JP6868377B2 - 液状化粧料容器 - Google Patents

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Description

本発明は、液状化粧料を塗布するための液状化粧料容器に関する。
従来、液状化粧料容器である液状化粧品塗布具として、以下の特許文献1に記載のものが知られている。この液状化粧品塗布具は、筒状を成す塗布具本体と、塗布具本体内に収容されアイライナー等の液状化粧料を含浸した中綿と、塗布具本体の先端部に嵌め込まれたノーズピースと、ノーズピースに集束された穂先と、その後端部が中綿の先端部に挿入されると共に、その先端部が穂先の後端部に挿入された中継芯と、を備え、中綿に含浸された液状化粧料を中継芯を介して穂先へ送り当該穂先から吐出させることにより、被塗布部に塗布できるものである。穂先は、ナイロンペンと云われ、ナイロン繊維より形成される。
特開2006−296936号公報
ここで、穂先を構成するナイロン繊維(筆毛)は吸水性があるため、液状化粧料を穂先先端側へ送る際に膨らみ、ノーズピース内においてナイロン繊維同士間の隙間が減少する。このようにナイロン繊維同士間の隙間が減少すると、液状化粧料が流れ難くなる。従って、穂先において液状化粧料が流れやすく塗布が行いやすい液状化粧料容器が求められている。
そこで、本発明は、穂先を始めとしたナイロン製のブラシを有する液状化粧料容器に関し、ブラシにおいて液状化粧料が流れやすく塗布が行いやすい液状化粧料容器を提供することを目的とする。
本発明による液状化粧料容器は、液状化粧料を収容する収容部が内部に設けられた容器本体と、容器本体の先端側に設けられ、ナイロン製の筆毛を複数有し液状化粧料を塗布するためのブラシと、容器本体の先端側に設けられて筒状を成し、ブラシが通過し接触することによりブラシを束ねるブラシホルダと、後端部が収容部に進入すると共に先端部がブラシ内に進入し、液状化粧料を毛細管現象によりブラシへ送る含浸体と、を備え、ブラシは、含浸体の先端部を進入させるための凹部を有し、凹部の底と含浸体の先端部との間に第1の空間を設け、第1の空間は、含浸体の先端部から、ブラシホルダにおいてブラシに接触しブラシを押さえ絞り束ねる束ね部の軸線方向位置が第1の空間の軸線方向位置と重なるように、束ね部の内方位置まで達し、束ね部は、ブラシホルダの先端部に設けられ、含浸体の先端部は、束ね部より軸線方向後方へ位置し、ブラシホルダの束ね部より後側の内周面と、ブラシの外周面との間には、軸線方向後方へ行くに従って徐々に狭くなる第2の空間が形成されていることを特徴としている。
このような液状化粧料容器によれば、容器本体の収容部内の液状化粧料は、後端部が収容部に進入すると共に先端部がブラシの凹部に進入した含浸体の毛細管現象によりブラシへ送られ、筆毛同士間の隙間を通ってブラシの先端側へ至り、塗布に供される。液状化粧料がブラシを通る際に、吸水性を有し膨らんだナイロン製の筆毛は、ブラシホルダにおいてブラシに接触しブラシを束ねる束ね部では外方への逃げ場がなく、従って、含浸体の先端部から束ね部の内方位置まで達している第1の空間に入り込み(進入し)、筆毛同士間の隙間が確保され液状化粧料の流路が確保されるため、液状化粧料Lが流れやすく塗布が行いやすくなる。また、ブラシホルダの束ね部の内方位置まで第1の空間が達していないと、ブラシホルダの束ね部より軸線方向前方位置のブラシにあっては、束ね部の内側において膨らんだナイロン製の筆毛により、ブラシの先端が先細で尖鋭な形状となるように絞られるのではなく逆に開いてしまう虞があるが、ブラシホルダの束ね部で束ねられ膨らんだナイロン製の筆毛は、ブラシホルダの束ね部の内方の第1の空間へ容易に入り込み、ブラシの先端を先細で尖鋭な形状に維持できる。
