JP2017006496A - 棒状化粧料容器、棒状化粧料製品及びその製造方法 - Google Patents

棒状化粧料容器、棒状化粧料製品及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】中皿内への棒状化粧料の保持を確実に行いつつ、該棒状化粧料を該中皿内へ容易に保持させることができる棒状化粧料容器を提供すること。【解決手段】棒状化粧料容器1は、中皿10と、中皿10の昇降機構と、外筒30とを備える。中皿10の側面に切欠部13を設けるとともに、切欠部13の下端に、該下端に連設されたヒンジ機構14を介して閉塞部15を設ける。閉塞部15に棒状化粧料2の係止用突起16を設ける。係止用突起16を、閉塞部15が切欠部13を閉塞した状態において、中皿10の収容空間S内に向けて突出させる。【選択図】図4

Description

本発明は、口紅を初めとする各種棒状化粧料の容器に関する。また本発明は、棒状化粧料製品及びその製造方法に関する。
口紅を初めとする各種の棒状化粧料は、一般に中皿と呼ばれる有底筒状の容器を具備する繰り出し容器に装着されて使用されることが多い。金型等によって予め成型された棒状化粧料は、その下端が中皿内に挿入されて保持される。棒状化粧料が中皿内から抜け落ちないようにするために、一般に中皿の内周面には、該中皿内に挿入された棒状化粧料を保持するための係止用リブが設けられている。係止用リブとしては、棒状化粧料の挿入方向と平行に設置される縦リブが知られている。
上述の縦リブを用いた場合、棒状化粧料の係止保持が十分でなく、棒状化粧料が中皿から抜け落ちてしまう可能性がある。確実に係止しようとすると、リブの突出量を大きくせざるを得ないところ、リブの突出量を大きくすると棒状化粧料に割れや折れが生じやすくなる。そこで特許文献1においては、棒状化粧料の係止部材を備えた中皿において、該係止部材が、該中皿の内周面から出没自在とした係止爪を備えているものが提案されている。
特開2004−343号公報
特許文献1に記載の技術では、棒状化粧料を中皿内に挿入した状態にした後、これらを案内スリーブ内に嵌挿することで、案内スリーブの内周面が、突出した弾性係止片の下端外周に当接して、係止爪を内周面から突出させて棒状化粧料の側面に食い込ませ、保持させている。この技術によれば、棒状化粧料を中皿内に円滑に挿入でき、また棒状化粧料の保持も行える。しかし棒状化粧料製品の組み立てに手間がかかるという欠点がある。
したがって本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る棒状化粧料容器、棒状化粧料製品及びその製造方法を提供することにある。
本発明は、棒状化粧料の下端域の収容が可能な収容空間を有する有底筒状の中皿と、該中皿の底部に連設された該中皿の昇降機構と、該中皿を収容する外筒とを備えた棒状化粧料容器であって、
前記中皿の側面に切欠部を設けるとともに、該切欠部の下端に、該下端に連設されたヒンジ機構を介して該切欠部の少なくとも一部の閉塞が可能な閉塞部を設け、
前記閉塞部に前記棒状化粧料の係止用突起を設け、該係止用突起を、該閉塞部が前記切欠部を閉塞した状態において前記収容空間内に向けて突出させ、
前記中皿が前記外筒の上端を越えて突出した状態において、該中皿の前記収容空間に前記棒状化粧料の前記下端域を収容させ、その収容状態から前記昇降機構によって該中皿を繰り下げることで、該中皿に設けられた前記閉塞部を該外筒の内面に沿って該外筒内に引き込んで、前記切欠部を該閉塞部によって閉塞させるとともに、該閉塞部に設けられた前記係止用突起を該棒状化粧料の該下端域に食い込ませ、該下端域を該収容空間内に係止するようにした、棒状化粧料容器を提供するものである。
また本発明は、棒状化粧料の下端域の収容が可能な収容空間を有する有底筒状の中皿と、該中皿の底部に連設された該中皿の昇降機構と、該中皿を収容する外筒と、前記収容空間内に前記下端域が収容されている前記棒状化粧料とを備えた棒状化粧料製品の製造方法であって、
前記中皿はその側面に切欠部が設けられているとともに、該切欠部の下端に、該下端に連設されたヒンジ機構を介して該切欠部の少なくとも一部の閉塞が可能な閉塞部が設けられており、
前記閉塞部に前記棒状化粧料の係止用突起が設けられており、該係止用突起は、該閉塞部が前記切欠部を閉塞した状態において前記収容空間に向けて突出しており、
前記中皿を前記外筒の上端を越えて突出させる工程と、
前記中皿の前記収容空間に前記棒状化粧料の前記下端域を収容させる工程と、
その収容状態から前記昇降機構によって該中皿を繰り下げることで、該中皿に設けられた前記閉塞部を該外筒の内面に沿って該外筒内に引き込んで、前記切欠部を該閉塞部によって閉塞させるとともに、該閉塞部に設けられた前記係止用突起を該棒状化粧料の該下端域に食い込ませ、該下端域を該収容空間内に係止する工程とを備えた、棒状化粧料製品の製造方法を提供するものである。
本発明によれば、中皿内への棒状化粧料の保持を確実に行いつつ、該棒状化粧料を該中皿内へ容易に保持させることができる。詳細には、金型等によって予め成型した棒状化粧料の下端を中皿内に挿入して保持した後、外筒内に繰り下げて収納するという従来の棒状化粧料製品の製造の過程を変更することなく、中皿内への棒状化粧料の保持を確実に行える棒状化粧料容器、棒状化粧料製品及びその製造方法を提供することができる。
