JP2000343889A - 筆記具 - Google Patents
筆記具Info
- Publication number
- JP2000343889A JP2000343889A JP2000143632A JP2000143632A JP2000343889A JP 2000343889 A JP2000343889 A JP 2000343889A JP 2000143632 A JP2000143632 A JP 2000143632A JP 2000143632 A JP2000143632 A JP 2000143632A JP 2000343889 A JP2000343889 A JP 2000343889A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cartridge
- writing
- inner cylinder
- outer cylinder
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 外筒の後端に突出した内筒をノックすること
によって、新しいカートリッジを外筒の先端の筆記可能
な位置に押出すことができる筆記具を提供する。 【構成】 先端に芯案内孔21がまた後端にストッパー
22が設けられた外筒2と、操作空間23をおいて外筒
内に軸方向摺動可能に挿嵌された内筒3と、軸方向移動
可能に直列状に配列収納され、少なくとも2個のカート
リッジが操作空間及び芯案内孔に収納された複数個の筆
記用カートリッジ4と、内筒の外周と外筒の内周との間
に外装され内筒を常に後方に付勢する復帰ばねとからな
る筆記具において、操作空間と芯案内孔内に収納された
前記少なくとも2個のカートリッジを、筆記具1Aが下
向き状態では前方のカートリッジ4が少なくともその一
部が外筒の芯案内孔に嵌合し、かつ後方のカートリッジ
の後端部が内筒の軸線に対し偏心傾斜するように構成し
た。
によって、新しいカートリッジを外筒の先端の筆記可能
な位置に押出すことができる筆記具を提供する。 【構成】 先端に芯案内孔21がまた後端にストッパー
22が設けられた外筒2と、操作空間23をおいて外筒
内に軸方向摺動可能に挿嵌された内筒3と、軸方向移動
可能に直列状に配列収納され、少なくとも2個のカート
リッジが操作空間及び芯案内孔に収納された複数個の筆
記用カートリッジ4と、内筒の外周と外筒の内周との間
に外装され内筒を常に後方に付勢する復帰ばねとからな
る筆記具において、操作空間と芯案内孔内に収納された
前記少なくとも2個のカートリッジを、筆記具1Aが下
向き状態では前方のカートリッジ4が少なくともその一
部が外筒の芯案内孔に嵌合し、かつ後方のカートリッジ
の後端部が内筒の軸線に対し偏心傾斜するように構成し
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は筆記具に関し、特
に外筒の内部に複数個の筆記用カートリッジが一列に収
納され、ノック操作によって最前方のカートリッジを外
筒の先端開口から突出させて筆記に供するように構成し
た筆記具に関する。
に外筒の内部に複数個の筆記用カートリッジが一列に収
納され、ノック操作によって最前方のカートリッジを外
筒の先端開口から突出させて筆記に供するように構成し
た筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、従来、円筒状軸内に先端が
鉛筆等の芯部材を有する複数個の筆記用カートリッジを
一列状に収納し、最前方のカートリッジの芯部材が常に
軸の先端開口から突出して筆記可能な状態に保持される
ように構成した筆記具は、例えば、米国特許第3,33
8,215号に開示されたものがある。このような筆記
具は筆記時に最前方のカートリッジの先端に加えられた
筆記圧が全体のカートリッジを経て軸の後端に設けたス
トッパー手段である尾栓に伝わり、この尾栓によって受
止めるように構成されている。最前方のカートリッジの
芯部材が筆記により損耗して使用できなくなると、この
カートリッジを軸の前方から手で抜き取った後、これを
軸の後端から尾栓内に挿入し、これにより軸内のカート
リッジ列が前進し、元来前方第2番目のカートリッジが
軸の先端から突出して再び筆記可能な状態になる。
鉛筆等の芯部材を有する複数個の筆記用カートリッジを
一列状に収納し、最前方のカートリッジの芯部材が常に
軸の先端開口から突出して筆記可能な状態に保持される
ように構成した筆記具は、例えば、米国特許第3,33
8,215号に開示されたものがある。このような筆記
具は筆記時に最前方のカートリッジの先端に加えられた
筆記圧が全体のカートリッジを経て軸の後端に設けたス
トッパー手段である尾栓に伝わり、この尾栓によって受
止めるように構成されている。最前方のカートリッジの
芯部材が筆記により損耗して使用できなくなると、この
カートリッジを軸の前方から手で抜き取った後、これを
軸の後端から尾栓内に挿入し、これにより軸内のカート
リッジ列が前進し、元来前方第2番目のカートリッジが
軸の先端から突出して再び筆記可能な状態になる。
【0003】また、米国特許第3,898,009号にこ
のようなカートリッジ式の筆記具が開示されている。こ
の筆記具の構成は基本的には前記従来例と変わらない
が、カートリッジの逆止め用ストッパー手段が軸後端の
尾栓でなく、軸先端の先具に形成され、かつカートリッ
ジの後端部をこの先兵の係止部に係止するスカート部を
形成したものである。
のようなカートリッジ式の筆記具が開示されている。こ
の筆記具の構成は基本的には前記従来例と変わらない
が、カートリッジの逆止め用ストッパー手段が軸後端の
尾栓でなく、軸先端の先具に形成され、かつカートリッ
ジの後端部をこの先兵の係止部に係止するスカート部を
形成したものである。
【0004】また、米国特許第3,709,291号に開
示された筆記具は、先端部内周をカートリッジの逆止め
用テーパ孔に形成した軸と、この軸内に摺動可能に収納
されかっ先端が底のある縮径突き出し部に形成された突
き出し筒と、この突き出し筒内に収納されかつ外周に前
記テーパ孔に対応するテーパ部が形成された複数個のカ
ートリッジからなるものであり、前記突き出し筒内のカ
ートリッジとは別に単独で軸先端のテーパ孔に後部を嵌
合し先端芯が外部へ突出する前方のカートリッジが筆記
によって損耗し使用できなくなった場合、前記軸の後方
から突出した突き出し筒の後端を軸に対しノックするこ
とにより、前記突き出し部が前方のカートリッジを軸の
外側に突き落とすように構成されている。再び筆記具を
