第1のキャップ
前記第1のキャップ9Aは、合成樹脂の射出成形より得られる円筒状部材である。前記第1のキャップ9Aは、内部に弾性材料よりなるペン先シール部材93Aを備える。前記第1のキャップ9Aを第1のペン先2A側の軸筒4外周面に装着した際、前記ペン先シール部材93Aが、第1のペン先2Aの先端と密接し、第1のペン先2Aの先端を密封する。前記第1のキャップ9Aの側壁には、クリップが一体または別部品の取り付けにより設けられる。
前記第1のキャップ9Aは、合成樹脂の射出成形より得られる円筒状部材である。前記第1のキャップ9Aは、内部に弾性材料よりなるペン先シール部材93Aを備える。前記第1のキャップ9Aを第1のペン先2A側の軸筒4外周面に装着した際、前記ペン先シール部材93Aが、第1のペン先2Aの先端と密接し、第1のペン先2Aの先端を密封する。前記第1のキャップ9Aの側壁には、クリップが一体または別部品の取り付けにより設けられる。
前記第1のキャップ9Aの頂部(即ち第1のキャップ9Aの閉鎖側端部)には、軟質材料(例えば、SBS樹脂、SEBS樹脂)よりなる摩擦部91Aが取り付けられる。尚、前記摩擦部91Aは、第1のキャップ9Aと2色成形により一体に形成することもできる。
・第2のペン先
前記第2のペン先2Bは、第2の先軸42Bを介して軸筒本体41の他端に取り付けられる。具体的には、前記第2の先軸42Bの一端に第2のペン先2Bが固着され、前記第2の先軸42Bの他端が前記軸筒本体41の他端開口部に固着される。前記第2の先軸42Bは、外周面に鍔部を備え、該鍔部が、軸筒本体41の他端に当接される。前記第2のペン先2Bは、先端がチゼル状に形成される。
前記第2のペン先2Bは、第2の先軸42Bを介して軸筒本体41の他端に取り付けられる。具体的には、前記第2の先軸42Bの一端に第2のペン先2Bが固着され、前記第2の先軸42Bの他端が前記軸筒本体41の他端開口部に固着される。前記第2の先軸42Bは、外周面に鍔部を備え、該鍔部が、軸筒本体41の他端に当接される。前記第2のペン先2Bは、先端がチゼル状に形成される。
・第2の熱変色性インキ
前記第2のインキ吸蔵体7の内部に第2の熱変色性インキが含浸される。前記第2の熱変色性インキが前記第2のペン先2Bより外部に吐出され、第2の熱変色性インキによる筆跡を得ることができる。第2のインキ吸蔵体7は、多孔質材料(繊維加工体、多孔質気泡体)からなる。
前記第2のインキ吸蔵体7の内部に第2の熱変色性インキが含浸される。前記第2の熱変色性インキが前記第2のペン先2Bより外部に吐出され、第2の熱変色性インキによる筆跡を得ることができる。第2のインキ吸蔵体7は、多孔質材料(繊維加工体、多孔質気泡体)からなる。
前記第2の熱変色性インキは、低温側変色点(完全発色温度t1)が−30℃〜−10℃の範囲の任意の温度に設定され、高温側変色点(完全消色温度t4)が60℃〜80℃の範囲の任意の温度に設定され、ヒステリシス幅ΔHが40℃〜60℃の範囲を示す可逆熱変色性インキが採用される。
前記第1の熱変色性インキ3の発色状態の色と前記第2の熱変色性インキとの発色状態の色が異なる。
・第2のキャップ
前記第2のキャップ9Bは、合成樹脂の射出成形より得られる円筒状部材である。前記第2のキャップ9Bは、第2のペン先2Bを使用しないとき、第2のペン先2B側の軸筒4の外周面(具体的には第2の先軸42Bの外周面)に気密嵌合され、第2のペン先2Bを密封する。
前記第2のキャップ9Bは、合成樹脂の射出成形より得られる円筒状部材である。前記第2のキャップ9Bは、第2のペン先2Bを使用しないとき、第2のペン先2B側の軸筒4の外周面(具体的には第2の先軸42Bの外周面)に気密嵌合され、第2のペン先2Bを密封する。
前記第2のキャップ9Bの頂部(即ち第2のキャップ9Bの閉鎖側端部)には、軟質材料(例えば、SBS樹脂、SEBS樹脂)よりなる摩擦部91Bが取り付けられる。尚、前記摩擦部91Bは、第2のキャップ9Bと2色成形により一体に形成することもできる。
・キャップの連結
第1のキャップ9Aの頂部外周面の、露出する摩擦部91Aよりキャップ開口方向には、第2のキャップ9Bの開口部内周面が嵌合可能な嵌合部92Aが形成される。第2のキャップ9Bの頂部外周面の、露出する摩擦部91Bよりキャップ開口方向には、第1のキャップ9Aの開口部内周面が嵌合可能な嵌合部92Bが形成される。
