JP5035603B2 - 棒状化粧料容器 - Google Patents

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Description

本願発明は、例えばアイブロー、アイライナー、アイシャドー又はリップライナー等の棒状化粧料を出没自在に収容してなる棒状化粧料容器に関するものである。
従来より、例えば上記各種棒状化粧料を出没自在に軸筒内に収容してなる棒状化粧料容器は、棒状化粧料を固持する昇降筒をネジ機構を利用して軸筒内で昇降させることによって、該昇降筒に固持される棒状化粧料を軸筒内外に出没させてなるものが一般的である(特許文献1参照)。更に、該棒状化粧料容器においては、該容器自体を長期間にわたって使用可能にするべく、使い果たした棒状化粧料の交換を簡易且つ確実にできるように、該棒状化粧料容器内において棒状化粧料を脱着自在である別体のカートリッジ体によって保持するものが提案されている(特許文献2参照)。
しかしながら、リップライナー等の棒状化粧料は、細部まで正確に塗布できるようにするため細径化が図られている上、近年流行の艶のあるリップグロスに合わせて艶のある処方としているため、棒状化粧料自体が非常に柔軟なものとなっている。そのため、該棒状化粧料容器の製造にあたっては、芯チャックを内装したカートリッジ体に溶融した化粧料を直接充填し固化させるものとしている。従って、使用するためカートリッジ体より突出させた棒状化粧料を再度カートリッジ体内に没入させようとすると、該棒状化粧料がカートリッジ体の内壁面と擦れて破断等を起こすおそれがある。すなわち、このような棒状化粧料においては、一旦カートリッジ体から棒状化粧料を突出させて後は、該棒状化粧料をカートリッジ体内に没入させることを予定しておらず、使用後はそのままキャップを装着するものとしている。ところが、カートリッジ体の先端より棒状化粧料を突出させたままの状態であると、その突出長によっては、キャップを装着した際にキャップの内側がその突出した棒状化粧料の先端に当接して、キャップを確実に装着することができず、また無理矢理キャップを装着してしまうと該棒状化粧料の先端がキャップにより潰れ、キャップが固着し、また棒状化粧料が漏出して他所を汚損するおそれがある。
更に、棒状化粧料容器は通常小さな鞄に入れて持ち運ぶので、その全長は短いほど有利であるが、使用時おいて棒状化粧料容器の全長があまりに短いと指により確実に保持できず、正確な塗布作業を行えないものである。
特開平8−353号 特開平11−56464号
解決しようとする問題点は、非常に柔軟な棒状化粧料を保持した棒状化粧料容器においても、非使用時においてはキャップを確実に装着することができるようにするとともに、その容器自体の全長を短縮化する一方、使用時においてはその全長を適正な長さとして、棒状化粧料の正確な塗布作業ができるようにするものである。
そのために、棒状化粧料容器は、棒状化粧料を突出可能に保持する脱着自在なカートリッジ体を出没自在とするとともに、該カートリッジ体に保持される棒状化粧料を突出可能にしてなるものである。
そして、第1の特徴として、後端に尾栓を回転自在且つ打突自在に嵌着する軸筒と、該軸筒前端の開口部に対して脱着自在となるキャップとから構成され、
該軸筒内には、脱着自在であって、棒状化粧料を突出可能に収容するカートリッジ体、尾栓と一体となり、該カートリッジ体を軸筒の開口部より出没させるカートリッジ体出没機構、及び尾栓への打突によりカートリッジ体内に収容される棒状化粧料を突出させるノック機構を内装し、
該カートリッジ体は、芯筒と、芯筒内において棒状化粧料を保持する、該芯筒内に保持された皿状の芯チャックとからなり、該芯筒の後端側は後方へ開口した凹陥部が形成され、該凹陥部にはOリング及びブッシュからなる把持部が嵌着されるとともに、該凹陥部の底部には貫通孔が穿設され、
該カートリッジ体出没機構は、カム筒、スライダー及び該スライダーの摺動により圧縮又は伸長するスプリングから構成され、該カム筒は、円筒状のカム筒基部の前方に、頂点に位置する係止凹部を前方側として、これに連なる傾斜縁からなる略三角湾曲面のカム体を形成するとともに、その後方には尾栓と係合する係合部を形成してなるものであり、スライダーは外周面に係止突起を突設してなり、前記カム筒の傾斜縁に対して該係止突起を当接させるとともに、該係止突起とそれよりも前方の軸筒内壁との間でスプリングを保持した上での尾栓の回転によるカム筒の回転によって、スライダーの係止突起がカム筒の傾斜縁を前進してカム体の係止凹部に係合することで、スライダー自体が前進するとともに前進した状態で固定され、又、尾栓の逆回転によって前記係止突起と係止凹部との係合が解除された際には、スプリングの弾撥力によって係止突起が傾斜縁を後退して、スライダーが当初の位置に復帰するものであり、
該ノック機構は、移動自在となる押棒を内部に挿通するノック筒と、該ノック筒の先端側が挿入されるホルダー筒とからなり、ノック筒はその先端部に三ツ割の連結部を固持するとともに、略中間において径外方向へ突出する突起部とホルダー筒内壁との間にスプリングを保持し、ホルダー筒は、挿入されたノック筒の先端より前方に三ツ割孔を有して、該三ツ割孔に一定の摩擦力を有して脱着自在となるリングが嵌入され、更に該リングに対して脱着自在となるよう三ツ割が嵌入されるとともに、該リングの前方にリングストッパーが設けら、又、ホルダー筒の外側には係止突縁が設けられて、軸筒の内壁面に軸方向に設けられた案内溝に遊嵌し、前記カートリッジ体出没機構によるカートリッジ体の最大前進時において、該ホルダー筒の係止突縁が該案内溝の最先部に対して隙間を残すよう位置決めされてなるものであり、
上記ノック機構のノック筒の後端を前記スライダーに固持するとともに、ホルダー筒の先端にカートリッジ体の後端部を連結した上、該ノック筒の押棒を、芯筒の凹陥部底部に形成された貫通孔を通して芯チャック外底部に当接させることにより、
尾栓の回転によるスライダー更にはノック筒の前進に伴って、押棒を把持した状態で前記リング内に嵌入された三ツ割が前進し、該三ツ割の前進によって該リングの嵌入された三ツ割孔を有するホルダー筒が前進して、その連結されたカートリッジ体を前進させて軸筒よりカートリッジ体を突出させ、更に、尾栓を打突してのノック筒の前進に伴って、同様に押棒を把持した三ツ割の前進によってホルダー筒及びカートリッジ体が前進するものの、ホルダー筒の係止突縁が案内溝の最先端に至ることによって停止すれば、三ツ割とリングが押棒を把持しながら三ツ割孔から前方へ突出し、その後、リングがリングストッパーによって前進を停止すれば、三ツ割のみが拡開して前進することで、押棒の把持を解除し、又、尾栓の打突を停止すれば、ノック筒の突起部とホルダー筒内壁との間のスプリングの弾撥力によって、ノック筒、三ツ割及びリング、ホルダー筒並びに尾栓が復帰し、更に、尾栓の逆回転による前記係止突起と係止凹部との係合解除に基づくスライダー更にはノック筒の後退に伴って、前記押棒を把持した状態でリング内に嵌入された三ツ割が後退し、該三ツ割の後退によって、ホルダー筒が後退して、その連結されたカートリッジ体を軸筒内に後退させてなるものである。