使用する場合は、筆記具を逆さにして後端部が突き出し
筒の後端開口から突出した後方のカートリッジを抜き取
り、軸の先端テーパ孔内に後端を挿入して筆記可能な状
態になる。
示された筆記具は、先端部内周をカートリッジの逆止め
用テーパ孔に形成した軸と、この軸内に摺動可能に収納
されかっ先端が底のある縮径突き出し部に形成された突
き出し筒と、この突き出し筒内に収納されかつ外周に前
記テーパ孔に対応するテーパ部が形成された複数個のカ
ートリッジからなるものであり、前記突き出し筒内のカ
ートリッジとは別に単独で軸先端のテーパ孔に後部を嵌
合し先端芯が外部へ突出する前方のカートリッジが筆記
によって損耗し使用できなくなった場合、前記軸の後方
から突出した突き出し筒の後端を軸に対しノックするこ
とにより、前記突き出し部が前方のカートリッジを軸の
外側に突き落とすように構成されている。再び筆記具を
使用する場合は、筆記具を逆さにして後端部が突き出し
筒の後端開口から突出した後方のカートリッジを抜き取
り、軸の先端テーパ孔内に後端を挿入して筆記可能な状
態になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】米国特許第3,338,
215号の筆記具においては、カートリッジの詰め替え
は一々手でカートリッジを摘んで行なわけれぱならない
ので、不便であり、指がカートリッジに触れるため衛生
上も好ましくない上、軸内のカートリッジが一個でも紛
失すると、軸先端のカートリッジが固定できなくなり、
筆記具が使用できなくなる問題があった。また、米国特
許第3,898,009号の筆記具の場合は、書き損耗し
て使えなくなったカートリッジを捨てても、軸内に収納
されたカートリッジがなくても、軸先端に保持した一個
のカートリッジさえあれば使用できる利点があるが、カ
ートリッジの詰め替えはやはり前記と同じように手で摘
んでカートリッジと接触して行なわければならないの
で、同じような不便と衛生上良くない問題があった。ま
た、米国特許第3,709,291号の筆記具において
は、前記米国特許第3,898,009号と同じように使
えなくなったカートリッジを捨てても、突き出し筒また
は軸筒内に収納したカートリッジがなくても、軸先端に
嵌合したカートリッジが一個さえあれば使用可能である
と共に、使えなくなったカー・トリッジを突き出し筒の
ノック操作で軸の外部に突き落とせる利点があるが、そ
の後の筒内から新しいカートリッジを取り出して軸先端
に嵌挿して筆記可能な状態にするカートリッジの詰め替
え作業は、前記と同様にカートリッジと接触する手操作
に頼らなければならないので、前記の問題が依然として
解決されてない。
215号の筆記具においては、カートリッジの詰め替え
は一々手でカートリッジを摘んで行なわけれぱならない
ので、不便であり、指がカートリッジに触れるため衛生
上も好ましくない上、軸内のカートリッジが一個でも紛
失すると、軸先端のカートリッジが固定できなくなり、
筆記具が使用できなくなる問題があった。また、米国特
許第3,898,009号の筆記具の場合は、書き損耗し
て使えなくなったカートリッジを捨てても、軸内に収納
されたカートリッジがなくても、軸先端に保持した一個
のカートリッジさえあれば使用できる利点があるが、カ
ートリッジの詰め替えはやはり前記と同じように手で摘
んでカートリッジと接触して行なわければならないの
で、同じような不便と衛生上良くない問題があった。ま
た、米国特許第3,709,291号の筆記具において
は、前記米国特許第3,898,009号と同じように使
えなくなったカートリッジを捨てても、突き出し筒また
は軸筒内に収納したカートリッジがなくても、軸先端に
嵌合したカートリッジが一個さえあれば使用可能である
と共に、使えなくなったカー・トリッジを突き出し筒の
ノック操作で軸の外部に突き落とせる利点があるが、そ
の後の筒内から新しいカートリッジを取り出して軸先端
に嵌挿して筆記可能な状態にするカートリッジの詰め替
え作業は、前記と同様にカートリッジと接触する手操作
に頼らなければならないので、前記の問題が依然として
解決されてない。
【0006】本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたものであり、筆記具の後端に突出した内筒をノック
することによって使用できなくなったカートリッジを軸
である外筒の外に排出することができると共に、新しい
カートリッジを軸先端から突出させた筆記可能な位置に
押出し、指がカートリッジに触れることなく容易にカー
トリッジの詰め替えができ、かつ、内筒内にカートリッ
ジが存在しなくても使用可能である筆記具を提供するこ
とにある。
れたものであり、筆記具の後端に突出した内筒をノック
することによって使用できなくなったカートリッジを軸
である外筒の外に排出することができると共に、新しい
カートリッジを軸先端から突出させた筆記可能な位置に
押出し、指がカートリッジに触れることなく容易にカー
トリッジの詰め替えができ、かつ、内筒内にカートリッ
ジが存在しなくても使用可能である筆記具を提供するこ
とにある。
【0007】本発明の第2の目的は、筆記完了後、外筒
の先端から突出したカートリッジを紙面または机上など
硬い表面に押し付けることによって、これを外筒内に押
し込んで収納することができるように構成した上記筆記
具を提供することにある。
の先端から突出したカートリッジを紙面または机上など
硬い表面に押し付けることによって、これを外筒内に押
し込んで収納することができるように構成した上記筆記
具を提供することにある。
【0008】本発明の第3の目的は、外筒の先端から突
出したカートリッジを弾性係止片によってその後端部に
係止し、このカートリッジが後退しないように一層確実
に筆記可能な状態に保持することができる前記筆記具を
提供することにある。
出したカートリッジを弾性係止片によってその後端部に
係止し、このカートリッジが後退しないように一層確実
に筆記可能な状態に保持することができる前記筆記具を
提供することにある。
【0009】本発明の第4の目的は、外筒の先端から突
出したカートリッジを外筒内に押し込んで収納状態にし
た時、このカートリッジを弾性係止片によって係止して
外筒内に確実に保持することができる前記筆記具を提供
することにある。
出したカートリッジを外筒内に押し込んで収納状態にし
た時、このカートリッジを弾性係止片によって係止して
外筒内に確実に保持することができる前記筆記具を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、この発明に係る筆記具は、先端に芯案内孔が形
