JP4363711B2 - 液体塗布具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばサインペン等の筆記用具あるいは眉描き筆等の化粧具などの液体塗布具に関し、更に詳しくは、ペン芯へのインク(インキともいう)の供給が安定して行えるようにしたカートリッジ交換式の液体塗布具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、塗布具、例えば筆記具として用いられるサインペンにおいては、例えば、実開平6−45776号公報に開示されているように、インクをカートリッジ交換可能にした構成を有するものがある。
【0003】
インク貯蔵部(カートリッジ)の交換式ではない筆記具では、コレクタのセンタースリットにはインク貯蔵部からインクを導く通路として、コレクタからセンタースリットを内径側に延ばし、内径内の中継芯まで設けるタイプのもの(前者という:例えば特開平2−81666号参照)と、センタースリットを中継芯に接するようにせずにコレクタ後端まで延ばしてこの後端でセンタースリットをインクに直接接触させるタイプのものがある(後者という)。
【0004】
前者では中継芯とセンタースリットを直接に接触連通させても、センタースリットに比べ毛細管力の強い中継芯をセンタースリットの隙間(C)を接触させていたため、インク貯蔵部内の温度上昇等による圧力上昇時にセンタースリットにインクがスムーズに移動しにくくコレクタのインク一時貯溜機能が十分発揮できないときがあるという問題がある。
【0005】
これに対して、インク貯蔵部交換式ではない筆記具では、後者のタイプのセンタースリットを設けてコレクターの性能を発揮させることができたが、インク貯蔵部交換式(カートリッジ交換式)の筆記具では、カートリッジを嵌着する軸部分の径に制約がある(筆記具のカートリッジは筆記具の径が太くなりすぎないようするためおのずから口元径に制約が生じる)ことなどから、コレクター後端のインクスリット開口に直接にカートリッジを結合することが困難であった。
【0006】
ここで、この種のカートリッジ交換式筆記具では、実開平6−45776号に開示されたものがある。
この筆記具においては、コレクタの後端面は、先軸内の隔壁に当接させてなるとともに、コレクタ中央の連通孔に挿入された中継芯の先端部をペン芯に接合させて、かつ、中継芯の後端部を先軸後端筒部側に形成した筒状突起内の連通孔側に跨って間隙Aを持たせて遊嵌状態で挿入している。この筒状突起の連通孔を介してコレクタの連通孔側に導入されるカートリッジ内のインクWを中継芯を介してペン芯側に浸透供給している。
【0007】
また、コレクタ外周胴部のインク保溜部は軸方向に所望の間隔を存して櫛歯状に配置された複数枚の翼状保溜板からなり、これら各々の翼状保溜板間に跨って外気と連通可能なセンタースリットを軸方向に設けている。そして、このインクスリットのコレクタ後端面側の開口端を筒状突起の連通孔に連通させている。
【0008】
ところで、筆記具において、コレクタのインクスリットがインク貯蔵部(カートリッジ)から流出してくるインクに直接接しているタイプの筆記具においては、インクスリットの寸法が空気とインクの置換のバランスを取る上で重要な要素となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
一方、前述の筆記具のように先軸の筒状突起がカートリッジに嵌合し、インクに直接接する隙間が中継芯と筒状突起内周面とで形成される間隙Aの筆記具の場合には、その間隙Aとコレクタ後端の間隙Aへの流路寸法、インクスリットの寸法、さらには、保溜板同士の間隔の関係を適切に設定しなければ、温度変化等によりカートリッジ内圧が変化してインクが押し出されるたときに前記間隙Aとコレクタ後端への流路、インクスリット、あるいは、保溜板同士の間隔のいずれかでインク間に空気の層ができて、その部分のインク保持力が大きくなってしまい、この空気層がカートリッジとコレクタ間のインクのスムーズな出入りを妨げて、インク流量の安定が得られず、筆記時のインクのカスレやインクのペン芯からの漏れが生じやすくなり筆記具として使用しがたいという問題点がある。
