JP3026462U - ノック式筆記具 - Google Patents

ノック式筆記具

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JP3026462U
JP3026462U JP1995014622U JP1462295U JP3026462U JP 3026462 U JP3026462 U JP 3026462U JP 1995014622 U JP1995014622 U JP 1995014622U JP 1462295 U JP1462295 U JP 1462295U JP 3026462 U JP3026462 U JP 3026462U
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JP
Japan
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knock
shaft cylinder
peripheral surface
writing instrument
writing
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1995014622U
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English (en)
Inventor
福井  久男
高志 山谷
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Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Publication date
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を増加することなく、且つ、簡単な
手段により音鳴き現象(筆記時において、紙面の凹凸に
より筆記部が微妙に振動し、その結果、ノック部材と軸
筒後部とが微妙に触れ合い音を生じる現象)を解消した
ノック式筆記具を提供すること。 【構成】 軸筒後端より突出したノック部材を押圧する
ことにより、筆記部を軸筒先端より突出させるようにし
たノック式筆記具において、軸筒およびノック部材を金
属製となし、軸筒後部内周面及びノック部材外周面の何
れか一方もしくは両方に潤滑性を有する皮膜を形成した
ノック式筆記具。 【作用】 軸筒後部内周面及びノック部材外周面の何れ
か一方もしくは両方に潤滑性を有する皮膜を形成したの
で、軸筒およびノック部材が金属製であっても、筆記時
の振動による両者の触れ合い音の共鳴を吸収することが
でき、その結果、音鳴き現象を極力防止することができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ノック式筆記具、特に、軸筒後端より突出したノック部材を押圧し 筆記部を軸筒先端より突出させた筆記時において、紙面の凹凸により筆記部が微 妙に振動し、その結果、ノック部材と軸筒後部とが微妙に触れ合い音を生じる現 象(以下、音鳴き現象という)を極力防止したノック式筆記具に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
従来、ノック式ボ−ルペンやノック式シャ−プペンシルなどのように軸筒後端 より突出するノック部材を押圧することにより、ボ−ルペン先や鉛筆芯を軸筒先 端より突出させ筆記できるようにしたノック式筆記具は、筆記時において、音鳴 き現象が生じやすいという問題があった。
【0003】 この音鳴きは、軸筒とノック部材とが共に金属製の場合、共鳴が増しより生じ やすい現象であるが、これらの部品を金属製となすことは、高級感を付与すると いう意味において重要なことである。 そこで、従来においては、軸筒とノック部材の一方もしくは両方に樹脂片を嵌 合する等の手段を採用していた。 又、従来においては、その目的は異なるものの金属表面に電着塗装などによっ てクリア−樹脂塗膜を形成していた。即ち、この電着塗装の目的は、金属表面に 処理しためっきの摩耗を防止せんが為のものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
軸筒とノック部材とが触れ合う部分において、軸筒もしくはノック部材の一方 もしくは両方に樹脂片を嵌合した場合には、部品点数の増加に伴うコスト高が新 たな問題として発生することとなった。 又、電着塗装などにおいては、塗膜が比較的硬いものであり、結果として音鳴 き現象を多少軽減することができるものの、十分効果は得られなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は、部品点数を増加することなく、且つ、簡単な手段により音 鳴き現象を極力解消したノック式筆記具を提供することを目的とするもので、軸 筒後端より突出したノック部材を押圧することにより、筆記部を軸筒先端より突 出させるようにしたノック式筆記具において、軸筒およびノック部材を金属製と なし、軸筒後部内周面及びノック部材外周面の何れか一方もしくは両方に潤滑性 を有する皮膜を形成したノック式筆記具をその要旨とするものである。
