JPH0752657Y2 - 化粧料塗布具 - Google Patents

化粧料塗布具

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JPH0752657Y2
JPH0752657Y2 JP4341691U JP4341691U JPH0752657Y2 JP H0752657 Y2 JPH0752657 Y2 JP H0752657Y2 JP 4341691 U JP4341691 U JP 4341691U JP 4341691 U JP4341691 U JP 4341691U JP H0752657 Y2 JPH0752657 Y2 JP H0752657Y2
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JP
Japan
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cylinder
piston member
cosmetic
fixed
applicator
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Application number
JP4341691U
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JPH0585314U (ja
Inventor
昭良 三浦
Original Assignee
株式会社新和製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はアイシャドー用塗布具
のようにクレヨン状の柔らかい固形化粧料が容器から出
し入れできるようにされた化粧料塗布具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアイシャドー塗布具としては、図
5にその断面図を示すようなものがあった。この塗布具
は、固定筒3と回動筒5とが相対回動可能に組付られ、
固定筒3には化粧料66を支持するピストン部材7が収
容されている。固定筒3とピストン部材7相互間は両者
の一部断面を楕円形35として回り止めされている。回
動筒5に形成された後部シリンダー55の内部には雌ネ
ジ部57が形成され、ピストン部材7の後部に形成され
た雄ネジ74がこの雌ネジ部57と螺合してピストン部
材7が組付けられている。化粧料66はピストン部材先
端の窪み孔72に支持されており、回動筒5を摘んで回
動させると、ピストン部材7が固定筒に対し前進又は後
退して化粧料66が、固定筒先端の開口部30から突没
動作する。
【0003】
【考案の解決しようとする課題】しかし前記したシャド
ー塗布具では、シャドー化粧料は柔らかくもろいため、
誤って落とした際には落下の衝撃によってシャドー化粧
料が簡単に折損し、折損したシャドー化粧料の先端側が
抜け落ちてしまうため、無駄が多いという問題があっ
た。
【0004】本考案は前記従来の問題点に鑑みされたも
ので、その目的は落下等、衝撃が作用しても内部の化粧
料が簡単には折れないシャドー塗布具を提供するにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の化粧料塗布具
は、固定筒と回動筒が同軸状に相対回動可能に組付一体
化されてペン型化粧料ケースが構成され、このケース内
には回動筒内側に形成された雌ネジ部に螺合するととも
に固定筒に回り止めされた棒状ピストン部材およびピス
トン部材先端に支持された固形化粧料が収容され、回動
筒の回動操作によってピストン部材と一体に化粧料を進
退させて固定筒先端部からの化粧料の出し入れを行う化
粧料塗布具において、前記化粧料は固定筒内を前後摺動
可能な可撓性装着筒内に装填されるとともに、前記ピス
トン部材先端部が装着筒に挿入され、ピストン部材先端
部と装着筒間には装着筒内におけるピストン部材の前進
のみを可能とする爪部材が介装されている。
【0006】
【作用】固形化粧料は可撓性の化粧料装着筒内に装填さ
れているので、塗布具を落下させた際の衝撃は可撓性の
化粧料装着筒が緩衝し、内部の化粧料に作用する衝撃を
緩和する。
【0007】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図4は本考案の化粧料塗布具の一実施例で
あるシャドウ塗布具を示すもので図1は同塗布具の断面
図、図2は爪部材の斜視図、図3は同塗布具が化粧料を
突出させた状態の断面図、図4は同塗布具が化粧料を没
入させた状態の断面図で、従来の化粧料塗布具と共通す
る機能を呈する部品には同じ符号を付した。
【0008】この実施例の化粧料塗布具においては、内
部に棒状のピストン部材7を収容した固定筒3の円筒形
後部延出係合部33が回動筒5の前部係合部53に挿入
されて回動可能に結合されている。符号34は固定筒3
の延出係合部33の根元に形成された膨出輪で、この膨
出輪34は、回動筒5の先端部内側に形成された輪状溝
54に係合し、係合根本部にはOリング8が介入された
結合構造となっている。されている。尚、符号80、8
0はキャップで、シャドウ塗布時または固定筒5の端部
に設けられたパフ82の使用時にそれぞれ取り外す。
【0009】次に固定筒3、回動筒5、ピストン部材7
について詳しく遂一説明する。固定筒3には縦溝36の
形成されたシリンダ31が形成されており、シリンダ3
1内に挿通されたピストン部材7に突設されているヒレ
部76がこの縦溝36に係合して、ピストン部材7と固
定筒3との相対回動が阻止されている。また、シリンダ
31はシリンダ径より口径の小さい固定筒の前端開口部
30に連通し、固定筒3の前端部は前方に向かって縮経
する段付テーパー形に形成されている。
【0010】ピストン部材7の後部には雄ネジ部73が
形成されており、この雄ネジ部73が回動筒の内周面に
形成されている雌ネジ部57と螺合している。このため
回動筒5の回動操作すると、固定筒3に対し回り止めさ
れたピストン部材7がシリンダ31内を進退動作する。
シリンダ31内には、内部にクレヨン状の固形化粧料6
6を装填した可撓性に富んだ化粧料装着筒22がシリン
ダ内を前後方向摺動可能に収容されている。化粧料装着
筒22内にはピストン部材7の先端部71が挿入され、
先端部71はクレヨン状の固形化粧料66の後端に密着
している。装着筒内のピストン部材7の先端部71の後
方には、縮径部77が形成され、この縮径部に爪部材4
4が装着されている。爪部材44は図2に示されるよう
に、矩形状の金属製薄板が円筒形状に屈曲成形されたも
ので、外側部には周方向3ヵ所が切り起こされた枝バネ
状の爪40が突設している。爪部材44の爪40は装着
筒22の内周面に圧接しており、ピストン部材7が前進
する際には、装着筒内周面に対し爪が前方に摺動できる
から、装着筒に対してクレヨン状の固形化粧料66を押
し出すことができる。一方ピストン部材7が後退する際
には、枝バネ状の爪40が装着筒内周面に食い込んで、
装着筒内周面に対し爪が後方に摺動できないので、ピス
トン部材7と装着筒22が爪部材44を介し一体化され
て後退する。
【0011】また固定筒の前端開口部30の内径は、前
記化粧料装着筒22の内径と略同じ大きさに形成される
とともに、シリンダ31の前端側には開口部30に連な
る段差32が設けられている。このためピストン部材7
の前進時に装着筒22が段差32に当接して前進を阻止
され、ピストン部材は装着筒22内を擦りながら前進
し、化粧料66を前方に押し出す。その結果、図3にそ
の断面を示すように、回動筒5の回動量に比例して化粧
料が開口部30から突出する。ここで塗布するに適した
長さだけ化粧料を突出させて塗布すればよい。塗布が終
わって化粧料66を固定筒7の開口部30内に引き込ま
せたい際には、回動筒5を逆方向に回動すれば、前述し
たように装着筒22はピストン部材7と一体に後退し、
図4にその断面を示すように、化粧料66は引き込まれ
る。
【0012】このように本実施例では、柔らかくもろい
固形化粧料66が可撓性の化粧料装着筒22に装填され
てシリンダ31内に収容されているので、塗布具を落と
したとしても、装着筒22の緩衝作用によって化粧料6
6は折れることはない。特に従来技術では、化粧料がピ
ストン部材の先端部のみによって支持されているため折
損し易いといえるが、本実施例では化粧料66が装着筒
22全体で支持されているため、化粧料の周りにガタが
なくそれだけ折損しにくいといえる。またたとえ化粧料
66が折損したとしても、化粧料66は装着筒22内に
隙間なく充填されているため、折損部は装着筒22から
脱落することなく、装着筒22内に保持されるので折れ
た状態のままで使用することができる。
【0013】なお、前記実施例は、クレヨン状の柔らか
い固形化粧料を用いたシャドウ塗布具を例にとって説明
したが、パウダーを固めて棒状とした固形化粧料の塗布
具、その他の化粧料塗布具についても同様に適用でき
る。
【0014】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本願に
よれば固形化粧料が緩衝作用のある可撓性の化粧料装着
筒に装填されているので、落下したとしても折れ難いと
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるシャドウ塗布具の縦断
面図
【図2】爪部材44の斜視図
【図3】同塗布具から化粧料を突出させた状態を示す断
面図
【図4】同塗布具内に化粧料を没入させた状態を示す断
面図
【図5】従来の化粧料塗布具の断面図
【符号の説明】
1 化粧料ケース 3 固定筒 5 回動筒 7 ピストン部材 22 装着筒 44 爪部材 57 雌ネジ部 66 固形化粧料