また、このような問題点は、各種の液体塗布具でも同様に生じる恐れがある。
【0010】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、カートリッジ内のインキや化粧品等の塗布液体をコレクタ後端の導通スリットに安定的に導いて、カートリッジとコレクター間のスムーズな塗布液体の出入りを可能にできる液体塗布具を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、本発明は、次の構成を有する。
本発明は、軸筒本体を先軸と、該先軸に分離可能に装着される後軸とで形成し、前記軸筒本体の先軸内を隔壁を介して先端筒部と後端筒部とに区画し、前記先軸内の隔壁の先端筒部側の面を周縁部より中央部の凹んだ段付き凹面部に形成し、外周胴部に軸方向にそれぞれ間隔(D)を置いて配置された複数枚の保溜板に軸方向に前記各々の保溜板間にわたってスリット幅(C)の液体導通スリットを形成し、当該間隔内に該液体導通スリットを通って塗布液体を一時的に保溜可能にするコレクタを形成し、前記先端筒部内に前記コレクタをその外周部が外気と連通可能に挿入し、挿入された前記コレクタの後端面を凹面部に当接させて該後端面と凹面部中央との間に第1間隙(B)を形成し、並びに、この第1間隙と液体導通スリットとを連通させ、コレクタ中央部に、中継芯を挿通させると共に、前記液体導通スリットに直接の導通をしない連通孔を形成し、該コレクタの先端に連続する塗布体ホルダーに、中継芯の先端部に接合する塗布体を保持させ、前記後端筒部内に、前記中継芯の後端部が前記コレクタの連通孔から跨りかつ第2間隙(A)を持たせて挿入される連通孔を有する筒状突起を設け、該筒状突起に塗布液体が収容された交換可能なカートリッジの先端部を着脱自在に装填して、該カートリッジ内の塗布液体を前記中継芯を介して前記塗布体側に供給可能にする一方、前記筒状突起の内壁と中継芯との間の第2間隙と前記第1間隙と液体導通スリットを連通してコレクタ保溜板同士の間隔内に塗布液体を一時的に保溜可能にした塗布具であって、第2間隙(A),第1間隙(B),スリット幅(C)および保溜板の間隔(D)をA≦B≦C≦Dの関係に設定したことを特徴とする液体塗布具である。
この液体塗布具により、カートリッジ内のインキや化粧品等の塗布液体をコレクタ後端の導通スリットに安定的に導いて、カートリッジとコレクター間のスムーズな塗布液体の出入りを可能にできる。
なお、保溜板の間隔Dは、すべて一定の隙間でなくてもよく、好ましくは、ペン芯22に近い側が広くても良い。その場合に間隔Dの一番小さな隙間がA≦B≦C≦Dの関係を満たせば良い。これにより、コレクタの保溜板の間隔内の塗布液体を確実に液体導通スリットに出入りさせることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1から図7に示す図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係るカートリッジ交換式のマーカーペンあるいはサインペン等の筆記具の全体構成の一実施形態を示す。
【0013】
図1に示す筆記具において、符号1は軸筒本体で、この軸筒本体1は、キャップ50が取外し可能に被着される先軸(ペン先軸)11と、この先軸11に螺合状態で分離可能に装着される後軸(ペン後軸)12とで形成されている。
【0014】
先軸11内は、図2に示すように、隔壁13を介して先端筒部14と後端筒部15とに区画され、前記先軸11内の隔壁13の先端筒部14側の面を周縁部より中央部の凹んだ段付き凹面部19に形成したものである。
