JP2560138Y2 - 筆記具等のキャップ - Google Patents

筆記具等のキャップ

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JP2560138Y2
JP2560138Y2 JP2934691U JP2934691U JP2560138Y2 JP 2560138 Y2 JP2560138 Y2 JP 2560138Y2 JP 2934691 U JP2934691 U JP 2934691U JP 2934691 U JP2934691 U JP 2934691U JP 2560138 Y2 JP2560138 Y2 JP 2560138Y2
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hole
cap
shaft
ink
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JP2934691U
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隆史 磯田
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、インクの蒸発を防止す
る為に筆記先端部に嵌着されるサインペン、マーカー、
水性ボールペン等のキャップの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサインペン、マーカー等に使用さ
れるキャップはインクの蒸発を抑止する特性に優れた樹
脂成形品等により形成され、キャップの内孔又は内孔に
設けたインナーキャップ部に筆記先端部を密嵌して取付
けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のサインペン、マ
ーカー等に使用されているキャップは挿入側を除いて内
孔部は閉塞状態にある為、寸法及び形状によっては極め
て稀なことではあるが、幼児が誤ってキャップを飲み込
み、喉に詰まらせて窒息してしまう等の事故が起こりう
る。本考案の目的は、掛かる状況下に於いて、仮に幼児
が誤ってキャップを飲み込んでしまい、喉に詰まらせて
も空気の疎通を可能とし、窒息等の危機を回避すること
と、キャップの抜き差しによりキャップ内部の内圧が減
圧.加圧されて筆先及び筆先近傍に設けた空気孔からイ
ンクが吹き出て(通称ポンピング現象)手や衣服を汚す
のを防止することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に案出された本考案の筆記具等のキャップは、その内孔
の上端側に有底筒状のインナーキャップを有し、その外
壁とキャップの内壁とを接続してインナーキャップを支
持するリブを適宜箇所に形成して一体成形されキャップ
の上端には窓を有した天冠が固着されて窓とキャップの
入口を連通して空気流通路が形成されると共に、先軸1
の後方部内孔にはインクが内蔵され、先軸1の先端には
筆記部2を固定した口プラ3が固着されてなり、その口
プラ3は、後方外周部に溝8を備えた軸部14と後端に
やや小径の軸部10を備えて設けられ、一方、先軸1の
先方部内孔には軸部6が適宜箇所にリブ24で支持され
てリブとリブとの間にインク溜まり13が形成されると
共に、軸部6の軸心には先軸1の先端からの孔4とその
孔4の後方にやや小径の孔5が連通して形成され、先軸
1の先方部内孔に設けた軸部6の側面に孔4とインク溜
まり13とが連通する横孔7が設けられて、上記口プラ
3の軸部14が先軸1の孔4に固着されて、口プラ3と
先軸1の先端面との間に溝8と連通する空気孔9が形成
され、又、口 プラ3の上記軸部10が先軸1の先方部内
孔に設けた軸部6の孔5に密嵌状に固着されて溝8とイ
ンク溜まり13が連通され、以上で、筆記部2にインク
内蔵部よりインクが誘導されて筆記体が構成され、その
筆記体を上記キャップ15に嵌着した時、筆記部2と空
気孔9がインナーキャップ16の内孔に密嵌されてイン
クの蒸発が防止されると共に、キャップに筆記体を着脱
する際には空気流通しながらインナーキャップに着脱す
るので加圧.減圧が防止できる。又、キャップを飲み込
んだ時には空気流通されて窒息することも防止できる。
【0005】
【実施例】図1乃至図4は本考案の実施例を示してお
り、先ず、図1は筆記具要部の縦断面図、図2は筆記具
の外観斜視図、又、図3は筆記具の部品展開を示した斜
視図で要部を一部断面している。図4は本考案の他の実
施例を示した筆記具要部の縦断面図である。
【0006】本考案はインクの蒸発を防止するために筆
記先端部に嵌着されるサインペン、マーカー、水性ボー
ルペン等のキャップに於いて、幼児が飲み込んで窒息し
ないように空気流通路を設けると共に筆記体とキャップ
の着脱により加圧、減圧されて筆先及び空気孔からイン
クが吹き出して手や衣服を汚さない様に工夫されたもの
で、図1乃至図3に示すようにキャップ15は内孔の上
端側に有底筒状のインナーキャップ16を有し、その外
壁とキャップ15の内壁とを接続してインナーキャップ
16を支持するリブ18が適宜箇所に形成されてキャッ
プ15は一体成形品で形成され、上記リブ18を除きイ
ンナーキャップ16の外壁とキャップ15の内壁との間
には空気流通路となる隙間17が形成されている。又、
キャップ15の上端側にはスリット19が開口してそこ
にはクリップ23の端部に設けた屈曲部位が圧入され、
クリップ23はキャップ15の側面に取付けられてい
る。又、キャップ15の上端には適宜に窓22を有した
天冠21が固着されて窓22とキャップ15の入口を連
通して空気流通可能に形成されている。又、上記天冠2
1の窓22は適宜形状と寸法で形成されるが、筆記具の
表示等を兼ねて文字等の形状で窓抜きすることも可能で
ある。
【0007】一方、先軸1の後方部内孔にはインクを充
填したインク吸蔵体12が配設され先軸1の先端にはボ
ールペン等の筆記部2を固定した口プラ3が固定されて
