JP4378466B2 - 出没式筆記具 - Google Patents

出没式筆記具 Download PDF

Info

Publication number
JP4378466B2
JP4378466B2 JP2004160828A JP2004160828A JP4378466B2 JP 4378466 B2 JP4378466 B2 JP 4378466B2 JP 2004160828 A JP2004160828 A JP 2004160828A JP 2004160828 A JP2004160828 A JP 2004160828A JP 4378466 B2 JP4378466 B2 JP 4378466B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
cylinder
lid
seal lid
guide tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004160828A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005335341A (ja
Inventor
雅 町田
泰 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pentel Co Ltd filed Critical Pentel Co Ltd
Priority to JP2004160828A priority Critical patent/JP4378466B2/ja
Publication of JP2005335341A publication Critical patent/JP2005335341A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4378466B2 publication Critical patent/JP4378466B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Description

軸筒の後部に設けられたノック部材を押圧することによって軸筒の前端から筆記体を出没させる出没式筆記具に関する。
1例として、前軸と後軸を着脱自在に結合した筆記具本体の前軸内に、筆記先端部を密封するシール筒を配置し、そのシール筒にそのシール筒をシールするシール蓋を設けたキャップレス筆記具がある。そして、そのシール蓋は前記筆記先端部の前後動に応じて開閉し得るようになっている。
実開平6−34989号公報。
しかし、前記の従来技術のあっては、シール筒とシール蓋との密閉部が平面状である為、
密閉性が十分に得られないものとなってしまっていた。つまり、平面状にはなっていても、その表面には小さな凹凸が形成されており、その凹凸によってシール筒とシール蓋との間に僅かな隙間が形成され、此によって密閉が不確実となってしまうのである。
ここで、シール筒とシーツ蓋との当接部に円周上のリブなどを形成することも考えられる。このリブの断面形状は半円弧状をなしているが、そのリブの端面にも実施的には凹凸が形成されてしまい(図8参照)、それ故に、十分な密閉が得られなかった。
本発明は、軸筒の後部に設けられたノック部材を押圧することによって軸筒の前端から筆記体を出没させる出没式筆記具であって、前記筆記体の塗布先部をシール蓋が配置されたシール筒で密封すると共に、前記シール蓋を筆記体の前後動に連動して開閉させ、又、そのシール蓋と前記シール筒との接触部にシール蓋に向かって突状の変形部を形成し、また、前記シール蓋に複数の細線部を放射状にしかも等間隔な位置に一体成形すると共に、細線部の2本の後端をガイド筒に一体的に連結し、さらに、細線部の1本をガイド筒に摺動可能に取り付け、そのガイド筒と前記シール筒部との間に弾撥部材を張設し、その弾撥部材によって前記細線部を後方に向けて付勢し、これによって、前記シール蓋をシール筒に接触させ、さらに、それらシール蓋とシール筒を別部材で構成し、また、前記ノック部材と共に筆記体を前進させることによって前記ガイド筒、並びに、そのガイド筒に連結されている細線部をも前進せしめ、その細線部の前進によって前記シール蓋を拡開したことを要旨とする。
本発明は、軸筒の後部に設けられたノック部材を押圧することによって軸筒の前端から筆記体を出没させる出没式筆記具であって、前記筆記体の塗布先部をシール蓋が配置されたシール筒で密封すると共に、前記シール蓋を筆記体の前後動に連動して開閉させ、又、そのシール蓋と前記シール筒との接触部にシール蓋に向かって突状の変形部を形成し、また、前記シール蓋に複数の細線部を放射状にしかも等間隔な位置に一体成形すると共に、細線部の2本の後端をガイド筒に一体的に連結し、さらに、細線部の1本をガイド筒に摺動可能に取り付け、そのガイド筒と前記シール筒部との間に弾撥部材を張設し、その弾撥部材によって前記細線部を後方に向けて付勢し、これによって、前記シール蓋をシール筒に接触させ、さらに、それらシール蓋とシール筒を別部材で構成し、また、前記ノック部材と共に筆記体を前進させることによって前記ガイド筒、並びに、そのガイド筒に連結されている細線部をも前進せしめ、その細線部の前進によって前記シール蓋を拡開したので、シール筒とシール蓋との十分な密閉が得られる。
作用について説明する。シール蓋が弾撥部材の弾撥力によってシール筒部の変形部に付勢されると、その変形部が成形時に発生する凹凸以上に弾性変形し(潰れ)、シール筒部内を密閉する。
図1〜図5に示し説明する。軸筒1は、前方軸部2と後方軸部3から構成されており、それらは凹凸嵌合などの手段によって連結・固定されている。その軸筒1の内部には、弾発部材4を介して移動不能に樹脂成形品からなるシール筒部5がセットされている。そのシール筒部5の後方内面には、樹脂材質から形成され、エタノールなどを含むインキを収容した筆記体6が配置されている。その筆記体6は、前軸7とその前軸7に着脱自在に螺合・固定したカートリッジ8から構成されている。又、前記シール筒部5には、筆記体6の前軸7の前方の外壁と密閉を保つための内方リブ5aが円周上に形成されている。
