JP2507980Y2 - 塗布具の先体 - Google Patents

塗布具の先体

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JP2507980Y2
JP2507980Y2 JP1988165959U JP16595988U JP2507980Y2 JP 2507980 Y2 JP2507980 Y2 JP 2507980Y2 JP 1988165959 U JP1988165959 U JP 1988165959U JP 16595988 U JP16595988 U JP 16595988U JP 2507980 Y2 JP2507980 Y2 JP 2507980Y2
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applicator
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JP1988165959U
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繁康 井上
正 椋木
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株式会社サクラパレス
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、筆記具やマーカー等の塗布具の先端に取付
けられる先体に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、上記のような塗布具に取付けられる先体として
は、フェルトや繊維芯、焼結体等といったものが使用さ
れているが、このような材質の先体は比較的硬くて被塗
布面になじみにくく、特にマーカー等のように帯状の塗
布を行うものにおいては、かすれ等が生じて均一な幅で
塗布することは難しい。また、筆記抵抗が大きく、不快
なきしみ音も発生し易い。
逆に、このような先体として合成樹脂等からなる連続
気泡体を用いた場合には、柔か過ぎて腰がなく、押圧加
減によって塗布量が変わる等、安定した塗布は行いにく
い。また、インク供給量が少ないため、かすれ等も生じ
易い。
このような問題点を解決するため、例えば実公昭54-1
4017号公報では、腰のある合成樹脂製中継芯の先端部に
段部を形成し、この段部に、比較的柔かい多孔質合成樹
脂製ペン先を嵌着するようにしたものが提案されてい
る。このような塗布具によれば、上記中継芯によって腰
の強さを保ちながら、柔かい多孔質合成樹脂製ペン先を
塗布面に当てることにより、滑かな塗布を行うことがで
きる。
また、実公昭49-33549号公報には、通常の太さのペン
先に太径のペン先を被せるように嵌着し、複数種の塗布
幅を選択できるようにしたものが開示されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記実公昭54-14017号公報のものでは、中継芯の先端
とペン先とを嵌着させるために両者の形状を合致させな
ければならない。従って、複雑な形状を高精度で形成し
なければならず、製造に手間がかかり、コスト高につな
がる。また、中継芯の先端にペン先を単に接着しただけ
の構造では、両者の間に接着剤が介在することによりイ
ンクの流通が悪くなる欠点が生じる。
同様に、実公昭49-33549号公報記載の塗布具において
も、太径のペン先側に、通常の太さをもつペン先に嵌着
するための嵌込み孔を設けなければならない不便がある
とともに、取付状態が不安定で、両ペン先の圧接力が弱
い。
また、近年では、プロッター用筆記具等のように機械
で自動的に操作される筆記具の需要も高まっており、こ
のような筆記具は、そのセッティング角度に多少ばらつ
きがあっても低い筆記圧で均一な筆記線が得られること
が要求される。
本考案は、このような事情に鑑み、腰の強さを保ちな
がら円滑な塗布を行うことができ、しかも製造が容易な
塗布具の先体を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、塗布具の先端に取付けられ、被塗布面に押
付けられる塗布具の先体であって、塗布具に取付けられ
た状態でこの塗布具の先端から先方に突出する先端部と
上記塗布具内に収容される取付部とを一体に有する芯材
と、この芯材の周囲にその先端部から上記取付部を経て
上記先端部に戻る向きで嵌着される無端帯状の連続気泡
体とを備えたものである。
〔作用〕
上記構成によれば、芯材の周囲にその先端部から取付
部を経て先端部に戻る向きで(すなわち軸方向の向き
で)無端帯状の連続気泡体を嵌着することにより、簡単
に製造でき、しかも、この連続気泡体の張力で弾性体と
芯材とが良好に密着する。この状態で、上記芯材により
腰の強さを保ちながら、連続気泡体を被塗布面に接触さ
せて円滑な塗布を行うことができる。また、上記連続気
泡体が摩耗した場合には、その位置を周方向にずらすだ
けで、連続気泡体の新しい部分を塗布先に供給できる。
〔実施例〕
第1図は、本考案の一実施例における塗布具の先体1
を示したものである。この先体1は、断面矩形状で軸方
向(第1図の上下方向)に延びる芯材2と、無端帯状に
形成された連続気泡体3とからなり、この連続気泡体3
が上記芯材2の先端部(第1図の上部)から取付部(先
端部よりも下方の部分)に至って上記先端部に戻る向き
でこの芯材2の周囲に嵌着され、これによって、芯材2
の先端部にU字状に被せられた状態になっている。
本考案において、上記芯材2の具体的な材質は問わ
ず、例えばフェルト、繊維芯、焼結体等、従来の塗布具
に一般に使用されているものでよく、なるべく腰が強く
て塗布液伝達性の良いものが望ましい。
また、連続気泡体3の材質も、ポリプロピレンやポリ
ウレタン、ポリエチレンの他、粗毛、アクリル、ポリエ
ステル、ナイロン等、種々のものから成形が可能であ
り、塗布圧によって容易に変形する弾性と適当な厚みと
を有するものが好適である。この連続気泡体3の自然状
態での周長は、上記芯材2の軸方向の周長と略同等か、
それよりも短く設定され、この芯材2の周囲に嵌めるこ
とにより接着剤等を用いなくても芯材2と圧接するよう
になっている。
また、この実施例においては、上記芯材2の中腹部に
一対の係止用切欠2aが設けられている。
