JP2005319669A - 筆記具 - Google Patents

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Abstract

【課題】接続端子付メモリを筆記具の外筒後部に容易に着脱可能な筆記具を提供すること。
【解決手段】外筒(101+106)の後端に形成されたメモリ挿入口(106f)と、前記メモリ挿入口(106f)からメモリ収容孔(106c)に挿入可能且つ前記メモリ収容孔(106c)内に挿入された状態で前記外筒(101+106)に着脱可能に装着される前記接続端子付メモリ(112)と、前記メモリ挿入口(106f)を閉塞し且つ前記メモリ挿入口(106f)よりも後方に突出する前記尾栓(114)であって、前記外筒(101+106)に対する前記接続端子付メモリ(112)の着脱作業時に作業者により把持される被ツマミ部(114a)を有する前記尾栓(114とを備えた筆記具1。
【選択図】図18

Description

本発明は、ボールペンの芯部材、シャープペンシルの芯部材等の筆記部材を外筒により保持する筆記具に関する。
本明細書で前記「筆記具」とは、「ボールペン、万年筆、シャープペンシル、または外筒から出没する筆記具あるいは複数の筆記部材を有する複合筆記具」等の、「文字や画像等を用紙上に記入可能な種々の筆記具を意味する。
前記従来の筆記具において、外筒の後部に、筆記部材以外の種々の部品を装着したものが従来公知である。そして、データを記憶するUSBメモリを外筒の後部に設けた筆記具として次の特許文献1が従来公知である。
(特許文献1)特開2003−187198号公報
この特許文献1には、外筒の前端部にペン先(筆記部材)を取付け、後端部にUSB端子とメモリ本体とを有するUSBメモリが取り付けられた筆記具が示されている。
特開2003−187198号公報
(前記特許文献1記載の技術の問題点)
前記特許文献1記載の技術では、外筒の後端部に前記USB端子とメモリ本体とを有するUSBメモリが固定されている。この特許文献1記載の技術のように、筆記具の外筒にUSBメモリが固定された構造のものでは、USBメモリを使用するときには筆記具を使用できないという問題点があった。
前記問題点を解決するには、USBメモリを前記筆記具に着脱自在に装着すれば良く、筆記具の外筒内部に小型のUSBメモリを収容するメモリ収容部を設け、前記メモリ収容部内にUSBメモリを収納する構成が見いだせる。その場合でも、USBメモリの端子部分の先端を保護するための保護キャップが必要になる。前記保護キャップを装着したUSBメモリを外筒内部に収容した筆記具の場合には、USBメモリを使用すると同時に筆記具も使用することが可能になる。
前記外筒内部にUSBメモリを収容する構成としては、次の構成(1),(2)が考えられる。
(1)前記筆記具の外筒を前側外筒と後部外筒とで構成し、前側外筒には筆記具を取付け、後側外筒の内部にUSBメモリ収容部を設ける。
(2)前記筆記具の外筒の後部の内側にUSBメモリを収容する円筒状のメモリ収容部を形成し、前記円筒状のメモリ収容部にUSBメモリを挿入するためのメモリ挿入口を形成する。前記メモリ挿入口は着脱可能な尾栓(キャップ)により閉塞する。
前記構成(1)では、前記USBメモリ収容部にUSBメモリを収容したり、前記収納したUSBメモリを取り出したりする際には、必ず前側外筒と後側外筒とを分離したり連結したりする作業が必要になる。この作業に要する時間が長いという問題点がある。
前記構成(2)では、前記USBメモリ収容部にUSBメモリを収容したり、前記収納したUSBメモリを取り出したりする際には、USBメモリを前記メモリ挿入口からUSBメモリ収容部に収納したり、前記収納したUSBメモリを取り出したりする作業を行う前に必ず前記尾栓(キャップ)を取り外す作業が必要になる。この場合、前記尾栓(キャップ)は小さいので、紛失し易いという問題点がある。
本発明は前記事情に鑑み、次の(O01)〜(O03)の記載内容を技術的課題とする。
(O01)接続端子付メモリを筆記具の外筒後部に容易に着脱可能な筆記具を提供すること。
(O02)接続端子付メモリを外筒後部に容易に着脱可能な筆記具において、筆記具の部品の紛失を生じ難くすること。
(O03)接続端子付メモリを外筒後部に容易に着脱可能な筆記具において、接続端子付メモリを使用しながら、筆記を行える筆記具を提供すること。
次に、前記課題を解決するために案出した本発明を説明するが、本発明の構成要素には、後述の実施例の構成要素との対応を容易にするため、実施例の構成要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。
なお、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
(第1発明)
前記課題を解決するために第1発明の筆記具は、次の構成要件(A01)〜(A05)を備えたことを特徴とする。
(A01)メモリ収容孔(106c)が後部に設けられ、前記メモリ収容孔(106c)の前側に筆記部材(111)を収容する筆記部材収容孔が設けられた外筒(101+106)、
(A02)前記筆記部材収容孔に収容された前記筆記部材(111)であって筆記部材(111)の前端が前記筆記部材収容孔の前端から前方に突出する前記筆記部材(111)、
(A03)外部メモリ接続機器に接続され且つ前記メモリ収容孔(106c)に収容される接続端子部(113a)とデータを記憶するメモリ本体(113)と前記接続端子部(113a)とは反対側に設けられた尾栓(114)とを有する接続端子付メモリ(112)であって前記外部メモリ接続機器に接続された状態で前記メモリ本体(113)に記憶されたデータの読取りが可能な前記接続端子付メモリ(112)を挿入するために前記外筒(101+106)の後端に形成されたメモリ挿入口(106f)、
(A04)前記メモリ挿入口(106f)からメモリ収容孔(106c)に挿入・離脱することにより前記外筒(101+106)に着脱可能に装着される前記接続端子付メモリ(112)、
(A05)前記接続端子付メモリ(112)が前記外筒(101+106)に装着された状態で前記メモリ挿入口(106f)を閉塞し且つ前記メモリ挿入口(106f)よりも後方に突出する前記尾栓(114)であって、前記外筒(101+106)に対する前記接続端子付メモリ(112)の着脱作業時に作業者により把持される被ツマミ部(114a)を有する前記尾栓(114)。
(第1発明の作用)
前記構成要件(A01)〜(A05)を備えた第1発明の筆記具では、前記筆記具の外筒(101+106)の後部にはメモリ収容孔(106c)が設けられ、前記メモリ収容孔(106c)の前側に設けられた筆記部材収容孔は、筆記部材(111)を収容する。前記筆記部材収容孔に収容された前記筆記部材(111)の前端は、前記筆記部材収容孔の前端から前方に突出する。
筆記具の外筒(101+106)に着脱可能な接続端子付メモリ(112)は、前記外筒(101+106)の後部のメモリ収容孔(106c)に収容される接続端子部(113a)とデータを記憶するメモリ本体(113)と前記接続端子部(113a)とは反対側に設けられた尾栓(114)とを有しており、外部メモリ接続機器に接続された状態で前記メモリ本体(113)に記憶されたデータの読取りが行われる。
前記外筒(101+106)の後部に設けられたメモリ収容孔(106c)には、前記外筒(101+106)の後端に形成されたメモリ挿入口(106f)から接続端子付メモリ(112)が挿入される。前記メモリ挿入口(106f)からメモリ収容孔(106c)に挿入された接続端子付メモリ(112)は、前記メモリ収容孔(106c)内に挿入された状態で前記外筒(101+106)に着脱可能に装着される。メモリ収容孔(106c)内に装着された接続端子付メモリ(112)の接続端子部(113a)とデータを記憶するメモリ本体(113)とは、前記メモリ収容孔(106c)に収容される。
