JP4244209B2 - 筆記具及びその筆記具用の筒状部材 - Google Patents

筆記具及びその筆記具用の筒状部材 Download PDF

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Description

本発明は、ボールペンの芯部材、シャープペンシルの芯部材等の複数または単一の筆記用芯部材、あるいは、万年筆のペン先等を外筒内部に前後に移動可能に収容し、前記筆記用芯部材を前記外筒の前部開口から前方に突出させることができる筆記具及び筆記具用の筒状部材に関し、特に、前記外筒の後部に筒状部材収容孔を有し且つ外筒後端に筒状部材着脱口を有する筆記具及び筆記具用の筒状部材に関する。
従来の筆記具で且つ筆記用芯部材が1本のものにおいて、筆記用芯部材の後端部にマーカ、修正テープ、修正液塗布部材等のカートリッジを着脱可能に装着するようにしたものとして、次の特許文献1〜4記載の技術が従来公知である。
(特許文献1および2(実開平6−5993号公報および実開平4−60494号公報)記載の技術)
特許文献1および2に記載された筆記具は、筆記具の後部に装着されるカートリッジが、筆記具の外筒の一部を形成するように構成されている。
(特許文献2〜4(実開平4−60494号公報、実開平4−126892号公報、特表2003−511265号公報)記載の技術)
特許文献2〜4に記載された筆記具は、筆記用芯部材とカートリッジとが軸方向に離れた位置に配置されている。
(実開平6−5993号公報) (実開平4−60494号公報) (実開平4−126892号公報) (特表2003−511265号公報)
(前記特許文献1および2記載の技術の問題点)
前記特許文献1および2に記載された筆記具は、カートリッジが筆記具の後部の外表面を形成するように構成されている。前記筆記具の後部を構成するカートリッジの外表面は、人目に付く部分であるので、見栄えを考慮して構成する必要がある。このため、カートリッジを低コストで製作するための障壁となり、カートリッジの製作コストが高くなるという問題点がある。
(前記特許文献2〜4記載の技術の問題点)
前記特許文献2〜4に記載された技術は、筆記用芯部材とカートリッジとは軸方向に離れた位置に配置されている。このため、筆記具の長さは筆記用芯部材の長さに、カートリッジの長さがプラスされることになる。そうすると、筆記具の長さが長くなってしまうという問題点がある。
前記従来技術の問題点は、1本または複数本の筆記用芯部材とカートリッジとを備えた筆記具に対して同様に存在する問題点である。特に、複合筆記具は、複数の筆記用芯部材が並んだ状態で配置されており、各筆記用芯部材の後端部にはスライダが装着されており、前記スライダはスライダ支持ケースによりスライド可能に支持されている。このような複合筆記具においてその長さを短くするためには、前記複数の筆記用芯部材の後端部を支持する複数のスライダおよびそれを支持するスライダ支持ケース後端部と、前記カートリッジとを軸方向に重なるように配置することは一見したところ困難と思うのが普通である。
したがって、本発明は、ボールペンの芯部材、シャープペンシルの芯部材等の複数または単一の筆記用芯部材、あるいは、万年筆のペン先等を外筒内部に前後に移動可能に収容し、前記筆記用芯部材を前記外筒の前部開口から前方に突出させることができる、種々の筆記具に適用可能である。
本発明は前記事情に鑑み、次の(O01)〜(O07)の記載内容を技術的課題とする。
(O01)種々の機能部品を容易に着脱可能な筆記具を提供すること。
(O02)筆記具の外筒後部に種々の機能部品を容易に着脱可能にすること。
(O03)種々の機能部品を収容可能または保持可能な筒状部材を、筆記具の外筒後部に形成した筒状部材収容孔の所定位置に所定の姿勢で容易に着脱可能にすること。
(O04)筆記具の外筒後部に容易に着脱可能な種々の機能部品を収容または保持する筒状部材の内容積をできるだけ大きくできるようにすること。
(O05)筆記具外筒の前端から出没可能な筆記用芯部材の後端部または前記筆記用芯部材の後端に連結されたスライダ等の連結部材等を前記筒状部材内部に配置することにより筆記具の長さを短縮可能にすること。
(O06)外筒内部に収容された筆記用芯部材のインクが漏れたときに、前記漏れたインクにより前記機能部品が汚染されるのを防止すること。
(O07)外筒内部に収容された筆記用芯部材のインクが漏れたときに、前記漏れたインクが前記外筒の後端から漏出するのを防止すること。
次に、前記課題を解決するために案出した本発明を説明するが、本発明の構成要素には、後述の実施例の構成要素との対応を容易にするため、実施例の構成要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。
なお、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
(第1発明)
前記課題を解決するために第1発明の筆記具は、次の構成要件(A01)〜(A05),(A013)を備えたことを特徴とする。
(A01)筆記用芯部材(6)が出没可能な前端開口(71)と、後端に形成された筒状部材着脱口(21)と、前記筒状部材着脱口(21)から挿入される筒状部材(19,91,101,101′,201)が着脱可能に装着される筒状部材収容部(20)とが設けられた外筒(2+7)、
(A02)前記外筒(2+7)の前記筒状部材着脱口(21)から挿入された状態で前記筒状部材収容部(20)に着脱可能に装着され且つ、装着された状態で前記筒状部材着脱口(21)に当接して後側に露出して、外筒(2+7)の後端の筒状部材着脱口(21)の後端に当接する当接部(91e,103a,192e,203a)に凸状の把持部(91f、103b、203b)を有する前記筒状部材(19,91,101,101′,201)、
(A03)内側に所定の機能を有する機能部品を収容可能な前記筒状部材(19,91,101,101′,201)、
(A04)前記外筒(2+7)の内側面に形成され且つ前記筒状部材(19,91,101,101′,201)を前後にガイドする筒状部材ガイド部(25)と、前記筒状部材収容部(20)に装着された筒状部材(19,91,101,101′,201)が軸方向に容易に移動しないように係止する筒状部材係止部(24)とを有する前記外筒(2+7)、
(A05)前記筒状部材(19,91,101,101′,201)の外側面に形成され且つ前記筒状部材ガイド部(25)に前後方向にガイドされる被ガイド部と、前記筒状部材収容部(20)に装着された状態で前記筒状部材(19,91,101,101′,201)が軸方向に容易に移動しないように前記筒状部材係止部(24)により係止される被係止部(91c,191b,102a,202a)とを有する前記筒状部材(19,91,101,101′,201)
(A013)筆記用芯部材(6)の後端または前記筆記用芯部材(6)と一体的に移動する芯部材連動移動体(4)の後端部を収容する前端筒状部(91a,191,102,202)を有する前記筒状部材(19,91,101,101′,201)。
(第1発明の作用)
前記構成要件(A01)〜(A05),(A013)を備えた第1発明の筆記具では、外筒(2+7)の前端開口(71)は、筆記用芯部材(6)が出没可能である。外筒(2+7)の後端に形成された筒状部材着脱口(21)から挿入される筒状部材(19,91,101,101′,201)は、筒状部材収容部(20)に着脱可能に装着される。前記筒状部材(19,91,101,101′,201)の当接部(91e,103a,192e,203a)は、前記筒状部材収容部(20)に着脱可能に装着された状態で前記筒状部材着脱口(21)に当接して後側に露出する。したがって、前記当接部(91e,103a,192e,203a)を把持して前記筒状部材(19,91,101,101′,201)の外筒(2+7)への着脱を容易に行うことができる。
また、当接部(91e,192e,103a,203a)に凸部状の把持部(91f,103b,203b)が設けてあるので、前記筒状部材着脱口(21)から前記筒状部材(19,91,101,101′,201)を取り出す際は、指が把持部(91f,103b,203b)に引っかかるため容易に取り出すことができる。
また、前記筒状部材(19,91,101,101′,201)の前端筒状部(91a,191,102,202)内側に筆記用芯部材(6)の後端または前記筆記用芯部材(6)と一体的に移動する芯部材連動移動体(4)の後端部を収容することにより、筆記具の長さを短くすることが可能になる。
前記筒状部材(19,91,101,101′,201)の内側には所定の機能を有する機能部品が収容される。したがって、共通の筒状部材に種々の機能部品を収容したり、機能部品に応じて前記筒状部材(19,91,101,101′,201)の構成を変更したりすることにより、種々の機能部品を装着可能な筆記具を提供することが可能である。
前記筒状部材は、かならずしも周側面が閉ざされた形状のもののみを言うものではなく、周側面に開口した切欠部を有した形状の円筒状または角筒状の部材を筒状部材と言う。
前記外筒(2+7)の内側面に形成された筒状部材ガイド部(25)は、前記筒状部材(19,91,101,101′,201)を前後にガイドする。前記外筒(2+7)の筒状部材係止部(24)は、前記筒状部材収容部(20)に装着された筒状部材(19,91,101,101′,201)が軸方向に容易に移動しないように係止する。
前記筒状部材(19,91,101,101′,201)の外側面に形成された被ガイド部(91d,193,105,205)は、前記筒状部材ガイド部(25)に前後方向にガイドされる。前記筒状部材(19,91,101,101′,201)の被係止部(91c,191b,102a,202a)は、前記筒状部材収容部(20)に装着された状態で前記筒状部材(19,91,101,101′,201)が軸方向に容易に移動しないように前記筒状部材係止部(24)により係止される。
(第1発明の形態1)
第1発明の形態1の筆記具は前記第1発明において、次の構成要件(A06)を備えたことを特徴とする。
(A06)前記外筒(2+7)の内側面に軸方向に延びて形成された凹溝または凸条により形成される筒状部材ガイド部(25)と、前記筒状部材(19,91,101,101′,201)の外側面に形成され且つ前記凹溝または凸条によりガイドされる被ガイド部(91d,193,105,205)とにより構成される筒状部材軸方向ガイド構造。
(第1発明の形態1の作用)
前記構成要件(A06)を備えた第1発明の形態1の筆記具では、前記筒状部材(19,91,101,101′,201)を前記外筒(2+7)の内側面に挿入したり前記内側面から抜き出したりする際、前記筒状部材(19,91,101,101′,201)の外側面に形成された被ガイド部(91d,193,105,205)は、前記外筒(2+7)の内側面に軸方向に延びて形成された凹溝または凸条により形成される筒状部材ガイド部(25)により軸方向にガイドされる。このため、前記筒状部材(19,91,101,101′,201)は、前記外筒(2+7)の内側面に対する回転位置が定まった状態で、前記外筒(2+7)内に挿入、装着することができる。
前記凹溝または凸条を使用する場合、前記筒状部材の外形および外筒内側面をカットした場合(例えば、筒状部材が円筒状で断面D型にDカットした場合)に比較して、筒状部材の内容積の減少が少なくなる。したがって、筒状部材(19,91,101,101′,201)内側の機能部品収容空間を広くすることが可能となる。
また、前記凹溝または凸条は1本または複数本形成することが可能である。
(第1発明の形態2)
第1発明の形態2の筆記具は前記第1発明において、次の構成要件(A07)を備えたことを特徴とする。
(A07)前記筒状部材(19,91,101,101′,201)の外側面に軸方向に延びて形成された凹溝または凸条により形成される被ガイド部(91d,193,105,205)と、前記外筒(2+7)の内側面に形成され且つ前記凹溝または凸条をガイドする筒状部材ガイド部(25)とにより構成される筒状部材軸方向ガイド構造。
(第1発明の形態2の作用)
前記構成要件(A07)を備えた第1発明の形態2の筆記具では、前記筒状部材(19,91,101,101′,201)を前記外筒(2+7)の内側面に挿入したり前記内側面から抜き出したりする際、前記筒状部材(19,91,101,101′,201)の外側面に軸方向に延びて形成された凹溝または凸条により形成される被ガイド部は、前記外筒(2+7)の内側面に形成された凹溝または凸条をガイドする筒状部材ガイド部(25)により軸方向にガイドされる。
前記凹溝または凸条を使用する場合、前記筒状部材の外形および外筒内側面をカットした場合(例えば、筒状部材が円筒状で断面D型にDカットした場合)に比較して、筒状部材の内容積の減少が少なくなる。したがって、筒状部材(19,91,101,101′,201)内側の機能部品収容空間を広くすることが可能となる。