第1のキャップ9Aの頂部外周面の、露出する摩擦部91Aよりキャップ開口方向には、第2のキャップ9Bの開口部内周面が嵌合可能な嵌合部92Aが形成される。第2のキャップ9Bの頂部外周面の、露出する摩擦部91Bよりキャップ開口方向には、第1のキャップ9Aの開口部内周面が嵌合可能な嵌合部92Bが形成される。
第1のペン先2Aを使用する際、第1のキャップ9Aの開口部内周面と第2のキャップ9Bの頂部外周面(即ち嵌合部92B)とが嵌合する。第2のペン先2Bを使用する際、第2のキャップ9Bの開口部内周面と第1のキャップ9Aの頂部外周面(即ち嵌合部92A)とが嵌合する。
<第2の実施の形態>
本発明の熱変色性筆記具の第2の実施の形態を図2に示す。
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、軸筒4と、軸筒4の一端に設けたボールペンチップからなる第1のペン先2Aと、軸筒4の他端に設けた多孔質ペン体からなる第2のペン先2Bと、前記第1のペン先2A側の軸筒4に装着可能な第1のキャップ9Aと、前記第2のペン先2B側の軸筒4に装着可能な第2のキャップ9Bとからなる。前記軸筒4内には、第1のペン先2Aを備えたボールペンレフィルと、第2のペン先2Bが接続されたインキタンクとが収容される。前記軸筒4の一端より前記第1のペン先2Aが突出され、前記軸筒4の他端より前記第2のペン先2Bが突出される。
本発明の熱変色性筆記具の第2の実施の形態を図2に示す。
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、軸筒4と、軸筒4の一端に設けたボールペンチップからなる第1のペン先2Aと、軸筒4の他端に設けた多孔質ペン体からなる第2のペン先2Bと、前記第1のペン先2A側の軸筒4に装着可能な第1のキャップ9Aと、前記第2のペン先2B側の軸筒4に装着可能な第2のキャップ9Bとからなる。前記軸筒4内には、第1のペン先2Aを備えたボールペンレフィルと、第2のペン先2Bが接続されたインキタンクとが収容される。前記軸筒4の一端より前記第1のペン先2Aが突出され、前記軸筒4の他端より前記第2のペン先2Bが突出される。
前記軸筒4は、一端に第1のペン先2Aを備えた第1の軸筒4Aと、一端に第2のペン先2Bを備えた第2の軸筒4B(即ちインキタンク)とからなる。前記第1の軸筒4Aの他端開口部に、前記第2の軸筒4Bの他端部が固着される。
・ボールペンレフィル
前記ボールペンレフィルは、先端にボールペンチップからなる第1のペン先2Aを備え、内部に第1の熱変色性インキ3が収容される。前記第1の熱変色性インキ3が前記第1のペン先2Aより外部に吐出され、第1の熱変色性インキ3による筆跡を得ることができる。前記第1のペン先2A内には、弾発体(スプリング)が収容される。前記弾発体により、第1のペン先2Aのボールを、前方に付勢し且つ第1のペン先2Aの内向きのカシメ部内面(先端縁部内面)に圧接させ、非筆記時のペン先からのインキ漏出及び空気混入を防止する。
前記ボールペンレフィルは、先端にボールペンチップからなる第1のペン先2Aを備え、内部に第1の熱変色性インキ3が収容される。前記第1の熱変色性インキ3が前記第1のペン先2Aより外部に吐出され、第1の熱変色性インキ3による筆跡を得ることができる。前記第1のペン先2A内には、弾発体(スプリング)が収容される。前記弾発体により、第1のペン先2Aのボールを、前方に付勢し且つ第1のペン先2Aの内向きのカシメ部内面(先端縁部内面)に圧接させ、非筆記時のペン先からのインキ漏出及び空気混入を防止する。
前記第1のペン先2Aは、ペン先ホルダー5を介してインキ収容筒6に取り付けられる。具体的には、前記ペン先ホルダー5の一端に第1のペン先2Aが固着され、前記ペン先ホルダー5の他端が前記インキ収容管の一端開口部に固着される。前記インキ収容筒6の他端開口部に、通気孔を備えた尾栓が取り付けられる。前記インキ収容筒6の後端(即ち尾栓)は、第2の軸筒4B(即ちインキタンク)の後端に当接される。
・第1の熱変色性インキ
