JP2010125602A - 出没式塗布具 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的簡単なかつ丈夫な構成で筆記体を押し出す際に確実に蓋体を開くことができかつ収納時には確実に開口をシールすることができる出没式塗布具を提供する。
【解決手段】軸状塗布体12の前進動作時には、斜面部20が前記蓋体16の突起22を押して前記弾性体26の弾性力に抗して蓋体16を軸筒10の先端開口10aの開放方向に駆動し、かつ、前記塗布部14を該開口10aから露出させ、一方、前記軸状塗布体12の後退動作時には、斜面部20が突起22を押す力を解除して前記弾性体26の弾性力によって蓋体16を前記開口10aの閉鎖方向に戻し、かつ、前記塗布部14を前記開口10a内に収容して蓋体で軸筒10先端開口10aをシールする出没式塗布具である。
【選択図】図2

Description

本発明は、使用時には軸先端からペン先を突出させ、非使用時にはペン先を軸内に収容しかつ軸先端開口を蓋体で閉じることが可能なノック式ペンやボールペン、ノック式マーカー等の出没式筆記具、または、ノック式化粧料等の出没式塗布具に関する。
筆記具では、ペン先にキャップを脱着する手間やキャップの紛失を防止するため、特開平8−258480号(特許文献1)に示されるようなキャップレス式筆記具(出没式筆記具)が知られている。この特許文献1記載の筆記具では、筆記体の前進によって、二股状のベルト部が前進し蓋体のヒンジ部を支点にして押し上げて二股の間を通してペン先が突出状態になる構成をしている。
また、実開平6−71177号(特許文献2)記載のキャップレス筆記具では、軸本体を押し出すことによって内筒の先端面で蓋体を開きペン先を突出する構造になっている。
特開平8−258480号公報 実開平6−71177号公報
しかしながら、前述の従来技術では、二股状のベルトによって蓋体を押し開く構造や、内筒部を前進させて蓋体を開けるという別体の構造を必要とするので部品点数が多くなってしまう。また、二股状のベルトでは、破損し易く、内筒部を設けるのでは軸本体先端部が太くなりやすい構造となる等の問題があった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、比較的簡単なかつ丈夫な構成で筆記体を押し出す際に確実に蓋体を開くことができかつ収納時には確実に開口をシールすることができる出没式塗布具を提供しようとするものである。
本発明は出没式塗布具にかかるものである。
本発明は、軸筒先端の開口から出没可能な軸状塗布体を有し、その軸状塗布体の前進・後退動作に連動して軸筒先端の開口を開放・閉鎖して軸状塗布体先端の塗布部を露出・シールする蓋体を有する出没式塗布具において、
前記軸状塗布体は、先端に塗布部を設けた軸部の側面に先方側より後方側が径方向に高い斜面部を形成したものであり、
前記蓋体は、軸筒先端の開口閉鎖時に該開口に対向する裏面側に突起を形成し、後方側端を軸筒外面の軸支部に回動可能に支持しており、
前記軸筒外面に一端を固定した弾性体の他端を前記蓋体表面側に固定しこの弾性体によって蓋体を閉鎖方向に付勢する構造を有し、
前記軸状塗布体の前進動作時には、前記斜面部が前記蓋体の突起を押して前記弾性体の弾性力に抗して蓋体を軸筒先端開口の開放方向に駆動し、かつ、前記塗布部を該開口から露出させ、一方、前記軸状塗布体の後退動作時には、斜面部が突起を押す力を解除して前記弾性体の弾性力によって蓋体を前記開口の閉鎖方向に戻し、かつ、前記塗布部を前記開口内に収容して蓋体で軸筒先端開口をシールするようにしたことを特徴とする出没式塗布具である。
本発明において、弾性体は、板状の金属バネ体からなり、軸筒の外面から蓋体外面に沿って配設したことが好適である。
また、本発明において、前記軸筒は、主に硬質樹脂材からなり、該軸筒の先端開口を取り巻いたシール部とグリップ部が連続した弾性ゴム材からなる、二色成形したものであることが好適である。