また、前記凹溝または凸条は1本または複数本形成することが可能である。
(第2発明)
第2発明の筆記具は、次の構成要件(A01)〜(A03),(A08),(A09),(A013)を備えたことを特徴とする。
(A01)筆記用芯部材(6)が出没可能な前端開口(71)と、後端に形成された筒状部材着脱口(21)と、前記筒状部材着脱口(21)から挿入される筒状部材(19,91,101,101′,201)が着脱可能に装着される筒状部材収容部(20)とが設けられた外筒(2+7)、
(A02)前記外筒(2+7)の前記筒状部材着脱口(21)から挿入された状態で前記筒状部材収容部(20)に着脱可能に装着され且つ、装着された状態で前記筒状部材着脱口(21)に当接して後側に露出して、外筒(2+7)の後端の筒状部材着脱口(21)の後端に当接する当接部(91e,103a,192e,203a)に凸状の把持部(91f、103b,203b)を有する前記筒状部材(19,91,101,101′,201)、
(A03)内側に所定の機能を有する機能部品を収容可能な前記筒状部材(19,91,101,101′,201)、
(A08)前記外筒(2+7)の内側面後端部にメスネジが形成された前記外筒(2+7)、
(A09)前記メスネジに螺合可能なオスネジが後端部外周面に形成され、前記メスネジとオスネジとが螺合した状態で前記外筒後端部に装着される前記筒状部材(19,91,101,101′,201)
(A013)筆記用芯部材(6)の後端または前記筆記用芯部材(6)と一体的に移動する芯部材連動移動体(4)の後端部を収容する前端筒状部(91a,191,102,202)を有する前記筒状部材(19,91,101,101′,201)。
(第2発明の作用)
前記構成要件(A01)〜(A03),(A08),(A09),(A013)を備えた第2発明の筆記具では、外筒(2+7)の前端開口(71)は、筆記用芯部材(6)が出没可能である。外筒(2+7)の後端に形成された筒状部材着脱口(21)から挿入される筒状部材(19,91,101,101′,201)は、筒状部材収容部(20)に着脱可能に装着される。前記筒状部材(19,91,101,101′,201)の当接部(91e,103a,192e,203a)は、前記筒状部材収容部(20)に着脱可能に装着された状態で前記筒状部材着脱口(21)に当接して後側に露出する。したがって、前記当接部(91e,103a,192e,203a)を把持して前記筒状部材(19,91,101,101′,201)の外筒(2+7)への着脱を容易に行うことができる。
また、当接部(91e,192e,103a,203a)に凸部状の把持部(91f,103b,203b)が設けてあるので、前記筒状部材着脱口(21)から前記筒状部材(19,91,101,101′,201)を取り出す際は、指が把持部(91f,103b,203b)に引っかかるため容易に取り出すことができる。
また、前記筒状部材(19,91,101,101′,201)の前端筒状部(91a,191,102,202)内側に筆記用芯部材(6)の後端または前記筆記用芯部材(6)と一体的に移動する芯部材連動移動体(4)の後端部を収容することにより、筆記具の長さを短くすることが可能になる。
前記筒状部材(19,91,101,101′,201)の内側には所定の機能を有する機能部品が収容される。したがって、共通の筒状部材に種々の機能部品を収容したり、機能部品に応じて前記筒状部材(19,91,101,101′,201)の構成を変更したりすることにより、種々の機能部品を装着可能な筆記具を提供することが可能である。
前記筒状部材(19,91,101,101′,201)の後端部外周面に形成されたオスネジは、前記外筒(2+7)の内側面後端部に形成されたメスネジと螺合した状態で前記外筒後端部に装着される。
前記筒状部材(19,91,101,101′,201)および前記外筒(2+7)は、前記ネジ連結により、容易に着脱可能である。
(第1発明の形態3または第2発明の形態1)
第1発明の形態3または第2発明の形態1の筆記具は、前記第1発明または第2発明において、次の構成要件(A010)を備えたことを特徴とする。
(A010)前記筒状部材収容部(20)に収容される部分が前記外筒内側面に嵌合状態で収容される外径を有し、前端から後端までほぼ同一の内径を有する円筒である前記筒状部材(19,91,101,101′,201)。
(第1発明の形態3または第2発明の形態1の作用)
前記構成要件(A011)を備えた第1発明の形態3または第2発明の形態1の筆記具では、前記筒状部材(19,91,101,101′,201)は、前記筒状部材収容部(20)に収容される部分が前記外筒内側面に嵌合状態で収容される外径を有し、前端から後端までほぼ同一の内径を有するので、筒状部材(19,91,101,101′,201)の内側の空間を有効に利用することができる。
(第3発明)
第3発明の筆記具は、次の構成要件(A01)〜(A03),(A010),(A013)を備えたことを特徴とする。
(A01)筆記用芯部材(6)が出没可能な前端開口(71)と、後端に形成された筒状部材着脱口(21)と、前記筒状部材着脱口(21)から挿入される筒状部材(19,91,101,101′,201)が着脱可能に装着される筒状部材収容部(20)とが設けられた外筒(2+7)、
(A02)前記外筒(2+7)の前記筒状部材着脱口(21)から挿入された状態で前記筒状部材収容部(20)に着脱可能に装着され且つ、装着された状態で前記筒状部材着脱口(21)に当接して後側に露出して、外筒(2+7)の後端の筒状部材着脱口(21)の後端に当接する当接部(91e,103a,192e,203a)に凸状の把持部(91f、103b,203b)を有する前記筒状部材(19,91,101,101′,201)、
(A03)内側に所定の機能を有する機能部品を収容可能な前記筒状部材(19,91,101,101′,201)、
(A010)前記筒状部材収容部(20)に収容される部分が前記外筒内側面に嵌合状態で
収容される外径を有し、前端から後端までほぼ同一の内径を有する円筒である前記筒状部材(19,91,101,101′,201)
(A013)筆記用芯部材(6)の後端または前記筆記用芯部材(6)と一体的に移動する芯部材連動移動体(4)の後端部を収容する前端筒状部(91a,191,102,202)を有する前記筒状部材(19,91,101,101′,201)。
(第3発明の作用)
前記構成要件(A01)〜(A03),(A010),(A013)を備えた第3発明の筆記具では、外筒(2+7)の前端開口(71)は、筆記用芯部材(6)が出没可能である。外筒(2+7)の後端に形成された筒状部材着脱口(21)から挿入される筒状部材(19,91,101,101′,201)は、筒状部材収容部(20)に着脱可能に装着される。前記筒状部材(19,91,101,101′,201)の当接部(91e,103a,192e,203a)は、前記筒状部材収容部(20)に着脱可能に装着された状態で前記筒状部材着脱口(21)に当接して後側に露出する。したがって、前記当接部(91e,103a,192e,203a)を把持して前記筒状部材(19,91,101,101′,201)の外筒(2+7)への着脱を容易に行うことができる。
また、当接部(91e,192e,103a,203a)に凸部状の把持部(91f,103b,203b)が設けてあるので、前記筒状部材着脱口(21)から前記筒状部材(19,91,101,101′,201)を取り出す際は、指が把持部(91f,103b,203b)に引っかかるため容易に取り出すことができる。
また、前記筒状部材(19,91,101,101′,201)の前端筒状部(91a,191,102,202)内側に筆記用芯部材(6)の後端または前記筆記用芯部材(6)と一体的に移動する芯部材連動移動体(4)の後端部を収容することにより、筆記具の長さを短くすることが可能になる。
前記筒状部材(19,91,101,101′,201)の内側には所定の機能を有する機能部品が収容される。したがって、共通の筒状部材に種々の機能部品を収容したり、機能部品に応じて前記筒状部材(19,91,101,101′,201)の構成を変更したりすることにより、種々の機能部品を装着可能な筆記具を提供することが可能である。
前記筒状部材(19,91,101,101′,201)は、前記筒状部材収容部(20)に収容される部分が前記外筒内側面に嵌合状態で収容される外径を有し、前端から後端までほぼ同一の内径を有する円筒なので、筒状部材(19,91,101,101′,201)の内側の空間を有効に利用することができる。
(第4発明)
第4発明の筆記具は、次の構成要件(A01)〜(A03),(A011),(A012),(A013)を備えたことを特徴とする。
(A01)筆記用芯部材(6)が出没可能な前端開口(71)と、後端に形成された筒状部材着脱口(21)と、前記筒状部材着脱口(21)から挿入される筒状部材(19,91,101,101′,201)が着脱可能に装着される筒状部材収容部(20)とが設けられた外筒(2+7)、
(A02)前記外筒(2+7)の前記筒状部材着脱口(21)から挿入された状態で前記筒状部材収容部(20)に着脱可能に装着され且つ、装着された状態で前記筒状部材着脱口(21)に当接して後側に露出して、外筒(2+7)の後端の筒状部材着脱口(21)の後端に当接する当接部(91e,103a,192e,203a)に凸状の把持部(91f、103b,203b)を有する前記筒状部材(19,91,101,101′,201)、
(A03)内側に所定の機能を有する機能部品を収容可能な前記筒状部材(19,91,101,101′,201)、
(A011)前記筆記用芯部材(6)が出没可能な前端開口(71)および前記筆記用芯部
材(6)が貫通する後端貫通口(72)が形成された前部外筒(7)と、前記後端貫通口(72)に接続し且つ前記筆記用芯部材(6)が前後に移動可能に貫通する前端貫通口(22)、前記筒状部材収容部(20)および前記筒状部材着脱口(21)を有する後部外筒(2)を有する前記外筒(2+7)、
(A012)前記後部外筒(2)を前記前部外筒(7)に対して回転させたときに前記筆記
用芯部材(6)を前記前部外筒(7)の前端開口(71)から出没させるために前記後部外筒(2)内周面に形成されたカム(26)
(A013)筆記用芯部材(6)の後端または前記筆記用芯部材(6)と一体的に移動する芯部材連動移動体(4)の後端部を収容する前端筒状部(91a,191,102,202)を有する前記筒状部材(19,91,101,101′,201)。
(第4発明の作用)
前記構成要件(A01)〜(A03),(A011),(A012),(A013)を備えた第4発明の筆記具では、外筒(2+7)の前端開口(71)は、筆記用芯部材(6)が出没可能である。外筒(2+7)の後端に形成された筒状部材着脱口(21)から挿入される筒状部材(19,91,101,101′,201)は、筒状部材収容部(20)に着脱可能に装着される。前記筒状部材(19,91,101,101′,201)の当接部(91e,103a,192e,203a)は、前記筒状部材収容部(20)に着脱可能に装着された状態で前記筒状部材着脱口(21)に当接して後側に露出する。したがって、前記当接部(91e,103a,192e,203a)を把持して前記筒状部材(19,91,101,101′,201)の外筒(2+7)への着脱を容易に行うことができる。
また、当接部(91e,192e,103a,203a)に凸部状の把持部(91f,103b,203b)が設けてあるので、前記筒状部材着脱口(21)から前記筒状部材(19,91,101,101′,201)を取り出す際は、指が把持部(91f,103b,203b)に引っかかるため容易に取り出すことができる。
また、前記筒状部材(19,91,101,101′,201)の前端筒状部(91a,191,102,202)内側に筆記用芯部材(6)の後端または前記筆記用芯部材(6)と一体的に移動する芯部材連動移動体(4)の後端部を収容することにより、筆記具の長さを短くすることが可能になる。
前記筒状部材(19,91,101,101′,201)の内側には所定の機能を有する機能部品が収容される。したがって、共通の筒状部材に種々の機能部品を収容したり、機能部品に応じて前記筒状部材(19,91,101,101′,201)の構成を変更したりすることにより、種々の機能部品を装着可能な筆記具を提供することが可能である。
前記筆記用芯部材(6)が貫通する後端貫通口(72)が形成された前部外筒(7)の前端開口(71)から出没可能な筆記用芯部材(6)は、後端貫通口(72)を貫通する。前記筆記用芯部材(6)は、前記後端貫通口(72)に接続し且つ後部外筒(2)に設けた前端貫通口(22)を前後に移動可能に貫通する。
前記後部外筒(2)内周面に形成されたカム(26)は、前記後部外筒(2)を前記前部外筒(7)に対して回転させたときに前記筆記用芯部材(6)を前記前部外筒(7)の前端開口(71)から出没させる。前記筆記用芯部材(6)を前記前部外筒(7)の前端開口(71)から突出させた状態では筆記することができる。
