JP2020031959A - 棒状外用剤組成物容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な昇降動作を損なうことなく、昇降機構からの異音の発生を抑制でき、その異音抑制効果が低下しにくい棒状外用剤組成物容器及び棒状外用剤組成物製品を提供する。【解決手段】棒状外用剤組成物の下端域2aの収容が可能な収容空間Sを有する中皿10と、昇降機構20と、外筒30とを備えた棒状外用剤組成物容器1であって、昇降機構20は、昇降基部21と、昇降基部21の内部に配された第1昇降部22、第2昇降部23とを有し、昇降基部21と第1昇降部22との間の第1螺合部25A及び第1昇降部22と第2昇降部23との間の第2螺合部25Bそれぞれは、相対向面25の一方に螺旋状の第1突起25a、他方に第1突起25aに係合する第2突起25bを有し、第1螺合部25Aと第2螺合部25Bの少なくとも一方における相対向面25に、昇降基部21を第2昇降部23の軸回りに回転させる際の摩擦抵抗を高める手段が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、口紅を初めとする各種棒状外用剤組成物の容器に関する。また本発明は、棒状外用剤組成物容器と棒状外用剤組成物とを備えた棒状外用剤組成物製品に関する。
口紅を初めとする各種の棒状外用剤組成物の容器である棒状外用剤組成物容器として、従来、棒状外用剤組成物の下端域を保持する保持体を昇降させる昇降機構を備えた容器が知られている。また、昇降機構として、占有する空間が狭いという省スペース性に優れた2重螺旋機構が知られており、棒状外用剤組成物容器の昇降機構として2重螺旋機構が採用されることも多くなっている(特許文献1参照)。2重螺旋機構とは、昇降基部と、該昇降基部と螺合する第1昇降部と、該第1昇降部と螺合する第2昇降部とを備え、昇降基部をその軸回りに回転させることで、昇降基部の下端と第2昇降部の上端との間を拡縮可能な機構である。
特開2017−000718号公報
しかしながら、本発明者らは、昇降機構として2重螺旋機構を備える棒状外用剤組成物容器や棒状外用剤組成物製品は、それらを動かしたときに異音が生じる場合があること、特に棒状外用剤組成物容器や棒状外用剤組成物製品を、正立状態から倒立させたり、倒立状態から正立させたり、あるいは上下に動かしたときに、何かと何かとが擦れる際に生じるような異音が生じる場合があることを見出した。斯かる異音の発生は、棒状外用剤組成物製品の高級感を損なわせたり、消費者等に、内部の部品が破損していないにも拘わらずに破損していると誤認させる等、製品の品質や状態について誤認を与える恐れがある。
したがって本発明の解決課題は、従来技術が有する課題を解決することにある。
本発明者らは、上記異音の発生を原因及び抑制方法について鋭意研究した結果、異音の発生の原因が、2重螺旋機構において、昇降基部の下端と第2昇降部の上端との間の距離が最大の状態と該距離が最小の状態との間の中間状態において、第1昇降部が、昇降基部及び第2昇降部に対して軸回りに回転しながら移動することにあることを知見し、また第1昇降部が回転しながら移動することを抑制することで、異音の発生を抑制できることを見出した。第1昇降部の回転及び移動を抑制する方法としては、昇降機構に高粘度油やワックス等を供給することが考えられるが、その場合、昇降させる操作を軽い力でスムーズに行えないことや、昇降動作の繰り返しや長期保存の間に高粘度油やワックスが偏在することによって、異音の抑制効果が短期間しか維持されないことも見出した。
本発明は、斯かる知見に基づきなされたものである。
本発明は、棒状外用剤組成物の下端域を保持可能な保持体と、該保持体の昇降機構と、該保持体を収容する外筒とを備えた棒状外用剤組成物容器であって、前記昇降機構は、昇降基部と、該昇降基部の内側空間に配された第1昇降部、一端側が前記保持体に結合し、他端側が第1昇降部の内側空間に配された第2昇降部とを有し、前記昇降基部と第1昇降部との間の第1螺合部及び第1昇降部と第2昇降部との間の第2螺合部を有し、第1螺合部及び第2螺合部それぞれは、相対向面の一方に螺旋状の第1突起、他方に第1突起に係合する第2突起を有しており、第1螺合部と第2螺合部の少なくとも一方における前記相対向面に、該相対向面間の摩擦抵抗を高める手段が設けられている、棒状外用剤組成物容器を提供するものである。
また本発明は、前記の棒状外用剤組成物容器と、該棒状外用剤組成物容器における前記保持体に下端域が保持されている棒状外用剤組成物とを備えた棒状外用剤組成物製品を提供するものである。