【0006】
【作用】
本考案は、軸筒後部内周面及びノック部材外周面の何れか一方もしくは両方に 潤滑性を有する皮膜を形成したので、軸筒およびノック部材が金属製であっても 、筆記時の振動による両者の触れ合い音の共鳴が潤滑性を有する皮膜により吸収 され、その結果、音鳴き現象を防止することができる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を添付図面に基づき詳述する。尚、以下の実施例においては、ノ ック式ボ−ルペンの例について説明するが、ノック式シャ−プペンシル等他のノ ック式筆記具においても適用できるものである。
【0008】 参照符号1は、その後端に固着した頭冠2とによって構成された金属製の軸筒 であるが、頭冠2を一体に形成したり、頭冠を取り除いてもよい。 参照符号3は、軸筒1と頭冠2との間に装着されたクリップであるが、取り除 いてもよい。 参照符号4は、軸筒1内に固定された内筒であるが、該内筒4は、その内方に 配置された回転子5と、該回転子5の後方に配置された摺動子6とが配置され、 該摺動子6の後部に接続しバネ7によって後方に付勢され、軸筒1の後端より突 出した金属製のノック部材8とにより周知の前進後退機構(一般にロ−タリ−前 進後退機構と呼ばれている)を構成している。 この前進後退機構としては、ロ−タリ−前進後退機構以外に公知の他の機構を 使用しても勿論差し支えない。要は、前進後退機構の後部を構成する金属製のノ ック部材8が軸筒1の後端より突出するような前進後退機構であればよい。 参照符号9は、先端にボ−ルペン先部(図示せず)を有するカ−トリッジであ る。
【0009】 よって、ノック部材8を軸の長手方向(図中左方向)に押圧すると、摺動子6 、回転子5、内筒4が共働しカ−トリッジ9先端のボ−ルペン先部が突出し筆記 状態となる。この状態で筆記すると、筆記部が紙面の凹凸により微妙に振動し、 ノック部材と軸筒後部とが微妙に触れ合い音鳴き現象を生じることとなるが、本 考案においては、以下の構成により音鳴き現象を極力防止している。
【0010】 即ち、本考案においては、軸筒1後部内周面及びノック部材8外周面の何れか 一方もしくは両方に潤滑性を有する皮膜10を形成している。 潤滑性を有する皮膜10を形成するための材質としては、シリコ−ン(ケイ素 樹脂)、フッ素樹脂、二硫化モリブデン等が挙げられ、これらは、適宜溶剤に希 釈しスプレ−で塗布したり、刷毛や綿棒で塗り、適宜乾燥すればよい。
【0011】 以上は、ノック式ボ−ルペンの例について説明したが、他のノック式筆記具の 場合であっても特に異なるところはない。例えば、ノック式シャ−プペンシルの 場合には、筆記部として芯体を使用し、ノック部材としてノックキャップを使用 すればよい。
【0012】
【考案の効果】
本考案は、軸筒後端より突出したノック部材を押圧することにより、筆記部を 軸筒先端より突出させるようにしたノック式筆記具において、軸筒およびノック 部材を金属製となし、軸筒後部内周面及びノック部材外周面の何れか一方もしく は両方に潤滑性を有する皮膜を形成したノック式筆記具であるので、筆記時にノ ック部材と軸筒後部とが微妙に触れ合ったとしても、潤滑性を有する皮膜によっ て触れ合い音が吸収されるので、音鳴き現象を極力防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す要部縦断面図。
【符号の説明】 1 軸筒 2 頭冠 3 クリップ 4 内筒 5 回転子 6 摺動子 7 バネ 8 ノック部材 9 カ−トリッジ 10 潤滑性を有する皮膜

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸筒後端より突出したノック部材を押圧
    することにより、筆記部を軸筒先端より突出させるよう
    にしたノック式筆記具において、軸筒およびノック部材
    を金属製となし、軸筒後部内周面及びノック部材外周面
    の何れか一方もしくは両方に潤滑性を有する皮膜を形成
    したノック式筆記具。
JP1995014622U 1995-12-28 1995-12-28 ノック式筆記具 Expired - Lifetime JP3026462U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3517843B2 (ja) 2001-11-12 2004-04-12 ミクロ株式会社 筆記具
JP2010105371A (ja) * 2007-10-31 2010-05-13 Pentel Corp 出没式筆記具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3517843B2 (ja) 2001-11-12 2004-04-12 ミクロ株式会社 筆記具
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