ここで、凹部の底と含浸体の先端部との間に設けられる第1の空間は、ブラシホルダの束ね部より後側の内周面とブラシの外周面との間に形成される第2の空間の軸線方向位置が第1の空間の軸線方向位置と重なるように、第2の空間の内方位置に達していることを特徴としている。また、ブラシホルダは、容器本体の先端部内に進入し、ブラシホルダにおいて外方へ突出し周方向に沿って複数設けられた第1の突出部が、容器本体において内方へ突出し周方向に沿って複数設けられた第2の突出部の後側に位置し対面し、ブラシホルダの外周面と容器本体の内周面との間には、軸線方向に沿って容器内外を連通する第3の空間が形成されていることを特徴としている。また、ブラシは、ナイロン製の筆毛とポリブチレンテレフタレート製の筆毛を混毛したブラシとするのが好ましい。ナイロン製の筆毛は、弾力性が劣り例えばアイライン等を描く際に、塗布し難いことがある。ポリブチレンテレフタレート(PBT)製の筆毛は、吸水性が低く膨らみ難いため、液状化粧料の流路を確保できる上、ある程度の硬さ(ナイロン製の筆毛より高い硬さ)を有しているため、弾力性を持たせることができる。従って、ナイロン製の筆毛とポリブチレンテレフタレート製の筆毛を混毛したブラシとし、液状化粧料により膨らんだナイロン製の筆毛は前述したように第1の空間に入り込ませると共に、膨らみ難いポリブチレンテレフタレート製の筆毛を混毛することによって、液状化粧料の流路を確保し液状化粧料を流しやすくしつつ、塗布の際に弾力性が加わった最適な使用感で容易に塗布を行うことができる。
また、ナイロン製の筆毛の膨潤率に応じて、第1の空間の大きさを決定するようにすると、膨らんだナイロン製の筆毛が好適に第1の空間に入り込むことができる。
ここで、上記作用を好適に奏する液状化粧料容器の構成としては、具体的には、収容部には、液状化粧料が充填され、含浸体は、その後端部が、液状化粧料に浸漬する中継芯であり、中継芯を囲繞し、ブラシへ供給する液量を調節するためのジャバラ部材を有する所謂直液式の液状化粧料容器が挙げられる。
このように本発明によれば、液状化粧料が流れやすく塗布が行いやすいブラシを有する液状化粧料容器を提供できる。
本発明の実施形態に係る液状化粧料容器を示す縦断面図である。 図1の要部を拡大して示す縦断面図である。
以下、本発明による液状化粧料容器の好適な実施形態について図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る液状化粧料容器を示す縦断面図、図2は、要部を拡大して示す縦断面図であり、本実施形態の液状化粧料容器は、液状化粧料を被塗布部である皮膚等に塗布する際に用いられるものであって、特に、アイライナーのように瞼に細い線を描いたり、アイブロウのように眉毛の細い線を描くのに好適なものである。なお、液状化粧料は、アイライナーやアイブロウに限定されるものではなく、他の液状化粧料であっても良い。
図1に示すように、液状化粧料容器100は、全体形状が筆記具の如き細長い丸棒状を呈するものであり、円筒状の容器本体1と、容器本体1内に設けられ液状化粧料Lを収容する収容部2と、容器本体1の先端側に配置され収容部2内の液状化粧料Lを塗布するためのブラシ3と、ブラシ3を束ね保持するための円筒状のブラシホルダ8と、容器本体1内に配置され収容部2内とブラシ3を結ぶ軸状の中継芯(含浸体)4と、中継芯4を囲繞するように配置された略円筒状のジャバラ部材5と、を概略備える。なお、ここでは、使用者が容器本体1を持って塗布しやすいように、容器本体1に対して、有底円筒状の把持筒6が着脱可能に装着される。
容器本体1は、例えばポリプロピレン(PP)等から形成され、鍔付きで先細の円筒状に構成される。容器本体1の外周面に設けられた鍔部1aの後端面には、把持筒6の先端面が突き当てられ、鍔部1aの先端面には、容器本体1に装着されたキャップ10の開放端面が突き当てられる。また、容器本体1の後端の開口は、有底円筒状の尾栓7を差し込み装着することにより閉じられている。
ジャバラ部材5は、液状化粧料Lの液量を調節するためのもので、例えばポリプロピレン(PP)等から形成される。ジャバラ部材5は、液状化粧料Lを含む溝(ジャバラ)を有し、その円筒状の後端部5aが、容器本体1の内周面の凹部1bに嵌合することにより、容器本体1に装着される。そして、容器本体1内のジャバラ部材5の後端部5aと尾栓7との間に上記収容部2が形成されており、この収容部2内に液状化粧料Lが充填されている。液状化粧料Lの粘度は、ここでは、1〜500mPa・s(ミリパスカルセコンド)とされている。なお、収容部2内には、液状化粧料Lを撹拌するための球体20が収容されている。
中継芯4は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)等から形成され、断面円形を成す軸体である。この中継芯4は、ジャバラ部材5の筒孔を通過するように軸線方向に延在し、ジャバラ部材5内に本体部4aが位置する。そして、中継芯4の本体部4aの先端側の部分が、ジャバラ部材5の溝より前側の部分と嵌合することにより、ジャバラ部材5に装着されている。