本発明の棒状外用剤組成物容器及び棒状外用剤組成物製品によれば、良好な昇降動作を損なうことなく、昇降機構からの異音の発生を抑制でき、その異音抑制効果が低下しにくい。
図1は、本発明の第1実施形態の棒状外用剤組成物容器及び棒状外用剤組成物製品を示す縦断面図である。 図2は、本発明の第1実施形態の棒状外用剤組成物容器及び棒状外用剤組成物製品の分解斜視図である。 図3(a)及び図3(b)は、本発明の第1実施形態の昇降基部及び第1昇降部を示す縦断面図である。 図4(a)及び図4(b)は、本発明の第1実施形態の昇降基部及び第1昇降部を示す端面図であり、図4(c)は、図4(a)及び図4(b)の昇降基部及び第1昇降部が螺合した状態を示す端面図である。 図5(a)及び図5(b)は、本発明の第1実施形態において図4とは異なる箇所に摩擦抵抗を高める手段を設けた昇降基部及び第1昇降部を示す端面図であり、図5(c)は、図5(a)及び図5(b)の昇降基部及び第1昇降部が螺合した状態を示す端面図である。 図6(a)ないし図6(d)は、棒状外用剤組成物容器及び棒状外用剤組成物製品の製造工程を順次示す断面図である。 図7(a)及び図7(b)は、本発明の第2実施形態の昇降基部及び第1昇降部を示す断面図である。 図8(a)及び図8(b)は、本発明の第3実施形態の昇降基部及び第1昇降部を示す断面図である。 図9は、本発明の第2及び第3実施形態の第2突起を説明するための簡略横断面図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1及び図2には、本発明の第1実施形態に係る棒状外用剤組成物容器1及び棒状外用剤組成物製品3が示されている。棒状外用剤組成物製品3は、棒状外用剤組成物容器1と、棒状外用剤組成物容器1における中皿10の収容空間内に下端域が収容されている棒状外用剤組成物2とを備えている。図1には、棒状外用剤組成物製品3が棒状外用剤組成物容器1と棒状外用剤組成物2とから構成されている状態が示されているが、棒状外用剤組成物製品3は、これらの構成要素に加えて、図1に二点鎖線で示すキャップ4を備えていてもよい。
棒状外用剤組成物製品3の構成要素の一つである棒状外用剤組成物容器1は、中皿10を備えている。中皿10は、環状の周壁部11及び底部12を有する有底筒状の形状をした部材である。環状の周壁部11の横断面形状は例えば円形とすることができる。中皿10においては、環状の周壁部11と底部12とで、上方に向けて開口した空間Sが画成されている。この空間Sは、棒状外用剤組成物2の下端域2aの収容が可能な収容空間となっている。空間Sと棒状外用剤組成物2の下端域2aとは概ね相補形状になっている。中皿10は、棒状外用剤組成物2の下端域を収容空間内に収容した状態に保持可能であり、本発明の棒状外用剤組成物容器及び棒状外用剤組成物製品における「保持体」である。
中皿10の底部12には、該中皿10の昇降機構20が連設されている。昇降機構20は、昇降基部21を有している。昇降基部21は筒状の形状をしており、その外周面に、周方向に沿って延びる複数の環状段差部を有している。複数の環状段差部は昇降基部21の上下方向に沿って距離を隔てて形成されている。複数の環状段差部のうち、最も下側に位置する第1段差部21aは、昇降機構20が、後述する本体基部40内に収容されたときに、図1に示すとおり、該本体基部40の内周壁に突設された係合用突起部42と係合するようになっている。第1段差部21aよりも上下方向の上方の位置には第2段差部21bが形成されている。第2段差部21bは、図1に示すとおり、後述する外筒30内に昇降機構20が収容された状態において、該外筒30の下端域に形成された係合用環状突起部31と係合するようになっている。第2段差部21bよりも上下方向の上方の位置には第3段差部21cが形成されている。第3段差部21cには、図2に示すとおり、Oリング24が取り付けられている。Oリング24は、外筒30内に昇降機構20が収容された状態において、該外筒30と昇降機構20との間にがたつき等が生じないようにするために用いられる。
第1実施形態における中皿10は、図1に示すように、収容空間Sの内外を連通する排気孔5を備えている。排気孔5は、例えば、棒状外用剤組成物2の下端域2aを中皿10の収容空間Sに挿入する際に、収容空間S内の空気を収容空間S外に排出させるための空気抜き用の孔として機能させることができる。排気孔5は、図1に示すように、第2昇降部23を上下方向に貫通し、中皿10の底部12の上面に開口する上端開口部5aと、第2昇降部23の下端に開口する下端開口部5bとを有することが好ましい。