(第1発明の形態4、第2発明の形態2または、第3発明もしくは第4発明の形態1
第1発明の形態4、第2発明の形態2または、第3発明もしくは第4発明の形態1の筆記具は、第1発明ないし第4発明のいずれか、第1発明の形態1ないしのいずれか、第2発明の形態1のいずれかにおいて、次の構成要件(A014),(A015)を備えたことを特徴とする。
(A014)前記筒状部材(19,91,101,101′,201)と円筒状部材収容部
(20)との間をシールするシール部材であって、前記シール部材の後側の筒状部材収容部(20)と筒状部材外側面との間の隙間と、前記シール部材の前側の筒状部材収容部(20)と筒状部材外側面との間の隙間を遮断する前記シール部材。
(A015)筒状部材(19,91,101,101′,201)内部を前端部分とその後
方部分とに液密に分離する分離壁(191c,102b,103c)。
(第1発明の形態4、第2発明の形態2または、第3発明もしくは第4発明の形態1の作用)
前記構成要件(A014),(A015)を備えた第1発明の形態4、第2発明の形態2または、第3発明もしくは第4発明の形態1の筆記具では、前記筒状部材(19,91,101,101′,201)と筒状部材収容部(20)との間をシールするシール部材(191d,191e,191f)は、前記シール部材の後側の筒状部材収容部(20)と筒状部材外側面との間の隙間と、前記シール部材の前側の筒状部材収容部(20)と筒状部材外側面との間の隙間を遮断する。
前記シール部材としては、ゴム状のシールリングやグリース等のシール剤などが挙げられる。
また、筒状部材(19,91,101,101′,201)内部の前端部分とその後方部分とは、分離壁(191c,102b,103c)により液密に分離される。このため、筆記用芯部材(6)のインクが漏出しても、前記漏出したインクにより筒状部材(19,91,101,101′,201)内部の機能部品が汚染されることを防止することができる。
第5発明
第5発明の筆記具用の筒状部材(19,91,101,101′,201)は、次の構成要件(A016),(A03),(A010),(A013)を備えたことを特徴とする。
(A016)筆記用芯部材(6)が出没可能な前端開口(71)を有する外筒(2+7)の
後端に設けた筒状部材着脱口(21)から挿入することにより前記外筒(2+7)の筒状部材収容部(20)に着脱可能に装着され、且つ装着された状態で前記円筒状部材着脱口(21)後側に露出して、外筒の後端の筒状部材着脱口(21)の後端に当接する当接部と、該当接部に設けた凸状の把持部(91f,103b)と、前記当接部(91e,192e,103a,203a)の後端側に形成された尾栓着脱部(91g,101a)とを有する筒状部材(91,101,101′)、
(A03)内側に所定の機能を有する機能部品を収容可能な前記筒状部材(19,91,101,101′,201)、
(A010)前記筒状部材収容部(20)に収容される部分が前記外筒内側面に嵌合状態で
収容される外径を有し、前端から後端までほぼ同一の内径を有する円筒である前記筒状部材(91,101,101′)
(A013)筆記用芯部材(6)の後端または前記筆記用芯部材(6)と一体的に移動する芯部材連動移動体(4)の後端部を収容する前端筒状部(91a,191,102,202)を有する前記筒状部材(19,91,101,101′,201)。
第5発明の作用)
前記構成要件(A016),(A03),(A010),(A013)を備えた第5発明の筆記具用の筒状部材(91,101,101′)は、筆記用芯部材(6)が出没可能な前端開口(71)を有する外筒(2+7)の後端に設けた筒状部材着脱口(21)から挿入することにより前記外筒(2+7)の筒状部材収容部(20)に着脱可能に装着される。筒状部材(91,101,101′)の当接部(91e,192e,103a,203a)は、前記装着された状態で前記筒状部材着脱口(21)の後側に露出して、外筒(2+7)の後端の筒状部材着脱口(21)の後端に当接する。したがって、前記当接部(91e,103a,192e,203a)を把持して前記筒状部材(19,91,101,101′,201)の外筒(2+7)への着脱を容易に行うことができる。前記当接部(91e,192e,103a,203a)の後端側に形成された尾栓着脱部(91g,101a,)には尾栓が着脱される。
また、当接部(91e,192e,103a,203a)に凸部状の把持部(91f,103b,203b)が設けてあるので、前記筒状部材着脱口(21)から前記筒状部材(19,91,101,101′,201)を取り出す際は、指が把持部(91f,103b,203b)に引っかかるため容易に取り出すことができる。
前記筒状部材(91,101,101′)の内側には、所定の機能を有する機能部品が収容される。
前記筒状部材(91,101,101′)は、前記筒状部材収容部(20)に収容される部分が前記外筒内側面に嵌合状態で収容される。また、前記筒状部材(91,101,101′)の内径は、前端から後端までほぼ同一の内径を有する円筒なので、筒状部材(91,101,101′)の内部容積を大きくすることが可能である。また、筒状部材(91,101,101′)の前端部に設けた前端筒状部(91a,191,102,202)に、筆記用芯部材(6)の後端部または前記後端部に装着した芯部材連動移動体(スライダ等を収容することで、筆記具1の全長が長くなるの防止することができる。
第5発明の形態1)
第5発明の形態1の筆記具用の筒状部材(91,101,101′)は、前記第5発明において次の構成要件(A017)を備えたことを特徴とする。
(A017)前記筒状部材(91,101,101′)の外側面に形成され且つ前記外筒内側面に形成された筒状部材ガイド部(25)により前後方向にガイドされる被ガイド部(91d,105)と、前記筒状部材収容部(20)に装着された状態で前記筒状部材(91,101,101′)が軸方向に容易に移動しないように前記外筒内側面に形成された筒状部材係止部(24)により係止される被係止部(91c,102a)とを有する前記筒状部材(91,101,101′)。
第5発明の形態1の作用)
前記構成要件(A017)を備えた第5発明の形態1の筆記具用の筒状部材(91,101,101′)では、前記筒状部材(91,101,101′)の外側面に形成された被ガイド部(91d,105)が、前記外筒内側面に形成された筒状部材ガイド部(25)により前後方向にガイドされる。前記筒状部材(91,101,101′)が前記筒状部材収容部(20)に装着された状態では、前記筒状部材(91,101,101′)の被係止部(91c,102a)は、軸方向に容易に移動しないように前記外筒内側面に形成された筒状部材係止部(24)により係止される。
したがって、前記筒状部材(91,101,101′)は、外筒(2+7)の内側に、所定の軸方向の位置で且つ所定の姿勢(回転位置)に装着される。
第5発明の形態2)
第5発明の形態2の筆記具用の筒状部材(91)は、第5発明または第5発明の形態1において次の構成要件(A018)を備えたことを特徴とする。
(A018)弾性調節用の切除部(91b)と前記被係止部(91c)とが前端筒状部(91a)に形成された前記筒状部材(91)。
第5発明の形態2の作用)
前記構成要件(A018)を備えた第5発明の形態2の筆記具用の筒状部材(91)では、弾性調節用の切除部(91b)により前端筒状部(91a)に適切な弾性を付与することが可能である。したがって、前記弾性変形可能な前端筒状部(91a)に形成された前記被係止部(91c)を、筆記具の外筒(2+7)内部の係止部材に容易に係止させることができる。
前述の本発明の複合筆記具は、下記の効果(E01)〜(E07)を奏する。
(E01)種々の機能部品を容易に着脱可能な筆記具を提供することができる。
(E02)筆記具の外筒後部に種々の機能部品を容易に着脱可能にすることができる。
(E03)種々の機能部品を収容可能または保持可能な筒状部材を、筆記具の外筒後部に形成した筒状部材収容孔の所定位置に所定の姿勢で容易に着脱可能にすることができる。
(E04)筆記具の外筒後部に容易に着脱可能な種々の機能部品を収容または保持する筒状部材の内容積をできるだけ大きくすることができる。
(E05)筆記具外筒の前端から出没可能な筆記用芯部材の後端部または前記筆記用芯部材の後端に連結されたスライダ等の連結部材等を前記筒状部材内部に配置することにより筆記具の長さを短縮することができる。
(E06)外筒内部に収容された筆記用芯部材のインクが漏れたときに、前記漏れたインクにより前記機能部品が汚染されるのを防止することができる。
(E07)外筒内部に収容された筆記用芯部材のインクが漏れたときに、前記漏れたインクが前記外筒の後端から漏出するのを防止することができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、本明細書で前記「複合筆記具」とは、「筆記用芯部材を外筒内部に前後に移動可能に収容し、前記複数の筆記用芯部材の中の一つの筆記用芯部材を前記外筒の前部開口から順次前方に突出させることができる筆記具」という意味である。
図1は本発明の複合筆記具の実施例1の全体説明図で、図1Aは全部品の組立状態の側断面図、図1Bは同平断面図である。
図2は前記図1の複合筆記具の分解図である。
図1、図2において、複合筆記具1は、後部外筒2と、前記後部外筒2の内側前部に360度未満の所定角度範囲で回転可能に収容されたスライダ支持ケース3と、前記スライダ支持ケース3の後部にスライド可能に支持されたスライダ(芯部材連動移動体)4と、前記スライダの前端と前記スライダ支持ケースとの間に配置されたリターンバネ5と、前記スライダに着脱可能に装着された筆記用芯部材6と、前記スライダ支持ケース3の前端部に着脱可能に装着された前部外筒7と、前部外筒7表面に装着されたグリップ用ラバー8と、前記後部外筒2の内側後部に着脱可能に装着されるカートリッジ9と、前記カートリッジ9の後部を被覆するカバーキャップ10とを有している。前記カートリッジ9の後部とカバーキャップ10とは、ネジ式、弾性嵌合式等の方法により連結することができる。
前記後部外筒2および前部外筒7により外筒(2+7)が構成されている。
図3は前記図1、図2に示す後部外筒2の説明図で、図3Aは上面図、図3Bは前記図3Aの側面図で前記図3Aの矢印IIIBから見た図、図3Cは前記図3AのIIIC−IIIC線断面図である。
図4は前記図3に示す後部外筒2の説明図で、図4Aは前記図3CのIVA−IVA線端面図、図4Bは前記図3CのIVB−IVB線端面図、図4Cは前記図3CのIVC−IVC線端面図、図4Dは前記図3CのIVD−IVD線端面図、図4Eは前記図3CのIVE−IVE線端面図、図4Fは前記図3CのIVF−IVF線から見た後部外筒内側面のカムの展開図、図4Gは前記図4Fの矢印IVGで示した部分の拡大図である。なお、図4において、クリップの図示は省略している。
図3Cにおいて後部外筒2は円筒状の筒状部材であり、その後部内側にはカートリッジ収容部(筒状部材収容部)20が形成されており、後端には筒状部材着脱口21が形成されている。また、後部外筒2の前端には複数の筆記用芯部材6が貫通する前端貫通孔22が形成されている。
前記後部外筒2の軸方向内側面には内側に突出するリング状係止部23が形成されている。リング状係止部23はスライダ支持ケース3を回転可能且つ軸方向の移動は不可能に係止するための部材である。
前記リング状係止部23のやや後部側(図3Cで右側)には内側に突出する円弧状のカートリッジ係止部(筒状部材係止部)24が形成されている。また図3Cの内側上面には軸方向に延びるカートリッジガイド部(筒状部材ガイド部)25が形成されている。カートリッジガイド部25はカートリッジ9を後部外筒2内部に挿入する際にカートリッジ9の被ガイド部91d(後述)と係合するため部材であり、前記カートリッジ係止部24はカートリッジ9が挿入された時に軸方向の位置を定める部材である。なお、前記カートリッジガイド部25は、カートリッジ収容部(筒状部材収容部)20の上面に設ける代わりに、下面、側面等に形成することが可能である。なお、カートリッジ9については後述する。
前記リング状係止部23のやや前側にはスライダ移動用ガイド(カム)26が形成されている。スライダ移動用ガイド26は図4C、図4Fに示されている。スライダ移動用ガイド26は、その前端部に形成されたスライダ係止凹部26a(図3C、図4F参照)と、前記スライダ係止凹部26aの両端部から後方に延びる一対の傾斜面26b,26bと、前記傾斜面の後端から円周方向に延びるスライダ後端位置規制部26c,26cとを有している。
前記後部外筒2の内側前端部には回転範囲規制用突出部27(図3C、図4E参照)と内径の大きな回転位置規制部材収容部28とが形成されている。
