JP2006525051A - ピストン栓ディスペンサー - Google Patents
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Abstract
本発明は、液体化粧品のためのディスペンサーに関し、このディスペンサーは、特に、リザーバー(10)、内部ピストン(3)、および端部弁(2)を備えるアプリケータ端部ピース(1)を備える。このディスペンサーは、リザーバー(10)が、端部ピースの内部に、第一の端部においては弁(2)によって、そして他端においてはピストン(3)によって、規定されることによって特徴付けられ、このピストンは、基部(4)に固定された、ねじ切りされた軸方向棒(41)上に螺合される栓を形成し、この基部は、端部ピース(1)に回転可能に接続される。
Description
本発明は、液体化粧品のためのディスペンサー、およびこれらの製品を包装するための方法に関する。
より具体的には、本発明は、特に、クリーム、ゲルおよび半液体の粘性製品のような製品に、適用可能であり、これらの製品は、現在、固体のスティックまたはペーストの形態の、伝統的な製品に次第に取って代わっている。
リザーバー、内部ピストン、および端部弁を備えるアプリケータノズルを特に備える型の、公知のディスペンサーが存在する。
より具体的には、半液体に関して、それらの密度および高い粘度は、これらのディスペンサーを役に立たなくし、そして製品の投与、防水性および保護の、より厳しい条件に合う目的で、これらのディスペンサーの構造を改変することを必要とする。
市販する目的で、使用者の化粧の習慣の突然の中断を回避するために、伝統的な包装の全体的な外観の少なくとも一部分を保存することが、等しく重要である。
具体的には、製品を送達および投与するための回転運動の使用を存続させることが、必須であるようである。
そしてなお、特定の製品の流動性に起因して、このような移動に頼ることにより、防水性および投与の問題が生じる。
製品の残りの体積が残り、そして乾燥して、弁のブロックを生じる危険のある、いかなる種類の保持領域も有さない端部弁を使用する、ディスペンサーの密封したブロックを保証することが、特に必要である。
さらに、液体化粧品の包装は、リザーバー内に収容される空気に特に関連する、特定の問題を有し、この空気は、ディスペンサーの充填段階の間に、当然排気されなければならない。
この密封した閉じ込めは、一般に、製品の製造業者のプラントにおいて、複雑な手段を実行することを意味し、これによって、無駄な技術的困難性および無意味な追加費用が生じる。
本発明の目的は、ピストン栓の概念を使用するもとの構造を備えるディスペンサーを提供することによって、これらの問題を満足な様式で解決することである。
上記目的は、本発明に従って、リザーバーが、ノズルの内側で、第一の端部において弁によって、そして他端において栓を形成するピストンによって、規定され、この栓は、基部と一体的に形成された、ねじ切りされた軸方向棒に螺合され、この基部は、上記ノズルに回転により接続されていることを特徴とする、ディスペンサーによって達成される。
有利な特徴によれば、上記ピストンは、一方で、円筒形圧縮要素を備え、この円筒形圧縮要素は、上記ねじ切りされた棒を覆い、そして上記リザーバーの内壁と防水接触する周囲リップ有し、そして他方で、このリザーバーの外側に、接続カラーを備え、この接続カラーは、上記棒に取り付けられており、そして上記基部に回転によりブロックされる。
本発明の代替の実施形態によれば、上記リザーバーは、上記ノズル内に固定されたジャケットを備え、このノズルは、所望であれば、上記基部に収容されるスリーブによって延長される。
好ましくは、上記スリーブは、上記ピストンの回転をブロックするための手段、およびこのピストンを上記基部内にロックするための手段を備える。
本発明の別の目的は、液体化粧品を、ディスペンサーに包装するための方法であり、このディスペンサーは、内部ピストンおよび弁によって第一の端部がブロックされたリザーバーを収容するアプリケータノズルを特に備える型のものであり、この方法は、このディスペンサーの反転位置において、このリザーバーが、その他端によって充填されること、次いで、このピストンが、栓として挿入されること、このリザーバー内の空気を排気して、この他端を防水様式で閉鎖すること、およびこのピストンが、この閉位置にロックされることを特徴とする。