図1に示すとおり、昇降基部21はこれを横断面視したときに、その中央域に内側空間21sを有している。この内側空間21sは昇降基部21の上下方向に沿って延びており、上部において開口している。この内側空間21s内に、第1昇降部22が配されている。そして、昇降基部21と第1昇降部22との間は、相対向面25の一方に螺旋状の第1突起25a、他方に第1突起25aに係合する第2突起25bを有する第1螺合部25Aとなっており、昇降基部21が第1昇降部22の周囲を一方向に回転することで、第1昇降部22が昇降基部21に対して上昇し、逆方向に回転することで、第1昇降部22が、昇降基部21内に位置する部分が増加するように下降する。
より具体的に説明すると、昇降基部21は、その内側空間21sを画成する内周壁に、雌ネジ21dが設けられており、その雌ネジ21dのネジ山部分が、第1螺合部25Aにおける第2突起25bとして機能する。また、第1昇降部22は略円筒形をした部材であり、その外面に雄ネジ22aが設けられており、その雄ネジ22aのネジ山部分が、第1螺合部25Aにおける第1突起25aとして機能する。そして、第1昇降部22が昇降基部21の内側空間21s内に挿入されるようにするときには、第1昇降部22をその軸周りに回転させて、雄ネジ22aを有する第1昇降部22の外周面と雌ネジ21dを有する昇降基部21の内周面との螺合を進行させる。螺合の進行によって第1昇降部22は下降する。第1昇降部22の回転方向を反転させることで、第1昇降部22は上昇する。第1昇降部22の下降は、図2に示すように、該第1昇降部22の上端に設けられているフランジ部22cが、昇降基部21の上端近傍の段差部に当接することで規制されるようになっている。
図1に示すとおり、第1昇降部22はこれを横断面視したときに、その中央域に内側空間22sを有している。この内側空間22sは第1昇降部22の上下方向に沿って延びており、上部及び下部において開口している。この内側空間22s内に、第2昇降部23が配されている。そして、第1昇降部22と第2昇降部23との間は、相対向面25の一方に螺旋状の第1突起25a、他方に第1突起25aに係合する第2突起25bを有する第2螺合部25Bとなっており、第1昇降部22が第2昇降部23の周囲を一方向に回転することで、第2昇降部23が第1昇降部22に対して上昇し、逆方向に回転することで、第2昇降部23が第1昇降部22内に位置する部分が増加するように下降する。
より具体的に説明すると、第1昇降部22は、その内側空間22sを画成する内周壁に、雌ネジ22bが設けられており、その雌ネジ22bのネジ山部分が、第2螺合部25Bにおける第2突起25bとして機能する。また、第2昇降部23は略円柱形をした部材であり、その外面に雄ネジ23aが設けられており、その雄ネジ23aのネジ山部分が、第2螺合部25Bにおける第1突起25aとして機能する。そして、第2昇降部23は、その一端側が、保持体としての中皿10に結合し、他端側が第1昇降部22の内側空間22sに配される。そして、第2昇降部23が第1昇降部22の内側空間22s内に挿入されるようにするときには、第2昇降部23をその軸周りに回転させて、雄ネジ23aを有する第2昇降部23の外周面と雌ネジ22bを有する第1昇降部22の内周面との螺合を進行させる。螺合の進行によって第2昇降部23は下降する。第2昇降部23の回転方向を反転させることで、第2昇降部23は上昇する。図1に示すように、第2昇降部23の下降は、中皿10の底部が、昇降基部21の上端に当接することで規制されるようになっている。
本発明の棒状外用剤組成物容器1及び棒状外用剤組成物製品3においては、第1螺合部25Aと第2螺合部25Bの少なくとも一方における相対向面25に、該相対向面25間の摩擦抵抗を高める手段が設けられている。
第1実施形態においては、図3及び図4に示すように、第1螺合部25Aにおける相対向面25に、該相対向面25間の摩擦抵抗を高める手段が設けられており、摩擦抵抗を高める手段が、相対向面25に存する第1突起25a及び第2突起25bの互いに接触する部位の表面に形成された微細な凹凸である。