そのため、尾栓を回転させと、該尾栓と一体となるカム筒が回転することで、スライダーはカム体の傾斜縁に沿って係止突起によってスプリングを圧縮しながら軸筒の開口部方向へ前進し、その後該スライダーの係止突起がカム体先端の係止凹部に係止されることで固持される。その際、スライダー内に後端を固持するノック筒は三ツ割を介してホルダー筒を前方へ押勢し、更に該ホルダー筒がカートリッジ体を同方向へ押勢して前進させるので、カートリッジ体は軸筒の開口部より突出して固持されるものとなる。
そして、その状態で尾栓を打突すると、ノック筒の前進に応じてホルダー筒更にはカートリッジ体が前進するものの、ボルダー筒の係止突縁と軸筒の案内溝の先端との係合によってホルダー筒の前進が停止させられた後は、三ツ割がリングとともに押棒を把持しながらホルダー筒の三ツ割孔から前進するので、該前進した押棒が外底部に当接する芯チャックを押勢するので、棒状化粧料は開口部より突出するものとなる。
更に尾栓の打突を停止しても、芯チャックの外底部に当接する押棒は、芯筒の凹合部に嵌着される把持部により、三ツ割が三ツ割孔内に嵌入されるまで把持しているので後退せず、常に押棒と芯チャックの外底部との当接は維持される。
また、使用後は、尾栓を逆回転させると、カム体先端の係止凹部からスライダーの係止突起が外れて、該スライダーの係止突起により圧縮されていたスプリングが伸長するので、スライダーはカム筒の傾斜縁に沿って軸筒内を後退する。そして該スライダーと一体であるノック筒が、三ツ割を介してホルダー筒を引張し、更に該ホルダー筒がカートリッジ体を同方向へに引張して後退させるので、カートリッジ体は軸筒内に没入する。
なお、棒状化粧料の交換に際しては、カートリッジ体を軸筒の開口部より最も突出させた状態で、前記カートリッジ体を引張することで、カートリッジ体をノック機構のホルダー筒より解離しながら、突出する押棒から引き抜けばよい。そして、ホルダー筒から突出した押棒をホルダー筒内へ押し戻した後、新たなカートリッジ体をホルダー筒先端に連結しつつ、カートリッジ体の把持部並びに内底部の貫通孔に押棒を挿嵌することで一体に連結し完了する。
そこで、第2の特徴として、後端に尾栓を回転自在に嵌着する軸筒と、該軸筒前方の開口部に対して脱着自在となるキャップとから構成され、
該軸筒内には、脱着自在であって、棒状化粧料を突出可能に収容するカートリッジ体と、尾栓と一体となり、軸筒の開口部より該カートリッジ体を出没自在とする回転筒、及び該カートリッジ体と回転筒の両者を外装する受け筒を内装し、
該軸筒は、軸筒の肉厚が厚い厚肉部を前側に、肉厚が薄い薄肉部を後側に配して、厚肉部と薄肉部との間の内壁面に周縁段部を形成すると共に、該周縁段部に案内溝後端部を形成する案内溝を厚肉部側に軸筒長手方向に刻設し、
該カートリッジ体は、芯筒、噛合孔を有する基部と雄ネジ部よりなるネジ軸、芯チャック本体内に棒状化粧料を保持し、軸部内に雌ネジ孔を有すると共にその最後端外周に係合突起を突設する芯チャック、及び該係合突起を遊嵌し案内する案内溝を有する回止筒から構成され、芯筒内において芯チャックの軸部内の雌ネジ孔内にネジ軸の雄ネジ部を噛合させる共に、ネジ軸の基部外周に、軸方向には離脱不能でありつつ同期して回転しうるよう回止筒を外装し、
該回転筒は、先端にカートリッジ体の前記ネジ軸の基部に穿設する噛合孔に対し噛合自在となる噛合部を配設するとともに、後端に外方へ突設する係合ピンからなり、
該尾栓は、軸筒後方に突出する尾栓本体と、最先端において円周方向に係止溝を設ける螺旋状のカム溝をその側面に刻設してなる筒状の挿嵌部からなり、
該受け筒は、外方に突出して前記軸筒に刻設した案内溝に遊嵌する突起部を有するものであって、
上記尾栓と回転筒とを、回転筒の係合ピンを尾栓の螺旋状のカム溝に遊嵌して一体とした上で、該回転筒とカートリッジ体のネジ軸とを、該回転筒先端の噛合部と該ネジ軸の噛合孔を噛合させ、又、受け筒と回転筒とを、軸方向には離脱不能であって、同期して回転しうるよう嵌合するとともに、受け筒とカートリッジ体の回止筒とを、軸方向には脱着可能であるものの、個別の回転は不能となるよう嵌合してなるものである。
そのため、尾栓を一方方向へ回転させると、該尾栓と一体となる回転筒が軸筒長手方向に前進するので、軸筒の内壁面の案内溝に案内されて受け筒及びカートリッジ体は同方向へ前進することで、軸筒の開口部よりカートリッジ体が突出する。そして、該回転筒の係合ピンが尾栓の挿嵌部の係止溝に至ると、尾栓と回転筒とは供回りすることとなるが、その際、回転筒が嵌合されている受け筒は軸筒の案内溝に遊嵌していることから回転せず、回転筒のみが回転することとなる。そして、その回転筒の回転は噛合部とネジ軸の噛合孔との噛合によりネジ軸に伝達される。ところが、該ネジ軸の基部外周には回止筒が外装されており、該回止筒は受け筒との間で個別の回転が不能なように嵌合されていることから、回止筒は回転せず、ネジ軸のみが回転することとなる。そして、その回転しない回止筒の案内溝に遊嵌された係合突起を有することによって回転しない芯チャックの雌ネジ孔内において、ネジ軸の雄ネジ部が回転することにより、芯チャックは前記回止筒の案内溝に従って芯筒内を前進するため、棒状化粧料は芯筒の開口部より突出するものとなる。
また、使用後は、尾栓を逆回転させることで回転筒は尾栓の挿嵌部内すなわち軸筒内を後退するものとなり、該回転筒と軸方向に離脱不能に嵌合されている受け筒、更に該受け筒と嵌合されている回止筒、並びに該回止筒と軸方向に離脱不能に嵌合されているネジ軸がそれぞれ軸筒内を後退することによって、カートリッジ体は軸筒内に没入する。このとき、カートリッジ体を十分に軸筒内に没入させることで、受け筒の突起部は軸筒の案内溝から離脱するものとなる。従って、その後尾栓をさらに逆回転させても、受け筒並びにカートリッジ体は回転筒と共に回転してしまい、カートリッジ体の芯チャックには尾栓の回転が伝わらないので、棒状化粧料が芯筒内に没入することでの破損を防止できる。