中継芯4の本体部4aより前側へ延びる先端部4bは、本体部4aより縮径された小径の断面円形を成す軸体であり、先端側へ向かって徐々に先細となる形状に構成される。このような形状の中継芯4は、例えばポリエチレンテレフタレート繊維を集束し、この繊維束を接着用樹脂により固め、固められた繊維束を、例えばグラインダー等を用い上記形状となるように外周面を研磨することにより得られる。そして、このようにして形成された中継芯4は、その後端側の部分が、ジャバラ部材5の後端部5aの孔を通して収容部2内に進入し液状化粧料Lに浸漬すると共に、その先端部4bがブラシ3内に進入し当該ブラシ3と接触することにより、収容部2内とブラシ3とを繋ぐ役目を果たし、毛細管現象により収容部2内の液状化粧料Lを吸い上げブラシ3へ向かって送り出すのを可能とする。
ブラシ3は、ナイロン製の筆毛(フィラメント)を多数束ねたものであり、筆毛の後端部は、図2に示すように、円板状の筆毛保持部11に固着される。筆毛保持部11は、その中央に、中継芯4の先端部4bを通すための貫通孔11aを有する。ブラシ3には、ブラシ3の後端部が筆毛保持部11に固着された状態において、ブラシ3の後端面から先端側へ向かって凹む凹部3aが形成される。この凹部3aは、中継芯4の先端部4bを進入させるためのものであるが、中継芯4の先端部4bを進入させた状態のときの先端部4bよりも、さらに先端側へ延びるように凹設されており、徐々に先細になって閉じる形状となっている。
ブラシホルダ8は、スリーブとも呼ばれるもので、略円筒状で先端が先細とされた形状を呈し、その筒孔をブラシ3が通過する。このブラシホルダ8は、その先端部8aより後側の部分が、容器本体1の先端部内に進入し、その後端部において外方へ突出し周方向に沿って複数(ここでは2個)設けられた突出部8bが、容器本体1の先端部において内方へ突出し周方向に沿って複数(ここでは4個)設けられた突出部1cの後側に位置し対面している。また、ブラシホルダ8の先端部8aは、容器本体1から前方へ突出すると共に、その内径が、先端部8aより後側の部分の内径より縮径しており、内側へ円環状に張り出す張り出し部を構成している。
そして、ブラシホルダ8は、ジャバラ部材5が容器本体1に対して装着されることにより(図1参照)、筆毛保持部11を介してその突出部8bが軸線方向先端側に押圧され、容器本体1の突出部1cに当接することにより、軸線方向に移動不能に装着される。従って、筆毛保持部11は、ジャバラ部材5の先端面とブラシホルダ8の後端面との間に挟持され軸線方向に移動不能とされる。そして、この状態で、ブラシホルダ8の外周面と容器本体1の内周面との間には、軸線方向に沿って容器内外を連通する空間S1が形成される。
この状態で、ブラシ3は、ブラシホルダ8の筒内を通り、ブラシ3の複数の筆毛がブラシホルダ8の先端部8aに接触し、当該先端部8aによってブラシ3の複数の筆毛が押えられて(絞られて)束ねられ、ブラシ3の先端3bが、先細で尖鋭な形状に整えられる。なお、ここでは、ブラシホルダ8の先端部8aが、ブラシ3に接触し当該ブラシを束ねているが、ブラシ3に接触し当該ブラシを束ねるのは先端部に限定されるものではないため、以降では束ね部8aと呼ぶ。そして、この状態で、ブラシホルダ8において内側へ張り出す束ね部8aより後側の内周面と、ブラシ3の外周面との間には、軸線方向後方へ行くに従って徐々に狭くなる空間S2が形成される。
また、中継芯4の先端部4bは、筆毛保持部11の貫通孔11aを通ってブラシ3の凹部3aに進入し、ブラシ3の複数の筆毛に接触した状態となる。詳しくは、中継芯4の先端部4bの略後半部の外周面が、ブラシ3の複数の筆毛に接触した状態となる。
そして、この状態で、ブラシ3の凹部3aの底3cと、中継芯4の先端部4bとの間には、軸線方向に延びる空間Sが設けられる。この空間Sは、中継芯4の先端部4bから、ブラシホルダ8の束ね部8aの内方位置まで達し、ここでは、さらに前方へ延びる形状となっている。
容器本体1の先端側には、図1に示すように、ブラシ3等を保護するための有底円筒状のキャップ10が嵌合により着脱自在に装着されている。キャップ10内には、コイルバネ9により容器本体1側に付勢される内キャップ10aが設けられる。そして、キャップ10の装着時にあっては、内キャップ10aがコイルバネ9の付勢力により容器本体1の先端側の先細の外周面に密着して気密を確保し液状化粧料成分の揮発を抑制する。