成されかつ後端にキャップ部材が設けられた外筒と、こ
の外筒内に摺動可能に挿嵌されかつ先端と外筒の芯案内
孔との間に操作空間を形成した内筒と、この内筒内及び
これに運通する前記操作空間内に軸方向移動可能に直列
状に配列収納されかつ前方位置に配列する少なくとも2
個のカートリッジが前記操作空間及び芯案内孔に収納さ
れるように配置した複数個の筆記用カートリッジと、前
記内筒の外周と前記外筒の内周との間に外装され内筒を
常に後方に付勢する復帰ぱねとからなる筆記具におい
て、前記操作空間と芯案内孔内に収納された前記少なく
とも2個のカートリッジを、筆記具が下向き状態では前
方のカートリッジが少なくともその一部が外筒の芯案内
孔に嵌合し、かつ後方のカートリッジの後端部が内筒の
軸線に対し偏心傾斜するように構成したことを特徴とす
るものである。
るため、この発明に係る筆記具は、先端に芯案内孔が形
成されかつ後端にキャップ部材が設けられた外筒と、こ
の外筒内に摺動可能に挿嵌されかつ先端と外筒の芯案内
孔との間に操作空間を形成した内筒と、この内筒内及び
これに運通する前記操作空間内に軸方向移動可能に直列
状に配列収納されかつ前方位置に配列する少なくとも2
個のカートリッジが前記操作空間及び芯案内孔に収納さ
れるように配置した複数個の筆記用カートリッジと、前
記内筒の外周と前記外筒の内周との間に外装され内筒を
常に後方に付勢する復帰ぱねとからなる筆記具におい
て、前記操作空間と芯案内孔内に収納された前記少なく
とも2個のカートリッジを、筆記具が下向き状態では前
方のカートリッジが少なくともその一部が外筒の芯案内
孔に嵌合し、かつ後方のカートリッジの後端部が内筒の
軸線に対し偏心傾斜するように構成したことを特徴とす
るものである。
【0011】また、前記第2の目的を達成するため、こ
の発明に係る筆記具は、前記のように構成された筆記具
において、前記外筒と内筒に、内筒がノック操作によっ
て外筒内を摺動前進し筆記可能な状態の位置に来た時、
前記内筒をその位置に係止する係止手段を設け、この係
止手段を、前記内筒の側面に設けられた半径方向に撓み
自在の弾性係止片と、前記外筒の側面における前記弾性
係止片と対応する位置に設けられ、内筒ノック時にこの
弾性係止片を係止する係止孔とから構成したことを特徴
とするものである。
の発明に係る筆記具は、前記のように構成された筆記具
において、前記外筒と内筒に、内筒がノック操作によっ
て外筒内を摺動前進し筆記可能な状態の位置に来た時、
前記内筒をその位置に係止する係止手段を設け、この係
止手段を、前記内筒の側面に設けられた半径方向に撓み
自在の弾性係止片と、前記外筒の側面における前記弾性
係止片と対応する位置に設けられ、内筒ノック時にこの
弾性係止片を係止する係止孔とから構成したことを特徴
とするものである。
【0012】また、前記第3の目的を達成するため、こ
の発明に係る筆記具は、前記外筒の先端部付近の側面
に、先端が外筒から突出したカートリッジの後端を係止
して筆記可能な状態に保持するためのカートリッジ係止
手段を設けたことを特徴とするものである。
の発明に係る筆記具は、前記外筒の先端部付近の側面
に、先端が外筒から突出したカートリッジの後端を係止
して筆記可能な状態に保持するためのカートリッジ係止
手段を設けたことを特徴とするものである。
【0013】また、前記第4の目的を達成するため、こ
の発明に係る筆記具は、前記外筒の先端部付近の側面
に、先端が外筒から突出したカートリッジが外筒内に押
し込まれた場合にこのカートリッジの一部に係止して収
納状態に保持し、かつ前記内筒がノックされカートリッ
ジが前進する場合はこれを通過させるように形成した突
起を有する弾性突起片を設けたことを特徴とするもので
ある。
の発明に係る筆記具は、前記外筒の先端部付近の側面
に、先端が外筒から突出したカートリッジが外筒内に押
し込まれた場合にこのカートリッジの一部に係止して収
納状態に保持し、かつ前記内筒がノックされカートリッ
ジが前進する場合はこれを通過させるように形成した突
起を有する弾性突起片を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいてこの発
明の実施の形態について説明する。図1および図2はそ
れぞれこの発明による筆記具の第1実施形態を表す分解
図および組立後の縦断面図を示し、この筆記具1Aは、
縮径された先端にカートリッジを案内保持するための案
内孔21が形成され、かつ後端に環状ストッパー22が
嵌着されている円筒型の外筒2と、この外筒2の内部に
軸方向に摺動可能に嵌挿され、先端と外筒2の案内孔2
1との間に内筒操作用の操作空間23が形成されてある
内筒3と、この内筒3の内部と上記操作空間23内に一
列になって遊動自在に収納された複数個のカートリッジ
4と、外筒2と内筒3との間に設けられ、内筒3を常に
後方へ付勢するばね5より構成される。
明の実施の形態について説明する。図1および図2はそ
れぞれこの発明による筆記具の第1実施形態を表す分解
図および組立後の縦断面図を示し、この筆記具1Aは、
縮径された先端にカートリッジを案内保持するための案
内孔21が形成され、かつ後端に環状ストッパー22が
嵌着されている円筒型の外筒2と、この外筒2の内部に
軸方向に摺動可能に嵌挿され、先端と外筒2の案内孔2
1との間に内筒操作用の操作空間23が形成されてある
内筒3と、この内筒3の内部と上記操作空間23内に一
列になって遊動自在に収納された複数個のカートリッジ
4と、外筒2と内筒3との間に設けられ、内筒3を常に
後方へ付勢するばね5より構成される。
【0015】カートリッジ4は後端部にテーパ孔41が
設けられている樹脂または金属製の二重塔状の台部42
と、この台部42の先端に後端を嵌着した鉛筆など筆記
用芯43とからなり、このテーパ孔41は後続のカート
リッジ4の先端の芯43部分を傾斜自在に遊嵌して収納
するように大きめに形成されている。また、外筒2の後
部には段部24が設けられてあり、内筒3の後部には鍔
部31が設けられてある。ばね5は上記段部24と鍔部
31との間に内筒3を囲むように係着され、内筒3を常
にその後端部が外筒2の後端から突出するように付勢し
ている。なお、前記ストッパー22は例えば摩擦嵌合ま
たは螺子手段などによって外筒2の後端に取付けられ
る。内筒3の後端32はカートリッジ4が内筒から抜け
ないように若干縮径され、先端33はその前方のカート
リッジ4を係止しやすいようにテーパ状に形成されてい