なお、棒状化粧料の交換に際しては、カートリッジ体を軸筒の開口部より最も突出させた状態で、該カートリッジ体を引張することで、回転筒の噛合部とネジ軸の噛合孔との噛合及び、受け筒と回止筒との嵌合を解離すればよい。そして、新たなカートリッジ体のネジ軸の噛合孔を軸筒内の回転筒先端の噛合部に噛合させるとともに、受け筒と回止筒とを嵌合させることで完了する。
本願発明は、細径化され、且つ非常に柔軟な棒状化粧料を棒状化粧料容器より円滑に出没させることができるとともに、その交換もカートリッジ体により簡易且つ確実に行うことができるという優れた効果を有する。
図1乃至図6に示す1は、本願発明の実施例1における棒状化粧料容器である。該棒状化粧料容器1は、後端に止め筒16とともに、後方に突出する尾栓14を嵌着する軸筒3と、該軸筒3前端の開口部3’に対して脱着自在となるキャップ2とから構成されるものである。(なお、本明細書においては、棒状化粧料容器1の尾栓14方向を後ろ、軸筒3の開口部3’方向を前もしくは先として方向を指示する。)
そして、上記軸筒3内には、脱着自在であって、棒状化粧料13を突出可能に収容するカートリッジ体5を、上記尾栓14と一体となり、軸筒3の開口部3’より出没させるカートリッジ体出没機構A、及び尾栓14への打突によりカートリッジ体5内に収容される棒状化粧料13をカートリッジ体5より突出させるノック機構Bを内装するものである。
ここで、上記尾栓14はその内部に、軸筒3の後端より突出するカム筒17(後述する)の係合部21に一体に係合する凹陥孔15を穿設してなるものである。
そして上記カートリッジ体5は、芯筒6及び芯チャック7からなり、該芯筒6はその後端側に、棒状化粧料13を保持する皿状の芯チャック7を保持する段部を有する。更にその後端を前後方向に断面略H形状とした上、該断面略H形状部分の後端側に開口して形成される凹陥部8内に、Oリング10及びブッシュ11からなる把持部12が形成され、該凹陥部8の底部となる部分に前後方向へ貫通する貫通孔9が穿設されている。
又、上記カートリッジ体出没機構Aは、カム筒17とスライダー25、及び該スライダー25の摺動により圧縮又は伸長するスプリング27とからなるものである。そして、カム筒17は、頂点に位置する滑らかな曲面から形成される係止凹部19と、該係止凹部19に連なる垂直縁24と傾斜縁20を有する略三角湾曲面のカム体18を、係止凹部19を前方に向けて2個対向するように、円筒形状のカム筒基部23に配設した上、該カム筒基部23の後方には前記尾栓14と係合する係合部21を形成してなるものである。又、スライダー25は、前後方向に断面略H形状の略円筒形状であって、その外周面略中央に、前記カム筒17の傾斜縁20に沿って移動する係止突起26を対向して2個突設して設けるものである。そして、スプリング27は、該スライダー25の係止突起26と軸筒3の略中間部において内方に設けられた段部43との間に掛け渡されている。
なお、上記カム筒基部23の側周面には対向する位置に径外方向へ突出する係止縁22が軸と平行に形成され、又、軸筒3の後端に嵌着される止め筒16の内壁面にも対向する位置に径内方向へ突出する係止突縁16’が軸と平行に形成されている。このため、尾栓14を回転させることによってカム筒17が回転すると、所定の回転角でカム筒17の係止縁22と止め筒16の係止突縁16’とが係合してそれ以上の尾栓8の回転を阻止する。その結果、過剰な尾栓14の回転は抑制されるので、カム筒17の傾斜縁20がスライダー25の係止突起26を押勢することによる、スライダー25の前進、及びその前進した係止突起26のカム体18の係止凹部19に対する係合が、確実になされるものとなる。
また前記ノック機構Bは、ホルダー28と案内筒33、並びにノック筒40とから構成され、案内筒33の先端部34をホルダー28に嵌入して一体とする一方、ノック筒40の後端はスライダー25内に固持され、又、先端は案内筒33内に挿入されている。そしてホルダー28は、軸筒3の内壁面に軸方向に等間隔に刻設される4条の案内溝4にそれぞれ遊嵌される4個の係止突縁32を外周面に有するとともに、前後方に開口する連結孔29、29’を有する断面略H形状の円筒体であって、該連結孔29、29’の内底部は貫通孔30により互いに連通するとともに、後方向に開口する連結孔29’内に段部31形成されている。尚、前記カートリッジ体出没機構Aの作動によってホルダー28が最大限に前進した際においても、該ホルダー28の係止突縁32が軸筒3に刻設される案内溝4の最先端に位置することなく、該案内溝4に若干の隙間が残るよう位置決めがなされている。又、案内筒33は、径小の先端部34と径大の案内筒基部37とからなり、更に案内筒基部37内部には段部38が設けられて、案内筒基部37の後部内径が大きく設定されている。そして、該先端部34の先端には、三ツ割孔となる開口部34’が設けられ、該開口部34’には、開口部34’より出没自在となるリング35が嵌入されるとともに、該リング35に対して出没且つ開閉自在に嵌入され、その後端縁の連結部36’をノック筒40の先端部に固持してなる三ツ割36が配設される。そして、該先端部34は前記ホルダー28の後方の連結孔29’内の段部31に係合するとともに嵌合されて一体となっている。一方、ノック筒40は、スライダー25の前後への移動に応じて、案内筒33及びホルダー28内において移動するものであって、その内部に押棒42を挿通しており、該押棒42は前記ホルダー28より前方へ突出して、カートリッジ体5の芯筒6内の芯チャック7の外底部7’に当接している。又、ノック筒40は案内筒33内においてスプリング39を一体に外装しており、該スプリング39の先端は案内筒33の案内筒基部37内部に設けられた段部38に、又、後端はノック筒40の略中間部において径外方向に対向して突出する突起部41にそれぞれ係止している。
そこで、この棒状化粧料容器1において、上記尾栓14、カートリッジ体出没機構A、ノック機構B及びカートリッジ体5は、尾栓14の凹陥孔15とカム筒17の係合部21との係合、スライダー25内でのノック筒40後端の固持、並びにホルダー28の前方に開口する連結孔29に対するカートリッジ体5後端の嵌合によって、一体に連結されるものである。そして、ノック筒40内に保持される押棒42は、案内筒33の開口部34’、ホルダー28の貫通孔30、及び芯筒6後端に設けられた貫通孔9をそれぞれ貫通して、芯筒6内に設けられた芯チャック7の外底部7’に当接している。
以上のように、本願発明の実施例1における棒状化粧料容器1は構成されるので、使用者は次のようにして上記棒状化粧料容器1を使用に供するものである。
