JPH0441979Y2 - - Google Patents

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JPH0441979Y2
JPH0441979Y2 JP1985200293U JP20029385U JPH0441979Y2 JP H0441979 Y2 JPH0441979 Y2 JP H0441979Y2 JP 1985200293 U JP1985200293 U JP 1985200293U JP 20029385 U JP20029385 U JP 20029385U JP H0441979 Y2 JPH0441979 Y2 JP H0441979Y2
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JP
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pen tip
valve
tip
groove
liquid
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JP1985200293U
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JPS62109780U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、軸筒先端より突出するペン先を押し
付けることにより、該ペン先と連動する弁を開放
させ、軸筒内に収納した筆記用、化粧用等の液体
をペン先に供給するようにした弁付塗布具に関す
る。
(従来の技術) 添付第5図、第6図に示す如く、摺動自在なペ
ン先101を挿通せる前軸102の孔103内壁
に長手方向の溝104を複数個(図中は4個)形
成し、該溝104にて弁105開放時における液
体の流出に応じた液体収納室106と外気との空
気交換を可能としている。
(考案が解決しようとする課題) とりわけ低粘度の液体を用いた場合に顕著とな
るが、弁105の開放により前軸102内に流出
した液体が溝104を通過して前軸102前端よ
り吐出する所謂ボタ落ちを生じることがある。
これに対しては、溝104を排除し、孔103
内壁全体をペン先101外周面に摺接させればよ
いと考えることもできる。しかし、孔103の内
壁はペン先101の摺動における横振れ(ガタ)
を抑制するものであり、この点、孔103はそれ
なりに長いことが求められ、それゆえ、溝104
を排除すると、空気交換が阻害されてしまう。
やはり、空気交換を円滑にするためには溝10
4は存在することが求められ、従つて、液体のボ
タ落ちを抑制するためには、この溝104の深さ
や幅を所望通りに小さくしなければならなくな
る。
しかし、これには製造上の困難がある。特に、
孔103の内壁によつてペン先101の摺動にお
ける横振れ(ガタ)をより十分に抑制せんとして
孔103を長くすると、尚更、この製造上の困難
性は増してしまう。
そこで、本考案は、液体のボタ落ちを生じるこ
ともなく、空気交換も十分に満足になせ、しか
も、困難なく製造できる弁付塗布具を提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、軸筒先端より突出するペン先を押し
付けることにより、該ペン先と連動する弁を開放
させ、軸筒内に収納した筆記用、化粧用等の液体
をペン先に供給するようにした弁付塗布具であつ
て、前記ペン先を突出する前軸先端の孔の内壁
に、外気との空気交換用の溝を形成する突条部を
複数設けるとともに、前記溝の前端に、該溝の終
端を形成するものであつて前記ペン先全周に摺接
する摺接部を設けたことを特徴とする弁付塗布具
を要旨とする。
(実施例) 添付第1図〜第3図に基づいて一例を説明す
る。
参照符号1は軸筒であつて、該軸筒1内には、
筆記用、化粧用等の液体が収納される液体収納室
2が設けられている。3は液体収納室2と連通す
る弁孔4を中央部に有する環状体であつて、該環
状体3は前軸5と前記軸筒1の内方突出部6とで
挟着され軸筒1に固定配置されている。7は後方
部に傾斜外面を有する円錐状の弁部8を備える弁
であり、該弁7は前記環状体3との間の張設され
たスプリング等の弾撥部材9で前方に付勢され、
弁部8を弁孔4に圧接して配置されている。10
は前軸5内の空間部に配置され、前記弁孔4より
流出した液体を貯溜可能な含液体である。11は
繊維収束体や硬質スポンジ等よりなるペン先であ
り、該ペン先11は前軸5の孔に挿入され、前記
弁7前端に当接して弁7と一体に後退できるよう
に摺動自在に配置されている。また、第2図、第
3図に示す如く、前記孔の内壁には、空気交換用
の溝12を形成する長手方向の突条部13が複数
個(図中は4個)形成されている。但し、溝12
はそのまま前端開口していない。即ち、溝12の
前端には、該溝12の終端を形成するものとし
て、ペン先11全周に摺接する摺接部14が設け
られている。勿論、該摺接部14は、空気交換を
遮断するものではない。
以上の他にも種々なせる。例えば、第4図に示
すように、摺接部14は、前方に向い次第に小さ
くなる溝12の終端を形成するものであつてもよ
いし、また、前端がそのまま開口する溝12を有
する前軸5の前端に別体の環状体を嵌着すること
により形成されるものであつたりしてもよい。
(考案の効果) 本考案の弁付塗布具は、軸筒先端より突出する
ペン先を押し付けることにより、該ペン先と連動
する弁を開放させ、軸筒内に収納した筆記用、化
粧用等の液体をペン先に供給するようにした弁付
塗布具であつて、前記ペン先を突出する前軸先端
の孔の内壁に、外気との空気交換用の溝を形成す
る突条部を複数設けるとともに、前記溝の前端
に、該溝の終端を形成するものであつて前記ペン
先全周に摺接する摺接部を設けてなるので、液体
の流出を該摺接部にて阻止しボタ落ち及び振動、
衝撃等による液体の飛散を防止できるとともに、
摺接部のところにおけるペン先との接触面積は小
さくできるので、空気交換に与える抵抗も大きく
なるのを抑制でき、従つて、空気交換も円滑に行
なうことができ、しかも、突条部により形成する
溝の深さや幅を苦心して小さくする必要が無いの
で製造も容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部縦断面
図、第2図は第1図のA−A線横断面図、第3図
は第1図のB−B線横断面図、第4図は他の一例
を示す要部縦断面図、第5図は従来技術の一例を
説明するための要部縦断面図、第6図は第5図の
C−C線横断面図。 1……軸筒、2……液体収納室、3……環状
体、4……弁孔、5……前軸、6……内方突出
部、7……弁、8……弁部、9……弾撥部材、1
0……含液体、11……ペン先、12……溝、1
3……突条部、14……摺接部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸筒1先端より突出するペン先11を押し付け
    ることにより、該ペン先11と連動する弁7を開
    放させ、軸筒1内に収納した筆記用、化粧用等の
    液体をペン先に供給するようにした弁付塗布具で
    あつて、前記ペン先11を突出する前軸5先端の
    孔の内壁に、外気との空気交換用の溝12を形成
    する突条部13を複数設けるとともに、前記溝1
    2の前端に、該溝12の終端を形成するものであ
    つて前記ペン先11全周に摺接する摺接部14を
    設けたことを特徴とする弁付塗布具。
JP1985200293U 1985-12-27 1985-12-27 Expired JPH0441979Y2 (ja)

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JPH0441979Y2 true JPH0441979Y2 (ja) 1992-10-02

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JP2019209996A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 株式会社吉野工業所 塗布容器
WO2022238984A1 (ja) * 2021-05-13 2022-11-17 株式会社吉野工業所 塗布容器

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JP2012101395A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Mitsubishi Pencil Co Ltd 塗布具

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