また、前記後端筒部15内の中心軸には、筒状突起16が設けられているとともに、この筒状突起16には、顔料含有などのインクW(生インクとも称される)を収容した交換可能なカートリッジ40の先端部が着脱自在に装填され、カートリッジ40の先端開口部側に設けたシールボール受部41を介して密栓するシールボール42の密栓解除により、カートリッジ40内のインクWを筒状突起16の連通孔17に導入させるようになっている。
【0015】
また、先軸11の先端筒部14の先端には、シール筒18が設けられ、このシール筒18を介してコレクタ20が先端筒部14内に挿入されている。このコレクタ20は、先端筒部14の内周面14aとの間に外気と連通可能に遊嵌状態で保持されていて、その中心軸には、筒状突起16の連通孔17に対接して連通する連通孔21が設けられ、コレクタ20の先端側を形成する口プラ20aには、ペン芯22が連通孔21の先端側部位に差込み保持されているとともに、このペン芯22には、連通孔21に挿入された中継芯23の先端部23aが接合されている。
【0016】
さらに、そのコレクタ20の後端面20bは、先軸11内の隔壁13の凹面部19に当接させて、後端面20bと凹面部19との間に間隙B(第1の間隙に相当)を形成し、並びに、この間隙Bと幅(スリット幅)Cのインクスリット(液体導通スリット)32とを連通させる。
それと共に、連通孔21に密接に挿入された中継芯23の後端部23bは、先軸11の後端筒部15側に形成した筒状突起16の連通孔17側に跨って間隙(第2の間隙に相当)Aを持たせて遊嵌状態で挿入されるものとする。これにより、中継芯23を介して筒状突起16の連通孔17からコレクタ20の連通孔21側に導出された、カートリッジ40内のインクWは、ペン芯22側に浸透供給するようになっている。
【0017】
さらにまた、コレクタ20の外周胴部には、インク保溜部30が設けられていて、このインク保溜部30は、軸方向に保溜板間隔Dを存して櫛歯状に配置された複数枚の翼状保溜板31からなり、これら各々の翼状保溜板31間に跨って外気と連通可能なスリット幅Cのインクスリット32が軸方向に設けられているとともに、このインクスリット32のコレクタ後端面20b側の開口端32aを間隙Bを介して筒状突起16内周面と中継芯23との間隙Aに連通させるようになっている。
【0018】
そして、前記の第2間隙(A),第1間隙(B),スリット幅(C)および間隔(D)をA≦B≦C≦Dの関係に設定したものである。
【0019】
なお、コレクタ20の後端面20bが当接する先軸11内の隔壁13の当接面13aには、図3から図5に示すように、凹面部19が段付き形成されていて、この凹面部19にて隔壁13の当接面13aとコレクタ20の後端面20bとの間に間隙Bをインクスリット32の開口端32aに対応させて形成することにより、間隙Bを介して、インクスリット32と筒状突起16内周と中継芯23との間隙Aが連通するようになっている。
また、先軸11内の隔壁13の当接面13aに段付き形成された凹面部19には、軸外径方向に放射状に延びる複数条の凹溝33が設けられている。
また、中継芯23の後端部23bが挿入される先軸11の後端筒部15側に設けた筒状突起16の連通孔17の内周面17aには、図6及び図7に示すように、複数のリブ34が軸周方向に形成されていて、これら各々のリブ34にて中継芯23の後端部23bを筒状突起16の連通孔17の内周面17aとの間に間隙Aを持たせて保持されるようになっている。
【0020】
実施形態の筆記具によれば、コレクタ20の後端面20bが当接する前記先軸11内の隔壁13の当接面を凹面部19に段付き形成し、凹面部19にて隔壁13の当接面とコレクタ20の後端面20bとの間の間隙Bとを介して、筒状突起16内周と中継芯23との間隙Aと、コレクタ20の保溜板31の軸方向に設けたインクスリット32とを連通してなるので、カートッジ40内のインクを間隙A,間隙B,インクスリット32を介してコレクタ20の保溜板31の間隔D内に一時的に保溜できる。