前記インキ収容筒6内に第1の熱変色性インキ3が収容される。前記第1の熱変色性インキ3は、低温側変色点(完全発色温度t1)が−30℃〜−10℃の範囲の任意の温度に設定され、高温側変色点(完全消色温度t4)が60℃〜80℃の範囲の任意の温度に設定され、ヒステリシス幅ΔHが40℃〜60℃の範囲を示す可逆熱変色性インキが採用される。
前記インキ収容筒6内に第1の熱変色性インキ3が収容される。前記第1の熱変色性インキ3は、低温側変色点(完全発色温度t1)が−30℃〜−10℃の範囲の任意の温度に設定され、高温側変色点(完全消色温度t4)が60℃〜80℃の範囲の任意の温度に設定され、ヒステリシス幅ΔHが40℃〜60℃の範囲を示す可逆熱変色性インキが採用される。
前記インキ収容筒6内の第1の熱変色性インキ3の後端には、追従体31が収容される。前記追従体31は、インキの消費に伴い前進し且つインキの後退(即ち逆流)を防止するものであり、例えば、高粘度流体、弾性材料よりなる可動栓、または高粘度流体中に固体物を収容させた構成等が挙げられる。
・第1のキャップ
前記第1のキャップ9Aは、合成樹脂の射出成形より得られる円筒状部材である。前記第1のキャップ9Aは、内部に弾性材料よりなるペン先シール部材93Aを備える。前記第1のキャップ9Aを第1のペン先2A側の軸筒4外周面に装着した際、前記ペン先シール部材93Aが、第1のペン先2Aの先端と密接し、第1のペン先2Aの先端を密封する。前記第1のキャップ9Aの側壁には、クリップが一体または別部品の取り付けにより設けられる。
前記第1のキャップ9Aは、合成樹脂の射出成形より得られる円筒状部材である。前記第1のキャップ9Aは、内部に弾性材料よりなるペン先シール部材93Aを備える。前記第1のキャップ9Aを第1のペン先2A側の軸筒4外周面に装着した際、前記ペン先シール部材93Aが、第1のペン先2Aの先端と密接し、第1のペン先2Aの先端を密封する。前記第1のキャップ9Aの側壁には、クリップが一体または別部品の取り付けにより設けられる。
前記第1のキャップ9Aの頂部(即ち第1のキャップ9Aの閉鎖側端部)には、軟質材料(例えば、SBS樹脂、SEBS樹脂)よりなる摩擦部91Aが取り付けられる。尚、前記摩擦部91Aは、第1のキャップ9Aとの2色成形により一体に形成することもできる。
・第2のペン先
前記第2のペン先2Bは、インキタンクを構成する第2の軸筒4Bの開口部に、軸方向に摺動可能に取り付けられる。前記第2の軸筒4Bの開口部には、第2のペン先2Bの軸方向内方への押圧(第2のペン先2Bの筆記時の筆圧)により開口する弁装置8が設けられる。前記弁装置8は、第2のペン先2Bを一端に有する弁体81と、前記弁体81が密接可能な弁座82と、前記弁体81を軸方向外方に付勢する弾発体83(コイルスプリング)と、前記弁体81、前記弁座82、及び前記弾発体83を収容する弁収容筒84とからなる。前記第2のペン先2Bは、先端がチゼル状に形成される。
前記第2のペン先2Bは、インキタンクを構成する第2の軸筒4Bの開口部に、軸方向に摺動可能に取り付けられる。前記第2の軸筒4Bの開口部には、第2のペン先2Bの軸方向内方への押圧(第2のペン先2Bの筆記時の筆圧)により開口する弁装置8が設けられる。前記弁装置8は、第2のペン先2Bを一端に有する弁体81と、前記弁体81が密接可能な弁座82と、前記弁体81を軸方向外方に付勢する弾発体83(コイルスプリング)と、前記弁体81、前記弁座82、及び前記弾発体83を収容する弁収容筒84とからなる。前記第2のペン先2Bは、先端がチゼル状に形成される。
・第2の熱変色性インキ
前記第2の軸筒4B(インキタンク)内に第2の熱変色性インキが収容される。前記第2の熱変色性インキが前記第2のペン先2Bより外部に吐出され、第2の熱変色性インキによる筆跡を得ることができる。
前記第2の軸筒4B(インキタンク)内に第2の熱変色性インキが収容される。前記第2の熱変色性インキが前記第2のペン先2Bより外部に吐出され、第2の熱変色性インキによる筆跡を得ることができる。
前記第2の熱変色性インキは、低温側変色点(完全発色温度t1)が−30℃〜−10℃の範囲の任意の温度に設定され、高温側変色点(完全消色温度t4)が60℃〜80℃の範囲の任意の温度に設定され、ヒステリシス幅ΔHが40℃〜60℃の範囲を示す可逆熱変色性インキが採用される。
前記第1の熱変色性インキ3の発色状態の色と前記第2の熱変色性インキとの発色状態の色が異なる。