本発明の請求項1〜3記載の出没式塗布具によれば、軸状塗布体に斜面部を形成し、前記蓋体の裏面側に突起を形成し、後方側端を軸筒外面の軸支部に回動可能に支持させ、弾性体によって蓋体を閉鎖方向に付勢するという簡単な構造によって、前記軸状塗布体の前進動作時には、前記斜面部が前記蓋体の突起を押して前記弾性体の弾性力に抗して蓋体を軸筒先端開口の開放方向に駆動し、かつ、前記塗布部を該開口から露出させ、一方、前記軸状塗布体の後退動作時には、斜面部が突起を押す力を解除して前記弾性体の弾性力によって蓋体を前記開口の閉鎖方向に戻し、かつ、前記塗布部を前記開口内に収容して蓋体で軸筒先端開口をシールするようにしたので、比較的簡単なかつ丈夫な構成で塗布体を押し出す際に確実に蓋体を開くことができかつ収納時には確実に開口をシールすることができる。
なお、弾性体を、板状の金属バネ体からなるものとし、軸筒の外面から蓋体外面に沿って配設すれば、軸筒外面から突出する部分が少なくすることができ、出没式塗布具をコンパクトに構成できる。
また、前記軸筒を、主に硬質樹脂材とし、該軸筒の先端開口を取り巻いたシール部とグリップ部が連続した弾性ゴム材からなる、二色成形するものにすれば、シール部とグリップ部の同時に成形でき、工数を少なくして気密性を高めるシール部と筆圧を加え易くするグリップ部が必要な場合にとくに有効である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1〜図11は本発明の出没式塗布具の実施形態の説明図であって、図中、同一の符号を付した部分は同一物を表わす。
図1(a)、(b)は第1の実施形態に係る出没式塗布具の外観を示す平面図(クリップ取付け側から見た側面図)、正面図(クリップ横面方向からみた図)を示す。図2(a)、(b)は図1の塗布具の縦断面であって、軸状塗布体の収納時、前進時を示す。図3は図1の塗布具の軸筒先端の説明図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(b)の縦断面図、(d)は左側面図、(e)は(d)の横断面図である。図4は図1の塗布具の蓋体の詳細説明図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は下面図、(d)は右側面図、(e)は左側面図、(f)は(b)の縦断面図である。図5は図1の塗布具の軸状塗布体の塗布部突出時の外観斜視図である。図6(a)、(b)は図1の塗布具の軸状塗布体の縦断面図、正面図である。図7(a)、(b)、(c)は繰出し機構の縦断面図、正面図、正面図から90度回転させて側部側から見た平面図である。
図8(a)、(b)は第2実施形態に係る出没式塗布具の外観を示す平面図、正面図である。図9は(a)、(b)は図8の塗布具の縦断面図であって、軸状塗布体の収納時、前進時を示す。図10は図8の塗布具の軸状塗布体のノック部を一体にしたリフィールの説明図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は縦断面図、(d)は先方から見た図である。図11は図8の塗布具に設けられたノック筒の説明図であって、(a)は正面図、(b)は縦断面図、(c)は先方から見た図、(d)は後方から見た図である。
第1の実施形態に係る出没式塗布具は、図1〜2に示すように、軸筒10先端の開口10aから出没可能な軸状塗布体12を有し、その軸状塗布体12の前進・後退動作に連動して軸筒10先端の開口10aを開放・閉鎖して軸状塗布体12先端の塗布部14を露出・シールする蓋体16を有する出没式塗布具に係るものであって、ノック式マーカー等の筆記具とすることができる。
軸筒10は、図1〜2に示すように、中空の概略筒状体であって、前部が中央部より細く形成され、前端部には、斜めに切断した状態に開口10aが形成されていて、軸筒10後部の外面部に弾性のあるクリップ10cが形成される。また、前部内に軸状塗布体12が、後部内に繰出し機構28が設けられている。なお、繰出し機構28の後端開放円筒状のノック体28aが軸筒10後端部開口から進退動可能に突出している。