図1は、本発明の棒状化粧料容器及び棒状化粧料を備えた棒状化粧料製品の縦断面図である。 図2は、本発明の棒状化粧料容器及び棒状化粧料を備えた棒状化粧料製品の分解斜視図である。 図3(a)は、本発明の棒状化粧料容器における中皿を拡大して示す斜視図であり、図3(b)は、図3(a)に示す中皿の要部を上から見た平面図である。 図4(a)ないし(d)は、棒状化粧料容器及び棒状化粧料を備えた棒状化粧料製品の製造工程を順次示す斜視図である。 図5は、本発明の棒状化粧料容器における中皿の別の実施形態を示す縦断面図である。 図6(a)ないし(f)は、本発明の棒状化粧料容器における中皿の更に別の実施形態を示す斜視図である。 図7は、本発明の棒状化粧料容器及び棒状化粧料を備えた棒状化粧料製品の別の実施形態を示す分解斜視図(図2相当図)である。 図8(a)ないし(c)は、図7に示す中皿を有する棒状化粧料容器及び棒状化粧料を備えた棒状化粧料製品の製造工程を順次示す斜視図である。 図9は、本発明の棒状化粧料容器における中皿の更に別の実施形態を示す斜視図である。 図10は、本発明の棒状化粧料容器における中皿の更に別の実施形態を示す斜視図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1及び図2には、本発明の第1実施形態の棒状化粧料容器1と、棒状化粧料2とを具備する棒状化粧料製品3が示されている。図1には、棒状化粧料製品3が棒状化粧料容器1と棒状化粧料2とから構成されている状態が示されているが、棒状化粧料製品3は、これらの構成要素に加えて、図1に二点鎖線で示すキャップ4を備えていてもよい。
棒状化粧料製品3の構成要素の一つである棒状化粧料容器は、中皿10を備えている。中皿10は、環状周壁部11及び底部12を有する有底筒状の形状をした部材である。環状周壁部11の横断面形状は例えば円形とすることができる。中皿10においては、環状周壁部11と底部12とで、上方に向けて開口した空間Sが画成されている。この空間Sは、棒状化粧料2の下端域2aの収容が可能な収容空間となっている。空間Sと棒状化粧料2の下端域2aとは概ね相補形状になっている。
中皿10の底部12には、該中皿10の昇降機構20が連設されている。昇降機構20は、昇降基部21を有している。昇降基部21は筒状の形状をしており、その外周面に、周方向に沿って延びる複数の環状段差部を有している。複数の環状段差部は昇降基部21の上下方向に沿って距離を隔てて形成されている。複数の環状段差部のうち、最も下側に位置する第1段差部21aは、昇降機構20が、後述する本体基部40内に収容されたときに、図1に示すとおり、該本体基部40の内周壁に突設された係合用突起部42と係合するようになっている。第1段差部21aよりも上下方向の上方の位置には第2段差部21bが形成されている。第2段差部21bは、図1に示すとおり、後述する外筒30内に昇降機構20が収容された状態において、該外筒30の下端域に形成された係合用環状突起部31と係合するようになっている。第2段差部21bよりも上下方向の上方の位置には第3段差部21cが形成されている。第3段差部21cには、図2に示すとおり、Oリング24が取り付けられている。Oリング24は、外筒30内に昇降機構20が収容された状態において、該外筒30と昇降機構20との間にがたつき等が生じないようにするために用いられる。また中皿10の底部12には、棒状化粧料2の下端域2aを中皿10の収容空間Sに挿入する際に、収納空間S内の空気を収納空間S外に排出するための排気孔17が設けられている。
図1に示すとおり、昇降基部21はこれを横断面視したときに、その中央域が空間21sになっている。この空間21sは昇降基部21の上下方向に沿って延びており、上部において開口している。この空間21sを画成する内周壁には雌ネジ21dが設けられている。空間21s内には、第1昇降部22が挿入される。第1昇降部22は略円筒形をした部材であり、その外面に雄ネジ22aが設けられている。この雄ネジ22aは、上述した昇降基部21の雌ネジ21dと螺合するようになっている。したがって第1昇降部22を昇降基部21の空間21s内に挿入するときには、第1昇降部22をその軸周りに回転させて、雄ネジ22aと雌ネジ21dとの螺合を進行させる。螺合の進行によって第1昇降部22は降下する。第1昇降部22の回転方向を反転させることで、第1昇降部22は上昇する。第1昇降部22の降下は、該第1昇降部22の上端に設けられているフランジ部22cが、昇降基部21の上端部に当接することで規制されるようになっている。
図1に示すとおり、略円筒形をしている第1昇降部22には、その内部に形成された空間を画成する内周壁に、雌ネジ22bが設けられている。第1昇降部22の内部の空間内には、第2昇降部23が挿入される。第2昇降部23は略円柱形をした部材であり、その外面に雄ネジ23aが設けられている。この雄ネジ23aは、上述した第1昇降部22の雌ネジ22bと螺合するようになっている。第2昇降部23を第1昇降部22の空間内に挿入するときには、第2昇降部23をその軸周りに回転させて、雄ネジ23aと雌ネジ22bとの螺合を進行させる。螺合の進行によって第2昇降部23は降下する。第2昇降部23の回転方向を反転させることで、第2昇降部23は上昇する。第2昇降部23の降下は、該第2昇降部23が、上述した第1昇降部22の上端に設けられているフランジ部22cに当接することで規制されるようになっている。
棒状化粧料容器1は外筒30を備えている。外筒30は薄肉の円筒形をした部材であり、その内部に、上述した中皿10及び昇降機構20を収容可能になっている。外筒30の下端縁は、該外筒30の軸線と直交する平面上に位置している。これとは対照的に外筒の上端縁30aは、斜円柱の底面の周形状をしている。したがって上端縁30aは、最上点30bと最下点30cとを有している。外筒30の下端域には、該外筒30の周方向に沿って延びる係合用環状突起部31が形成されている。係合用環状突起部31は、外筒30の内部の空間へ向けて突出している。係合用環状突起部31は、上述したとおり、昇降機構20の昇降基部21における第2段差部21bと係合するようになっている。