すなわち、軸筒3内部の密閉性を保持するため軸筒3の開口部3’を閉塞するように装着されているキャップ2は、引張することで軸筒3より脱離する。
次に、軸筒3の後端に突出して保持される尾栓14を、尾栓14と一体になるカム筒17の係止縁22が、止め筒16の係止突縁16’に当接するまで回転させる。該尾栓14の回転によるカム筒17の回転により、スライダー25は、その外周に突設する係止突起26がカム体18の傾斜縁20に沿ってスプリング27を圧縮しつつ前進する。このとき、該スライダー25内に後端を固持するノック筒40も、スライダー25に押勢されて同様に軸筒3内を前進するものである。
更に、該スライダー25の係止突起26は、カム体18の傾斜縁20に沿って移動した後、該カム体18の先端に有する係止凹部19内に係合することにより、固定される。この状態で、ノック筒40もスライダー25の移動距離だけ前進して固定されることとなり、このノック筒40の前進に応じて、ノック筒40の先端部に固持された連結部36’が前進し、該連結部36’の前進に伴って、案内筒33の先端の開口部34’に設けられたリング35内に保持された三ツ割36が、押棒42を把持したまま前進することから、該三ツ割36が前記リング35を介して案内筒33を前進させ、更に該案内筒33の前進によって、軸筒3の内壁面に刻設する案内溝4に係止突縁32を遊嵌するホルダー28も、軸筒3内を前進し、該案内溝4内において係止突縁32の先端にわずかな隙間を残して固定される。
その結果、カートリッジ体5を構成する芯筒6の後端がホルダー28の前方に開口する連結孔29に嵌合しているので、ホルダー28が前進して固定されることによって、カートリッジ体5は軸筒3より突出して固定される。
そして、尾栓14を打突すると、今度はノック筒40の内部に保持される押棒42がノック機構Bにより徐々に軸筒3内を前進するものとなる。すなわち、尾栓14を1回打突することにより、スライダー25がその1回の打突分(ホルダー28の係止突縁32が案内溝4内においてその先端に残す隙間分)だけ前進し、該スライダー25内に後端を固持されるノック筒40も同じ隙間分だけ前方に押勢される。この時、該ノック筒40はその先端部に固持する三ツ割36の連結部36’を前進させることによって、三ツ割36とリング35を介して一体となった案内筒33を前進させ、更にその案内筒33がホルダー28を前進させるものの、前述のように、ホルダー28の係止突縁32が案内溝4の最先端まで到達すると、ホルダー28はそれ以上前進できなくなることから、更なる三ツ割36の連結部36’の前進によって、案内筒33の先端部34の開口部34’に対してリング35とともに嵌入している三ツ割36は、該リング35とともに押棒42を把持したまま案内筒33の開口部34’より突出することとなり、結果的に押棒42を前進させることとなる。
その上、リング35と三ツ割36が開口部34’より一定量突出すると、ホルダー28の連結孔29’内に形成された段部31がリングストッパーとなって、リング 35のみが該段部31と当接して停止することから、三ツ割36と分離し、該三ツ割36はその停止したリング35より更に前進して拡開し、押棒42に対する把持を解除するものとなる。すなわち、押棒42は尾栓14への打突によりノック筒40が前進することで、三ツ割36に把持されたままカートリッジ体5のOリング10及びブッシュ11による把持部12の圧力に抗しながら前進するものである。従って、三ツ割36が拡開して押棒42による把持を解除した後は、該押棒42はカートリッジ体5のOリング10及びブッシュ11による把持部12のみによって把持されるものとなる。
その後、該尾栓14への打突をやめると、尾栓14はもとよりスライダー25及びノック筒40は案内筒33内の圧縮されたスプリング39の弾発力により後退し、更に該ノック筒40の先端部に三ツ割36の連結部36’が固持されているので、三ツ割36も同時に軸筒3内を後退するものとなる。この際、三ツ割36は後退するにつれ、未だ案内筒33の開口部34’には没入していないリング35内に嵌り込みながら該リング35とともに案内筒33の開口部34’に嵌入する。
その結果、拡開していた三ツ割36は閉成するとともに、押棒42を再度把持するものとなる。すなわち、押棒42は、三ツ割36が案内筒33の開口部34’に嵌入するまでカートリッジ体5のOリング10及びブッシュ11のみに把持されており、該三ツ割36はリング35とともに案内筒33の開口部34’に嵌入してはじめて押棒42を把持するので、三ツ割36自体によっては一旦前進した押棒42を後退させることはない。
従って、この前進した押棒42によって芯筒6内の芯チャック7も押勢されることで前進するので、棒状化粧料13は芯筒6の開口部6’より突出するものとなる。
なお、棒状化粧料13を芯筒6の開口部6’からより多く突出させるには、前記尾栓14に対する打突を繰り返せばよい。
また使用後は、尾栓14を逆方向に回転させると、カム筒17は同方向に回転するので、スライダー25の係止突起26とカム体18の係止凹部19との係合は外れることとなる。
その結果、該スライダー25の係止突起26によって圧縮されていたスプリング27は軸筒3後方に向かって伸長するので、スライダー25は自動的に軸筒3内を後退することになる。
このとき、スライダー25に固持されたノック筒40並びに三ツ割36及びリング35を介して、ノック機構Bを構成する案内筒33及びホルダー28も同様に軸筒3内を後方に引張されて後退するので、該ホルダー28と一体に連結されるカートリッジ体5は迅速に軸筒3内に没入するものとなる。
なお、棒状化粧料13を保持するカートリッジ体5の交換は、まずカートリッジ体5を軸筒3の開口部3’より最も突出させた状態で、カートリッジ体5を引張することによって、カートリッジ体5をホルダー28の前側の連結孔29より引き抜くとともに、ホルダー28より突出する押棒42を把持部12より引き抜くことで解離するので、カートリッジ体5を取り出すことができる。そして、前進した状態となっている押棒42を指などで軸筒3内へ押し戻した後、新たなカートリッジ体5を軸筒3の開口部3’より挿入するとともに、該カートリッジ体5の把持部12内に押棒42を、芯チャック7の外底部7’に当接するまで挿入することで両者を一体にして行うものである。
図7乃至図12において示される101は、本願発明の実施例2における棒状化粧料容器である。該棒状化粧料容器101は、後端に尾栓134を回転自在に嵌着する軸筒103と、該軸筒103前方の開口部103’に対して脱着自在となるキャップ102とから構成される。