この方法の有利な特徴によれば、基部と一体的に形成された、ねじ切りされた軸方向棒が、上記リザーバーを閉じる前に、上記ピストンに挿入され、そしてこのピストンに固定される工程が提供される。
さらに、上記ピストンにおける上記棒の固定および移動の伝達は、このピストンが作製される材料の弾性ひずみによって、提供される。
さらに、上記ピストンは、上記基部を上記ノズルに軸方向に、回転により接続することによって、上記リザーバーの閉位置にロックされる。
平行して、上記ピストンの回転は、上記ノズルと一体的に形成された制限止めとの協働によって、ブロックされる。
好ましくは、上記リザーバーの防水性は、上記ピストンをロックする場合にのみ、保証される。
最後に、上記リザーバーは、緩衝部を形成する少量の空気を残して充填され、これによって、上記ピストンの挿入の場合に、製品が上記弁を通って漏出することを防止する。
従って、上記基部の回転運動は、上記リザーバー内の上記ピストンの軸方向並進に変換され、これによって、製品が圧力下に置かれ、そしてこの製品が送達されることが可能になる。
本発明のディスペンサーは、伝統的なスティックの外観および人間工学と非常に類似の一般的な外観および人間工学を有し、一方で、新たな半液体製品の性質、これらの製品の物理的特性、および分配されることが必要とされる小さい用量に適合する、非常に異なる機能的要素を有する。
従って、このディスペンサーは、販売のために包装されたかまたはサンプルとしての、液体化粧品の分野において、用途を有する。
さらに、このディスペンサーの防水性、および上記製品が分配される様式は、液体化粧品に関連する閉じ込めに完全に適合する。
本発明のディスペンサーはまた、非常に単純な構造を有し、従って、特に安価な費用価格を有する。
さらに、本発明の包装方法は、実施が特に簡単であり、そしてそのピストン栓の原理は、このディスペンサーの防水の信頼性高い密封を提供し、これは、含まれる空気の問題を克服する。
実際に、この空気は、このピストンがこのリザーバーに入る際のブロッキング段階の間に、次第に放出される。
さらに、上記ピストン栓が、頂部において、その内部に防水性をすでに提供する限り、このディスペンサーの底部に防水手段を提供する必要がない。
本発明は、添付の図面を参照してなされる以下の説明を読むことによって、よりよく理解される。
図1に示されるディスペンサーは、液体化粧品を送達および塗布するために設計される。
この目的で、このディスペンサーは、アプリケータノズル1を備え、このアプリケータノズルは、端部弁2、製品リザーバー10、および内部ピストン3を備える。
弁2は、例えば、ノズル1の壁の弾性ひずみ可能な部分に配置された排気オリフィス20から作製され、このオリフィスの縁部は、スペーサー55を介して、ノズルに固定されたジャケット5によって支持された、ピン弁または針弁50に載っている。
これらの図に示されない代替によれば、ノズル1を覆うための蓋を追加することが可能であり、この蓋は、所望であれば、ジャケットの代わりに上記ピンを支え得る。
リザーバー10は、ノズル1の内側に、第一の端部(この場合には、頂部)において弁2によって、そして他端(この場合には、底部)において栓を形成するピストン3によって、範囲を定められ、この栓は、基部4と一体的に形成された、ねじ切りされた軸方向棒41に螺合され、この基部は、ノズル1に回転により接続される。
ピストン3は、円筒形圧縮要素31を備え、この円筒形圧縮要素は、ねじ切りされた棒41を覆い、そして周囲リップ35を有し、この周囲リップは、リザーバー10(この場合、ジャケット5によって覆われている)の内壁と防水接触してスライドし得る。
この圧縮要素31は、このリザーバーの外側で、ソケット33を介して、接続カラー32に接続され、この接続カラーは、棒41に取り付けられており、そしてノズル1と一体的に形成された制限止め(例えば、一連の軸方向リブ42)によって、基部4に回転によりブロックされる。