図5は前記図3、図4に示す後部外筒に回転可能且つ軸方向(前後方向)に移動不能に支持されるスライダ支持ケースの説明図で、図5Aは上面図、図5Bは前記図5Aの矢印VBから見た図、図5Cは前記図5AのVC−VC線断面図である。
図6は前記図5に示すスライダ支持ケースの説明図で、図6Aは前記図5CのVIA−
VIA線端面図、図6Bは前記図5CのVIB−VIB線端面図、図6Cは前記図5CのVCA−VIC線端面図、図6Dは前記図5CのVID−VID線端面図、図6Eは前記図5CのVIE−VIE線端面図、図6Fは前記図5CのVIF−VIF線端面図、図6Gは前記図5CのVIG−VIG線断面図である。
図5において、スライダ支持ケース3は、前部(図5で左側部分)は円筒状に形成されており、その外周面にはオスネジ31が形成されている。前記オスネジ31の後側には大径のフランジ32が形成されている。前記フランジの後側(図5で右側)の外側面には下側には突出する回転位置規制部材33が設けられている。前記フランジ32の部分とその後側(図5で右側)のフランジ隣接部分の内側には端壁(ガイド溝前端壁)34が形成されており、前記ガイド溝前端壁34にはコーナ部(角部)を丸めたおむすび形状の芯部材貫通孔34a(図6F参照)が形成されている。
前記芯部材貫通孔34aの後側には前記芯部材貫通孔34aに接続し且つ前後に延びる3個のスライダガイド溝35が形成されている。前記3個のスライダガイド溝35は前記芯部材貫通孔34aに近い部分では仕切部材36(図6C,図6D,図6E参照)により完全に分離されている。前記仕切部材36は、円柱に軸方向に延びる3個のスライダガイド溝35を設けた形状の部材である。したがって、仕切部材36の外側面の形状は部分円筒面である。
前記仕切部材36は、前記芯部材貫通孔34aから離れた後側部分(図5で右側部分)では仕切部材36の中心部分が除去されて、図6A、図6Bに示すように3個の仕切部材37に分割されている。したがって、前記3個のスライダガイド溝35は、前記芯部材貫通孔34aから遠い後側部分(図5で右側部分)では部分的に連通状態で、前記3個の仕切部材37の間に形成されている。図6A、図6Bから分かるように、前記3個の仕切部材37の外側面の形状も部分円筒面である。
前記3個の仕切部材37の外側面には円周方向に被係止溝37aが形成されており、被係止溝37aの後側には、後側に行くに従って外径が縮小する傾斜面37bが形成されている。前記スライダ支持ケース3を前記後部外筒2の前端貫通口22から挿入した際、前記傾斜面37bは後部外筒2のリング状係止部23により外径が縮小した状態で、前記リング状係止部23を後方に通過する。前記傾斜面37bがリング状係止部23を後方に通過した時、前記被係止溝37aの外径が拡大して、前記リング状係止部23に係止される。係止された状態では、被係止溝37aは前記リング状係止部23に回転可能且つ前後方向の移動不能に連結される。
前記スライダ支持ケース3の回転位置規制部材33は前記後部外筒2の回転位置規制部材収容部28(図3C、図4E参照)に回転可能に収容され、回転範囲規制用突出部27と係合する位置で回転が規制される。
スライダ支持ケース3の前端部の外周面には円周方向に離れた3か所の位置に、前記3個のスライダガイド溝35の位置に対応して、ブルー(青)のボールペンを挿入する位置を示す「L」(図5A参照)、レッド(赤)のボールペンを挿入する位置を示す「R」(図5B参照)、および、ブラック(黒)のボールペンを挿入する位置を示す「B」(図示せず)の小さい文字が形成されている。
図7はスライダ支持ケースと、前記スライダ支持ケースにより前後にスライド可能に支持されるスライダと、前記スライダを常時後方(図7で右方)に移動させる力を作用させるリターンバネと、前記スライダに着脱可能に装着される筆記用芯部材との説明図で、図7Aは各部品を組み立てた状態の側面図、図7Bは前記図7Aの分解図である。
図8は前記図7の平面図で、図8Aは各部品を組み立てた状態の平面図、図8Bは前記図8Aの分解図である。
なお、本実施例1では筆記用芯部材6は3本使用しているが、図7、図8において筆記用芯部材6を3本図示すると、図面の記載が複雑になるので、筆記用芯部材6は2本のみ
図示している。
図7、図8において、スライダ支持ケース3のスライダ支持ケース3の後部の3個の各スライダガイド溝35にはそれぞれスライダ4が前後に移動可能に支持されている。前記スライダ4の前端部と前記スライダガイド溝35の前端部との間にはリターンバネ5が配置されており、スライダ4は常時後方(図7、図8で右方)に移動する力を受けている。前記スライダ支持ケース3の前記芯部材貫通孔34aを前方から後方に貫通した筆記用芯部材6の後端部は前記スライダ4の芯部材装着孔(41)(後述)に着脱可能に装着される。
図9はスライダ支持ケースと、前記スライダ支持ケースのスライダガイド溝に前後に移動可能(スライド可能)に支持されるスライダと、前記スライダを常時後方に移動させる力を作用させるリターンバネと、前記スライダに着脱可能に装着される筆記用芯部材6の説明図で、図9Aは各部品を組み立てた状態を示す図、図9Bは前記図9Aの分解図である。
図10は前記スライダの拡大説明図で、図10Aは上面図、図10Bは側面図で前記図10Aの矢印XBから見た図、図10Cは前記図10AのXC−XC線断面図である。
図11は前記スライダの拡大説明図で、図11Aは前記図10Cの矢印XIA−XIAから見た図、図11Bは前記図10CのXIB−XIB線端面図、図11Cは前記図10CのXIC−XIC線断面図、図11Dは前記図10Cの矢印XID−XIDから見た図である。
図10、図11において、スライダ4は円筒状部材であり、筆記用芯部材6の後端部が着脱可能に装着される芯部材装着孔41(図10C、図11B等参照)を有している。芯部材装着孔41の内部には、芯部材装着孔41内部には筆記用芯部材6が挿入された時に筆記用芯部材6を摩擦力により保持するための上下一対の突出部41a,41aが設けられいてる。
芯部材装着孔41の前端は開口しておりその開口部端面にはバネ受け座42が形成されている。バネ受け座42はリターンバネ5(図9参照)の後端部を支持する部分である。芯部材装着孔41の後端には後端壁43が設けられている。後端壁43の内面は前記筆記用芯部材6の後端が当接する面である。
スライダ4の前側部分(図10で左側部分)上部には後向きの一対の傾斜面44,44が設けられている。この傾斜面44,44は、前記図4Fに示す後部外筒2のスライダ移動用ガイド26の傾斜面26b,26bと係合する面である。このスライダ4の傾斜面44が前記スライダ移動用ガイド26の傾斜面26bと係合した状態で、前記スライダ支持ケース3および後部外筒2が相対的に回転すると、傾斜面26bによりスライダ4の傾斜面が円周方向に押されて、スライダ4は前記傾斜面26bに沿ってスライド移動する。このとき、スライダ4は前後方向に移動する。
前記スライダ4の傾斜面44,44の先端部は、スライダ4が前側に移動したときに、前記後部外筒2のスライダ係止凹部26aに嵌合する部分である。
前記後部外筒2に形成したスライダ移動用ガイド26の傾斜面26bとスライダ4に設けた傾斜面44とを係合させた状態で後部外筒2およびスライダ支持ケース3を相対的に回転させることにより、複数のスライダを順次前方に移動させると同時に前方に移動していたスライダ4を後方に移動させる構成は従来周知である。
図12は前部外筒およびその表面に装着されるグリップ用ラバーの説明図で、図12Aは上面図、図12Bは側面図で前部外筒図12Aの矢印XIIBから見た図、図12Cは側断面図で前記図12AのXIIC−XIIC線断面図である。
図13は前部外筒の説明図で、図13Aは前記図12CのXIIIA−XIIIA線断面図、図13Bは前記図12Cの矢印XIIIBから見た図、図13Cは前記図12Cの矢印XIIICで示す部分の詳細図である。
図12、図13において、前部外筒7は円錐状部材であり、その前端に筆記用芯部材6が出没可能な前端開口71が形成され、後端に後端貫通口72が形成されている。前部外筒7の前端部内側には前後に延びる複数のV型溝73が形成されている。V型溝73は筆記用芯部材6としてボールペンを使用したとき、前部外筒7の前端部内側に付着したボールペン先端のインクが円周方向に広がるのを防止するための溝である。前部外筒7の後端部内側にメスネジ74が形成されている。メスネジ74は前記スライダ支持ケース3の前端部外周面に形成されたオスネジ31と螺合するネジである。
前部外筒7の後端部内側面には前部外筒7の肉厚を調整するための複数の肉厚調整溝75が形成されている。前部外筒7の成形時に肉厚が急激に変化する部分が有ると、その部分に応力の発生や歪みが生じ易いので、前記応力の発生や歪みの発生を防止するために前記肉厚調整溝75が設けられている。
前記前部外筒7の外側面には弾性の有るグリップ用ラバー8が装着されている。グリップ用ラバー8は複合筆記具1の使用者の使用感覚を良くするための部材である。
図14はカートリッジとカートリッジ後端に着脱可能なキャップとを説明する図で、図14は上面図、図14Bは側面図で前記図14Aの矢印XIVBから見た図、図14Cは前記図14Bとは反対側の側面図で前記図14Aの矢印XIVCから見た図、図14Dは前記図14AのXIVD−XIVD線端面図である。
図14において、本実施例1で使用しているカートリッジ9は、修正テープカートリッジである。カートリッジ9は、筒状部材91と前記筒状部材91の内部に修正テープ92を巻かれたテープ供給用リール93および巻取用リール94を有している。前記テープ供給用リール93から供給される修正テープ92は後端のテープ支持部材95の表面に沿って移動し、前記巻取用リールに巻き取られるように構成されている。
前記カートリッジ9の筒状部材91の前端部には前端円筒部(前端筒状部)91aが形成されている。前記前端円筒部91aには、3本のスリット(弾性調節用切除部)91bが形成されており、前記スリット91bにより適当な弾性を有している。前端円筒部91aの外周面にはリング状の凹部(被係止部)91cが形成されている。
また、前記筒状部材91の外側面には前後に延びる被ガイド部91d,91d(図14C、図14D参照)が形成されている。前記被ガイド部91d,91dは、カートリッジ9を前記後部外筒2の筒状部材着脱口21から挿入した際に後部外筒2の内側面に形成されたカートリッジガイド部25(図3C、図4A参照)に係合してガイドされる部分である。前記被ガイド部91d,91dがカートリッジガイド部25に係合することにより、後部外筒2に対するカートリッジ9の回転位置の位置決めが行われる。
前記カートリッジ9が前記後部外筒2内部に挿入された状態では、前記後部外筒2のカートリッジ係止部24(図3C参照)が前記リング状の凹部(被係止部)91cと係合することにより、カートリッジ9の軸方向(前後方向)の位置決めが行われる。
前記筒状部材91の後端部には前記後部外筒2の後端のカートリッジ着脱口21(図2、図3参照)の後端に当接する当接部91eが形成されている。前記当接部91eの外周面には、カートリッジ9を外筒2内部から取り出す際に指を引っかけるための2個の把持部(操作用凸部)91fが設けられている。前記筒状部材91には前記把持部91fの後端側に尾栓着脱部91gが設けられている。
前記図1A、図1Bから分かるように、カートリッジ9の前端円筒部91aの内部に、前記複数のスライダ4の後端部およびスライダ支持ケース3の仕切部材37の後端部(すなわち、スライダ支持ケース3の後端部)が挿入されている。このため、複合筆記具の長さが長くなり過ぎないようにすることができる。
すなわち、この実施例1では、カートリッジ9の前端円筒部91aは、筆記用芯部材6の後端部に装着されて前記筆記用芯部材と一体的に移動するスライダ(芯部材連動移動体)4の後端部およびスライダ支持ケース(移動体支持部材)3の後端部を収容可能に構成されると同時に、その外周面に形成されたリング状の凹部(被係止部)91cが前記後部外筒2のカートリッジ係止部24(図3C参照)に着脱可能に係止可能な弾性を有するように構成されている。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた本発明の実施例1の複合筆記具1は、図7Aまたは図8Aのように、スライダ支持ケース3にスライダ4、リターンバネ5および筆記用芯部材6を組付けた状態で、前記スライダ支持ケース3を後部外筒2の前端貫通口22から後部外筒2内部に挿入する。そのとき、図1A、図1Bに示すように、スライダ支持ケース3の3個の仕切部材37の外側面に形成された被係止溝37aが、後部外筒2内側面に形成されたリング状係止部23に係合する。この状態では、スライダ支持ケース3は後部外筒2内部で回転可能であるが、軸方向(前後方向)の移動は不可能である。
その状態では図1A、図1Bに示すように、スライダ支持ケース3の前端部の円筒外側面に形成されたオスネジ31(図5参照)は、後部外筒2の前端貫通口22から前方に突出している。
