JPH0328953Y2 - - Google Patents

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JPH0328953Y2
JPH0328953Y2 JP1985099553U JP9955385U JPH0328953Y2 JP H0328953 Y2 JPH0328953 Y2 JP H0328953Y2 JP 1985099553 U JP1985099553 U JP 1985099553U JP 9955385 U JP9955385 U JP 9955385U JP H0328953 Y2 JPH0328953 Y2 JP H0328953Y2
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tip
pen
pen tip
elastic reinforcing
applicator
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はスポンジ等の多孔質弾性体をペン先と
して用いてなる塗布具のペン先構造に関するもの
である。
(従来技術とその問題点) 含液能及び流体通過性並びに塗布感触に優れ
る、スポンジ等の多孔質弾性体よりなるペン先
は、化粧用インキ、筆記用インキ、糊等の流体を
流体収納室に収納せる塗布具に広く用いられてい
る。
かようなペン先は、第7図に示す如く、軸筒1
01内の流体収納室102と連通せる流通孔10
3を有する筒状の突出部104に、中空部を有す
る円錐状のペン先105を被嵌し、両者を接着剤
により固定するか、或いは第8図に示す如く、軸
筒101前端部の内鍔106と該軸筒101内に
挿入される固定部材107との間でペン先105
の基部を挾着して固定する等して取り付けられて
いる。
しかし乍ら、上述せる何れの取り付け構造を採
用しても、含液能及び流体通過性並びに塗布感触
を考慮し選択されるペン先自体の材質が比較的軟
質であるため、塗布時においてペン先先端を塗布
面に押し付けた場合には、突出部より前方部分が
圧潰し易く、しかして線ぬり、面ぬり等の所望の
塗布を行なうことが仲々難かしい。この問題に対
しては、ペン先の材質を多孔質弾性体の中にあつ
ても硬質のものとし、突出部の長さを短かくなせ
ばよいと考えられるが、今度はペン先が該突出部
先端部分で屈曲してしまうという問題を生ずるこ
とになる。
(考案の目的) 本考案は上述せる問題に鑑みなされたもので、
ペン先内に平板状の弾性補強部を配置すること
で、塗布荷重に伴なう適度な弾性をペン先に付与
することができ、線ぬり、面ぬり等の所望の塗布
を良好に行なうことのできる塗布具のペン先構造
を提供せんとするものである。
(考案の構成) 本考案は、多孔質弾性体よりなるペン先内に、
中央部に横孔を有し、先端に向い次第に薄くなる
平板状の弾性補強部を挿入配置してなる塗布具の
ペン先構造をその要旨とするものである。
(実施例) 以下、本考案を実施例に基づき詳細に説明す
る。
第1図乃至第3図は本考案の第1実施例を示す
ものであつて、参照符号1は軸筒であり、該軸筒
1内に設けられた流体収納室2には化粧用、筆記
用の液体及び粉体や糊等が収納される。3は、軸
筒1先端部に圧入される前軸4後端と軸筒1の内
方鍔5とで後端部の外側鍔6を挾着され軸筒1先
端部に固定配置された筒体である。該筒体3は、
前記流体収納室2と連通せる流通孔7を有すると
ともに、先端部のパイプ状の突出部8周囲に、中
央部に横孔9を有し、先端に向い次第に薄くなる
先鋭平板状の弾性補強部10を一体に有してな
る。該弾性補強部10の内厚を先端に向い次第の
薄くしたのは、より適度な腰と弾性を与えるため
である。11は該弾性補強部10の外形と略合致
する内形の中空部12を有し、外形が円錐状のペ
ン先であつて、該ペン先11は、中空部12内に
弾性補強部10及び突出部8を挿入配置され、そ
の基部内面を接着剤により固定されている。該ペ
ン先11の材質は、使用する流体の種類に応じ
て、スポンジ等の多孔質弾性体の中から種々選択
される。
上述せる第1実施例では、平板状の弾性補強部
10を筒体3及び突出部8と一体に設けてなるも
のを示したが、第4図、第5図に示す第2実施例
の如く、弾性補強部10をU字状の板材で構成
し、該部材を突出部8外面に形成した凹溝13に
係合配置するようにしてもよい。かようにすれば
弾性補強部10として金属を採用することもでき
る。
(考案の効果) 以上の如く、中央部に横孔を有し、先端に向い
次第に薄くなる平板状の弾性補強部を挿入配置せ
るペン先には、中央部に穿設された孔により適正
曲率での良好な撓み、肉厚を先端に向い次第に薄
くしたことによる適度な腰と弾性を付与すること
ができるとともに、硬軟を適宜選択できる塗布方
向性を極力ペン先が破損することを防止しながら
付与することができるので、塗布時におけるペン
先の圧潰、屈曲を防止して、線ぬり、面ぬり等の
所望の塗布を長期にわたり極めて良好に行なうこ
とができる。
尚、第1、第2実施例では、何れも軸筒内に流
体収納室を有し、該流体収納室に収納される流体
を流通孔を介してペン先に供給するタイプの塗布
具をもつて説明したが、第6図に示す如く、軸1
4先端部に、中央部に横孔15を有し、先端に向
い次第に薄くなる弾性補強部16を設け、該弾性
補強部16に多孔質弾性体よりなるペン先17を
被嵌して取り付けてなるブラシ様塗布具であつて
も本考案を採用できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す縦断面図、
第2図は第1図における筒体の外観斜視図、第3
図は第1図のA−A線断面図、第4図は本考案の
第2実施例を示す要部縦断面図、第5図は第4図
におけるB−B線断面図、第6図は本考案の応用
例を示す外観斜視図、第7図、第8図は従来例を
示す縦断面図である。 9,15……横孔、10,16……弾性補強
部、11,17……ペン先。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多孔質弾性体よりなるペン先11,17内に、
    中央部に横孔9,15を有し、先端に向い次第に
    薄くなる平板状の弾性補強部10,16を挿入配
    置してなる塗布具のペン先構造。
JP1985099553U 1985-06-29 1985-06-29 Expired JPH0328953Y2 (ja)

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