そして上記軸筒103内には、脱着自在であって、棒状化粧料122を突出可能に収容するカートリッジ体110と、上記尾栓134と一体となり、軸筒103の開口部103’より該カートリッジ体110を出没させる回転筒123、及び該カートリッジ体110と回転筒123の両者と一体になるとともに、カートリッジ体110の出没に際して案内してなる受け筒130を内装するものである。
又、軸筒103は、その内径が略中央前方部分(カートリッジ体110の内装部分に相当する。)と略中央後方部分(回転筒123及び尾栓134の内装部分に相当する。)とでは異なり、該軸筒103の略中央前方部分は軸筒103の内径が細径化されることで厚肉部105となっており、略中央後方部分においては軸筒103の内径が太径化されることで薄肉部106となっている。その結果、軸筒103の内壁面104において該内径の異なる境界において軸筒103の円周方向に周縁段部109が形成されるものである。そして、内径が細径化されている軸筒103の厚肉部105には軸筒長手方向に沿って案内溝107が設けられており、前記周縁段部109において案内溝後端部108を形成して途切れている。
ここで上記カートリッジ体110は、芯筒111、芯チャック112、ネジ軸115及び回止筒138とから構成される。そして、該芯チャック112は芯筒111内に配設され、その先端側には棒状化粧料122を保持する芯チャック本体120が、又、後端側には外方へ突出する係合突起119を後端縁に対向して有する軸部113を有し、該軸部113長手方向に雌ネジ孔114を穿設する。又、ネジ軸115は、後端側の基部116と先端側の雄ネジ部117とからなり、該雄ネジ部117は前記芯チャック112の雌ネジ孔114と螺合する。回止筒138は、その後端縁近傍に外方へ突設する鍔部139が周設されるとともに、その前方には2条の案内溝141が前後方向に貫通して対向するよう設けられた円筒である。そして、前記ネジ軸115の基部116は、後方に開口する噛合孔118を穿設するとともに、回止筒138の後端側に挿入されている。一方、回止筒138の先端は前記芯チャック本体120の後端に当接しており、前記案内溝141には、芯チャック112の係合突起119が遊嵌されている。更に、ネジ軸115と回止筒138とは、ネジ軸115の基部116の後端縁近傍において外方に突出するように周設される係止周縁121と、回止筒138の後端縁近傍内側において該係止周縁121に対応するように凹陥して形成された係止凹部142とで形成され、軸方向には離脱不能であって、円周方向には同期して回転しうるよう嵌合してなる回転嵌合部145により一体となっている。
又、上記回転筒123は、カートリッジ体110の前記ネジ軸115の基部116に穿設する噛合孔118に対して噛合自在となる噛合部124を先端に配設するとともに、略中央前側部分に円周方向に外方に突出する突出部126を周設し、更に後端に互いに対向する位置に2個の係合ピン125を外方に突設した上で、後端縁より長手方向に切り込み127を形成するものである。
さらに上記尾栓134は、軸筒103後方に突出する尾栓本体135と軸筒103内に回転自在に挿嵌される円筒状の挿嵌部136からなるとともに、該挿嵌部136の側面において内外を貫通し、軸筒103の開口部103’側に向かって(すなわち前方に向かって)左螺旋状に略半回転するカム溝137を、対向して2条刻設するものである。そして、各カム溝137の先端部には係止溝137’が、先端方向に向かって各カム溝137の左側且つ、円筒の挿嵌部136の円周方向に設けられる。なお、上記カム溝137の後端側は、後述する受け筒130に設けられた突起部131の外方への突出部が、その遊嵌する軸筒103の案内溝107の長さ以上に確実に移動しうるよう、挿嵌部136の後方へ延長されて、尾栓本体134の先端に至っている。
そして、上記回転筒123と尾栓134とは、次のようにして一体にするものである。即ち、まず尾栓134の円筒状の挿嵌部136内にスプリング144を内装する。次に、回転筒123後方を径方向に押勢することで該回転筒123の後端縁より長手方向に形成する切り込み127を変形させて回転筒123を細径化する。その上で該回転筒123を係合ピン125側より尾栓134の挿嵌部136内に挿入し、各々の係合ピン125を尾栓134の挿嵌部136に刻設するカム溝137内に遊嵌させるとともに、回転筒123後端縁に前記スプリング144を保持させるものである。そして、スプリング144を保持しつつ一体となった回転筒123と尾栓134とにおいて、後述する受け筒130に設けられた突起部131の外方への突出部が、その遊嵌する軸筒103の案内溝107の長さを移動するに足るだけ、回転筒123を尾栓134の挿嵌部136内に深く嵌挿した際においても、前述したようにカム溝137の後端側は余分に後方へ延長されているので、回転筒123の後端縁はスプリング144の弾性により尾栓134の尾栓本体135との間で間隔を有して逃げ148を形成し、更にその際、回転筒123の突出部126の後端縁と尾栓134の先端縁との間にも逃げ148が形成されており、回転筒123は軸筒長手方向に該逃げ148の長さだけ余分に移動可能となっている。
また前記受け筒130は、円筒形状であって、その略中央部分において内外方向へ突出する突起部131を対向して設け、該突起部131の外方への突出部分は、軸筒103の内壁面104において軸筒長手方向に刻設される案内溝107に移動自在となるように遊嵌している。一方、該突起部131の内方への突出部分は受け筒130の内壁に周回して設けられ、その前方側はカートリッジ体110の回止筒138の後端縁と当接し、又、後方側は回転筒123の段部129と当接している。更に、該受け筒130自体の前端縁は回止筒138の鍔部139と当接し、又後端縁は、上記回転筒123の突出部126に当接している。更に、受け筒130と回転筒123とは、回転筒123の突出部126の前方に円周方向に突出するように周設される係止周縁128と、受け筒130の後端縁近傍において該係止周縁128に対応するように凹陥して形成された係止凹部133とで形成され、軸方向には離脱不能であって、円周方向には同期して回転しうるよう嵌合してなる回転嵌合部146により一体となる。その上、回止筒138と受け筒130とは、回止筒138の後端縁近傍において円周方向に突出するように周設される係止周縁143と、受け筒130の前端縁近傍において該係止周縁143に対応するように凹陥して形成された係止凹部133とで形成され、軸方向に脱着可能となる着脱嵌合部147により一体となるとともに、更に、回止筒138の係止周縁143の後方外周面に周設された回止ローレット140と、受け筒130の突起部131前方の内壁面に周設された回止ローレット132とを互いに噛合させることで、個別の回転を不能として一体となっている。