図3及び図4に示す例においては、第1螺合部25Aにおける相対向面25、すなわち昇降基部21の内面と第1昇降部22の外面とにおける、昇降機構20により中皿10を昇降させる際に、昇降基部21と第1昇降部22とが強く接触する部位である第1突起25a及び第2突起25bそれぞれの上下の傾斜部分25cに、摩擦抵抗を高める手段が設けられている。第1実施形態の第1螺合部25Aにおいて、螺旋状の第1突起25aは、第1昇降部22の外面に形成された雄ネジ22aのネジ山部分であり、第2突起25bは、昇降基部21の内面に形成された雌ネジ21dのネジ山部分であるが、これに代えて、螺旋状の第1突起25aを、昇降基部21の内面に形成し、第1突起25aに係合する第2突起25bを、第1昇降部22の外面に形成することもできる。
第1螺合部25A及び第2螺合部25Bのいずれにおいても、第2突起25bは、螺旋状の第1突起25aと係合し、昇降基部21をその軸回りに回転させることで、昇降基部21の下端と第1昇降部の上端との間の距離を拡縮可能なものであればよく、螺旋状でも非螺旋状でも良く、非螺旋状の第2突起25bは、第2突起25bを有する面をその法線方向から正面視した形状が、円形等、細長いものでなくてもよい。
第1実施形態の第1螺合部25Aにおけるように、摩擦抵抗を高める手段として微細な凹凸を設ける場合、少なくとも、第1突起25a及び第2突起25bそれぞれの上下の傾斜部分25cに施されていることが好ましいが、摩擦抵抗を高める手段としての微細な凹凸は、図5に示すように、第1突起25a及び第2突起25bそれぞれの上下の傾斜部分25c及び頂部部分25dに施されていても良く、更に第1突起25a及び螺旋状に形成された第2突起25bの突起間の谷底部分25eにも施されていてもよい。上下の傾斜部分25cとは、図4及び図5に示すように、昇降機構20の中心軸に沿う縦断面視において、各突起の頂部部分25dの上下に位置する傾斜部分分である。
第1螺合部25Aにおける相対向面25に、該相対向面25間の摩擦抵抗を高める手段を設けるのに代えて、第2螺合部25Bにおける相対向面25に、該相対向面25間の摩擦抵抗を高める手段を設けることも好ましい。その場合においても、昇降機構20により中皿10を昇降させる際に、第1昇降部22と第2昇降部23とが強く接触する部位である第1突起25a及び第2突起25bそれぞれの上下の傾斜部分25cに、摩擦抵抗を高める手段が施されていることが好ましく、また摩擦抵抗を高める手段は、第1突起25a及び第2突起25bそれぞれの上下の傾斜部分25c及び頂部部分25dに施されていても良く、更に第1突起25a及び螺旋状に形成された第2突起25bの突起間の谷底部分25eにも施されていてもよい。第1実施形態の第2螺合部25Bにおいて、螺旋状の第1突起25aは、第2昇降部23の外面に形成された雄ネジ23aのネジ山部分であり、第2突起25bは、第1昇降部22の内面に形成された雌ネジ22bのネジ山部分であるが、これに代えて、螺旋状の第1突起25aを、第1昇降部22の内面に形成し、第1突起25aに係合する第2突起25bを、第2昇降部23の外面に形成することもできる。
摩擦抵抗を高める手段は、第1螺合部25A及び第2螺合部25Bの両方における相対向面に設けられていてもよいが、第1螺合部25A及び第2螺合部25Bの何れか一方における相対向面に設けられていることが、昇降機構20により中皿10等の保持体や棒状外用剤組成物2を昇降させる操作を軽い力でスムーズに行うことができるという操作性の向上の観点から好ましい。
また第1螺合部25A及び第2螺合部25Bの両方における相対向面に摩擦抵抗を高める手段を設ける場合、第1螺合部25Aにおける相対向面と第2螺合部25Bにおける相対向面とで、摩擦抵抗が同じでも異なっていてもよい。
摩擦抵抗を高める手段としての微細な凹凸は、第1突起25a及び第2突起25bの一方又は双方に設けることができ、第1突起25a及び第2突起25bの両方に設けることが、相対向面の互いに接触する部位間の摩擦抵抗を確実に高める観点から好ましい。
また摩擦抵抗を高める手段は、第1昇降部22の動作を制御することができる程度で足り、昇降機構20の摺動性を損なわない程度であることが好ましい。
摩擦抵抗を高める手段としての微細な凹凸は、第1螺合部25A又は第2螺合部25Bにおける相対向面の互いに接触する部位の表面に微細な凹凸を形成して、互いに接触する部位間の摩擦抵抗を高めるものである。
摩擦抵抗を高める手段としての微細な凹凸を設ける場合の、該微細な凹凸の形成方法としては、昇降基部21、第1昇降部22及び第2昇降部23等の、微細な凹凸を設ける部材が樹脂製である場合、それらの部材を合成樹脂により型成形する場合の金型の内面に、削り加工、サンドブラスター加工、エッチング加工等の表面を粗くする粗面加工を施し、その金型を用いて部材を型成形する方法が挙げられるが、これに限られるものではなく、例えば、完成した部品に対して、削り加工、サンドブラスター加工等の加工を施してもよい。型成形としては、射出成形が好ましい。
