JPH0423672Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0423672Y2 JPH0423672Y2 JP3684885U JP3684885U JPH0423672Y2 JP H0423672 Y2 JPH0423672 Y2 JP H0423672Y2 JP 3684885 U JP3684885 U JP 3684885U JP 3684885 U JP3684885 U JP 3684885U JP H0423672 Y2 JPH0423672 Y2 JP H0423672Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- air hole
- ink
- writing instrument
- inner cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 3
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Pens And Brushes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案はインク吸蔵体と軸筒に空気孔を有する
筆記具に関する。
筆記具に関する。
（従来の技術）
従来の水性ボールペン、フエルトペン等のイン
ク吸蔵体を有する筆記具では、第５図に示す如く
空気孔１′はインク吸蔵体２′の前方、・例えばイ
ンク吸蔵体２′の前端に接続する中継芯３′の位置
する当たりの軸筒４′の段部等に設けられるのが
一般的であつた。従つてキヤツプの不嵌時には空
気孔１′を通じて中継芯３′よりインクの揮発成分
が蒸発し、インクの不揮発成分が中継芯３′内に
残溜する事態が生じやすく、インク吸蔵体２′に
十分なインクを残存させながら筆記不能に陥る欠
点があつた。又、落下等の衝撃によりインク吸蔵
体２′から飛散したインクが空気孔１′を閉塞して
筆記不良をまねきやすい欠点もあつた。
ク吸蔵体を有する筆記具では、第５図に示す如く
空気孔１′はインク吸蔵体２′の前方、・例えばイ
ンク吸蔵体２′の前端に接続する中継芯３′の位置
する当たりの軸筒４′の段部等に設けられるのが
一般的であつた。従つてキヤツプの不嵌時には空
気孔１′を通じて中継芯３′よりインクの揮発成分
が蒸発し、インクの不揮発成分が中継芯３′内に
残溜する事態が生じやすく、インク吸蔵体２′に
十分なインクを残存させながら筆記不能に陥る欠
点があつた。又、落下等の衝撃によりインク吸蔵
体２′から飛散したインクが空気孔１′を閉塞して
筆記不良をまねきやすい欠点もあつた。
（考案が解決しようとする問題点）
本考案はインクの揮発成分の蒸発を抑制すると
共に空気孔のインク飛散物による閉塞を防止して
筆記の不能化もしくは不良化を回避し良好な筆記
状態を維持できる筆記具の提供を目的とするもの
である。
共に空気孔のインク飛散物による閉塞を防止して
筆記の不能化もしくは不良化を回避し良好な筆記
状態を維持できる筆記具の提供を目的とするもの
である。
（問題点を解決するための手段）
本考案は上記目的を達成するために、インク吸
蔵体２を収容する軸筒４の略中央に空気孔１が設
けられると共に、外周面の略中央部に周溝を有し
且つ該周溝５の異なる地点より後端及び前端に
夫々連通溝６，６′を開通した内筒７が空気孔１
と周溝５の位置を合わせた状態で軸筒４内面に密
嵌されて成る筆記具を提供するものである。
蔵体２を収容する軸筒４の略中央に空気孔１が設
けられると共に、外周面の略中央部に周溝を有し
且つ該周溝５の異なる地点より後端及び前端に
夫々連通溝６，６′を開通した内筒７が空気孔１
と周溝５の位置を合わせた状態で軸筒４内面に密
嵌されて成る筆記具を提供するものである。
（作用）
本考案ではまず空気孔１を軸筒４の略中央部に
位置せしめてインク吸蔵体２の開口端面や中継芯
３から遠ざけたこと、次に軸筒４の空気孔１の内
部位置に内筒７を密嵌し空気孔１と連通する周溝
５及び連通溝６，６′による空気流通路を形成し
該空気流通路を介して空気孔１とインク吸蔵体２
の開口端面や中継芯３とを連通させ直接空気孔１
と連通することを回避したこと、更に内筒７の後
端及び前端に開通する連通溝６，６′を周溝５の
異なる位置に設けたことにより全体の空気流通路
を長く且つ屈曲させて空気の移動、拡散を困難化
したこと等により、インクの蒸発の抑制及び空気
孔１のインクによる閉塞の防止が成就するもので
ある。
位置せしめてインク吸蔵体２の開口端面や中継芯
３から遠ざけたこと、次に軸筒４の空気孔１の内
部位置に内筒７を密嵌し空気孔１と連通する周溝
５及び連通溝６，６′による空気流通路を形成し
該空気流通路を介して空気孔１とインク吸蔵体２
の開口端面や中継芯３とを連通させ直接空気孔１
と連通することを回避したこと、更に内筒７の後
端及び前端に開通する連通溝６，６′を周溝５の
異なる位置に設けたことにより全体の空気流通路
を長く且つ屈曲させて空気の移動、拡散を困難化
したこと等により、インクの蒸発の抑制及び空気
孔１のインクによる閉塞の防止が成就するもので
ある。
（実施例）
図示した実施例について以下説明する。第１図
は筆記具の縦断面図を示し、本筆記具はインク吸
蔵体２を収容する軸筒４の略中央に空気孔１が設
けられると共に、該空気孔１の内径よりも大なる
幅を有する周溝５を略中央部外面に有し且つ該周
溝５の180°離れた地点より後端及び前端に夫々直