この繰出し機構28では、図2、図7に示すように、ノック体28aの前部に連続形成されたノック体28aより細い棒状を呈して延びる柱状部分28a1と、その柱状部分28a1前端から柱状部分28a1とやや離れてノック体28a付近まで延びる弾性のある弓状の弾発側部28bとを有し、柱状部分28a1および28bによって一側面視で概略V字形状(マツバ状)に構成されている。弾発側部28bの弾発方向側面部(上記柱状部分28a1とは反対側側面部)に突起28cが軸方向前後に一対形成されている。
前記柱状部分28a1前端が軸状塗布体12の後端(栓12cの後端面)に当接し、その前端から分かれた弾性のある弾発側部28bの突起28c、28cが軸筒10の孔10e、10eに嵌入離脱して軸状塗布体12の突出位置、収納位置に位置決めするいわゆるマツバ式のノック方式となっている。ノック方式はこのようなマツバ方式の他、カーンノック方式を採用することができる。
図2、図6に示すように、前記軸状塗布体12は、先端に塗布部14を設けた軸部18の前部12a側面に先方側より後方側が径方向に高い斜面部20を形成したものである。実施形態では、軸状塗布体12は塗布具から交換可能なリフィールであって、前部12aから後部12bにわたって中空筒状であって、該前部12aに塗布部14を嵌入固定している。この前部の外側面にリブ状の突部12a1が形成され、その突部12a1の前側に前記斜面部20が形成されたものである。
なお、塗布部14は液体誘導芯であって、繊維体や成形誘導体のいずれでもよい(例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)、POM(ポリアセタール)、アクリルを材質とする)。
また、塗布部14先端は軸状塗布体12前部12a先端より突出しており、塗布部14後端は軸状塗布体12後部12bの収容部内に突出して塗布液を誘導するようにしている。前記前部12aから段状に拡径して連続する前記後部12b内が塗布液(インキ等)を収容する収容部である。該後部12bの収容部内には、中綿に塗布液を含浸させまたは直液で塗布液を収容している。また前記後部12b後端開口は栓12cを嵌入して塞いでいる。この場合、前記後部12bの栓12cを陥入する部分は段差部12dを経由して拡径しており、前記軸筒10中央部の段差10bとこの拡径した段差部12dとの間にコイル状スプリング30等の弾性体が設けられている。
インクが不足したときに、軸状塗布体12の全体的な交換が困難なものの場合は、栓12cをネジによる開栓方式にして中綿交換することで対応することができる。
前記蓋体16は、軸筒10先端の開口10a閉鎖時に該開口10aに対向する裏面側に突起22を形成し、後方側端を軸筒10外面の軸支部24に回動可能に支持している。
詳しくは、蓋体16は、軸筒10先端開口10aを塞ぐための裏面が凹んだ概略椀状の蓋体16の本体16aと、その蓋体16の本体16aの表面側に後方に向けて延ばした対の回動腕部16bと、その回動腕部16bの先端内側に内向きに突出形成した突起状の回動軸16cとを設けたものである。
なお、前記回動腕部16bは蓋体16の本体16aの表面側を前後にわたって形成固定されていることによって、回動腕部16bによって蓋体16の本体16aの強度部材になっている。
軸筒10外面の軸支部24は、図3に示すように、平面視(図3(a))概略コ字形状に形成され、軸筒先端方向向き二つに分かれた対で形成された前部24aと、平面視で矩形であって前方向きの対の開口および側方向きの開口のある空間24cが形成された後部24bとからなる。前部24aには、対の側面部に前記蓋体16の回動軸16cを嵌める円筒空間状の凹所24a1を設けている。また、後部24b内には空間24cの後端を軸筒10の周方向に延びる後端壁部24d1で閉ざし、その後端壁部24d1の中央部から軸方向前方に延びる仕切り壁24d2で前方向きの対の開口が仕切られていて、後端壁部24d1と仕切り壁24d2とでT字形状を呈して前記空間24cを2つに仕切っている。