前記スライダ支持ケース3の前端部外側面に形成されたオスネジ31に、前部外筒7の後端部内周面に形成されたメスネジ74を螺合させることにより、スライダ支持ケース3に前部外筒7を着脱可能に連結することができる。前記連結した状態(オスネジ31およびメスネジ74を締めつけた状態)では、スライダ支持ケース3および前部外筒7は相対移動不可能である。なお、オスネジ31およびメスネジ74を緩めた状態ではスライダ支持ケース3および前部外筒7は相対回転可能となる。
前記オスネジ31およびメスネジ74を締めつけてスライダ支持ケース3および前部外筒7を連結した状態では、スライダ支持ケース3の回転位置規制部材33(図5B、図5C、図6C〜図6E参照)が、後部外筒2の回転位置規制部材収容部28(図3C、図4E参照)内で回転可能である。すなわち、回転位置規制部材33が回転範囲規制用突出部27に係合するまで、スライダ支持ケース3は後部外筒2内部で回転可能である。
したがって、前記スライダ支持ケース3および前部外筒7を連結した状態で、スライダ支持ケース3および前部外筒7は、後部外筒2に対して所定の角度範囲(360°未満の範囲)内で回転可能である。したがって、後部外筒2に対して、スライダ支持ケース3および前部外筒7を回転させると、スライダ支持ケース3に支持されたスライダ4の傾斜面44(図10A、図11D参照)は、後部外筒2内側面に形成したスライダ移動用ガイド26の傾斜面26b(図3C参照)と係合し、傾斜面26bに押されて、前後方向にスライド移動する。このとき、複数の筆記用芯部材6の前端部を前部外筒7の前端開口71から順次出没させることができる。
前記筆記用芯部材6の交換を行う際には、前記オスネジ31およびメスネジ74を緩めて、後部外筒2に支持されたスライダ支持ケース3から前部外筒7を離脱させる。その状態でスライダ支持ケース3の前端(図1参照)から突出している筆記用芯部材6を前方に引っ張ることにより、筆記用芯部材6をスライダ4から引き抜くことができる。
新しい筆記用芯部材6を前部外筒7スライダ4に装着するには、スライダ支持ケース3の前端から筆記用芯部材6を挿入する。前記スライダ支持ケースの芯部材貫通孔34aは、前記複数の筆記用芯部材6の全てが貫通する1個の貫通孔により形成されているので、複数の筆記用芯部材6が貫通する大きさを有している。したがって、前記1個の貫通孔により形成された芯部材貫通孔34aは、複数の筆記用芯部材6がそれぞれ貫通する複数の芯部材貫通孔を形成した場合に比較して、芯部材貫通孔34aの形状が大きいので、前記芯部材貫通孔34aの内側に筆記用芯部材6の後端を容易に挿入することができる。前記芯部材貫通孔34aの内側に挿入された筆記用芯部材6の後端は芯部材貫通孔34aの内周面により前記各スライダガイド溝35にガイドされる。
このため、筆記用芯部材6を各スライダガイド溝35に、容易に挿入することができるので、筆記用芯部材6を前記各スライダ4の芯部材装着孔41に容易に装着することができる。前記スライダ4の芯部材装着孔41に後端部が装着された前記筆記用芯部材6は、後部外筒2の前端貫通口22内側に配置されたスライダ支持ケース3を前後に移動可能に貫通する。後部外筒2の前端貫通口22を前後に移動可能に貫通する前記筆記用芯部材6は、前記後部外筒2の前端貫通口22が前部外筒7の後端貫通口72(図12C参照)に接続した状態では、前部外筒7の後端貫通口72を前後に移動可能に貫通する。その状態では、複数の筆記用芯部材6の前側部分は前部外筒7内部に収容されており、その状態で前方に移動した筆記用芯部材6は前部外筒の前端開口71から前方に突出して筆記可能な状態となる。
前記円筒状の後部外筒2の後部内側にはカートリッジ収容部20が形成されており、カートリッジ収容部20には、内側に突出する円弧状のカートリッジ係止部24と、軸方向に延びるカートリッジガイド部25が形成されている。したがって、筒状部材着脱口21からカートリッジ9を挿入したとき、カートリッジガイド部25は、カートリッジ9の被ガイド部91d(図14参照)と係合して、カートリッジ9を軸方向(前後方向)にガイドするので、カートリッジ収容部20内でのカートリッジ9の回転位置を所定の回転位置に保持することができる。また、前記カートリッジ係止部24は、カートリッジ9が挿入された時に凹部(被係止部)91cと係合して、カートリッジ9の軸方向の位置決めを行う。
また、前記複数のスライダ4の後端部およびスライダ支持ケース3の仕切部材37の後端部(すなわち、スライダ支持ケース3の後端部)は、前記カートリッジ9の前端円筒部91aの内部に挿入されているので、複合筆記具1の長さを短くすることができる。また、前端円筒部91aは、その外周面に形成されたリング状の凹部(被係止部)91cが前記後部外筒2のカートリッジ係止部24(図3C参照)に着脱可能に係止可能に弾性変形する。したがって、前記前端円筒部91aの弾性を利用して、カートリッジ9を後部外筒2のカートリッジ収容部20内の軸方向の所定位置に確実に係止可能である。
図15は本発明の筆記具の実施例2の要部説明図で、図15Aは筆記具の部品の組立状態の要部側断面図、図15Bは要部平断面図である。
図16は筒状カートリッジと筒状カートリッジ後端に着脱可能なUSBメモリとを説明する図で、図16Aは筒状カートリッジと前記筒状カートリッジに着脱可能に装着されたUSBメモリの側断面図、図16Bは前記図16AのXVIB−XVIB線断面図、図16Cは前記図16AのXVIC−XVIC線断面図、図16Dは前記図16AのXVID−XVID線端面図、図16Eは前記図16AのXVIE−XVIE線端面図である。
図17は前記図16に示す筒状カートリッジと前記筒状カートリッジに着脱可能に装着されたUSBメモリの斜視図である。
図18は前記筒状カートリッジと筒状カートリッジ後端に着脱可能なUSBメモリの分解説明図で、図18Aは分解斜視図、図18Bは前記図18AのXVIIIB−XVIIIB線断面図である。
本実施例2の説明において前記実施例1と同一の構成については、同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。前記図1〜図13に示す後部外筒2、スライダ支持ケース3、スライダ4、リターンバネ5、筆記用芯部材6、前部外筒7等の構成は、実施例1および実施例2で共通である。
本発明の実施例2の筆記具1は、後部外筒2の後部内側に形成されたカートリッジ収容部20に収容される筒状カートリッジ(筒状部材、すなわち、円筒状外側面を有する部材)19の構成が前記実施例1の修正テープカートリッジ9と異なっている。
図2および図15〜図18において、本実施例2で使用している筒状カートリッジ(メモリ装着筒)19は、前端円筒部(前端筒状部)191とその後側の筒状のメモリ装着部192とを有している。
図15、図16において、前記前端円筒部191には、3本のスリット(弾性調節用切除部)191aが形成されており、前記スリット191aにより適当な弾性を有している。前記前端円筒部191の外周面にはリング状の凹部(被係止部)191bが形成されており、前端円筒部191内側の後端には分離壁191cが形成されている。分離壁191cは前記筒状カートリッジ(筒状部材)19の内側を前後に液密(または気密)に分離する部材であり、本実施例2では筒状カートリッジ19と一体成形されているが、別体に構成することも可能である。なお、スリット191aは省略することも可能である。
前記筒状のメモリ装着部192の内側にはメモリ装着孔192aが形成されており、その後端にはメモリ着脱口192bが形成されている。また、メモリ装着部192には軸方向に延びる一対のスリット状開口(メモリガイド部)192c,192cが形成されている。前記スリット状開口192c,192cには円周方向に延びて形成された凹部により係止部192d,192dが形成されている。またメモリ装着部192の後端部には前記後部外筒2の後端のカートリッジ着脱口21(図2、図3参照)の後端に当接する当接部192eが形成されている。
また、前記筒状のメモリ装着部192および前端円筒部191の外側面には前後に延びる被ガイド部193,193(図16A、図17参照)が形成されている。前記被ガイド部193,193は、筒状カートリッジ19を前記後部外筒2のカートリッジ着脱口21(図2、図3参照)から挿入した際に後部外筒2の内側面に形成されたカートリッジガイド部25(図3C、図4A参照)に係合してガイドされる部分である。前記被ガイド部193,193がカートリッジガイド部25に係合することにより、後部外筒2に対する筒状カートリッジ19の軸回りの回転位置の位置決めが行われる。
前記筒状カートリッジ19が前記後部外筒2内部に挿入された状態では、前記後部外筒2のカートリッジ係止部24(図3C参照)が前記リング状の凹部(被係止部)191bと係合することにより、筒状カートリッジ19の軸方向(前後方向)の位置決めが行われる。
前記図1A、図1Bから分かるように、筒状カートリッジ19の前端円筒部191の内部に、前記複数のスライダ4の後端部およびスライダ支持ケース3の仕切部材37の後端部(すなわち、スライダ支持ケース3の後端部)が挿入されている。このため、筆記具の長さが長くなり過ぎないようにすることができる。
図18においてUSBメモリ11は、メモリ本体111と樹脂製の尾栓112とを有している。メモリ本体111の前端部にはUSB端子(接続端子部)111aが設けられている。尾栓112の後部は作業者により把持される被ツマミ部112aと、前記被ツマミ部112aの前端から突出する一対の突出部112b,112bとを有している。前記メモリ本体111の後端を前記一対の突出部112b,112bの間に押し込むと、前記メモリ本体111の後端部は前記被ツマミ部112aの前端部に形成されたメモリ嵌合孔112c(図16参照)に圧入され、固定される。前記突出部112b,112bの前端には被係止凸部112d,112dが設けられている。
図18、図16から分かるように、前記USBメモリ11を筒状カートリッジ19内に挿入する際、前記スリット状開口192c,192cは、USBメモリ11のメモリ本体111の一対の側端部をガイドする。また、図17において、前記USBメモリ11を筒状カートリッジ19内の奥まで挿入したとき、前記係止部192dと被係止凸部112dとが軸方向の同じ位置に配置される。その状態で、前記USBメモリ11を回転させるとUSBメモリ11の前記被係止凸部112dは、筒状カートリッジ19の前記凹部により形成された係止部192d内に移動し、その状態では、USBメモリ11は筒状カートリッジ19内で軸方向に移動不能に装着される。
(実施例2の作用)
前記構成を備えた本発明の実施例2の筆記具1は、図7Aまたは図8Aのように、スライダ支持ケース3にスライダ4、リターンバネ5および筆記用芯部材6を組付けた状態で、前記スライダ支持ケース3を後部外筒2の前端貫通口22から後部外筒2内部に挿入する。そのとき、図1A、図1Bに示すように、スライダ支持ケース3の3個の仕切部材37の外側面に形成された被係止溝37aが、後部外筒2内側面に形成されたリング状係止部23に係合する。この状態では、スライダ支持ケース3は後部外筒2内部で回転可能であるが、軸方向(前後方向)の移動は不可能である。
その状態では図1A、図1Bに示すように、スライダ支持ケース3の前端部の円筒外側面に形成されたオスネジ31(図5参照)は、後部外筒2の前端貫通口22から前方に突出している。
前記スライダ支持ケース3の前端部外側面に形成されたオスネジ31に、前部外筒7の後端部内周面に形成されたメスネジ74を螺合させることにより、スライダ支持ケース3に前部外筒7を着脱可能に連結することができる。前記連結した状態(オスネジ31およびメスネジ74を締めつけた状態)では、スライダ支持ケース3および前部外筒7は相対移動不可能である。なお、オスネジ31およびメスネジ74を緩めた状態ではスライダ支持ケース3および前部外筒7は相対回転可能となる。
前記オスネジ31およびメスネジ74を締めつけてスライダ支持ケース3および前部外筒7を連結した状態では、スライダ支持ケース3の回転位置規制部材33(図5B、図5C、図6C〜図6E参照)が、後部外筒2の回転位置規制部材収容部28(図3C、図4E参照)内で回転可能である。すなわち、回転位置規制部材33が回転範囲規制用突出部27に係合するまで、スライダ支持ケース3は後部外筒2内部で回転可能である。
したがって、前記スライダ支持ケース3および前部外筒7を連結した状態で、スライダ支持ケース3および前部外筒7は、後部外筒2に対して所定の角度範囲(360°未満の範囲)内で回転可能である。したがって、後部外筒2に対して、スライダ支持ケース3および前部外筒7を回転させると、スライダ支持ケース3に支持されたスライダ4の傾斜面44(図10A、図11D参照)は、後部外筒2内側面に形成したスライダ移動用ガイド26の傾斜面26b(図3C参照)と係合し、傾斜面26bに押されて、前後方向にスライド移動する。このとき、複数の筆記用芯部材6の前端部を前部外筒7の前端開口71から順次出没させることができる。