棒状化粧料容器1は本体基部40を備えている。本体基部40はその外形が、稜線が丸みを帯びた略角柱状をしている。本体基部40は、これを横断面視したときに、その中央域が空間41になっている。この空間41は本体基部40の上下方向に沿って延びており、上部において開口している。空間41内には、外筒30及び昇降機構20、並びに棒状化粧料の下端域2aが収容される。本体基部40の空間41を画成する内周壁には、その下端域に係合用突起部42が突設されている。この係合用突起部42は、上述したとおり、昇降機構20の昇降基部21における第1段差部21aと係合するようになっている。本体基部40は、本実施形態においては稜線が丸みを帯びた略角柱状であるが、これに代えて横断面が円形や楕円形であっても良く、あるいは横断面が三角形、四角形、五角形及び六角形等の多角形等の他の形状であっても良い。
図3(a)には、中皿10の拡大図が示されている。中皿10には、その側面である環状周壁部11に切欠部13が設けられている。切欠部13は環状周壁部11に1箇所のみ設けられている。切欠部13は、中皿10の上端縁10aの位置から、中皿10の上下方向Xに沿って下方に向けて略平行に延びる同じ長さの2本の切り込み線を入れることで形成されている。したがって、切欠部13は略矩形の形状をしている。また切欠部13は、中皿10の上端縁10aを含むように形成されている。切欠部13の下端には、ヒンジ機構14が設けられている。そしてこのヒンジ機構14を介して閉塞部15が設けられている。閉塞部15はヒンジ機構14を支点として揺動可能になっている。閉塞部15は、切欠部13の少なくとも一部を閉塞する形状をしていればよく、切欠部13を完全に閉塞するような形状、例えば切欠部13と相補形状であることは要しない。尤も、閉塞部15と切欠部13とが相補形状であることは妨げられず、また相補形状であることは好ましい形態の一つである。上述のとおり、切欠部13は、中皿10に1箇所のみ設けられているので、それに対応して閉塞部15も1箇所のみ設けられている。
図3(a)に示すとおり、閉塞部15は、該閉塞部15が切欠部13を閉塞した状態において、該閉塞部15の上端縁15aが、中皿10の上端縁10aと面一になるような形状に形成されている。閉塞部15がこのような形状に形成されていることで、中皿10内に棒状化粧料2を収容した状態が安定化するので好ましい。
図3(a)に示すとおり、閉塞部15には係止用突起16が設けられている。係止用突起16は、中皿10の空間S内に、棒状化粧料2の下端域2aが収容された状態で、該棒状化粧料2を係止するために用いられる。この目的のために、係止用突起16は、閉塞部15が切欠部13の少なくとも一部を閉塞した状態において空間S内に向けて突出するように設けられている。
以上の構成を有する棒状化粧料容器1を用い、これに棒状化粧料2を固定することで、目的とする棒状化粧料製品3が得られる。この工程を図4(a)ないし(d)を参照しながら説明する。まず図4(a)に示すとおり、本体基部40内に、中皿10を含む昇降機構(図示せず)、及び外筒30を組み付ける。この時点では、棒状化粧料2は中皿10内に挿入されていない。組み付けに際しては、昇降機構における第1昇降部22及び第2昇降部23を回転させて、これらを繰り出し状態となるようにする。このとき、図4(a)に示すとおり、中皿20における少なくともヒンジ機構14が、外筒30の上端縁30aを越えて突出するように、第1昇降部22及び第2昇降部23を繰り出す。したがって、ヒンジ機構14に連設されている閉塞部15は、外方に向けて開いた状態となっている。
本体基部40内に、中皿10を含む昇降機構(図示せず)、及び外筒30を組み付けるに際しては、図4(a)に示すとおり、中皿10におけるヒンジ機構14及び閉塞部15が、外筒30の上端縁30aのうち、最下点30cに対応する位置に配置されるように組み付けることが好ましい。この目的のために、例えば、中皿10の環状周壁部11における外面に、上下方向に直線状に延びる案内凸条(図示せず)を設けるとともに、外筒30の内周壁に、該案内凸条と嵌合する案内凹条(図示せず)を、上下方向に直線状に延びるように設けることができる。
次いで図4(b)に示すとおり、中皿10の収容空間S(図4(a)参照)に棒状化粧料2の下端域2a(図4(a)参照)を収容させる。中皿10における閉塞部15は、外方に向けて開いた状態になっているので、収容空間Sへの下端域2aの挿入は円滑に行われる。棒状化粧料2を収容空間S内に収容させるときには、昇降機構(図示せず)の昇降は行わず、中皿10の位置は、図4(a)に示す状態と同様としておく。すなわち、中皿20における少なくともヒンジ機構14が、外筒30の上端縁30aを越えて突出するようにしておく。
棒状化粧料2が中皿10の収容空間S内に収容されたら、外筒30を把持した状態で本体基部40を軸周りに回転させる。これによって図4(c)に示すとおり、繰り出し状態になっている中皿10が次第に繰り下げられる。この繰り下げによってヒンジ機構14が外筒30の上端縁30aよりも下側に位置するようになる。その結果、それまでは外方に向けて開いていた閉塞部15が、外筒30の上端縁30aに当接し、それによって閉塞部15が外筒30の内面に沿って該外筒30内に引き込まれる。その結果、閉塞部15が次第に閉じていき、切欠部13(図4(a)参照)に接近していく。
中皿10の繰り下げを更に進行させると、閉塞部15が外筒30の内面に沿って該外筒30内に更に引き込まれ、それによって閉塞部15が更に閉じていき、切欠部13に一層接近していく。最後には、図4(d)に示すとおり閉塞部15が切欠部13の少なくとも一部を完全に閉塞し、それとともに該閉塞部15に設けられている係止用突起16が棒状化粧料2の下端域2aに食い込む。これによって棒状化粧料2の下端域2aが中皿10の収容空間S内に確実に係止される。このようにして、目的とする棒状化粧料製品3(図1参照)が得られる。
