JPS635913Y2 - - Google Patents

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JPS635913Y2
JPS635913Y2 JP1783983U JP1783983U JPS635913Y2 JP S635913 Y2 JPS635913 Y2 JP S635913Y2 JP 1783983 U JP1783983 U JP 1783983U JP 1783983 U JP1783983 U JP 1783983U JP S635913 Y2 JPS635913 Y2 JP S635913Y2
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JP
Japan
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valve
pen body
valve seat
ink
pen
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JP1783983U
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JPS59124178U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は顔料系のインキを使用した筆記具の弁
構造に関する。
従来より、この種筆記具の弁構造は、例えば第
1図に示す如く、スプリングなどの弾撥部材19
によつて常に弁座17に圧接せられ、先部にペン
体13を保持した弁杆15の弁体18を、ペン体
13の押圧によつて作動することにより、インキ
収納室12に収納された着色材の粒子径の大き
い、例えば顔料系のインキ(以下、顔料系インキ
という)を前記ペン体13に供給するようなした
ものがあるが、インキ収納室12とペン体13と
を遮断している部分は弁座17のテーパー部と弁
体18のテーパー部の圧接部分のみであるため、
ペン体13を僅かでも後方に押圧してしまうと、
直ちに弁座17と弁体18との間には間隙が生じ
ることになり、それ故、インキ収納室12に収納
されたインキは前記せる間隙を通つてペン体13
に供給されてしまうものである。このことは即
ち、筆記時の筆圧で僅かでもペン体が後退すると
必要以上にインキがペン体に供給され、筆記線が
意図している以上に太くなつたり、にじんだりす
るという問題点を有していることでもあり、また
不用意なペン体押圧によるペン体からのインキの
ボタ落ちを招き易いという問題点を有しているこ
とであつた。その為、弾撥部材19の弾撥力を強
力にすることも考えられるが、この場合には、ペ
ン体13の押圧力が大となり、ペン体13が潰れ
るなどの新たな問題が発生することとなる。本考
案は上述せる問題に鑑みなされたものであり、弁
構造に簡単な工夫を施すことにより、従来の問題
点を解消せんとするものである。
以下、添付図面に基づき本考案を詳細に説明す
る。
第2図、第3A図および第3B図は本考案の一
実施例を示すもので、参照符号21は一方に開口
部を有し、内部に顔料系のインキを収納するイン
キ収納室22を有する後軸である。この後軸21
の開口部内面には繊維集束体などよりなるペン体
23を緩挿保持した前軸24が止着されており、
該前軸24の後方には中央に弁杆25が挿通する
直線部26′とテーパー部26″とからなる透孔2
6を有する弁座27が連接されており、前軸24
および弁座27の外周部は後軸21前方部の環状
凹部21′と先端折り曲げ部21″の間に挟着固定
されている。前記ペン体23の後部には弁体28
を後部に有する弁杆25が接続され、該弁杆25
の先端鍔部25′と弁座27との間には弾撥部材
29が介装され、常にペン体23を前方に位置す
るよう弾撥しており、この弾撥により弁座27の
テーパー部26″と弁体28とが圧接せられてい
る。ここで、前記弁杆25について更に詳述すれ
ば、弁体28の前部には弁座27の直線部26′
の内径と略等しい外径を有する直線状の遊び部3
0が弁体28に連続して長さlにわたり設けられ
ており、弁体28の弾撥部材29によるテーパー
部26″への圧接と共に、直線状の遊び部30は
直線部26′に対して摺動可能に密接状態となつ
ている。(第3A図参照) 次に作用を説明すると、筆記するに際してはペ
ン体23を後方に押圧すれば良いが、この時、弁
体28の前部には長さlにわたり直線状の遊び部
30が設けられているため、ペン体23の押圧距
離がl以内であると、直線状の遊び部30と直線
部26′とは遮蔽状態が継続されることから、ペ
ン体23の押圧距離はlより長くする必要があ
る。そうすることにより、直線状の遊び部30と
直線部26′との間には間隙が形成され、インキ
収納室22のインキをペン体23に供給でき、筆
記が可能となる。(第3B図参照) 尚、本考案においては、少々のペン体の後方移
動があつてもインキ収納室のインキがペン体に全
くもしくはほとんど流出しないようにするため
に、弁体前部に一定距離弁座を遮蔽する直線状遊
び部を形成したことが重要な点であつて、この点
を逸脱しない限り、例えば第4図に示す如く、弁
座47に直線部を形成することなく、弁体48の
直線状遊び部50と弁座47の内孔端部47″と
で遮蔽するようにしたり、第5図に示す如く弁体
の前部に形成する直線状の遊び部60を複数個階
段状に形成するなど、弁座、弁体の形状として
種々の態様が採用できるものである。又、本考案
における遮蔽とは、弁体28が弁座27内を摺動
可能でなければならないので、完全な遮蔽は勿
論、遮蔽に近似した状態をも包含するものであ
る。叙上の如く本考案は、弁体前部に一定距離弁
座を遮蔽する直線状遊び部を設けたので、筆記時
の筆圧でペン体が少々後退しても必要以上にイン
キがペン体に供給されることはなく、その結果、
筆記線が意図している以上に太くなつたり、にじ
んだりすることはないものであり、また不用意な
ペン体押圧によつて引き起こされるペン体からの
インキのボタ落ちも解消できるなど種々の実用的
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の弁構造を組込んだ筆記具の縦断
面図、第2図は本考案の実施例の筆記具の縦断面
図、第3A図および第3B図は第2図における弁
構造の要部拡大縦断面図、第4図および第5図は
本考案の変形例を示す要部拡大縦断面図である。 12,22……インキ収納室、13,23……
ペン体、15,25……弁杆、17,27……弁
座、18,28……弁体、19,29……弾撥部
材、30……直線状の遊び部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弾撥部材によつて常に弁座に圧接せられ、先部
    にペン体を保持した弁杆の弁体を作動することに
    より、インキ収納室のインキを前記ペン体に供給
    するようなした筆記具の弁構造において、弁体前
    部に一定距離前記弁座を遮蔽する直線状遊び部を
    設けたことを特徴とする筆記具の弁構造。
JP1783983U 1983-02-08 1983-02-08 筆記具の弁構造 Granted JPS59124178U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1783983U JPS59124178U (ja) 1983-02-08 1983-02-08 筆記具の弁構造

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JP1783983U JPS59124178U (ja) 1983-02-08 1983-02-08 筆記具の弁構造

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Publication Number Publication Date
JPS59124178U JPS59124178U (ja) 1984-08-21
JPS635913Y2 true JPS635913Y2 (ja) 1988-02-18

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ID=30149065

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JP1783983U Granted JPS59124178U (ja) 1983-02-08 1983-02-08 筆記具の弁構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5410789B2 (ja) * 2009-03-11 2014-02-05 有限会社安久工機 描画ペン

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JPS59124178U (ja) 1984-08-21

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