JPH0211193Y2 - - Google Patents

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JPH0211193Y2
JPH0211193Y2 JP8795485U JP8795485U JPH0211193Y2 JP H0211193 Y2 JPH0211193 Y2 JP H0211193Y2 JP 8795485 U JP8795485 U JP 8795485U JP 8795485 U JP8795485 U JP 8795485U JP H0211193 Y2 JPH0211193 Y2 JP H0211193Y2
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JP
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end surface
writing
writing instrument
center hole
rear end
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JP8795485U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の目的 本考案は筆記具に関する。詳細には、押圧変形
及び復元可能な後軸の内部を貯液室となし、前軸
に装着した筆体の後部と前記貯液室の間に中心孔
を備えた中栓を配置し、後軸の押圧操作により前
記中心孔から液体を導出させ筆体に供給して筆記
するタイプの筆記具(例えば、実開昭51−122726
号公報、実公昭52−7226号公報、実公昭55−
32785号公報等に開示されている)に関する。
なかでも、筆体として、熱可塑性繊維の筆毛集
束体を用いる系、詳細には前記の後端面を溶融固
着した筆体を用いる系において、特定の後端面形
状に構成し、これと中心孔を有する中栓を特定に
組合せ配置して誘導間隙を形成することにより、
前記実公昭55−32785号公報等に開示の、中心孔
に連通する溝を前方部に設けた中栓を用いる系に
比較して、多様な粘性の液体に対し、筆体側周へ
の液体誘導性を満足させ、筆記先端からの流出性
に優れた筆記具を提供するものである。
(ロ) 考案の構成 本考案の要部を図面(第1図乃至第5図)につ
いて説明する。
本考案筆記具における筆体4は、熱可塑性繊維
の筆毛集束体であつて、前記後端面を溶融固着し
て平面部4−2と、後端面中心を除く個所から突
出した、2個以上の突起部4−3からなる一体の
固着層4−1が設けられており(第5図参照)、
前記突起部4−3端面を中栓5の前端面(中心孔
5−1の開口位置を除く)に当接させて組立てら
れ、中栓5の前端面と固着層の平面部4−2との
間に誘導間隙6を形成して中心孔5−1より導出
される液体を筆体4側周辺に供給して筆記できる
よう構成した筆記具1を要件とする。
前記における筆毛は、先細状のテーパー繊維は
勿論、筆記乃至塗布性を有する各種熱可塑性繊維
及びこれらをブレンドした長手方向の集束体が有
効である。
固着層4−1は、前記筆毛集束体の後端部を熱
溶融する過程で後端面形状に対応する、凹又は凸
面を備えた型に押圧することによつて得られる。
突起部4−3は、後端面中心を除く個所から適
宜長さ突出しており、当接状態で中栓5前端面と
の間に誘導間隙6を形成して液体を外周方向に導
出させる寸法形状、配置であればよく、図示例に
限定されない。
中栓5の後部には、中心孔5−1と連通して公
知の弁部材挿入孔や流出制御パイプの挿着孔等を
適宜に配設することができる。
以下に本考案筆記具の実施例について具体的に
説明する(第1図乃至第5図参照)。
筆体4は、ポリエステルのテーパー繊維(外径
約0.1mm、全長45mm)の集束体の後端面を約275℃
に加熱した金型内に挿入して溶融しその過程で突
起部4−3に対応する凹面を有する金型面に押し
当て図示例の4個の放射状突起部4−3と平面部
4−2を一体形成して得られる。
前記筆体4は、後部側周に連続気孔に有するプ
ラスチツクの環状多孔体11(気孔率約70%)を
緩挿した状態で前軸3に装着され、後端部の突起
部4−3端面を、後軸前部に嵌着されている中栓
5の前端面に当接するよう組立られる。
前記中栓5の後部には、中心孔5−1より大径
の第1の取付け孔10−1及び前記孔10−1よ
り大径の第2の取付け孔10−2が同心状に配設
されており、前記孔10−1及び10−2には内
パイプ8及び外パイプ9を順次嵌着させ後軸2内
の貯液室12に臨ませて筆記具1が構成される。
(尚、前記二重パイプは、実公昭55−32785号公報
等に開示の如き公知の作用をする。) (ハ) 考案の効果 本考案による筆体後端面の固着層4−1と中栓
5前端面との間に形成される誘導間隙6は、中栓
前方内部に中心孔と連通して放射状に配設される
溝(例えば、実公昭55−32785号公報に開示の溝、
本願第6図、第7図参照)に比較して、多様な粘
性(各種マーキング液、化粧料、塗料、文字修正
液、接着剤等)の液体を筆体4の側周に供給して
筆記先端からの流出適性を満足させる、多様な間
隙(狭小〜広幅)を目的に応じて自在に構成でき
る。この点を説明すれば、中栓内部に中心孔と連
通させた溝の成形は、型構造を複雑化させ、溝の
形状、大きさ、個数、配置等の制約を余儀なくさ
れるるのに対し、本考案による誘導間隙6は、前
記中栓の成形とは無関係であつて、筆体後端面の
突起部4−3に主として依存して形成されるの
で、成形の自由度が大である。
しかも、本考案における前記突起部4−3は、
熱可塑性筆毛集束体の後端面の溶融固着による結
束過程で平面部4−2の形成と同時に一体形成で
きるので生産性の面でも無駄がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案筆記具の一部を省略した要部縦
断面図、第2図、第3図及び第4図は、第1図の
A−A線、B−B線、C−C線の各横断面図、第
5図は筆体の拡大斜視図、第6図は従来筆記具の
要部縦断面図、第7図は第6図のD−D線の横断
面図である。 1……筆記具、2……後軸、3……前軸、4…
…筆体、4−1……固着層、4−2……平面部、
4−3……突起部、5……中栓、5−1……中心
孔、6……誘導間隙、7……溝、8……内パイ
プ、9……外パイプ、10−1……第1の取付
孔、10−2……第2の取付孔、11……環状多
孔体、12……貯液室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 押圧変形及び復元可能な後軸2の内部を貯液室
    となし、前軸3に装着した筆体4の後部と前記貯
    液室の間に中心孔5−1を備えた中栓5を配置
    し、後軸2の押圧操作により前記中心孔5−1か
    ら液体を導出させ筆体4に供給して筆記するタイ
    プの筆記具において、筆体4は後端面が溶融固着
    された熱可塑性繊維の筆毛集束体であつて、前記
    固着層4−1は平面部4−2と、後端面中心を除
    く個所から突出した、平面部4−2と一体の2個
    以上の突起部4−3からなつており、前記突起部
    4−3端面を中栓5前端面と当接させて組立てら
    れ、中栓5前端面と平面部4−2との間に誘導間
    隙6を形成して中心孔5−1より導出される液体
    を筆体4側周辺に供給して筆記できるよう構成し
    た筆記具1。
JP8795485U 1985-06-11 1985-06-11 Expired JPH0211193Y2 (ja)

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JP8795485U JPH0211193Y2 (ja) 1985-06-11 1985-06-11

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JPS61204783U JPS61204783U (ja) 1986-12-24
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