JPH0357513Y2 - - Google Patents

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JPH0357513Y2
JPH0357513Y2 JP2436486U JP2436486U JPH0357513Y2 JP H0357513 Y2 JPH0357513 Y2 JP H0357513Y2 JP 2436486 U JP2436486 U JP 2436486U JP 2436486 U JP2436486 U JP 2436486U JP H0357513 Y2 JPH0357513 Y2 JP H0357513Y2
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JP
Japan
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cylinder
tail plug
small
cylindrical body
partition
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JP2436486U
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JPS62136372U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は筆記具カートリツジに関し、詳細には
改良された、通気路付の尾栓を備えた筆記具カー
トリツジに関するものである。
従来の技術 通気路付尾栓を備えた筆記具カートリツジにつ
いては実開昭59−153179号及び153181号公報など
に提案されているが、これらはペン先からのイン
キ流出と通気路からのインキ蒸発とのバランスを
考慮して小径で長い通気路を確保するために尾栓
自体非常に全長の長いものとなつている。このた
めカートリツジを組み込む筆記具本体の軸筒を非
常に長いものにするか、またはカートリツジのイ
ンキタンクを短くして、その筆記能力を犠牲にす
る等の不利な手段をとらざるを得なかつた。
考案が解決しようとする問題点 本考案は尾栓の全長を著しく長くすることな
く、前記したバランス効果を維持する通気路付の
尾栓を備えた筆記具カートリツジを提供しようと
するものである。
問題点を解決するための手段 本考案の筆記具カートリツジは以下の構成の尾
栓を備えている。
尾栓は内筒体が外筒体内に嵌着されてなり、前
記二部材の間に通気路が形成されている。
前記内筒体は内部中央に仕切りを有し、外周に
長手方向の短い縦溝と前記溝に連通する周溝の繰
り返しにより一端から他端に達する一連の段階状
の溝が設けられている円筒体である。
前記外筒体は一端に端面切欠きを設けた鍔部が
形成されており、他端には底部が形成されている
円筒体であり、前記底部の内底面中央には内部長
手方向に突出する、前記内筒体の端面から仕切り
までの長さより短い小円筒が設けられていて、底
部中央の小孔と外筒体内部を連通している。前記
小円筒の周囲の内底面には該面より僅かに突出
し、前記小円筒外周から放射状の数個のリブが設
けられている。また底部外面には中央に設けられ
ている前記小孔に連通する切欠きが設けられてい
る。
前記内筒体が外筒体内に嵌着されて尾栓に組み
立てられた場合、内筒体の一端と外筒体内底面の
リブに当接し、前記内筒体の一端と外筒体の内底
面との間及び内筒体の仕切りと前記外筒体内の小
円筒の端面との間にそれぞれ間〓が生じ、内筒体
の他端は外筒体の鍔部とほぼ面一となる。従つて
この尾栓では外筒体底部の小孔と、内筒体の外周
の溝が連通していて一連の通気路となつている。
これら尾栓を構成する部材は合成樹脂から成形
される。
前記構成の尾栓は先端にペン先、内部にインキ
タンクを備えた筆記具カートリツジの軸筒の後端
に、前記底部から軸筒内に鍔部が軸筒の端面に係
合するまで圧入して固着される。
作 用 前記構成の筆記具カートリツジは例えば温度変
化などにより、内部が外気より高圧になると内部
気体は前記尾栓の底部の小孔から小円筒内を通つ
て内筒体の仕切りに向かつて排出されて内筒体の
内壁と小円筒外周で囲まれる空間に拡散され、更
に内筒体の一端面と外筒体内底面との間〓を経て
内筒体外周の溝を通つて、内筒体の他端に開口し
ている前記溝から外部に排出されて内圧と大気圧
との平衡が保たれる。また筆記によりインキが流
出して内部が負圧となつた場合、前記と逆の経路
で内外の気圧の平衡が保たれる。
また尾栓の前記鍔部の切欠きはカートリツジが
筆記具本体に組み込まれて、本体の部材がカート
リツジの尾端全面に当接しても前記通気が塞がれ
ない役割を果たす。
実施例 以下、添付図面により本考案の筆記具カートリ
ツジについて説明する。
第1図は本考案の筆記具カートリツジの要部縦
断面図であり、カートリツジ1の軸筒3の先端に
ペン先(図示せず)が装着されており、内部には
インキタンク4が収納されており、後端に尾栓2
が嵌着されている。
尾栓2は第2図に図示のように外周に縦溝62
と周溝63が連絡して形成された、一端から他端
まで連通した段階状の溝が設けられており、内部
中央には仕切り61を有する内筒体6が内部に嵌
着された外筒体7からなつている。
外筒体7は一端に端面切欠き72を設けた鍔部
71を有し、他端は底部75を有する円筒体であ