以上のとおり、本実施形態によれば、棒状化粧料製品3の製造の過程において棒状化粧料2の取付及び係止が行われるので、棒状化粧料容器1の外側から特殊な操作を行うことなく、中皿10内への棒状化粧料2の保持を確実に行いつつ、該棒状化粧料2を該中皿10内へ容易に保持させることができるという利点がある。特に、中皿10におけるヒンジ機構14及び閉塞部15の位置が、外筒30の上端縁30aにおける最下点30cの位置と一致するように中皿10を配置することで、中皿10の繰り出し状態を最小限にとどめて、棒状化粧料2を収容空間S内に挿入することができる。同様に、中皿10における切欠部13及び閉塞部15の位置が、中皿10の上端縁10aに近い位置にあること、好ましくは切欠部13が中皿10の上端縁10aを含むことで、中皿10の繰り出し状態を最小限にとどめて、棒状化粧料2を収容空間S内に挿入することができる。このことは、繰り出し状態にある中皿10を繰り下げる時間を短縮化できることを意味し、棒状化粧料製品3の製造時間の短縮化に寄与する。
閉塞部15に設けられた係止用突起16による棒状化粧料2の係止を確実にし、且つ係止用突起16が棒状化粧料2に食い込むことによって生じるおそれのある割れや折れの発生を効果的に防止するために、係止用突起16は、その突出方向に沿う長さが、該係止用突起16の基部における幅よりも短くなっていることが好ましい。図3(b)に示すとおり、係止用突起16の突出方向に沿う長さをLとし、係止用突起16の基部における幅をWとしたとき、L/Wの値は0.05以上、特に0.1以上であることが好ましく0.7以下、特に0.5以下であることが好ましい。例えばL/Wの値は0.05以上0.7以下であることが好ましく、0.1以上0.5以下であることが更に好ましい。
係止用突起16は、棒状化粧料2を確実に係止する機能を損なわない範囲で厚みが薄いことが、該係止用突起16が棒状化粧料2に食い込みやすい点、及び棒状化粧料2に割れや折れが生じにくくなる点から好ましい。
前記と同様の目的により、係止用突起16は、その突出方向の先端部に向かうに連れ、その幅が漸次短くなっていることが好ましい。この場合、係止用突起16の先端は、尖鋭であることが、該係止用突起16が棒状化粧料2に食い込みやすい点、及び棒状化粧料2に割れや折れが生じにくくなる点から好ましい。
図4(a)ないし(d)に示す手順に従い中皿10を繰り下げて、閉塞部15の係止用突起16を棒状化粧料2に食い込ませた後、再び中皿10を繰り上げる操作を行い、中皿10のヒンジ機構14を、外筒30の上端縁30aを越えて突出させると、閉じた状態にある閉塞部15が外方に向けて開き、係止用突起16による係止状態が解除されてしまう場合がある。これを防止するために、昇降機構20にロック機構(図示せず)を設けることが好ましい。このロック機構としては、例えば中皿10におけるヒンジ機構14が外筒30の上端縁30aを越えて最初に突出した状態から繰り下げられて該外筒30の上端縁30a以下の位置まで到達した後は、該中皿10のヒンジ機構14が該外筒30の上端縁30aを越えないように、昇降機構20の繰り上げを規制するものであることが好ましい。そのような作用を行うロック機構の具体例としては、複数ある昇降基部の1つ以上を、凹凸を利用してロックする機構などが挙げられる。そのようなロック機構は、昇降機構20における第2昇降部23の外面の雄ネジ23aと、第1昇降部22の内側の雌ネジ22bとの間の位置などに配置されていることが好ましい。
図5には、中皿10の別の実施形態が示されている。同図に示す中皿10には、ヒンジ機構14を介して閉塞部15が1つ設けられている。そして1つ閉塞部15に複数の係止用突起が設けられている。同図においては2個の係止用突起161,162が設けられている。2個の係止用突起161,162は、中皿10の上下方向Xに沿って距離を隔てて設けられている。つまり中皿10の上下方向Xにおいて異なる位置に位置している。このような態様で係止用突起161,162を設けることで、棒状化粧料2を一層確実に係止することができる。また、複数の係止用突起を用いることで、個々の係止用突起の突出長さを短くして、棒状化粧料2に割れや折れが生じることを一層防止しつつ、係止を確実に行うことができる。
図6(a)ないし(f)は、中皿10の更に別の実施形態を示すものである。これらの図に示す中皿10は、係止用突起16の形状が、これまでの実施形態と相違している。図6(a)に示す実施形態では係止用突起16aが中皿10の周方向に延びる直線状又は曲線状の形状をしており、且つ該係止用突起16aの2つの端点の位置が、中皿10の上下方向Xにおいて異なっている。つまり、係止用突起16aの延びる方向が上下方向Xに対して0度超90度以下の角度でもって傾斜している。本実施形態によれば、棒状化粧料2が中皿10から抜け落ちることを防止できるだけでなく、中皿10の周方向に沿って空回りすることも効果的に防止できる。
図6(b)に示す実施形態では、係止用突起16bが、中皿10の周方向に延びる波線状の形状をしている。本実施形態においても、図6(a)の実施形態と同様に、棒状化粧料2が中皿10から抜け落ちることを防止できるだけでなく、中皿10の周方向に沿って空回りすることも防止できる。図6(c)に示す実施形態では、係止用突起16cが、図3等に示す実施形態の直線状の係止用突起16の一部を分断して間欠的な形状としたものである。本実施形態によれば、棒状化粧料2が中皿10から抜け落ちることを防止できるだけでなく、棒状化粧料2に割れや折れが一層生じにくくなる。
図6(d)に示す実施形態では、係止用突起が複数の点状突起16dから構成されている。複数の点状突起16dは、中皿10の周方向に直線状に延びる点列をなしている。隣り合う点状突起16dの間隔は等しくなっているか、又は異なっている。点状突起16dは、例えば、底面が閉塞部15の内面に位置する錐体(例えば円錐や角錐)の形状であり得る。あるいは、底面が閉塞部15の内面に位置する截頭錐体(例えば截頭円錐や截頭角錐)の形状であり得る。また、半球体等のドーム形状であってもよい。点状突起16dが棒状化粧料2に食い込むときの負荷が小さい点から、点状突起16dは円錐体であることが好ましい。各点状突起16dの寸法や形状は同一でもよく、あるいは異なっていてもよい。本実施形態によれば、棒状化粧料2が中皿10から抜け落ちることを防止できるだけでなく、棒状化粧料2に割れや折れが一層生じにくくなる。
