JP2006255922A - インナーキャップ付きキャップ - Google Patents

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JP2006255922A JP2005072701A JP2005072701A JP2006255922A JP 2006255922 A JP2006255922 A JP 2006255922A JP 2005072701 A JP2005072701 A JP 2005072701A JP 2005072701 A JP2005072701 A JP 2005072701A JP 2006255922 A JP2006255922 A JP 2006255922A
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Shigeki Oba
茂樹 大場
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Abstract

【課題】 コイルスプリングを傾き難くして動作時の不快音を解消し、インナーキャップの塗布部への確実な嵌め込みを可能にし、またコイルスプリングとキャップとの間のこ擦れによる不快音も極力抑えることができるインナーキャップ付きキャップを提供すること。
【解決課題】 キャップ本体と、該キャップ本体内に装着されるインナーキャップとを備え、前記キャップ本体とインナーキャップ間にコイルスプリングを介在させて、キャップ本体内の所定区間軸方向に移動自在となる該インナーキャップを、コイルスプリングによってキャップ本体開口部側に向けて付勢しうるインナーキャップ付きキャップにおいて、前記コイルスプリングはその中央部分の径が両端部の径より大きいことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、筆記具、化粧具等のキャップに関するものであり、特に、キャップと、そのキャップ内に装着されるインナーキャップとの二重構造からなり、キャップとインナーキャップ間にコイルスプリングを介在させて、キャップ内の所定区間軸方向に移動自在なインナーキャップをコイルスプリングの弾性によりキャップ開口部側に向けて付勢しうるインナーキャップ付きキャップに関するものである。
従来、インナーキャップ付きキャップの構造として種々提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2を参照)。
例えば、図3に示す如く、キャップ本体71の内部にインナーキャップ72を具えた二重キャップ構造のものが提案されている。コイルスプリング73は、その一端がキャップ本体71の天面74に当接し、その他端がインナーキャップ72に設けられた段差部75に当接している。コイルスプリング73はその圧縮時にインナーキャップ72をキャップ本体の開口端76側に向けて付勢する。
しかしながら、従来のこのような構成のインナーキャップ付きキャップにあっては、その使用に際して、コイルスプリングが圧縮されたときに不具合がみられた。特に、キャップ本体の内径とコイルスプリングの外径との隙間(クリアランス)が大きい場合やそのクリアランスが極めて小さい場合に不具合が見られる。クリアランスが大きい場合には、動作時にコイルスプリングがキャップの内壁の一方に傾き座屈が生じ易くなり、キャップ内壁に座屈部分が摺擦して不快音を起こし、場合によってはコイル同士が絡まり動作不能に至る。また過大なクリアランス構造は、同時にインナーキャップも傾いて、ペン塗布部の先軸とのシール性に不具合を起こす。また、一方、キャップ本体の内径とコイルスプリングの外径のクリアランスが小さい場合には、動作時にコイルスプリングとキャップがこ擦れてこれもまた不快音を生じることがある。
実開昭62−131884号公報 特開2000−25385号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、コイルスプリングを傾き難くして動作時の不快音を解消し、インナーキャップの塗布部への確実な嵌め込みを可能にし、またコイルスプリングとキャップとの間のこ擦れによる不快音も極力抑えることができるインナーキャップ付きキャップを提供することにある。
本発明者は、従来のコイルスプリングがストレートの形状を有しているために、キャップ本体内壁とコイルスプリングとのクリアランスが大きいと、動作時にコイルスプリングが傾き、また逆にこのようなクリアランスを小さくすると、不快な摺擦音がでることを突き止め、このような課題を解決するためには、コイルスプリングを太鼓状或いはビア樽状に中央を膨らますような形状にすると、キャップ本体内壁とコイルスプリングとの間にクリアランスの十分な許容性を生むことを見出し、本発明に至ったものである。
即ち、本発明に係るインナーキャップ付きキャップは、以下の構成或いは手段からなることを特徴とし、上記課題を解決するものである。
(1)キャップ本体と、該キャップ本体内に装着されるインナーキャップとを備え、前記キャップ本体とインナーキャップ間にコイルスプリングを介在させて、キャップ本体内の所定区間軸方向に移動自在となる該インナーキャップを、コイルスプリングによってキャップ本体開口部側に向けて付勢しうるインナーキャップ付きキャップにおいて、前記コイルスプリングはその中央部分の径が両端部の径より大きいことを特徴とするインナーキャップ付きキャップ。
(2)前記コイルスプリングの最大外径(B)と、コイルスプリングの端部の少なくとも一方の最小外径(S)とは、0.6≦(S)/(B)≦0.9の関係を満たすことを特徴とする請求項1記載のインナーキャップ付きキャップ。
(3)前記コイルスプリングの最大外径(B)とキャップ本体内の内径(C)との間の隙間は、0.3mm以下にあることを特徴とする請求項1又は2記載のインナーキャップ付きキャップ。
(4)前記インナーキャップはその外径が開口部から先端部に向けて小径な先細りに形成され、該開口部と先端部の間の外壁に前記コイルスプリングの端部受けが鍔状に形成され、且つその顎部の外径が前記キャップ本体の内径とほぼ同じ形成され、前記キャップ本体の内壁に、該顎部を係止する突起部が形成されている請求項1〜3の何れかに記載のインナーキャップ付きキャップ。