・第2のキャップ
前記第2のキャップ9Bは、合成樹脂の射出成形より得られる円筒状部材である。前記第2のキャップ9Bは、第2のペン先2Bを使用しないとき、第2のペン先2B側の軸筒4の外周面(具体的には第2の先軸42Bの外周面)に気密嵌合され、第2のペン先2Bを密封する。
前記第2のキャップ9Bは、合成樹脂の射出成形より得られる円筒状部材である。前記第2のキャップ9Bは、第2のペン先2Bを使用しないとき、第2のペン先2B側の軸筒4の外周面(具体的には第2の先軸42Bの外周面)に気密嵌合され、第2のペン先2Bを密封する。
・キャップの連結
第1のキャップ9Aの頂部外周面の、露出する摩擦部91Aよりキャップ開口方向には、第2のキャップ9Bの開口部内周面が嵌合可能な嵌合部92Aが形成される。
第1のキャップ9Aの頂部外周面の、露出する摩擦部91Aよりキャップ開口方向には、第2のキャップ9Bの開口部内周面が嵌合可能な嵌合部92Aが形成される。
第2のペン先2Bを使用する際、第2のキャップ9Bの開口部内周面と第1のキャップ9Aの頂部外周面(即ち嵌合部92A)とが嵌合する。
<第3の実施の形態>
本発明の第3の実施の形態の熱変色性筆記具1は、第1の実施の形態の熱変色性筆記具(図1)において、ボールペンレフィル内に熱変色性インキを収容し、インキ吸蔵体7内に非熱変色性インキを収容した構成である。他の構成及び作用は、第1の実施の形態(図1)と同様であるため、説明を省略する。
本発明の第3の実施の形態の熱変色性筆記具1は、第1の実施の形態の熱変色性筆記具(図1)において、ボールペンレフィル内に熱変色性インキを収容し、インキ吸蔵体7内に非熱変色性インキを収容した構成である。他の構成及び作用は、第1の実施の形態(図1)と同様であるため、説明を省略する。
<第4の実施の形態>
本発明の第4の実施の形態の熱変色性筆記具1は、第1の実施の形態の熱変色性筆記具(図1)において、ボールペンレフィル内に非熱変色性インキを収容し、インキ吸蔵体7内に熱変色性インキを収容する構成である。他の構成及び作用は、第1の実施の形態(図1)と同様であるため、説明を省略する。
本発明の第4の実施の形態の熱変色性筆記具1は、第1の実施の形態の熱変色性筆記具(図1)において、ボールペンレフィル内に非熱変色性インキを収容し、インキ吸蔵体7内に熱変色性インキを収容する構成である。他の構成及び作用は、第1の実施の形態(図1)と同様であるため、説明を省略する。
<第5の実施の形態>
本発明の第5の実施の形態の熱変色性筆記具1は、第2の実施の形態の熱変色性筆記具(図2)において、ボールペンレフィル内に熱変色性インキを収容し、インキタンク内に非熱変色性インキを収容した構成である。他の構成及び作用は、第2の実施の形態(図2)と同様であるため、説明を省略する。
本発明の第5の実施の形態の熱変色性筆記具1は、第2の実施の形態の熱変色性筆記具(図2)において、ボールペンレフィル内に熱変色性インキを収容し、インキタンク内に非熱変色性インキを収容した構成である。他の構成及び作用は、第2の実施の形態(図2)と同様であるため、説明を省略する。
<第6の実施の形態>
本発明の第6の実施の形態の熱変色性筆記具1は、第2の実施の形態の熱変色性筆記具(図2)において、ボールペンレフィル内に非熱変色性インキを収容し、インキタンク内に熱変色性インキを収容する構成である。他の構成及び作用は、第2の実施の形態(図2)と同様であるため、説明を省略する。
本発明の第6の実施の形態の熱変色性筆記具1は、第2の実施の形態の熱変色性筆記具(図2)において、ボールペンレフィル内に非熱変色性インキを収容し、インキタンク内に熱変色性インキを収容する構成である。他の構成及び作用は、第2の実施の形態(図2)と同様であるため、説明を省略する。
1 熱変色性筆記具
2A 第1のペン先
2B 第2のペン先
3 第1の熱変色性インキ
31 追従体
4 軸筒
41 軸筒本体
42A 第1の先軸
42B 第2の先軸
4A 第1の軸筒
4B 第2の軸筒(インキタンク)
5 ペン先ホルダー
6 インキ収容筒
7 インキ吸蔵体
8 弁装置
81 弁体
82 弁座
83 弾発体
84 弁収容筒
9A 第1のキャップ
91A 摩擦部
92A 嵌合部
