JPH089030Y2 - 液体容器 - Google Patents

液体容器

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JPH089030Y2
JPH089030Y2 JP1990057976U JP5797690U JPH089030Y2 JP H089030 Y2 JPH089030 Y2 JP H089030Y2 JP 1990057976 U JP1990057976 U JP 1990057976U JP 5797690 U JP5797690 U JP 5797690U JP H089030 Y2 JPH089030 Y2 JP H089030Y2
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JP
Japan
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liquid
liquid supply
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supply member
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JP1990057976U
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JPH0416190U (ja
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秀平 陰山
良英 光谷
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株式会社寿
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、例えば修正液や化粧用マニュキア等の粘
性液注出用として好適な液体容器に関するものである。
【従来の技術】
従来の修正液やマニュキア等の液体容器にあっては、
揮発性の粘性液を収容したピン等の容器に、刷毛付のキ
ャップを被嵌し、使用に際し、そのキャップを取り外す
ことにより、該キャップと一体の刷毛に付着した粘性液
を塗り付けるという所謂刷毛塗りを行うものである。
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の液体容器では、使用時の都度、刷毛
の粘性液付着量を確認調整しながら刷毛付キャップを取
り外さなければならず、しかも、刷毛の粘性液付着量の
なくなった都度、刷毛付キャップを容器本体にかぶせる
様にして刷毛の毛先を粘性液にひたさなければならず、
また、揮発性の上記粘性液が容器口部の内側およびキャ
ップ螺合部に付着硬化して刷毛の毛先が容器内にスムー
ズに入らないとか、キャップの螺合開閉がむずかしくな
るなど、使い勝手が非常に悪いという問題点があった。 また、最近では、先端をプラスチック製にした棒体を
上下にノックすることによって、棒体の外側と棒体支持
具の内側との間隙を利用して粘性液を注出させる液体容
器が提供されているが、液の強制注出装置がない為に液
の乾燥で間隙が詰まり液の流出が不充分となり、上記刷
毛付キャップの場合と同様に使い勝手が悪いという課題
があった。 この考案は上記課題を解消するためになされたもの
で、液供給部材の先端ノック操作により定量の粘性液を
液供給部材を介して、ポンプ機能により、外部の塗布面
に円滑に供給でき、液塗り付け操作をスムーズに行うこ
とができる非常に便利な液体容器を提供することを目的
とする。
【課題を解決するための手段】
この考案に係る液体容器は、液供給部材の先端ノック
操作によって、弾性体の付勢力を利用して、液供給部材
がポンプ空間部の液を外部の塗布面等へ供給すると共
に、不使用時には液流出防止キャップ機能を果たすもの
である。
【作用】
この考案は、液供給部材の先端ノック操作および弾性
体の弾発力を利用して、液供給部材がポンプ空間部内の
液を液供給部材のポンプ機能により外部へ供給すると共
に、不使用時には、液流出防止機能を果たすものであ
る。
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図について説明する。こ
の考案に係る液体容器は、第1図,第2図示のように、
例えば、修正液、マニュキア等の粘性液(以下,液とい
う)が収納されているタンク部1と、このタンク部1の
先端に装着され、液供給口2aを有する先具2と、この先
具2内に軸方向に摺動可能に配置され、液供給口2aから
一部が突出した液供給部材3とを有する。 上記タンク部1は、上記液によって化学変化を起こさ
ない材質で、かつ、好ましくは変形可能な材質、例え
ば、ナイロン66、LLDPE(線状低密度ポリエチレン)等
が揚げられる。また、その先端側外周には、先具2の嵌
合部2bと嵌合する螺着部1a(先具2を着脱自在に嵌合で
きれば、凹凸形状,圧入等如何なる手段であってもよ