軸筒10外面に一端26aを固定した弾性体26の他端26bを前記蓋体16表面側に固定し、この弾性体26によって蓋体16を閉鎖方向に付勢する構造を有する。詳しくは、弾性体26は板状の金属バネ体からなり、軸筒10の外面から蓋体16外面に沿って配設したものである。弾性体26は前方側が弧状に折り曲げてあり、前方側一端26aが蓋体16の表面側に当接して押し下げている。また、後方側の他端26bは図1に示すように内側に切り込み26b1を入れて鋸歯状を呈し、その切り込みによって前記仕切り壁24d2を噛み込んで前記軸支部24の空間24c内に差し込んだ状態で固定している。
なお、前記軸筒10は、主に硬質樹脂材(例えばPP(ポリプロピレン)、PC(ポリカーボネート)、ABS、POM)からなる。
気密性向上ため蓋体16と接する軸筒10本体の先端開口10a周縁部に弾性体を設置することが考えられる。実施形態では、図1に示すように、該軸筒10の先端開口10aを取り巻いたシール部34とグリップ部36が連続した弾性ゴム材(例えばTPE:熱可塑性エラストマ等)からなる、軸筒10を二色成形したものである。これにより、シール部34とグリップ部36を同時に成形でき、工数を少なくして気密性を高めるシール部と筆圧を加え易くするグリップ部が必要な場合にとくに有効である。
また、塗布部14突出時の気密性の向上のために、図2に示すように、蓋体16と逆側(軸筒10本体の後側)のシールは、軸状塗布体12のアンダーカットと軸筒10内部のアンダーカットが接することによって実現できる(アンダーカットは適宜位置に設けることができる)。もしくは、軸状塗布体12側に弾性体のO(オー)リングを取付けて気密性を向上させることもできる。
また、繰出し機構28による繰出しのために軸状塗布体12を後方に付勢するコイル状スプリング30は、軸状塗布体12の段差部12dと軸筒内の段差10b(リブでもよい)との間に固定されている。これにより、軸筒10先端部内が複雑な構造にならず軸筒10を細身に形成することができ、設計の自由度が高くなる。
実施形態に係る出没式塗布具によれば、前記軸状塗布体12の前進動作時には、図2、図5に示すよう、斜面部20が前記蓋体16の突起22を押して前記弾性体26の弾性力に抗して蓋体16を軸筒10先端開口の開放方向に駆動し、かつ、前記塗布部14を該開口10aから露出させる。一方、前記軸状塗布体12の後退動作時には、斜面部20が突起22を押す力を解除して前記弾性体26の弾性力によって蓋体16を前記開口10aの閉鎖方向に戻し、かつ、前記塗布部を前記開口内に収容して蓋体16で軸筒10先端開口をシールするようにするので、比較的簡単なかつ丈夫な構成で塗布体を押し出す際に確実に蓋体16を開くことができかつ収納時には確実に開口をシールすることができる
図8〜図11は、第2の実施形態に係る出没式筆記具の説明図であって、図8は同出没式筆記具の外観図、図9は同出没式筆記具の断面図、図10は同出没式筆記具に設けられた軸状塗布体およびそれに一体化した繰出し部の説明図、図11はノック筒の説明図を示している。
第2の実施形態に係る出没式筆記具は、第1の実施形態に係る出没式筆記具に係る軸状塗布体12と同様機能の軸状塗布体12Aの後部に繰出し部28Aを一体成形しノック筒28Dを螺合して(嵌合してもよい)一体的構造にしたリフィール構造のものである。なお、蓋体16周辺等の第1の実施形態と同様部分に同一の符号を付している。
図10に示すように、軸状塗布体12Aの前部12a内には、塗布部14を支持するリブ12a2が形成され、後部12b内にも中綿を支持するリブ12a3が形成されている。