本発明に係るインナーキャップ付きキャップは、コイルスプリングの中央部分の径が両端部の径より大きい、即ち、コイルスプリングを太鼓状或いはビア樽状に形成することにより、動作時にコイルスプリングはキャップ本体の一方に傾いて座屈などが生じ難くなり、キャップ本体の内壁とコイルスプリングとの間のクリアランスを十分に取ることができる。またクリアランスを小さくしたとしても、コイルスプリングは最大外径部分の所のみがクリアランスの内壁に摺接して不快音も極力抑えることができる。
以下、本発明に係るインナーキャップ付きキャップの好ましい実施の形態を、添付図面に従って詳説する。尚、本発明に係るインナーキャップ付きキャップは以下の実施の形態に限られるものではない。
図1は、本発明に係るインナーキャップ付きキャップが使用された筆記具の側断面図である。図2は、図1のインナーキャップ付きキャップの断面図である。
本発明に係るインナーキャップ付きキャップを説明する前に、キャップが使用される筆記具について簡単に説明する。
筆記具1は、軸筒11の本体、及び軸筒11に着脱可能に設けられるカートリッジタンク12を有する。カートリッジタンク12内には塗布液が貯留され、タンク12の後端の開口には摺動可能な密封プラグ13が取り付けられる。密封プラグ13にはネジ式ロッド14の先端がプラグ13と回転自由に取り付けられ、ネジ式ロッド13は支持部材15と螺合部14aで螺合している。支持部材15はカートリッジタンク12の内壁に回転不能に固定され、従って、ネジ式ロッド14は回動又は回転することにより、支持部材15に対して軸方向に移動させられる。
ネジ式ロッド14と支持部材15との間隙には、回転伝達部材16の前端部分が挿通され、回転伝達部材16に形成されたラチェット部16aは支持部材15とラチェット接続している。このため、回転伝達部材16はラチェット部16aにより、操作時に一方向に所定量毎に回動し、反対方向に回動しないようになっている。また、回転伝達部材16とネジ式ロッド14との係合部16bは、回転伝達部材16の回転をロッド14に伝達するが、軸方向は互いに摺接可能となっている。回転伝達部材16の後端は尾栓17で覆われ、尾栓17は、回転伝達部材16と互いに回転不能になっている一方、軸筒11には回転可能に取り付けられる。
軸筒11の先端には一体成形されてなる取付部11aが形成され、取付部11aの後端側にはカートリッジタンク12の先端部が装着され、また先端側には塗布部2が装着される。塗布部2は塗布体21、塗布体21を保持する先軸22、及び塗布体21の基端支持部材23、24からなる。カートリッジタンク12の塗布液は通路25を介して塗布体21に供給される。また先軸22の外壁面は後述するインナーキャップ付きキャップ3のインナーキャップ32と気密に覆われる。
本実施形態のインナーキャップ付きキャップ3は、図2に示す如く、キャップ本体31と、キャップ本体31内に装着されるインナーキャップ32とを備えている。またキャップ本体31とインナーキャップ32間にコイルスプリング33を介在させている。インナーキャップ付きキャップ1は、キャップ本体31内の一定内径を有する所定区間軸方向に移動自在となるインナーキャップ32をコイルスプリング33によりキャップ本体31開口部34側に向けて付勢しうるものである。
そして、コイルスプリング33はその中央部分の径が両端部の径より大きくなっている。以下に、インナーキャップ付きキャップ3を更に詳しく説明する。
前記コイルスプリング33において、コイルスプリングの最大外径(B)と、コイルスプリングの端部の最小外径(S)とは、0.6≦(S)/(B)≦0.9の関係を満たすものであることが好ましい。
上記関係を有するコイルスプリング33であれば、キャップ本体内径とコイルスプリングの外径との間のクリアランスが多少あっても内壁の一方にコイルが傾くことがなく、インナーキャップ32が傾くこともない。コイルスプリングの(S)/(B)が0.6未満であると、上述のクリアランスは十分に取れず、またコイルが傾く不具合が生じやすくなる。一方、コイルスプリングの(S)/(B)が0.9を超えると、インナーキャップ32の外径の小さい先端近くに、所謂コイルスプリングの端部受けを配置しなければならず、コイルスプリングの長さを十分に確保することができなくなる。
尚、コイルスプリング33の端部の最小外径(S)は、本実施態様ではともに最小外径としたが、どちらか一方が最小外径で良く、例えば、キャップ本体31の天面に当接するコイルスプリング33の端部の径は最小である必要はないが最大外径以下である。
従来、キャップ本体31の内壁とコイルスプリング33との作動時の摺接による不快音は、上述のようにコイルスプリングの座屈による摺接と、キャップ本体31の内径とコイルスプリングの外径とのクリアランスが極めて少ない場合に生じる。本実施態様の前記コイルスプリング33では、クリアランスを0mmとした場合、作動時、その最大外径(B)の一部との摺接であるため不快音の不具合が少ない。従って、コイルスプリング33の最大外径(B)とキャップ本体内の内径(C)との間の隙間は、0.3mm以下にあることが好ましく、より好ましくは、0.2mm〜0.25mmの範囲である。上記範囲を超える隙間では、インナーキャップ32が傾いて先軸22に嵌装するので気密性を損なう。
前記インナーキャップ32はその外径が開口部34から先端部に向けて小径な先細りに形成される。開口部34と先端部の間の外壁にはコイルスプリング33の端部受けが鍔状に形成され、その顎部36の外径はキャップ本体31の一定内径とほぼ同じ形成される。
また、インナーキャップ32がキャップ本体31から脱抜しないように、キャップ本体31の内壁には顎部36を係止する突起部37が形成されている。顎部36の外径とキャップ本体31の内径をほぼ同じ大きさに設けることは、インナーキャップ32が動作中に傾くことを防止する。従って、このような顎部36の形成と共に、コイルスプリング33の太鼓形状或いはビア樽形状は、動作時のインナーキャップ32の動きを不具合なく、スムースにする。
尚、本実施態様では、筆記具等に用いたが、化粧料、その他の塗布具のキャップとして同様に使用することができる。
本発明に係るインナーキャップ付きキャップは、動作時のキャップ操作が良好で、不快音なども全く生じない筆記具又は化粧品容器のキャップとなるものであり、産業上の利用可能性の高いものである。
図1は、本発明に係るインナーキャップ付きキャップが使用された筆記具の側断面図である。 図2は、図1のインナーキャップ付きキャップの断面図である。 図3は、従来のインナーキャップ付きキャップの断面図である。
符号の説明
1 筆記具
2 塗布部
3 キャップ
31 キャップ本体
32 インナーキャップ
33 コイルスプリング