い。以下、嵌合部という。)が形成されている。 尚、先具2の嵌合部2b,タンク部1の嵌合部1aが螺着
嵌合である場合には、逆ネジに形成されていることが望
ましい。これによって、後述するキャップ4をタンク部
1から取り外す場合、使用者がキャップ4を回して取り
外しても、先具2とタンク部1との嵌合が外れる虞れが
ないばかりでなく、むしろ両者の嵌合により強固に行わ
れる力が作用するので、より安全な設計と言える。 さらに、このタンク部1の先端には、スペーサ5が一
体成形されている。勿論、タンク部1とスペーサ5とを
別体としても差し支えないことは言うまでもない。 このスペーサ5は、嵌合部1a,2bからの液の外部へ
の流出を防止するパッキンとしての機能を、弾性体6
の後端を係止する機能、液を先具2方向へ流通させる
機能とを有し、この実施例では、第1図〜第4図示のよ
うに、パッキンとしての機能を果たす角部5aと、弾性体
6の後端を係止する係止部5bと、液を流通させる流通孔
5cと、中心部の摺動孔5dとを有する。尚、このパッキン
機能をより確実にする為に、この角部5aと先具2との間
にパッキン部材を介装してもよい。また、タンク部1内
には液攪拌用の球7(攪拌部材)が収納されている。こ
の攪拌部材7は球に限らず、丸棒状のもの,角状のもの
等であってもよい。 そして、先具2内に摺動可能に装着された液供給部材
3は、中間位置の環状の係止片3aと、先端側の環状のポ
ンプ段部3bと、後端側のガイド軸部3cとを有し、このガ
イド軸部3cは上記摺動孔5dに軸方向移動自在に挿入支持
されている。 この液供給部材3は、係止片3aとスペーサ5の係止部
5bとの間に弾性体6が弾着され、常時、前方へ付勢され
ている。 ここで、上記ポンプ段部3bの外径は、第1図および
第2図示のように、先具2の先端部傾斜内壁2cと同径に
形成され、液がこの部分で密封され、キャップ機能を果
たす。 従って、この部分でタンク部1および先具2内の液は
密封され、外部へ流出しないように形成されている。 さらに、この液供給部材3のポンプ段部3bの外径は先
具2のポンプ内壁2dの内径と略同径に形成され、先具2
の先端側内壁と液供給部材3との間でポンプ機能を果た
すポンプ空間部8を形成している。 すなわち、液供給部材3のポンプ段部3bの外径と先具
2のポンプ内壁2dの内径とは、略同径に形成されている
ので、ポンプ段部3bはポンプ内壁2dを軸方向に摺動可
能となり、この前進方向の移動によって、ポンプ空間部
8内の液をポンプ機能によって強制的に前方へ押圧移動
させる。 また、第1図示のように、係止片3aの外径と先具内壁
2eとの間に隙間9が生ずるので、不使用時に、その隙間
9を介して、タンク部1内の液がポンプ空間部8方向へ
流入し、先具2内は常時液が充満状態になるように形成
されている。 また、不使用時には第1図示のように、先具2に密閉
状態で着脱自在に嵌合するキャップ10が設けられてい
る。このキャップ10は2重キャップ10aを有する為に、
液の流出や蒸発を防止すると共に、先具2の先端汚れ
は、2重キャップ10aの内面に付着するが、キャップ10
の先具2の嵌合部内面に液が付着することがないので、
先具2の嵌合部外面を汚すことがない。 次に動作について説明する。 不使用時には、第1図示のように、液供給部材3のポ
ンプ段部3bが先具2の先端部傾斜内壁2cに密封当接し、
液が外部へ流出することはない。 次に使用に際しては、液体容器全体を下向きにして振
り、タンク部1内の液を球7によって攪拌した後、先具
2の先端から突出した液供給部材3の先端を塗布面に当
接ノック(先端ノック)する。 これによって、液供給部材3は、第2図示のように弾
性体6の付勢力に抗して後退する。この後退によって、
先具2とポンプ段部3bとの間にポンプ空間8が生じ、
液が液供給口2aから流出可能となる。これと同時に、
先具2と係止片3aとの間に隙間9が生じているので、タ
ンク部1内の液がよりスムーズにポンプ空間部8へ流出
する。 その後、液供給部材3先端のノックを解除すると、圧
縮されていた弾性体6の付勢力で液供給部材3が前方移
動され、第2図→第3図→第1図示の順序で元の状態に
復帰しようとする。 この際、上述のようにポンプ段部3bの外径は、ポンプ
内壁2dの内壁と略同径なので、ポンプ段部3bがポンプ内
壁2d上を前方移動する過程で、ポンプ空間部8内の液の
内、微量の液は隙間12から逃げる(液の粘性濃度によっ
て異なる。)が、ほとんどの液はポンプ機能によって強
制的に液供給口2aから外部へ供給されると共に、液供給
口2aは常に前進してくる液供給部材3によって掃除され
目詰まり等は生じない。 そして、必要に応じて、上述の先端ノック操作するこ
とによって、同様の動作が行われ、液を外部の塗布面等
に供給できる。 ここで、例えば、上述の液供給部材3によっては効果
的に目詰まり等が解消できないばかりか、タンク部1内
の液が少量となった等の理由で、液供給口2aから十分な
液が供給できない場合には、上述の先端ノックを行った
