JP2008212613A - 棒状化粧料容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】棒状化粧料を保持した棒状化粧料容器を、非使用時又は使用時に合わせて全長を伸縮させて適正な長さとし、棒状化粧料の正確な塗布作業をできるようにする。
【解決手段】先筒4と軸筒13とからなる化粧料容器本体3内で、軸筒13の回転により進退する回転筒23と、該回転筒23と棒状化粧料収容体67の芯筒68とを、先筒4内周面の案内溝9に係止突起38を遊嵌する回止筒33を介して一体とし、該回転筒23と芯チャック72とを、ラチェット機構46を介したネジ軸41並びに該ネジ軸41に螺合するスリーブ60を介して一体にするので、軸筒の回転で先筒の開口部より棒状化粧料収容体は出没し、該芯筒より棒状化粧料は突出するので、棒状化粧料を芯筒先端より突出させたまま化粧料容器本体内に没入させてのキャップ装着が可能となり、容器全長も併せて伸縮することができる。
【選択図】図3

Description

本願発明は、例えばアイブロー、アイライナー、アイシャドー又はリップライナー等の細径化され、且つ非常に柔軟な棒状化粧料を出没自在に収容してなる棒状化粧料容器に関するものである。
従来より、例えば上記各種棒状化粧料を出没自在に軸筒内に収容してなる棒状化粧料容器は、棒状化粧料を固持する昇降筒をネジ機構を利用して軸筒内で昇降させることによって、該昇降筒に固持される棒状化粧料を軸筒内外に出没させるものが一般的である。
しかしながら、リップライナー等の棒状化粧料は、細部まで正確に塗布可能なように細径化されており、近年流行の艶のあるリップグロスに合わせて化粧料が処方されているので、棒状の化粧料自体が非常に柔軟なものとなっている。そのため、該棒状化粧料容器の製造にあたっては、芯チャックを内装した棒状化粧料収容体に溶融した化粧料を直接充填して固化させている。従って、一旦棒状化粧料収容体より突出させた棒状化粧料を再度棒状化粧料収容体内に没入させようとすると、その柔軟さ故に該棒状化粧料が棒状化粧料収容体の内壁面と擦れて破断等を起こすおそれがある。すなわち、このような棒状化粧料では、一旦棒状化粧料収容体から棒状化粧料を突出させた後は、該棒状化粧料を棒状化粧料収容体内に没入させることを予定しておらず、使用後はそのままキャップを装着するものとしている。ところが、棒状化粧料収容体の先端より棒状化粧料を突出させたままの状態であると、その突出長によっては、キャップを装着した際にキャップの内側がその突出した棒状化粧料の先端に当接して、キャップを確実に装着することができず、また無理矢理キャップを装着してしまうと該棒状化粧料の先端がキャップにより潰れてしまうことで、キャップが固着し、また棒状化粧料が漏出して他所を汚損するおそれがある。
更に、棒状化粧料容器は通常小さな鞄に入れて持ち運ぶので、その全長は短いほど有利であるが、使用時おいて棒状化粧料容器の全長があまりに短いと指により確実に保持できず、正確な塗布作業を行えないものである。
特開平8−353号
解決しようとする問題点は、非常に柔軟な棒状化粧料を保持した棒状化粧料容器においても、非使用時においてはキャップを確実に装着することができるようにするとともに、その容器自体の全長を短縮化する一方、使用時においてはその全長を適正な長さとして、棒状化粧料の正確な塗布作業ができるようにするものである。
そのために、棒状化粧料容器は、棒状化粧料を突出可能に保持する棒状化粧料収容体自体を出没自在とするとともに、更に該棒状化粧料収容体に保持される棒状化粧料を突出可能にしてなるものである。
そこで、軸筒と先筒とからなる化粧料容器本体と、該先筒の開口部に対して脱着自在となるキャップから構成され、
該化粧料容器本体内には、棒状化粧料を突出可能に収容する棒状化粧料収容体、該棒状化粧料収容体を先筒の開口部より出没自在とする収容体出没機構、及び棒状化粧料を前記棒状化粧料収容体より突出させてなる棒状化粧料突出機構を内装し、
該化粧料容器本体は、離脱不能であって且つ相互に回転可能となる回転嵌合部を持って一体となる先筒と軸筒からなり、該先筒の後端側内周面には前後方向に案内溝を溝設するものであり、
該棒状化粧料収容体は、筒状の芯筒と、該芯筒内で棒状化粧料を保持する芯チャックからなり、
収容体出没機構はネジ筒と回転筒と回止筒とからなり、該ネジ筒は内周面に螺旋状のネジ溝をネジ筒の先端縁に至らない範囲で刻設し、該回転筒は、前記ネジ溝に遊嵌する係合突起を外周に設けるとともに、該係合突起の前方には回止筒の後端縁を係止する鍔部を周設し、又、その内周面にはラチェット機構を構成する可動カムのローレットと噛合するローレットを設けてなり、該回止筒は、先筒の内周面に前後方向に溝設する案内溝に遊嵌、案内される係止突起を外周面に突設するものであって、前記回転筒と回止筒とは離脱不能且つ相互に個別回転可能に結合され、