更に、前記樹脂材質からなるシール筒部5には、シール蓋9が取り付けられており、そのシール蓋9には3本の細線部10、11、12が放射状にしかも等間隔(120度間隔)な位置に射出成形などの手段によって一体成形されている。これらの細線部10、11、12の表面には、潤滑剤が塗布されているが、成形と同時に樹脂中に混練りさせても良い。その潤滑剤の例としては、シリコーンオイルやロウ、タルク、グリスなどが良好なものとして挙げられるが、塗布する作業性を考慮すると、シリコーンオイルと言った液状物が好ましい。尚、その細線部10、11の後端はガイド筒13に一体的に連結されているが、細線部12はガイド筒13に摺動可能に取り付けられている。そして、ガイド筒13とシール筒部5との間には、前記弾発部材4が張設されており、その弾撥部材4の付勢によって、前記シール蓋9が後方に押し当てられ、そのシール蓋9とシール筒部5との密閉が保たれている。
次ぎに、前記シール筒部5について更に詳述する。シール筒5には後述する塗布先部14が挿通する貫通孔5bが形成されている。その貫通孔5bの前端部であってシール筒部5の前端面部には、シール蓋9に向かって鋭角な突状の変形部5cが円周状に形成されている。その鋭角な変形部5cの角度は、本実施例では60度としているが、30度〜120度の範囲であるならば適宜選択可能であるが、好ましくは50度〜60度が良い。その試験結果を表1に示す。尚、評価としては、シール蓋9をシール筒部5に密着させた常態において、シール筒部5の後方から圧縮空気を吹き込んだ。この時、50KPa未満で空気漏れを起こした物を不良とし、50KPa以上の物を良品とした。又、60KPa以上掛けても漏れない物を好適な物として評価した。60KPa以上の作用で空気が漏れない物は、揮発性の高い、例えば、メタノールを混入させたインキにも適用できる。
ちなみに、密封容器にエタノールを入れ、50度で熱を掛けた場合には、容器内の圧力が35KPa〜40KPaになる。此を前提に50KPa以上の物を良品とした。
Figure 0004378466
*1:先端が潰れず、変形部が根本から屈曲し、隙間が形成された
*2:先端が潰れず、変形部が根本から屈曲し、隙間が形成された
*3:先端の潰れが少なく、40KPaで漏れが発生した
*4:先端の潰れが少なく、40KPaで漏れが発生した
*5:先端の潰れが少なく、35KPaで漏れが発生した
*6:半径が0.3mmの断面が円弧状の突起
軸筒1(前方軸部2)の先端部は筆記体6の塗布先14が出没可能に摺動する先端開口穴15が設けられ、後端には筆記体6のカートリッジ8が交換可能で、且つ、後述する摺動子と着脱自在なノック部材16が摺動可能な後端開口穴17が設けられている。
又、後方軸部3の内面後部には、カム面18が形成されている。そのカム面18は、長手方向に形成された溝部19と、その溝部19間によって形成される縦リブ20の頂面に形成した傾斜面21とから構成されている。そして、そのカム面18の傾斜面21には、筒状の回転子22の傾斜突起23が係脱可能に係合している。そして、その回転子22の中空部には前記筆記体6のカートリッジ8が貫通した状態で挿通しており、又、回転子22の前端面を前記前軸7の後端面に接触させている。つまり、この回転子22の前軸7への接触によって、筆記体6全体を前進せしめることができるようになっているのである。
更に、回転子22の後部には摺動子24が位置しており、その摺動子24の前方に形成されたカム突起25が前記回転子22の傾斜突起23に接触、係合している。又、摺動子24の外周面には摺動突起26が形成されており、前記カム面18の溝部19に摺動可能に係合している。そして、その摺動子24には、ノック部材16が螺合などの手段によって着脱自在に取り付けられているが、凹凸嵌合などであっても良い。
符号27は筆記体6(前軸7)の外周面に形成した突起であって、その突起27は前記前方軸部2の内面に形成された摺動溝部28に係合している。つまり、筆記体6は軸筒1に対して前後動は可能であるが、相対的な回転は不能なものとなっている。
次ぎに、動作について説明する。ノック部材16を押圧すると、摺動子24や回転子22を介して筆記体6が弾撥部材4の弾撥力に抗して前進し、塗布先14が先端開口部15から突出するが、この際、シール蓋9も筆記体6の前進に伴って拡開する。この時、回転子22の傾斜突起23がカム面18の傾斜面21に当接し、筆記体6の後退(没入)が阻止される(図2参照)。
筆記体6を軸筒1に収納(没入)させる場合には、再びノック部材16を押圧する。この押圧操作によって、回転子22とカム面18との係合が解除されると共に、前記弾撥部材4の付勢力によって筆記体6が収納される。これと同時に、シール蓋9が引っ張られ閉じられる。この際、シール蓋9の下面によってシール筒部5の変形部5cが潰され(図5参照:図中点線は、潰される前の状態)、シール筒部5の密閉が完全なものとなる。
次ぎに、カートリッジ8の交換方法について説明する。最初に、ノック部材16と摺動子24と分離する。この分離によってカートリッジ8の後部近傍が軸筒1の後端開口部から露出する。次いで、そのカートリッジ8を前軸7に対して回転させ、回転子22並びに、摺動子24から抜き取るようにして、前軸7からカートリッジ8を分離させる。ここで、新しいカートリッジを軸筒1内に挿入し前軸7に螺合する。次いで、ノック部材16を再び摺動子24に取り付け、カートリッジの交換が完了する。
本発明の1例を示す要部縦断面図(筆記体収納状態)。 本発明の1例を示す要部縦断面図(筆記体突出状態)。 図1の要部断面斜視図。 シール筒部の上面図。 図1の要部拡大図。 後軸部の縦断面図 内部機構の外観斜視図。 従来のシール筒部の要部拡大図。
符号の説明
1 軸筒
2 前方軸部
3 後方軸部
4 弾撥部材
5 シール筒部
6 筆記体
7 前軸
8 カートリッジ
9 シール蓋
10 細線部
11 細線部
12 細線部
13 ガイド筒
14 塗布先
15 先端開口穴
16 ノック部材
17 後端開口穴
18 カム面
19 溝部
20 縦リブ
21 傾斜面
22 回転子
23 傾斜突起
24 摺動子
25 カム突起
26 摺動突起
27 突起
28 摺動溝部