り、底部中央には小孔74が設けられていて、底
部内面中央から内部長手方向に突出している短い
小円筒73を介して内部と連通している。更に底
部内面には前記小円筒の外周対称位置に2個のリ
ブ76が設けられている。
前記内筒体6の一端は前記リブ76に当接して
いて、外筒体の底部内面との間には空〓があり、
内筒体の仕切り61と外筒体の小円筒73の先端
面との間にも空〓が形成されている。また外筒体
の底部75の外面には尾栓の底面がインキタンク
に当接しても前記小孔74が塞がれないよう、小
孔と連通する切欠き77が設けられている。
第3図は第1図のA−A線に沿つた尾栓の横断
面図である。
図示の筆記具カートリツジでは、温度変化など
に起因して大気圧より高圧となつた内部の気体は
尾栓底部の小孔74から小円筒73を通つて内筒
体の仕切り61に向かつて排出され、内筒体内壁
と小円筒の外周とで囲まれる空間に拡散され、更
に外筒体底部内面と内筒体端面との間の間〓を経
て内筒体外周の段階状の溝62,63を通り、内
筒体の他端に開口する前記溝から外に排出されて
内外の気圧の平衡が保たれる。
またカートリツジが筆記に供されて、内部が負
圧となつた場合、前記と逆の経路で外気が流入し
て内外の気圧の平衡が保たれる。
考案の効果 本考案の筆記具カートリツジは前記構成の尾栓
を備えているので、著しく長い全長の尾栓を用い
ることなく、長い通気路を形成することができ、
またカートリツジ内部からの気体が尾栓底部の小
孔から小円筒を通つて内筒体の仕切りに向かつて
排出されて、内筒体内壁と小円筒外周とで囲まれ
る空間内に拡散されると言う緩衝作用と相まてつ
てインキの蒸発を最少限に抑えつつ、カートリツ
ジ内外の圧力平衡を保つ作用を果たす。また前記
空間は例えばカートリツジに衝撃が加わる等の原
因によりインキタンクから尾栓方向に飛び出した
インキの一時的インキ溜となり、外部へのインキ
漏れ出しを防止する作用も果たす。
従つて、本考案はインキタンクの長さを減少さ
せることなく、通常の長さの筆記具本体に組込め
るカートリツジの提供を可能にするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の筆記具カートリツジの要部縦
断面図であり、第3図は第1図のA−A線に沿つ
た尾栓の横断面図であり、第2図は内筒体の側面
図である。 1……カートリツジ、2……尾栓、4……イン
キタンク、5……通気路、6……内筒体、7……
外筒体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部材が外筒体に嵌着されて、前記二者の間に
    通気路が形成された尾栓を備えた筆記具カートリ
    ツジにおいて、前記尾栓は内部材が内部中央に仕
    切り61を有し、外周に長手方向の短い縦溝62
    と周溝63が連絡して形成された、一端から他端
    まで連通した段階状溝が設けられている内筒体6
    であり、外筒体7は一端に端面切欠き72を設け
    た鍔部71を有し、他端には底部75を有する円
    筒体であり、前記底部外面には底部中央に設けら
    れている小孔74と連通する切欠き77が設けら
    れており、底部内面には中央に前記小孔と連通す
    る中空の、前記内筒体の端面から仕切りまでの長
    さより短い小円筒73が内部長手方向に突設され
    ており、前記小円筒の周囲の底部内面には小円筒
    の外周から放射状に数個のリブ76が設けられて
    おり、前記内筒体6が一端を外筒体7の底部内面
    のリブ76に当接し、他端は外筒体の鍔部71と
    ほぼ面一の状態で外筒体7内に嵌着されてなる尾
    栓であることを特徴とする筆記具カートリツジ。
JP2436486U 1986-02-20 1986-02-20 Expired JPH0357513Y2 (ja)

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JP2436486U JPH0357513Y2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20

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JP2436486U JPH0357513Y2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20

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Publication Number Publication Date
JPS62136372U JPS62136372U (ja) 1987-08-27
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ID=30823527

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JP2436486U Expired JPH0357513Y2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20

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