摩擦抵抗を高める手段は、第1突起25a及び第2突起25bの一方に設けられていても良く、両方に設けられていても良く、また後述する第2実施形態のように、突起間の谷底部分25e等に形成されていてもよいが、第1実施形態のように、摩擦抵抗を高める手段として、接触部位の表面に微小な凹凸を形成する場合、第1突起25a及び第2突起25bの両方に、摩擦抵抗を高める手段として微細な凹凸が設けられていることが好ましい。
金型への粗面加工等により微細な凹凸を設ける箇所としては、前述したとおり、少なくとも、第1突起25a及び第2突起25bの上下の傾斜部分25cに設けることが好ましい。
微細な凹凸を形成した表面又は微細な凹凸を形成するため粗面加工を施した金型の表面粗さは、算術平均粗さRaが、好ましくは1μm以上、より好ましくは3μm以上であり、また好ましく60μm以下、より好ましくは10μm以下であり、また好ましく1μm以上60μm以下、より好ましくは3μm以上10μm以下である。
〔算術平均粗さRaの測定方法〕
算術平均粗さRaは、種々の表面粗さ測定機で測定可能であるが、例えば、株式会社キーエンス社製のワンショット3D形状測定機VR−5200等で測定可能である。尚、金型の表面粗さ測定、完成した部材の表面粗さ測定共に、同様の方法にて測定可能である。
上記の粗面加工は、接触部位の表面を荒くして接触部位に引っ掛かりを作っているため、第1昇降部22の動作の制御を可能としながら、クリアランスを維持しているため、異音の発生を抑制しつつ、摺動性への影響が出ないようにする観点から好ましい。また、上記の粗面加工を行った金型を用いて棒状外用剤組成物容器1を成形することにより、棒状外用剤組成物容器1を大量生産した場合であっても、各棒状外用剤組成物容器1の粗面加工部位が同一の摩擦抵抗を得ることができる。
微細な凹凸は、粗面加工以外の方法により形成することもできるが、微細な凹凸は、凹凸が形成された面の法線方向において、凸部の最も高い点と凹部の最も低い点との高低差が、好ましくは120μm以下であり、好ましくは20μm以下である。また、微細な凹凸は、凸部及び凹部がそれぞれ平面方向に分散した状態に多数形成されていることが好ましい。
以上の構成を有する棒状外用剤組成物容器1を用い、これに棒状外用剤組成物2を固定することで、目的とする棒状外用剤組成物製品3が得られる。この工程を図6(a)ないし図6(d)を参照しながら説明する。まず図6(a)に示すとおり、本体基部40内に、中皿10、昇降基部21、第1昇降部22及び第2昇降部23を含む昇降機構20、並びに外筒30を組み付ける。組み付けに際しては、予め第1昇降部22及び第2昇降部23を回転させて、中皿10を繰り出した状態とする。そして、その中皿10を繰り出した状態の昇降機構及び外筒30を本体基部40に組み付ける。次に、繰り出した状態の中皿10の収容空間Sに、図6(a)及び図6(b)に示すように、棒状外用剤組成物2の下端域2aを挿入して収容させる。
棒状外用剤組成物2が中皿10の収容空間S内に収容されたら、外筒30を把持した状態で本体基部40を軸周りに回転させる。これによって図6(c)に示すように、繰り出し状態になっている中皿10が次第に繰り下げられる。繰り下げられる順番としては、第1実施形態のように、第1螺合部の相対向面に摩擦抵抗を高める手段が設けられている場合、まず摩擦抵抗が相対的に低い第1昇降部22と第2昇降部23との螺合部である第2螺合部が繰り下がり、その後摩擦抵抗が相対的に高い昇降基部21と第1昇降部22との螺合部である第1螺合部が繰り下がる。
そして、この繰り下げによって、図6(d)に示すように、目的とする棒状外用剤組成物製品3〔図1参照〕が得られる。
第1実施形態の棒状外用剤組成物容器1及び棒状外用剤組成物製品3によれば、第1螺合部25Aと第2螺合部25Bの少なくとも一方における相対向面25に、該相対向面25間の摩擦抵抗を高める手段が設けられていることにより、第1昇降部22が動くことによる異音の発生を効果的に抑制することができる。異音の発生が抑制される理由は、昇降基部21の下端と第2昇降部23の上端との間の距離が最大の状態と該距離が最小の状態との間の中間状態において、昇降基部21をその軸回りに回転させないにも拘わらずに、第1昇降部22が動くことが、特に昇降基部21及び第2昇降部23に対して軸回りに回転しながら移動することが抑制されるためである。