状態で、変形可能なタンク部1を押圧するタンク部1全
体がポンプ機能を果たし、液をスムーズに供給できる。 第5図および第6図は、この考案の他の実施例を示
す。上述の実施例と異なる所は、スペーサ55をタンク部
1とは別体に形成した点である。 このスペーサ55は、この実施例では、パッキンとして
の機能を果たす鍔部55aと、弾性体6の後端を係止する
係止部55bと、液を流通させる流通孔55cと、中心部の摺
動孔5dとを有し、その機能は、上述の実施例と全く同様
である。
【考案の効果】
以上のように、請求項1の考案によれば、タンク部を
塗布姿勢の把持状態のまま、先具から突出している液供
給部材を被塗布面に押圧等して先端ノックすると、上記
液供給部材が弾性体に抗して後退移動し、該液供給部材
のポンプ段部が先具内のポンプ空間部から後退移動して
該ポンプ空間部を上記タンク部の内部と連通状態に開口
することにより、該タンク部内の液が上記ポンプ空間部
内に流入充満するので、上記液供給部材の先端ノックを
解除すると、該液供給部材が弾性体の弾発力で前進し、
該前進時には液供給部材のポンプ段部がポンプ空間部内
に進入して該ポンプ空間部内の液を押圧することによる
ポンプ作用が得られ、このポンプ作用によって、上記液
供給部材を介して先具の液供給口から粘性液等の液を強
制的に定量値注出できるという効果がある。 従って、上述のようなポンプ段部のポンプ作用による
液の強制注出機能によって、液供給系統が粘性液等の乾
燥等で詰まって液の流出が不充分となるようなことがな
く、粘性液等の塗り付け操作をスムーズに行うことがで
きて使い勝手がよく、しかも、コンパクト化が図れて体
裁がよく、且つ、携帯に便利な液体容器を提供できると
いう効果がある。 また、不使用時には、液供給部材が弾性体の弾発力を
受けて前進位置で停止し、該停止状態では上記ポンプ段
部が先具の液供給口およびポンプ空間部を閉塞するの
で、液の外部流出を防止するキャップ機能が得られると
いう効果がある。 請求項2の考案によれば、タンク部先端側のスペーサ
に上記タンク部と先具の相互内部を連通する液流通孔を
設けたので、液供給部材の先端ノックによるポンプ段部
の後退時に、上記タンク部の内部液を先具内部のポンプ
空間部にスムーズに流入させることができ、その流入液
を上述の如きポンプ段部のポンプ作用によって先具先端
から常時スムーズに強制注出できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の不使用時の液体容器の縦断面図、第
2図および第3図は同使用過程の液体容器の縦断面図、
第4図はタンク部の先端正面図、第5図はこの考案の他
の実施例の不使用時の縦断面図、第6図は同使用過程の
液体容器の縦断面図を示す。 1はタンク部、2は先具、2aは液供給口、2dはポンプ内
壁、3は液供給部材、3bはポンプ段部、5,55はスペー
サ、5c,55cは液流通孔、6は弾性体、8はポンプ空間
部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に液を収納するタンク部(1)と、先
    端に液供給口(2a)を有して上記タンク部(1)に装着
    された先具(2)と、この先具(2)内に形成され上記
    タンク部(1)内部と上記液供給口(2a)とを連通する
    ポンプ空間部(8)、上記先具(2)内に軸方向に摺動
    可能に収納され、先端部を上記液供給口(2a)から突出
    させる先端ノック可能な液供給部材(3)と、この液供
    給部材(3)を上記突出方向に付勢する弾性体(6)と
    を備え、上記液供給部材(3)は上記先具(2)のポン
    プ内壁(2d)の内径と略同径の外径に形成されたポンプ
    段部(3b)を有し、このポンプ段部(3b)は上記弾性体
    (6)に抗した後退位置で上記ポンプ空間部(8)を開
    口してタンク部(1)内に連通させ、且つ、上記弾性体
    (6)の弾発力による前進移動時に上記ポンプ空間部
    (8)内の上記液をポンプ作用によって上記液供給口
    (2a)から強制的に送り出すと共に、上記液供給部材
    (3)の前進停止位置では上記ポンプ段部が上記液供給
    口(2a)およびポンプ空間部(8)を閉塞するように構
    成したことを特徴とする液体容器。
  2. 【請求項2】上記タンク部(1)は先端側にスペーサ
    (5)または(55)を備え、このスペーサ(5)または
    (55)には、上記タンク部(1)と上記先具(2)の相
    互内部を連通する液流通孔(5c)または(55c)が設け
    られていることを特徴とする請求項1に記載の液体容
    器。
JP1990057976U 1990-05-31 1990-05-31 液体容器 Expired - Lifetime JPH089030Y2 (ja)

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