このような液状化粧料容器100にあっては、容器本体1の収容部2内の液状化粧料Lは、中継芯4の毛細管現象によりブラシ3へ送られ、筆毛同士間の隙間を通ってブラシ3の先端側へ至り、塗布に供される。
そして、この液状化粧料容器100によれば、液状化粧料Lがブラシ3を通る際に、吸水性を有し膨らんだナイロン製の筆毛は、ブラシホルダ8においてブラシ3に接触しブラシ3を束ねる束ね部8aでは外方への逃げ場がなく、従って、中継芯4の先端部から束ね部8aの内方位置まで達している空間Sに入り込み、ナイロン製の筆毛同士間の隙間が確保され液状化粧料Lの流路が確保される。このため、液状化粧料Lが流れやすく塗布が行いやすくなる。また、ブラシホルダ8の束ね部8aの内方位置まで空間Sが達していないと、ブラシホルダ8の束ね部8aより軸線方向前方位置のブラシにあっては、束ね部8aの内側において膨らんだナイロン製の筆毛により、ブラシの先端3bが先細で尖鋭な形状となるように絞られるのではなく逆に開いてしまう虞があるが、ブラシホルダ8の束ね部8aで束ねられ膨らんだナイロン製の筆毛は、ブラシホルダ8の束ね部8aの内方の空間Sへ容易に入り込み、ブラシ3の先端3bを先細で尖鋭な形状に維持できる。
また、本実施形態によれば、空間Sは、ブラシホルダ8の束ね部8aの内方位置から、さらに前方へ延びているため、ブラシ3の先端3bへ一層液状化粧料Lを送りやすくなっている。
また、本実施形態によれば、ナイロン製の筆毛が膨潤し過ぎた場合には、当該ナイロン製の筆毛を、空間S2にも入り込ませることができる。
また、本実施形態によれば、空間S1を通して空気を容器内に取り入れることができ、容器内の内圧を安定させることができる。
ところで、ナイロン製の筆毛は、肌触りが良い、毛先が纏まりやすい、反面、吸水性が高く、弾力性が劣るため、粘度の高い例えばアイライナー等の液状化粧料を出しやすいという利点を有する一方で、アイライン等を描く際に、塗布し難いことがある。
そこで、このような点を改善する液状化粧料容器として、複数のナイロン製の筆毛と、ポリブチレンテレフタレート(PBT)製の筆毛とを混毛したブラシを用いるのが好ましい。
ポリブチレンテレフタレート製の筆毛は、肌触りが悪く、毛先が纏め難い一方、吸水性が低く膨らみ難いため、液状化粧料Lの流路を確保できる上、ある程度の硬さ(ナイロン製の筆毛より高い硬さ)を有しているため、弾力性を持たせることができる。
従って、ナイロン製の筆毛とポリブチレンテレフタレート製の筆毛を混毛したブラシとし、液状化粧料Lにより膨らんだナイロン製の筆毛は前述したように空間Sに入り込ませると共に、膨らみ難いポリブチレンテレフタレート製の筆毛を混毛することによって、液状化粧料Lの流路を確保し液状化粧料を流しやすくしつつ、塗布の際に弾力性が加わった最適な使用感で容易に塗布を行うことができる。
このようなブラシにあって、上記作用・効果を奏する混毛の割合としては、ポリブチレンテレフタレート製の筆毛を10〜70重量%、好ましくは、15〜45重量%とするのが良い。
なお、ナイロン製の筆毛、ポリブチレンテレフタレート製の筆毛の断面形状を互いに異ならせても良く、また、互いに異なる複数種類の断面形状のナイロン製の筆毛と、互いに異なる複数種類の断面形状のポリブチレンテレフタレート製の筆毛とを混毛しても良く、また、径違いの筆毛を混毛しても良い。
ここで、ナイロン製の筆毛とポリブチレンテレフタレート製の筆毛の混毛したブラシの実施例を挙げる。ナイロン製の筆毛及びポリブチレンテレフタレート製の筆毛の断面形状は円形とし、ナイロン製の筆毛及びポリブチレンテレフタレート製の筆毛の径は、それぞれ0.06〜0.25mmとした。また、他の例として、ナイロン製の筆毛は、径違いをを混毛した。また、他の例として、ナイロン製の筆毛の断面形状は、非円形である十字形又は星形又はY字形とした。
なお、断面形状は上記非円形に限定されず、また、断面非円形同士を混毛しても良く、これ以外の種々の組み合わせを採用することできる。
因みに、ブラシは、ナイロン製の筆毛を有するブラシ、ナイロン製の筆毛とポリブチレンテレフタレート製の筆毛を混毛したブラシに限定されるものではなく、これらのブラシに、さらに別の材質から成る筆毛を追加混毛したブラシであっても良い。