前記筆記用芯部材6の交換を行う際には、前記オスネジ31およびメスネジ74を緩めて、後部外筒2に支持されたスライダ支持ケース3から前部外筒7を離脱させる。その状態でスライダ支持ケース3の前端(図1参照)から突出している筆記用芯部材6を前方に引っ張ることにより、筆記用芯部材6をスライダ4から引き抜くことができる。
新しい筆記用芯部材6を前部外筒7スライダ4に装着するには、スライダ支持ケース3の前端から筆記用芯部材6を挿入する。前記スライダ支持ケースの芯部材貫通孔34aは、前記複数の筆記用芯部材6の全てが貫通する1個の貫通孔により形成されているので、複数の筆記用芯部材6が貫通する大きさを有している。したがって、前記1個の貫通孔により形成された芯部材貫通孔34aは、複数の筆記用芯部材6がそれぞれ貫通する複数の芯部材貫通孔を形成した場合に比較して、芯部材貫通孔34aの形状が大きいので、前記芯部材貫通孔34aの内側に筆記用芯部材6の後端を容易に挿入することができる。前記芯部材貫通孔34aの内側に挿入された筆記用芯部材6の後端は芯部材貫通孔34aの内周面により前記各スライダガイド溝35にガイドされる。
このため、筆記用芯部材6を各スライダガイド溝35に、容易に挿入することができるので、筆記用芯部材6を前記各スライダ4の芯部材装着孔41に容易に装着することができる。前記スライダ4の芯部材装着孔41に後端部が装着された前記筆記用芯部材6は、後部外筒2の前端貫通口22内側に配置されたスライダ支持ケース3を前後に移動可能に貫通する。後部外筒2の前端貫通口22を前後に移動可能に貫通する前記筆記用芯部材6は、前記後部外筒2の前端貫通口22が前部外筒7の後端貫通口72(図12C参照)に接続した状態では、前部外筒7の後端貫通口72を前後に移動可能に貫通する。その状態では、複数の筆記用芯部材6の前側部分は前部外筒7内部に収容されており、その状態で前方に移動した筆記用芯部材6は前部外筒の前端開口71から前方に突出して筆記可能な状態となる。
前記円筒状の後部外筒2の後部内側にはカートリッジ収容部20が形成されており、カートリッジ収容部20には、内側に突出する円弧状のカートリッジ係止部24と、軸方向に延びるカートリッジガイド部25が形成されている。したがって、カートリッジ着脱口21から筒状カートリッジ19を挿入したとき、カートリッジガイド部25は、筒状カートリッジ19の被ガイド部193(図16A参照)と係合して、筒状カートリッジ19を軸方向(前後方向)にガイドするので、カートリッジ収容部20内での筒状カートリッジ19の回転位置を所定の回転位置に保持することができる。また、前記カートリッジ係止部24は、筒状カートリッジ19が挿入された時に凹部(被係止部)191bと係合して、筒状カートリッジ19の軸方向の位置決めを行う。
また、前記複数のスライダ4の後端部およびスライダ支持ケース3の仕切部材37の後端部(すなわち、スライダ支持ケース3の後端部)は、前記筒状カートリッジ19の前端円筒部191の内部に挿入されているので、筆記具1の長さを短くすることができる。
図19は前記実施例2の筆記具1の後部外筒2のカートリッジ収容部(メモリ収容孔)20内部に筒状カートリッジ19が装着された状態で、前記筒状カートリッジ19内部にUSBメモリ11を挿入した状態と、挿入した前記USBメモリ11を回転させて抜け出し不能な装着位置に回転移動させた状態の説明図で、図19Aは筆記具の縦断面図、図19B〜図19D,図19E1〜図19H1は前記筒状カートリッジ19内部にUSBメモリ11を挿入した状態での各部分の横断面図、図19E2〜図19H2は前記筒状カートリッジ19内部にUSBメモリ11を挿入した前記図19E1〜図19H1状態でUSBメモリ11を回転させて筒状カートリッジ19に抜け出し不能に装着した状態を示す図である。
図19F1において、USBメモリ11の尾栓112の被係止凸部112dは筒状カートリッジ(メモリ装着筒)19の凹部により形成された係止部192dに対向する位置に配置されている。図19H1,図19G1では被係止凸部112dは見えているが、係止部192dは見えていない。前記図19F1〜図19G1の状態でUSBメモリ11を回転させると、前記USBメモリ11の被係止凸部112d(図17参照)は前記筒状カートリッジ19の係止部192d(図17参照)内に移動する。このとき、USBメモリ11は筒状カートリッジ(メモリ装着筒)19内の装着位置に移動して装着される。
図20は本発明の筆記具の実施例3の要部説明図で、図20Aは筆記具の部品の組立状態の要部側断面図、図20Bは要部平断面図である。
図20に示す本実施例3の説明において前記実施例2と同一の構成については、同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
図20に示す本発明の実施例3の筆記具は、後部外筒2の後部内側に形成されたカートリッジ収容部20に収容される筒状カートリッジ19の構成が前記実施例2(図15参照)の筒状カートリッジ19と次の点で相違しているがその他の点では同様である。
図20において、本実施例3で使用している筒状カートリッジ(メモリ装着筒)19は、前記実施例2のスリット191aは設けられていない。また、前端円筒部191の先端部に断面円形のシールリング(シール部材)191dが装着されている。シールリング(シール部材)191dは、前記筒状カートリッジ19が後部外筒2のカートリッジ収容部20内に挿入されたときに、後部外筒2内側面に形成されたリング状係止部23に係合する。
前記シールリング(シール部材)191dは、前記シールリング(シール部材)191dの後側(軸方向後側)のカートリッジ収容部(筒状部材収容部)20と筒状部材19外側面との間の隙間に対して、前記シールリング(シール部材)191dの前側のカートリッジ収容部(筒状部材収容部)20の内側の空間を液密に遮断する。
このため、前記実施例3の筆記具では、筆記用芯部材6のインク漏れが発生しても、前記シールリング(シール部材)191dおよび前記分離壁191cにより、前記漏れたインクによるUSBメモリの汚染を防止することができる。また、前記漏れたインクが後部外筒2の後端のカートリッジ着脱口21から外部に漏出することを防止することができる。
図21は本発明の筆記具の実施例4の要部説明図で、図21Aは筆記具の部品の組立状態の要部側断面図、図21Bは要部平断面図である。
図21に示す本実施例4の説明において図20に示す前記実施例3と同一の構成については、同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
図21に示す実施例4の筆記具1は、前記図20に示す実施例3の筆記具1のシールリング(シール部材)191dの代わりに、シールリング(シール部材)191eが設けられている。その他の点では実施例4は前記実施例3と同様に構成されている。
本発明の実施例4の筆記具1は、筒状カートリッジ(メモリ装着筒)19の前端円筒部191の先端部に装着されたシールリング(シール部材)191eの断面形状が前記実施例3と相違している。この実施例4のシールリング(シール部材)191eは前記実施例3と同様に、前記筒状カートリッジ19が後部外筒2のカートリッジ収容部20内に挿入されたときに、後部外筒2内側面に形成されたリング状係止部23に係合して、シールリング(シール部材)191dの前側と後側とを液密(または気密)に遮断する。
したがって、実施例4の筆記具も前記実施例3と同様に、筆記用芯部材6のインク漏れが発生しても、漏れたインクによるUSBメモリの汚染を防止することができる。また、インクが漏出した場合、前記漏れたインクが後部外筒2の後端のカートリッジ着脱口21から外部に漏出することを防止することができる。
図22は本発明の筆記具の実施例5の要部説明図で、図22Aは筆記具の部品の組立状態の要部側断面図、図22Bは要部平断面図である。
図22に示す本実施例5の説明において図20に示す前記実施例3と同一の構成については、同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
図22に示す実施例5の筆記具1は、前記図20に示す実施例3の筆記具1のシールリング(シール部材)191dの代わりに、シールリング(シール部材)191fが設けられている。その他の点では実施例5は前記実施例3と同様に構成されている。
本発明の実施例5の筆記具1は、筒状カートリッジ(メモリ装着筒)19の前端円筒部191の外周部に断面円形のシールリング(シール部材)191fが装着されている。この実施例5のシールリング(シール部材)191fは、前記筒状カートリッジ19が後部外筒2のカートリッジ収容部20内に挿入されたときに、後部外筒2の内周面の小径部分に圧接してシールリング(シール部材)191fの前側と後側とを液密(または気密)に遮断する。
したがって、実施例5の筆記具も前記実施例3と同様に、筆記用芯部材6のインク漏れが発生しても、漏れたインクによるUSBメモリの汚染を防止することができる。また、インクが漏出した場合、前記漏れたインクが後部外筒2の後端のカートリッジ着脱口21から外部に漏出することを防止することができる。
図23は本発明の筆記具の実施例6の要部説明図で、図23Aは筆記具の部品の組立状態の要部側断面図、図23Bは要部平断面図である。
図24は本発明の筆記具の実施例6の要部説明図で、図24Aは透明なキャップを装着した筒状カートリッジの側面図、図24Bは筒状カートリッジの液状糊塗布具本体の平面図、図24Cはキャップの平面図、図24Dは筒状カートリッジの液状糊塗布具本体の部分断面側面図、図24Eは前記図24Dの矢印XXIVE−XXIVE線から見た図、図24Fは前記図24Dの矢印XXIVF−XXIVF線から見た図、図24Gは筒状カートリッジの液状糊塗布具本体の部分断面平面図である。
本実施例6の説明において前記実施例1と同一の構成については、同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。前記図1〜図13に示す後部外筒2、スライダシジケース3、スライダ4、リターンバネ5、筆記用芯部材6、前部外筒7等の構成は、実施例1〜実施例6で共通である。
本発明の実施例6の筆記具は、後部外筒2の後部内側に形成されたカートリッジ収容部20に収容される筒状カートリッジ100の構成が前記実施例1の修正テープカートリッジ9と異なっている。
図23、図24において、本実施例6で使用している筒状カートリッジ(液状糊を収容する筒状容器を有する液状糊塗布具)100は、液状糊塗布具本体(筒状部材、すなわち、円筒状外側面を有する筒状部材)101とキャップ110(図24参照)とを有している。本実施例6で使用している筒状カートリッジ100の液状糊塗布具本体101は、弾性を有する前端円筒部(前端筒状部)102とその後側の筒状の糊収容筒103と、前記糊収容筒103の後端に設けた塗布用頭部104とを有している。
前記前端円筒部102には、前記実施例2の3本のスリット191aは設けられていないが、設けることも可能である。前記前端円筒部102の外周面にはリング状の凹部(被係止部)102aが形成されている。また、前端円筒部102の内側後端には分離壁102bが一体成形されている。前記リング状の凹部102aは、前記筒状カートリッジ100の液状糊塗布具本体101が前記後部外筒2内部に挿入された状態では、前記後部外筒2のカートリッジ係止部24(図3C参照)が前記リング状の凹部(被係止部)102aと係合することにより、筒状カートリッジ100の液状糊塗布具本体101の(前後方向)の位置決めが行われる。
前記筒状の糊収容筒103の内側には液状糊が収容されている。前記筒状の糊収容筒103の内側の液状糊は、前記塗布用頭部104の柔軟な多孔性材料により形成された塗布体104aを紙の表面等の接着面に押圧することにより、前記接着面に塗布することができる。
前記糊収容筒103の後端部には前記後部外筒2の後端のカートリッジ着脱口21(図2、図3参照)の後端に当接する当接部103aが形成されている。前記当接部103aの外周面には、液状糊塗布具本体101を外筒2内部から取り出す際に指を引っかけるための2個の把持部(操作用凸部)103bが設けられている。前記液状糊塗布具本体101には前記把持部103bの後側に尾栓着脱部101aが設けられている。
また、前記糊収容筒103および前端円筒部102の外側面には前後に延びる被ガイド部105,105(図24B参照)が形成されている。前記被ガイド部105,105は、筒状カートリッジ100の液状糊塗布具本体101を前記後部外筒2のカートリッジ着脱口21(図2、図3参照)から挿入した際に後部外筒2の内側面に形成されたカートリッジガイド部25(図3C、図4A参照)に係合してガイドされる部分である。前記被ガイド部105,105がカートリッジガイド部25に係合することにより、後部外筒2に対する筒状カートリッジ100の液状糊塗布具本体101の軸回りの回転位置の位置決めが行われる。
前記筒状カートリッジ100が前記後部外筒2内部に挿入された状態では、前記後部外筒2のカートリッジ係止部24(図3C参照)が前記リング状の凹部(被係止部)102aと係合することにより、筒状カートリッジ100の軸方向(前後方向)の位置決めが行われる。
