JP4057865B2 - 棒状化粧料繰出容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、棒状化粧料を容器から出没可能とする棒状化粧料繰出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、アイライナー等の棒状化粧料の基端部の周面を把持する芯チャックが、これを収容する容器内で進退可能とされて棒状化粧料が容器の先端から出没可能とされる棒状化粧料繰出容器が知られている。
【0003】
この種の棒状化粧料繰出容器では、棒状化粧料が進退する際のガタツキや振動により、また、例えば容器を落とした際に棒状化粧料に作用する衝撃的な外力等により、当該棒状化粧料が折損する虞がある。
【0004】
そこで、従来の棒状化粧料繰出容器では、棒状化粧料の基端部の周面を四つ爪のチャック用嵌合爪で保持し、この棒状化粧料を保持する嵌合爪を、当該嵌合爪及び棒状化粧料が摺動可能に嵌入する形状の内壁を備えたゴム又は合成樹脂の緩衝材から成る保護筒に挿入し、当該保護筒により、棒状化粧料の嵌合爪同士の間から露出する部分を隙間無く覆うことで、棒状化粧料と容器との空間を保護筒で完全に埋めるようにし、その結果、棒状化粧料のガタツキや振動を無くすと共に落下等による棒状化粧料に対する外力を緩衝するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特公昭56−10041号公報(第3−4頁、第1図、第3図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記保護筒を備える棒状化粧料繰出容器にあっては、棒状化粧料が進退する際のガタツキや振動は解消されるが、落下等による棒状化粧料に対する外力の緩衝は十分ではなく、棒状化粧料の折損の虞が残る。
【0007】
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、棒状化粧料の折損が十分に防止される棒状化粧料繰出容器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
ここで、本発明者は種々の実験を重ね鋭意検討した結果、上記従来技術では、棒状化粧料の嵌合爪同士間からの露出部分全体をゴム又は合成樹脂より成る保護筒の厚みで押えているため、棒状化粧料に外力が作用した場合には、当該棒状化粧料がその外力を逃がす方向へ変位するのが殆ど不可能で外力の緩衝が不十分となることを見出した。
【0009】
そこで、本発明による棒状化粧料繰出容器は、棒状化粧料を把持する芯チャックが、これを収容する筒容器内で進退可能とされて棒状化粧料が筒容器の先端から出没可能とされる棒状化粧料繰出容器において、芯チャックは、棒状化粧料の基端部の周方向に互いに離間して配置され基端部の周面を把持する複数の把持片を備え、筒容器は、基端が当該筒容器に支持されて棒状化粧料の進退方向に沿って延在すると共に先端が当該筒容器から内側に向かう自由端とされて進退方向に沿って延在する片持形状の可撓性の保護羽根を複数備え、各保護羽根が、進退方向対面視において把持片同士の間に進入し棒状化粧料の外周に、摺接可能に当接又は近接することを特徴としている。
【0010】
このような棒状化粧料繰出容器によれば、筒容器に支持される片持形状の可撓性の保護羽根が、筒容器内で進退する棒状化粧料の進退方向対面視において、棒状化粧料の基端部を把持する把持片同士の間に進入して棒状化粧料の外周に摺接可能に当接又は近接しているため、当該片持形状の可撓性の保護羽根により、棒状化粧料が支承無く進退されつつガタツキや振動が解消されると共に棒状化粧料が変位可能に弾性的に支持され棒状化粧料に対する外力が良好に逃がされて外力が十分に緩衝される。
【0011】
ここで、芯チャックは、把持片を備えるチャック部と、当該芯チャックを進退させるための進退機構に係合する係合部とが細径の連結部を介して連結されていると、進退機構から係合部に与えられる例えば捩り等の応力が、細径の連結部で吸収されてチャック部に伝わり難くされ、その結果、棒状化粧料に対する外力が一層低減される。
【0012】
また、進退機構及びこれに係合する芯チャックの係合部の機能を十分に発揮する好適な構成としては、具体的には、進退機構としては、筒容器を覆い当該筒容器を相対回転可能に支持する外筒容器のその内周に配設される雌螺子部と、筒容器の保護羽根同士の間に軸線方向に延在するように開口された長孔と、を備える構成が挙げられ、芯チャックの係合部としては、当該係合部に凸設され筒容器の長孔に遊嵌されると共に外筒容器の雌螺子部に螺合する螺合凸部を備える構成が挙げられる。