該棒状化粧料突出機構は、ネジ軸とラチェット機構とスリーブとからなり、該ネジ軸はその外周面に雄ネジ部を螺設してなり、該ラチェット機構は固定カムと可動カム及び回転筒内において可動カムを固定カム側へ押勢するスプリングとからなって、可動カムの回転方向を、収容体出没機構によって棒状化粧料収容体を先筒の開口部より突出させるために必要となる軸筒の回転方向のみに規制し、該スリーブは、その内周面に前記ネジ軸の外周面に螺設された雄ネジ部に螺合する雌ネジ部を配設してなり、
軸筒と離脱不能且つ相互に個別回転不能に結合されたネジ筒のネジ溝に回転筒の係合突起を遊嵌して一体とした上で、該回転筒とネジ軸とを離脱不能且つ相互に個別回転不能に結合するとともに、該回転筒の内部に設けたローレットに可動カムの外周に存するローレットを噛合させ、回転筒内に設けたスプリングの弾撥力によって、回止筒と係合して回転不能である固定カムに対して可動カムを、棒状化粧料収容体を先筒の開口部より突出させるために必要となる軸筒の回転方向と同方向へのみ回転可能に規制し、又、該回転筒と離脱不能且つ相互に個別回転可能に結合された回止筒は、その前方側において前記芯筒の後端側と離脱不能且つ相互に個別回転不能に結合され、更に、スリーブの先端側においてスリーブと芯チャックとを離脱不能且つ相互に個別回転不能となるよう一体とすることにより、軸筒の回転によるネジ筒の回転によって回転筒を軸筒内において前後方向に摺動可能とし、当該回転筒の摺動によって棒状化粧料収容体を先筒の開口部より出没自在とするとともに、該棒状化粧料収容体が先筒の開口部より突出した状態で更に同方向へ軸筒を回転させることによって、回転筒の回転によるネジ軸の回転によってスリーブを前方へ摺動させて、該スリーブと一体となる芯チャックの前進によって棒状化粧料を芯筒より突出させてなるものである。
そのため、使用に際しては、先筒を持って軸筒を回転させると、該軸筒とその内部で一体に共回りするネジ筒の回転により回転筒が化粧料容器本体内を前進するので、先筒の内周面の案内溝に係止突起を遊嵌するとともに、回転筒と離脱不能に結合された回止筒、及び該回止筒と離脱不能に結合された芯筒が前進することとなる。又、同時に回転筒と離脱不能に結合されたネジ軸も前進し、該ネジ軸と螺合して一体となるスリーブ並びに、該スリーブと一体となる芯チャックもそれぞれ同時に前進することとなる。その結果、棒状化粧料収容体全体が同方向へ前進することから、先軸の開口部より棒状化粧料収容体が突出する。そして、該回転筒の係合突起がネジ筒のネジ溝先端に至ると、軸筒と回転筒とは共回りすることとなるが、その際、回転筒と一体となる回止筒は先筒の案内溝に遊嵌していることから回転せず、回転筒のみが回転することとなる。そこで、更に軸筒を回転させると、該回転筒の回転はネジ軸に伝達される。即ち、ネジ軸と回転軸とは一体に共回りするものである。従って、ネジ軸が回転することで、該ネジ軸の外周面に螺設される雄ネジ部と螺合する雌ネジ部をその内周面に配設するスリーブは前進する。その結果、スリーブと一体となっている芯筒内の芯チャックが前進し、棒状化粧料は芯筒の開口部より突出するものとなる。
また、使用後は、軸筒を逆回転させることで回転筒はネジ筒のネジ溝に沿って後退するものとなり、該回転筒と離脱不能に結合する回止筒、更に該回止筒と離脱不能に結合する棒状化粧料収容体の芯筒、並びに該回転筒と離脱不能に結合しているネジ軸、更には棒状化粧料収容体の芯チャックと一体となり、該ネジ軸と螺合して一体となるスリーブもそれぞれ後退することとなるので、棒状化粧料収容体は化粧料容器本体内に没入するものとなる。なお、回転筒とネジ軸との間にはネジ軸の回転を一方向にのみ許容するラチェット機構が介在しているので、過剰に軸筒を逆回転させようとしてもネジ軸は回転することはないので、棒状化粧料を保持する芯チャックと一体となるスリーブは後退することはなく、棒状化粧料が芯チャックと共に芯筒内に後退することでの破損を防止できる。
本願発明は、細径化され、且つ非常に柔軟な棒状化粧料を棒状化粧料容器より円滑に出没させるとともに、その塗布も確実に行うことができるという優れた効果を有する。
図1乃至図7に示す1は、本願発明の実施例における使い捨ての棒状化粧料容器である。該棒状化粧料容器1は、先筒4と該先筒4に対して回転自在に取り付けられる軸筒13とからなる化粧料容器本体3と、該化粧料容器本体3の先筒4前端の開口部5に対して脱着自在となるキャップ2とから構成されるものである。(なお、本明細書においては、化粧料容器本体3の先筒4の開口部5方向を前もしくは先、軸筒13の方向を後として方向を指示する。)