第2図(a)(b)および第3図は、この先体1が装
着される塗布具の一例を示したものである。この塗布具
は、本体容器5の先端部に先軸6が装着されるととも
に、上記本体容器5の内部にインク吸蔵体7が収納され
たものであり、上記先軸6の先端部には、上記芯材2の
断面積よりも若干広い開口面積を有する先端筒6aが設け
られている。
そして、上記先体1は、この先端筒6aを貫通した状態
で上記インク吸蔵体7の先端部中央に嵌入され、上記先
端部が先端筒6aの先端よりも先方に突出するようになっ
ている。また、上記本体容器5の先端部にはリング状の
パッキン8が装着されており、このパッキン8の内周縁
部と上記芯材2の切欠2aとが係合されるとともに、先体
1のやや先端側の部分が上記先端筒6aに支持されるよう
になっている。
このようにして先体1が装着された塗布具によれば、
インク吸蔵体7に含まれたインクが芯材2および連続気
泡体3に伝達され、この連続気泡体3において芯材2の
先端部に被せられた部分の表面が被塗布面と接触するこ
とにより、塗布が行われる。この際、芯材2の存在によ
って先体1の腰の強さが保持されるとともに、比較的柔
かい連続気泡体3が被塗布面に接触するため、塗布幅の
安定した円滑な塗布を行うことができる。
しかも、上記芯材2および連続気泡体3は複雑な形状
にする必要がなく、その製造は極めて容易である。特
に、この実施例の場合には連続気泡体3を芯材2の周囲
に嵌めるだけで両者を容易に圧接状態にすることがで
き、塗布具への装着も極めて容易に行うことができる。
また、長距離塗布や高荷重下の塗布で連続気泡体3が摩
耗した場合、この連続気泡体3を適当に回して新しい部
分を先軸6から露出させることにより、同じ連続気泡体
3を用いて良好な塗布を続行することができる効果もあ
る。
なお、本考案において芯材や連続気泡体の具体例は形
状は問わず、上記実施例以外にも様々な態様をとること
ができる。例えば、第4図(a)に示されるように、連
続気泡体3の形状を各位置において幅寸法が異なるテー
パー状とすれば、この連続気泡体3を適宜回して所望の
幅寸法をもつ部分を露出させることにより、単一の先体
1を用いて複数種の幅で塗布を行うことができるし、同
図(b)のように芯材2の先端部に連続気泡体3が嵌合
される嵌合溝2bを形成するようにすれば、芯材2に対す
る連続気泡体3のずれをより確実に防ぐことができる。
また、同図(c)に示されるように、芯材2において外
部に露出しない尾端側の部分を一部削るようにしてもよ
い。
また、本考案において連続気泡体の幅寸法は特に問わ
ず、芯材の幅寸法と同等もしくはそれよりも若干大きく
設定してもよい。
〔考案の効果〕
以上のように本考案は、先端部及び取付部を有する芯
材と、この芯材の周囲にその先端部から取付部を経て先
端部に戻る向きで嵌着される無端帯状の連続気泡体とを
備えたものであるので、上記芯材で腰の強さを保ちなが
ら、上記連続気泡体を被塗布面に接触させることによ
り、円滑な塗布を行うことができる。特に、プロッター
用筆記具等のように機械で自動的に操作される筆記具と
して用いる場合、そのセッティング角度が多少ばらつい
ても低い塗布圧で均一な筆記線を得ることができる。し
かも、上記連続気泡体を芯材の周囲に嵌着するだけで製
造でき、また、連続気泡体を芯材に良好に圧接させるこ
とができ、塗布具への装着はより容易となる。また、連
続気泡体の塗布先部分が摩耗した際には、この連続気泡
体の位置を周方向にずらずだけで容易に新しい部分を塗
布先に供給できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における塗布具の先体の斜視
図、第2図(a)(b)は同先体が装着された塗布具の
断面正面図および断面側面図、第3図は同塗布具の平面
図、第4図(a)(b)(c)は他の実施例における塗
布具の先体を示す斜視図である。 1……先体、2……芯材、3,3′……連続気泡体。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗布具の先端に取付けられ、被塗布面に押
    付けられる塗布具の先体であって、塗布具に取付けられ
    た状態でこの塗布具の先端から先方に突出する先端部と
    上記塗布具内に収容される取付部とを一体に有する芯材
    と、この芯材の周囲にその先端部から上記取付部を経て
    上記先端部に戻る向きで嵌着される無端帯状の連続気泡
    体とを備えたことを特徴とする塗布具の先体。
JP1988165959U 1988-12-22 1988-12-22 塗布具の先体 Expired - Lifetime JP2507980Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988165959U JP2507980Y2 (ja) 1988-12-22 1988-12-22 塗布具の先体

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JP1988165959U JP2507980Y2 (ja) 1988-12-22 1988-12-22 塗布具の先体

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Publication Number Publication Date
JPH0286782U JPH0286782U (ja) 1990-07-10
JP2507980Y2 true JP2507980Y2 (ja) 1996-08-21

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JP1988165959U Expired - Lifetime JP2507980Y2 (ja) 1988-12-22 1988-12-22 塗布具の先体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5723182Y2 (ja) * 1976-12-25 1982-05-19

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JPH0286782U (ja) 1990-07-10

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