図6(e)及び図6(f)に示す実施形態も、図6(d)に示す実施形態と同様に、係止用突起が複数の点状突起16e,16fから構成されている。図6(e)に示す実施形態では、複数の点状突起16eが、直線状に延びる点列をなしているとともに、両端部に位置する2つの点状突起16eの位置が、中皿10の上下方向Xにおいて異なっている。つまり、点列の延びる方向が上下方向Xに対して0度超90度以下の角度でもって傾斜している。図6(f)に示す実施形態では、複数の点状突起16fがランダムに配置されている。これらの実施形態によれば、本実施形態によれば、棒状化粧料2が中皿10から抜け落ちることを防止できるだけでなく、棒状化粧料2に割れや折れが一層生じにくくなる。また、中皿10の周方向に沿って棒状化粧料2が空回りすることも効果的に防止できる。なお図6(e)に示す実施形態の各点状突起16eは、その寸法や形状は同一でもよく、あるいは異なっていてもよい。図6(f)に示す実施形態についても同様である。
図7に示す実施形態は、先に説明した図3に示す実施形態において、中皿10の形態を異ならせたものである。図7に示す実施形態の中皿10は、これまで説明してきた中皿10と比較して、複数の切欠部131,132を有している点で異なっている。また、各切欠部131,132が環状周壁部11をくり抜いた窓部を形成している点でも異なっている。更に本実施形態は、複数の切欠部131,132を有していることに対応して、複数の閉塞部151,152を有している点でも異なっている。
本実施形態においては、中皿10に一対の切欠部131,132が設けられており、それに対応して一対の閉塞部151,152が設けられている。切欠部131,132及び閉塞部151,152は、中皿の周方向に沿って設けられている。一対の切欠部131,132は同じ形状及び寸法をしており、且つ中皿10の上下方向Xに沿う位置が同じになっている。一方、周方向に沿った見たとき、一対の切欠部131,132は180度対向する位置に設けられている。したがって、一対の切欠部131,132に対応して設けられている一対の閉塞部151,152も、中皿10の上下方向Xに沿う位置が同じになっており、且つ周方向に沿った見たときに、180度対向する位置に設けられている。このように切欠部131,132及び閉塞部151,152が設けられていることで、中皿10の収容空間S内に棒状化粧料2を安定的に収容保持できるようになる。尤も、中皿10の上下方向Xに沿う一対の閉塞部151,152の位置は異なっていてもよく、また中皿10の周方向に沿った見たときに、一対の閉塞部151,152が180度対向する位置以外の位置に設けられていてもよい。
本実施形態において、一対の閉塞部151,152は、その形状及び寸法が同じになっている。また、各閉塞部151,152の内面に設けられている各係止用突起161,162も、その形状及び寸法が同じになっている。係止用突起161,162は、中皿10の上下方向Xにおける位置が同じになっている。尤も、閉塞部151,152、及び各閉塞部151,152の内面に設けられている各係止用突起161,162の形状及び寸法は異なっていてもよく、係止用突起161,162の中皿10の上下方向Xにおける位置は異なっていてもよい。このように複数の閉塞部、及びそれに伴う複数の係止用突起を設けることで、棒状化粧料2を一層確実に係止することができる。また、複数の閉塞部、及びそれに伴う複数の係止用突起を用いることで、個々の係止用突起の突出長さを短くして、棒状化粧料2に割れや折れが生じることを一層防止しつつ、係止を確実に行うことができる。
図8(a)ないし(c)は、図7に示す分解斜視図状態の棒状化粧料2、中皿10、昇降機構20及び外筒30を、本体基部40に組み付ける工程を示している。まず、本体基部40内に、中皿10を含む昇降機構(図示せず)、及び外筒30を組み付ける。この操作は、先の実施形態における図4(a)に示す操作と同様である。本体基部40内に、中皿10を含む昇降機構(図示せず)、及び外筒30を組み付けるに際しては、中皿10におけるヒンジ機構14及び閉塞部151,152が、外筒30の上端縁30aのうち、最上点(図示せず)と最下点30cとの中間の位置に対応する位置に配置されるように組み付けることが好ましい(図8(a)参照)。こうすることで、各ヒンジ機構14と、外筒30の上端縁30aのとの距離を同じにすることができ、中皿10の繰り出し状態を最小限にとどめて、棒状化粧料2を収容空間S内に挿入することができる。このことは、繰り出し状態にある中皿10を繰り下げる時間を短縮化できることを意味し、棒状化粧料製品3の製造時間の短縮化に寄与する。
次いで図8(a)に示すとおり、中皿10の収容空間に棒状化粧料2の下端域を収容させる。棒状化粧料2を収容空間内に収容させるときには、昇降機構(図示せず)の昇降は行わず、中皿10の位置は変化させないでおく。すなわち、中皿20における少なくとも各ヒンジ機構14が、外筒30の上端縁30aを越えて突出するようにしておく。
棒状化粧料2が中皿10の収容空間S内に収容されたら、外筒30を把持した状態で本体基部40を軸周りに回転させる。これによって図8(b)に示すとおり、繰り出し状態になっている中皿10が次第に繰り下げられる。中皿10の降下によってヒンジ機構14が外筒30の上端縁30aよりも下側に位置するようになる。その結果、それまでは外方に向けて開いていた閉塞部151,152が、外筒30の上端縁30aに当接し、それによって閉塞部151,152が外筒30の内面に沿って該外筒30内に引き込まれる。その結果、閉塞部151,152が次第に閉じていき、切欠部131,132(図7参照)に接近していく。