【0013】
また、筒容器と保護羽根は可撓性材で一体成形され、筒容器は、進退方向に沿って延在し保護羽根と同数の開口を備え、保護羽根は、開口の進退方向に沿う一方縁を基端として内側に折曲する形状とされていると、製造が簡易であると共に保護羽根の満足いく撓み性が容易に確保される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による棒状化粧料繰出容器の好適な実施形態について、図1〜図8を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る棒状化粧料繰出容器を示す斜視図、図2は、図1に示す棒状化粧料繰出容器の縦断面図であって、棒状化粧料を後退限迄引き込んだ状態を示す縦断面図、図3は、図1に示す棒状化粧料繰出容器の縦断面図であって、棒状化粧料を前進限迄繰り出した状態を示す縦断面図、図4は、図2のIV−IV矢視図、図5は、図2〜図4中の筒容器を抽出して示す斜視図、図6は、図2〜図4中の芯チャックを示す斜視図、図7は、図6に示す芯チャックの正面図、図8は、図2〜図4中の筒容器を示す横断面図であり、当該棒状化粧料繰出容器は、例えばアイライナー、アイブロー、リップライナー等の棒状化粧料を収容し、使用者が必要に応じて適宜出没可能とする棒状化粧料繰出容器である。
【0015】
図1〜図4に示すように、棒状化粧料繰出容器1は概略、筒容器2と、この筒容器2を覆い当該筒容器2を相対回転可能に装着する外筒容器3と、図2〜図4に示すように、筒容器2内に内蔵されると共に点線で示す棒状化粧料Aを把持し筒容器2及び外筒容器3が相対回転されると筒容器2内を進退する芯チャック4と、を備えている。
【0016】
外筒容器3は、図1〜図3に示すように、略円筒形状を成す本体部と、図2及び図3に示すように、本体部の先端に外周段部3aを介し外周面が小径とされて連続する先端部と、本体部の後端に内周段部3bを介し内周面が大径とされて連続する後端部と、を一体成形して成る。この外筒容器3には、先端部の内周に、筒容器2を相対回転可能に装着するための環状凸部3cが形成されていると共に、本体部の内周に、当該本体部の先端より所定長の位置から後端に亘って、芯チャック4の進退機構の一部である螺子機構を構成する雌螺子部3d(本実施形態では三条螺子)が、軸線方向(芯チャック4の進退方向)に沿って形成されている。
【0017】
筒容器2は、図2及び図5に示すように、略円筒形状を成す本体部と、この本体部の先端に外周段部2aを介し外周面が大径とされて連続する先端部と、を例えば軟質樹脂等を始めとした可撓性材で一体成形して成る。この筒容器2には、本体部の外周の外周段部2a寄りに、上記外筒容器3の環状凸部3cに係合する環状凹部2bが形成されている。
【0018】
そして、図2に示すように、筒容器2の後端側から外筒容器3の先端側を外挿し、外筒容器3の先端面を筒容器2の外周段部2aに突き当て筒容器2の環状凹部2bに外筒容器3の環状凸部3cを嵌入して係合することで、筒容器2に外筒容器3が相対回転可能に装着されている。
【0019】
この筒容器2には、図4、図5及び図8に示すように、周壁の三等配の位置に、芯チャック4の進退機構の一部である回転止め機構及び進退案内機構を構成する長孔2dが、軸線方向に沿って形成されている。この筒容器2の長孔2dは、図2に示すように、外筒容器3の雌螺子部3dの軸線方向形成位置に対応して(雌螺子部3dの軸線方向形成位置と略同位置に)開口されている。
【0020】
また、筒容器2は、図4、図5及び図8に示すように、軸線方向対面視において周壁の上記長孔2d,2d間の各々の位置に、図2及び図5に示すように、当該筒容器2の先端部と後端部との間に亘って形成される開口2f及び保護羽根2eを備えている。
【0021】
保護羽根2eは、筒容器2と一体成形され、図4、図5及び図8に示すように、その基端が、開口2fの軸線方向に沿う一方縁に亘って支持されると共に、その先端が筒容器2から内側に向かうと共に開口2fから離れて行くように折曲されて自由端を成す片持の薄板形状とされている。そして、このような保護羽根2eが一体成形される筒容器2にあっては、その製造が簡易であると共に保護羽根2eの満足いく撓み性が容易に確保されている。