前記接続端子付メモリ(112)の前記接続端子部(113a)とは反対側に設けられた尾栓(114)は、前記接続端子付メモリ(112)が前記外筒(101+106)に装着された状態で前記メモリ挿入口(106f)を閉塞し且つ前記メモリ挿入口(106f)よりも後方に突出する。前記尾栓(114)は、前記外筒(101+106)に対する前記接続端子付メモリ(112)の着脱作業時に作業者により把持される被ツマミ部(114a)を有する。したがって、前記尾栓(114)を把持して前記接続端子付メモリ(112)を外筒(101+106)に対して容易に着脱することが可能である。前記尾栓(114)は筆記具の外筒(101+106)の後端に固定され、前記尾栓(114)とは反対側に設けた接続端子部(113a)は、外筒(101+106)の内部に配置される。
前記接続端子付メモリ(112)の尾栓(114)を外筒(101+106)の後部に固定した状態では、前記メモリ収容孔(106c)内に配置された接続端子部(113a)の位置も前記外筒(101+106)に対して固定される。このため、接続端子付メモリ(112)が装着された筆記具を多少乱暴に扱っても、前記接続端子部(113a)が筆記具の他の部材と衝突して損傷することが無い。このため、前記接続端子の前端部を端子保護用の部材を用いて保護する必要が無い。
(第1発明の形態1)
第1発明の形態1の筆記具は前記第1発明において、次の構成要件(A06)を備えたことを特徴とする。
(A06)前記メモリ収容孔(106c)内のメモリ装着位置に装着された接続端子付メモリ(112)が軸方向に容易に移動しないように係止する係止部(106e)を有する前記メモリ収容孔(106c)。
(第1発明の形態1の作用)
前記構成要件(A06)を備えた第1発明の形態1の筆記具では、前記メモリ収容孔(106c)の係止部(106e)は、前記メモリ収容孔(106c)内のメモリ装着位置に装着された接続端子付メモリ(112)が軸方向に容易に移動しないように係止する。
(第1発明の形態2)
第1発明の形態2の筆記具は前記第1発明において、次の構成要件(A07),(A08)を備えたことを特徴とする。
(A07)前記メモリ収容孔(106c)内のメモリ装着位置と前記メモリ収容孔(106c)から外側に引き出された離脱位置との間で前記接続端子付メモリ(112)が軸方向に移動する際に前記接続端子付メモリ(112)を軸方向に移動可能且つ軸回りに回転不能にガイドするメモリガイド部(106d)が形成された前記メモリ収容孔(106c)、
(A08)前記メモリガイド部(106d)にガイドされる被ガイド部(113)が形成された前記接続端子付メモリ(112)。
(第1発明の形態2の作用)
前記構成要件(A07),(A08)を備えた第1発明の形態2の筆記具では、前記メモリ収容孔(106c)に形成されたメモリガイド部(106d)は、前記メモリ収容孔(106c)内のメモリ装着位置と前記メモリ収容孔(106c)から外側に引き出された離脱位置との間で前記接続端子付メモリ(112)が軸方向に移動する際に前記接続端子付メモリ(112)を軸方向に移動可能且つ軸回りに回転不能にガイドする。
前記接続端子付メモリ(112)に形成された被ガイド部(113)は、前記メモリガイド部(106d)にガイドされる。
(第1発明の形態3)
第1発明の形態3の筆記具は第1発明の形態2において、次の構成要件(A09)を備えたことを特徴とする。
(A09)前記メモリ収容孔内のメモリ装着位置に前記接続端子付メモリが移動した状態で、前記接続端子付メモリが前記軸回りに所定角度回転可能に形成され且つ、前記接続端子付メモリが軸方向に移動しないように係止する係止部。
(第1発明の形態3の作用)
前記構成要件(A09)を備えた第1発明の形態3の筆記具では、前記係止部は、前記メモリ収容孔内のメモリ装着位置に前記接続端子付メモリが移動した状態では、前記接続端子付メモリの前記軸回りの所定角度の回転を可能にし且つ、前記接続端子付メモリが軸方向に移動しないように係止する。
(第2発明)
第2発明の筆記具は、次の構成要件(A01)〜(A03),(A010)〜(A012)を備えたことを特徴とする。
(A01)メモリ収容孔(20)が後部に設けられ、前記メモリ収容孔(20)の前側に筆記部材(6)を収容する筆記部材収容孔が設けられた外筒(2+7)、
(A02)前記筆記部材収容孔に収容された前記筆記部材(6)であって筆記部材の前端が前記筆記部材収容孔の前端から前方に突出する前記筆記部材(6)、
(A03)外部メモリ接続機器に接続され且つ前記メモリ収容孔(20)に収容される接続端子部(11a)とデータを記憶するメモリ本体(11)と前記接続端子部(11a)とは反対側に設けられた尾栓(12)とを有する接続端子付メモリ(10)であって前記外部メモリ接続機器に接続された状態で前記メモリ本体(11)に記憶されたデータの読取りが可能な前記接続端子付メモリ(10)を挿入するために前記外筒(2+7)の後端に形成されたメモリ挿入口(21)、
(A010)前記メモリ挿入口(21)からメモリ収容孔(20)に挿入可能且つ前記メモリ収容孔(20)内に挿入された状態で前記外筒(2+7)に着脱可能に装着されるメモリ装着筒(9)であって、前記接続端子付メモリ(10)を挿入するためのメモリ装着孔(92a)と前記メモリ装着孔(92a)の後端に形成されたメモリ着脱口(92b)とを有する前記メモリ装着筒(9)、
(A011)前記メモリ着脱口(92b)からメモリ装着孔(92a)に挿入・離脱させることにより前記メモリ装着筒(9)に着脱可能に装着される前記接続端子付メモリ(10)、
(A012)前記接続端子付メモリ(10)が前記メモリ装着筒(9)に装着された状態で前記メモリ着脱口(92b)を閉塞し且つ前記メモリ着脱口(92b)よりも後方に突出する前記尾栓(12)であって、前記メモリ装着筒(9)に対する前記接続端子付メモリ(10)の着脱作業時に作業者により把持される被ツマミ部(12a)を有する前記尾栓(12)。
(第2発明の作用)
前記構成要件(A01)〜(A03),(A010)〜(A012)を備えた第2発明の筆記具では、前記筆記具の外筒(2+7)の後部にはメモリ収容孔(20)が設けられ、前記メモリ収容孔(20)の前側に設けられた筆記部材収容孔は、筆記部材(6)を収容する。前記筆記部材収容孔に収容された前記筆記部材(6)の前端は、前記筆記部材収容孔の前端から前方に突出する。
筆記具の外筒(2+7)に着脱可能な接続端子付メモリ(10)は、前記外筒(2+7)の後部のメモリ収容孔(20)にメモリ装着筒(9)を介して収容され、接続端子部(11a)とデータを記憶するメモリ本体(11)と前記接続端子部(11a)の反対側に設けられた尾栓(12)とを有しており、外部メモリ接続機器に接続された状態で前記メモリ本体(11)に記憶されたデータの読取りが行われる。
前記外筒(2+7)の後部に設けられたメモリ収容孔(20)には、前記外筒(2+7)の後端に形成されたメモリ挿入口(21)からメモリ装着筒(9)が挿入される。前記メモリ挿入口(21)からメモリ収容孔(20)に挿入されたメモリ装着筒(9)は、前記メモリ収容孔(20)内に挿入された状態で前記外筒(2+7)に着脱可能に装着される。
前記メモリ着脱口(92b)からメモリ装着孔(92a)に挿入される接続端子付メモリ(10)は、前記メモリ装着孔(92a)内に挿入された状態で前記メモリ装着筒(9)に着脱可能に装着される。したがって、前記メモリ装着筒(9)に装着された接続端子付メモリ(10)の接続端子部(11a)とデータを記憶するメモリ本体(11)とは、前記メモリ装着筒(9)と共に前記外筒(2+7)のメモリ収容孔(20)に収容される。
前記接続端子付メモリ(10)の前記接続端子部(11a)とは反対側に設けられた尾栓(12)は、前記接続端子付メモリ(10)が前記メモリ装着筒(9)に装着された状態で前記メモリ着脱口(92b)を閉塞し且つ前記メモリ着脱口(92b)よりも後方に突出する。前記尾栓(12)は、前記外筒(2+7)のメモリ収容孔(20)に装着されたメモリ装着筒(9)に対する前記接続端子付メモリ(10)の着脱作業時に作業者により把持される被ツマミ部(12a)を有する。したがって、前記尾栓(12)を把持して前記接続端子付メモリ(10)を、外筒(2+7)に装着されたメモリ装着筒(9)対して容易に着脱することが可能である。前記尾栓(12)は筆記具の外筒(2+7)に装着されたメモリ装着筒(9)の後端に固定され、前記尾栓(12)とは反対側に設けた接続端子部(11a)は、外筒(2+7)に装着されたメモリ装着筒(9)の内部に配置される。