中皿10の繰り下げを更に進行させると、閉塞部151,152が外筒30の内面に沿って該外筒30内に更に引き込まれ、それによって閉塞部151,152が更に閉じていき、切欠部131,132に一層接近していく。最後には、図8(c)に示すとおり閉塞部151,152が切欠部131,132の少なくとも一部を完全に閉塞し、それとともに該閉塞部151,152に設けられている係止用突起161,162が棒状化粧料2の下端域に食い込む。これによって棒状化粧料2の下端域が中皿10の収容空間内に確実に係止される。このようにして、目的とする棒状化粧料製品3(図1参照)が得られる。以上のとおり、本実施形態によれば、棒状化粧料製品3の製造の過程において棒状化粧料2の取付及び係止が行われるので、棒状化粧料容器1の外側から特殊な操作を行うことなく、中皿10内への棒状化粧料2の保持を確実に行いつつ、該棒状化粧料2を該中皿10内へ容易に保持させることができるという利点がある。
図9には、図7及び図8に示す実施形態で用いた中皿10の別の実施形態が示されている。図9に示す実施形態においても一対の閉塞部151,152が用いられている。これらの閉塞部151,152は中皿10の周方向において180度対向する位置に設けられている。また各閉塞部151,152の形状及び寸法は同じになっている。各閉塞部151,152に設けられている係止用突起161,162の形状、寸法及び配置位置も同じになっている。しかし、各閉塞部151,152が連設している各ヒンジ機構14の位置が、中皿10の上下方向Xにおいて相違している。その結果、各閉塞部151,152に設けられた係止用突起161,162の位置が、中皿10の上下方向Xにおいて互いに異なっている。この構成を採用することで、係止用突起161,162の食い込みに起因する応力が分散されるので、棒状化粧料2に割れや折れ等の欠陥が発生しづらくなる。
図10にも、図7及び図8に示す実施形態で用いた中皿10の別の実施形態が示されている。図7及び図8に示す実施形態で用いた中皿10においては、各切欠部131,132が環状周壁部11をくり抜いた窓部を形成していたが、本実施形態においては、切欠部131,132は、中皿10の上端縁10aの位置から、中皿10の上下方向Xに沿って下方に向けて略平行に延びる同じ長さの2本の切り込み線を入れることで形成されている。切欠部13が中皿10の上端縁10aを含むことで、中皿10の繰り出し状態を最小限にとどめて、棒状化粧料2を収容空間S内に挿入することができる。このことは、繰り出し状態にある中皿10を繰り下げる時間を短縮化できることを意味し、棒状化粧料製品3の製造時間の短縮化に寄与する。各切欠部131,132の下端には、ヒンジ機構14が設けられている。各ヒンジ機構14の位置は、中皿10の上下方向Xにおいて同じになっているか、あるいは異なっている。各ヒンジ機構14を介して連設されている各閉塞部151,152は、これらの閉塞部151,152が各切欠部131,132を閉塞した状態において、該閉塞部151,152の上端縁15aが、中皿10の上端縁10aと面一になるような形状に形成されている。また、各閉塞部151,152の内面に設けられている係止用突起161,162は、それらの位置が、中皿10の上下方向Xにおいて同じになっているか、あるいは異なっている。本実施形態によれば、中皿10の複数箇所において該中皿10がその上端縁10aの位置から切り欠かれているので、該中皿10の収容空間S内に棒状化粧料2を挿入しやすいという利点がある。
以上の各実施形態において用いられる棒状化粧料2としては、例えば口紅、リップクリーム、リップグロス、スティックアイシャドウ、スティックファンデーションなど棒状の形状を有する化粧料であれば、その種類に特に制限はない。
棒状化粧料2の処方は、この種の化粧料に用いられている処方と同様とすることができる。棒状化粧料2は一般にワックス類、ペースト類及びオイル類を主成分として含んでおり、更に着色顔料、パール顔料等の着色剤、体質顔料等の粉体、ポリマー、増粘剤、ゲル化剤、防腐剤、保湿剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等を含んでいる。ワックス類としては、植物ワックス、動物ワックス、石油ワックス及び鉱物ワックス等の天然ワックス又は合成ワックスのいずれでもよく、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ヒマワリ種子ロウ、水素添加ホホバ油、ミツロウ、硬化ひまし油、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュワックス、エチレンプロピレンオリゴマー、シリコーンワックス等を適宜配合したものを用いることができる。一方オイル類としては、トリグリセライド、ジグリセライド、モノエステル、ジエステル等のエステル油、その他ポリイソブテン、スクワラン等の分岐炭化水素油、シリコーン油、フッ素油、高級アルコール、ポリグリセリンエステル、コレステロールエステル、フィトステロールエステル、揮発性シリコーン等を用いることができる。これらワックス類及びオイル類はそれぞれ一種又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば前記の各実施形態は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜に組み合わせることが可能である。例えば図7ないし図9に示す実施形態の中皿10の閉塞部151,152に設ける係止用突起161,162として、図5に示す実施形態のものや、あるいは図6(a)ないし(f)に示す実施形態のものを採用することができる。また、図3及び図5に示す実施形態の中皿10における切欠部13として、図7に示すような、環状周壁部11をくり抜いた窓部を採用することもできる。
上述した実施形態に関し、本発明は更に以下の棒状化粧料容器、棒状化粧料製品、及び棒状化粧料製品の製造方法を開示する。
<1>
棒状化粧料の下端域の収容が可能な収容空間を有する有底筒状の中皿と、該中皿の底部に連設された該中皿の昇降機構と、該中皿を収容する外筒とを備えた棒状化粧料容器であって、