【0022】
筒容器2に挿入される芯チャック4は、図6に示すように、棒状化粧料A(図1の実線、図2及び図3の点線参照)の基端部を把持するチャック部4cと、上記進退機構に係合して進退される係合部4fと、これらを連結する細径の連結部4gと、を例えば軟質樹脂等を始めとした可撓性材で一体成形して成る。
【0023】
芯チャック4のチャック部4cは、図6及び図7に示すように、円板体を外周面の三等配の位置から内側(軸心)に向かって各々円弧状に凹設して成り(切欠形状を有し)、棒状化粧料Aの基端面が突き当てられる基部4bと、この基部4bの凹設部同士間の外周縁から先端側に向かって突出し、棒状化粧料Aの基端部の周面を周方向に離間して把持する三個の把持片4aと、を備えている。棒状化粧料Aは、図4に示すように、周方向に離間する把持片4aにより把持され、把持片4a,4a同士の間から周面が露出する。
【0024】
芯チャック4の連結部4gは、図4及び図6に示すように、その外径が、チャック部4cの基部4bの凹設部の最小径より小径とされている。
【0025】
芯チャック4の係合部4fは、略L字状を成しL字を構成する一方片の一端が連結部4gの外周面に連設されると共にL字を構成する他方片の自由端が後端側に向かい当該他方片が把持片4aより若干大径とされて把持片4aに並列する(軸線方向対面視において把持片4aと同位相に位置する)各支持片4dと、各支持片4dの後端部外周に凸設され上記進退機構に係合する螺合凸部4eと、を備えている。このように芯チャック4には、基部4bの凹設部と略同形状の空間が、チャック部4cの先端から係合部4fの後端に亘って連続して設けられている。
【0026】
また、係合部4fの螺合凸部4eは、図2〜図5に示すように、回転止め機構及び進退案内機構を構成する筒容器2の長孔2dに遊嵌配置され、筒容器2に対する相対回転が規制されていると共に進退方向に案内可能とされている。また、この螺合凸部4eは、長孔2dから半径方向に突出し、図2〜図4に示すように、螺子機構を構成する外筒容器3の雌螺子部3dに螺合している。この螺合凸部4eは、片持形状で可撓性材から成る支持片4dの自由端側に凸設されているため、半径方向に変形可能な弾力を有している。
【0027】
そして、このように芯チャック4と筒容器2の相対回転が規制された状態で、前述した筒容器2の軸線方向に延在する可撓性の各保護羽根2eが、図4に示すように、軸線方向対面視において把持片4a,4a同士の間に進入し、その先端部が、棒状化粧料Aの把持片4a,4a同士の間で露出する外周面に摺接可能に当接する状態とされている。
【0028】
ここで、このような保護羽根2eを備える筒容器2に対して芯チャック4を組み付ける場合には、芯チャック4が可撓性材で成形されて芯チャック4の螺合凸部4eが半径方向に変形可能な弾力を有しているため、芯チャック4の支持片4dが長孔2dの延長線上に位置するように芯チャック4をセットし(保護羽根2e,2e同士の間の延長線上に把持片4aが位置するように芯チャック4をセットし)、芯チャック4の支持片4dを軸心に向かって撓ませながら当該芯チャック4を筒容器2内に挿入していき支持片4dの螺合凸部4eを長孔2dに落とし込めば良い。
【0029】
この芯チャック4を筒容器2内に挿入していく際には、芯チャック4には、前述したように、基部4bの凹設部と略同形状の空間がチャック部4cの先端から係合部4fの後端に亘って連続して設けられているため、芯チャック4は、軸線方向対面視において把持片4a,4a同士の間に進入する保護羽根2eに干渉すること無く移動する。
【0030】
そして、螺合凸部4eを長孔2dに落とし込むことで、螺合凸部4eが上記弾力に従って長孔2dに遊嵌されると共に当該長孔2dから突出し、その結果、芯チャック4が筒容器2に容易に係合する。また、外筒容器3に対しては、螺合凸部4eが上記弾力に従って雌螺子部3dにガタ付き無く確実に螺合するため、芯チャック4は外筒容器3に容易に係合する。
【0031】
また、図2及び図3に示すように、筒容器2及び外筒容器3の後端部は有底の操作筒5により蓋されている。この操作筒5は、有底外筒5aの底部に短尺の内筒5bを外筒5aと同方向に立設したもので、外筒5aの先端部は、外周段部5cを介し外周面が小径とされている。そして、操作筒5の外筒5aと内筒5bとの間に筒容器2の後端部を圧入することで、筒容器2に操作筒5が回転不能に装着され、同時に、外筒容器3の後端面に操作筒5の外周段部5cが回転可能に当接すると共に操作筒5の先端部が外筒容器3の後端部により覆われ外筒容器3及び操作筒5の外周面が面一とされている。