該先筒4は、外周面に径外方向に突出する係止縁6を略中央に周設すると共に、その後端近傍外周には,軸筒13(後述する。)の内周面略中央に配設する係止凸部15と嵌合して、離脱不能であって且つ相互に回転可能となる回転嵌合部100を形成する係止凹部7が周設され、さらに該先筒4の内周面には、回止筒33(後述する。)の外周面に突設する係止突起38を先筒4の前後方向に摺動自在に遊嵌してなる案内溝9が、後端縁8より前方に向かって溝設されている。また、該係止突起38からそれぞれ90度回転した位置に,摩擦弾性体10が対向して配設されている。そして該摩擦弾性体10は,軸筒13側へ弾性をもって拡開するように形成される弾性片11と,該弾性片11の表面に,軸筒13の内周面14に当接するように一体に突設された摩擦突起12からなるものである。そのため、先筒4の摩擦弾性体10の摩擦突起12が常時確実に軸筒13の内周面14に当接するので、軸筒13を回転させると、軸筒13の内周面14と先筒4の摩擦弾性体10の摩擦突起12との間で摩擦が生じ、節度ある操作感が生まれるようになる。
一方、軸筒13は、一端を封止した略円筒形状であって、その内周面14略中央では、上述のように先筒4の外周面の係止凹部7と嵌合して、離脱不能であって且つ相互に回転可能となる回転嵌合部100を形成する係止凸部15が突設され、又,後述するように,その内底部近傍の内壁面には,内装するネジ筒18(後述する。)の外周面の係止凹部21と嵌合して、離脱不能であって且つ同期して回転する(すなわち相互に個別回転不能となる)固定嵌合部101を形成する係止凸部16が形成されるとともに、ネジ筒18のローレット22と噛合して共回りしてなる固定噛合部102を形成するローレット17が配設されているものである。
以上より、前記化粧料容器本体3をなす先筒4と軸筒13とは、先筒4の外周面に周設される係止縁6を軸筒13の前端縁に、先筒4の後端縁8を軸筒13の内周面に周設した段部14’にそれぞれ係止するとともに、先筒4の外周面の係止凹部7と軸筒13の内周面14の略中央の係止凸部15とを嵌合させることで、離脱不能であって且つ相互に回転可能となる回転嵌合部100を形成して一体となるものである。
そして、上記先筒4と軸筒13からなる化粧料容器本体3内には、棒状化粧料75を突出可能に収容する棒状化粧料収容体67を、軸筒13の回転により先筒4の開口部5より出没させる収容体出没機構イ、及び軸筒13の回転により棒状化粧料収容体67内に収容される棒状化粧料75を該棒状化粧料収容体67の芯筒68の開口部68’より突出させてなる棒状化粧料突出機構ロを内装するものである。
上記収容体出没機構イは、軸筒13内において、内周面にネジ溝19を刻設するネジ筒18と、該ネジ筒18のネジ溝19に係合する係合突起25を対向するように後端に配置する回転筒23と、外周面に先筒4の内周面の案内溝9に遊嵌する係止突起38を突設する回止筒33とからなるものである。
ここで該ネジ筒18は、その内周面の対向する位置において2条の左螺旋状(後方側から見て)のネジ溝19が刻設されている。そしてネジ溝19の後端側はネジ筒18の後端縁に達し、先端側はネジ筒18の先端縁には達していないものの、各ネジ溝19の後端と先端とは180度回転した位置に設けられる。その上、その先端側終端には、その螺旋の進行方向側に向かって円周方向に沿って切り欠き溝20を溝設するものである。又、ネジ筒18の外周面においては,軸筒13の後端側の内周面14に周設する係止凸部16と嵌合して、離脱不能であって且つ同期して回転する(すなわち相互に個別回転不能)固定嵌合部101を形成してなる係止凹部21と、軸筒13の更に後端側の内周面14に配設されるローレット17と噛合して共回りする固定噛合部102を形成してなるローレット22を,それぞれ配設してなるものである。
そして該回転筒23は径小部24と径大部26とからなり、該径小部24では、その後端縁にネジ筒18の内周面に刻設されるネジ溝19に係合する係合突起25が対向するように配設される。また、該径大部26では、その外周面後端において、径外方向に突出し、回止筒33の後端縁34を係止する鍔部27を周設するとともに、回止筒33の内周面と当接するOリング29を着装する係止溝28を円周方向に溝設し、更に回止筒33の後端近傍の内周面に設けられた係止凹部40と嵌合して、離脱不能であって且つ相互に回転可能となる回転嵌合部103を形成する係止凸部30を配設するものである。