前記接続端子付メモリ(10)の尾栓(12)をメモリ装着筒(9)の後端に固定した状態では、前記メモリ装着孔(92a)内に配置された接続端子部(11a)の位置も前記メモリ装着筒(9)に対して固定される。このため、接続端子付メモリ(10)が装着された筆記具を多少乱暴に扱っても、前記接続端子が筆記具の他の部材と衝突して損傷することが無い。このため、前記接続端子の前端部を端子保護用の部材を用いて保護する必要が無い。
(第2発明の形態1)
第2発明の形態1の筆記具は前記第2発明において次の構成要件(A013)を備えたことを特徴とする。
(A013)前記メモリ装着孔(92a)内のメモリ装着位置に装着された接続端子付メモリ(10)が軸方向に容易に移動しないように係止する係止部(92d)を有する前記メモリ装着筒(9)。
(第2発明の形態1の作用)
前記構成要件(A013)を備えた第2発明の形態1の筆記具では、前記メモリ装着筒(9)の係止部(92d)は、前記メモリ装着孔(92a)内のメモリ装着位置に装着された接続端子付メモリ(10)が軸方向に移動しないように係止する。
(第2発明の形態2)
第2発明の形態2の筆記具は前記第2発明において、次の構成要件(A014),(A015)を備えたことを特徴とする。
(A014)前記メモリ装着孔(92a)内のメモリ装着位置と前記メモリ装着孔(92a)から外側に引き出された離脱位置との間で前記接続端子付メモリ(10)が軸方向に移動する際に前記接続端子付メモリ(10)を軸方向に移動可能且つ軸回りに回転不能にガイドするメモリガイド部(92c)が形成された前記メモリ装着筒(9)、
(A015)前記メモリガイド部(92c)にガイドされる被ガイド部(11)を有する前記接続端子付メモリ(10)。
(第2発明の形態2の作用)
前記構成要件(A014),(A015)を備えた第2発明の形態2の筆記具では、前記メモリ装着筒(9)に形成されたメモリガイド部(92c)は、前記メモリ装着孔(92a)内のメモリ装着位置と前記メモリ装着孔(92a)から外側に引き出された離脱位置との間で前記接続端子付メモリ(10)が軸方向に移動する際に前記接続端子付メモリ(10)を軸方向に移動可能且つ軸回りに回転不能にガイドする。
前記接続端子付メモリ(10)の被ガイド部(11)は、前記メモリガイド部(92c)にガイドされる。
(第2発明の形態3)
第2発明の形態3の筆記具は、前記第2発明の形態2において次の構成要件(A016)を備えたことを特徴とする。
(A016)前記メモリ装着孔(92a)内のメモリ装着位置に前記接続端子付メモリ(10)が移動した状態で、前記接続端子付メモリ(10)が前記軸回りに所定角度回転可能に形成され且つ、前記接続端子付メモリ(10)が軸方向に移動しないように係止する係止部(92d)。
(第2発明の形態3の作用)
前記構成要件(A016)を備えた第2発明の形態3の筆記具では、前記係止部(92d)は、前記メモリ装着孔(92a)内のメモリ装着位置に前記接続端子付メモリ(10)が移動した状態では、前記接続端子付メモリ(10)の前記軸回りの所定角度の回転を可能にする。また、前記係止部(92d)は、メモリ装着位置に装着された前記接続端子付メモリ(10)が軸方向に移動しないように係止する。
(第1発明または第2発明の形態4)
第1発明または第2発明の形態4の筆記具は、前記第1発明もしくは第2発明、または前記第1発明もしくは第2発明の形態1〜3のいずれかにおいて、次の構成要件(A017),(A018)を備えたこととを特徴とする。
(A017)前記外部接続機器に接続された状態で点灯し、前記メモリ本体(11,113)に記憶されたデータが読み取られる際に点滅する点灯部材を有する前記接続端子付メモリ(10,112)、
(A018)前記点灯部材から出射する光が透過する光透過材料により構成された前記尾栓(12,114)。
(第1発明または第2発明の形態4の作用)
前記構成要件(A017),(A018)を備えた第1発明または第2発明の形態4の筆記具では、前記接続端子付メモリ(10,112)の点灯部材は、前記接続端子付メモリ(10,112)が外部接続機器に接続された状態で点灯し、前記メモリ本体(11,113)に記憶されたデータが読取られる際に点滅する。光透過材料により構成された前記尾栓(12,114)は、前記点灯部材から出射する光が透過する。このため、前記外部接続機器に接続された接続端子付メモリ(10,112)が、データの書換中か否かを容易に確認することが可能である。
前述の本発明の筆記具は、下記の効果(E01)〜(E03)を奏する。
(E01)接続端子付メモリと筆記具とを同時に使用可能な筆記具を提供することができる。
(E02)接続端子付メモリを筆記具の外筒後部に容易に着脱可能な筆記具を提供することができる。
(E03)接続端子付メモリを外筒後部に容易に着脱可能な筆記具において、筆記具の部品の紛失を生じ難くすることができる。
次に図面を参照しながら、本発明の筆記具の実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
図1は本発明の筆記具の実施例1の全体説明図で、図1Aは全部品の組立状態の側断面図、図1Bは同平断面図である。
図2は前記図1の筆記具の分解図である。
図1〜図2において、筆記具1は、後部外筒2と、前記後部外筒2の内側前部に360度未満の所定角度範囲で回転可能に収容されたスライダ支持ケース3と、前記スライダ支持ケース3の後部にスライド可能に支持されたスライダ4と、前記スライダの前端と前記スライダ支持ケースとの間に配置されたリターンバネ5と、前記スライダに着脱可能に装着された筆記用芯部材(筆記部材)6と、前記スライダ支持ケース3の前端部に着脱可能に装着された前部外筒7と、前部外筒7表面に装着されたグリップ用ラバー8と、前記後部外筒2の内側後部に着脱可能に装着される筒状カートリッジ(メモリ装着筒)9と、前記筒状カートリッジ(メモリ装着筒)9にその後端から着脱可能に装着されるUSBメモリ(接続端子付メモリ)10とを有している。前記USBメモリ10は、パソコン等の外部メモリ接続機器に接続され、前記外部メモリ接続機器に接続された状態でUSBメモリ10のメモリ本体11に記憶されたデータの書換え(読み取り・書き込み)が可能なメモリである。
前記後部外筒2と前部外筒7とにより筆記具1の外筒(2+7)が構成されている。前記筒状カートリッジ9の後部とUSBメモリ(接続端子付メモリ)10とは、ネジ式、弾性嵌合式等の方法により連結することができる。
図3は前記図1、図2に示す後部外筒2の説明図で、図3Aは上面図、図3Bは前記図3Aの側面図で前記図3Aの矢印IIIBから見た図、図3Cは前記図3AのIIIC−IIIC線断面図である。
図4は前記図3に示す後部外筒2の説明図で、図4Aは前記図3CのIVA−IVA線端面図、図4Bは前記図3CのIVB−IVB線端面図、図4Cは前記図3CのIVC−IVC線端面図、図4Dは前記図3CのIVD−IVD線端面図、図4Eは前記図3CのIVE−IVE線端面図、図4Fは前記図3CのIVF−IVF線から見た後部外筒内側面のカムの展開図、図4Gは前記図4Fの矢印IVGで示した部分の拡大図である。なお、図4において、クリップの図示は省略している。
図3Cにおいて後部外筒2は円筒状部材であり、その後部内側にはカートリッジ収容部(メモリ収容孔)20が形成されており、後端にはカートリッジ着脱口(メモリ挿入口)21が形成されている。また、後部外筒2の前端には複数の筆記用芯部材6が貫通する前端貫通孔22が形成されている。
前記後部外筒2の軸方向内面には内側に突出するリング状係止部23が形成されている。リング状係止部23はスライダ支持ケース3を回転可能且つ軸方向に容易に移動しないように係止するための部材である。