即ち、図6に示すように、回転筒123、カートリッジ体110、及び受け筒130とは一体となっているものである。
詳細に説明すれば、回転筒123とカートリッジ体110のネジ軸115とは、回転筒123の先端に配設される噛合部124と、ネジ軸115の基部116に穿設する噛合孔118との噛合により、又、回転筒123と受け筒130とは前記回転嵌合部146により、更に、カートリッジ体110の回止筒138と受け筒130とは前記着脱嵌合部147及び回止ローレット140、132とによりそれぞれ一体となっている。そして、カートリッジ体110内においても、前述のように、ネジ軸115と回止筒138とが回転嵌合部145により一体となっている。
なお、上記受け筒130に突設する突起部131の外方への突出部分は、軸筒103の内壁面104の厚肉部105において軸筒長手方向に刻設される案内溝107内を先後方向へ移動自在となるものである。しかしながら該案内溝107は、上述の如く軸筒103の内壁面104において形成される周縁段部109において案内溝後端部108を形成して途切れているものである。従って、該案内溝107内に先後方向へ移動自在となるように遊嵌される突起部131の外方への突出部分は、軸筒103内を最も後退すると該案内溝後端部108より離脱するものであり、該案内溝107より離脱した突起部131の外方への突出部分は、周縁段部109において軸筒103の円周方向に回転自在となる。その結果、使用者が過剰に尾栓134を左回転させても、受け筒130に突設する突起部131の外方への突出部分が軸筒103の案内溝104から離脱してしまうので、尾栓134の回転に合わせて、回転筒123、ネジ軸115、及び芯チャック112が共回りしてしまい、該ネジ軸115による芯チャック112の後退は阻止され、棒状化粧料122の破損を防止できることとなる。
その上、該受け筒130と回転嵌合部146を介して一体となる回転筒123は、尾栓134内に内装されたスプリング144の弾性によって尾栓134から前方へ押勢されているが、前述したように、回転筒123の後端縁と尾栓本体135との間で間隔を有して逃げ148を形成するとともに、回転筒123の突出部126の後端縁と尾栓134の先端縁との間にも逃げ148を形成していることから、回転筒123は該逃げ148の長さだけ後方へ移動可能となっている。その結果、受け筒130に突設する突起部131の外方への突出部分が遊嵌する案内溝107の長さに比して、尾栓134の回転による回転筒123の移動距離の方が確実に長くなることから、製作に際して各部材の寸法に対して誤差が生じていても、受け筒130に突設する突起部131の外方への突出部分が軸筒103内において最も後退した場合には、確実に案内溝107より離脱するものとなる。
また、該回転筒123は尾栓134内に内装されたスプリング144の弾撥力により前方へ押勢されているので、該回転筒123と一体となる受け筒130も同方向へ押勢されている。従って、該受け筒130が軸筒103内を最も後退して案内溝107より離脱していても、尾栓134を右回転させることで同期して回転する受け筒130に突設する突起部131の外方への突出部分は、案内溝後端部108にその位置が合致すると、該スプリング144の弾撥力により再度案内溝107内に遊嵌されるものとなる。
以上のように、本願発明の実施例2における棒状化粧料容器101は構成されるので、使用者は次のようにして上記棒状化粧料容器101を使用に供するものである。
すなわち、軸筒103内部の密閉性を保持するため軸筒103の開口部103’を閉塞するように装着されているキャップ102は、引張することによって軸筒103より脱離する。
次に、軸筒103の後端に回転自在に嵌着する尾栓134を最大で180°右回転させると、受け筒130が回転筒123を介してスプリング144の弾撥力により前方へ押勢されていることから、軸筒103の内壁面104に刻設された案内溝107の案内溝後端部108より離脱した状態で、周縁段部109において軸筒103の円周方向に回転自在となっていた受け筒130の突起部131の外方への突出部分が、周縁段部109に形成する案内溝後端部108より案内溝107内に遊嵌されることとなる。
そして、尾栓134の挿嵌部136は、該挿嵌部136の螺旋状に略半回転するカム溝137に遊嵌する回転筒123の係合ピン125を該カム溝137に沿って案内しながら回転するので、該回転筒123は前進し、最終的に回転筒123の係合ピン125がカム溝137の先端部の係止溝137’に係合する。このとき、係止溝137’は円周方向に設けられているので、回転筒123はそれ以上前進することができないものとなる。この回転筒123の前進に伴って、回転筒123と一体となる受け筒130も、その突起部131の外方への突出部を案内溝107内に遊嵌しつつ前進することとなる。
そしてこの回転筒123及び受け筒130の前進に伴って、カートリッジ体110も前方へ移動して軸筒103の開口部103’より突出して固持される。このとき、回転筒123の係合ピン125は、カム溝137先端において挿嵌部136の円周方向に設けられた係止溝137’に係合しているので、尾栓134を右回転させてもカートリッジ体110が前進することはなく、又、逆にカートリッジ体110に対して前方からの押圧力が作用しても、軸筒103の開口部103’より突出したカートリッジ体110が、軸筒103内へ押し戻されることはない。
その上で、更に尾栓134を右回転させると、先ず回転筒123の係合ピン125が尾栓134のカム溝137の係止溝137’に係合しているので、尾栓134と回転筒123とは共回りすることとなる。この回転筒123の回転によって、回転嵌合部146によって同期して回転しうるよう一体となっている受け筒130も回転しようとするが、該受け筒130の突起部131の外方への突出部分が軸筒103の案内溝107に遊嵌されていることから、受け筒130は回転することができず、回転筒123だけがその回転嵌合部146における摩擦に抗して回転することとなる。一方、この回転筒123の回転は、噛合部124と噛合孔118との噛合によって、ネジ軸115に伝達される。該ネジ軸115は回転嵌合部145によって回止筒138と同期して回転しうるよう一体となっているものの、該回止筒138は受け筒130との間で回止ローレット132、140の噛合によって個別の回転が不能となるよう一体となっている。即ち、尾栓134の回転は回転筒123の先端に配設する噛合部124とカートリッジ体110のネジ軸115の噛合孔118との噛合を介して、ネジ軸115に伝達される。この時、ネジ軸115の回転に伴って回止筒138も同期して回転しようとするものの、回止筒138は、その突起部131の外方への突出部を軸筒103の案内溝107に遊嵌することによって回転不能となっている受け筒130との間で、回止ローレット132、140の噛合によって個別の回転が不能となるように一体となっていることから回転せず、ネジ軸115は回止筒138との間の回転嵌合部おける摩擦に抗して回転することとなる。
