JPH028797Y2 - - Google Patents

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JPH028797Y2
JPH028797Y2 JP2852685U JP2852685U JPH028797Y2 JP H028797 Y2 JPH028797 Y2 JP H028797Y2 JP 2852685 U JP2852685 U JP 2852685U JP 2852685 U JP2852685 U JP 2852685U JP H028797 Y2 JPH028797 Y2 JP H028797Y2
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cylinder
gap
ink
circumferential surface
tip
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JP2852685U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、軸筒内外に連通する空気通路が軸筒
後部に開孔されたボールペンやサインペン等の筆
記具に関する。
(従来の技術) これらの筆記具特にいわゆるカートリツジとし
て構成される筆記具は、空気通路を軸筒後部に開
孔して、軸筒内に内蔵されたインキ筒内のインキ
特にペン先部に於るインキの乾燥を抑制しカスレ
の発生を防止することが知られている。
(考案が解決しようとする問題点) これら筆記具の空気通路はペン先よりのインキ
の流出に支障を生じない程度により細くかつより
長く形成することが望しいが、空気路を軸方向の
直線上に形成すると筆記具の全長が長くなる或は
内蔵するインキ筒の長さが制限される問題があ
る。
尚、空気通路を螺旋状に形成すれば短い筆記具
長で長い空気通路とすることが可能であるが、こ
の空気通路は一般に合成樹脂の成型加工により形
成されるので割金型の使用が必要でコストが高く
つくことや金型の接合部に生じるバリで微小な空
気通路が閉塞される恐れがある問題がある。
本考案は、この問題点を解消するもので、簡単
な構成で筆記具長をそれ程長くすることなく適切
な空気通路を容易に形成できる筆記具を得ること
を目的とする。
(問題点を解決する為の手段) 本考案は、第1図に示す様に軸筒1の後部に、
鍔部4を有する内筒5の筒部3が有底の外筒7に
圧入された尾栓2が密嵌され、軸筒1内より内筒
5の中心孔5′を介して内筒5、外筒7および軸
筒1の後部間に形成された間隙16,17、通路
18,19および開孔20に連通する蛇行状の空
気通路が構成されるものである。
(実施例) 1は軸筒であり、2は軸筒1後部に密嵌された
尾栓である。尾栓2は筒部3の先端部に鍔部4が
設けられた内筒5とその筒部3が圧入された後端
部に鍔部6を有する有底の外筒7よりなる。
内筒5の筒部3は外筒7の筒部8より僅かに短
く、その外周面軸方向には0.6mm程度の微小な溝
9が、後端部には該溝9に連通する切欠10と共
に切欠10とは連通しない外環状段部11が形成
されている。一方、外筒7の外周面軸方向には前
記溝9と同様の微小な溝12が、鍔部6には溝1
2と連通する切欠13が、また先端部には溝12
と連通する切欠14および切欠14と連通する内
環状段部15が、形成されている。従つて、切欠
10により内筒5の後端部と外筒7の底部7′間
に第1の間隙16が形成され、切欠14により鍔
部4と外筒7先端部間に第2の間隙17が形成さ
れている。また溝9により第1の間隙16と第2
の間隙17を連通する第1の通路18が、溝12
により外筒7の外周面と軸筒1の内周面間に第2
の通路19が形成され、切欠13により軸筒1後
部と外筒7間に形成される開孔20に連通されて
いる。
4′は鍔部4の外周に設けられた環状突条であ
り、軸筒1内に密嵌するとき摩擦抵抗が小となつ
て容易に嵌入できまた、確実に軸筒内を密閉でき
るので望ましい。また21は鍔部4の先端側に複
数個放射状に突設した繊維の集束体等よりなるイ
ンキ筒22の支持部であり、支持部21の間隙を
介して軸筒1内と内筒5の中心孔5′が連通して
いる。
支持部21は鍔部4に軸筒1内と中心孔5′に
連通する放射状の溝を刻設して形成してもよく、
インキ筒22が軸筒1内で支持されるとき或は別
部材を介して支持されるときは省略することがで
きる。
尚、本実施例に於ては、中心孔5′の先端部が
先端に向つて縮経するテーパー状とされ、筒部3
の切欠部10を除く後端面と底部間には第1の間
隙16より小さく、毛細管作用によりインキが保
持される程度の僅かな間隙が設けられると共に環
状段部11により筒部3の後端部外周面と外筒7
内周面間に前記僅かな間隙に連通するインキ保持
間隙23が形成されている。
(作用および効果) 従つて、軸筒1内の空気は、内筒5の中心孔
5′を介して開孔20に連通する第1の間隙16、
第1の通路18、第2の間隙17、第2の通路1
9よりなる蛇行状の空気通路により外気と連通す