93A ペン先シール部材
9B 第2のキャップ
91B 摩擦部
92B 嵌合部
2A 第1のペン先
2B 第2のペン先
3 第1の熱変色性インキ
31 追従体
4 軸筒
41 軸筒本体
42A 第1の先軸
42B 第2の先軸
4A 第1の軸筒
4B 第2の軸筒(インキタンク)
5 ペン先ホルダー
6 インキ収容筒
7 インキ吸蔵体
8 弁装置
81 弁体
82 弁座
83 弾発体
84 弁収容筒
9A 第1のキャップ
91A 摩擦部
92A 嵌合部
93A ペン先シール部材
9B 第2のキャップ
91B 摩擦部
92B 嵌合部
Claims (5)
- 軸筒の一端にボールペンチップよりなる第1のペン先を設け且つ軸筒の他端に多孔質ペン体からなる第2のペン先を設け、軸筒内に第1の熱変色性インキ及び第2の熱変色性インキを収容し、前記第1のペン先から前記第1の熱変色性インキが吐出可能であり、前記第2のペン先から前記第2の熱変色性インキが吐出可能であり、前記第1のペン先側に第1のキャップを装着可能に設け、前記第2のペン先側に第2のキャップを装着可能に設け、前記第1のキャップの頂部または第2のキャップの頂部に摩擦部を設け、前記第1のペン先による熱変色性インキの筆跡及び前記第2のペン先による熱変色性インキの筆跡の各々を前記摩擦部によって摩擦し、その際に生じる摩擦熱で前記筆跡の各々が熱変色可能であることを特徴とする熱変色性筆記具。
- 前記第1の熱変色性インキの発色状態の色と前記第2の熱変色性インキの発色状態の色とが異なる請求項1記載の熱変色性筆記具。
- 前記第1の熱変色性インキ及び第2の熱変色性インキの各々の、摩擦部の摩擦熱による変色温度を25℃〜95℃に設定した請求項1または2記載の熱変色性筆記具。
- 軸筒の一端にボールペンチップよりなる第1のペン先を設け且つ軸筒の他端に多孔質ペン体からなる第2のペン先を設け、軸筒内に熱変色性インキ及び非熱変色性インキを収容し、前記第1のペン先から前記熱変色性インキまたは非熱変色性インキの中の一方が吐出可能であり、前記第2のペン先から前記熱変色性インキまたは非熱変色性インキの中の他方が吐出可能であり、前記第1のペン先側に第1のキャップを装着可能に設け、前記第2のペン先側に第2のキャップを装着可能に設け、前記第1のキャップの頂部または第2のキャップの頂部に摩擦部を設け、前記熱変色性インキの筆跡を前記摩擦部によって摩擦し、その際に生じる摩擦熱で前記筆跡が熱変色可能であることを特徴とする熱変色性筆記具。
- 前記熱変色性インキの、摩擦部の摩擦熱による変色温度を25℃〜95℃に設定した請求項4記載の熱変色性筆記具。
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JP (1) | JP2008273076A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2014061509A1 (ja) | 2012-10-15 | 2014-04-24 | 旭硝子株式会社 | 車両用フロントガラス |
JP2015143001A (ja) * | 2013-12-24 | 2015-08-06 | 三菱鉛筆株式会社 | 筆記具 |
-
2007
- 2007-04-30 JP JP2007120424A patent/JP2008273076A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2014061509A1 (ja) | 2012-10-15 | 2014-04-24 | 旭硝子株式会社 | 車両用フロントガラス |
CN104736399A (zh) * | 2012-10-15 | 2015-06-24 | 旭硝子株式会社 | 车辆用前风挡玻璃 |
US9481228B2 (en) | 2012-10-15 | 2016-11-01 | Asahi Glass Company, Limited | Vehicle windshield |
CN104736399B (zh) * | 2012-10-15 | 2016-12-14 | 旭硝子株式会社 | 车辆用前风挡玻璃 |
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