る。また、図示してないが、内筒3の後端の縮径部に数
本の径方向の割り溝を設け、カートリッジ4を押し込む
と拡径してこれを通過させるが、一旦内筒3に入ると元
の状態に縮径してカートリッジ4が自重によって後方か
ら抜けないように構成すると良い。また、前記操作空間
23とこれに連通する案内孔21には常に少なくとも2
個 ( 実施例では3個 ) のカートリッジ4が収納されて
あり、この少なくとも2個のカートリッジ4の中の後方
カートリッジ4cと内筒3の先端との間に後方カートリ
ッジ4cが内筒3に対し偏心傾動自在な空間を与えるギ
ャップgが設けられている。なお、筆記具を使用しない
時、先端の芯43が折れないように、図示されてない周
知のキャップを被せると良い。
設けられている樹脂または金属製の二重塔状の台部42
と、この台部42の先端に後端を嵌着した鉛筆など筆記
用芯43とからなり、このテーパ孔41は後続のカート
リッジ4の先端の芯43部分を傾斜自在に遊嵌して収納
するように大きめに形成されている。また、外筒2の後
部には段部24が設けられてあり、内筒3の後部には鍔
部31が設けられてある。ばね5は上記段部24と鍔部
31との間に内筒3を囲むように係着され、内筒3を常
にその後端部が外筒2の後端から突出するように付勢し
ている。なお、前記ストッパー22は例えば摩擦嵌合ま
たは螺子手段などによって外筒2の後端に取付けられ
る。内筒3の後端32はカートリッジ4が内筒から抜け
ないように若干縮径され、先端33はその前方のカート
リッジ4を係止しやすいようにテーパ状に形成されてい
る。また、図示してないが、内筒3の後端の縮径部に数
本の径方向の割り溝を設け、カートリッジ4を押し込む
と拡径してこれを通過させるが、一旦内筒3に入ると元
の状態に縮径してカートリッジ4が自重によって後方か
ら抜けないように構成すると良い。また、前記操作空間
23とこれに連通する案内孔21には常に少なくとも2
個 ( 実施例では3個 ) のカートリッジ4が収納されて
あり、この少なくとも2個のカートリッジ4の中の後方
カートリッジ4cと内筒3の先端との間に後方カートリ
ッジ4cが内筒3に対し偏心傾動自在な空間を与えるギ
ャップgが設けられている。なお、筆記具を使用しない
時、先端の芯43が折れないように、図示されてない周
知のキャップを被せると良い。
【0016】次に上記の筆記具の操作使用状態について
図3〜図6を参照しながら説明する。図3は操作前すな
わち先端が下向きの筆記可能な状態の筆記具を示すもの
であり、この状態では内筒3の後端部は外筒2の後端か
ら突出し、最前方のカートリッジ4aの先端は外筒2の
案内孔21から突出し、操作空間23にある後方カート
リッジ4cと内筒3の先端との間にはギャップgがあ
り、このギャップg、広い操作空間23、芯43よりも
大径のテーパ孔41との関係によってカートリッジ4c
が内筒3に対し偏心傾斜した状態で外筒2内に収納され
ている。この状態で筆記すると、図4に示すように最前
方のカートリッジ4aが芯43が紙面6に対する筆記圧
の反力によって後退し、後端が内筒3の先端の周縁に係
止してギャップgがなくなると共に、筆記圧を操作空間
23内のカートリッジ4を介して後端部が鍔部31によ
ってストッパー22の先端に係止した内筒3によって受
止めることで、筆記可能となる。
図3〜図6を参照しながら説明する。図3は操作前すな
わち先端が下向きの筆記可能な状態の筆記具を示すもの
であり、この状態では内筒3の後端部は外筒2の後端か
ら突出し、最前方のカートリッジ4aの先端は外筒2の
案内孔21から突出し、操作空間23にある後方カート
リッジ4cと内筒3の先端との間にはギャップgがあ
り、このギャップg、広い操作空間23、芯43よりも
大径のテーパ孔41との関係によってカートリッジ4c
が内筒3に対し偏心傾斜した状態で外筒2内に収納され
ている。この状態で筆記すると、図4に示すように最前
方のカートリッジ4aが芯43が紙面6に対する筆記圧
の反力によって後退し、後端が内筒3の先端の周縁に係
止してギャップgがなくなると共に、筆記圧を操作空間
23内のカートリッジ4を介して後端部が鍔部31によ
ってストッパー22の先端に係止した内筒3によって受
止めることで、筆記可能となる。
【0017】そして、筆記後、前方カートリッジ4の芯
43が損耗して使用できなくなった場合は、図5に示す
ように、内筒3の後端を矢印方向ヘノックすると、つま
り内筒3を外筒2に対して押し込むと、内筒3は、ばね
5の弾力に抗して前進し、先端が操作空間23内のカー
トリッジ4を押しながら進み、使用できなくなった最前
方のカートリッジ4aが案内孔21から押出されると共
に、これに継ぐ第2番目のカートッジ4bがこれに入れ
替わって案内孔21に進入し、芯43が案内孔21から
突出するのである。それで、手を内筒3の後端から放す
と、内筒3はばね5の復帰力で後退してノックする前の
状態に戻ると同時に、内筒3内の前方カートリッジ4が
内筒前方の操作空間23に落ち込むと共に傾斜して図6
に示す状態になり、再び筆記可能となる。
43が損耗して使用できなくなった場合は、図5に示す
ように、内筒3の後端を矢印方向ヘノックすると、つま
り内筒3を外筒2に対して押し込むと、内筒3は、ばね
5の弾力に抗して前進し、先端が操作空間23内のカー
トリッジ4を押しながら進み、使用できなくなった最前
方のカートリッジ4aが案内孔21から押出されると共
に、これに継ぐ第2番目のカートッジ4bがこれに入れ
替わって案内孔21に進入し、芯43が案内孔21から
突出するのである。それで、手を内筒3の後端から放す
と、内筒3はばね5の復帰力で後退してノックする前の
状態に戻ると同時に、内筒3内の前方カートリッジ4が
内筒前方の操作空間23に落ち込むと共に傾斜して図6
に示す状態になり、再び筆記可能となる。
【0018】図7〜図8はそれぞれ本発明の第2実施形
態を示す分解図と組立後の縦断面図を示し、この実施形
態の構造は基本的には前記実施形態と同じであり、異な
る点は、内筒と外筒に更に内筒を比較的低い位置の筆記
可能な状態に維持する係止手段を設けた点と、ばねの装
着位置を内筒の先端部に移した点である。従って、この
実施形態においては、前記実施形態と対応する構成部材
は同じ符号を使用し、詳細な説明を省略する。
態を示す分解図と組立後の縦断面図を示し、この実施形
態の構造は基本的には前記実施形態と同じであり、異な
る点は、内筒と外筒に更に内筒を比較的低い位置の筆記
可能な状態に維持する係止手段を設けた点と、ばねの装
着位置を内筒の先端部に移した点である。従って、この