また、径大部26内部にはネジ軸41(後述する。)の係止凸部43と嵌合して、離脱不能であって且つ同期して回転する(すなわち相互に個別回転不能)固定嵌合部104を形成する係止凹部31が配設されるとともに、該径大部26の前端縁内周面にはラチェット機構46(後述する。)を構成する可動カム49の外周面に配設するローレット50と噛合して一体に共回りする固定噛合部105を形成するローレット32が配設されている。
そのため、該ネジ筒18のネジ溝19に係合する係合突起25を有する回転筒23は、軸筒13を右回転させることによってネジ筒18のネジ溝19の傾斜面19aに案内されて前進する。そして、軸筒13を約3分の2回転させると、回転筒23の係合突起25が該ネジ溝19の先端に至ることから、それ以上の軸筒13の回転によっても回転筒23はそれ以上前進せず、逆に、ネジ溝19に設けられた切り欠き溝20に嵌合して固持されるものとなる。その結果、軸筒13を更に回転させることで棒状化粧料突出機構ロを作動させることができる。また、先筒4の開口部5より突出している棒状化粧料収容体67が先筒4内方向へ押勢されても、回転筒23の係合突起25とネジ溝19の切り欠き溝20とが嵌合しているので、回転筒23の係合突起25がネジ筒18のネジ溝19に沿って逆回転して先筒4内に没入することを防止できるものとなる(図6参照)。
その上、回止筒33は、略円筒状であって、その後端縁34は回転筒23の鍔部27に当接し、前端縁35は芯筒68の内周面に突設される係止周縁69の後面に当接している。そして該回止筒33は、その前端縁35近傍の外周面において芯筒68の内周面の係止凹部71と嵌合して、離脱不能であって且つ同期して回転する(すなわち相互に個別回転不能)固定嵌合部106を形成する係止凸部36及び、該芯筒68の後端内周面に配設するローレット70と噛合して一体に共回りする固定噛合部107を形成するローレット37を配設するとともに、先筒4の内周面に軸方向に刻設される案内溝9に遊嵌する係止突起38が突設されている。また回止筒33の後端側内周面においては、後述するラチェット機構46をなす固定カム47の基部47a側面に形成する凹凸部51に係合して該固定カム47を固持してなる凹凸部39を配設するとともに、回転筒23の径大部26の外周面に突設する係止凸部30と、離脱不能であって且つ相互に回転可能となる回転嵌合部103を形成する係止凹部40を、更にその後端側に配設してなるものである。
以上より、収容体出没機構イをなすネジ筒18、回転筒23及び回止筒33は次のようにして一体となる。すなわち、ネジ筒18と回転筒23とは、ネジ筒18の内周面に刻設されるネジ溝19と回転筒23の径小部24の係合突起25との遊嵌により一体となる。そして、回転筒23と回止筒33とは、回転筒23の径大部26の外周面に突設する係止凸部30と回止筒33の内周面に配設する係止凹部40とから形成される、離脱不能であって且つ相互に回転可能となる回転嵌合部103により一体となるものである。
一方、前記棒状化粧料突出機構ロは、前方側外周面に雄ネジ部42を螺設するネジ軸41と、回転方向を一方向に規制し、固定カム47と可動カム49とからなるラチェット機構46と、該ネジ軸41の雄ネジ部42と螺合する雌ネジ部61をその後端内周に配設するスリーブ60とともに、更に該スリーブ60と棒状化粧料収容体67の芯チャック72とを一体に連結するジョイント63からなるものである。
ここで該ネジ軸41は、その前方側外周面に雄ネジ部42を螺設するとともに、後端近傍の外周には、回転筒23の内周面の係止凹部31と嵌合して、離脱不能であって且つ同期して回転する(すなわち相互に個別回転不能)固定嵌合部104を形成する係止凸部43を突設している。そして、回転筒23の前端側内周面に配設されるラチェット機構46(後述する。)の可動カム49の内周面のローレット59と噛合して一体に共回りする固定噛合部108を形成するローレット44、及び径外方向に突出して、スリーブ60(後述する。)の後端縁を係止する係止鍔部45を周設してなるものである。
一方、該ラチェット機構46は、スリーブ60(後述する。)の後端縁に当接し、回止筒33の内周面に固持される固定カム47と、回転筒23の径大部26内において該回転筒23との間でスプリング48を保持すると共に、該回転筒23の径大部26内のローレット32と噛合して一体に共回りする固定噛合部105を形成するローレット50を外周面に配設する可動カム49から構成される。そして、固定カム47は中空円板状の基部47a側面に凹凸部51が形成されており、回止筒33の内周面に形成する凹凸部39と係合することによって、固定カム47が回止筒33内に固持される。更に該基部47aの後方側の面には、該基部47aを後方側から見た際の軸筒13の回転方向(本願発明の実施例では右方向である。)に向くとともに、後方側に向けて立ち上がる斜面53とその斜面53に連続する垂直面54からなるラチェット歯52を円周方向に複数配置してなるものである。また可動カム49は、略円筒形状であって、後端部には回転筒23の径大部26内壁との間でスプリング48を保持する段部55を形成し、前端部には固定カム47のラチェット歯52の斜面53に密着する斜面57とその斜面57に連続する垂直面58からなるラチェット歯56を円周方向に複数配置してなるものである。その上、その内周面にはネジ軸41のローレット44と噛合して一体に共回りする固定噛合部108を形成するローレット59が配設されている。