前記リング状係止部23のやや後部側(図3Cで右側)には内側に突出する円弧状のカートリッジ係止部24が形成されている。また図3Cの内側上面には軸方向に延びるカートリッジガイド部25が形成されている。カートリッジガイド部25は筒状カートリッジ(メモリ装着筒)9を後部外筒2内部に挿入する際に筒状カートリッジ9の被ガイド部(後述)と係合するため部材であり、前記カートリッジ係止部24は筒状カートリッジ9が挿入された時に軸方向の位置を定める部材である。なお、前記カートリッジガイド部25は、カートリッジ収容部20の上面に設ける代わりに、下面、側面等に形成することが可能である。なお、筒状カートリッジ9については後述する。
前記リング状係止部23のやや前側にはスライダ移動用ガイド26が形成されている。スライダ移動用ガイド26は図4C、図4Fに示されている。スライダ移動用ガイド26は、その前端部に形成されたスライダ係止凹部26a(図3C、図4F参照)と、前記スライダ係止凹部26aの両端部から後方に延びる一対の傾斜面26b,26bと、前記傾斜面の後端から円周方向に延びるスライダ後 端位置規制部26c,26cとを有している。
前記後部外筒2の内側前端部には回転範囲規制用突出部27(図3C、図4E参照)と内径の大きな回転位置規制部材収容部28とが形成されている。
図5は前記図3、図4に示す後部外筒に回転可能且つ軸方向(前後方向)に移動不能に支持されるスライダ支持ケースの説明図で、図5Aは上面図、図5Bは前記図5Aの矢印VBから見た図、図5Cは前記図5AのVC−VC線断面図である。
図6は前記図5に示すスライダ支持ケースの説明図で、図6Aは前記図5CのVIA−VIA線端面図、図6Bは前記図5CのVIB−VIB線端面図、図6Cは前記図5CのVIC−VIC線端面図、図6Dは前記図5CのVID−VID線端面図、図6Eは前記図5CのVIE−VIE線端面図、図6Fは前記図5CのVIF−VIF線端面図、図6Gは前記図5CのVIG−VIG線断面図である。
図5において、スライダ支持ケース3は、前部(図5で左側部分)は円筒状に形成されており、その外周面にはオスネジ31が形成されている。前記オスネジ31の後側には大径のフランジ32が形成されている。前記フランジの後側(図5で右側)の外側面には下側には突出する回転位置規制部材33が設けられている。前記フランジ32の部分とその後側(図5で右側)のフランジ隣接部分の内側には端壁(ガイド溝前端壁)34が形成されており、前記ガイド溝前端壁34にはコーナ部(角部)を丸めたおむすび形状の芯部材貫通孔34a(図6F参照)が形成されている。
前記芯部材貫通孔34aの後側には前記芯部材貫通孔34aに接続し且つ前後に延びる3個のスライダガイド溝35が形成されている。前記3個のスライダガイド溝35は前記芯部材貫通孔34aに近い部分では仕切部材36(図6C,図6D,図6E参照)により完全に分離されている。前記仕切部材36は、円柱に軸方向に延びる3個のスライダガイド溝35を設けた形状の部材である。したがって、仕切部材36の外側面の形状は部分円筒面である。
前記仕切部材36は、前記芯部材貫通孔34aから離れた後側部分(図5で右側部分)では仕切部材36の中心部分が除去されて、図6A、図6Bに示すように3個の仕切部材37に分割されている。したがって、前記3個のスライダガイド溝35は、前記芯部材貫通孔34aから遠い後側部分(図5で右側部分)では部分的に連通状態で、前記3個の仕切部材37の間に形成されている。図6A、図6Bから分かるように、前記3個の仕切部材37の外側面の形状も部分円筒面である。
前記3個の仕切部材37の外側面には円周方向に被係止溝37aが形成されており、被係止溝37aの後側には、後側に行くに従って外径が縮小する傾斜面37bが形成されている。前記スライダ支持ケース3を前記後部外筒2の前端貫通口22から挿入した際、前記傾斜面37bは後部外筒2のリング状係止部23により外径が縮小した状態で、前記リング状係止部23を後方に通過する。前記傾斜面37bがリング状係止部23を後方に通過した時、前記被係止溝37aの外径が拡大して、前記リング状係止部23に係止される。係止された状態では、被係止溝37aは前記リング状係止部23に回転可能且つ前後方向の移動不能に連結される。
前記スライダ支持ケース3の回転位置規制部材33は前記後部外筒2の回転位置規制部材収容部28(図3C、図4E参照)に回転可能に収容され、回転範囲規制用突出部27と係合する位置で回転が規制される。
スライダ支持ケース3の前端部の外周面には円周方向に離れた3か所の位置に、前記3個のスライダガイド溝35の位置に対応して、ブルー(青)のボールペンを挿入する位置を示す「L」(図5A参照)、レッド(赤)のボールペンを挿入する位置を示す「R」(図5B参照)、および、ブラック(黒)のボールペンを挿入する位置を示す「B」(図示せず)の小さい文字が形成されている。
図7はスライダ支持ケースと、前記スライダ支持ケースにより前後にスライド可能に支持されるスライダと、前記スライダを常時後方(図7で右方)に移動させる力を作用させるリターンバネと、前記スライダに着脱可能に装着される筆記用芯部材との説明図で、図7Aは各部品を組み立てた状態の側面図、図7Bは前記図7Aの分解図である。
図8は前記図7の平面図で、図8Aは各部品を組み立てた状態の平面図、図8Bは前記図8Aの分解図である。
なお、本実施例1では筆記用芯部材6は3本使用しているが、図7、図8において筆記用芯部材6を3本図示すると、図面の記載が複雑になるので、筆記用芯部材6は2本のみ図示している。
図7、図8において、スライダ支持ケース3のスライダ支持ケース3の後部の3個の各スライダガイド溝35にはそれぞれスライダ4が前後に移動可能に支持されている。前記スライダ4の前端部と前記スライダガイド溝35の前端部との間にはリターンバネ5が配置されており、スライダ4は常時後方(図7、図8で右方)に移動する力を受けている。前記スライダ支持ケース3の前記芯部材貫通孔34aを前方から後方に貫通した筆記用芯部材6の後端部は前記スライダ4の芯部材装着孔(41)(後述)に着脱可能に装着される。
図9はスライダ支持ケースと、前記スライダ支持ケースのスライダガイド溝に前後に移動可能(スライド可能)に支持されるスライダと、前記スライダを常時後方に移動させる力を作用させるリターンバネと、前記スライダに着脱可能に装着される筆記用芯部材6の説明図で、図9Aは各部品を組み立てた状態を示す図、図9Bは前記図9Aの分解図である。
図10は前記スライダの拡大説明図で、図10Aは上面図、図10Bは側面図で前記図10Aの矢印XBから見た図、図10Cは前記図10AのXC−XC線断面図である。
図11は前記スライダの拡大説明図で、図11Aは前記図10Cの矢印XIA−XIAから見た図、図11Bは前記図10CのXIB−XIB線端面図、図11Cは前記図10CのXIC−XIC線断面図、図11Dは前記図10Cの矢印XID−XIDから見た図である。
図10、図11において、スライダ4は円筒状部材であり、筆記用芯部材6の後端部が着脱可能に装着される芯部材装着孔41(図10C、図11B等参照)を有している。芯部材装着孔41の内部には、芯部材装着孔41内部には筆記用芯部材6が挿入された時に筆記用芯部材6を摩擦力により保持するための上下一対の突出部41a,41aが設けてある。
芯部材装着孔41の前端は開口しておりその開口部端面にはバネ受け座42が形成されている。バネ受け座42はリターンバネ5(図9参照)の後端部を支持する部分である。芯部材装着孔41の後端には後端壁43が設けられている。後端壁43の内面は前記筆記用芯部材6の後端が当接する面である。
スライダ4の前側部分(図10で左側部分)上部には後向きの一対の傾斜面44,44が設けられている。この傾斜面44,44は、前記図4Fに示す後部外筒2のスライダ移動用ガイド26の傾斜面26b,26bと係合する面である。このスライダ4の傾斜面44が前記スライダ移動用ガイド26の傾斜面26bと係合した状態で、前記スライダ支持ケース3および後部外筒2が相対的に回転すると、傾斜面26bによりスライダ4の傾斜面が円周方向に押されて、スライダ4は前記傾斜面26bに沿ってスライド移動する。このとき、スライダ4は前後方向に移動する。