【0021】
また、前記間隙A,前記間隙B,スリット幅Cおよび保溜板間隔Dの各寸法をA≦B≦C≦Dの関係に設定するので、カートリッジからのインク等の塗布液体の出入れがスムーズに行われるようになる。
つまり、間隙A,第1間隙B,スリット幅C,保溜板間隔Dは、その順に間隔が広くなることから、必然的に毛細管力が順に小さくなる。したがって、温度上昇や外気圧が低くなったときには、カートリッジ40内のインクが押し出されるが、そのインクWは第2間隙A,第1間隙B,スリット幅C,保溜板間隔D内に順に満たされ、ペン芯22先端からインクWが漏れにくくなる。一方、逆に、温度下降や外気圧が高くなった場合や筆記した場合には、これらの間隙等からインクWがカートリッジ40内に戻るが、そのとき保溜板間隔D,スリット幅C,第1間隙B,第2間隙Aの順にインクは戻り、特に、保溜板31の間隔D内にインクが残ることがない。
【0022】
仮に、上記のA≦B≦C≦Dの関係が成立していないときには、塗布液体の出入りがスムーズに行われずに、カートリッジ40内の塗布液体が押し出されるときに、間隙等に順に入らないで空気の層を作るため、その部分での塗布液体保持力が大きくなり、インクWがペン芯22から漏れやすくなる。また、カートリッジ40に戻るときにも、きちんとインクWが戻らずに空気がカートリッジ40内に入ってしまうことが起き、再度インクの保溜を行うことができなくなってしまう。これに対して実施形態の筆記具ではこのような問題が生じることがなく、コレクタの機能を十分に発揮できる。
【0023】
なお、上記した実施形態において、保溜板の間隔Dは、すべて一定の隙間でなくてもよく、好ましくは、ペン芯22に近い側が広くても良い。その場合に間隔Dの一番小さな隙間がA≦B≦C≦Dの関係を満たせば良い。
また、実施形態では、サインペンなどの筆記具を例に説明したが、これに限定されるものではなく、眉描き等の化粧用の塗布具などにも適用することが可能である。その他、本発明は、趣旨を逸脱しない範囲で種々変更実施可能である。
【0024】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、カートリッジ内のインキや化粧品等の塗布液体をコレクタ後端の導通スリットに安定的に導いて、カートリッジとコレクター間のスムーズな塗布液体の出入りを可能にできる。
すなわち、本発明に係る液体塗布具においては、上記の構成を採用することにより、コレクタの後端面が当接する前記先軸内の隔壁の当接面を凹面部に段付き形成し、凹面部にて隔壁の当接面とコレクタの後端面との間の第1の間隙とを介して、筒状突起内周と中継芯との第2の間隙と、コレクタの塗布液体の保溜板の軸方向に設けた導通スリットとを連通してなるので、カートッジ内の塗布液体をコレクタの保溜板の間隔内に一時的に保溜できる。
また、第2間隙(A),第1間隙(B),スリット幅(C)および保溜板間隔(D)をA≦B≦C≦Dの関係に設定するので、カートリッジからのインク等の塗布液体の出入れがスムーズに行われるようになる。つまり、第2間隙(A),第1間隙(B),スリット幅(C),保溜板間隔(D)は間隔の順に広くなることから、毛細管力が順に小さくなる。したがって、温度上昇や外気圧が低くなったときには、カートリッジの中の塗布液体が押し出されるが、その塗布液体は第2間隙(A),第1間隙(B),スリット幅(C),保溜板間隔(D)内に順に満たされ、塗布体先端から液体が漏れにくくなる。一方、逆に、温度下降や外気圧が高くなった場合や、筆記等塗布した場合には、これらの間隙等から塗布液体がカートリッジ内に戻るが、そのとき保溜板間隔(D),スリット幅(C),第1間隙(B),第2間隙(A)の順に塗布液体は戻り、特に、保溜板間隔(D)内に塗布液体が残ることがない。
【0025】