実施形態においては、前記実施形態と対応する構成部材
は同じ符号を使用し、詳細な説明を省略する。
【0019】この実施形態による筆記具1Bは前記筆記
具1Aと同様に外筒2、内筒3、複数個のカートリッジ
4、ばね5及びストッパー22からなる。内筒3の中間
部の側面には内筒3と一体に形成されかつ自由端が基端
を支点として径方向に撓み自在の弾性係止片34が設け
られてあり、外筒2の側面の前記弾性係止片34と対応
する下方位置には内筒3がノックされ下降した時上記弾
性係止片34の上端を係止する係止孔25が設けられて
ある。更に、外筒2の上端部の側面には先端突起26が
係止孔25の真上に来るクリップ27が設けられてい
る。また、ばね5は内筒3の弾性係止片34の下方に設
けた段部35と外筒2の係止孔25の下方の内壁に設け
た段部24との間に設けられている。
具1Aと同様に外筒2、内筒3、複数個のカートリッジ
4、ばね5及びストッパー22からなる。内筒3の中間
部の側面には内筒3と一体に形成されかつ自由端が基端
を支点として径方向に撓み自在の弾性係止片34が設け
られてあり、外筒2の側面の前記弾性係止片34と対応
する下方位置には内筒3がノックされ下降した時上記弾
性係止片34の上端を係止する係止孔25が設けられて
ある。更に、外筒2の上端部の側面には先端突起26が
係止孔25の真上に来るクリップ27が設けられてい
る。また、ばね5は内筒3の弾性係止片34の下方に設
けた段部35と外筒2の係止孔25の下方の内壁に設け
た段部24との間に設けられている。
【0020】上記筆記具1Bはこのままで使用できる
が、不使用時には筆記具をポケットに差し込みクリップ
27で扶持して携帯することができるのであるが、芯が
突出しているとポケットを突き破る等不都合が生じるの
で、先端のカートリッジ4aを抜き去って操作空間23
の中に2個のみのカートリッジを残す(図9参照)。この
時、前方のカートリッジ4は台部42が案内孔22の内
端に摩擦係合することによって外筒2の内部に保持さ
れ、外部へ落ちない。
が、不使用時には筆記具をポケットに差し込みクリップ
27で扶持して携帯することができるのであるが、芯が
突出しているとポケットを突き破る等不都合が生じるの
で、先端のカートリッジ4aを抜き去って操作空間23
の中に2個のみのカートリッジを残す(図9参照)。この
時、前方のカートリッジ4は台部42が案内孔22の内
端に摩擦係合することによって外筒2の内部に保持さ
れ、外部へ落ちない。
【0021】図9〜図12は第2実施形態の筆記具1B
の操作使用状態を示す。通常筆記具1Bは図9に示す状
態で携帯される。筆記する時は、内筒3の後端を図10
に示すようにばね5に抗してノックすると、弾性係止片
34は内筒3と共に外筒2内を摺動しながら前進すると
共に、内筒3の先端が外筒2内のカートリッジ4を押し
ながら進み、最前方のカートリッジ4が案内孔22から
突出する位置に来る。一方、弾性係止片34の自由端が
外筒2の係止孔25に対向する範囲に来ると、係止片3
4の弾性力により自由端が径方向外側に弾発して係止孔
25内に突出する。この時、ノックを解放すると、弾性
係止片34の自由端が係止孔25の後端壁に係止して筆
記具1Bを筆記可能な状態に保持する。筆記後、先端に
突出したカートリッジ4を外筒2の内部に収納する場合
は、図11に示すように、まず、先端の芯を紙面6に当
てて筆記具1Bを下方に力を加えながら、クリップ27
の先端を矢印の方向すなわち係止孔25側へ押圧する
と、突起26が弾性係止片34を内側に押し込んで係止
片34と係止孔25の係止状態を解除させると同時に、
ばね5の復帰力によって内筒3が後退して狭まった操作
空間23を元来の状態に回復させると共に、突出したカ
ートリッジ4が紙面6の反力で外筒2内に引っ込んで収
納され、図12に示すようにキャップがなくても芯を損
なわずに携帯することができる。
の操作使用状態を示す。通常筆記具1Bは図9に示す状
態で携帯される。筆記する時は、内筒3の後端を図10
に示すようにばね5に抗してノックすると、弾性係止片
34は内筒3と共に外筒2内を摺動しながら前進すると
共に、内筒3の先端が外筒2内のカートリッジ4を押し
ながら進み、最前方のカートリッジ4が案内孔22から
突出する位置に来る。一方、弾性係止片34の自由端が
外筒2の係止孔25に対向する範囲に来ると、係止片3
4の弾性力により自由端が径方向外側に弾発して係止孔
25内に突出する。この時、ノックを解放すると、弾性
係止片34の自由端が係止孔25の後端壁に係止して筆
記具1Bを筆記可能な状態に保持する。筆記後、先端に
突出したカートリッジ4を外筒2の内部に収納する場合
は、図11に示すように、まず、先端の芯を紙面6に当
てて筆記具1Bを下方に力を加えながら、クリップ27
の先端を矢印の方向すなわち係止孔25側へ押圧する
と、突起26が弾性係止片34を内側に押し込んで係止
片34と係止孔25の係止状態を解除させると同時に、
ばね5の復帰力によって内筒3が後退して狭まった操作
空間23を元来の状態に回復させると共に、突出したカ
ートリッジ4が紙面6の反力で外筒2内に引っ込んで収
納され、図12に示すようにキャップがなくても芯を損
なわずに携帯することができる。
【0022】図13は上記筆記具1Bが筆記可能な状態
における全貌を示す外観図である。内筒3を外筒2内に
組み込む際、係止片34が容易にかつ正確に係止孔25
に嵌合できるようにするため、図14の(a)及び
(b)に示すように、外筒2の内壁には後端開口から係
止孔25の後端に延びる案内溝28が設けられてあり、
この案内孔28は開口端が係止片34の幅よりも広いテ
ーパ孔部28aに形成され、係止孔25に連結する直孔
部28bが係止片34と同じ幅に形成されている。な
お、図15は筆記具の外筒2に弾性ゴムまたは軟質樹脂
製のグリップ29を設けた実施形態を示す。
における全貌を示す外観図である。内筒3を外筒2内に
組み込む際、係止片34が容易にかつ正確に係止孔25
に嵌合できるようにするため、図14の(a)及び
(b)に示すように、外筒2の内壁には後端開口から係
止孔25の後端に延びる案内溝28が設けられてあり、
この案内孔28は開口端が係止片34の幅よりも広いテ
ーパ孔部28aに形成され、係止孔25に連結する直孔
部28bが係止片34と同じ幅に形成されている。な
お、図15は筆記具の外筒2に弾性ゴムまたは軟質樹脂
製のグリップ29を設けた実施形態を示す。
【0023】また、内筒3の先端周縁とカートリッジ4
cの後端との係合状態をより確実にさせるため、図16
に示すように内筒3の先端周縁を鋸歯状33aに形成す