後部の繰出し部28Aは軸状塗布体12Aの後部の段状の拡径した段差部12dの太さのまま後方に延びた筒状部であって、その筒状部の側面部には、孔28A1が一対穿設されていると共に側面部の孔28A1の形成部間に係止用突起28Cが径方向に突出形成されている。更に、繰出し部28A内部において、孔28A1の前方には傾斜状の突起(先方が縮径するように、内周に環状に形成されている)を持つ傾斜部28A3、後方端部内面にはネジ部28A2が形成されている。
繰出し部28Aの筒状部内には後方からノック筒28Dが嵌入している。図11に示すように、このノック筒28Dの内部空間を取り巻く内周面はリブ28D1が4箇所形成されていて、閉鎖される後端部近辺では十字状のリブ28D2が形成されている。また、ノック筒28Dの外周面にはフランジ28D3が環状に取り巻いて形成されている。ノック筒28Dを繰出し部28Aの後端開口から装着した際に、ノック筒28Dの前端部に形成された突き当て部28D5は繰出し部28Aにおける前方側の内部空間に形成された傾斜部28A3と係止し、ノック筒28Dのフランジ28D3は繰出し部28Aの後端面に突き当たり、かつ、フランジ28D3前方のネジ部28D4が繰出し部28A内周面のネジ部28A2に螺合して抜け止められている。
抜け止められたノック筒28Dが軸状塗布体12Aの後部である繰出し部28Aにおける前方側の内部空間に形成された傾斜部28A3とノック筒28Dの前端部外周に環状に突出形成された突き当て部28D5でシールし(傾斜部28A3と突き当て部28D5が互いに乗り越えて嵌合し合って気密保つようにする)、内部空間を一体にした閉鎖構造にすることにより、気密状態を保持している。そして、この閉鎖空間内にインキを含浸させた中綿を収容している。
軸筒10外周面には、クリップ10cの先端部が接する部分周辺に軸方向に長く孔10Dが穿設されており、この孔10Dには、繰出し部28Aの係止用突起28Cが突出配置され、その後方部にクリップ10cが軸筒10外周面突部に揺動可能に軸支されている。このクリップ10cは、その先端部に係止溝10c1が形成されており、図9(b)に示すように、軸状塗布体12Aの前進端時に係止用突起28Cが係止溝10c1に係止して、軸状塗布体12Aを前端位置に保持するようになっている。なお、符号10c2は、クリップ10c先端を軸筒10方向に回動させる付勢力を作用させる弾性体である。
第2の実施形態における出没式筆記具を作動させる際に、ノック筒28D後端を押して軸状塗布体12を前進させると、係止用突起28Cが軸筒10の孔10D内で前方に移動して、クリップ10cの係止溝10c1に引っ掛かって、軸状塗布体12Aを前端位置に保持・固定して、塗付部14先端を軸筒10の先端開口10aから露出させることができる。一方、クリップ10c先端を軸筒10から離すように回転させると、係止用突起28Cがクリップ10の係止溝10c1から離脱し、コイル状スプリング30の弾性力によって軸状塗布体12Aは後退する。上記のように、軸状塗布体12Aの突出位置、収納位置に位置決めする方式を採用している。
軸状塗布体12Aの前進・後退動作時の蓋体16の開閉作動は第1の実施形態と同様である。
この第2の実施形態では、軸状塗布体12Aと繰出し部28Aを一体化してリフィールとして交換ができる構成になっている。
なお、リフィール全体の交換が困難な場合は、ノック筒28Dを繰出し部28A後端部にネジによる開栓方式にして中綿交換することで対応することができる。
本発明の出没式塗布具は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