なり、その口プラ3は、後方外周部に溝8を備えた軸部
14と後端にやや小径の筒状の軸部10を備えて設けら
れ、一方、先軸1の先方部内孔には軸部6がその外壁と
先軸1の内壁との間に適宜箇所でリブ24を接続して支
持され、リブとリブとの間にはインク溜まり13が形成
されている。又、軸部6の軸心には先軸1の先端からの
孔4とその孔4の後方にやや小径の孔5が連通して形成
され、先軸1の先方部内孔に設けた軸部6の側面に孔4
とインク溜まり13を連通する横孔7が設けられてい
る。又、横孔7は実施例の如く孔4と孔5の接続位置で
段付形状と成すことにより、金型で先軸の先端側と後端
側より延びたコアーピンのサイド押し切りにより容易に
形成可能とするものである。
【0008】以上により、上記口プラ3の軸部14が先
軸1の孔4に圧入固着して口プラ3の端面25と先軸1
の先端面との間に溝8と連通して空気孔9が形成され、
口プラ3の軸部10は先軸1の先方部内孔に設けた軸部
6の孔5に密嵌状に固着されて溝8とインク溜まり13
が連通され、インク内蔵部と空気孔9は空気流通可能に
構成されている。又、上記筆記部2とインク吸蔵体12
との間にはインク誘導芯が接続されて筆記部2にはイン
クが誘導されると共に、以上により筆記体が構成され、
筆記体をキャップ15に嵌着した時、筆記部2と空気孔
9がインナーキャップ16の内孔に密嵌してインクの蒸
発が防止される。
【0009】図4は本考案の他の実施例を示した要部縦
断面図である。前者と異にするところはインナーキャッ
プ30の外壁とキャップの内壁との間に適宜箇所でリブ
31及び32を形成して更に、インナーキャップ30の
入口近傍にその外壁とキャップの内壁との間に接続する
リング状の仕切り33を形成してリブとリブとの間で仕
切りに連通孔34を形成したことで、目的はインナーキ
ャップ30の支持とセンター出しをより確実にしたもの
である。
【0010】
【作用】本考案の構成は以上の通りであり、筆記体がキ
ャップ15に嵌着した状態では筆記部2と空気孔9がイ
ンナーキャップで密嵌されてインクの蒸発と筆記部の乾
燥を防止する。又、キャップを外した時には空気流通路
が形成される。
【0011】
【考案の効果】本考案の構成及び作用は以上の通りであ
り、仮に幼児が誤ってキャップを飲み込んでしまい、喉
に詰まらせてもキャップの挿入側より内孔と上端側より
窓が連通されているので、空気は挿入側と上端側で流通
して窒息等の危機を回避することができる。又、キャッ
プに筆記体を嵌着した時はインクの蒸発や筆記部の乾燥
が防止されると共に、キャップの抜き差しによりキャッ
プ内部及び筆記先方部の密嵌部が加圧又は減圧されるこ
とがないので筆記部及び空気孔からインクが吹き出すこ
ともなく、従って手や衣服を汚す問題も防止できるなど
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例である筆記具の要部縦断面図で
ある。
【図2】筆記具の外観を示した斜視図である。
【図3】筆記具の部品展開を示した斜視図であり、一部
断面している。
【図4】本考案の他の実施例である筆記具の要部縦断面
図である。
【符号の説明】
1 先軸 2 筆記部 3 口プラ 4 孔 5 孔 6 軸部 7 横孔 8 溝 9 空気孔 10 軸部 11 インク誘導芯 12 インク吸蔵体 13 インク溜まり 14 軸部 15 キャップ 16 インナーキャップ 17 隙間 18 リブ 19 スリット 20 係合部 21 天冠 22 窓 23 クリップ 24 リブ 25 端面 30 インナーキャップ 31 リブ 32 リブ 33 仕切り 34 連通孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクの蒸発を防止するために筆記先端
    部に嵌着されるサインペン、マーカー、水性ボールペン
    等のキャップに於いて、キャップ15は内孔の上端側に
    有底筒状のインナーキャップ16を有し、その外壁とキ
    ャップ15の内壁とを接続してインナーキャップ16を
    支持するリブ18を適宜箇所に形成して一体成形され、
    キャップ15の上端には適宜に窓22を有した天冠21
    が固着されて窓22とキャップ15の入口を連通して空
    気流通路が形成されると共に、先軸1の後方部内孔には
    インクが内蔵され、先軸1の先端には筆記部2を固定し
    た口プラ3が固着されてなり、その口プラ3は、後方外
    周部に溝8を備えた軸部14と後端にやや小径の軸部1
    0を備えて設けられ、一方、先軸1の先方部内孔には軸
    部6が適宜箇所にリブ24で支持されてリブとリブとの
    間にインク溜まり13が形成されると共に、軸部6の軸
    心には先軸1の先端からの孔4とその孔4の後方にやや
    小径の孔5が連通して形成され、先軸1の先方部内孔に
    設けた軸部6の側面に孔4とインク溜まり13とが連通
    する横孔7が設けられて、上記口プラ3の軸部14が先
    軸1の孔4に固着されて、口プラ3と先軸1の先端面と
    の間に溝8と連通する空気孔9が形成され、又、口プラ
    3の上記軸部10が先軸1の先方部内孔に設けた軸部6
    の孔5に密嵌状に固着されて溝8とインク溜まり13が
    連通され、以上で、筆記部2にインク内蔵部よりインク
    が誘導されて筆記体が構成され、その筆記体を上記キャ
    ップ15に嵌着した時、筆記部2と空気孔9がインナー
    キャップ16の内孔に密嵌されてインクの蒸発が防止さ
    れるように構成されたことを特徴とする筆記具等のキャ
    ップ。
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JP6326204B2 (ja) * 2013-07-23 2018-05-16 株式会社サクラクレパス ボールペン

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