更にスリーブ60は円筒状であって、その後端縁はネジ軸41の係止鍔部45及びラチェット機構46の固定カム47と当接し、後端の内周面にはネジ軸41の雄ネジ部42と螺合する雌ネジ部61を配設するともに、その前端縁近傍には、棒状化粧料収容体67の芯チャック72を一体に連結するジョイント63(後述する。)の係止部64が弾性を以て嵌着する係止孔62が穿設されている。
そしてジョイント63は、後端側には上記スリーブ60の係止孔62に弾性を以て嵌着する係止部64が、又、前端側には棒状化粧料収容体67の芯チャック72の係止縁部74の後面より当接する支持鍔65と、該係止縁部74に対して底部の貫通孔73を通して弾性を以て係止する係止鈎部66が形成されている。
以上より、ネジ軸41、ラチェット機構46、スリーブ60、及びジョイント63は、次のようにして一体となる。即ち、ネジ軸41とラチェット機構46とは、ラチェット機構46をなす可動カム49の内周面に配設するローレット59とネジ軸41のローレット44とが噛合して形成される固定噛合部108によって、又、ネジ軸41とスリーブ60とは、ネジ軸41の外周面に螺設される雄ネジ部42とスリーブ60の内周面に配設される雌ネジ部61との螺合によって、更にスリーブ60とジョイント63とは、スリーブ60の前端縁近傍に穿設される係止孔62に対するジョイント63の係止部64の嵌着によって、各々一体となる。なお、前述したように回転筒23とネジ軸41とは、ネジ軸41の後端側において、ネジ軸41外周面の係止凸部43と回転筒23内周面の係止凹部31により形成される、離脱不能であって且つ同期して回転する(すなわち個別回転不能)固定嵌合部104により一体となっている。
ところで、棒状化粧料収容体67は、芯筒68及び芯チャック72からなるものである。
ここで該芯筒68はその後端側に、棒状化粧料75を保持する筒状の芯チャック72を保持する係止周縁69を径内方向に突設するとともに、その後端内周には、回止筒33の前端縁近傍の外周に設けられたローレット37に対して一体に噛合して共回りする固定噛合部107を形成するローレット70が設けられるとともに、該回止筒33の先端側外周に設けられた係止凸部36に嵌合して、離脱不能であって且つ同期して回転する(すなわち相互に個別回転不能)固定嵌合部106を形成する係止凹部71が配設されている。
そして、芯チャック72は、その底部にジョイント63の係止鈎部66が係合する係止縁部74を周囲に形成するように貫通孔73が穿設されている。
以上より、芯筒68と芯チャック72とは、該芯筒68内の係止周縁69に芯チャック72が係止するように内装することにより、芯チャック72が芯筒68内において摺動自在に保持されてなるものである。
以上の結果、図3に示すように、本願発明の実施例における棒状化粧料容器1を構成する化粧料容器本体3、棒状化粧料収容体67、収容体出没機構イ、棒状化粧料突出機構ロは、次のように一体となる。即ち、第1に、化粧料容器本体3と収容体出没機構イとは、化粧料容器本体3の軸筒13の内底部において、該化粧料容器本体3の軸筒13と収容体出没機構イのネジ筒18とが、離脱不能であって且つ同期して回転する(すなわち相互に個別回転不能)固定嵌合部101と、互いに噛合して共回りする固定噛合部102とによって一体となる。第2に、収容体出没機構イと棒状化粧料突出機構ロとは、回転筒23の内周面において配設される係止凹部31とネジ軸41の外周面に突設する係止凸部43とが嵌合して形成する、離脱不能であって且つ同期して回転する(すなわち相互に個別回転不能)固定嵌合部104と、回転筒23の径大部26内のローレット32とラチェット機構46の可動カム49の外周面のローレット50との噛合により共回りする固定噛合部105と、回止筒33とラチェット機構46の固定カム47との間の、回止筒33の内周面に形成する凹凸部39と固定カム47の円板状の基部47a側面に形成する凹凸部51との係合とによって一体となる。第3に、棒状化粧料収容体67と収容体出没機構イとは、回止筒33の前端縁近傍の外周面に配設する係止凸部36と芯筒68の内周面の係止凹部71とが形成する、離脱不能であって且つ同期して回転する(すなわち相互に個別回転不能)固定嵌合部106と、回止筒33の外周面に配設するローレット37と芯筒68後端縁近傍の内周面に配設するローレット70とが噛合して共回りするように形成される固定噛合部107とによって一体となる。第4に、棒状化粧料収容体67と棒状化粧料突出機構ロとは、芯チャック72の貫通孔73周縁の係止縁部74と、スリーブ60の係止孔62に嵌着されるジョイント63の係止鈎部66との係止により一体となるものである。