ると良い。第2実施形態の筆記具1Bのばね5は係止孔
25の前方位置に設けているが、図17に示すようにば
ね5を係止孔25の後方位置に設けてもよいことは明白
である。この場合、ばね5は外筒2の段部24と内筒の
鍔部31との間に嵌着されている。
cの後端との係合状態をより確実にさせるため、図16
に示すように内筒3の先端周縁を鋸歯状33aに形成す
ると良い。第2実施形態の筆記具1Bのばね5は係止孔
25の前方位置に設けているが、図17に示すようにば
ね5を係止孔25の後方位置に設けてもよいことは明白
である。この場合、ばね5は外筒2の段部24と内筒の
鍔部31との間に嵌着されている。
【0024】なお、図18〜図19は本発明の第3実施
形態を示す要部の説明図であり、この筆記具1Cは実質
的には第1実施形態の筆記具1Aと変わりないが、外筒
2の先端部付近の側面に、先端が外筒2から突出したカ
ートリッジ4の後端を係止するカートリッジ係止手段を
設けた点だけが異なる。具体的には、外筒2の先端部の
側面にはU字型溝を切り込んで外筒2と一体に成型した
弾性係止片20がその先端が案内孔21の内側へやや突
出して前方のカートリッジ4の後端を係止するように設
けられている。この係止片20は内筒3がノックされた
時には外側へ歪んでカートリッジ4を通過させるが、カ
ートリッジ4がいったん通過して案内孔21に保持され
ると、係止片20は弾性復帰力によって元の状態に戻
り、先端がカートリッジ4の後端の一部に係止してカー
トリッジ4の筆記圧を受止めると共に、カートリッジ4
の後退を防止するように構成されている。ノック操作に
おいて、カートリッジ4を案内孔21内でスムースに摺
動させるため、図20の断面図に示すようにカートリッ
ジ4の台部42の外周に複数本の軸方向のリブ44を設
け、カートリッジ4と案内孔の内壁との摩擦接触面積を
減らすようにすればよい。
形態を示す要部の説明図であり、この筆記具1Cは実質
的には第1実施形態の筆記具1Aと変わりないが、外筒
2の先端部付近の側面に、先端が外筒2から突出したカ
ートリッジ4の後端を係止するカートリッジ係止手段を
設けた点だけが異なる。具体的には、外筒2の先端部の
側面にはU字型溝を切り込んで外筒2と一体に成型した
弾性係止片20がその先端が案内孔21の内側へやや突
出して前方のカートリッジ4の後端を係止するように設
けられている。この係止片20は内筒3がノックされた
時には外側へ歪んでカートリッジ4を通過させるが、カ
ートリッジ4がいったん通過して案内孔21に保持され
ると、係止片20は弾性復帰力によって元の状態に戻
り、先端がカートリッジ4の後端の一部に係止してカー
トリッジ4の筆記圧を受止めると共に、カートリッジ4
の後退を防止するように構成されている。ノック操作に
おいて、カートリッジ4を案内孔21内でスムースに摺
動させるため、図20の断面図に示すようにカートリッ
ジ4の台部42の外周に複数本の軸方向のリブ44を設
け、カートリッジ4と案内孔の内壁との摩擦接触面積を
減らすようにすればよい。
【0025】図21は本発明の第4実施形態を示す要部
の説明図であり、筆記具1Dの外筒2の先端部の側面
に、内側に三角形の突起201を有する弾性突起片20
aが設けられている。この突起片20aは内筒3がノッ
クされた時には点線で示すよう外側へ歪んでカートリッ
ジ4を通過させて案内孔21の先端部でこれを保持し、
筆記可能な状態にさせ、筆記後このカートリッジ4の先
端を紙面などに当てて筆記具を下方に押さえると、カー
トリッジ4が突起201を押し退けて外筒2内に収納さ
れることができるように構成されている。
の説明図であり、筆記具1Dの外筒2の先端部の側面
に、内側に三角形の突起201を有する弾性突起片20
aが設けられている。この突起片20aは内筒3がノッ
クされた時には点線で示すよう外側へ歪んでカートリッ
ジ4を通過させて案内孔21の先端部でこれを保持し、
筆記可能な状態にさせ、筆記後このカートリッジ4の先
端を紙面などに当てて筆記具を下方に押さえると、カー
トリッジ4が突起201を押し退けて外筒2内に収納さ
れることができるように構成されている。
【0026】以上の説明はこの発明の好ましい実施形態
について説明したものであって、この発明を限定するも
のでない。この分野における当該業者がこの発明の精神
と原理から逸脱することなく様々な修正、変更あるいは
置換をなし得ることは明らかである。このような修正、
変更、置換はこの発明の前記特許請求項の範囲に包含さ
れるもであるとする。
について説明したものであって、この発明を限定するも
のでない。この分野における当該業者がこの発明の精神
と原理から逸脱することなく様々な修正、変更あるいは
置換をなし得ることは明らかである。このような修正、
変更、置換はこの発明の前記特許請求項の範囲に包含さ
れるもであるとする。
【0027】
【発明の効果】この発明の筆記具は前述のように構成さ
れるので、筆記具の後端に突出した内筒をノックするこ
とによって損耗により筆記できなくなったカートリッジ
を外筒の外側に排出することができると共に、新しいカ
ートリッジを外筒の先端から突出させた筆記可能な位置
に押出すことができ、指がカートリッジに触れることな
く容易にカートリッジの詰め替えができ、かつ、内筒内
にカートリッジがなくても使用可能である効果がある。
れるので、筆記具の後端に突出した内筒をノックするこ
とによって損耗により筆記できなくなったカートリッジ
を外筒の外側に排出することができると共に、新しいカ
ートリッジを外筒の先端から突出させた筆記可能な位置
に押出すことができ、指がカートリッジに触れることな
く容易にカートリッジの詰め替えができ、かつ、内筒内
にカートリッジがなくても使用可能である効果がある。
【図1】この発明の筆記具の第1実施形態を示す分解図
である。
である。
【図2】図1に示す筆記具組立後の縦断面図である。
【図3】第1実施形態の筆記具の操作使用状態を段階的
に示す動作説明図である。
に示す動作説明図である。
【図4】第1実施形態の筆記具の操作使用状態を段階的
に示す動作説明図である。
に示す動作説明図である。
【図5】第1実施形態の筆記具の操作使用状態を段階的
に示す動作説明図である。
に示す動作説明図である。
【図6】第1実施形態の筆記具の操作使用状態を段階的
に示す動作説明図である。
に示す動作説明図である。
【図7】この発明の筆記具の第2実施形態を示す分解図
である。
である。
【図8】図7に示す筆記具組車後の縦断面図である。
【図9】第2実施形態の筆記具の操作使用状態を段階的