仮に、上記のA≦B≦C≦Dの関係が成立していないときには、塗布液体の出入りがスムーズに行われずに、カートリッジ内の塗布液体が押し出されるときに、間隙等に順に入らないで空気の層を作るため、その部分での塗布液体保持力が大きくなり、塗布液体がペン芯から漏れやすくなる。また、カートリッジに戻るときにも、きちんと塗布液体が戻らずに空気がカートリッジ内に入ってしまうことが起き、再度塗布液体の保溜を行うことができなくなってしまうが、本発明ではこの種の不具合の生じる事は無い。
したがって、本発明によれば、筆記描線が薄くなることによる筆記カスレや液体直流の生じない筆記性能等の良好な塗布性能を得ることができ、安定した塗布液体の供給性能が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサインペンの全体構成の一実施形態を示す断面図である。
【図2】同じくキャップ取外し状態の要部拡大断面図である。
【図3】同じく先軸の拡大断面図である。
【図4】図3のI−I線矢視方向から見た先軸の隔壁の断面図である。
【図5】同じく先軸の隔壁部位の要部拡大断面図である。
【図6】図3のII−II線矢視方向から見た筒状突起の要部拡大断面図である。
【図7】図6のIII−III線矢視方向から見た筒状突起の要部断面図である。
【符号の説明】
1 軸筒本体
11 先軸
12 後軸
13 隔壁
13a 当接面
14 先端筒部
14a 内周面
15 後端筒部
16 筒状突起
17 連通孔
17a 内周面
18 シール筒
19 凹面部
20 コレクタ
20a 口プラ(先端部)
20b 後端面
21 連通孔
22 ペン芯
23 中継芯
23a 先端部
23b 後端部
30 インク保溜部
31 翼状保溜板
32 インクスリット
32a 開口端
33 凹溝
34 リブ
40 カートリッジ
41 シールボール受部
42 シールボール
A 筒状突起の連通孔内周面と中継芯後端部外周との間の間隙
D 翼状保溜板の間隔
B コレクタ後端面と隔壁の当接面との間の間隙
C 液体導通スリットの幅
W インク
Claims (1)
- 軸筒本体を先軸と、該先軸に分離可能に装着される後軸とで形成し、
前記軸筒本体の先軸内を隔壁を介して先端筒部と後端筒部とに区画し、
前記先軸内の隔壁の先端筒部側の面を周縁部より中央部の凹んだ段付き凹面部に形成し、
外周胴部に軸方向にそれぞれ間隔(D)を置いて配置された複数枚の保溜板に軸方向に前記各々の保溜板間にわたってスリット幅(C)の液体導通スリットを形成し、当該間隔内に該液体導通スリットを通って塗布液体を一時的に保溜可能にするコレクタを形成し、
前記先端筒部内に前記コレクタをその外周部が外気と連通可能に挿入し、
挿入された前記コレクタの後端面を凹面部に当接させて該後端面と凹面部中央との間に第1間隙(B)を形成し、並びに、この第1間隙と液体導通スリットとを連通させ、
コレクタ中央部に、中継芯を挿通させると共に、前記液体導通スリットに直接の導通をしない連通孔を形成し、
該コレクタの先端に連続する塗布体ホルダーに、中継芯の先端部に接合する塗布体を保持させ、
前記後端筒部内に、前記中継芯の後端部が前記コレクタの連通孔から跨りかつ第2間隙(A)を持たせて挿入される連通孔を有する筒状突起を設け、
該筒状突起に塗布液体が収容された交換可能なカートリッジの先端部を着脱自在に装填して、該カートリッジ内の塗布液体を前記中継芯を介して前記塗布体側に供給可能にする一方、
前記筒状突起の内壁と中継芯との間の第2間隙と前記第1間隙と液体導通スリットを連通してコレクタ保溜板同士の間隔内に塗布液体を一時的に保溜可能にした塗布具であって、
前記の第2間隙(A),第1間隙(B),スリット幅(C)および間隔(D)をA≦B≦C≦Dの関係に設定したことを特徴とする液体塗布具。
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