以上のように、本願発明の実施例における棒状化粧料容器1は構成されるので、使用者は次のようにして上記棒状化粧料容器1を使用に供するものである。
まず、化粧料容器本体3内部の密閉性を保持するため該化粧料容器本体3をなす先筒4の開口部5を閉塞するように装着されているキャップ2は、引張することで該化粧料容器本体3の先筒4から脱離し、その開口部5は開口する。
次に、先筒4を持って、軸筒13を右方向に回転させると、化粧料容器本体3内において該軸筒13と一体となるネジ筒18が右回転する。その結果、該ネジ筒18のネジ溝19に係合突起25を遊嵌する回転筒23は傾斜面19aに押勢されて前進し、最終的に該回転筒23の係合突起25はネジ溝19先端の切り欠き溝20に嵌合するものとなる。このとき、ネジ溝19の先端はネジ筒18の先端縁に至っていないことから、ネジ溝19先端の切り欠き溝20に嵌合した係合突起25を有する回転筒23は、それ以上前進することができなくなる。そして、該回転筒23の前進に伴って、後端縁を鍔部27に係止しつつ回転筒23と一体となる回止筒33は、その外周面に突設する係止突起38を先筒4の内周面に刻設する案内溝9内に遊嵌しつつ前進することとなる。そして、該回止筒33の前進に伴って、回止筒33と一体となる芯筒68も前進する。
又、この回転筒23及び回止筒33の前進に伴って、回転筒と固定嵌合部104により一体となるネジ軸41と、該ネジ軸41と雄ネジ部42及び雌ネジ部61により螺合して一体となるスリーブ60と、該スリーブ60とジョイント63を介して一体となる芯チャック72もそれぞれ同時に前進することとなる。その結果、棒状化粧料収容体67が一体として先筒4の開口部5より突出して固持される。
このとき、回転筒23の係合突起25は、ネジ筒18のネジ溝19先端の円周方向に設けられた切り欠き溝20に嵌合しているので、逆に棒状化粧料収容体67に対して前方からの圧力が作用しても、先筒4の開口部5より突出した棒状化粧料収容体67が、化粧料容器本体3内へ押し戻されることはない。
その上で、更に軸筒13を右回転させると、回転筒23の係合突起25が、ネジ筒18の先端縁には至っていないネジ溝19の切り欠き溝20に嵌合しているので、回転筒23の係合突起25が切り欠き溝20における傾斜面20aにより押勢されるものの、ネジ溝19自体がそれ以上存在しないことから、軸筒13と一体となるネジ筒18と回転筒23とは共回りすることとなる。このとき、回転筒23との間で相互に個別回転可能である回転嵌合部103によって一体となる回止筒33は、その先端側に設けられた係止突起38が先筒4の内周面の案内溝9に遊嵌されているので回転することはなく、回転筒23だけが該回転嵌合部103の摩擦及び回止筒33の内周面に当接するOリング29の摩擦に抗して回転するものとなる。
一方、この回転筒23の回転は、相互に個別回転不能とする固定嵌合部104とともに、径大部26内において回転筒23のローレット32とラチェット機構46の可動カム49のローレット50との噛合により形成される固定噛合部105及び、該ラチェット機構46の可動カム49内周面のローレット59とネジ軸41のローレット44との噛合により形成される固定噛合部108を介して、ネジ軸41に伝達されるものとなる。ところで、ラチェット機構46は、回止筒33内に固持される固定カム47と、回転筒23の径大部26内において該径大部26との間でスプリング48を保持する可動カム49とから構成されているが、該固定カム47と可動カム49とは、固定カム47側に設けられた、後方側から見た際の軸筒13の回転方向に向くとともに、後方側に向けて立ち上がる斜面53とその斜面53に連続する垂直面54からなるラチェット歯52と、可動カム49側に設けられた、前記固定カム47側における斜面53に密着する斜面57と垂直面58とからなるラチェット歯56とが互いに噛合しているものである。しかも、可動カム49はスプリング48の弾撥力によって前方へ押勢されていることから、軸筒13を右回転させることで回転筒23を介して可動カム49を右方向へ回転させると、該可動カム49のラチェット歯56の斜面57は、回転しない回止筒33内に固持される固定カム47のラチェット歯52の斜面53によって後方へ向けて押勢されて該斜面53を乗り越え、その乗り越えた瞬間に前記スプリング48の弾撥力によって、次のラチェット歯52と噛合することとなる。即ち、可動カム49は固定カム47に対して前後方向への移動を繰り返しながら一方方向へのみ回転(本実施例では後方側から見て右回転)できることになる。そのため、該可動カム49の内周面のローレット59と噛合するネジ軸41のローレット44により共回りするように形成される固定噛合部108を介して、ネジ軸41は右方向に回転する。