好ましくは、図に示されるように、ジャケット5は、例えば、基部の相対的回転を可能にするロッキング手段44を使用して、基部4に収容され、そして軸方向にロックされたスリーブ54によって、延長される。
ジャケット5は、ノズル1の内部プロフィールに一致し、そしてスリーブ54との接続のための、広くなったセクション53を有する。
ノズル1に対して基部4を回転させることによって、ねじ切りされた制限止め42を介する移動の伝達により、リザーバー10内でのピストン3の軸方向並進、および製品の必要な圧縮を高め、弁2を強制的に開き、そして製品を送達する。
このディスペンサーの種々の部品の組み立て、および製品の包装は、以下のように、図2A〜2Cに示されるように、ノズルを反転位置に配置して実施される。
まず第一に、図2Aに示されるように、リザーバー10は、スリーブ54の開口端部によって、弁2が閉じたままで、底部の防水性を提供しながら充填される。
このリザーバーの充填は、製品Pのレベルが、最大で、スリーブ5の広がったセクション53に達すると、停止する。
しかし、充填および/またはピストン3の位置決めの起こり得る失敗を補償し、そしてピストンの挿入の場合の、弁2からの製品の漏出の危険性を回避する目的で、少量の空気を、製品のレベルの上方に残すことが好ましい。この配置は、圧縮可能な領域を作製することを可能にし、この領域は、ピストンの押す効果を吸収し、そしてピストンの、圧縮不可能な液体製品に対する影響を最小にすることが可能な、緩衝部を形成する。
基部4は、図2Bに示されるように、棒41をカラー32に強制的に挿入することによって、ピストン3の上に予めか、または包装部位の上に、組み立てられる。
このカラーがねじ山を備え無い場合、このカラーは、このカラーが棒41のねじ山上に固定され、そして留められる目的で変形することを可能にする、可撓性の弾性材料から作製されなければならない。この棒は、今度は、剛性のプラスチック材料から作製される。
次いで、ピストン3が、栓であるかのように、ジャケット5に挿入され、基部4によって押され、そしてリップ35を介してソケット33の周りで、リザーバーに収容された空気を排気する。
組み立て操作の最終段階において、リザーバーの内部に残った空気の部分が、このピストンによって生じる高い圧力下で、外側に排気され、カラー32の壁に作製された谷部34を通過し、スリーブ54の縁部の周りに達し、次いで、基部4の壁に作製された排気チャネル40を通過するか、または代替によれば、スリーブ54の外壁もしくは基部の内壁に作製された溝(図示せず)を通過する。
従って、リップ35のみが端部に達し、セクション53の高さにおいて、スリーブ5の壁と防水接触する。
従って、リザーバー10は、最終工程の間に、基部4をノズルのソケット54に軸方向に接続することによって、ピストン栓3がそのブロック位置にロックされる場合にのみ、防水様式で密封される。
ピストン3の回転もまた、この時点で、カラー32と制限止め42との協働によって、ブロックされる。この制限止めは、ソケット54、および従って、ノズル1と一体的に形成される。
この位置において、圧縮要素31は、液体製品Pの自由表面とほとんど接触しており、そして一旦、図1に示される位置に戻されると、このディスペンサーは、使用の準備ができている。
リザーバー内での、弁の方向でのピストン3の軸方向移動は、リザーバー10の内側の圧縮、および基部4と、スリーブ54と、ソケット33と、カラー32との間に規定される区画の低下を引き起こす。この低下は、チャネル40および谷部34を通して取り込まれる空気によって、補償される。
従って、このディスペンサーの防水性は、ピストン栓のレベルにおいてのみ必要とされ、従って、作動の間、このピストン栓は、リザーバー10の低部を形成する。
ノズルと基部との間に配置される、混入防止ストリップが、有利に、この組み立てを完成させ得、一方で、蓋(図示せず)は、必要であれば、ディスペンサー全体の包装および美的外観を仕上げ得る。
Claims (11)