(a)、(b)は実施形態に係る出没式塗布具の外観を示す平面図、正面図を示す。 (a)、(b)は同塗布具の縦断面図であって、軸状塗布体の収納時、前進時を示す。 同塗布具の軸筒先端の説明図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は縦断面図、(d)は左側面図、(e)は横断面図である。 同塗布具の蓋体の詳細説明図であって、(a)は平面図、(b)正面図、(c)は下面図、(d)は右側面図、(e)左側面図、(f)は(b)の断面図である。 同塗布具の軸状塗布体の塗布部突出時の外観斜視図である。 同塗布具の軸状塗布体の説明図であって、(a)は縦断面図、(b)は正面図である。 同塗布具の繰出し機構の縦断面図、正面図、正面面から90度回転させて下方側から見た下面図である。 (a)、(b)は第2の実施形態に係る出没式塗布具の外観を示す平面図、正面図を示す。 (a)、(b)は図8の出没式塗布具の縦断面であって、軸状塗布体の収納時、前進時を示す。 図8の出没式塗布具の軸状塗布体をノック部と一体にしてリフィールとしたものの説明図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は縦断面図、(d)は先方から見た図である。 図8の出没式塗布具に設けられたノック筒の説明図であって、(a)は正面図、(b)は縦断面図、(c)は先方から見た図、(d)は後方から見た図である。
符号の説明
10 軸筒
10a 軸筒先端の開口
10b 段差
10c クリップ
10c1 クリップの係止溝
10c2 クリップの弾性体
10e 軸筒の孔
10D 軸筒の孔
12、12A 軸状塗布体
12a 前部
12a1 前部側面の突部
12a2、12a3 内面のリブ
12b 軸状布体の後部
12c 尾栓
12d 段差部
14 塗布部
16 蓋体
16a 蓋体の本体
16b 蓋体の回動腕部
16c 回動軸
18 軸部
20 斜面部
22 突起
24 軸支部
24a 軸支部の前部
24a1 前部の凹所
24b 軸支部の後部
24c 軸支部内の空間
24d1 空間を形成する後端壁部
24d2 仕切り壁
26 弾性体
26a 弾性体の前方側端(一端)
26b 弾性体の後方側端(他端)
26b1 弾性体後方側端の切り込み
28 繰出し機構
28a ノック体
28a1 柱状部分
28b 側部
28c 突起
28A 繰出し部
28A1 側部の孔
28A2 ネジ部(雌ネジ)
28A3 傾斜部
28C 係止用突起
28D ノック筒
28D1 リブ
28D2 リブ
28D3 フランジ
28D4 ネジ部(雄ネジ)
28D5 突き当て部
30 コイル状スプリング
34 軸筒開口のシール部
36 軸筒前部のグリップ部

Claims (3)

  1. 軸筒先端の開口から出没可能な軸状塗布体を有し、その軸状塗布体の前進・後退動作に連動して軸筒先端の開口を開放・閉鎖して軸状塗布体先端の塗布部を露出・シールする蓋体を有する出没式塗布具において、
    前記軸状塗布体は、先端に塗布部を設けた軸部の側面に先方側より後方側が径方向に高い斜面部を形成したものであり、
    前記蓋体は、軸筒先端の開口閉鎖時に該開口に対向する裏面側に突起を形成し、後方側端を軸筒外面の軸支部に回動可能に支持しており、
    前記軸筒外面に一端を固定した弾性体の他端を前記蓋体表面側に固定しこの弾性体によって蓋体を閉鎖方向に付勢する構造を有し、
    前記軸状塗布体の前進動作時には、前記斜面部が前記蓋体の突起を押して前記弾性体の弾性力に抗して蓋体を軸筒先端開口の開放方向に駆動し、かつ、前記塗布部を該開口から露出させ、一方、前記軸状塗布体の後退動作時には、斜面部が突起を押す力を解除して前記弾性体の弾性力によって蓋体を前記開口の閉鎖方向に戻し、かつ、前記塗布部を前記開口内に収容して蓋体で軸筒先端開口をシールするようにしたことを特徴とする出没式塗布具。
  2. 弾性体は、板状の金属バネ体からなり、軸筒の外面から蓋体外面に沿って配設したことを特徴とする請求項1に記載の出没式塗布具。
  3. 前記軸筒は、主に硬質樹脂材からなり、該軸筒の先端開口を取り巻いたシール部とグリップ部が連続した弾性ゴム材からなる、二色成形したものであることを特徴とする請求項1または2に記載の出没式塗布具。
JP2008299090A 2008-11-25 2008-11-25 出没式塗布具 Withdrawn JP2010125602A (ja)

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