Claims (4)

  1. キャップ本体と、該キャップ本体内に装着されるインナーキャップとを備え、前記キャップ本体とインナーキャップ間にコイルスプリングを介在させて、キャップ本体内の所定区間軸方向に移動自在となる該インナーキャップを、コイルスプリングによってキャップ本体開口部側に向けて付勢しうるインナーキャップ付きキャップにおいて、
    前記コイルスプリングはその中央部分の径が両端部の径より大きいことを特徴とするインナーキャップ付きキャップ。
  2. 前記コイルスプリングの最大外径(B)と、コイルスプリングの端部の少なくとも一方の最小外径(S)とは、0.6≦(S)/(B)≦0.9の関係を満たすことを特徴とする請求項1記載のインナーキャップ付きキャップ。
  3. 前記コイルスプリングの最大外径(B)とキャップ本体内の内径(C)との間の隙間は、0.3mm以下にあることを特徴とする請求項1又は2記載のインナーキャップ付きキャップ。
  4. 前記インナーキャップはその外径が開口部から先端部に向けて小径な先細りに形成され、該開口部と先端部の間の外壁に前記コイルスプリングの端部受けが鍔状に形成され、且つその顎部の外径が前記キャップ本体の内径とほぼ同じ形成され、また前記キャップ本体の内壁に、該顎部を係止する突起部が形成されている請求項1〜3の何れかに記載のインナーキャップ付きキャップ。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0666514U (ja) * 1993-03-01 1994-09-20 三菱鉛筆株式会社 インナーキャップ付きキャップ
JP3416677B2 (ja) * 1994-06-29 2003-06-16 ぺんてる株式会社 塗布具

Patent Citations (2)

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