- 液体化粧品のためのディスペンサーであって、該ディスペンサーは、特に、リザーバー(10)、内部ピストン(3)およびアプリケータノズル(1)を備え、該アプリケータノズル(1)は、端部弁(2)を備え、該ディスペンサーは、該リザーバー(10)が、該ノズルの内側で、第一の端部においては該弁(2)によって、そして他端においては栓を形成する該ピストン(3)によって規定されることを特徴とし、該栓は、基部(4)と一体的に形成された、ねじ切りされた軸方向棒(41)に螺合され、該基部は、該ノズル(1)に回転により接続されている、ディスペンサー。
- 前記ピストン(3)が、一方で、円筒形圧縮要素(31)を備え、該円筒形圧縮要素は、前記ねじ切りされた棒(41)を覆い、そして前記リザーバー(10)の内壁と防水接触する周囲リップ(35)を有し、そして該ピストンは、他方で、該リザーバーの外側に、接続カラー(32)を備え、該接続カラーは、該棒(41)に取り付けられており、そして該基部(4)内に回転によりブロックされていることを特徴とする、請求項1に記載のディスペンサー。
- 前記リザーバー(10)が、前記ノズル(1)に固定されたジャケット(5)を備え、該ノズルは、必要に応じて、前記基部に収容されるスリーブ(54)によって延長されることを特徴とする、請求項1または2のいずれかに記載のディスペンサー。
- 前記スリーブ(54)が、前記ピストン(3)の回転をブロックするための手段(42)、および前記基部(4)の軸方向ロックのための手段(44)を備えることを特徴とする、請求項3に記載のディスペンサー。
- 液体化粧品をディスペンサーに包装するための方法であって、該ディスペンサーは、特に、内部ピストン(3)およびリザーバー(10)を収容するアプリケータノズル(1)を備える型のものであり、該リザーバーは、第一の端部において、弁(2)によってブロックされており、該方法は、反転位置において、該リザーバーがその他端によって、該ディスペンサーで満たされること、次いで、該ピストンが、栓の形態で挿入されて、該他端を防水の様式で遮断する目的で、該リザーバー内に収容される空気を押し出すこと、および該ピストンが、その閉位置においてロックされることを特徴とする、方法。
- 前記リザーバー(10)を閉じる前に、基部(4)と一体的に形成された軸方向棒(41)が、前記ピストン(3)に挿入され、そして該ピストンに固定されることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
- 前記棒(41)を前記ピストン(3)に固定すること、および移動の伝達が、該ピストンが作製される材料の弾性ひずみによって提供されることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
- 前記基部(4)を前記ノズル(1)に軸方向に回転により接続することによって、前記ピストン(3)が、前記リザーバー(10)の閉位置にロックされることを特徴とする、請求項5〜7のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ピストン(3)が、前記ノズル(4)と一体的に形成された制限止め(42)との協働によって、回転によりブロックされることを特徴とする、請求項5〜8のいずれか1項に記載の方法。
- 前記リザーバーの防水性が、前記ピストンがロックされる工程の間にのみ確実にされることを特徴とする、請求項5〜9のいずれか1項に記載の方法。
- 前記リザーバー(10)が、内部に少量の空気を残して充填され、該空気が、前記ピストン(3)を挿入する場合の前記弁(2)からのあらゆる漏出を回避する目的で、緩衝部を形成することを特徴とする、請求項5〜10のいずれか1項に記載の方法。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070412 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091028 |
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A02 | Decision of refusal |
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