JP2005335314A - 出没式筆記具 - Google Patents
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Abstract
【構成】 軸筒の後部に設けられたノック部材を押圧することによって軸筒の前端から筆記体を出没させる出没式筆記具であって、前記筆記体を前軸とその前軸とカートリッジから構成すると共に、前記カートリッジを回転子に貫通せしめて前軸に着脱自在に固定し、又、前記筆記体を前進せしめるノック部材を摺動子に着脱自在に固定し、更に、前記回転子を軸筒内面に設けたカム面に係脱可能に配置する一方、摺動子を軸筒内面に設けた案内溝に回転は不能であるが前後動可能に係合させた出没式筆記具。
【選択図】 図1
Description
しかし、前記の従来技術にあっては、筆記体が複雑な構造の本体内部に位置している為、交換が実質的にできない状態にあった。又、無理に交換しようとすると、蓋体を構成する部材が脱落してしまったり、ややもすると、蓋体を開閉する為の重要な糸状部材を切断してしまう危険性があった。
又、出没機構であるデビットカムが筆記体の後部に位置している為、本体に対する筆記体の収納部が少なく、それ故に、頻繁に筆記体を交換しなければならなかった。
更に、前記樹脂材質からなるシール筒部5には、シール蓋9が取り付けられおり、そのシール蓋9には3本の細線部10、11、12が放射状にしかも等間隔(120度間隔)な位置に射出成形などの手段によって一体成形されている。これらの細線部10、11、12の表面には、潤滑剤が塗布されているが、成形と同時に樹脂中に混練りさせても良い。その潤滑剤の例としては、シリコーンオイルやロウ、タルク、グリスなどが良好なものとして挙げられるが、塗布する作業性を考慮すると、シリコーンオイルと言った液状物が好ましい。尚、その細線部10、11の後端はガイド筒13に一体的に連結されているが、細線部12はガイド筒13に摺動可能に取り付けられている。そして、ガイド筒13とシール筒部5との間には、前記弾発部材4が張設されており、その弾撥部材4の付勢によって、前記シール蓋9が後方に押し当てられ、そのシール蓋9とシール筒部5との密閉が保たれている。
又、後方軸部3の内面後部には、カム面18が形成されている。そのカム面18は、長手方向に形成された溝部19と、その溝部19間によって形成される縦リブ20の頂面に形成した傾斜面21とから構成されている。そして、そのカム面18の傾斜面21には、筒状の回転子22の傾斜突起23が係脱可能に係合している。そして、その回転子22の中空部には前記筆記体6のカートリッジ8が貫通した状態で挿通しており、又、回転子22の前端面を前記前軸7の後端面に接触させている。つまり、この回転子22の前軸7への接触によって、筆記体6全体を前進せしめることができるようになっているのである。
更に、回転子22の後部には摺動子24が位置しており、その摺動子24の前方に形成されたカム突起25が前記回転子22の傾斜突起23に接触、係合している。又、摺動子24の外周面には摺動突起26が形成されており、前記カム面18の溝部19に摺動可能に係合している。そして、その摺動子24には、ノック部材16が螺合などの手段によって着脱自在に取り付けられているが、凹凸嵌合などであっても良い。
符号27は筆記体6(前軸7)の外周面に形成した突起であって、その突起27は前記前方軸部2の内面に形成された摺動溝部28に係合している。つまり、筆記体6は軸筒1に対して前後動は可能であるが、相対的な回転は不能なものとなっている。
筆記体6を軸筒1に収納(没入)させる場合には、再びノック部材16を押圧する。この押圧操作によって、回転子22とカム面18との係合が解除されると共に、前記弾撥部材4の付勢力によって筆記体6が収納される。これと同時に、シール蓋9が引っ張られ閉じられる。
2 前方軸部
3 後方軸部
4 弾撥部材
5 シール筒部
6 筆記体
7 前軸
8 カートリッジ
9 蓋体(シール蓋)
10 細線部
11 細線部
12 細線部
13 ガイド筒
14 塗布先
15 先端開口穴
16 ノック部材
17 後端開口穴
18 カム面
19 溝部
20 縦リブ
21 傾斜面
22 回転子
23 傾斜突起
24 摺動子
25 カム突起
26 摺動突起
27 突起
28 摺動溝部
Claims (3)
- 軸筒の後部に設けられたノック部材を押圧することによって軸筒の前端から筆記体を出没させる出没式筆記具であって、前記筆記体を前軸とカートリッジから構成すると共に、前記カートリッジを回転子に貫通せしめて前軸に着脱自在に固定し、又、前記筆記体を前進せしめるノック部材を摺動子に着脱自在に固定し、更に、前記回転子を軸筒内面に設けたカム面に係脱可能に配置する一方、摺動子を軸筒内面に設けた案内溝に回転は不能であるが前後動可能に係合させたことを特徴とする出没式筆記具。
- 前記筆記体の前後動に連動して開閉する蓋体を配置すると共に、その蓋体の開閉によって筆記体の先端を密封・開放したことを特徴とする請求項1記載の出没式筆記具。
- 前記前軸は軸筒に対して回転不能に配置されていることを特徴とする請求項1、あるいは、請求項2に記載の出没式筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004160190A JP2005335314A (ja) | 2004-05-28 | 2004-05-28 | 出没式筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004160190A JP2005335314A (ja) | 2004-05-28 | 2004-05-28 | 出没式筆記具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005335314A true JP2005335314A (ja) | 2005-12-08 |
Family
ID=35489387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004160190A Pending JP2005335314A (ja) | 2004-05-28 | 2004-05-28 | 出没式筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Citations (5)
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---|---|---|---|---|
JPH0379992U (ja) * | 1989-12-06 | 1991-08-15 | ||
JPH08216583A (ja) * | 1995-02-15 | 1996-08-27 | Kuretake Seishiyoudou:Kk | 筆記用液体のカートリッジ |
JPH09131994A (ja) * | 1995-11-10 | 1997-05-20 | Ancos Co Ltd | キャップレス筆記具 |
JP2001063278A (ja) * | 1999-08-26 | 2001-03-13 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 液体塗布具 |
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2004
- 2004-05-28 JP JP2004160190A patent/JP2005335314A/ja active Pending
Patent Citations (5)
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