るものであるが、本考案は該空気通路を内筒5、
外筒7および軸筒1後部の相互嵌合により夫々の
間に形成するものである為、従来の直線状に形成
するものと比較して約1/3の軸筒長で同一長さの 空気通路を得ることができ、筆記具長をそれ程長
くすることなく、インキ筒の長さも制限されるこ
とがない。また従来の螺旋状のものと比較して、
コストが安く、バリにより空気通路が閉塞される
恐れもなく適切な空気通路を容易に形成すること
ができる。特に本実施例においては外筒7の先端
部に環状段部15が形成されることにより、筒部
3の先端外周面間に第2の間隙17に連通する環
状の間隙が形成されているので方向性を考慮する
ことなく内筒5の筒部3を外筒7に圧入すること
ができ能率よく組立てができる。
また、一般に空気通路を後部に設けた筆記具は
空気通路の上部近傍にインキ筒の後部が位置する
為、特にインキ筒が繊維の集束体等にインキが吸
蔵されたものの場合に、筆記具が落下したとき等
衝撃が付加されると慣性によつて一部インキが洩
れることがあるが、この様な場合にも中心孔5′
に進入したインキは毛細管作用により内筒3先端
部と底部7′間の僅かな間隙を経てインキ保持間
隙23に誘導保持されるので第1の間隙16がイ
ンキで閉塞されることが防止される。
尚、本考案は第6図に示す様に軸筒1後部に形
成された内環状段部1′に内筒5の鍔部4が密嵌
当接して位置決めされ、かつ内筒5の後端部が外
筒7の底部7′に当接されると共に鍔部4に外筒
7の先端部が当接された構成とすることもでき
る。
作用効果は第1の実施例と同様であるが、イン
キが洩れた場合のインキは内筒5の後端部と底部
7′の当接境界部に形成される環状角部に保持さ
れ、間隙16が閉塞されることが防止される。
その他本考案に於ては例えば第1の通路を外筒
7の筒部8の内周面に軸方向の溝を設けることに
より、或は第7図に示す様に、断面円形の筒部8
内に断面円形の外周面軸方向に平坦部24を設け
た筒部3を圧入し形成する。また筒部3内周面軸
方向に毛細管作用によりインキが保持される複数
の溝を刻設して洩れインキの保持能力を大とする
等の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図本考案実施例の要部断面図第2図乃至第
4図は夫々第1図のa−a部、b−b部、c−c
部に相当する断面図である。第5図は第1図のd
−d部に相当する断面図、第6図はその他の実施
例の要部半截断面図である。第7図はその他の実
施例の尾栓の筒部断面図である。 1……軸筒、2……尾栓、3……筒部、4……
鍔部、5……内筒、7……外筒、8……筒部、1
6……第1の間隙、17……第2の間隙、18…
…第1の通路、19……第2の通路、20……開
口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸筒1後部に、筒部3の先端部に鍔部4を有す
    る内筒5と、該内筒5の筒部3が圧入された有底
    の外筒7よりなる尾栓2が密嵌されており、内筒
    5の後端部と外筒7の底部7′間には第1の間隙
    16が、内筒5の鍔部4と外筒7先端部間には第
    2の間隙17が夫々形成されていると共に、筒部
    3の外周面と筒部8の内周面間には第1の間隙1
    6と第2の間隙17を連通する第1の通路18
    が、外筒7の外周面と軸筒1の内周面間には、第
    2の間隙17と軸筒1の後部と外筒7間に形成さ
    れた開孔20に連通する第2の通路19が形成さ
    れ、内筒5の中心孔5′を介して軸筒1内と開孔
    20に連通する蛇行状の空気流通路が形成されて
    いることを特徴とする筆記具。
JP2852685U 1985-02-27 1985-02-27 Expired JPH028797Y2 (ja)

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JP2852685U JPH028797Y2 (ja) 1985-02-27 1985-02-27

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JP2852685U JPH028797Y2 (ja) 1985-02-27 1985-02-27

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JPS61143875U JPS61143875U (ja) 1986-09-05
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2508033Y2 (ja) * 1990-09-27 1996-08-21 株式会社サクラクレパス 筆記具の尾栓

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JPS61143875U (ja) 1986-09-05

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