前記図23A、図23Bから分かるように、筒状カートリッジ100の前端円筒部102の内部に、前記複数のスライダ4の後端部およびスライダ支持ケース3の仕切部材37の後端部(すなわち、スライダ支持ケース3の後端部)が挿入されている。このため、筆記具の長さが長くなり過ぎないようにすることができる。
図25は本発明の筆記具の実施例7の要部説明図で、図25aは透明なキャップを装着した筒状カートリッジの側面図、図25Bは筒状カートリッジの液状糊塗布具本体の平面図、図25Cはキャップの平面図、図25Dは筒状カートリッジの液状糊塗布具本体の部分断面側面図、図25Eは前記図25Dの矢印XXVE−XXVE線から見た図、図25Fは前記図25Dの矢印XXVF−XXVF線から見た図、図25Gは筒状カートリッジの液状糊塗布具本体の部分断面平面図である。
本実施例7の説明において前記実施例6と同一の構成については、同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
本発明の実施例7の筆記具は、後部外筒2の後部内側に形成されたカートリッジ収容部20に収容される筒状カートリッジ100の構成が前記実施例6の筒状カートリッジ100と次の点で相違しているがその他の点では同様である。
実施例7の前記筒状カートリッジ100は、前記実施例6の筒状カートリッジ100の液状糊塗布具本体101と一体成形された分離壁102bが省略されており、その代わりに糊収容筒103の内側面に、圧入分離壁103cが圧入により固定されている。
前記実施例6およびこの実施例7の説明から分かるように、分離壁は筒状カートリッジ100と一体成形したり、別体成形したものを筒状カートリッジ100内周面に固定したりして構成することが可能である。
図26は本発明の筆記具の実施例8の要部説明図で、図26Aはキャップを装着した筒状カートリッジの側面図、図26Bは筒状カートリッジのマーカ本体の平面図、図26Cはキャップの平面図、図26Dは筒状カートリッジのマーカ本体の部分断面側面図、図26Eは前記図26Dの矢印XXVIEから見た図、図26Fは前記図26Dの矢印XXVIFから見た図、図26Gは筒状カートリッジのマーカ本体の部分断面平面図である。
本実施例8の説明において前記実施例6と同一の構成については、同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。前記図1〜図13に示す後部外筒2、スライダシジケース3、スライダ4、リターンバネ5、筆記用芯部材6、前部外筒7等の構成は、実施例1〜実施例8で共通である。
図26に示す本発明の実施例8の筆記具は、後部外筒2の後部内側に形成されたカートリッジ収容部20に収容される筒状カートリッジ100′は、前記実施例6の液状糊塗布具本体(筒状部材)101の代わりに、マーカ本体(筒状部材)101′を有している。そして、マーカ本体101′は、前記液状糊塗布具101の糊収容筒103および塗布用頭部104の代わりに、インク収容筒103′およびマーキング用のペン104′を有している。本実施例7のその他の構成は前記実施例6と同一である。
図26において、前記筒状のインク収容筒103′の内側にはインクが収容されており、ペン104′を紙面に押しつけて移動させることにより、前記インク収容筒103′の内側に収容されたインクで紙面に画像や文字を描くことができる。
図27は本発明の筆記具の実施例9の要部説明図で、図27Aは水準器の液体容器断面図、図27Bは前記図27Aの水準器を着脱可能に収容する筒状カートリッジの平断面図、図27Cは前記図27Aの水準器の平面図、図27Dは前記図27Bの筒状カートリッジの平面図、図27Eは水準器を収容した状態の透明な筒状カートリッジの上面図、図27Fは水準器を収容した筒状カートリッジの側面図で前記図27Eの矢印XXVIIFから見た図、図27Gは前記図27Fの矢印XXVIIGから見た図、図27Hは前記図27Fの矢印XXVIIHから見た図、図27Iは水準器を収容した筒状カートリッジの下面図で前記図27FのXXVIIIから見た図である。
本実施例9の説明において前記実施例1と同一の構成については、同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。前記図1〜図13に示す後部外筒2、スライダシジケース3、スライダ4、リターンバネ5、筆記用芯部材6、前部外筒7等の構成は、実施例1〜実施例9で共通である。
本発明の実施例9の筆記具は、後部外筒2の後部内側に形成されたカートリッジ収容部20に収容される筒状カートリッジ200の構成が前記実施例1の修正テープカートリッジ9と異なっている。
図27において、本実施例9で使用している筒状カートリッジ(水準器を着脱可能に装着したもの)200は、カートリッジ本体すなわち円筒状外側面を有する筒状部材である容器本体201と、前記カートリッジ本体(容器本体)201に着脱可能に収容される水準器210とを有している。本実施例9で使用している筒状カートリッジ200のカートリッジ本体201は、弾性を有する前端円筒部(前端筒状部)202とその後側の筒状の水準器収容筒203と、前記水準器収容筒203の後端に設けた後端壁204(図27B参照)とを有している。
前記前端円筒部202には、前記実施例1の3本のスリット91b(図14D参照)または前記実施例2の3本のスリット191a(図16D参照)等に相当するスリットは設けられていない。前記前端円筒部202の外周面にはリング状の凹部(被係止部)202aが形成されている。また、前端円筒部202の前端には水準器挿入用の開口が形成されている。前記リング状の凹部202aは、前記筒状カートリッジ200の容器本体201が前記後部外筒2内部に挿入された状態では、前記後部外筒2のカートリッジ係止部24(図3C参照)が前記リング状の凹部(被係止部)202aと係合することにより、筒状カートリッジ200の容器本体201の(前後方向)の位置決めが行われる。
前記筒状の容器本体201の内側には、容器本体201の前端の開口から挿入された水準器210が着脱可能に収容されている。前記容器本体201の後端部には前記後部外筒2の後端のカートリッジ着脱口21(図2、図3参照)の後端に当接する当接部203aが形成されている。前記当接部203aの外周面には、容器本体201を外筒2内部から取り出す際に指を引っかけるための2個の把持部(操作用凸部)203bが設けられている。
また、前記水準器収容部203および前端円筒部202の外側面には前後に延びる被ガイド部205,205(図22B参照)が形成されている。前記被ガイド部205,205は、筒状カートリッジ200の容器本体201を前記後部外筒2のカートリッジ着脱口21(図2、図3参照)から挿入した際に後部外筒2の内側面に形成されたカートリッジガイド部25(図3C、図4A参照)に係合してガイドされる部分である。前記被ガイド部205,205がカートリッジガイド部25に係合することにより、後部外筒2に対する筒状カートリッジ200の容器本体201の軸回りの回転位置の位置決めが行われる。
前記筒状カートリッジ200が前記後部外筒2内部に挿入された状態では、前記後部外筒2のカートリッジ係止部24(図3C参照)が前記リング状の凹部(被係止部)202aと係合することにより、筒状カートリッジ200の軸方向(前後方向)の位置決めが行われる。
前記容器本体201の下面には平坦面201aが形成されており、また、前記容器本体201には前端が開口する断面円形の水準器収容孔201bが形成されている。
前記水準器210は前記水準器収容孔201bに嵌合する外径を有する円筒容器内部に薄い緑色の液体および気泡210aを収容した部材であり、前記水準器収容孔201b内に着脱可能である。
前記水準器210を前記水準器収容孔201bに装着した状態で、前記容器本体201の平坦面201aを平面上に載置したときの水準器210の気泡210aの位置により、前記平面が水平か否かを確認することができる。
(変更例)
以上、本発明の実施の形態を詳述したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更実施の形態を下記に例示する。
(1)前記スライダ支持ケース3の複数のスライダガイド溝35の前端に設けたガイド溝前端壁34に形成される芯部材貫通孔34aは、複数の筆記用芯部材6が全て貫通する1個の貫通孔により形成する代わりに、複数の筆記用芯部材6がそれぞれ個別に貫通する複数の貫通孔により形成することが可能である。
(2)筒状部材の内部には、修正テープ、USBメモリ、糊、マーカ、水準器以外にも、印鑑、消しゴム、等の種々の機能を有する部品を収容可能である。
(3)前記後部外筒2の内側面後端部にメスネジを形成し、前記メスネジに螺合可能なオスネジを後部外筒2の後端部に形成し、前記メスネジとオスネジとを螺合させることにより、筒状部材19,91,101,101′,201を後部外筒2に着脱可能に装着することが可能である。
図1は本発明の複合筆記具の実施例1の全体説明図で、図1Aは全部品の組立状態の側断面図、図1Bは同平断面図である。 図2は前記図1の複合筆記具の分解図である。 図3は前記図1、図2に示す後部外筒2の説明図で、図3Aは上面図、図3Bは前記図3Aの側面図で前記図3Aの矢印IIIBから見た図、図3Cは前記図3AのIIIC−IIIC線断面図である。 図4は前記図3に示す後部外筒2の説明図で、図4Aは前記図3CのIVA−IVA線端面図、図4Bは前記図3CのIVB−IVB線端面図、図4Cは前記図3CのIVC−IVC線端面図、図4Dは前記図3CのIVD−IVD線端面図、図4Eは前記図3CのIVE−IVE線端面図、図4Fは前記図3CのIVF−IVF線から見た後部外筒内側面のカムの展開図、図4Gは前記図4Fの矢印IVGで示した部分の拡大図である。なお、図4において、クリップの図示は省略している。 図5は前記図3、図4に示す後部外筒に回転可能且つ軸方向(前後方向)に移動不能に支持されるスライダ支持ケースの説明図で、図5Aは上面図、図5Bは前記図5Aの矢印VBから見た図、図5Cは前記図5AのVC−VC線断面図である。 図6は前記図5に示すスライダ支持ケースの説明図で、図6Aは前記図5CのVIA−VIA線端面図、図6Bは前記図5CのVIB−VIB線端面図、図6Cは前記図5CのVCA−VIC線端面図、図6Dは前記図5CのVID−VID線端面図、図6Eは前記図5CのVIE−VIE線端面図、図6Fは前記図5CのVIF−VIF線端面図、図6Gは前記図5CのVIG−VIG線断面図である。 図7はスライダ支持ケースと、前記スライダ支持ケースにより前後にスライド可能に支持されるスライダと、前記スライダを常時後方(図7で右方)に移動させる力を作用させるリターンバネと、前記スライダに着脱可能に装着される筆記用芯部材との説明図で、図7Aは各部品を組み立てた状態の側面図、図7Bは前記図7Aの分解図である。 図8は前記図7の平面図で、図8Aは各部品を組み立てた状態の平面図、図8Bは前記図8Aの分解図である。 図9はスライダ支持ケースと、前記スライダ支持ケースのスライダガイド溝に前後に移動可能(スライド可能)に支持されるスライダと、前記スライダを常時後方に移動させる力を作用させるリターンバネと、前記スライダに着脱可能に装着される筆記用芯部材6の説明図で、図9Aは各部品を組み立てた状態を示す図、図9Bは前記図9Aの分解図である。 図10は前記スライダの拡大説明図で、図10Aは上面図、図10Bは側面図で前記図10Aの矢印XBから見た図、図10Cは前記図10AのXC−XC線断面図である。 図11は前記スライダの拡大説明図で、図11Aは前記図10Cの矢印XIA−XIAから見た図、図11Bは前記図10CのXIB−XIB線端面図、図11Cは前記図10CのXIC−XIC線断面図、図11Dは前記図10Cの矢印XID−XIDから見た図である。 図12は前部外筒およびその表面に装着されるグリップ用ラバーの説明図で、図12Aは上面図、図12Bは側面図で前部外筒図12Aの矢印XIIBから見た図、図12Cは側断面図で前記図12AのXIIC−XIIC線断面図である。 図13は前部外筒の説明図で、図13Aは前記図12CのXIIIA−XIIIA線断面図、図13Bは前記図12Cの矢印XIIIBから見た図、図13Cは前記図12Cの矢印XIICで示す部分の詳細図である。 図14はカートリッジとカートリッジ後端に着脱可能なキャップとを説明する図で、図14は上面図、図14Bは側面図で前記図14Aの矢印XIVBから見た図、図14Cは前記図14Bとは反対側の側面図で前記図14Aの矢印XIVCから見た図、図14Dは前記図14AのXIVD−XIVD線端面図である。 図15は本発明の筆記具の実施例2の要部説明図で、図15Aは部品の組立状態の要部側断面図、図15Bは要部平断面図である。 