前記スライダ4の傾斜面44,44の先端部は、スライダ4が前側に移動したときに、前記後部外筒2のスライダ係止凹部26aに嵌合する部分である。
前記後部外筒2に形成したスライダ移動用ガイド26の傾斜面26bとスライダ4に設けた傾斜面44とを係合させた状態で後部外筒2およびスライダ支持ケース3を相対的に回転させることにより、複数のスライダを順次前方に移動させると同時に前方に移動していたスライダ4を後方に移動させる構成は従来周知である。
図12は前部外筒およびその表面に装着されるグリップ用ラバーの説明図で、図12Aは上面図、図12Bは側面図で前部外筒図12Aの矢印XIIB−XIIBから見た図、図12Cは側断面図で前記図12AのXIIC−XIIC線断面図である。
図13は前部外筒の説明図で、図13Aは前記図12Cの矢印XIIIA−XIIIAから見た図、図13Bは前記図12Cの矢印XIIIBから見た図、図13Cは前記図12Cの矢印XIIICで示す部分の詳細図である。
図12、図13において、前部外筒7は円錐状部材であり、その前端に筆記用芯部材6が出没可能な前端開口71が形成され、後端に後端貫通口72が形成されている。前部外筒7の前端部内側には前後に延びる複数のV型溝73が形成されている。V型溝73は筆記用芯部材6としてボールペンを使用したとき、前部外筒7の前端部内側に付着したボールペン先端のインクが円周方向に広がるのを防止するための溝である。前部外筒7の後端部内側にメスネジ74が形成されている。メスネジ74は前記スライダ支持ケース3の前端部外周面に形成されたオスネジ31と螺合するネジである。
前部外筒7の後端部内面には前部外筒7の肉厚を調整するための複数の肉厚調整溝75が形成されている。前部外筒7の成形時に肉厚が急激に変化する部分が有ると、その部分に応力の発生や歪みが生じ易いので、前記応力の発生や歪みの発生を防止するために前記肉厚調整溝75が設けられている。
前記前部外筒7の外側面には弾性の有るグリップ用ラバー8が装着されている。グリップ用ラバー8は筆記具1の使用者の使用感覚を良くするための部材である。
図14は筒状カートリッジと筒状カートリッジ後端に着脱可能なUSBメモリとを説明する図で、図14Aは筒状カートリッジと前記筒状カートリッジに着脱可能に装着されたUSBメモリの側断面図、図14Bは前記図14AのXIVB−XIVB線断面図、図14Cは前記図14AのXIVC−XIVC線断面図、図14Dは前記図14AのXIVD−XIVD線端面図、図14Eは前記図14AのXIVE−XIVE線端面図である。
図15は前記図14に示す筒状カートリッジと前記筒状カートリッジに着脱可能に装着されたUSBメモリの斜視図である。
図16は前記筒状カートリッジと筒状カートリッジ後端に着脱可能なUSBメモリの分解説明図で、図16Aは分解斜視図、図16Bは前記図16AのXVI−XVI線断面図である。
図2および図14〜図16において、本実施例1で使用している筒状カートリッジ(メモリ装着筒)9は、前端円筒部91とその後側の筒状のメモリ装着部92とを有している。
前記前端円筒部91には、3本のスリット91aが形成されており、前記スリット91aにより適当な弾性を有している。前記円筒部91の外周面にはリング状の凹部(被係止部)91bが形成されている。なお、スリット91aは省略することも可能である。
前記筒状のメモリ装着部92の内側にはメモリ装着孔92aが形成されており、その後端にはメモリ着脱口92bが形成されている。また、メモリ装着部92には軸方向に延びる一対のスリット状開口(メモリガイド部)92c,92cが形成されている。前記スリット状開口92c,92cには半径方向に延びて形成された凹部により係止部92d,92dが形成されている。またメモリ装着部92の後端部には前記後部外筒2の後端のカートリッジ着脱口21に嵌合する嵌合部92eが形成されている。
また、前記筒状のメモリ装着部92および前端円筒部91の外側面には前後に延びる被ガイド部93,93(図2、図15参照)が形成されている。前記被ガイド部93,93は、筒状カートリッジ9を前記後部外筒2のカートリッジ着脱口21から挿入した際に後部外筒2の内面に形成されたカートリッジガイド部25(図3C、図4A参照)に係合してガイドされる部分である。前記被ガイド部93,93がカートリッジガイド部25に係合することにより、後部外筒2に対する筒状カートリッジ9の軸回りの回転位置の位置決めが行われる。
前記筒状カートリッジ9が前記後部外筒2内部に挿入された状態では、前記後部外筒2のカートリッジ係止部24(図3C参照)が前記リング状の凹部(被係止部)91bと係合することにより、筒状カートリッジ9の軸方向(前後方向)の位置決めが行われる。
前記図1A、図1Bから分かるように、筒状カートリッジ9の前端円筒部91の内部に、前記複数のスライダ4の後端部およびスライダ支持ケース3の仕切部材37の後端部(すなわち、スライダ支持ケース3の後端部)が挿入されている。このため、筆記具の長さが長くなり過ぎないようにすることができる。
図2、図16においてUSBメモリ10は、メモリ本体11と樹脂製の尾栓12とを有している。メモリ本体11の前端部にはUSB端子(接続端子部)11aが設けられている。尾栓12の後部は作業者により把持される被ツマミ部12aと、前記被ツマミ部12aの前端から突出する一対の突出部12b,12bとを有している。前記メモリ本体11の後端を前記一対の突出部12b,12bの間に押し込むと、前記メモリ本体11の後端部は前記被ツマミ部12aの前端部に形成されたメモリ嵌合孔12c(図2参照)に圧入され、固定される。前記突出部12b,12bの前端には被係止凸部12d,12dが設けられている。
図16、図14から分かるように、前記USBメモリ10を筒状カートリッジ9内に挿入する際、前記スリット状開口92c,92cは、USBメモリ10のメモリ本体11の一対の側端部をガイドする。また、図15において、前記USBメモリ10を筒状カートリッジ9内の奥まで挿入したとき、前記嵌合部92eと被係止凸部12dとが軸方向の同じ位置に配置される。その状態で、前記USBメモリ10を回転させるとUSBメモリ10の前記被係止凸部12dは、筒状カートリッジ9の前記嵌合部92e内に移動し、その状態では、USBメモリ10は筒状カートリッジ9内で軸方向に移動不能に装着される。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた本発明の実施例1の筆記具1は、図7Aまたは図8Aのように、スライダ支持ケース3にスライダ4、リターンバネ5および筆記用芯部材6を組付けた状態で、前記スライダ支持ケース3を後部外筒2の前端貫通口22から後部外筒2内部に挿入する。そのとき、図1A、図1Bに示すように、スライダ支持ケース3の3個の仕切部材37の外側面に形成された被係止溝37aが、後部外筒2内側面に形成されたリング状係止部23に係合する。この状態では、スライダ支持ケース3は後部外筒2内部で回転可能であるが、軸方向(前後方向)の移動は不可能である。
その状態では図1A、図1Bに示すように、スライダ支持ケース3の前端部の円筒外側面に形成されたオスネジ31(図5参照)は、後部外筒2の前端貫通口22から前方に突出している。
前記スライダ支持ケース3の前端部外側面に形成されたオスネジ31に、前部外筒7の後端部内周面に形成されたメスネジ74を螺合させることにより、スライダ支持ケース3に前部外筒7を着脱可能に連結することができる。前記連結した状態(オスネジ31およびメスネジ74を締めつけた状態)では、スライダ支持ケース3および前部外筒7は相対移動不可能である。なお、オスネジ31およびメスネジ74を緩めた状態ではスライダ支持ケース3および前部外筒7は相対回転可能となる。
前記オスネジ31およびメスネジ74を締めつけてスライダ支持ケース3および前部外筒7を連結した状態では、スライダ支持ケース3の回転位置規制部材33(図5B、図5C、図6C〜図6E参照)が、後部外筒2の回転位置規制部材収容部28(図3C、図4E参照)内で回転可能である。すなわち、回転位置規制部材33が回転範囲規制用突出部27に係合するまで、スライダ支持ケース3は後部外筒2内部で回転可能である。