その結果、ネジ軸41の外周面に螺設される雄ネジ部42に螺合する雌ネジ部61を内周面に配設するスリーブ60は前進し、更には、ジョイント63を介して一体に連結される棒状化粧料収容体67内の芯チャック72が前進するので、該芯チャック72に保持される棒状化粧料75は棒状化粧料収容体67をなす芯筒68の開口部68’より突出するものとなる。
また、使用後には、先筒4を持って、軸筒13を逆回転(本実施例では左回転)させると、まず回転筒23の係合突起25とネジ筒18のネジ溝19先端の切り込み溝20との嵌合が解除される。
そしてさらに軸筒13を逆回転させることによって、該軸筒13と一体となるネジ筒18のネジ溝19が、遊嵌して一体となる回転筒23の係合突起25を案内しつつ回転することとなるので、回転筒23は化粧料容器本体3内を後退する。このとき、回転筒23と回止筒33とは離脱不能である回転嵌合部103によって一体となるとともに、回止筒33と棒状化粧料収容体67の芯筒68も固定嵌合部106によって一体となっている。又、同時に、回転筒23と固定嵌合部104により一体となるネジ軸41は、雄ネジ部42及び雌ネジ部61の螺合によりスリーブ60と一体となり、更に該スリーブ60は、ジョイント63を介して芯チャック72と一体となっている。その結果、前記回転筒23の後退に伴って回止筒33とともに、棒状化粧料収容体67全体が化粧料容器本体3内を後退する。その結果、棒状化粧料収容体67は迅速に化粧料容器本体3内に没入するものとなる。
なお、この軸筒13の逆回転(本実施例においては左回転)によって、回転筒23の係合突起25がネジ筒18のネジ溝19後端に至った後、更に軸筒13を逆回転させようとしても、回転筒23とネジ軸41との間に介在するラチェット機構46によって、その回転が防止される。すなわち、該ラチェット機構46を構成する固定カム47は、その凹凸部51が回止筒33の凹凸部39と係合し、更にその回止筒33はその先端側に設けられた係止突起38が先筒4の案内溝9に遊嵌していることから、回転作動しないものである。しかし、上述のように固定カム47のラチェット歯52の斜面53と、可動カム49のラチェット歯56の斜面57とが対向して噛合していることから、可動カム49が右回転する場合には、固定カム47に対して可動カム49がスプリング48の圧縮、伸長を伴いながら回転しうることとなる。それに対して可動カム49が逆回転(本実施例においては左回転)しようとする場合には、固定カム47のラチェット歯52の垂直面54と可動カム49の垂直面58とが当接することから、固定カム47によって規制されることとなり、可動カム49の逆回転(本実施例においては左回転)は不能となる。その結果、軸筒13を逆回転(本実施例においては左回転)させても、ネジ筒18によって回転筒23が後退することができる以上には回転筒23を回転することができないこととなる。そのため、棒状化粧料収容体67の芯筒68において棒状化粧料75を保持する芯チャック72がネジ軸41の逆回転によって後退することはなく、該棒状化粧料75の芯筒68内への没入に伴う棒状化粧料75の破損を防止できるものである。
本願発明は、棒状化粧料だけでなく、棒状の糊等の接着剤の繰出容器としても適用することができる。
本願発明の実施例である棒状化粧料容器の正面図である。 本願発明の実施例である棒状化粧料容器の使用状態を示す正面図である。 本願発明の実施例である棒状化粧料容器の拡大横断面図である。 本願発明の実施例である棒状化粧料容器の先筒の(イ)要部拡大横断面図、(ロ)A−A縦断面図である。 本願発明の実施例である棒状化粧料容器のラチェット機構の分解正面図である。 本願発明の実施例である棒状化粧料容器のネジ筒のネジ溝の展開図である。 本願発明の実施例である棒状化粧料容器の要部拡大横断面図である。
符号の説明
1 棒状化粧料容器
2 キャップ
3 化粧料容器本体
4 先筒
5 開口部
6 係止縁
7 係止凹部
8 後端縁
9 案内溝
10 摩擦弾性体
11 弾性片
12 摩擦突起
13 軸筒
14 内周面
14’ 段部
15 係止凸部
16 係止凸部
17 ローレット
18 ネジ筒
19 ネジ溝