その結果、回転するネジ軸115の雄ネジ部117と螺合する雌ネジ孔114を有する芯チャック112は、該芯チャック112の係合突起119が回転しない回止筒138の案内溝141へ遊嵌しているため前方へ案内され、該芯チャック112に保持される棒状化粧料122は芯筒111の開口部111’より突出するものとなる。
また、使用後には、尾栓134を逆回転(左回転)させると、まず回転筒123の係合ピン125とカム溝137先端の係止溝137’との係合が解除される。
そしてさらに回転させることで、該尾栓134のカム溝137は遊嵌して一体となる回転筒123の係合ピン125を案内しつつ回転することによって、回転筒123は軸筒103内を後退する。このとき、受け筒130と回転筒123との回転嵌合部146の摩擦により、一体になって後退し、従ってカートリッジ体110も軸筒内を後退するものとなる。
その結果、カートリッジ体110は迅速に軸筒103内に没入するものとなる。
なお、前述のようにカム溝137の後端部が延長されているので、尾栓134を左回転させた際、軸筒103の内壁面104の案内溝107内に遊嵌されている受け筒130に突設する突起部131の外方への突出部分を、尾栓134と回転筒123との間の逃げ148の分だけ余分に後退させることができ、各部材の寸法にバラ付きがあったとしても、突起部131の外方への突出部分を確実に案内溝107の案内溝後端部108より離脱させることができる。このため、一旦カートリッジ体110を軸筒103内に没入させた後、さらに尾栓134を左回転させても、受け筒130に突設する突起部131の外方への突出部分は軸筒103の内壁面104の案内溝107より離脱しているので、回転筒123の回転と同期して空転する。従って、回転筒123と回転嵌合部146を介して一体となる受け筒130、該受け筒130と着脱嵌合部147及び回止ローレット132、140を介して一体となる回止筒138、該回止筒138と回転嵌合部145を介して一体となるとともに、前記回転筒123と噛合部124と噛合孔118を介して一体となるネジ軸115の全てが、尾栓134の回転に合わせて一体に回転することとなる。そのため、芯筒111内において棒状化粧料122を保持する芯チャック112がネジ軸115に対して後退することがないことから、該棒状化粧料122の芯筒111内への没入に伴う棒状化粧料122の破損を防止できるものである。
なお、棒状化粧料122を保持するカートリッジ体110の交換は、まずカートリッジ体110を軸筒103の開口部103’より最も突出させた状態で引張することによって、カートリッジ体110の回止筒138と受け筒130との着脱嵌合部147及び回止ローレット132、140の噛合が解離するとともに、軸筒103内の回転筒123の先端に配設される噛合部124とカートリッジ体110におけるネジ軸115の噛合孔118の噛合が解離することによって、カートリッジ体110を取り出すことができるものとなる。そして、新たなカートリッジ体110を軸筒103内に挿入して、上記受け筒130と回止筒138との着脱嵌合部147及び回止ローレット132、140の噛合によって該回止筒138と受け筒130とを一体にするとともに、ネジ軸115の噛合孔118を軸筒103内の回転筒123先端の噛合部124に噛合させることで両者を一体としてなるものである。
本願発明は、棒状化粧料だけでなく、棒状の糊等の接着剤の繰出容器としても適用することができる。
本願発明の実施例1の棒状化粧料容器の正面図である。 本願発明の実施例1の棒状化粧料容器の使用時における正面図である。 本願発明の実施例1の棒状化粧料容器の軸筒の縦断面図である。 図3のA−A横断面図である。 本願発明の実施例1の棒状化粧料容器の分解構造斜視図である。 本願発明の実施例2の棒状化粧料容器の正面図である。 本願発明の実施例2の棒状化粧料容器の使用時における正面図である。 本願発明の実施例2の棒状化粧料容器の軸筒の縦断面図である。 本願発明の実施例2の回転筒と尾栓との結合を示す分解正面図である。 本願発明の実施例2の回転筒と尾栓との結合を示す縦断面図である。 本願発明の実施例2の回転筒と尾栓との結合を示す要部拡大断面図である。
符号の説明
1 棒状化粧料容器
2 キャップ
3 軸筒
3’ 開口部
4 案内溝
5 カートリッジ体
6 芯筒
6’ 開口部
7 芯チャック
7’ 外底部
8 凹陥部
9 貫通孔
10 Oリング
11 ブッシュ
12 把持部
13 棒状化粧料
14 尾栓
15 凹陥孔
16 止め筒
16’ 係止突縁
17 カム筒
18 カム体
19 係止凹部
20 傾斜縁
21 係合部
22 係止縁
23 カム筒基部
24 垂直縁
25 スライダー
26 係止突起
27 スプリング
28 ホルダー
29、29’ 連結孔
30 貫通孔
31 段部
32 係止突縁
33 案内筒
34 先端部
34’ 開口部
35 リング
36 三ツ割
36’ 連結部
37 案内筒基部
38 段部
39 スプリング
40 ノック筒
41 突起部
42 押棒
43 段部
101 棒状化粧料容器
102 キャップ
103 軸筒
103’ 開口部
104 内壁面
105 厚肉部
106 薄肉部
107 案内溝
108 案内溝後端部
109 周縁段部
110 カートリッジ体
111 芯筒
111’ 開口部
112 芯チャック
113 軸部
114 雌ネジ孔
115 ネジ軸
116 基部
117 雄ネジ部
118 噛合孔
119 係合突起
120 芯チャック本体
121 係止周縁
122 棒状化粧料
123 回転筒
124 噛合部
125 係合ピン
126 突出部
127 切り込み
128 係止周縁
129 段部
130 受け筒
131 突起部
132 回止ローレット
133 係止凹部
134 尾栓
135 尾栓本体
136 挿嵌部
137 カム溝
137’ 係止溝
138 回止筒