前記中皿の側面に切欠部を設けるとともに、該切欠部の下端に、該下端に連設されたヒンジ機構を介して該切欠部の少なくとも一部の閉塞が可能な閉塞部を設け、
前記閉塞部に前記棒状化粧料の係止用突起を設け、該係止用突起を、該閉塞部が前記切欠部を閉塞した状態において前記収容空間内に向けて突出させ、
前記中皿が前記外筒の上端を越えて突出した状態において、該中皿の前記収容空間に前記棒状化粧料の前記下端域を収容させ、その収容状態から前記昇降機構によって該中皿を繰り下げることで、該中皿に設けられた前記閉塞部を該外筒の内面に沿って該外筒内に引き込んで、前記切欠部を該閉塞部によって閉塞させるとともに、該閉塞部に設けられた前記係止用突起を該棒状化粧料の該下端域に食い込ませ、該下端域を該収容空間内に係止するようにした、棒状化粧料容器。
<2>
前記係止用突起は、その突出方向に沿う長さが、該係止用突起の基部における幅よりも短くなっている前記<1>に記載の棒状化粧料容器。
<3>
前記係止用突起は、その突出方向の先端部に向かうに連れ、その幅が漸次短くなっている前記<1>又は<2>に記載の棒状化粧料容器。
<4>
前記係止用突起が前記中皿の周方向に延びる直線状又は曲線状の形状をしており、且つ該係止用突起の2つの端点の位置が、該中皿の上下方向において異なっている前記<1>に記載の棒状化粧料容器。
<5>
前記係止用突起が、前記中皿の周方向に延びる波線状の形状をしている前記<1>に記載の棒状化粧料容器。
<6>
前記係止用突起が、直線状の係止用突起の一部を分断して間欠的な形状としたものからなる前記<1>に記載の棒状化粧料容器。
<7>
前記係止用突起が複数の点状突起から構成されており、
複数の前記点状突起は、前記中皿の周方向に直線状に延びる点列をなしている前記<1>に記載の棒状化粧料容器。
<8>
前記点状突起が、底面が前記閉塞部の内面に位置する錐体の形状であるか、底面が該閉塞部の内面に位置する截頭錐体の形状であるか、又は半球体等のドーム形状である前記<7>に記載の棒状化粧料容器。
<9>
前記点状突起が、直線状に延びる点列をなしているとともに、両端部に位置する2つの該点状突起の位置が、前記中皿の上下方向Xにおいて異なっている前記<7>に記載の棒状化粧料容器。
<10>
前記点状突起がランダムに配置されている前記<7>に記載の棒状化粧料容器。
<11>
前記閉塞部が、前記中皿の周方向に沿って複数設けられている前記<1>ないし<10>のいずれか1に記載の棒状化粧料容器。
<12>
前記閉塞部が、前記中皿の周方向に沿って複数設けられており、
各閉塞部に設けられた前記係止用突起の位置が、前記中皿の上下方向において互いに異なっている前記<1>ないし<11>のいずれか1に記載の棒状化粧料容器。
<13>
前記閉塞部が、180度対向する位置に一対設けられている前記<1>ないし<12>のいずれか1に記載の棒状化粧料容器。
<14>
前記外筒の上端縁は、斜円柱の底面の周形状をしており、該上端縁は最上点と最下点とを有しており、
前記中皿における前記ヒンジ機構及び前記閉塞部が、前記外筒の前記上端縁のうち、前記最上点と前記最下点との中間の位置に対応する位置に配置される前記<13>に記載の棒状化粧料容器。
<15>
前記閉塞部が、1箇所にのみ設けられている前記<1>ないし<10>のいずれか1に記載の棒状化粧料容器。
<16>
前記外筒の上端縁は、斜円柱の底面の周形状をしており、該上端縁は最上点と最下点とを有し、
前記中皿における前記ヒンジ機構及び前記閉塞部の位置が、前記外筒の前記上端縁における前記最下点の位置と一致するように該中皿が配置されている前記<15>に記載の棒状化粧料容器。
<17>
一つの前記閉塞部に複数の前記係止用突起が設けられており、各係止用突起は、前記中皿の上下方向において異なる位置に位置している<1>ないし<16>のいずれか1に記載の棒状化粧料容器。
<18>
前記切欠部が前記中皿の上端縁を含むように形成されており、
前記閉塞部が前記切欠部を閉塞した状態において、該閉塞部の上端縁が、前記中皿の前記上端縁と面一になるような形状に、該閉塞部が形成されている<1>ないし<17>のいずれか1に記載の棒状化粧料容器。
<19>
前記切欠部が、前記中皿の環状周壁部をくり抜いた窓部を形成している<1>ないし<17>のいずれか1に記載の棒状化粧料容器。
<20>
前記昇降機構は、内部に空間を有する昇降基部、該昇降基部の内側に螺合する第1昇降部、及び第1昇降部の更に内側に螺合する第2昇降部を備え、
前記昇降基部を第2昇降部の軸周りに回転させることで前記中皿を昇降可能になっている前記<1>ないし<19>のいずれか1に記載の棒状化粧料容器。
<21>
前記昇降機構がロック機構を有しており、
前記ロック機構は、前記中皿の前記ヒンジ機構が前記外筒の上端を越えて最初に突出した状態から繰り下げられて該外筒の上端以下の位置まで到達した後は、該中皿の該ヒンジ機構が該外筒の上端を越えないように前記昇降機構の繰り上げを規制するものである<1>ないし<20>のいずれか1に記載の棒状化粧料容器。
<22>
前記昇降機構は、内部に空間を有する昇降基部、該昇降基部の内側に螺合する第1昇降部、及び第1昇降部の更に内側に螺合する第2昇降部を備え、
前記昇降基部を第2昇降部の軸周りに回転させることで前記中皿を昇降可能になっており、
前記ロック機構が、前記昇降機構における第2昇降部23の外面に形成された雄ネと、第1昇降部の内側に形成された雌ネジ22bとの間に配置されている前記<20>に記載の棒状化粧料容器。
<23>
前記<1>ないし<22>のいずれか1に記載の棒状化粧料容器と、その棒状化粧料容器の収容空間内に下端域が収容されている棒状化粧料とを備えた棒状化粧料製品。
<24>
棒状化粧料の下端域の収容が可能な収容空間を有する有底筒状の中皿と、該中皿の底部に連設された該中皿の昇降機構と、該中皿を収容する外筒と、前記収容空間内に前記下端域が収容されている前記棒状化粧料とを備えた棒状化粧料製品の製造方法であって、