また、第1実施形態の棒状外用剤組成物容器1及び棒状外用剤組成物製品3によれば、昇降機構20に高粘度油やワックス等を供給して異音の発生を抑制する場合とは異なり、昇降動作の繰り返しや長期保存により高粘度油やワックスが偏在することもないので、異音の発生抑制効果が長期間持続する。
また摩擦抵抗を向上させる手段として微細な凹凸を設けてあるため、昇降基部21と第1昇降部22との間又は第1昇降部22と第2昇降部23との間の摺動性が良好に維持されるため、昇降機構20により中皿10等の保持体や棒状外用剤組成物2を昇降させる操作を軽い力でスムーズに行うことができる操作性にも優れている。
図7には、本発明の棒状外用剤組成物容器及び棒状外用剤組成物製品の第2実施形態に係る昇降機構20Aの昇降基部21A及び第1昇降部22Aが示されている。第2実施形態に係る昇降機構20Aは、摩擦抵抗を高める手段として、螺旋状の第1突起25a又は第2突起25bに、第1突起と第2突起が相対向する面との間のクリアランスを部分的に狭める凸部26が設けられている点が、第1実施形態における昇降機構20と相違する。そのため、第2実施形態については、昇降基部21A及び第1昇降部22Aを中心に説明し、特に説明しない点は、第1実施形態と同様であり、第1実施形態の説明が適宜適用される。
昇降機構20Aには、第1昇降部22Aの外面に設けられた第1突起25aである雄ネジ22aのネジ山部分又は昇降基部21Aの内側空間21sを画成する内周壁に設けられた第2突起25bである雌ネジ21dのネジ山部分に凸部26が設けられている。この凸部26は、第1突起25aと第2突起25bが相対向する面との間である相対向面25間のクリアランスを部分的に狭めることができる。
凸部26は、図9に示すとおり、略半球体状の形状を有している。
異音の発生抑制、及び昇降機構20Aにより中皿10等の保持体や棒状外用剤組成物2を昇降させる操作を軽い力でスムーズに行うことができる操作性を向上させる観点から、凸部26と対向面とのクリアランスは、好ましくは0μm以上50μm以下、より好ましくは0μm以上25μm以下である。
凸部26が対向面と接触する場合、すなわちクリアランスが0の場合は、同様の観点から、凸部26と対向面との接触面積は、好ましくは0.002mm以上0.2mm以下であり、より好ましくは0.01mm以上0.1mm以下である。
第2実施形態によれば、第1螺合部と第2螺合部の何れか一方又は双方における相対向面25に存する突起とその対向面との間のクリアランスが狭まっているため、第1昇降部22Aの動きを制御することができ、上記第1実施形態と同様に異音を抑制することができる。また、第2実施形態によれば、加工面積が狭くて済むという利点を有する。
図8には、本発明の棒状外用剤組成物容器及び棒状外用剤組成物製品の第3実施形態に係る昇降機構20Bの昇降基部21B及び第1昇降部22Bが示されている。第3実施形態は、昇降機構20Bが、摩擦抵抗を高める手段として、第1突起25a又は第2突起25b及びそれらが挿入される溝部内に、該突起と該突起が相対向する面との間のクリアランスを部分的に狭める凸部が設けられている点が、第1及び第2実施形態と相違する。そのため、第3実施形態については、昇降基部21B及び第1昇降部22Bを中心に説明し、特に説明しない点は、第1実施形態と同様であり、第1実施形態の説明が適宜適用される。
昇降機構20Bには、第1昇降部22Bの外面に設けられた第1突起25aである雄ネジ22aのネジ山部分又は昇降基部21Aの内側空間21sを画成する内周壁に設けられた第2突起25bである雌ネジ21dのネジ山部分、及び各ネジ山部分が挿入される溝部内に凸部26が設けられている。この凸部26は、第1突起25a又は第2突起25bと、それらの突起が相対向する面との間のクリアランスを部分的に狭めることができる。
凸部26は、図9に示すとおり、略半球体状の形状を有している。
第2突起25bに設けられた凸部26と雄ネジ22aのネジ山間の溝部に設けられた凸部26とのクリアランスは、好ましくは0μm以上50μm以下、より好ましくは0μm以上25μm以下である。
第2実施形態及び第3実施形態のいずれにおいても、凸部26は、該凸部26を設ける部材である、昇降基部、第1昇降部又は第2昇降部と同一の材料から形成されていてもよいし、凸部26を設ける部材と比較して柔らかい材質の材料で形成されていてもよい。