Claims (2)

  1. 軸筒の後部に設けられたノック部材を押圧することによって軸筒の前端から筆記体を出没させる出没式筆記具であって、前記筆記体の塗布先部をシール蓋が配置されたシール筒で密封すると共に、前記シール蓋を筆記体の前後動に連動して開閉させ、又、そのシール蓋と前記シール筒との接触部にシール蓋に向かって突状の変形部を形成し、また、前記シール蓋に複数の細線部を放射状にしかも等間隔な位置に一体成形すると共に、細線部の2本の後端をガイド筒に一体的に連結し、さらに、細線部の1本をガイド筒に摺動可能に取り付け、そのガイド筒と前記シール筒部との間に弾撥部材を張設し、その弾撥部材によって前記細線部を後方に向けて付勢し、これによって、前記シール蓋をシール筒に接触させ、さらに、それらシール蓋とシール筒を別部材で構成し、また、前記ノック部材と共に筆記体を前進させることによって前記ガイド筒、並びに、そのガイド筒に連結されている細線部をも前進せしめ、その細線部の前進によって前記シール蓋を拡開したことを特徴とする出没式筆記具。
  2. 前記変形部の角度を30度〜120度としたことを特徴とする請求項1記載の出没式筆記具。
JP2004160828A 2004-05-31 2004-05-31 出没式筆記具 Expired - Lifetime JP4378466B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004160828A JP4378466B2 (ja) 2004-05-31 2004-05-31 出没式筆記具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004160828A JP4378466B2 (ja) 2004-05-31 2004-05-31 出没式筆記具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005335341A JP2005335341A (ja) 2005-12-08
JP4378466B2 true JP4378466B2 (ja) 2009-12-09

Family

ID=35489413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004160828A Expired - Lifetime JP4378466B2 (ja) 2004-05-31 2004-05-31 出没式筆記具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4378466B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105121174A (zh) * 2013-04-18 2015-12-02 有限会社V斯帕克 触碰式涂覆用具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005335341A (ja) 2005-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6213661B1 (en) Retractable felt-tipped pen
US8087840B2 (en) Slide type writing tool preventing dryness
US7331730B2 (en) Retractable writing material
JP2007320156A (ja) 出没式筆記具
JP4378466B2 (ja) 出没式筆記具
JP4211575B2 (ja) 出没式筆記具
JP4778324B2 (ja) エアタイト式筆記具
JP2009179066A (ja) 出没式筆記具
JP5610775B2 (ja) 液体塗布具
JP2011173407A (ja) 出没式筆記具
JP2005271328A (ja) ノック式ボールペン
JP4670328B2 (ja) 出没式筆記具
JP2005335082A (ja) キャップレス筆記具
JP6126517B2 (ja) エアータイト式筆記具
JP2006289799A (ja) 出没式筆記具
JP2005335314A (ja) 出没式筆記具
JP2006289798A (ja) 出没式筆記具
JP2009196374A (ja) 出没式筆記具
JP2006334856A (ja) 出没式筆記具
JPH10315685A (ja) 筆記具のキャップ
JP2007118347A (ja) 開閉蓋付のノック式筆記具
JP2005067123A (ja) 出没式筆記具
JPH08108127A (ja) 塗布具
JP2005238606A (ja) 塗布具
JP2005059369A (ja) 流動体塗布具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080321

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080408

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080603

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090804

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090817

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4378466

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002

Year of fee payment: 4