に示す動作説明図である。
に示す動作説明図である。
【図10】第2実施形態の筆記具の操作使用状態を段階
的に示す動作説明図である。
的に示す動作説明図である。
【図11】第2実施形態の筆記具の操作使用状態を段階
的に示す動作説明図である。
的に示す動作説明図である。
【図12】第2実施形態の筆記具の操作使用状態を段階
的に示す動作説明図である。
的に示す動作説明図である。
【図13】図7に示す筆記具組立後の正面図である。
【図14】図7に示す筆記具の外筒に内筒の弾性片を案
内する案内溝を設けた実施例を示す説明図で、(a)は
一部を断面して示す説明図、(b)は(a)のX−X線
の拡大端面図である。
内する案内溝を設けた実施例を示す説明図で、(a)は
一部を断面して示す説明図、(b)は(a)のX−X線
の拡大端面図である。
【図15】図7に示す筆記具の外筒にグリップを設けた
例を示す正面図である。
例を示す正面図である。
【図16】内筒の先端周縁の変形例を示す要部の拡大断
面図である。
面図である。
【図17】第2実施形態の筆記具のばね位置を変更した
例を示す縦断面図である。
例を示す縦断面図である。
【図18】この発明の筆記具の第3実施形態を示す一部
破断正面図である。
破断正面図である。
【図19】図18に示す筆記具の外筒の先端部を示す正
面図である。
面図である。
【図20】カートリッジの変形例と案内孔との関係を示
す横断面図である。
す横断面図である。
【図21】この発明の筆記具の第4実施形態を示す一部
破断正面図である。
破断正面図である。
1A 筆記具 1B 筆記具 1C 筆記具 1D 筆記具 2 外筒 20 弾性係止片 20a 弾性突起片 21 案内孔 22 ストッパー 23 操作空間 24 段部 25 係止孔 27 クリップ 28 案内溝 29 グリップ 3 内筒 31 鍔部 34 弾性係止片 35 段部 4 カートリッジ 4a カートリッジ 4b カートリッジ 4c カートリッジ 41 テーパ孔 42 台部 43 芯 44 リフ 5 ばね
Claims (14)
- 【請求項1】先端に芯案内孔が形成されかつ後端にスト
ッパーが設けられた外筒と、この外筒内に摺動可能に挿
嵌されかつ先端と外筒の芯案内孔との間に操作空間を形
成した内筒と、この内筒内及びこれに連通する前記操作
空間内に軸方向移動可能に直列状に配列収納されかつ前
方位置に配列する少なくとも2個のカートリッジが前記
操作空間及び芯案内孔に収納されるように配置した複数
個の筆記用カートリッジと、前記内筒の外周と前記外筒
の内周との間に外装され内筒を常に後方に付勢する復帰
ばねとからなる筆記具において、前記操作空間と芯案内
孔内に収納された前記少なくとも2個のカートリッジ
を、筆記具が下向き状態では前方のカートリッジが少な
くともその一部が外筒の芯案内孔に嵌合し、かつ後方の
カートリッジの後端部が内筒の軸線に対し偏心傾斜する
ように構成したことを特徴とする筆記具。 - 【請求項2】前記筆記用カートリッジは、先端に筆記用
芯の後端を挿入固定する芯挿入孔が形成されかつ後端に
後続の筆記用カートリッジの先端部を傾斜可能に収納す
る収納孔が設けらた台部と、この台部の前記芯挿入孔に
挿着した筆記用芯とからなる請求項1記載の筆記具。 - 【請求項3】前記複数個の筆記用カートリッジは、自重
により軸方向に移動可能に前記内筒と前記外筒の操作空
間内に一列に並ぶように遊嵌されたことを特徴とする請
求項1または2記載の筆記具。 - 【請求項4】前記操作空間並びに芯案内孔内に収納され
た少な1くとも2個の筆記用カートリッジは、筆記具が
下向きの状態において、後方のカートリッジの後端と前
記内筒の先端との間に、前記後方のカートリッジがその
先端を接続する前方のカートリッジの収納孔に遊嵌した
まま偏心傾斜できるようにしたギャップが設けられてい
ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載
の筆記具。 - 【請求項5】前記前記操作空間並びに芯案内孔内に収納
された少なくとも2個の筆記用カートリッジは、筆記具
が筆記状態において、芯部が外筒の先端から突出した前
方のカートリッジが筆記圧によってギャップの分だけ後
退し、これによって後方のカートリッジの後端が内筒の
先端口縁の一部に偏心当接してカートリッジの更なる後
退を受止めるようしたことを特徴とする請求項1〜4の
いずれか1つに記載の筆記具。 - 【請求項6】前記内筒は、その先端周縁が前記後方のカ
ートリッジの後端と係止しやすいようにテーパ状に形成
され、かつその後端部は前記外筒の後端キャップの後方
外部に突出してノック部となすように構成されたことを
特徴とする請求項1記載の筆記具。 - 【請求項7】前記内筒は、その先端周縁が鋸歯状に形成
されたことを特徴とする請求項6記載の筆記具。 - 【請求項8】先端に芯案内孔が形成されかつ後端にキャ
ップ部材が設けられた外筒と、この外筒内に摺動可能に
挿嵌されかつ先端と外筒の芯案内孔との間に操作空間を
形成した内筒と、この内筒内及びこれに連通する前記操
作空間内に軸方向移動可能に直列状に配列収納されかつ
前方位置に配列する少なくとも2個のカートリッジが前
記操作空間及び芯案内孔に収納されるように配置した複
数個の筆記用カートリッジと、前記内筒の外周と前記外
筒の内周との間に外装され内筒を常に後方に付勢する復
帰ばねとからなる筆記具において、前記操作空間と芯案
内孔内に収納された前記少なくとも2個のカートリッジ
を、筆記具が下向き状態では前方のカートリッジが少な
くともその一部が外筒の芯案内孔に嵌合し、かつ後方の
カートリッジの後端部が内筒の軸線に対し偏心傾斜する
ように構成すると共に、前記外筒と内筒に、内筒がノッ
ク操作によって外筒内を摺動前進し筆記可能な状態の位
置に来た時、前記内筒をその位置に係止する係止手段を
設けたことを特徴とする筆記具。 - 【請求項9】前記係止手段は、前記内筒の側面に設けら
れた半径方向に撓み自在の弾性係止部材と、前記外筒の
側面において前記弾性係止片と対応する位置に内筒ノッ
ク時にこの弾性係止片を係止する係止孔とからなること
を特徴とする請求項8記載の筆記具。 - 【請求項10】前記外筒は、さらにその上端側面に下方
に延びるクリップ部材が半径方向に撓み自在に設けら
れ、このクリップ部材の下端内側面には前記係止孔に対
向し、クリップ部材を係止孔内に向かって押圧した場
合、係止孔を経て前記内筒の弾性係止片を押し込んでこ
の係止片と係止孔との係止状態を解放させる突起部が設
けられていることを特徴とする請求項9記載の筆記具。 - 【請求項11】前記外筒は、さらにその後部内壁に後端