図16は筒状カートリッジと筒状カートリッジ後端に着脱可能なUSBメモリとを説明する図で、図16Aは筒状カートリッジと前記筒状カートリッジに着脱可能に装着されたUSBメモリの側断面図、図16Bは前記図16AのXVIB−XVIB線断面図、図16Cは前記図16AのXVIC−XVIC線断面図、図16Dは前記図16AのXVID−XVID線端面図、図16Eは前記図16AのXVIE−XVIE線端面図である。 図17は前記図16に示す筒状カートリッジと前記筒状カートリッジに着脱可能に装着されたUSBメモリの斜視図である。 図18は前記筒状カートリッジと筒状カートリッジ後端に着脱可能なUSBメモリの分解説明図で、図18Aは分解斜視図、図18Bは前記図18AのXVIIIB−XVIIIB線断面図である。 図19は前記実施例1の筆記具1の後部外筒2のカートリッジ収容部(メモリ収容孔)20内部に筒状カートリッジ19が装着された状態で、前記筒状カートリッジ19内部にUSBメモリ11を挿入した状態と、挿入した前記USBメモリ11を回転させて抜け出し不能な装着位置に回転移動させた状態の説明図で、図19Aは筆記具の縦断面図、図19B〜図19D,図19E1〜図19H1は前記筒状カートリッジ19内部にUSBメモリ11を挿入した状態での各部分の横断面図、図19E2〜図19H2は前記筒状カートリッジ19内部にUSBメモリ11を挿入した前記図19E1〜図19H1状態でUSBメモリ11を回転させて筒状カートリッジ19に抜け出し不能に装着した状態を示す図である。 図20は本発明の筆記具の実施例3の要部説明図で、図20Aは筆記具の部品の組立状態の要部側断面図、図20Bは要部平断面図である。 図21は本発明の筆記具の実施例4の要部説明図で、図21Aは筆記具の部品の組立状態の要部側断面図、図21Bは要部平断面図である。 図22は本発明の筆記具の実施例5の要部説明図で、図22Aは筆記具の部品の組立状態の要部側断面図、図22Bは要部平断面図である。 図23は本発明の筆記具の実施例6の要部説明図で、図23Aは筆記具の部品の組立状態の要部側断面図、図23Bは要部平断面図である。 図24は本発明の筆記具の実施例6の要部説明図で、図24Aは透明なキャップを装着した筒状カートリッジの側面図、図24Bは筒状カートリッジの液状糊塗布具本体の平面図、図24Cはキャップの平面図、図24Dは筒状カートリッジの液状糊塗布具本体の部分断面側面図、図24Eは前記図24Dの矢印XXIVE−XXIVE線から見た図、図24Fは前記図24Dの矢印XXIVF−XXIVF線から見た図、図24Gは筒状カートリッジの液状糊塗布具本体の部分断面平面図である。 図25は本発明の筆記具の実施例7の要部説明図で、図25aは透明なキャップを装着した筒状カートリッジの側面図、図25Bは筒状カートリッジの液状糊塗布具本体の平面図、図25Cはキャップの平面図、図25Dは筒状カートリッジの液状糊塗布具本体の部分断面側面図、図25Eは前記図25Dの矢印XXVE−XXVE線から見た図、図25Fは前記図25Dの矢印XXVF−XXVF線から見た図、図25Gは筒状カートリッジの液状糊塗布具本体の部分断面平面図である。 図26は本発明の筆記具の実施例8の要部説明図で、図26Aはキャップを装着した筒状カートリッジの側面図、図26Bは筒状カートリッジのマーカ本体の平面図、図26Cはキャップの平面図、図26Dは筒状カートリッジのマーカ本体の部分断面側面図、図26Eは前記図26Dの矢印XXVIE−XXVIE線から見た図、図26Fは前記図26Dの矢印XXVIF−XXVIF線から見た図、図26Gは筒状カートリッジのマーカ本体の部分断面平面図である。 図27は本発明の筆記具の実施例9の要部説明図で、図27Aは水準器の液体容器断面図、図27Bは前記図27Aの水準器を着脱可能に収容する筒状カートリッジの平断面図、図27Cは前記図27Aの水準器の平面図、図27Dは前記図27Bの筒状カートリッジの平面図、図27Eは水準器を収容した状態の透明な筒状カートリッジの上面図、図27Fは水準器を収容した筒状カートリッジの側面図で前記図27Eの矢印XXVIIFから見た図、図27Gは前記図27Fの矢印XXVIIGから見た図、図27Hは前記図27Fの矢印XXVIIHから見た図、図27Iは水準器を収容した筒状カートリッジの下面図で前記図27FのXXVIIIから見た図である。
符号の説明
2…後部外筒、
4…芯部材連動移動体、
6…筆記用芯部材、
7…前部外筒、
20…筒状部材収容部、
21…筒状部材着脱口、
22…前端貫通口、
24…筒状部材係止部、
25…筒状部材ガイド部、
26…カム、
71…前端開口、
72…後端貫通口、
19,91,101,101′,201…筒状部材、
91a,191,102,202…前端筒状部、
91c,191b,102a,202a…被係止部、
91d,193,105,205…被ガイド部、
91f,103b,203b…把持部、
191c,102b,103c…分離壁、
191d,191e,191f…シールリング(シール部材)、
(2+7)…外筒、

Claims (11)

  1. 次の構成要件(A01)〜(A05),(A013)を備えた筆記具、
    (A01)筆記用芯部材が出没可能な前端開口と、後端に形成された筒状部材着脱口と、前記筒状部材着脱口から挿入される筒状部材が着脱可能に装着される筒状部材収容部とが設けられた外筒、
    (A02)前記外筒の前記筒状部材着脱口から挿入された状態で前記筒状部材収容部に着脱可能に装着され且つ、装着された状態で前記筒状部材着脱口に当接して後側に露出して、外筒の後端の筒状部材着脱口の後端に当接する当接部に凸状の把持部を有する前記筒状部材、
    (A03)内側に所定の機能を有する機能部品を収容可能な前記筒状部材、
    (A04)前記外筒の内側面に形成され且つ前記筒状部材を前後にガイドする筒状部材ガイド部と、前記筒状部材収容部に装着された筒状部材が軸方向に容易に移動しないように係止する筒状部材係止部とを有する前記外筒、
    (A05)前記筒状部材の外側面に形成され且つ前記筒状部材ガイド部に前後方向にガイドされる被ガイド部と、前記筒状部材収容部に装着された状態で前記筒状部材が軸方向に容易に移動しないように前記筒状部材係止部により係止される被係止部とを有する前記筒状部材
    (A013)筆記用芯部材の後端または前記筆記用芯部材と一体的に移動する芯部材連動移動体の後端部を収容する前端筒状部を有する前記筒状部材。
  2. 次の構成要件(A06)を備えた請求項1記載の筆記具、
    (A06)前記外筒の内側面に軸方向に延びて形成された凹溝または凸条により形成される筒状部材ガイド部と、前記筒状部材の外側面に形成され且つ前記凹溝または凸条によりガイドされる被ガイド部とにより構成される筒状部材軸方向ガイド構造。
  3. 次の構成要件(A07)を備えた請求項1記載の筆記具、
    (A07)前記筒状部材の外側面に軸方向に延びて形成された凹溝または凸条により形成される被ガイド部と、前記外筒の内側面に形成され且つ前記凹溝または凸条をガイドする筒状部材ガイド部とにより構成される筒状部材軸方向ガイド構造。
  4. 次の構成要件(A01)〜(A03),(A08),(A09),(A013)を備えた筆記具、
    (A01)筆記用芯部材が出没可能な前端開口と、後端に形成された筒状部材着脱口と、前記筒状部材着脱口から挿入される筒状部材が着脱可能に装着される筒状部材収容部とが設けられた外筒、
    (A02)前記外筒の前記筒状部材着脱口から挿入された状態で前記筒状部材収容部に着脱可能に装着され且つ、装着された状態で前記筒状部材着脱口に当接して後側に露出して、外筒の後端の筒状部材着脱口の後端に当接する当接部に凸状の把持部を有する前記筒状部材、
    (A03)内側に所定の機能を有する機能部品を収容可能な前記筒状部材、
    (A08)前記外筒の内側面後端部にメスネジが形成された前記外筒、
    (A09)前記メスネジに螺合可能なオスネジが後端部外周面に形成され、前記メスネジとオスネジとが螺合した状態で前記外筒後端部に装着される前記筒状部材
    (A013)筆記用芯部材の後端または前記筆記用芯部材と一体的に移動する芯部材連動移動体の後端部を収容する前端筒状部を有する前記筒状部材。
  5. 次の構成要件(A010)を備えた請求項1ないし4のいずれか記載の筆記具、
    (A010)前記筒状部材収容部に収容される部分が前記外筒内側面に嵌合状態で収容される外径を有し、前端から後端までほぼ同一の内径を有する円筒である前記筒状部材。
  6. 次の構成要件(A01)〜(A03),(A010),(A013)を備えた筆記具、
    (A01)筆記用芯部材が出没可能な前端開口と、後端に形成された筒状部材着脱口と、前記筒状部材着脱口から挿入される筒状部材が着脱可能に装着される筒状部材収容部とが設けられた外筒、
    (A02)前記外筒の前記筒状部材着脱口から挿入された状態で前記筒状部材収容部に着脱可能に装着され且つ、装着された状態で前記筒状部材着脱口に当接して後側に露出して、外筒の後端の筒状部材着脱口の後端に当接する当接部に凸状の把持部を有する前記筒状部材、
    (A03)内側に所定の機能を有する機能部品を収容可能な前記筒状部材、
    (A010)前記筒状部材収容部に収容される部分が前記外筒内側面に嵌合状態で収容される外径を有し、前端から後端までほぼ同一の内径を有する円筒である前記筒状部材
    (A013)筆記用芯部材の後端または前記筆記用芯部材と一体的に移動する芯部材連動移動体の後端部を収容する前端筒状部を有する前記筒状部材。
  7. 次の構成要件(A01)〜(A03),(A011),(A012),(A013)を備えた筆記具、
    (A01)筆記用芯部材が出没可能な前端開口と、後端に形成された筒状部材着脱口と、前記筒状部材着脱口から挿入される筒状部材が着脱可能に装着される筒状部材収容部とが設けられた外筒、
    (A02)前記外筒の前記筒状部材着脱口から挿入された状態で前記筒状部材収容部に着脱可能に装着され且つ、装着された状態で前記筒状部材着脱口に当接して後側に露出して、外筒の後端の筒状部材着脱口の後端に当接する当接部に凸状の把持部を有する前記筒状部材、
    (A03)内側に所定の機能を有する機能部品を収容可能な前記筒状部材、
    (A011)前記筆記用芯部材が出没可能な前端開口および前記筆記用芯部材が貫通する後端貫通口が形成された前部外筒と、前記後端貫通口に接続し且つ前記筆記用芯部材が前後に移動可能に貫通する前端貫通口、前記筒状部材収容部および前記筒状部材着脱口を有する後部外筒を有する前記外筒、
    (A012)前記後部外筒を前記前部外筒に対して回転させたときに前記筆記用芯部材を前記前部外筒の前端開口から出没させるために前記後部外筒内周面に形成されたカム
    (A013)筆記用芯部材の後端または前記筆記用芯部材と一体的に移動する芯部材連動移動体の後端部を収容する前端筒状部を有する前記筒状部材。
  8. 次の構成要件(A014),(A015)を備えた請求項1ないしのいずれか記載の筆記具、(A014)前記筒状部材と筒状部材収容部との間をシールするシール部材であって、前記シール部材の後側の筒状部材収容部と筒状部材外側面との間の隙間と、前記シール部材の前側の筒状部材収容部と筒状部材外側面との間の隙間を遮断する前記シール部材
    (A015)筒状部材内部を前端部分とその後方部分とに液密に分離する分離壁。
  9. 次の構成要件(A016),(A03),(A010),(A013)を備えた筆記具用の筒状部材、
    (A016)筆記用芯部材が出没可能な前端開口を有する外筒の後端に設けた筒状部材着脱口から挿入することにより前記外筒の筒状部材収容部に着脱可能に装着され、且つ装着された状態で前記筒状部材着脱口の後側に露出して、外筒の後端の筒状部材着脱口の後端に当接する当接部と、該当接部に設けた凸状の把持部と、前記当接部の後端側に形成された尾栓着脱部とを有する筒状部材、
    (A03)内側に所定の機能を有する機能部品を収容可能な前記筒状部材、
    (A010)前記筒状部材収容部に収容される部分が前記外筒内側面に嵌合状態で収容される外径を有し、前端から後端までほぼ同一の内径を有する円筒である前記筒状部材
    (A013)筆記用芯部材の後端または前記筆記用芯部材と一体的に移動する芯部材連動移動体の後端部を収容する前端筒状部を有する前記筒状部材。
  10. 次の構成要件(A017)を備えた請求項9記載の筆記具用の筒状部材、
    (A017)前記筒状部材の外側面に形成され且つ前記外筒内側面に形成された筒状部材ガイド部により前後方向にガイドされる被ガイド部と、前記筒状部材収容部に装着された状態で前記筒状部材が軸方向に容易に移動しないように前記外筒内側面に形成された筒状部材係止部により係止される被係止部とを有する前記筒状部材。
  11. 次の構成要件(A018)を備えた請求項9または10記載の筆記具用の筒状部材、
    (A018)弾性調節用の切除部と前記被係止部とが前端筒状部に形成された前記筒状部材。
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