したがって、前記スライダ支持ケース3および前部外筒7を連結した状態で、スライダ支持ケース3および前部外筒7は、後部外筒2に対して所定の角度範囲(360°未満の範囲)内で回転可能である。したがって、後部外筒2に対して、スライダ支持ケース3および前部外筒7を回転させると、スライダ支持ケース3に支持されたスライダ4の傾斜面44(図10A、図11D参照)は、後部外筒2内面に形成したスライダ移動用ガイド26の傾斜面26b(図3C参照)と係合し、傾斜面26bに押されて、前後方向にスライド移動する。このとき、複数の筆記用芯部材6の前端部を前部外筒7の前端開口71から順次出没させることができる。
前記筆記用芯部材6の交換を行う際には、前記オスネジ31およびメスネジ74を緩めて、後部外筒2に支持されたスライダ支持ケース3から前部外筒7を離脱させる。その状態でスライダ支持ケース3の前端(図1参照)から突出している筆記用芯部材6を前方に引っ張ることにより、筆記用芯部材6をスライダ4から引き抜くことができる。
新しい筆記用芯部材6を前部外筒7スライダ4に装着するには、スライダ支持ケース3の前端から筆記用芯部材6を挿入する。前記スライダ支持ケースの芯部材貫通孔34aは、前記複数の筆記用芯部材6の全てが貫通する1個の貫通孔により形成されているので、複数の筆記用芯部材6が貫通する大きさを有している。したがって、前記1個の貫通孔により形成された芯部材貫通孔34aは、複数の筆記用芯部材6がそれぞれ貫通する複数の芯部材貫通孔を形成した場合に比較して、芯部材貫通孔34aの形状が大きいので、前記芯部材貫通孔34の内側に筆記用芯部材6の後端を容易に挿入することができる。前記芯部材貫通孔34aの内側に挿入された筆記用芯部材6の後端は芯部材貫通孔34aの内周面により前記スライダガイド溝35にガイドされる。
このため、筆記用芯部材6をスライダガイド溝35に、容易に挿入することができるので、筆記用芯部材6を前記スライダ4の芯部材装着孔41に容易に装着することができる。前記スライダ4の芯部材装着孔41に後端部が装着された前記筆記用芯部材6は、後部外筒2の前端貫通口22内側に配置されたスライダ支持ケース3を前後に移動可能に貫通する。後部外筒2の前端貫通口22を前後に移動可能に貫通する前記筆記用芯部材6は、前記後部外筒2の前端貫通口22が前部外筒7の後端貫通口72(図12C参照)に接続した状態では、前部外筒7の後端貫通口72を前後に移動可能に貫通する。その状態では、複数の筆記用芯部材6の前側部分は前部外筒7内部に収容されており、その状態で前方に移動した筆記用芯部材6は前部外筒の前端開口71から前方に突出して筆記可能な状態となる。
前記円筒状の後部外筒2の後部内側にはカートリッジ収容部20が形成されており、カートリッジ収容部20には、内側に突出する円弧状のカートリッジ係止部24と、軸方向に延びるカートリッジガイド部25が形成されている。したがって、カートリッジ着脱口21から筒状カートリッジ9を挿入したとき、カートリッジガイド部25は、筒状カートリッジ9の被ガイド部91d(図14参照)と係合して、筒状カートリッジ9を軸方向(前後方向)にガイドするので、カートリッジ収容部20内での筒状カートリッジ9の回転位置を所定の回転位置に保持することができる。また、前記カートリッジ係止部24は、筒状カートリッジ9が挿入された時に凹部(被係止部)91cと係合して、筒状カートリッジ9の軸方向の位置決めを行う。
また、前記複数のスライダ4の後端部およびスライダ支持ケース3の仕切部材37の後端部(すなわち、スライダ支持ケース3の後端部)は、前記筒状カートリッジ9の前端円筒部91の内部に挿入されているので、筆記具1の長さを短くすることができる。
図17は前記実施例1の筆記具1の後部外筒2のカートリッジ収容部(メモリ収容孔)20内部に筒状カートリッジ9が装着された状態で、前記筒状カートリッジ9内部にUSBメモリ10を挿入した状態と、挿入した前記USBメモリ10を回転させて抜け出し不能な装着位置に回転移動させた状態の説明図で、図17Aは筆記具の縦断面図、図17B〜図17D,図17E1〜図17H1は前記筒状カートリッジ9内部にUSBメモリ10を挿入した状態での各部分の横断面図、図17E2〜図17H2は前記筒状カートリッジ9内部にUSBメモリ10を挿入した前記図17E1〜図17H1状態でUSBメモリ10を回転させて筒状カートリッジ9に抜け出し不能に装着した状態を示す図である。
図17F1において、USBメモリ10の尾栓12の被係止凸部12dは筒状カートリッジ(メモリ装着筒)9の凹部により形成された係止部92dに対向する位置に配置されている。図17H1,図17G1では被係止凸部12dは見えているが、係止部92dは見えていない。前記図17F1〜図17G1の状態でUSBメモリ10を回転させると、前記USBメモリ10の被係止凸部12d(図15参照)は前記筒状カートリッジ9の係止部92d(図15参照)内に移動する。このとき、USBメモリ10は筒状カートリッジ(メモリ装着筒)9内の装着位置に移動して装着される。
図18は本発明の筆記具の実施例2の全体説明図で、図18Aは全部品の組立状態の平断面図、図18Bは前記図18Aの矢印XVIIIB−XVIIIB線から見た図、図18Cは同実施例2の一部断面側面図、図18Dは前記図18Cの矢印XVIIID−XVIIID線から見た図、図18Eは前記図18Aの要部の部品分解図、図18Fは前記図18EのXVIIIF−XVIIIF線断面の組立図で前記図18Aの要部と同一の図である。
図19は本発明の筆記具の実施例2の要部分解説明図で、図19AはUSBメモリを離脱させた筆記具の平断面図、図19Bは前記図19Aの矢印XIXB−XIXB線から見た図、図19Cは筆記具から離脱した状態のUSBメモリの平面図、図19Dは前記図XIXCの矢印XIXDから見た図、図19EはUSBメモリを離脱させた筆記具の一部平断側面図、図19Fは前記図19Eの矢印XIXF−XIXF線から見た図、図19Gは筆記具から離脱した状態のUSBメモリの側面図、図19Hは前記図XIXGの矢印XIXHから見た図である。
図18,図19において、実施例2の筆記具100は、前部外筒101を有している。前部外筒101の前端部には円錐部材102がネジ連結されている。前部外筒101の後端部には中空内筒103がネジ連結されている。中空内筒103の後端部にはカム筒収容部103aが設けられている。前記前部外筒101の外周にはグリップ用ラバー104が装着されている。
前記中空内筒103の外側面には後部外筒106が回転可能に装着されている。前記前部外筒101と後部外筒106とにより実施例2の筆記具100の外筒(101+106)が構成されている。
前記後部外筒106には軸方向の中間部に仕切壁106aが形成されており、仕切壁106aにはネジ孔106bが形成されている。前記後部外筒106の前記仕切壁106aよりも後側の内側にはメモリ収容孔106cが形成されている。前記メモリ収容孔106cの内側面には軸方向に延びる一対のメモリガイド溝(メモリガイド部)106d,106dと、軸に垂直な線状突起部により形成されるメモリ係止部106e,106eとが形成されている。メモリ係止部106e,106eは、後述するUSBメモリ112が容易に移動しないように係止する部材である。前記メモリ収容孔106cの後端(後部外筒106の後端)にはメモリ挿入口106f(図19参照)が形成されている。
前記ネジ孔106bには連結ブロック107の後端部107a外周に形成されたオスネジが螺合することにより、前記後部外筒106と連結ブロック107とが連結されている。そして、前記後部外筒106と連結ブロック107とは一体的に回転可能である。
前記中空内筒103後部のカム筒収容部103aの内側にはカム筒108が回転可能に収容されている。カム筒108は後方に延びる連結軸108aを有しており、前記連結軸108aは前記連結ブロック107に相対回転不能に連結されている。したがって、後部外筒106が回転すると、連結ブロック107およびカム筒108が後部外筒106と一体的に回転する。