開口部から前記係止孔に連通し前記内筒の弾性係止片を
係止孔に案内する案内溝が設けられていることを特徴と
する請求項9または10記載の筆記具。 - 【請求項12】前記外筒は、さらにその先端部付近の側
面に最前方のカートリッジの後端を係止して筆記可能な
状態に保持するためのカートリッジ係止手段が設けられ
ていることを特徴とする請求項8〜11のいずれか1つ
に記載の筆記具。 - 【請求項13】前記カートリッジ係止手段は、前記外筒
の先端部付近の側面に形成され、先端が半径方向に湾曲
可能であり、前記カートリッジ前進の際はこれを通過さ
せるが、通過した後はその後端に係止してカートリッジ
の後退を防止する弾性係止片である請求項12記載の筆
記具。 - 【請求項14】前記外筒は、さらにその先端部付近の側
面に、最前方のカートリッジが外筒内に押し込まれた場
合はこのカートリッジの一部に係止して収納状態に保持
し、かつ前記内筒がノックされカートリッジが前進する
場合はこれを通過させるように形成した突起を有する弾
性突起片が設けられていることを特徴とする請求項8記
載の筆記具。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
TW88208991 | 1999-06-02 | ||
TW88208991U TW461382U (en) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | Knock type automatic writing implement |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000343889A true JP2000343889A (ja) | 2000-12-12 |
Family
ID=21648936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000143632A Pending JP2000343889A (ja) | 1999-06-02 | 2000-05-16 | 筆記具 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000343889A (ja) |
TW (1) | TW461382U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110547585A (zh) * | 2018-05-30 | 2019-12-10 | 株式会社常盘 | 按动笔 |
WO2023108592A1 (zh) * | 2021-12-17 | 2023-06-22 | 刘保伸 | 具有多节式芯体的自动记号工具 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114103523B (zh) * | 2021-12-17 | 2023-06-16 | 刘保伸 | 具有多节式芯体的自动记号工具 |
CN117783537B (zh) * | 2023-12-22 | 2024-06-11 | 上海皓信生物科技有限公司 | 一次性质谱点样笔 |
-
1999
- 1999-06-02 TW TW88208991U patent/TW461382U/zh unknown
-
2000
- 2000-05-16 JP JP2000143632A patent/JP2000343889A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110547585A (zh) * | 2018-05-30 | 2019-12-10 | 株式会社常盘 | 按动笔 |
CN110547585B (zh) * | 2018-05-30 | 2022-04-29 | 株式会社常盘 | 按动笔 |
WO2023108592A1 (zh) * | 2021-12-17 | 2023-06-22 | 刘保伸 | 具有多节式芯体的自动记号工具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW461382U (en) | 2001-10-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2002068332A (ja) | ノック式液体容器 | |
US5702193A (en) | Side knock type mechanical pencil | |
WO1992015462A1 (en) | Shaking type mechanical pencil | |
JP2000343889A (ja) | 筆記具 | |
CN111942061A (zh) | 书写工具和用于制造书写工具的方法 | |
JP6080898B2 (ja) | シャープペンシル | |
EP0407002A1 (en) | Device for advancing and retracting writing element in writing instrument | |
KR20200123090A (ko) | 샤프 펜슬 | |
JP5320259B2 (ja) | ノック式筆記具 | |
JP6236366B2 (ja) | 筆記具 | |
JP2007152804A (ja) | 伸縮式筆記具 | |
JP2019195969A (ja) | 芯折れ防止機構付き筆記具 | |
US3771882A (en) | Disposable mechanical pencil assembly | |
WO1998033662A1 (fr) | Porte-mine a mine retractable | |
JP2007069392A (ja) | シャープペンシル | |
JP5525409B2 (ja) | 筆記具 | |
JPH11321183A (ja) | 複式筆記具 | |
JP3729618B2 (ja) | 筆記具の尾冠及び筆記具 | |
JP2001018578A (ja) | 筆記具 | |
JPS6337271Y2 (ja) | ||
JPH10329484A (ja) | サイドノック式筆記具 | |
US20020031393A1 (en) | Cap fixing construction | |
JP2005319669A (ja) | 筆記具 | |
JPH103343A (ja) | 筆記具付入力ペン | |
JPH11309984A (ja) | 後端ノック式筆記具 |