【0032】
また、筒容器2及び外筒容器3の先端側には、図2に示すように、その後端面を外筒容器3の段部3aに突き当てることで筒容器2及び外筒容器3の先端部を覆うキャップ6が着脱自在に装着されている。
【0033】
このような棒状化粧料繰出容器1によれば、図2に示すように棒状化粧料Aを後退限の位置迄引き込んでキャップ6を装着した状態から、使用者が、キャップ6を外し、筒容器2に連結されて後端部に露出している操作筒5と外筒容器3とを相対回転すると、芯チャック4の螺合凸部4eが、外筒容器3の雌螺子部3dに螺合していると共に筒容器2の長孔2dに遊嵌配置されているため、芯チャック4に把持されている棒状化粧料Aは、芯チャック4と共に直進運動し前進して容器1の先端から繰り出され塗布されることで消費される。この棒状化粧料Aは、消費に従って図3に示す前進限の位置迄繰り出されていく一方で、操作筒5と外筒容器3とを上記とは反対方向に相対回転することで後退し、図2に示す後退限の位置迄引き込まれて容器1内に収容される。
【0034】
この棒状化粧料Aの進退にあっては、軸線方向対面視において把持片4a,4a同士の間に進入して棒状化粧料Aに当接している上記片持形状の可撓性の保護羽根2eが、芯チャック4の把持片4a、連結部4g及び支持片4dに干渉すること無く棒状化粧料Aの外周に常時摺接する。このため、棒状化粧料Aが支承無く進退されると共にガタツキや振動が解消され、棒状化粧料Aの円滑で安定した進退が確保されている。
【0035】
ここで、棒状化粧料Aの容器1先端からの出没に拘わらず、例えば容器1を落下させる等して当該容器1に外力が作用した場合、本実施形態の繰出容器1では、棒状化粧料Aが、上記片持形状の可撓性の保護羽根2eにより、変位可能に弾性的に支持されているため、棒状化粧料Aに対する外力は良好に逃がされて外力は十分に緩衝される。従って、棒状化粧料Aの折損が十分に防止されている。
【0036】
また、本実施形態においては、以下の効果もある。すなわち、芯チャック4の把持片4aを基部4bの三等配の箇所に設け、棒状化粧料Aを把持する把持片が対角に位置しないようにしているため、把持片が二箇所や四箇所等の偶数箇所のように対角に位置する場合に比して、把持片4aから棒状化粧料Aに与えられる応力の集中が緩和され、棒状化粧料Aの折損が一層防止されている。
【0037】
また、芯チャック4は、把持片4aを備えるチャック部4cと、当該芯チャック4を進退させるための進退機構に係合する係合部4fとが細径の連結部4gを介して連結されているため、進退機構から係合部4fに与えられる例えば捩り等の応力が、細径の連結部4gで吸収されてチャック部4cに伝わり難くされ、その結果、棒状化粧料Aに対する外力が一層低減され、棒状化粧料Aの折損が一層防止されている。
【0038】
また、芯チャック4の係合部4fの三個の支持片4dが、芯チャック4の三個の把持片4aに並列し、この支持片4dに凸設される螺合凸部4eと外筒容器3の雌螺子部3dとの螺合が三条螺子とされているため、進退機構から係合部4fに与えられる例えば捩り等の応力が芯チャック4のチャック部4cに一層伝わり難くされ、その結果、棒状化粧料Aに対する外力が一層低減され、棒状化粧料Aの折損が一層防止されている。
【0039】
なお、特に好ましいとして芯チャック4の把持片4aを三個としているが、三個に限定されるものではなく、複数個であれば良く、この場合には、芯チャックの係合部の支持片は、芯チャックの把持片の個数と同数で当該把持片に並列するように設けられるのが好ましい。
【0040】
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、上記実施形態においては、保護羽根2eを軟質樹脂で成形しているが、可撓性を有する構成であれば、例えば薄い金属等で構成されていても良い。
【0041】
また、上記実施形態においては、製造を簡易として低コスト化を図ると共に保護羽根2eの満足いく撓み性を容易に確保してその機能を十分に発揮すべく、筒容器2と保護羽根2eを一体成形としているが、可撓性を有する構成であれば、別体品を筒容器2に固定したものでも良い。
【0042】