前記カム筒108の側壁には螺旋状カム面108bが形成されている。前記カム筒108の内周面には円筒状外周面を有する可動部材109が軸方向に移動可能に挿入されており、可動部材109の外周面には半径方向外側に突出し且つ軸方向に延びる板状突出部109aが形成されている。前記板状突出部109aの後端は前記螺旋状カム面108aに当接している。また、図18E、図18Fに示すように、前記板状突出部109aは前記カム筒108の側壁の外側に突出しており、前記中空内筒103に形成された軸方向に延びるスリット103bに嵌合している。
したがって、図18A、図19Aの状態で、後部外筒106を回転させるとカム筒108が回転する。この回転が、前記螺旋状カム面108aにより可動部材109の板状突出部109aの後端を前方に押圧する方向の回転である場合には、前記板状突出部109aは前記カム筒収容部103aに形成された軸方向に延びる前記図示しないスリットにガイドされて前方に移動する。
このようなにカム筒を回転させることにより可動部材を軸方向に移動させる技術は従来公知(例えば、実用新案登録公報第2506297号参照)であり、従来公知の種々の構成を採用することが可能である。
前記カム筒収容部103aの後端と前記連結ブロック107の前端との間には圧縮バネ110が配置されている。前記圧縮バネ110によりカム筒108は常時後方に移動する力を受けて、カム筒収容部103aの後端面に当接する位置に保持されている。
筆記部材111は圧縮バネ112により常時後方に押圧されており、筆記部材111の後端は前記可動部材109に押圧されている。前記筆記部材111の後端と可動部材109との接合部には互いに嵌合する凸部および凹部が形成されている。
前記カム筒108の回転時に前記可動部材109が前方に移動した時には前記円錐部材102の先端が前方に突出して筆記可能な状態になり、また、前記カム筒108の逆回転時には筆記部材111は前記圧縮バネ112により後方に移動する。
図18、図19においてUSBメモリ(接続端子付メモリ)112は、メモリ本体113と樹脂製の尾栓114とを有している。メモリ本体113はUSBメモリ(接続端子付メモリ)112をメモリ収容孔106c内に挿入する際、メモリガイド溝(メモリガイド部)106d,106dによりガイドされる。すなわち、この実施例2のメモリ本体113はUSBメモリ112の被ガイド部として構成されている。
メモリ本体113の前端部にはUSB端子(接続端子部)113aが設けられている。尾栓114の後部は作業者により把持される被ツマミ部114aと、前記被ツマミ部114aの前端から突出する一対の突出部114b,114bと、メモリ嵌合孔114cとを有している。前記メモリ本体113の後端を前記メモリ嵌合孔114cに押し込むと、前記メモリ本体113の後端部は前記被ツマミ部114aの前端部に形成されたメモリ嵌合孔114c(図18C参照)に圧入され、固定される。前記突出部114b,114bの前端には被係止凹部114d,114dが設けられている。
前記USBメモリ112を前記メモリ収容孔106cに挿入すると、突出部114b,114bの前端の被係止凹部114d,114dがメモリ係止部106e,106eに係止される。このとき、USBメモリ112はメモリ収容孔106c内のメモリ装着位置に着脱可能に装着される。
(変更例)
以上、本発明の実施の形態を詳述したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更実施の形態を下記に例示する。
(1)前記実施例1において、前記外筒後端部および前記尾栓前端部うちの一方にメスネジを形成し、他方に前記メスネジと螺合するオスネジを形成して、前記メスネジおよびオスネジを螺合させることにより前記外筒後端部に前記尾栓前端部を着脱可能に装着することが可能である。この場合、尾栓と一体のUSBメモリは前記外筒内部に着脱可能に装着される。
(2)前記接続端子付メモリを筆記具の外筒内に直接装着する実施例2において、前記実施例1と同様に、メモリ収容孔内のメモリ装着位置に前記接続端子付メモリが移動した状態では、前記接続端子付メモリの前記軸回りの所定角度の回転を可能にし且つ、前記接続端子付メモリが軸方向に移動しないように係止するように構成することが可能である。
(3)前記接続端子付メモリを筆記具の外筒内に着脱可能に装着されたメモリ装着筒(筒状カートリッジ)に装着する実施例1において、前記実施例2と同様に、メモリ収容孔内のメモリ装着位置に前記接続端子付メモリが移動した状態で軸回りに回転させずに、前記接続端子付メモリが軸方向に移動しないように係止することが可能である。
図1は本発明の筆記具の実施例1の全体説明図で、図1Aは全部品の組立状態の側断面図、図1Bは同平断面図である。 図2は前記図1の筆記具の分解縦断面図である。 図3は前記図1、図2に示す後部外筒2の説明図で、図3Aは上面図、図3Bは前記図3Aの側面図で前記図3Aの矢印IIIBから見た図、図3Cは前記図3AのIIIC−IIIC線断面図である。 図4は前記図3に示す後部外筒2の説明図で、図4Aは前記図3CのIVA−IVA線端面図、図4Bは前記図3CのIVB−IVB線端面図、図4Cは前記図3CのIVC−IVC線端面図、図4Dは前記図3CのIVD−IVD線端面図、図4Eは前記図3CのIVE−IVE線端面図、図4Fは前記図3CのIVF−IVF線から見た後部外筒内側面のカムの展開図、図4Gは前記図4Fの矢印IVGで示した部分の拡大図である。 図5は前記図3、図4に示す後部外筒に回転可能且つ軸方向(前後方向)に移動不能に支持されるスライダ支持ケースの説明図で、図5Aは上面図、図5Bは前記図5Aの矢印VBから見た図、図5Cは前記図5AのVC−VC線断面図である。 図6は前記図5に示すスライダ支持ケースの説明図で、図6Aは前記図5CのVIA−VIA線端面図、図6Bは前記図5CのVIB−VIB線端面図、図6Cは前記図5CのVIC−VIC線端面図、図6Dは前記図5CのVID−VID線端面図、図6Eは前記図5CのVIE−VIE線端面図、図6Fは前記図5CのVIF−VIF線端面図、図6Gは前記図5CのVIG−VIG線断面図である。 図7はスライダ支持ケースと、前記スライダ支持ケースにより前後にスライド可能に支持されるスライダと、前記スライダを常時後方(図7で右方)に移動させる力を作用させるリターンバネと、前記スライダに着脱可能に装着される筆記用芯部材との説明図で、図7Aは各部品を組み立てた状態の側面図、図7Bは前記図7Aの分解図である。 図8は前記図7の平面図で、図8Aは各部品を組み立てた状態の平面図、図8Bは前記図8Aの分解図である。 図9はスライダ支持ケースと、前記スライダ支持ケースのスライダガイド溝に前後に移動可能(スライド可能)に支持されるスライダと、前記スライダを常時後方に移動させる力を作用させるリターンバネと、前記スライダに着脱可能に装着される筆記用芯部材6の説明図で、図9Aは各部品を組み立てた状態を示す図、図9Bは前記図9Aの分解図である。 図10は前記スライダの拡大説明図で、図10Aは上面図、図10Bは側面図で前記図10Aの矢印XBから見た図、図10Cは前記図10AのXC−XC線断面図である。 図11は前記スライダの拡大説明図で、図11Aは前記図10Cの矢印XIA−XIAから見た図、図11Bは前記図10CのXIB−XIB線端面図、図11Cは前記図10CのXIC−XIC線断面図、図11Dは前記図10Cの矢印XID−XIDから見た図である。 図12は前部外筒およびその表面に装着されるグリップ用ラバーの説明図で、図12Aは上面図、図12Bは側面図で前部外筒図12Aの矢印XIIB−XIIBから見た図、図12Cは側断面図で前記図12AのXIIC−XIIC線断面図である。 図13は前部外筒の説明図で、図13Aは前記図12Cの矢印XIIIA−XIIIAから見た図、図13Bは前記図12Cの矢印XIIIBから見た図、図13Cは前記図12Cの矢印XIIICで示す部分の詳細図である。 図14は筒状カートリッジと筒状カートリッジ後端に着脱可能なUSBメモリとを説明する図で、図14Aは筒状カートリッジと前記筒状カートリッジに着脱可能に装着されたUSBメモリの側断面図、図14Bは前記図14AのXIVB−XIVB線断面図、図14Cは前記図14AのXIVC−XIVC線断面図、図14Dは前記図14AのXIVD−XIVD線端面図、図14Eは前記図14AのXIVE−XIVE線端面図である。 