19a 傾斜面
20 切り欠き溝
20a 傾斜面
21 係止凹部
22 ローレット
23 回転筒
24 径小部
25 係合突起
26 径大部
27 鍔部
28 係止溝
29 Oリング
30 係止凸部
31 係止凹部
32 ローレット
33 回止筒
34 後端縁
35 前端縁
36 係止凸部
37 ローレット
38 係止突起
39 凹凸部
40 係止凹部
41 ネジ軸
42 雄ネジ部
43 係止凸部
44 ローレット
45 係止鍔部
46 ラチェット機構
47 固定カム
47a 基部
48 スプリング
49 可動カム
50 ローレット
51 凹凸部
52 ラチェット歯(固定カム)
53 斜面
54 垂直面
55 段部
56 ラチェット歯(可動カム)
57 斜面
58 垂直面
59 ローレット
60 スリーブ
61 雌ネジ部
62 係止孔
63 ジョイント
64 係止部
65 支持鍔
66 係止鈎部
67 棒状化粧料収容体
68 芯筒
68’ 開口部
69 係止周縁
70 ローレット
71 係止凹部
72 芯チャック
73 貫通孔
74 係止縁部
75 棒状化粧料
イ 収容体出没機構
ロ 棒状化粧料突出機構
100 回転嵌合部
101 固定嵌合部
102 固定噛合部
103 回転嵌合部
104 固定嵌合部
105 固定噛合部
106 固定嵌合部
107 固定噛合部
108 固定噛合部

Claims (1)

  1. 軸筒と先筒とからなる化粧料容器本体と、該先筒の開口部に対して脱着自在となるキャップから構成され、
    該化粧料容器本体内には、棒状化粧料を突出可能に収容する棒状化粧料収容体、該棒状化粧料収容体を先筒の開口部より出没自在とする収容体出没機構、及び棒状化粧料を前記棒状化粧料収容体より突出させてなる棒状化粧料突出機構を内装し、
    該化粧料容器本体は、離脱不能であって、且つ相互に回転可能となる回転嵌合部を持って一体となる先筒と軸筒からなり、該先筒の後端側内周面には前後方向に案内溝を溝設するものであり、
    該棒状化粧料収容体は、筒状の芯筒と、該芯筒内で棒状化粧料を保持する芯チャックからなり、
    収容体出没機構はネジ筒と回転筒と回止筒とからなり、該ネジ筒は内周面に螺旋状のネジ溝をネジ筒の先端縁に至らない範囲で刻設し、該回転筒は、前記ネジ溝に遊嵌する係合突起を外周に設けるとともに、該係合突起の前方には回止筒の後端縁を係止する鍔部を周設し、又、その内周面にはラチェット機構を構成する可動カムのローレットと噛合するローレットを設けてなり、該回止筒は、先筒の内周面に前後方向に溝設する案内溝に遊嵌、案内される係止突起を外周面に突設するものであって、前記回転筒と回止筒とは離脱不能且つ相互に個別回転可能に結合され、
    該棒状化粧料突出機構は、ネジ軸とラチェット機構とスリーブとからなり、該ネジ軸はその外周面に雄ネジ部を螺設してなり、該ラチェット機構は固定カムと可動カム及び回転筒内において可動カムを固定カム側へ押勢するスプリングとからなって、可動カムの回転方向を、収容体出没機構によって棒状化粧料収容体を先筒の開口部より突出させるために必要となる軸筒の回転方向のみに規制し、該スリーブは、その内周面に前記ネジ軸の外周面に螺設された雄ネジ部に螺合する雌ネジ部を配設してなり、
    軸筒と離脱不能且つ相互に個別回転不能に結合されたネジ筒のネジ溝に回転筒の係合突起を遊嵌して一体とした上で、該回転筒とネジ軸とを離脱不能且つ相互に個別回転不能に結合するとともに、該回転筒の内部に設けたローレットに可動カムの外周に存するローレットを噛合させ、回転筒内に設けたスプリングの弾撥力によって、回止筒と係合して回転不能である固定カムに対して可動カムを、棒状化粧料収容体を先筒の開口部より突出させるために必要となる軸筒の回転方向と同方向へのみ回転可能に規制し、又、該回転筒と離脱不能且つ相互に個別回転可能に結合された回止筒は、その前方側において前記芯筒の後端側と離脱不能且つ相互に個別回転不能に結合され、更に、スリーブの先端側においてスリーブと芯チャックとを離脱不能且つ相互に個別回転不能となるよう一体とすることにより、軸筒の回転によるネジ筒の回転によって回転筒を軸筒内において前後方向に摺動可能とし、当該回転筒の摺動によって棒状化粧料収容体を先筒の開口部より出没自在とするとともに、該棒状化粧料収容体が先筒の開口部より突出した状態で更に同方向へ軸筒を回転させることによって、回転筒の回転によるネジ軸の回転によってスリーブを前方へ摺動させて、該スリーブと一体となる芯チャックの前進によって棒状化粧料を芯筒より突出させてなることを特徴とする棒状化粧料容器。
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