線状の連通溝６，６′を開通した第２図の斜視図
に示す如き内筒７が、空気孔１と周溝５の位置を
合わせた状態で軸筒内面に密嵌されて構成された
ものである。ここで周溝５の幅を空気孔１の内径
よりも大としたのは、軸筒４に内筒７を組み付け
る場合に空気孔１が封孔されないようにするため
である。
は筆記具の縦断面図を示し、本筆記具はインク吸
蔵体２を収容する軸筒４の略中央に空気孔１が設
けられると共に、該空気孔１の内径よりも大なる
幅を有する周溝５を略中央部外面に有し且つ該周
溝５の180°離れた地点より後端及び前端に夫々直
線状の連通溝６，６′を開通した第２図の斜視図
に示す如き内筒７が、空気孔１と周溝５の位置を
合わせた状態で軸筒内面に密嵌されて構成された
ものである。ここで周溝５の幅を空気孔１の内径
よりも大としたのは、軸筒４に内筒７を組み付け
る場合に空気孔１が封孔されないようにするため
である。
第３図及び第４図は内筒８の他の実施例を示
し、第３図の内筒７は連通溝６，６′が屈曲した
ものであり、第４図の内筒７は連通溝６，６′が
螺旋を呈するものである。これらは前述した直線
状の連通溝に比べより長くなり、且つ形状が曲線
状であるため空気の移動、拡散がより困難化する
ものである。
し、第３図の内筒７は連通溝６，６′が屈曲した
ものであり、第４図の内筒７は連通溝６，６′が
螺旋を呈するものである。これらは前述した直線
状の連通溝に比べより長くなり、且つ形状が曲線
状であるため空気の移動、拡散がより困難化する
ものである。
（考案の効果）
本考案は上述した構成及び作用を有するもので
あつて、全体的にインク蒸発量を抑制することが
でき、特に中継芯からインクの揮発成分が蒸発し
て不揮発成分が残溜することによる筆記の不能化
を防止するに有効であり、又空気孔がインクの飛
散物により閉塞されることも回避できて、キヤツ
プの不嵌状態でも良好な筆記性能を維持できる効
果がある。
あつて、全体的にインク蒸発量を抑制することが
でき、特に中継芯からインクの揮発成分が蒸発し
て不揮発成分が残溜することによる筆記の不能化
を防止するに有効であり、又空気孔がインクの飛
散物により閉塞されることも回避できて、キヤツ
プの不嵌状態でも良好な筆記性能を維持できる効
果がある。
第１図乃至第４図は本考案の実施例を示すもの
で、第１図は筆記具の縦断面図、第２図は連通溝
が直線状の内筒の斜視図、第３図は連通溝が屈曲
状の内筒の斜視図、第４図は連通溝が螺旋状の内
筒の斜視図である。又第５図は従来例を示す筆記
具の縦断面図である。 １，１′……空気孔、２，２′……インク吸蔵
体、３，３′……中継芯、４，４′……軸筒、５…
…周溝、６，６′……連通孔、７……内筒。
で、第１図は筆記具の縦断面図、第２図は連通溝
が直線状の内筒の斜視図、第３図は連通溝が屈曲
状の内筒の斜視図、第４図は連通溝が螺旋状の内
筒の斜視図である。又第５図は従来例を示す筆記
具の縦断面図である。 １，１′……空気孔、２，２′……インク吸蔵
体、３，３′……中継芯、４，４′……軸筒、５…
…周溝、６，６′……連通孔、７……内筒。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 １ インク吸蔵体を収容する軸筒の略中央部に空
気孔が設けられると共に、外周面の略中央部に
周溝を有し且つ該周溝の異なる地点より後端及
び前端に夫々連通溝を開通した内筒が空気孔と
周溝の位置を合わせた状態で軸筒内面に密嵌さ
れて成る筆記具。 ２ 連通溝を直線溝として成る実用新案登録請求
の範囲第１項記載の筆記具。 ３ 連通溝を屈曲溝又は螺旋溝等の曲線溝として
成る実用新案登録請求の範囲第１項記載の筆記
具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3684885U JPH0423672Y2 (ja) | 1985-03-14 | 1985-03-14 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3684885U JPH0423672Y2 (ja) | 1985-03-14 | 1985-03-14 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61152485U JPS61152485U (ja) | 1986-09-20 |
| JPH0423672Y2 true JPH0423672Y2 (ja) | 1992-06-02 |
Family
ID=30542417
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3684885U Expired JPH0423672Y2 (ja) | 1985-03-14 | 1985-03-14 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0423672Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2552303Y2 (ja) * | 1988-07-30 | 1997-10-29 | ぺんてる株式会社 | 一時的インキ溜め部材及びそれを用いた筆記具 |
-
1985
- 1985-03-14 JP JP3684885U patent/JPH0423672Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61152485U (ja) | 1986-09-20 |