また、上記実施形態においては、保護羽根2eの先端が軸線方向対面視において把持片4a,4a同士の間に進入し棒状化粧料Aの外周に摺接可能に当接しているが、保護羽根を例えば内側に凸となるように湾曲させて、先端では無く湾曲する凸部分が棒状化粧料Aの外周に摺接可能に当接するようにしても良い。さらには、保護羽根2eは、棒状化粧料Aの外周に対して当接ではなく、微小隙間を介して近接配置されていても、上記実施形態とほぼ同様な効果を得ることができる。
【0043】
また、進退機構及びこれに係合する芯チャック4の係合部4fの構成として、その機能を十分に発揮すべく上記実施形態の構成を挙げているが、これに限定されるものではなく、さらには、手動で筒体を回転することで棒状化粧料Aを出し入れする繰出容器1に限定されるものではなく、手動で例えば芯チャックをスライドすることで棒状化粧料Aを出し入れするようにした繰出容器に対しても適用可能である。
【0044】
【発明の効果】
本発明による棒状化粧料繰出容器は、筒容器が片持形状の可撓性の保護羽根を支持すると共に、当該片持形状の可撓性の保護羽根が、筒容器内で進退する棒状化粧料の進退方向対面視において、棒状化粧料の基端部を把持する把持片同士の間に進入して棒状化粧料の外周に摺接可能に当接又は近接するようにし、当該片持形状の可撓性の保護羽根により、棒状化粧料を支承無く進退させつつガタツキや振動を解消すると共に棒状化粧料を変位可能に弾性的に支持して棒状化粧料に対する外力を良好に逃がし外力を十分に緩衝するように構成したものであるから、棒状化粧料の円滑で安定した進退を確保しつつ当該棒状化粧料の折損を十分に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る棒状化粧料繰出容器を示す斜視図である。
【図2】図1に示す棒状化粧料繰出容器の縦断面図であり、棒状化粧料を後退限迄引き込んだ状態を示す縦断面図である。
【図3】図1に示す棒状化粧料繰出容器の縦断面図であり、棒状化粧料を前進限迄繰り出した状態を示す縦断面図である。
【図4】図2のIV−IV矢視図である。
【図5】図2〜図4中の筒容器を抽出して示す斜視図である。
【図6】図2〜図4中の芯チャックを示す斜視図である。
【図7】図6に示す芯チャックの正面図である。
【図8】図2〜図4中の筒容器を示す横断面図である。
【符号の説明】
1…棒状化粧料繰出容器、2…筒容器、2d…長孔(進退機構)、2e…保護羽根、3…外筒容器、3d…雌螺子部(進退機構)、4…芯チャック、4a…把持片、4c…チャック部、4e…螺合凸部、4f…係合部、4g…連結部、A…棒状化粧料。

Claims (4)

  1. 棒状化粧料を把持する芯チャックが、これを収容する筒容器内で進退可能とされて前記棒状化粧料が前記筒容器の先端から出没可能とされる棒状化粧料繰出容器において、
    前記芯チャックは、前記棒状化粧料の基端部の周方向に互いに離間して配置され前記基端部の周面を把持する複数の把持片を備え、
    前記筒容器は、基端が当該筒容器に支持されて前記棒状化粧料の進退方向に沿って延在すると共に先端が当該筒容器から内側に向かう自由端とされて前記進退方向に沿って延在する片持形状の可撓性の保護羽根を複数備え、
    各保護羽根が、進退方向対面視において把持片同士の間に進入し前記棒状化粧料の外周に、摺接可能に当接又は近接することを特徴とする棒状化粧料繰出容器。
  2. 前記芯チャックは、前記把持片を備えるチャック部と、当該芯チャックを進退させるための進退機構に係合する係合部とが細径の連結部を介して連結されていることを特徴とする請求項1記載の棒状化粧料繰出容器。
  3. 前記進退機構は、前記筒容器を覆い当該筒容器を相対回転可能に支持する外筒容器のその内周に配設される雌螺子部と、前記筒容器の前記保護羽根同士の間に軸線方向に延在するように開口された長孔と、を備え、
    前記芯チャックの前記係合部は、当該係合部に凸設され前記筒容器の前記長孔に遊嵌されると共に前記外筒容器の前記雌螺子部に螺合する螺合凸部を備えることを特徴とする請求項2記載の棒状化粧料繰出容器。
  4. 前記筒容器と前記保護羽根は可撓性材で一体成形され、
    前記筒容器は、前記進退方向に沿って延在し前記保護羽根と同数の開口を備え、
    前記保護羽根は、前記開口の前記進退方向に沿う一方縁を基端として内側に折曲する形状とされていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の棒状化粧料繰出容器。
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