139 鍔部
140 回止ローレット
141 案内溝
142 係止凹部
143 係止周縁
144 スプリング
145、146 回転嵌合部
147 着脱嵌合部
148 逃げ
A カートリッジ体出没機構
B ノック機構

Claims (2)

  1. 後端に尾栓を回転自在且つ打突自在に嵌着する軸筒と、該軸筒前端の開口部に対して脱着自在となるキャップとから構成され、
    該軸筒内には、脱着自在であって、棒状化粧料を突出可能に収容するカートリッジ体、尾栓と一体となり、該カートリッジ体を軸筒の開口部より出没させるカートリッジ体出没機構、及び尾栓への打突によりカートリッジ体内に収容される棒状化粧料を突出させるノック機構を内装し、
    該カートリッジ体は、芯筒と、芯筒内において棒状化粧料を保持する、該芯筒内に保持された皿状の芯チャックとからなり、該芯筒の後端側は後方へ開口した凹陥部が形成され、該凹陥部にはOリング及びブッシュからなる把持部が嵌着されるとともに、該凹陥部の底部には貫通孔が穿設され、
    該カートリッジ体出没機構は、カム筒、スライダー及び該スライダーの摺動により圧縮又は伸長するスプリングから構成され、該カム筒は、円筒状のカム筒基部の前方に、頂点に位置する係止凹部を前方側として、これに連なる傾斜縁からなる略三角湾曲面のカム体を形成するとともに、その後方には尾栓と係合する係合部を形成してなるものであり、スライダーは外周面に係止突起を突設してなり、前記カム筒の傾斜縁に対して該係止突起を当接させるとともに、該係止突起とそれよりも前方の軸筒内壁との間でスプリングを保持した上での尾栓の回転によるカム筒の回転によって、スライダーの係止突起がカム筒の傾斜縁を前進してカム体の係止凹部に係合することで、スライダー自体が前進するとともに前進した状態で固定され、又、尾栓の逆回転によって前記係止突起と係止凹部との係合が解除された際には、スプリングの弾撥力によって係止突起が傾斜縁を後退して、スライダーが当初の位置に復帰するものであり、
    該ノック機構は、移動自在となる押棒を内部に挿通するノック筒と、該ノック筒の先端側が挿入されるホルダー筒とからなり、ノック筒はその先端部に三ツ割の連結部を固持するとともに、略中間において径外方向へ突出する突起部とホルダー筒内壁との間にスプリングを保持し、ホルダー筒は、挿入されたノック筒の先端より前方に三ツ割孔を有して、該三ツ割孔に一定の摩擦力を有して脱着自在となるリングが嵌入され、更に該リングに対して脱着自在となるよう三ツ割が嵌入されるとともに、該リングの前方にリングストッパーが設けら、又、ホルダー筒の外側には係止突縁が設けられて、軸筒の内壁面に軸方向に設けられた案内溝に遊嵌し、前記カートリッジ体出没機構によるカートリッジ体の最大前進時において、該ホルダー筒の係止突縁が該案内溝の最先部に対して隙間を残すよう位置決めされてなるものであり、
    上記ノック機構のノック筒の後端を前記スライダーに固持するとともに、ホルダー筒の先端にカートリッジ体の後端部を連結した上、該ノック筒の押棒を、芯筒の凹陥部底部に形成された貫通孔を通して芯チャック外底部に当接させることにより、
    尾栓の回転によるスライダー更にはノック筒の前進に伴って、押棒を把持した状態で前記リング内に嵌入された三ツ割が前進し、該三ツ割の前進によって該リングの嵌入された三ツ割孔を有するホルダー筒が前進して、その連結されたカートリッジ体を前進させて軸筒よりカートリッジ体を突出させ、更に、尾栓を打突してのノック筒の前進に伴って、同様に押棒を把持した三ツ割の前進によってホルダー筒及びカートリッジ体が前進するものの、ホルダー筒の係止突縁が案内溝の最先端に至ることによって停止すれば、三ツ割とリングが押棒を把持しながら三ツ割孔から前方へ突出し、その後、リングがリングストッパーによって前進を停止すれば、三ツ割のみが拡開して前進することで、押棒の把持を解除し、又、尾栓の打突を停止すれば、ノック筒の突起部とホルダー筒内壁との間のスプリングの弾撥力によって、ノック筒、三ツ割及びリング、ホルダー筒並びに尾栓が復帰し、更に、尾栓の逆回転による前記係止突起と係止凹部との係合解除に基づくスライダー更にはノック筒の後退に伴って、前記押棒を把持した状態でリング内に嵌入された三ツ割が後退し、該三ツ割の後退によって、ホルダー筒が後退して、その連結されたカートリッジ体を軸筒内に後退させることを特徴とする棒状化粧料容器。
  2. 後端に尾栓を回転自在に嵌着する軸筒と、該軸筒前方の開口部に対して脱着自在となるキャップとから構成され、
    該軸筒内には、脱着自在であって、棒状化粧料を突出可能に収容するカートリッジ体と、尾栓と一体となり、軸筒の開口部より該カートリッジ体を出没自在とする回転筒、及び該カートリッジ体と回転筒の両者を外装する受け筒を内装し、
    該軸筒は、軸筒の肉厚が厚い厚肉部を前側に、肉厚が薄い薄肉部を後側に配して、厚肉部と薄肉部との間の内壁面に周縁段部を形成すると共に、該周縁段部に案内溝後端部を形成する案内溝を厚肉部側に軸筒長手方向に刻設し、
    該カートリッジ体は、芯筒、噛合孔を有する基部と雄ネジ部よりなるネジ軸、芯チャック本体内に棒状化粧料を保持し、軸部内に雌ネジ孔を有すると共にその最後端外周に係合突起を突設する芯チャック、及び該係合突起を遊嵌し案内する案内溝を有する回止筒から構成され、芯筒内において芯チャックの軸部内の雌ネジ孔内にネジ軸の雄ネジ部を噛合させる共に、ネジ軸の基部外周に、軸方向には離脱不能でありつつ同期して回転しうるよう回止筒を外装し、
    該回転筒は、先端にカートリッジ体の前記ネジ軸の基部に穿設する噛合孔に対し噛合自在となる噛合部を配設するとともに、後端に外方へ突設する係合ピンからなり、
    該尾栓は、軸筒後方に突出する尾栓本体と、最先端において円周方向に係止溝を設ける螺旋状のカム溝をその側面に刻設してなる筒状の挿嵌部からなり、
    該受け筒は、外方に突出して前記軸筒に刻設した案内溝に遊嵌する突起部を有するものであって、
    上記尾栓と回転筒とを、回転筒の係合ピンを尾栓の螺旋状のカム溝に遊嵌して一体とした上で、該回転筒とカートリッジ体のネジ軸とを、該回転筒先端の噛合部と該ネジ軸の噛合孔を噛合させ、又、受け筒と回転筒とを、軸方向には離脱不能であって、同期して回転しうるよう嵌合するとともに、受け筒とカートリッジ体の回止筒とを、軸方向には脱着可能であるものの、個別の回転は不能となるよう嵌合してなることを特徴とする棒状化粧料容器。
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