第3実施形態によれば、第1螺合部と第2螺合部の何れか一方又は双方における相対向面25に存する突起とその対向面との間のクリアランスが狭まっていることに加えて、第1昇降部22Bが回転しながら移動する際に、相対向面に存する凸部同士が干渉するため、第1昇降部22Bの動きが抑制され、第1昇降部22Bが動くことに起因する異音の発生を抑制することができる。
図7に示す第2実施形態に係る昇降機構20A及び図8に示す第3実施形態の昇降機構20Bの説明から分かるように、クリアランスを狭める構成、すなわち摩擦抵抗を高める手段として、第1突起若しくは第2突起、又はそれらが挿入される溝内に、第1突起又は第2突起とそれらが相対向する面との間のクリアランスを部分的に狭める凸部が設けられていることによっても、第1昇降部22Bの動きが抑制され、第1昇降部22Bが動くことに起因する異音の発生を抑制することができる。
上述した第1〜第3実施形態については、主として、昇降基部と第1昇降部との螺合部である第1螺合部25Aについて図を示しながら説明したが、第1昇降部と第2昇降部の螺合部である第2螺合部25Bにおいても同様の構成とすることによっても、第1〜第3実施形態と同様の効果が奏される。
第1〜第3実施形態における昇降機構以外の構成について更に説明すると、棒状外用剤組成物容器1は外筒30を備えている。外筒30は薄肉の円筒形をした部材であり、その内部に、上述した中皿10及び昇降機構20を収容可能になっている。外筒30の下端縁は、該外筒30の軸線と直交する平面上に位置している。これとは対照的に外筒の上端縁30aは、斜円柱の底面の周形状をしている。したがって上端縁30aは、最上点30bと最下点30cとを有している。外筒30の下端域には、該外筒30の周方向に沿って延びる係合用環状突起部31が形成されている。係合用環状突起部31は、外筒30の内部の空間へ向けて突出している。係合用環状突起部31は、上述したとおり、昇降機構20の昇降基部21における第2段差部21bと係合するようになっている。外筒30の周壁部11の内面には、縦方向Xに延びる図示しない縦溝が周方向に間隔を開けて複数形成されており、中皿10は、その外周面に形成された図示しない縦リブ又は凸部が、該縦溝内を縦方向Xに沿って移動する。そのため、中皿10は、昇降機構20により外筒30内を縦方向Xに移動可能である一方、外筒30を片手に持って、本体基部40を他方の手で回転させる際に、中皿10は外筒30と共に回転しない。
棒状外用剤組成物容器1は本体基部40を備えている。本体基部40はその外形が、稜線が丸みを帯びた略角柱状をしている。本体基部40は、これを横断面視したときに、その中央域が空間41になっている。この空間41は本体基部40の上下方向に沿って延びており、上部において開口している。空間41内には、外筒30及び昇降機構20、並びに棒状外用剤組成物の下端域2aが収容される。本体基部40の空間41を画成する内周壁には、その下端域に係合用突起部42が突設されている。この係合用突起部42は、上述したとおり、昇降機構20の昇降基部21における第1段差部21aと係合するようになっている。本体基部40は、本実施形態においては稜線が丸みを帯びた略角柱状であるが、これに代えて横断面が円形や楕円形であっても良く、あるいは横断面が三角形、四角形、五角形及び六角形等の多角形等の他の形状であってもよい。
以上の各実施形態において用いられる棒状外用剤組成物2としては、例えば口紅、リップクリーム、リップグロス、スティックアイシャドウ、アイブロー、アイライナー、スティックファンデーションなど棒状の形状を有する外用剤組成物であれば、その種類に特に制限はない。棒状外用剤組成物2は、口紅等の棒状化粧料であることが好ましい。
棒状外用剤組成物2の処方は、この種の外用剤組成物に用いられている処方と同様とすることができる。棒状外用剤組成物2は一般にワックス類、ペースト類及びオイル類を主成分として含んでおり、更に着色顔料、パール顔料等の着色剤、体質顔料等の粉体、ポリマー、増粘剤、ゲル化剤、防腐剤、保湿剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等を含んでいる。ワックス類としては、植物ワックス、動物ワックス、石油ワックス及び鉱物ワックス等の天然ワックス又は合成ワックスのいずれでもよく、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ヒマワリ種子ロウ、水素添加ホホバ油、ミツロウ、モクロウ、硬化ひまし油、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュワックス、エチレンプロピレンオリゴマー、シリコーンワックス等を適宜配合したものを用いることができる。