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定筒と回動筒が同軸状に相対回動可能
    に組付一体化されてペン型化粧料ケースが構成され、 このケース内には回動筒内側に形成された雌ネジ部に螺
    合するとともに固定筒に回り止めされた棒状ピストン部
    材およびピストン部材先端に支持された固形化粧料が収
    容され、回動筒の回動操作によってピストン部材と一体
    に化粧料を進退させて固定筒先端部からの化粧料の出し
    入れを行う化粧料塗布具において、 前記化粧料は固定筒内を前後摺動可能な可撓性装着筒内
    に装填されるとともに、前記ピストン部材先端部が装着
    筒に挿入され、ピストン部材先端部と装着筒間には装着
    筒内におけるピストン部材の前進のみを可能とする爪部
    材が介装されたことを特徴とする化粧料塗布具。
JP4341691U 1991-06-11 1991-06-11 化粧料塗布具 Expired - Lifetime JPH0752657Y2 (ja)

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JP4341691U JPH0752657Y2 (ja) 1991-06-11 1991-06-11 化粧料塗布具

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JP4341691U JPH0752657Y2 (ja) 1991-06-11 1991-06-11 化粧料塗布具

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Publication Number Publication Date
JPH0585314U JPH0585314U (ja) 1993-11-19
JPH0752657Y2 true JPH0752657Y2 (ja) 1995-12-06

Family

ID=12663114

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JP4341691U Expired - Lifetime JPH0752657Y2 (ja) 1991-06-11 1991-06-11 化粧料塗布具

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JPH0585314U (ja) 1993-11-19

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