ここで、ナイロン製の筆毛を含むブラシにあっては、ナイロン製の筆毛の膨潤率に応じて、上記空間Sの大きさ(孔径、空間面積)を決定するのが好ましい。このような構成を採用した場合、膨らんだナイロン製の筆毛を、好適に空間Sに入り込ませることができる。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、上記実施形態においては、容器本体1とブラシホルダ8を別部品としているが、一体品とし、容器本体1の先端部がブラシホルダとして機能する構成であっても良い。
また、上記実施形態においては、液状化粧料Lを直接収容部2に充填し、ジャバラ部材5により液状化粧料Lの液量を調節しながら中継芯4を介してブラシ3に供給する所謂直液式を採用しているが、ジャバラ部材5がなく、液状化粧料Lを含浸した中綿(含浸体)を収容部2に収容し、中綿の液状化粧料Lを中継芯4を介してブラシ3に供給する所謂中綿式に対しても適用可能であり、中綿が中継芯も兼ねてブラシ3内まで進入するように延びるタイプの液状化粧料容器に対しても適用可能である。
1…容器本体、2…収容部、3…ブラシ、3a…凹部、3c…凹部の底、4…中継芯(含浸体)、4b…中継芯の先端部、5…ジャバラ部材、8…ブラシホルダ、8a…束ね部、100…液状化粧料容器、L…液状化粧料、S…空間。

Claims (6)

  1. 液状化粧料を収容する収容部が内部に設けられた容器本体と、
    前記容器本体の先端側に設けられ、ナイロン製の筆毛を複数有し前記液状化粧料を塗布するためのブラシと、
    前記容器本体の先端側に設けられて筒状を成し、前記ブラシが通過し接触することにより前記ブラシを束ねるブラシホルダと、
    後端部が前記収容部に進入すると共に先端部が前記ブラシ内に進入し、前記液状化粧料を毛細管現象により前記ブラシへ送る含浸体と、を備え、
    前記ブラシは、前記含浸体の前記先端部を進入させるための凹部を有し、
    前記凹部の底と前記含浸体の先端部との間に第1の空間を設け、
    前記第1の空間は、前記含浸体の先端部から、前記ブラシホルダにおいて前記ブラシに接触し前記ブラシを押さえ絞り束ねる束ね部の軸線方向位置が前記第1の空間の軸線方向位置と重なるように、前記束ね部の内方位置まで達し、
    前記束ね部は、前記ブラシホルダの先端部に設けられ、
    前記含浸体の前記先端部は、前記束ね部より軸線方向後方へ位置し、
    前記ブラシホルダの前記束ね部より後側の内周面と、前記ブラシの外周面との間には、軸線方向後方へ行くに従って徐々に狭くなる第2の空間が形成されていることを特徴とする液状化粧料容器。
  2. 前記凹部の底と前記含浸体の先端部との間に設けられる前記第1の空間は、前記ブラシホルダの前記束ね部より後側の内周面と前記ブラシの外周面との間に形成される前記第2の空間の軸線方向位置が前記第1の空間の軸線方向位置と重なるように、前記第2の空間の内方位置に達していることを特徴とする請求項1記載の液状化粧料容器。
  3. 前記ブラシホルダは、前記容器本体の先端部内に進入し、前記ブラシホルダにおいて外方へ突出し周方向に沿って複数設けられた第1の突出部が、前記容器本体において内方へ突出し周方向に沿って複数設けられた第2の突出部の後側に位置し対面し、
    前記ブラシホルダの外周面と前記容器本体の内周面との間には、軸線方向に沿って容器内外を連通する第3の空間が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の液状化粧料容器。
  4. 前記ブラシは、前記ナイロン製の筆毛とポリブチレンテレフタレート製の筆毛を混毛したブラシであることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の液状化粧料容器。
  5. 前記ナイロン製の筆毛の膨潤率に応じて、前記凹部の底と前記含浸体の先端部との間に設けられる前記第1の空間の大きさを決定することを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の液状化粧料容器。
  6. 前記収容部には、前記液状化粧料が充填され、
    前記含浸体は、その後端部が、前記液状化粧料に浸漬する中継芯であり、
    前記中継芯を囲繞し、前記ブラシへ供給する液量を調節するためのジャバラ部材を有することを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の液状化粧料容器。
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