一方オイル類としては、トリグリセライド、ジグリセライド、モノエステル、ジエステル等のエステル油、その他ポリイソブテン、スクワラン等の分岐炭化水素油、シリコーン油、フッ素油、高級アルコール、ポリグリセリンエステル、コレステロールエステル、フィトステロールエステル、イソドデカン等の揮発性炭化水素油、揮発性シリコーン等を用いることができる。これらワックス類及びオイル類はそれぞれ一種又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば、凸部26は、図9に示すとおり、半球体状の形状を有しているが、円柱、三角柱、四角錐等のその他の形状であってもよい。また、保持体は、棒状外用剤組成物の下端域を保持可能な任意の構成のものを採用することができ、例えば、有底筒状の中皿に代えて、第2昇降部23の一端側に結合した底部と、該底部の周囲から立ち上がり、棒状外用剤組成物の下端域の周囲に係合する係合爪部とを有するものや、第2昇降部23の一端側に結合した底部と、該底部の中央部から立ち上がり、棒状外用剤組成物に形成された被挿入部に挿入される係合挿入部とを有するもの等であってもよい。
また螺旋状の第1突起25a又は第2突起25bに設ける微細な凹凸は、各突起の長手方向の全長に亘って連続して形成してもよいし、各突起の長手方向の一部分のみに形成しても良い。
また、摩擦抵抗を高める手段は、第1螺合部又は第2螺合部における相対向面に設けられ、第1昇降部22が回転しながら移動することを抑制し得る任意のものを採用することができ、相対向面の一方又は双方に、微細な凹凸を設ける方法や、凸部26を設ける方法に代えて、相対向面の一方又は双方の傾斜部分、頂部部分、谷部分のいずれか一つ、又は複数部分において、軸回りに回転する方向に対してなだらかに凸部や傾斜を設けることでクリアランスを狭める手段等を設けることもできる。
1 棒状外用剤組成物容器
2 棒状外用剤組成物
2a 下端域
3 棒状外用剤組成物製品
4 キャップ
10 中皿(保持体)
20,20A,20B 昇降機構
21,21A,21B 昇降基部
21s 内側空間
22,22A,22B 第1昇降部
22s 内側空間
23 第2昇降部
25 相対向面
25A 第1螺合部
25B 第2螺合部
25a 第1突起
25b 第2突起
25c 傾斜部分
25d 頂部部分
25e 谷底部分

Claims (6)

  1. 棒状外用剤組成物の下端域を保持可能な保持体と、該保持体の昇降機構と、該保持体を収容する外筒とを備えた棒状外用剤組成物容器であって、
    前記昇降機構は、昇降基部と、該昇降基部の内側空間に配された第1昇降部、一端側が前記保持体に結合し、他端側が第1昇降部の内側空間に配された第2昇降部とを有し、
    前記昇降基部と第1昇降部との間の第1螺合部及び第1昇降部と第2昇降部との間の第2螺合部を有し、第1螺合部及び第2螺合部それぞれは、相対向面の一方に螺旋状の第1突起、他方に第1突起に係合する第2突起を有しており、
    第1螺合部と第2螺合部の少なくとも一方における前記相対向面に、該相対向面間の摩擦抵抗を高める手段が設けられている、棒状外用剤組成物容器。
  2. 前記摩擦抵抗を高める手段が、第1突起及び第2突起の少なくとも一方に設けられている、請求項1に記載の棒状外用剤組成物容器。
  3. 前記摩擦抵抗を高める手段が、第1突起及び第2突起の互いに接触する部位の表面に設けられた微細な凹凸である、請求項2に記載の棒状外用剤組成物容器。
  4. 前記微細な凹凸が、微細な凹凸を設ける部品又は該部品を形成する金型内面の表面に対する粗面加工により形成されたものである、請求項3に記載の棒状外用剤組成物容器。
  5. 前記摩擦抵抗を高める手段として、第1突起若しくは第2突起、又はそれらが挿入される溝部内に、該突起と該突起が相対向する面との間のクリアランスを部分的に狭める凸部が設けられている、請求項1又は2に記載の棒状外用剤組成物容器。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の棒状外用剤組成物容器と、該棒状外用剤組成物容器における前記保持体に下端域が保持されている棒状外用剤組成物とを備えた棒状外用剤組成物製品。
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