前記中皿はその側面に切欠部が設けられているとともに、該切欠部の下端に、該下端に連設されたヒンジ機構を介して該切欠部の少なくとも一部の閉塞が可能な閉塞部が設けられており、
前記閉塞部に前記棒状化粧料の係止用突起が設けられており、該係止用突起は、該閉塞部が前記切欠部を閉塞した状態において前記収容空間に向けて突出しており、
前記中皿を前記外筒の上端を越えて突出させる工程と、
前記中皿の前記収容空間に前記棒状化粧料の前記下端域を収容させる工程と、
その収容状態から前記昇降機構によって該中皿を繰り下げることで、該中皿に設けられた前記閉塞部を該外筒の内面に沿って該外筒内に引き込んで、前記切欠部を該閉塞部によって閉塞させるとともに、該閉塞部に設けられた前記係止用突起を該棒状化粧料の該下端域に食い込ませ、該下端域を該収容空間内に係止する工程とを備えた、棒状化粧料製品の製造方法。
<25>
前記棒状化粧料製品が、前記<23>に記載の棒状化粧料製品である前記<24>に記載の製造方法。
1 棒状化粧料容器
2 棒状化粧料
2a 下端域
3 棒状化粧料製品
4 キャップ
10 中皿
10a 上端縁
11 環状周壁部
12 底部
13,131,132 切欠部
14 ヒンジ機構
15,151,152 閉塞部
15a 上端縁
16,161,162 係止用突起
20 昇降機構
21 昇降基部
21a 第1段差部
21b 第2段差部
21c 第3段差部
30 外筒
30a 上端縁
30b 最上点
30c 最下点
40 本体基部
S 収容空間

Claims (12)

  1. 棒状化粧料の下端域の収容が可能な収容空間を有する有底筒状の中皿と、該中皿の底部に連設された該中皿の昇降機構と、該中皿を収容する外筒とを備えた棒状化粧料容器であって、
    前記中皿の側面に切欠部を設けるとともに、該切欠部の下端に、該下端に連設されたヒンジ機構を介して該切欠部の少なくとも一部の閉塞が可能な閉塞部を設け、
    前記閉塞部に前記棒状化粧料の係止用突起を設け、該係止用突起を、該閉塞部が前記切欠部を閉塞した状態において前記収容空間内に向けて突出させ、
    前記中皿が前記外筒の上端を越えて突出した状態において、該中皿の前記収容空間に前記棒状化粧料の前記下端域を収容させ、その収容状態から前記昇降機構によって該中皿を繰り下げることで、該中皿に設けられた前記閉塞部を該外筒の内面に沿って該外筒内に引き込んで、前記切欠部を該閉塞部によって閉塞させるとともに、該閉塞部に設けられた前記係止用突起を該棒状化粧料の該下端域に食い込ませ、該下端域を該収容空間内に係止するようにした、棒状化粧料容器。
  2. 前記係止用突起は、その突出方向に沿う長さが、該係止用突起の基部における幅よりも短くなっている請求項1に記載の棒状化粧料容器。
  3. 前記係止用突起は、その突出方向の先端部に向かうに連れ、その幅が漸次短くなっている請求項1又は2に記載の棒状化粧料容器。
  4. 前記閉塞部が、前記中皿の周方向に沿って複数設けられている請求項1ないし3のいずれか一項に記載の棒状化粧料容器。
  5. 前記閉塞部が、前記中皿の周方向に沿って複数設けられており、
    各閉塞部に設けられた前記係止用突起の位置が、前記中皿の上下方向において互いに異なっている請求項1ないし4のいずれか一項に記載の棒状化粧料容器。
  6. 前記閉塞部が、180度対向する位置に一対設けられている請求項1ないし5のいずれか一項に記載の棒状化粧料容器。
  7. 前記閉塞部が、1箇所にのみ設けられている請求項1ないし3のいずれか一項に記載の棒状化粧料容器。
  8. 一つの前記閉塞部に複数の前記係止用突起が設けられており、各係止用突起は、前記中皿の上下方向において異なる位置に位置している請求項1ないし7のいずれか一項に記載の棒状化粧料容器。
  9. 前記切欠部が前記中皿の上端縁を含むように形成されており、
    前記閉塞部が前記切欠部を閉塞した状態において、該閉塞部の上端縁が、前記中皿の前記上端縁と面一になるような形状に、該閉塞部が形成されている請求項1ないし8のいずれか一項に記載の棒状化粧料容器。
  10. 前記昇降機構がロック機構を有しており、
    前記ロック機構は、前記中皿の前記ヒンジ機構が前記外筒の上端を越えて最初に突出した状態から繰り下げられて該外筒の上端以下の位置まで到達した後は、該中皿の該ヒンジ機構が該外筒の上端を越えないように前記昇降機構の繰り上げを規制するものである請求項1ないし9のいずれか一項に記載の棒状化粧料容器。
  11. 請求項1ないし10のいずれか一項に記載の棒状化粧料容器と、その棒状化粧料容器の収容空間内に下端域が収容されている棒状化粧料とを備えた棒状化粧料製品。
  12. 棒状化粧料の下端域の収容が可能な収容空間を有する有底筒状の中皿と、該中皿の底部に連設された該中皿の昇降機構と、該中皿を収容する外筒と、前記収容空間内に前記下端域が収容されている前記棒状化粧料とを備えた棒状化粧料製品の製造方法であって、
    前記中皿はその側面に切欠部が設けられているとともに、該切欠部の下端に、該下端に連設されたヒンジ機構を介して該切欠部の少なくとも一部の閉塞が可能な閉塞部が設けられており、
    前記閉塞部に前記棒状化粧料の係止用突起が設けられており、該係止用突起は、該閉塞部が前記切欠部を閉塞した状態において前記収容空間に向けて突出しており、
    前記中皿を前記外筒の上端を越えて突出させる工程と、
    前記中皿の前記収容空間に前記棒状化粧料の前記下端域を収容させる工程と、
    その収容状態から前記昇降機構によって該中皿を繰り下げることで、該中皿に設けられた前記閉塞部を該外筒の内面に沿って該外筒内に引き込んで、前記切欠部を該閉塞部によって閉塞させるとともに、該閉塞部に設けられた前記係止用突起を該棒状化粧料の該下端域に食い込ませ、該下端域を該収容空間内に係止する工程とを備えた、棒状化粧料製品の製造方法。
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