図15は前記図14に示す筒状カートリッジと前記筒状カートリッジに着脱可能に装着されたUSBメモリの斜視図である。 図16は前記筒状カートリッジと筒状カートリッジ後端に着脱可能なUSBメモリの分解説明図で、図16Aは分解斜視図、図16Bは前記図16AのXVIB−XVIB線断面図である。 図17は前記実施例1の筆記具1の後部外筒2のカートリッジ収容部(メモリ収容孔)20内部に筒状カートリッジ9が装着された状態で、前記筒状カートリッジ9内部にUSBメモリ10を挿入した状態と、挿入した前記USBメモリ10を回転させて抜け出し不能な装着位置に回転移動させた状態の説明図で、図17Aは筆記具の縦断面図、図17B〜図17D,図17E1〜図17H1は前記筒状カートリッジ9内部にUSBメモリ10を挿入した状態での各部分の横断面図、図17E2〜図17H2は前記筒状カートリッジ9内部にUSBメモリ10を挿入した前記図17E1〜図17H1状態でUSBメモリ10を回転させて筒状カートリッジ9に抜け出し不能に装着した状態を示す図である。 図18は本発明の筆記具の実施例2の全体説明図で、図18Aは全部品の組立状態の平断面図、図18Bは前記図18Aの矢印XVIIIB−XVIIIB線から見た図、図18Cは同実施例2の一部断面側面図、図18Dは前記図18Cの矢印XVIIID−XVIIID線から見た図、図18Eは前記図18Aの要部の部品分解図、図18Fは前記図18EのXVIIIF−XVIIIF線断面の組立図で前記図18Aの要部と同一の図である。 図19は本発明の筆記具の実施例2の要部分解説明図で、図19AはUSBメモリを離脱させた筆記具の平断面図、図19Bは前記図19Aの矢印XIXB−XIXB線から見た図、図19Cは筆記具から離脱した状態のUSBメモリの平面図、図19Dは前記図XIXCの矢印XIXDから見た図、図19EはUSBメモリを離脱させた筆記具の一部平断側面図、図19Fは前記図19Eの矢印XIXF−XIXF線から見た図、図19Gは筆記具から離脱した状態のUSBメモリの側面図、図19Hは前記図XIXGの矢印XIXHから見た図である。
符号の説明
9…メモリ装着筒(筒状カートリッジ)、
10…接続端子付メモリ(USBメモリ)、
11…メモリ本体(被ガイド部)、
12…尾栓、
12a…被ツマミ部、
20…メモリ収容孔、
21…メモリ挿入口、
92a…メモリ装着孔、
92b…メモリ着脱口、
92c…メモリガイド部、
92d…係止部、
106c…メモリ収容孔、
106d…メモリガイド部、
106e…係止部、
106f…メモリ挿入口、
111…筆記部材、
112…接続端子付メモリ(USBメモリ)、
113…メモリ本体(被ガイド部)、
113a…接続端子部、
114…尾栓、
114a…被ツマミ部、
(2+7)…外筒、
(101+106)…外筒、


Claims (8)

  1. 次の構成要件(A01)〜(A05)を備えた筆記具、
    (A01)メモリ収容孔が後部に設けられ、前記メモリ収容孔の前側に筆記部材を収容する筆記部材収容孔が設けられた外筒、
    (A02)前記筆記部材収容孔に収容された前記筆記部材であって筆記部材の前端が前記筆記部材収容孔の前端から前方に突出する前記筆記部材、
    (A03)外部メモリ接続機器に接続され且つ前記メモリ収容孔に収容される接続端子部とデータを記憶するメモリ本体と前記接続端子部とは反対側に設けられた尾栓とを有する接続端子付メモリであって前記外部メモリ接続機器に接続された状態で前記メモリ本体に記憶されたデータの読取りが可能な前記接続端子付メモリを挿入するために前記外筒の後端に形成されたメモリ挿入口、
    (A04)前記メモリ挿入口からメモリ収容孔に挿入・離脱することにより前記外筒に着脱可能に装着される前記接続端子付メモリ、
    (A05)前記接続端子付メモリが前記外筒に装着された状態で前記メモリ挿入口を閉塞し且つ前記メモリ挿入口よりも後方に突出する前記尾栓であって、前記外筒に対する前記接続端子付メモリの着脱作業時に作業者により把持される被ツマミ部を有する前記尾栓。
  2. 次の構成要件(A06)を備えた請求項1記載の筆記具、
    (A06)前記メモリ収容孔内のメモリ装着位置に装着された接続端子付メモリが軸方向に容易に移動しないように係止する係止部を有する前記メモリ収容孔、
  3. 次の構成要件(A07),(A08)を備えた請求項1記載の筆記具、
    (A07)前記メモリ収容孔内のメモリ装着位置と前記メモリ収容孔から外側に引き出された離脱位置との間で前記接続端子付メモリが軸方向に移動する際に前記接続端子付メモリを軸方向に移動可能且つ軸回りに回転不能にガイドするメモリガイド部が形成された前記メモリ収容孔、
    (A08)前記メモリガイド部にガイドされる被ガイド部が形成された前記接続端子付メモリ。
  4. 次の構成要件(A01)〜(A03),(A010)〜(A012)を備えた筆記具、
    (A01)メモリ収容孔が後部に設けられ、前記メモリ収容孔の前側に筆記部材を収容する筆記部材収容孔が設けられた外筒、
    (A02)前記筆記部材収容孔に収容された前記筆記部材であって筆記部材の前端が前記筆記部材収容孔の前端から前方に突出する前記筆記部材、
    (A03)外部メモリ接続機器に接続され且つ前記メモリ収容孔に収容される接続端子部とデータを記憶するメモリ本体と前記接続端子部とは反対側に設けられた尾栓とを有する接続端子付メモリであって前記外部メモリ接続機器に接続された状態で前記メモリ本体に記憶されたデータの読取りが可能な前記接続端子付メモリを挿入するために前記外筒の後端に形成されたメモリ挿入口、
    (A010)前記メモリ挿入口からメモリ収容孔に挿入可能且つ前記メモリ収容孔内に挿入・離脱することにより前記外筒に着脱可能に装着されるメモリ装着筒であって、前記接続端子付メモリを挿入するためのメモリ装着孔と前記メモリ装着孔の後端に形成されたメモリ着脱口とを有する前記メモリ装着筒、
    (A011)前記メモリ着脱口からメモリ装着孔に挿入・離脱することにより前記メモリ装着筒に着脱可能に装着される前記接続端子付メモリ、
    (A012)前記接続端子付メモリが前記メモリ装着筒に装着された状態で前記メモリ着脱口を閉塞し且つ前記メモリ着脱口よりも後方に突出する前記尾栓であって、前記メモリ装着筒に対する前記接続端子付メモリの着脱作業時に作業者により把持される被ツマミ部を有する前記尾栓。
  5. 次の構成要件(A013)を備えた請求項4記載の筆記具、
    (A013)前記メモリ装着孔内のメモリ装着位置に装着された接続端子付メモリが軸方向に容易に移動しないように係止する係止部を有する前記メモリ装着筒。
  6. 次の構成要件(A014),(A015)を備えた請求項4記載の筆記具、
    (A014)前記メモリ装着孔内のメモリ装着位置と前記メモリ装着孔から外側に引き出された離脱位置との間で前記接続端子付メモリが軸方向に移動する際に前記接続端子付メモリを軸方向に移動可能且つ軸回りに回転不能にガイドするメモリガイド部が形成された前記メモリ装着筒、
    (A015)前記メモリガイド部にガイドされる被ガイド部を有する前記接続端子付メモリ。
  7. 次の構成要件(A016)を備えた請求項6記載の筆記具、
    (A016)前記メモリ装着孔内のメモリ装着位置に前記接続端子付メモリが移動した状態で、前記接続端子付メモリが前記軸回りに所定角度回転可能に形成され且つ、前記接続端子付メモリが軸方向に容易に移動しないように係止する係止部。
  8. 次の構成要件(A017),(A018)を備えた請求項1ないし7のいずれか記載の筆記具、
    (A017)前記外部接続機器に接続された状態で点灯し、前記メモリ本体に記憶されたデータが読み取られる際に点滅する点灯部材を有する前記接続端子付メモリ、
    (A018)前記点灯部材から出射する光が透過する光透過材料により構成された前記尾栓。

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